<木曜劇場>レンアイ漫画家 #05【最強の姉登場で絶体絶命!二人は恋人に】[字][多][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>レンアイ漫画家 #05【最強の姉登場で絶体絶命!二人は恋人に】[字][多][デ]

三人暮らしの刈部家にあいこの姉・るりこがやってくる。同居=結婚前提と思い込むるりこ。向後は清一郎を呼び出し、あいこと恋人のふりをすることを提案するが…

番組内容
刈部清一郎(鈴木亮平)の家に居候する久遠あいこ(吉岡里帆)が朝食の準備をしていると、インターフォンが鳴る。あいこがモニターをのぞくと、そこには向後達也(片岡愛之助)が立っている。あいこがいつものように玄関を開けると、そこには向後と共に威圧感のある女性がいた…。それはあいこの姉、緒方るりこ(観月ありさ)だった。るりこは、あいこに会うためにアパートに行ったら取り壊されていたため、
番組内容2
そこで出くわした男から情報を聞き出し、ここまで連れてきてもらったという。
リビングに通されたるりこは、いきなりあいこに清一郎と結婚する意思があるのか確認し始めた。「同じ屋根の下で同棲、イコール結婚」という厳格な考えを持つるりこ。幼いころから母親代わりとなって面倒を見てきてくれたるりこに心配をかけまいと、あいこが返答に窮していると、向後が清一郎ともども廊下から呼び出した。
番組内容3
清一郎のことをあいこの恋人だと思い込んでいるるりこに対し、向後が2人に提案したのは、清一郎とあいこの疑似恋愛。それも、すべては『銀河天使』のネタのため、だという。まさかの提案に呆れる清一郎だったが…。
出演者
鈴木亮平 
吉岡里帆 
眞栄田郷敦 
岩田琉聖 
小西桜子 
白石隼也 
松大航也 
奥平大兼
 ・ 
竜星涼 
木南晴夏
 ・ 
片岡愛之助 

【ゲスト】
観月ありさ 


ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/renaimangaka/
スタッフ
【原作】
山崎紗也夏『レンアイ漫画家』(講談社モーニングKC刊) 
【脚本】
松田裕子 
【主題歌】
佐藤千亜妃『カタワレ』(EMI Records) 
【オープニング曲】
BiSH『ZENSHiN ZENREi』(avex trax) 
【音楽】
末廣健一郎 
【演出】
石川淳一 
【編成企画】
佐藤未郷 江花松樹 
【プロデュース】
小林宙 
【制作】
フジテレビ 
【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 向後
  2. 刈部
  3. ハァ
  4. 早瀬
  5. お姉
  6. 銀天
  7. 仕事
  8. 清一郎
  9. 可憐
  10. お姉さん
  11. チャイム
  12. 結婚
  13. 今日
  14. 大丈夫
  15. お願い
  16. サカイ
  17. ストーカー
  18. フッ
  19. レン
  20. 刈部君

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

♬~

♬~

(あいこ)うん。
≪(チャイム)

(あいこ)
こんな朝っぱらから 誰だろ?

(レン)おはようございます。
あっ おはよう。

あっ レン君の友達かな?

≪(チャイム)
一緒に 学校 行こう的な。

(レン)心当たりはありませんが。

≪(チャイム)

≪(チャイム)
狂気を感じる。

≪(チャイム)

僕が出ます。
待って。

ストーカーかもしれない。
えっ?

≪(チャイム)
大丈夫。 レン君は 私が守る。

な~んだ~。

は~い。

(向後)おはようございま~す。
焼きたてのパン

差し入れに来ました~。

どうぞ~。

(清一郎)
誰がストーカーだって? フッ。

朝から 感じ悪いですね。
俺に 朝なんて概念はない。

(レン)おはようございます。
ああ。

「おはよう」って
言えないんですか?

一日は
朝の挨拶から始まるんですよ。

君は
風紀委員にでもなったつもりか?

く~。

あっ そっか。
私たち もう 対等なんですよね。

もう 文句も 口で言っていいんだ。

幼稚園児でも分かるように
言っただけで~す。

はっ?

は~い。

(早瀬)あいこちゃん 久しぶり。

早瀬さん? えっ 何で?

(るりこ)あいこ。

おっ お姉… お姉!

