[新]特捜9 season4 #1[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]特捜9 season4 #1[解][字]

井ノ原快彦主演のミステリードラマが4シーズン目に突入!特捜班を阻む、新たな敵…!?女子大生殺人事件から始まる事件の真相とは?個性派ばかりの刑事達が難事件に挑む!

◇番組内容
死後10日ほど経過した女子大生の刺殺体が見つかった。浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が捜査を開始。被害者は寂しさを埋めるため、マッチングアプリを使っていたことが判明。事件直前に女子大生がある男性と会う約束をしていたことを突き止める。その矢先、女子大生を殺害した凶器と先日発生した弁護士夫婦強盗殺人事件の凶器の特徴が一致するとの情報がもたらされる。しかし、強盗殺人事件の被疑者はすでに送検されていて…
◇出演者
井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、宮近海斗(Travis Japan/ジャニーズJr.)、中越典子、原沙知絵、中村梅雀 ほか
◇脚本
徳永富彦
◇監督
細川光信
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
V6『僕らは まだ』(avex trax)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日)
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、金丸哲也(東映)、丸山真哉(東映)、森田大児(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_04/
☆Twitter
 https://twitter.com/5drama9tokusou

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

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キーワード出現数ベスト20

  1. 青柳
  2. 新藤
  3. 八木
  4. 村瀬
  5. 矢沢
  6. 検察
  7. 事件
  8. 澤村香奈
  9. 小川
  10. 犯人
  11. 可能性
  12. 殺害
  13. 浅輪
  14. 被害者
  15. 本当
  16. 今回
  17. 渡辺
  18. 被疑者
  19. 起訴
  20. 凶器

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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♬~

(新藤 亮)ちょうどだ~!
わあ びっくりした!

おはようございます!
やめろよ もう…。

いやあ
また この季節が来ましたね。

いや 好きなんすよ 俺。

そういや 新藤
「春」って感じだもんね。

えっ? こう見えて 俺
秋生まれなんですけど。

春は先輩でしょ。
違う…。

誕生日の話なんかしてないよ。
あなたの雰囲気が

春みたいに のほほんとしてますね
っていう…。

(新藤)いやいや…
のほほんとしてるのは先輩でしょ。

♬~

(舌打ち)
(青柳 靖)なんだ? これ…。

おはようございます。

あっ おはよう。
ちょうどいいとこ来たよ。

ごめん 春風に吹かれちゃってよ。
鏡 持っててくんない?

あっ はい。
駄目だ。

ハハハ…。 わざとかよ。
ちゃんと持てよ。

じゃあ
ちょっと持っててください。

おう。
はい。

そう そう そう…。

…って これじゃ 意味ないだろ
これ!

えっ?

あっ…。

(村瀬健吾)おはよう。
(小宮山志保)あっ おはよう。

飲む?
えっ?

えっ!? サクララテ?
何? わざわざ買ってくれたの?

違うよ。 ブラック買ったつもりが
ミルク入ってたから。

何? それ。

そもそも 「ラテ」って
「ミルク」っていう意味でしょ?

理屈っぽいのに
変なとこ ずれてんだから。

ずれてる?
あっ ねえ ちょっと待ってて。

な… 何?
フフフ…。

ジャン! 代わりに これあげる。

菜の花と シャケのおにぎり
どっちがいい?

フッ… コーヒーにおにぎりって…
ずれてんの そっちだろ。

いただきまーす。
えっ?

シャケだと思ったのになあ。

♬~

♬~

♬~

♬~

(国木田誠二)はあ…。

片付けるという事を
学習できないのかな? もう…。

(電話)

はい 特捜班です。

(携帯電話の振動音)
あっ…。

うん?
はい。 班長 おはようございます。

もう 今 目の前ですよ。
新藤も一緒です。

来なくていいです。
はあ?

そのまま
現場に急行してください。

事件です。

♬~

♬~

♬~

♬~

廊下に血痕が残ってました。

別の場所で殺されて
運び込まれたみたいです。

だから 発見が遅れたんだ…。

死後2週間以上
経っているそうです。

はあ… まだ若い子ね…。

凶器はナイフか…。

かわいそうに…。

(せき払い)
これ 殺人事件だよね?

(新藤)所持品のかばんの中に…。

すいません。

携帯電話と財布がありました。

あっ…。

「三津原国際大学」

♬~

(渡辺理人)本来 もう

取り調べなど
する立場ではないんですがね…。

(渡辺)難航していると
聞いたものですから。

八木敬司。

そろそろ認めませんか?
あなたが殺したと。

(早瀬川真澄)合掌。

始めます。
はい。

頭部から記録して。
はい。

外傷なし。

顔も…。

ああ… お疲れさまです。

(早瀬川)はい お待たせ。
ありがとうございます。

(早瀬川)死因は 鋭利な刃物で
腹部を刺された事による

出血性ショック死。
傷口から見て 恐らく

セレーションの付いた
サバイバルナイフかと。

セ… セレ…?
セレーション。

この 鋸状の…。
(新藤)ああ~! これの事… はい。

これ でも ナイフとしても
珍しい形ですよね。

うん…?
どうかしました?

あっ いや…。

えっ…?
どうしたんだろう…?

(新藤)殺されたのは澤村香奈さん。
持っていた学生証から

三津原国際大学 文学部の
2年生でした。

2年って事は 去年の今頃
ちょうど入学したって事?

