「ボクの殺意が恋をした」#4【暴かれる秘密!殺意が恋に変わる時…】[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「ボクの殺意が恋をした」#4【暴かれる秘密!殺意が恋に変わる時…】[解][字][デ]
最高に間が悪い殺し屋(中川大志)と、暗殺ターゲット(新木優子)がまさかの恋に!?殺すのか…恋するのか…二人の運命は!?
禁断の恋を描くスリリング・ラブコメディ!出演者
男虎 柊…中川大志
鳴宮美月…新木優子
八乙女流星(デスプリンス)…鈴木伸之
水瀬千景…田中みな実
風岡樹生…中尾明慶
江村隼也…永田崇人
皆川真希…小西はる
葉山京子…榊原郁恵
綿谷詩織…水野美紀男虎丈一郎…藤木直人【4話ゲスト】
七瀬くるみ…谷まりあ
番組内容
柊(中川大志)は美月(新木優子)が葵だと確信し、彼女を殺すことに迷いを感じていた。心揺れる柊に、詩織(水野美紀)は、丈一郎(藤木直人)の死を無駄にしないでほしいと告げる。
そんな中、映画「ハリネズミ探偵ハリー」がクランクインし、原作者の美月は柊たちを連れて撮影現場の古い洋館へ向かう。
柊は、真相を知るまでは美月を守ると決意。しかし柊と美月は、ハリネズミを使った流星(鈴木伸之)の罠にはまってしまい…
監督・演出
【監督】宝来忠昭
原作・脚本
【脚本】三浦希紗
音楽
【音楽】大間々昂 田渕夏海
【主題歌】Vaundy「花占い」
制作
【チーフプロデューサー】岡本浩一
【プロデューサー】中間利彦 小島祥子 石田麻衣
【共同プロデューサー】三上絵里子
番組HP
【番組ホームページ】
https://www.ytv.co.jp/bokukoi/
番組公式SNS
【番組公式Twitter】@bokukoi_drama
【番組公式Instagram】@bokukoi_drama
【番組公式LINE】https://lin.ee/kniUOAgジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- ハリネズミ
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(女性) 『ハリー』の新刊!
(男性) あっ ホントだ!
(女子高生) あった!
流星の役 どれ?
これこれ ピッタリなんだよ。
絶対 好きだから。
(ノック)
(風岡) 先生 そろそろ時間です。
(鳴宮美月) 今 行く。
(風岡) ≪は~い≫
(風岡) 先生 読みました?
あっ… まだ読んでない。
(風岡) え~!
打ち合わせまでに読んでおいて
くださいって言ったのに~。
今から読むとこなの。
(風岡) 今日の打ち合わせで
原作者の意見
直接 聞かせてほしいって
言われてるんですから。
分かってる。
(風岡) あと20分で出ますよ。
(男虎 柊)
《必ず俺の手で殺してやる》
《そう思ってたはずなのに…》
怒ってんじゃん
雷鳴
イヤっ!
《キュンとしてしまった俺は
彼女を殺し損ね しかも…》
早く逃げないと
爆発を起こすかもしれない!
えっ 待って
私 無理 泳げない
俺が守ってやるよ!
(八乙女流星)フィニッシュ
爆発音
《デス・プリンスに狙われた
彼女を…》
《またしても助けるはめに…》
《そして そのせいで熱を出した
彼女を看病していた時
見つけてしまった》
(葵)この絵は
私だけのお守りなの
(葵)でも 今度
柊君にも描いてあげるね
葵ちゃん… だったんだね
♬~
誰よ? それ
えっ… じゃあ
このイラストは?
知らない
私 もう少し寝たいから
もう出てって
《信じられない》
《本当に?》
何よ?
あっ いや… そっちが何だよ?
は?