後ろから乱入されちゃいました。

どういうこと?
あいこのアパートに行ったの。

そしたら 取り壊されてて
途方に暮れてたら

彼がね 声を掛けてくれて
ここまで案内してくれたのよ。

状況が よく…。

早瀬。 お前 何で

あいこさんが ここにいるって
知ってんだ?

あっ それは…。
(あいこ・向後)それは?

フフ…。 ずっと見てたから。

えっ?
はっ?

あっ いや
あんなふうに 突然 振られて…。

《早瀬さんは
私には もったいない人だから》

納得できなかったから。

後をつけたってこと?
(早瀬)つけてたというか…。

あっ。

もしかして
早瀬さんがストーカー?

僕はストーカーなんかじゃ…。

(向後)
でも 後をつけてたんだよな?

それは…

声 掛ける タイミングを
失っちゃったから 黙ってただけで。

早瀬
それをストーカーってんだよ。

えっ?
(るりこ)そうね。

それはストーカーだわ。
(早瀬)いや お姉さん。

ちょっ…。 心配だったんです!

だって
あいこちゃん 僕と別れた後

年下の教師と密会したり…。

男と子供のいる家に
引っ越してきて…。

そうかと思えば
バブルっぽい男の車に乗ったり…。

(早瀬)
《タクシー! 早く 早く!》

《前の リッ リッ リムジン
早く追っ掛けて》

(早瀬)あいこちゃんが そんな

男出入りの激しい
ビッチのはずないから

何か 事情があるはずだって
気になって。

(るりこ)やっぱり。

昨日 お母さんの遺影が
風もないのに 急に倒れたから

良くない予感がしたの。

お姉
これには 色々 事情があって…。

(早瀬)ハッ。 もしかして パパ活?

あいこ。

いつから
そんなに あばずれになったの?

してない! パパ活なんて。

(向後)まあまあ…。
(るりこ)あいこ パパ活してるの?

してないってば!

なっ なっ… ちょっ… なっ…。
(向後)もう いいから。

なっ なっ… 何で?
(向後)はい。 はい。

(早瀬)
お姉さんは入れてもらえたのに

どうして 僕だけ?
(向後)刈部君は気難しいんだ。

簡単に 赤の他人を
家に入れるわけにはいかない。

あいこちゃんは
その 刈部さんって漫画家さんの

何を手伝ってるんですか?

何ってったって…。

もしかして…。
(向後)んっ?

いやらしいこととか?
(向後)バカなこと言うな!

刈部君は 漫画って神聖な仕事を
しているんだ!

すいません。
(向後)今度 ゆっくり話そう。

今日は これまで。
(早瀬)あっ 今日でも大丈夫ですよ。

刈部君は
ネームが 遅れに遅れてて

今日中に
次のミッションを決めなければ

もう まずいんだよ!

よく分からないけど
分かりました。

今度 連絡するから。 ねっ。 また。

ハッ。 チッ。 ハァ。

えっと 何から話せばいいのか…。

刈部さんとは
結婚するつもりは あるのよね?

えっ?

だって 同棲してるんでしょう?

違っ…。
(るりこ)まさか

結婚するつもりもない男の人と
一緒に住んでるなんて

ふしだらなことは
してないわよね?

もっ… もちろん。

あっ 分かった。

悩んでるのね。

えっ?
刈部さんが

あいこの望んでる たった一人の
人生の相方なのかどうか。

いやいや まさか まさか まさか。
ねえ いい? あいこ。

結婚に 100% 満足なんて
ないの。

同棲した勢いで
さっさと してしまいなさい。

そう。 これだ。
でも お姉 あのね…。

結果はね 後から ついてくるから。
ねっ。

(向後)あいこさん ちょっと。

お姉 ちょっと待っててね。
仕事の話が。

(るりこ)仕事ね。

ハァ。

向後さん 何ですか? 話って。
さあさあ… 早く 早く…。 早く。

思い付いたんだよ
次の恋愛ミッション。

(あいこ・清一郎)えっ?
(向後)お姉さんは

刈部君とあいこさんが
恋人同士だと思ってるんですよね?

そうなんです。
はっ?