(新藤)
大分から出てきたみたいですね。

上京して1年ちょっとで
事件に巻き込まれるなんてな

親御さんも やりきれないよね。
(新藤)はい。

あれは? あの… 所持品のスマホ
解析 終わったのか?

(新藤)あっ はい。
鑑識に確認して…。

(ドアの開く音)
おお~! さすがのさっく~ん!

ちょうど 今ね
電話の話 してたんだよ。

よろしくお願いします。
(佐久間)はい。

このスマホ 最後に使用されたのは
3月13日でした。

って事は
殺害されたのは その日って事?

ロック解除して
中を見てみましたが

今のところ
特に 事件に繋がりそうなものは

見つかってません。
そうか…。

ただ
マッチングアプリがあって…。

マッチングアプリ?
(矢沢)ああ あれだよね。

昔で言う出会い系だよね?
(佐久間)はい。

怪しいなあ…。
(新藤)ええ~?

今 みんな 普通に使ってますよ。
だよねえ?

えっ 「だよね」?

君…。
ええっ!?

いや 私は使った事ないけどね。

ええ~?
ふ~ん…。

あの… 中を見るには
ログインパスワードが必要で

こっちは 解読するより

運営会社へ問い合わせたほうが
早そうです。

(青柳)その会社 なんていう会社?
Kinenbiです。

(青柳)Kinenbi… 行くぞ。
(新藤)わあ… はい 出た

安定のスタンドプレー。
あっ… じゃあ そういう事で…。

じゃあ 俺らは 大学 行きます?
ああ そうだね。

(村瀬)我々は 自宅 行くか。
自宅 行ってくる。

はいはい じゃあ 各自
そういう事でね… そういう事で。

ありがとう。
これ このままでいいですか?

いいでしょう。
さっくん ごめん。

書類だけ まとめといて。
はい。

(新藤)ごめんね。
書類…。

(新藤)いってきまーす。
はい いってらっしゃい。

いいね。
(新藤)楽しそうっすねえ。

うん。

♬~

すいません。
すいません。

この方 ご存じですかね?

知ってる?

いや 見た事ないですけど。

学籍はあるんですよ。

文学部だって聞いたんですけど…。
一緒ですよね?

まあ…。

でも 入学してから ほとんど
来てないとかじゃないですか?

たまに いるもんね そういう子。

ああ いるかも。
ふ~ん…。

それより 時間 大丈夫?
ああ そっか…。

サークルの集まりがあって…。
ああ… ごめん。

すいません。
ありがと ありがと。

ありがとうございます。

大学 なじめなかったんですかね?
う~ん…。

上京してきて
友達もいなかったろうにな…。

だから マッチングアプリ
使ってたんですかね?

♬~

(社員)ああ ごめん ごめん。
お待たせ。

(青柳)ああ? また
フレンドリーな会社だなあ おい。

これが 澤村香奈様の登録情報。

(矢沢)最近の若い人は
こういうのを使って

普通に 人間関係 作るんすね。
これ 危なくないか?

知らねえ人だろ?
事件になっちゃうよ これ。

そういう事が起こんないように
身元確認してんだよね。

あっ もちろん
捜査には全面的に協力するよ。

ああ これ。

会う約束してますね。

相手は?
ちょっと待って。

(社員)この方。

(矢沢)「山口哲也」

「練馬区南小泉2の34の5」

おっ 登録情報様々だな。
うい…。

お隣さんっていっても
全然 交流なかったですし。

そうですよねえ。

まあ どんな小さい事でも
いいんですが

なんかなかったですかね?

ああ そういえば 一度…。

何かありました?

いや… 誰かが しつこく
ドアベル鳴らしてた事があって

で ここからのぞいてみたら
男がいたんです。

(チャイム)

男… どんな男でした?

いやあ
顔までは見えなかったんで。

ああ… 黒いジャンパー着てた
って事くらいしか。

えっ?
ああ ああ…。

黒い… ジャンパー…。
黒い… ジ… ジャンパー…。

えっ? 漢字で書きなさいよ。

凶器が
まだ見つかっていないそうですが

どうしたんです?

(八木敬司)
そんなの 元々持ってませんよ。

犯人は僕じゃない。

それに 見たんです。
(渡辺)見た?

あの時…。

♬~

(八木の声)若い男が家の前に…。

つまり 自分は無実で
真犯人は別にいると?

警察の取り調べでも そう…。

オリジナリティーがない。

私も 長く検察にいるもんでね。

オリジナリティーがない言葉には

リアリティーもないように
聞こえてしまうんですよ。

♬~

(矢沢)山口哲也
マッチングアプリで

被害者に会う約束をしていました。

約束した日が3月12日。

3月12日って
死亡推定日時の前日ですね。

はい。
ひと晩 一緒にいて

翌日 殺害に及んだ
って事なんでしょうか?

まあ そんなとこだろうねえ。

悪いね
また 一歩リードしちゃって。

ヘヘヘヘッ…。
ハハハッ…!

まだ 別に この男が犯人だって

決まったわけじゃ
ないじゃないですか。

こっちはこっちで
別の不審者の情報を得てますから。

なあ?
もしかして

それも この男なのかな?
(村瀬)ああ…。

って 小宮山くん!
えっ?