いや… 何でもない。
《まぁ ちょっとポーカーフェースには
なったかもだけど…》
《彼女は否定してたけど
間違いない》
《初恋の葵ちゃんと鳴宮美月は
同一人物だ》
(風岡) 台本 どうでした?
あぁ いいんじゃない?
ですよね。
いや~ 僕 泣いちゃいましたよ
特にラストシーン。
もう 何で死ぬんだよ~!って
大号泣でした。
(振動音)
ちょっとごめん。
(振動音)
(振動音)
《聞かれたら
マズい電話なのか?》
ちょい…!
えっ!?
先生は ダメだって言ったよな。
えっ…。
え? まさか 君
流星さんに
勝てるとでも思ってんの?
今日の打ち合わせに
流星さんも来るんだから。
えっ!? いやいや
来る必要ないですよね?
そう 来る必要ない
だが しかし 来る。
これが
どういう意味を持っているか。
いや ダメです!
先生の幸せの訪れという意味だ。
それ すなわち 僕の幸せ…。
いや ダメなんです!
八乙女流星だけは ダメだ!
聞け ひとの話を最後まで。
そうやって無責任に近づかせて
取り返しのつかないことに
なったら どうするんですか?
取り返しのつかないことって?
分かるでしょ。
あいつを見てれば
危険な男だってことぐらい。
危険な男?
あお…。
美月先生に
何かあってもいいんですか?
(風岡) 何かって?
あの男の餌食になっても
いいんですか!?
餌食?
あっ…。
あっ… いや あの。
確かに
流星さんは東洋いちの色男。
先生が そんなプレーボーイの
毒牙にかかったら…。
へっ?
あのジゴロに捨てられた先生は
何も手に付かない抜け殻に。
そんなことになって
もし 漫画が
描けなくなったりでもしたら…。
風岡さん 聞いてます?
君… あっ いや。
柊君。
はい?
僕は柊君を応援する!
えっ?
絶対に あのスケコマ…。
あっ いや 八乙女流星にだけは
取られるな いいな?
あっ… はい!
頑張れよ 柊君!
僕の出世は 君にかかってる。
ありがとうございます!
えっ… 出世?
何してるの?
べ… 別に。
早く 行くわよ。
プロデューサーの米巻です。
(風岡) お願いいたします。
きゃ… 脚本家の室井です。
お願いいたします。
(室井) 鳴宮先生にお会いできて
光栄です。
見ましたよ~
お2人がタッグを組まれた
『マレーヒヨケザルと私』
もう笑って 泣きました~。
(米巻) ありがとうございます
鳴宮先生の人気にあやかって
さらなるヒットを
目指してますので。
興行収入 400億も
夢じゃないな~。
(米巻) 400…。
クライマックスシーンなんですけど。
(米巻) はいはい。
どうして
このキャラクターが死ぬ必要が?
えっ?
「泣けるシーンが欲しいから」
とか言いませんよね?
え~っと…。
当然 物語上 必要な死はあります。
でも これは そうじゃ ない。
他に泣けるシーンを作れない
あなたたちの怠慢では?
ちょっと 先生
さっきと言ってることが…。
確かに 先生の言う通りです。
(米巻) えっ?
何でもかんでも
殺せばいいってもんじゃ ない。
《どの口が言ってんだよ!》
今の脚本も面白いんですけど
きっと
もっと面白くなりますよね。
楽しみだ!
そうですね うん
いや そうかもしれない うん。
(風岡) そうですよね…。
(米巻) うん うん…。
さっきは ありがとう。
いえ 人が死ぬ物語も必要だけど
『ハリー』は そうじゃ ない。
ファンなのに
忘れちゃってました。
《何 ほほ笑み合ってんだよ》
《そいつのは
恋心じゃなくて 殺意だぞ》
(風岡) あっ 先生
来週のクランクインの日
撮影現場で
雑誌の対談取材があるんで。
対談?
先生と 主演の七瀬くるみさん
流星さんの3人で。
先生が来るなら
撮影 頑張れちゃうな。
≪流星さ~ん!≫
流星さん! お… 遅れました!