うちの姉 厳格な人で
男と女が一緒に住む

イコール 結婚的な。
ハァ~。

(向後)お姉さん
か~なり 怖そうな方ですよね。

キレると大変なんです。

もし 恋人でもない
ただの居候だと 知ったら?

「ふしだら」って
烈火のごとくキレて

姉が住んでる山奥に
私 連行されてしまいます。

それで いいんですか?

姉と2人で住むなんて
毎日 怒られて 地獄です。

だから 私 お金がなくっても
こうやって頼らずに…。

お察ししますよ。

で その… その話と
うちのミッションと 何の関係が?

お姉さんの前で
恋人同士のふりをする。

これを
次のミッションにしましょう!

(あいこ・清一郎)はっ?
(向後)リアル疑似恋愛です!

いやいや…。
そんな 低俗な。

いやいや そんなこと言わないで
僕の案も 少しだけ聞いて。

ヒロインの みすずは
好きな男に頼まれて

彼の家族の前で
恋人同士のふりをする。

ありきたり過ぎるでしょ。
いや でも 『銀天』だよ?

みすずは 江戸時代の町娘で

宇宙やエジプトを
タイムスリップしてるから

価値観や言動は まあまあまあ
よく言えば フリーダム

悪く言えば 非常識。
そんな子を 彼女だって言われて

厳格な 彼のお姉さんが

もう そんなの
受け入れられると思う?

いや~ その設定 無理がある…。
どう?

ストーリーの参考になると
思わない?

ですが…。
あの~ もしも~し。

じゃあ
他に いいネタ 思い付いた?

それは…。

刈部君! 僕だって 君に

こんな屈辱的なこと
やらせたくないんだよ!

しかも こんな
あいこさんなんかを 相手に。

「なんか」って?
でも 時間がないんだ。

僕たちの『銀天』を
落とすわけにはいかないじゃない。

勝手に 話 進められてますけど
私だって やりたくは…。

あなたは いいじゃない。

山奥の家に連れていかれなくて
済むんだし

お姉さんも安心させられる。

でも!

今回は お互い 最初っから
疑似恋愛って分かってるから

相手を だますことも
傷つける心配も ない。

それは 確かに。
でしょ?

ウィンウィンでしょ。
お互い ウィンウィン。

あいこさん やってくれますよね?

そういうことなら やぶさかでは。

刈部君は? んっ?

♬~

刈部 清一郎さんです。

こうやって見ると
なかなか お似合いね。

はっ?
(向後の せきばらい)

あっ… ハハ…。

(るりこ)それで あいことは

どうやって
お知り合いになったんですか?

あ~… まあ… その…。

仕事だよ。

(るりこ)お仕事は何を?

漫画家です。

あら! すてき。

で 私が
お仕事を お手伝いしている

アシスタント的な。
あいこ

壊滅的に 絵が下手くそなのに?

あっ。

あいこが犬を描いたっていう絵

どう見ても
たわしにしか見えなかったもの。

それは そうなんだけど…。
あの お姉さん お姉さん…。

漫画家といいますのはですね
映画でいうところの

脚本 出演 監督と これ

全部 全て 一人で
やるようなものなんです。

ですから
手伝っていただくことは

たくさん あるんですよ。
(るりこ)それは

大変な お仕事ですね。
(向後)そうなんです。

あいこは 役に立ってるんですか?

あっ…。

立ててる 立ててる。 ね~!

はっ?
(向後の せきばらい)

はっ… はい。 ですね。

(るりこ)フフフ。 いただきます。

(バイブレーターの音)

えっと…
お姉は 今日 何か 予定あるの?

ないわよ。
あいこに会いに来ただけだもの。

それは もったいないですね
せっかく いらっしゃったのに。

ショッピングなんか
いかがですか?

そうね。
(向後)私 荷物持ちとして

お供いたしますよ。

(るりこ)そう? いいのかしら?
(向後)ええ もちろんです。

じゃあ 行ってくるわね。

いってらっしゃい。
(向後)さっ 参りましょうか。

(るりこ)あっ すみません。
(向後)こちらでございます。

はい。 はい こちらでございます。

お願いしますよ。

(ドアの閉まる音)
ハァ~。

あ~。

始めましょうか。
何をだ?

設定の すり合わせと
疑似恋愛の練習です。

えっ?