山口の居場所って
押さえてるんですか?

ああ… 登録情報の住所に
行ってみたら 留守でした。

まあ しばらく張り込んでりゃ
戻ってくるんじゃないの?

ああ… 言っとくけど
横取りすんなよ。

横取りって あなたの所有物じゃ
ないでしょ 別に。

駄目 駄目。
君だけは絶対駄目だから。

(新藤)
ちょちょちょ… 喧嘩やめろー。

(村瀬)はあ?
(青柳)なんだ?

随分フレンドリーだな…。
(新藤)いやいや あえて…

あえて 止めるために…。
あっ 先生 お疲れさまです。

(新藤)あっ お疲れさまです。
ナイスタイミングです。

ちょっと
見てもらいたいものがあって。

「弁護士夫婦 強盗殺人事件」?

私の担当じゃないんだけど

資料だけ見た事があって
思い出したの。

次のページ見て。
うん?

あっ…。
それが

犯行に使われたと思われる
凶器の想定図。

これって…。
(早瀬川)で これが

今回の澤村香奈殺しに
使われたと思われる

凶器の想定図。
(新藤)えっ? えっ えっ えっ…?

今回の事件と
全く同じじゃないですか。

(矢沢)たまたまにしては
一致しすぎてますよね。

つまり 今回の女子大生殺しも
この弁護士夫婦殺しも

同じ犯人による 連続殺人事件の
可能性があるって事?

そこまでは私には言えないから
気になって。

弁護士夫婦殺しのほうは
もう 被疑者が逮捕されていて

今 検察のほうで
取り調べしてるんですけど

犯行を否認して
難航してると聞いています。

犯行を否認?

♬~

3月6日 品川区で
弁護士夫婦が殺害されました。

(刺す音)
(小川勝俊)うっ…! ううっ…。

被害者は
弁護士の小川勝俊さん 67歳と

その妻 まさみさん 64歳。

死因は 両名とも

ナイフで刺された事による
出血性ショック死です。

その日 小川さんが銀行で下ろした
10万円がなくなっていた事から

強盗殺人事件として捜査され

現場に残されていた
いくつかの指紋から

一人の被疑者が浮かびました。

指紋の主は

八木敬司 28歳 飲食店アルバイト。

事件発生から9日後

潜伏していたカプセルホテルに
戻って来たところを

待ち構えていた捜査員が職務質問。

(捜査員)待ちなさい!

(国木田の声)逆らって
逃亡を図ったところを

緊急逮捕されたそうです。

逮捕時に所持していた
現金の一部から

被害者 小川さんの指紋が
採取されました。

う~ん… 聞いてる分には
至極妥当な逮捕に思えますが

これ 容疑者

なんか犯行を否認する理由でも
あるんですかね?

金は 盗んだのではなく

被害者からもらったと
主張しているんだそうです。

もらった?

被害者は 元々
鬼検事と呼ばれた検察官で

引退したあとは
罪滅ぼしのつもりなのか

人権派の弁護士として
活動していたらしく

確かに ボランティアで

相談に乗ったりは
していたそうです。

だからって 10万も渡す?
なあ。

それと もう一つ。

八木は 現場となった
被害者の自宅から立ち去る時に

手首に傷のついた
不審な男を見たと

証言してるんだそうです。

つまり 犯人は別にいると?

手首に傷ですか…。
まあ なんにせよ

こいつ とっ捕まえて調べりゃ
わかる事だよな。

(矢沢)ですよね。
(村瀬)いやいや 普通に考えて

この八木が2件ともやった
って線があるでしょ。

(青柳)はあ?
(村瀬)ハハッ… いやね

今回の女子大生殺しの被害者
澤村香奈さんの

自宅マンションのドアベルを
こう

何回も何回も押してたっていう
不審者がいるんですけれども

そいつが着てたのが
黒いジャンパー。

(新藤)黒いジャンパー!
(村瀬)そう 黒いジャンパー!

この八木が逮捕されたのが
3月15日。

さかのぼって 小川弁護士夫妻の
事件が起きたのが6日。

さらに 今回の被害者
澤村香奈さんの死亡推定日時が

13日。 って事は

この八木が 逮捕前に2つの事件を
起こした可能性がある

っていう事なんですよ。

いや 黒いジャンパーなんて
どこにでもあるじゃないですか。

そんな 勝手に決めつけちゃって
いいんすか?

そうだよ!
いちいち張り合ってくんなよ!

お前 本当に俺の事 好きだな。

(村瀬)そのセリフ
そのままお返ししますよ!

のし付けて!
まあ まあ まあ まあ まあ…。

どっちも可能性あるんですから
両方の線でいってみましょうよ。

ねえ?
(青柳)しょうがねえな。

はい 登録完了っと。
よし!

これで 山口にメールを送信して
誘い出すわけだね。

(青柳)えっ この女の人 誰?

いいんですか?
勝手に写真使っちゃって。

捜査ですから。

いや… っつってもさ
警察の人じゃないでしょ?

いや 刑事ですよ 警視庁の。

こんな美人いた?

名前 見てください。

(青柳)「青柳 靖…」

ええ~!?

嘘?
これ 青柳さんの写真を加工した

ディープフェイクなんすよ。
ええっ? あっ あの… じゃあ

こいつ 女の子にしたやつも
作ってみてもらっていいっすか?