呼び方 決めますよ。
呼び方?

どうだっていいだろ そんなの。
どうでもよくないです。

大事なことです。
おい。

仕事で出会ってるんで

私は 付き合ってからも
「刈部さん」で いいですよね?

ああ。
あれ?

刈部さんって
私のこと 何て呼んでましたっけ?

呼ばれた記憶がない。

呼ぶ必要性を感じたこともない。

ですね。 でも
ここでは決めておきましょう。

「久遠」だな。

いやいや。 うちの姉
ものすごい 勘が鋭いんで

「あいこ」で いきましょう。

じゃあ 「あいこちゃん」

「あーちゃん」

「あーたん」
無理です。

「あいこ」で いきましょう。
呼んでみてください。

はっ?
練習ですよ。

フッ…。
は~?

こんな辱めを受けてまで
やるつもりはない!

それでも やる気あるんですか?

やれることと やれないことが
あるんだ。

時間ないんで 次 いきましょう。

次…。
ハァ~。

ハァ~。

ハァ。 あの2人 大丈夫かな。

何か言いました?
(向後)あっ いえいえ。

あっ そういえば
あいこさんと お姉さん

結構 年が離れてますよね?

私たち 父親が違うの。

ああ そうでしたか。

母が 離婚して 再婚した 相手が
あいこの父親。

(向後)ふ~ん。
(るりこ)でもね

その人は あいこが物心つく前に
亡くなってしまってね。

はあ。

母が 仕事で忙しかったから

私と祖母が あいこを
育てたようなものなんですよ。

それで
あいこさんに厳しいんですね。

母も祖母も
亡くなってしまったから

今は 私しかいなくて。

お姉さん 苦労されたんですね。

(るりこ)う~ん…。

苦労だと思った記憶はないわね。

あいこ 昔から
聞き分けのいい子だったから。

そんな感じします。

でしょう?

だから 逆に心配なのよね。

逆に?

じゃあ
初めてのデートは どうします?

そんなことまで決めるのか?

(ため息)

漫画を描くときだって
設定を詰めますよね?

当たり前だ。 登場人物 一人一人の
年表を作って…。

そのノリで考えてください。

デートといえば 映画?

食事ですかね?
嘘ってのはな

少しの真実を入れないと
すぐ ぼろが出るんだ。

確かに。 じゃあ

レン君を捜しに行った神社に
しましょっか。

異議はない。

付き合い始めた きっかけは

刈部さんの ぎっくり腰のときで
どうです?

ああ。
この家に来た きっかけは

私が アパートを追い出されて
行く所がなくなったから。

いいんじゃないか。
ハァ。

じゃあ あとは
お互いの どこが好きかですね。

はっ?

リアルにじゃないですよ。
設定です。 決めとかないと。

私は…。

う~ん…。

「漫画家としての才能」

フッ。
いや~ でも それだと

お姉 絶対に
「えっ それだけ?」って言うな。

「意外と優しい」にでも
しておきますか。

別に そん…。
じゃあ 次は

私のいいところを お願いします。

えっ?
聞かれても とっさに

出てこないですよね?
当たり前だ。

考えてください。

ない!
漫画家さんなのに

発想が貧困なんじゃ?

君は
俺が考えたキャラじゃないだろ。

自己申告しろよ。

くっ…。 分かりました。

明るい。
根に持つタイプだろ。

家庭的。
ケチくさいと家庭的は

同義語じゃないぞ。
気遣いができる。

人を鬼瓦呼ばわりする人間の
どこがだ?

意外とカワイイ。

却下。
ハァ~。

(可憐)辻本さん。
(辻本)はい。

(可憐)
9ページ 夕方のトーン よろしく。

(辻本)はい。 分かりました。

(可憐)やっぱり
これは まりあさまの…。

(可憐)でも あの 目つきの悪い
刈部さんは 誰?

ハッ。 まりあさまのご家族?

(辻本)えっ?
(可憐)そうよ。 絶対に そう!

やっぱり あの家に
まりあさまは いらっしゃる!

やっほ~! いらっしゃるわ~!

そうだよね? 刈部さん。

ああ。

はい カット~。
またか。

駄目じゃないですか。
今のは 会話の途中で

私が
刈部さんに同意を求めるという

シチュエーションでの
やりとりです。

「ね~」って感じで
目を合わせてくれないと。

無理だ。
ハァ。 でも 今のままだと

私が 一方的に
ラブラブ光線 送ってるだけで

カップル感 ゼロです!

はい。

確認なんですけど

『銀天』で みすずさんが
恋人のふりをする 男性は

偏屈で 他人に
心のシャッターを閉じている

そういう設定なんですか?

そんなわけないだろ。
はい?

話し上手で 爽やかで 紳士的で

女性に好かれそうな
キャラクターだ。

そういうイメージで
やりましょう。

はい もう一回。

用意 スタート!

何で よけるんですか?

君は積極的なんだな。

さりげないボディータッチぐらい
普通です。

俺の理想の女性は 奥ゆかしくて
自分から手を出すようなことは…。

『銀天』のみすずは しますよ~。

ほれっぽくて 能動的な
ダメ男ホイホイなんですから。


今日は やけに 生き生きしてるな。

刈部さんが
全然 駄目駄目だから

私が
頑張ってるんじゃないですか!

ハァ…。

あっ。

何かのキャラに なりきってみる
っていうのは どうですか?

はっ?

今まで 『銀天』に出てきた
男の人の誰かに

なりきってみるとか。

そうだな。

「エジプト編」の王子だと
浮世離れし過ぎてるから…。

あっ。 あっ あっ…
「22世紀編」の警察官。

サカイか?
それ。 サカイ!

あの人 いいじゃないですか。

爽やかで 物腰が柔らかくて
女性受けもいいと思います。

フ~。

もう一回 やってみてくれ。

あっ はい。

(心臓の鼓動)

違ったか。
あっ… いえ。

あの
急に 正解を飛び越えてきたんで

びっくりして。
ホントか?

はい。
じゃあ ハグの練習でもしますか。

はっ?
どうぞ。

断固 拒否する。

了解です。

フ~。

♬~(芦田)泡タイプのボディソープって
(中谷)泡の大きさ

いろいろあるのよ
<「hadakara」の泡はLサイズ!>

どれどれ・・・ 量すごっ!

それっ!まさにLサイズ!

<この泡量 驚きの> ♬~「hadakara」
(二人)イチ押し

(相葉)「ソフラン ウルトラゼロ」は

次世代の柔軟剤 嗅覚に着目

<悪臭を感じる前に ニオイをブロック>

嫌なニオイをつけても

(男性)臭くない!
「ソフラン ウルトラゼロ」

(二階堂)あいこさんって 昔っから
ダメ男ホイホイだったんですか?

おいおい。
ずいぶん直球だな 質問が。

ルーツ 知りたいじゃないっすか。

あ~ そうだね。
(るりこ)う~ん…。

あの子が初めて好きになったのは
幼稚園の園長先生。

おじいちゃんだったわ。
(二階堂)マジっすか?

優しくされると
すぐ 好きになっちゃうのよね。

へ~。

俺は 好きになられてないけど。

あっ。 さっき あいこさんのこと
心配って言ってたのは

恋愛のことですか?

恋愛っていうか

あの子
人に甘えることができないから。

忙しい母に
心配かけないようにって

自分のことは 何でも 自分でやる
人に頼らない子になっちゃって。

だから 男の人にも
甘えられてばっかりで

結果 依存されちゃうのよね。

(向後)うん。 それが

ダメ男ホイホイの原因
ってことですか。

(るりこ)うん。
(二階堂)なるほど。

でも 刈部さんは大丈夫よね?

あっ。 ええ もちろんですよ。

彼は 見た目どおり
頼りがいのある男ですからね。

刈部って?
(向後)んっ?

あら ご存じないの?
あいこのダーリンよ。

えっ?
(向後の せきばらい)

後で話すから。

(るりこ)あの子は
誰かを愛したくて仕方ないのよね。

あいこ。

フッ。

大丈夫?
はい。

そこは 「うん」だろう!