いや 俺は いいっすよ。
いやいや やりましょうよ。

俺は いいですよ。
やれよ。

矢沢っち 立てよ。
(矢沢)矢沢っちって…。

もう… いい…。
はい まず 笑顔。

(カメラのシャッター音)

座って。
セクシーなやつ。 セクシー…。

もう… いじってんだろ お前!

八木敬司 1992年 神奈川県生まれ。

で 両親は早くに離婚してて

一緒に住んでた母親も
二十歳の時に亡くなってるな。

「高校卒業後は アルバイトで
生計を立てていた」か…。

確かに
お金に余裕はなかっただろうね。

で 前歴があった。
えっ? なんの?

窃盗。
まあ 起訴猶予になってるけど。

窃盗って…。

今回も お金を盗んだって
見られてるよね。

うん…。
で 当時 盗んでたのは食品。

まあ こういうの盗むって事は
事件化されてないだけで

日常的に繰り返してた
可能性あるな。

お金を盗んだところを見つかって
殺人事件に発展したんじゃないか

っていうのが
捜査陣の見解だったよね。

警察も検察も
馬鹿じゃないから

それなりの理由があって 逮捕して
取り調べしてるはずだから…。

じゃあ やっぱり
弁護士夫妻殺しは 八木が犯人?

…となると
あとは 女子大生殺しだ。

あれだけ凶器一致してて
無関係ってのも おかしな話だ。

ああ… そうですか。
わかりました。

ありがとうございます。
じゃあ 気をつけて。

(新藤)ありがとうございました。
頑張ってね。

(新藤)ありがとうございました。
ありがとうございました。

(ため息)

いつまで探すんすか?
えっ?

もしも 入学初日に
来てないんだったとしたら

いくら 知ってる人 探したって
無駄ですよ!

いや でもさあ

本当に 一日も来てなかったなんて
あり得るのかなあ?

えっ?
いや だって

本人からしてみたらだよ?
そりゃ ほら 高校卒業して

友達とか親と別れて
不安はあったと思うけど

新しい生活に
期待もしてたと思うんだよなあ。

まあ そうやって

その人の立場になって考えてみる
っていうのが

先輩のやり方なのは
わかってますけどね。

だったら
もうちょっと頑張ってみようよ!

最後まで
きっちり解決してあげよう。

…っしゃあ!
手分けして探しましょう!

♬~

(足音)

どうも どうも。 お待たせ。

青柳靖子です。

職業は警察官です。

(山口哲也)警察?

(矢沢)警視庁特捜班の者です。

えーっと…

この女性をご存じですか?

(山口)知りません。
そりゃそうだろうね。

(矢沢)ちょっと ちょっと…。

この女性 ご存じですか?

遺体で発見されたんですよ。

あなたが会ってた事は
記録に残ってましてね。

…会いましたよ。

飯 食わして
愚痴 聞かされただけですよ。

それ どうやって信じたら
いいんですか?

ああ?
ああ いやいや…。

手っ取り早い方法が
一つ あるんですけど。

文字どおり
ひと肌 脱いでもらえませんか?

(村瀬)前に ここ来て
ドアベル鳴らしてたのって

この男じゃないですか?
逮捕時に これ あの

以前 おっしゃってた
黒いジャンパー着てたんですが…。

そうっすね。
似てるっちゃ似てる気も…。

(村瀬)あっ…。
やっぱり この男ですか?

もう いいですか?
ああ… ありがとうございました。

いまいち曖昧よ。

でも ここに来てた男が
八木だとしたら

ほぼほぼ 事件解決だな。
えっ?

弁護士夫婦を殺害したあとに

盗んだ金 使って
澤村香奈を誘い出そうとしたけど

それ 断られた事に逆上して
澤村香奈も殺害したと。

どうだ? これ。
だけど 澤村香奈さんとの接点は?

それは あのアプリを ほら…
なんだっけ? あの ほら…。

マッチングアプリ?
そう それ!

だったら 青柳さんたちが
もう見つけてるはずじゃない?

だから それを今から調べよう
って話だろ? 行くぞ。

(学生)ああ 語学が同じの…。

えっ! 知ってるんですか?

いや 言っても そんなには…。
ああ…。

(学生の声)
入学してすぐのクラスコンパで

席が隣になっただけで…。

(男性)ねえねえ 香奈ちゃんってさ
彼氏とかいるの?

(澤村香奈)こっち出てくる時に
別れました。

そうなんだ!
じゃあ 寂しいでしょ?

せっかく東京来たんだからさ
遊ぼうよ。

(学生の声)全然
ノリについていけてなくて…。

ああ…。 それ以来
学校 来てないんですか?

さすがに 何回かは
授業も来てたと思いますけど

そのうち見なくなりました。

そっか…。

窃盗の前歴と
目撃情報っすか…。

人のものを盗もうって
考えてから

実際に盗む人間と
そうじゃない人間の間には

大きな隔たりがあるからな。

やっぱり 八木が犯人だったって
考えるのが

妥当なんじゃないか?
ああ…。

つまり 弁護士夫婦と女子大生
両方が八木の犯行…。

そう考えてる。
(ドアの開く音)

お疲れさまです!
あっ… どうでした?

(青柳)ああ あのな
この山口… さん

シロでした。
(一同)えっ?