あっ。 そうでした。

いや もう 何か さっきから
刈部さんが違い過ぎるから

ちょっと 調子が狂っちゃって。

サカイは
俺が生みだしたキャラクターだ。

彼が どういう行動を取るかなら
だいたい 分かる。

じゃあ いつも
そういう感じにしててくださいよ。

そしたら 刈部さんもモテモテ。

モテなくて結構だ。
発想が貧困だな 君は。

(窓を開ける音)

ずっと サカイだったら いいのに。

何か言ったか?
いえ 別に。

でも やっぱり ホントに
『銀天』を描いてる人なんですね。

んっ?
フッ。

『銀天』に出てくる男性キャラって
みんな セクシーで色男だから

刈部さんとは
全然 違うっていうか。

作者と描くものは
イコールではない。

そうでした。

ただ…。

純が いなくなって
一つ 気付いたことがある。

『銀天』に出てくる男は

みんな どこか 純に似てる。

フフ。 分かる気がします。

あの…。

純先輩のことで 聞きたいなって
思ってたことがあるんですけど。

無駄話は終わりだ。 時間がないぞ。

そうですね。

じゃあ 姉に

「あいこを
よろしくお願いします」と

言われたときの 対応を
練習しましょう。

よし。 分かった。

(可憐)うっ。

ここで 『銀天』が描かれてるのね。

(向後)あっ。 何か ご用ですか?

えっ? 向後さん?

きっ きっ… 金條先生!

どっ どうして ここへ?
(可憐)えっ?

ご覧のとおり 犬の お散歩中よ。

あっ あの
ご近所に お住まいでしたか。

ええ。
(向後)えっ。 あっ…。

♬~

(チャイム)
(るりこ)それじゃ 私は お先に。

もしかして
今の方 刈部まりあ先生?

えっ?

ここが 先生のお宅だという
証拠は 揃っています。

「刈部」という名字
落ちていたGペン

そして 向後さん。

やっ やだな。 違いますよ。

想像していたイメージとは
ちょっと違ったけど

すてきな方じゃない。

いっ いえ。 だから 別人ですって。

それじゃあ 聞きますけど
どうして 向後さんは こちらに?

うっ…。 それは…。

それは?

あっ…。 ここは…

私の親戚の家なんです。

刈部先生を担当してる あなたの
親戚の名字が 「刈部」?

そんな偶然 あるわけないでしょ。

いやいや。 逆ですよ 逆。

「刈部」がペンネームで
私の親戚から取ったんですよ。

あり得ないことではないけど。

そうでしょう? そうですよね?
じゃあ お気を付けて。

じゃあね。 バイバ~イ。

あっぶな。 ライバル作家を
探りに来てるのか?

まりあさま…。

(早瀬)あっ…。

向後さんと
お知り合いなんですか?

(可憐)えっ? ああ はい。

お話ししたいことがあるんですが。

(向後)あ~
いやいやいや… 参っちゃったよ。

今 表で 可憐先生と…。

あっ。 あっ…。

ハハ。 その話は また今度で。

向後さん 今日は
姉に付き合っていただいて

ありがとうございました。
いえいえ とんでもない。

色々 お話できて 楽しかったわ。

(向後)私もです。
(るりこ)あっ ありがとう。

刈部さんも
向後さんに お礼 言って。

ありがとうございました。

ぜっ 全然。
(あいこ・清一郎・向後の笑い声)

今日のお夕飯の材料も
買ってきたのよ。

えっ? お姉 今日 食べてくの?

食べるわよ。

だって 泊めていただくんだもの。

あっ…。 ホテル取るよ。

寝られれば どこでもいいのよ。

急に言われても。
いいですよ お姉さん。

どうぞ どうぞ。

ありがとう。

いいんですか? いっ いいの~?

もちろんじゃないか。
君のお姉さんだろ。

もしかして サカイ?

あっ。 あっ… ありがとう。

全然。 ハハハ…。
フフフ…。

(あいこ・清一郎の笑い声)

おかえり。
おかえり。

分かりました。 お二人は
恋人同士という 設定なんですね。

やむを得ずだ。

でも

あいこさんと伯父さん
お似合いでしたよ。

はっ?

あっ…。 チッ。

ハァ~。

(るりこ)刈部さん いい人ね
駄目男じゃなさそうだし。

私のことより お姉は?

お兄さん 亡くなって
ずいぶん たつよね。

9年ね。
そんなに?

そろそろ 結婚とか 新しい恋的な。

いいの 私は。

お姉にとって

お兄さんが
人生の相方だったから?