(青柳)フフ…。 いや ちゃんと
見せてもらったんですけど

手首に傷 ありませんでした。

(矢沢・青柳)すいませんでした。

(矢沢)それだけじゃないんです。
(村瀬)えっ?

(矢沢)事件当日のアリバイ
ありました。

ハハハ…!
って事は やっぱり…。

あの すいません。
まだ 続きがあるんです。

(一同)えっ?

あの…
こちらの山口さんが言うには

殺害された澤村香奈さん…。

このあとなんだけど…。
(携帯電話の着信音)

あっ… ちょっと ごめんなさい。

♬~

どうしたの?

…いえ。 すいません。

(矢沢の声)付きまとっている男が
いたそうです。

まあ 何人と会ってたのかは
知らないんですけれど

世の中 いい人ばっかりとは
限りませんから。

ここにきて 新たな被疑者って事?
なんか 相変わらず

とりとめもない捜査
してますよねえ!

なんですって?
(村瀬)えっ?

でも いずれにしても

一度 被疑者の話って
聞かせてもらえないですかね?

検察で取り調べ中のですか?

ええ。 その 見たっていう
手首に傷の男の話も

聞きたいですし。
うーん…。

そう素直に応じてくれるとは
思いませんが…。

殺されたのは元検事だ。

絶対に起訴しなくてはいけない
という空気になっていてね。

あだ討ちというより

検察の権威を侵す者は許さないと
思ってるんでしょう。

つまり…。

諦めて 話したほうがいい。

♬~

(電話)

はい。

何?

(ノック)

誰かと思えば また 君か。

なんの用だ?

現在 こちらで取り調べ中の

弁護士夫婦殺人事件の被疑者
八木敬司についてです。

先日 都内で女子大生が殺害される
という事件がありました。

そこで使われた凶器と

弁護士夫婦殺害で使われた凶器が
かなり似ていまして

これは
連続殺人なんじゃないかと…。

はあ…。

つまり あの被疑者 八木が

もう一人
殺してるかもしれないと?

その可能性もありますけど

別の犯人がいるという可能性も
否定できません。

八木は
犯行を否認してるんですよね。

被疑者が自分の罪を認めないなど
珍しい事じゃない。

とにかく 一度 八木に
話を聞かせて頂けませんかね?

なぜです?

送致した以上 取り調べは
うちでやるのが筋でしょう。

♬~

話は わかりました。

余罪の可能性は
また改めて追及しますので

何かわかったら報告してください。
ご苦労。

あくまでも

八木を起訴する方向で
固めるおつもりですか?

殺されたのは 元検事です。

法治国家を維持するためにも
必ず解決する必要がある!

つまり

真相究明より
解決のために起訴すると?

自分の過去に
とらわれているようですが

そんな不用意な発言を
してしまうようでは

適任かどうかも疑われるぞ。

♬~

もう これだから
検察は嫌いなんですよ!

あいつらが考えてるのは

誰でもいいから
ともかく 犯人を起訴する事と

裁判で
負けない事だけなんですよ!

出た~ 検察嫌い。

まあ 過去に
いろいろ ありましたからね。

特に あの渡辺という男は

正義や善悪など
どうでもいいって思ってる。

だからこそ うまく立ち回った。

だからこそ 次席検事にまで
上り詰めたんですよ!

(青柳)確かに そういう奴
どこにでもいますよね。

えっ なんで 俺 見るんですか?
(青柳)なっ!

いや 言うとおり

こっちにも根拠がいる事は
確かです。

もう少し
捜査を進めてみないと…。

そんなの 言われなくても
そうするよ! なあ?

(村瀬)いやいやいや 俺らは俺らで
こっちの線で固めますよ。

(青柳)いや 俺らは お前…。
(新藤)検察 持ってく前に

内部で割れてるのが
気になるんすよ!

(青柳)なあ!
(新藤)「なあ」じゃないっすよ!

結局 お前は どっちなんだよ。
えっ?

そうだよ お前 捜査方針 決めるの
主任の責任だろ。

あ いや… 今は まだ…。

(村瀬)なん…!

(携帯電話の振動音)
あっ…。

(携帯電話の振動音)
ん? 誰だ?

はい 浅輪です。

「検察庁の渡辺です」
えっ?

少し お付き合い頂けますか?

えっ… 僕ですか?

♬~

(小川 宏)
父親の事は ずっと嫌いでした。

どうぞ。

失礼します。

(宏)いつも厳しくて
一切の甘えを許さない。

母親は
無批判に それを支えるだけ。

でも 検察を辞めてから
突然 人助けを始めて…。

わかったんです。

2人は 自分のためじゃなく

いつも 社会の事を思って
生きてたんだって。

(宏)やっと好きになれたんです。

なのに 今回の事件のせいで…。

申し訳ありません。

我々検察の人間にとって
お父上は誇るべき人物です。

それを支えてくださった
ご母堂も…。

そんな言葉は いりません。

ただ一つの望みは…

犯人に
しかるべき罰を与えてください。

♬~

(渡辺)失礼します。

あの… どうして 僕を ここに?

息子さんの話を聞いている時の
君は 優しい顔をしていた。

…えっ?

弱い者に寄り添えるのは
人として素晴らしい事です。

しかし それだけでは
被害者や遺族の無念は晴れません。

この記章 「秋霜烈日」といってね。

「草木を枯らす 秋の霜のように

強く照りつける
夏の日差しのように

検察は厳しくあれ」という意味が
込められています。

なぜ そんな意味を
込めたんでしょう?

それは

そうあり続ける事のほうが
難しいからです。

取り返しのつかない罪を犯し
中には それを悔いる者もいる。

それでも 我々は厳然として

ふさわしい罰を
与えなければならない。

この社会を保つために。

私は 八木が犯人だと
確信しています。

君たちの動きで

万が一 起訴できなくなったら
どうします?

もう一度
今 見た ご遺族の顔を思い出し

よく考えてみてください。

♬~

(ため息)

♬~(店内の音楽)

あっ お疲れ。

コーヒー。
(倫子)コーヒーね。 ケーキは?

ああ いいや。
(倫子)お紅茶?

紅茶で…。
(倫子)お紅茶ね。

渡辺さんに呼ばれたんですよね?

うん。

なんの話だったんですか?

うん…。

もう 黙りこくっちゃって
どうしちゃったんすか?

早く 捜査方針 決めないと

こんな事してる間に
起訴されちゃいますよ?

どうせ あれだろ?

「主任がそんなんじゃ…」とか
思ってるんだろ?

いやいやいや…。
どうしたの?

びっくりした…。
なんか 元気なくない?

いや そうなんすよ。

青柳さんとね 村瀬さんの間に
板挟みになっちゃってて…。

えっ?
今さら そんなんで悩む?

えっ…。

違うよね?

まあ… どっちを選んでも

つらい思いをする人がいるんだな
って思うとさ…。

こういう顔してる時は
大体 いっつも こうなんだよね~。

フフッ…。

でもさ 決められないならさ

無理して決めなくても
いいんじゃない?

あっ そっか。

そうだよね!

よし! じゃあ ケーキ!

オッケー なおぽん。
ちょちょちょ… やめてよ 外で。

(倫子)なんで?
ずっと言ってなかった…。

えっ? えっ? 「なおぽん」?
聞かなかった事にしてくれよ…。

(倫子)なおぽんだよ いつも。
早く ケーキ持ってきて!

(倫子)なんで そんなに焦るの?
(新藤)「なおぽん」って…。

うるさいんだよ お前は!
早く ほら。

青柳さんと矢沢さんは 引き続き

付きまとってた男を
捜してください。

はい!
(青柳)俺らの線で いくって事な?

(村瀬)マジか 浅輪 お前…。

村瀬さんと小宮山さんは
引き続き

八木と女子大生の接点
探ってください。

(青柳・村瀬)えっ?
(矢沢)どういう事?

いや… 改めて思ったんすよ。

俺たちの仕事って
犯人を当てる事じゃなくて

真実がわかるまで 捜査を
続ける事なんじゃないかなって。

それまで 捜査方針を決めない事に
決めたってわけですね?

まあね。
それでいいんじゃない?

私も 張り合いすぎだって
思ってたんだよね。

(青柳)まあ そうは言っても

正直 手詰まりなんですよ。
うん。

マッチングアプリ
全部 当たったけど

それらしい奴
なんか 出てこねえし。

いやいや そんな事言ったら
俺たちだって… なあ。

八木と澤村香奈の接点が
なかなか見つからなくて

手詰まりですわ。
(青柳)嘘!?

やっぱり 八木と直接話すしか
ないんですかね?

(青柳)直接って
どうすりゃいいんだよ…。

(携帯電話の振動音)
あっ…。 はい 浅輪です。

この前の話なんですけどね…。

一つ 考えがあります。

♬~

(村瀬)警視庁特捜班だ。

(青柳)今 事件を調べ直してる。

♬~

まさか 巡回護送車に
乗るだなんて…。

いやあ これ もう
本当 班長のおかげっすよ。

所轄で面会すると 検察にも
感づかれてしまいますからね。

確かに。
護送車は 留置管理第二課。

警視庁の管轄ですもんね。

でも あの2人でいいんですかね?
(浅輪・小宮山・矢沢)ん?

喧嘩ばっかりして…。

いや… それがいいんじゃないの?
えっ?

いや あの2人はさ いつも

相手の線にも可能性があるって
わかってるんだよ。

それで ぶつかり合う事で
どっちの見立てが正しいか

確かめ合ってるんじゃないのかな。
ねえ?

そうそう。
喧嘩するほど仲がいいって…。

あっ いやいや…
真剣だって事だよ。

仲は良くないから。

ハハハ…。 お互い 安心して
喧嘩できる相手なんでしょ。

本当 面倒くさいよねえ。

面倒くさいですねえ。
もう 本っ… 当に

面倒くせえよな。 なっ?

ハハハハ…。

実感が…。 ハハハ…。
ハハハ…。

検察庁は すぐそこだから
着くまで時間がないよ。

そいつは どう思ってるか
わかんないけど

俺は お前が言っている事が
本当かもしれないと考えている。

何があったのか話してくれ。

えっ…?

嘘をつきたかったら
ついても構わん。

その嘘も手掛かりになるからな。

まあ このまま黙っている
という手もあるが

その場合 このまま
起訴される事になるだろう。

僕は やってません。

それが本当だったら
話せるはずだ。

小川さんは
バイト先に来た客でした。

(男性)すいません。
(八木)少々お待ちください。

(男性)あっ すいません。
(八木)今 行きます。

お待たせ致しました。

頼んだのは
これじゃないが…。

えっ? あっ… ああ すいません。

君 いつもいるが
ちゃんと休んでるのか?