そうね。

彼が死んでから
そう思えるようになったかも。

でもね 今は今で楽しいわよ。

自分のためだけに生きるなんて
初めてかも。

フフ。 そっか。

これで
あんたが いい人と結婚して

落ち着いてくれれば
もっと 楽になれる。

♬~

(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>

まずは井戸だ!

<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>

<牛を飼い 稲を植え…>

<鶏を飼った>

自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。

<石を削り 布を織り 時は流れた>

<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。

<というわけで わが家の自給自足は

電気だけ
ということになった>

<電気を自給自足する家。 大和ハウス>

おっ代わり~!
お姉 あした 朝 早いんでしょ?

もう そろそろ やめといた方が
いいんじゃないかな。

全然 大丈夫だって!

酒癖が悪いのは 血筋か。

私なんて まだ ましな方ですよ。

(るりこ)んっ? お姉に飲ませる
酒は ねえってか?

ねえってか~?
あ~ もう はいはい はいはい…。

はいはい はいはい。

(るりこ)うん。
はい どうぞ。

ねえ。 私は どこで寝ればいいの?

あっ 私の部屋で。

フフ。 お盛んなカップルと
同室なんて 無理よ~。

ちょっと。 あっ…。

(るりこ)ちらっ。 ちらっ。
見ちゃ駄目。 見ちゃ駄目。

部屋のこと 考えてなかったです。

どうするんだ。
とにかく 寝かせましょう。

もう少し飲んだら
爆睡すると思うんで。

(るりこ)アハハ…。

ちらっ ちらっ。 アハハ…。

お盛んって?
えっ?

あっ。 げっ 元気ってことかな。

お前は もう寝ろ。
寝よう。

(るりこ)ヒッ う~。

(るりこ)メモリーちゃ~ん。
あ~ よしよし…。

お姉。

(るりこ)あ~!

あいこちゃ~ん。

よしよし…。
ちょっと!

ありがとうね。
よしよし よしよし。

よしよし よしよし…。
よ~し。 よしよしよし。

寝ないじゃないか。

おかしいな~。 フフフ。

(るりこ)ねえ。 あんたたち
デートしてらっしゃいよ。

(清一郎・あいこ)はっ?

子供がいると なかなか
2人で出掛けられないでしょ?

お気遣いなく。

ん~? あいこちゃん。

公園で
チューでもしてきなさいよ。

えっ?

フフフ…。
ハハハ…。

ハァ。

行くか。
えっ?

は~い。 いってらっしゃ~い。

フフフフ。

あ~。

すみません。
いや。

ふりをするのは もう限界だった。

ですよね。

でも ありがとうございました。

姉の あんな楽しそうな顔
久しぶりに見ました。

あの人 過保護で 怖いけど

ああ見えて 結構 苦労人で。

母が亡くなって

やっと いい人と結婚して

田舎暮らしで 幸せって
言ってたのに

すぐ 旦那さん 亡くなっちゃって。

私には苦労させたくないって
昔から よく言ってて。

早く
いい人 見つけて 結婚しろって

ホンット うるさくって。

だから
私に いい人ができたって

ホントに喜んでくれてたんだと
思います。

それで いいのか?

えっ?

ハァ。

君の嫌いな嘘だろ。

はい。

でも 嘘じゃないと
安心させてあげられないんで。

あっ。
もう ホント 駄目駄目ですね 私。

フフフ…。

えっ?

ハグの… 練習だ。

えっ…。

サカイだと思え。

♬~

♬~

(由奈)あれ あいこさんだよね?

行こう。
(由奈)えっ?

いいから。

♬~

≪(男性)
あっ! カップルだ カップル!

アハハハ。
くっついてやがんの…。

いいな いいな。 うらやましいな。
アハハ…。

行くか。
えっ? あっ はい。

(るりこの いびき)

お姉…。

(メモリーの鳴き声)
ハァ。

よし。

≪(るりこ)あいこ 何してるの?
あっ あっ…。

あっ。

お姉 目覚めたの?

(るりこ)トイレ。
あ~ 違う違う…。

お姉 そっちじゃない。

ほい。 くるっと回って はい。

ここ 真っすぐ 行って
突き当たり 右ね。 はい。

メモリー。 メモリーちゃん。

あっ。
あっ。

ハァ。 あ~ びっくりした。

ハァ。

そこで寝るつもりか?