人がいなくて 休めないんです。

週に何時間 働いてる?

1 2 3 4…。

70時間ぐらい。

♬~

一度 うちに来なさい。

♬~

(小川)君の働き方は
労働基準を超えている。

店に強制されてるのか?

あっ… まあ…。

でも それで
やっと20万くらいだし

仕事が減っても…。

(小川まさみ)どうぞ。

どうして?

いろいろ引かれて…。
お皿 割ったりとか。

ああ…。

君は だまされてる。

私が間に入るから
しばらく休みなさい。

電話で呼び出されても
無視するように。

弁護士に頼むお金なんか
ありません。

小銭を稼ぎたくて
言ってるんじゃない。

そうなんですか…?

でも バイト休んだら
生活費も…。

うん…。

♬~

とりあえず
これで しのぎなさい。

♬~

奥さんに 食事 出してもらって

食べて帰りました。 それだけです。

だったら 逮捕された時
なんで カプセルホテルにいた?

バイト先に住所を知られてたんで
小川さんが そうしろって。

帰る時
怪しい男を見たんだってな。

(八木)はい。

僕は あの男がやったんだと
思ってます。

(青柳)その男に関して

小川さんから
何か聞いてなかったか?

いえ…。

ただ…。
(村瀬・青柳)なんだ!?

(八木)家に着いた時
先客がいたんです。

(小川)とにかく その男とは
連絡を絶ったほうがいい。

(女性)はい。
ありがとうございました。

(小川)くれぐれも気をつけて。
(女性)失礼します。

(小川)お待たせ。 どうぞ。

♬~

(八木の声)誰かいないか
気にしてるみたいだったんで…。

(ドアの閉まる音)

(青柳)その子は?

わかりません。

ただ 気になった事だけは
覚えています。

もし その子が
あの子だとしたら…?

君には 過去に
窃盗の前歴があるよな?

…はい。

今回も 金を盗もうとしたところを
見つかって

殺害に及んだと見られてる。

あの時は…。

(八木の声)
一緒に暮らしてたお母さんが

病気になって…。

ちょっと待ってて。

(八木の声)
本当に お金がなくて…

スーパーで…。

万引きしたってわけか。

病院にも行けなくて…。

せめて
何か食べさせてあげないと…

死んじゃう気がしたんです。

何を盗んだ?

イチゴです…。

♬~

あっ 検察 着いちゃった。

イチゴを盗んだ事
今は どう思ってる?

個人の事情と世の中のルールは
別だと思います。

どんな事があっても

してはいけない事は
してはいけなかった。

そう思ってます。

♬~

あっ… どうも。

君の その気持ちが本物なら

君は
警察官になれたかもしれんな。

えっ…?

お願いします。
(警察官)はい。

(ため息)

で? どう思ったよ?

俺の 八木がクロって線は
捨てますよ。

ああ…。

これ お互い殴り合って出した
結論だからな。

ブレるんじゃねえぞ。
(村瀬)わかってますよ。

(渡辺)君の起訴状です。

あとは 検事正の承認を得るだけ。

恐らく 君の弁護士は
無実かどうかではなく

量刑で争う事を
勧めてくるでしょう。

判事や裁判員の心証を
良くするためにも

今 ここで自供しておいたほうが
いいと思いますが

どうですか?

僕は やってません。

(矢沢)あっ… ありました。
「澤村香奈」。

ストーカー被害で相談してますね。

相手は?
ええ… 「林田真也」。

「保育士」になってますね。
でも そこまでです。

(青柳)そこまでわかりゃ
なんとか割れるだろう。

どうですか? 皆さん。

駄目ね。
そんな名前の人間 いないわ。

ちゃんとした保育士っていうのは
資格がいるから

この資格登録者リストに
ないって事は…。

名前か職業か
どっちかが嘘って事なんすかね?

いやいやいや… その両方とも
嘘って可能性もあるからな。

えっ そんな…。 それじゃ
せっかくの手掛かりが…。

…あっ!
(村瀬)見つかったか?

これ 東京都じゃなくて
大分県のを出せますかね?

(新藤)あっ…!
大分県?

被害者の出身地だよな 確か。

はい。 同級生の話によると…。

なんか 地元の彼氏と別れて
今は 一人って…。

こっち出てくる時に 別れました。

1年前に
地元の彼氏と別れたって。

保育士の資格登録って

都道府県ごとだよな?
調べましょう。

(浅輪・新藤)お願いします。
(村瀬)了解。

見つけたぞ 林田真也。
(浅輪・新藤)おお…!

やっぱり
地元大分の保育園に就職してた。

でも 1年前に退職してる。

きっと 元カノのあとを追って
上京してきたのよ。

転居届も出てた。
元の住所が 「大分県日野上町」。

で 今の住所が 「東京都三鷹」!

三鷹! いってきます。
ありがとうございました!

あっ… ここ…。

先輩? どうかしました?