あっ。 あっ…。

ホントに いいんですか?

ここなら疑われないだろ。

ありがとうございます。
ああ。

俺はネームをやるからな。

はい。

見るな。
えっ?

背中に 目があるんですか?

気配がする。
気配 消します。

どうやって?
気合で。

この際だから
聞いてやってもいいぞ。

何ですか?

聞きたいことが あるんだよな?
純のことで。

あっ… はい。

向後さんに
前 聞いたことなんですけど

刈部さんが
恋愛漫画を描いてるのは

恋愛は するものじゃなくて
描くものだからで

純先輩は それは 自分のせいだと
思ってたって。

その意味が 気になってて。

それは 純にすべき質問だ。

先輩には もう聞けないんで。

もしかして

レン君の お母さんに
関係することだったり…。

仕事に戻る。 寝ろ。

聞くだけ聞いといて スルーかよ。

(清一郎)
《また 彼女 変わったのか?》

(純)《いや~ 魅力的な女の子
多過ぎるんだよね》

《フッ。 ったく》

《兄貴は?》

《好きな人がいるって話すら
聞いたことないんだけど》

《いちいち お前に報告するか》

《じゃあ いるんだ?》

(清一郎)《まあな》
《えっ?》

《えっ どんな子? どんな子?》

《え~。 兄貴が好きになった子
超興味ある》

《写真じゃなくて絵なんだ?
えっ 見せてよ》

《えっ カワイイじゃん。
出会いは?》

《たまに 河原で見掛けて》

《えっ いいじゃん いいじゃん》

♬~

もしかして…。

♬~

♬~

(るりこ)
本当に お世話になりました。

いえ。

また 遊びに来てくださいね。

あら。 ありがとう。

あっ 刈部さん。
はい。

ちょっと。

あっ。

(るりこ)じゃあ あいこを
よろしくお願いしますね。

はい。

あっ。 じゃあ
私 バス停まで送ってくるね。

じゃあ 失礼します。
いいの? 持ってもらっちゃって。

うん。 大丈夫。

今度 刈部さんとレン君と
遊びにいらっしゃい。

あっ…。 あのね お姉…。

本当は 刈部さんと
恋人同士じゃないんでしょ?

えっ? 気付いてたの?

あんたのこと
何年 見てると思ってるの。

いつから?

最初の方ね。

ごめんね。

いいのよ そんなことは どうでも。

えっ?

あいこ
刈部さんには甘えられるのよね?

えっ?
じゃなきゃ

恋人のふりなんて
頼めないでしょ?

それは ギブ・アンド・テークで。

私はね あんたが
人に甘えられてるってことが

うれしいの。

えっ?

♬~

あっ。
あんたたちを見て 思い出したわ。

えっ?

他人と一緒にいるって

バカみたいなことでケンカして

我慢も いっぱい して

うんざりするようなことも
い~っぱい あるけど

それでも お釣りが来るぐらい
楽しいのよね。

人生の相方って
見つけるものじゃなくて

一緒にいるうちに
なってるものなのかも。

じゃあね。

ありがと。

♬~

♬~

チッ。 あ~。

(レン)あの この絵って…。

(レン)
もしかして あいこさんですか?

♬~

♬~

《じゃあ 姉に

「あいこを
よろしくお願いします」って

言われたときの 対応を
練習しましょう》

《よし。 分かった》

《フ~》

《あいこを
よろしくお願いします》

《妹さんのことは
僕が 必ず 守っていきますから》

《ちょっと
言い過ぎちゃいましたね》

《あ~! 難しいな》

《実感が湧かな過ぎですよね》

《ああ》

《う~ん…》
《あ~…》

(るりこ)《あっ 刈部さん》
《はい》

《ちょっと》
《あっ》

《あいこを甘えさせてくれて
ありがとう》

《そんな男の人は初めてだわ》

《じゃあ あいこを
よろしくお願いしますね》

《はい》

《あっ。 じゃあ
私 バス停まで送ってくるね》

(るりこ)
《うん。 じゃあ 失礼します》

(レン)[さらに…]