新藤… 処理班 呼んで。

なんか 嫌な感じするわ…。

♬~

承認 よろしくお願いします。

(根本正行)ああ。

この事案…
警視庁から申し入れがあった。

話があると。

しかし 勾留期限は今日までです。
待っていられません。

もう来ているそうだ。

はい?
(ノック)

入ります。

警視庁特捜班 班長の国木田と
主任の浅輪です。

なんの用だ?

現在 起訴準備にある 品川区の
弁護士夫婦殺人事件について

これから 一つの仮説を
お話しします。

仮説?
今 どんな段階だと思ってるんだ。

仮説など
今さら聞いていられない!

検察のために言っています。

もしも 判決が出て
覆るような事があったら

沽券に関わるのでは?

君たちに
心配してもらう筋合いなどない。

(根本)聞くだけ聞こう。

検討に値しなければ
却下すればいい。

はっ…。

どうぞ。 掛けたまえ。
はい。

♬~

僕らは 事件の被疑者である
八木敬司が逮捕されたあと

別の事件を捜査していました。

中野区で起きた
女子大生殺人事件です。

やめて…!
(刺す音)

(浅輪の声)一見 無関係に見えた
2つの事件でしたが

傷痕から想定された
凶器の形状が

弁護士夫婦殺人事件のものと
酷似していました。

つまり 連続殺人事件の
可能性があると?

それに関しましては 起訴後

余罪追及として
別件で扱う予定です。

弁護士殺しについて 八木は
無実を訴え続けていました。

さらに 不審者を見たと
証言もしています。

(浅輪の声)手首に傷のある男です。

そんな男は存在しない。

罪から逃れるために
八木が でっち上げてるだけだ。

(テーブルをたたく音)
殺された澤村香奈さんは

林田真也という元交際相手から
ストーカー行為を受けていました。

別れ話をきっかけに
手首を切った林田が

病院に搬送されたという記録も
残っています。

つまり その林田という男が

元交際相手の女性がいると思って
夫婦を殺害し

続いて 元交際相手の女性も
殺害したというわけかね?

仮説を超えて 妄想です。

そうじゃないというなら
当然 その林田という男を

すでに確保したんだろうな?

はい。

ただし… 遺体で。

ドアはロックされていて

ナイフからは
品川区の弁護士夫婦と

澤村香奈さんの血痕が
検出されました。

つまり 逃げきれないと思って
自殺した…。

真相は わかりません。

ただ… 少しでも疑いがある以上

考え直す必要が
あるんじゃないでしょうか?

♬~

一罪一逮捕一勾留という原則が
あります。

そこを外すと
とんでもない事になります。

秋霜烈日…。

この前 話してくれましたよね。

草木を枯らす 秋の霜のように

強く照りつける
夏の日差しのように厳しくあれ。

でも… その厳しさを向ける前に

どこまでも真相を確かめるのが
検察の仕事じゃないんでしょうか。

♬~

この判は… 押せない。

♬~

嫌疑不十分だ。
いったん 釈放せざるを得ない。

♬~

(渡辺)君たちには失望した。

♬~

後悔する事になるぞ。

それは…
後悔させるという事ですか?

あなたは…。

君に ひと言 謝っておきたくてな。

君に会うまでは
君は裁かれる人間だと思ってた。

君の事を疑ってた。

そうなんですね…。

でも 仕方ない事だと思います。

お名前 教えて頂けますか?

(せき払い)

警視庁特捜班 村瀬健吾です。

村瀬さん…。

この前 僕は警察官に
なれたのかもしれないって

言ってくれましたよね。
(村瀬)いや あれは…。

ありがとうございます。

♬~

♬~

ご苦労さまでした。

ああ…! すいません。

おかげで 私も胸がすきました。

いや 僕だけの力じゃないですよ。
みんなの…。

そうですね。

お疲れっす。

(矢沢)ちょっと 悩みすぎですよ。
(新藤)でも わかる~!

結局 どっちにしたんですか?
(青柳)両方だよ。

サバ味噌とサバ塩 両方
食えるようにな 半分ずつ… な。

(新藤)頭いい~!
小宮山さんたちは?

私たちは あそこのイタリアン。
ねっ?

春キャベツとアンチョビの
アーリオ・オーリオ。

何がアンチョビだよ。
普通に サバって言えよ。

はあ?
(矢沢)青柳さん…。

アンチョビは イワシです。

ハハハハ…!

あっ イワシで思い出した!
(矢沢)えっ?

これ みんなの分のうちわさ
作ってもらったのよ。

ほら。 これ 浅輪。
おお~っ!

(青柳)これ 新藤。
(新藤)ええーっ!

(青柳)これ 村瀬。
ええーっ!

(青柳)班長も…。
ええーっ!

(青柳)これ 誰?
ハハッ…!

いいっすね それね。

なおぽん先輩 かわいい…。

あっ…! 駄目よ それ 言っちゃ!

(新藤)あの 先輩は 倫子さんに
「なおぽん」って呼ばれてる…。

お前 言わねえ約束じゃねえかよ
それ!

なおぽん?
本当 やめてください!

本当… 忘れて! 忘れて!

ディケーを名乗る正義の味方…。

(浅川塔子)私たちの手で
正義を行うのよ!

ネットの中の悪い人たちを
裁いていたって事?

パワハラ上司を
追い出したらしいの。

(杉山英子)あんた 馬鹿?

すっごい展開になってるらしくて。
そういう事だったのか…。

〈これまでの放送を見るなら
TELASAで〉