君は… 誰だ?
大竹が別現場のため
代理で来ました
チーフマネジャーの小谷です!
さぁ さぁ 遅刻しちゃいますよ。
遅刻したのは あなたですよね?
何をしていたんですか?
何をしてたというか…
特に何もしてないです。
気付いたら 10分 いや 20分。
では 美月先生 また取材の日に。
(風岡) 行きましょう。
うん。
お前の思い通りにはさせない。
こっちこそ 譲る気はないよ。
♬~
分かってますよ
分かってますって!
今度こそ…
デス・プリンス生命を
懸けてますから。
鳴宮美月。
名残惜しいけど
そろそろ お別れだ。
♬~
(探偵)清掃会社の代表取締役は
男虎丈一郎
その男は
男虎 柊の育ての親でした
♬~
♬~ (チャイム)
♬~
(江村) あ~。
登録者数 増えないわ~。
えっ 無視?
ただいま。
あ~ おかえりなさい。
お疲れ。
(真希) お疲れさまです。
お疲れ。
あっ お茶。
はい。
(真希) あれ? 風岡さん
帰っちゃったんですか?
あぁ 今 車 止めに行ってる。
千景さんは?
あ~ 多分
もうすぐ来ると思います。
そう。
ういす~。
(江村) ういす~!
(詩織)
どうも~ お邪魔しま~す。
えっ。
《何で!?》
(江村)
えっと… どちらさんですか?
えっ 柊君の知り合いなんだよね?
下で会ったから 連れて来たよ。
(詩織) 柊君のお父さんとは
古い知り合いで…。
皆さん どうも
柊君がお世話になっております。
これ つまらないものですけど
よかったら どうぞ。
どうも。
えっ! ヤダ 本物!
え~ 鳴宮美月先生だ うわ~。
本物は さらにおキレイですね。
お肌なんてツルツル~
さぞかし高い化粧水…。
それより! 急にどうしたの?
居ても立ってもいられなくて。
ほら 私…。
『ハリー』の大ファンでしょ~!
へっ!?
柊君が
お手伝いしてるって聞いて
もう
居ても立ってもいられなくて。
いつも応援してます
漫画も全部 読んでます。
アニメのほうもね
DVD ボックスで買いました!
ありがとうございます。
(詩織) うわ~ すご~い。
ここで あの漫画が
生まれてるんですね~。
えっ! これ 原画ですよね!?
わぁ~ 感動~。
いや~ お手本のような
熱狂的なファンだ。
そうだ 先生 お母さんのお加減
いかがですか?
えっ?
(詩織) お母さん
体調 崩してらっしゃいますよね。
心配ですね。
えっ そうなんですか?
《何で そのこと…》
(詩織)
他の家族の皆様は? ご健在で?
あっ… 私 そういう話は
公にしない主義なんです。
ミステリアスな
美人漫画家先生ですもんね。
フッ… ええ。
先生のお母さんなら
きっと すごい美人なんだろうな。
父親がトンデモイケメンなのかも
しれませんよ。
(風岡) あるね~
じゃあ いただいちゃいますか。
(江村) いただきましょう。
(詩織) どうぞ どうぞ。
(風岡) 八富屋。
(江村) あっ 八富屋か。
(詩織) ご存じですか?
≪どういうつもりだよ!≫
何で あんなことを!?
あなたが
もたもたしてるからでしょ。
それは… っていうか
何で 彼女のお母さんのこと
知ってるんだよ?
「SOS」なら
それぐらいの情報は持ってる。
そんなことより あなた
随分 あちらに
溶け込んでるみたいだけど
いつまで
お仲間ごっこしてるつもりなの?
分かってるよ…。
けど…。
「けど」?
実は…。
鳴宮美月の正体が分かったんだ。
正体?
同じ小学校に通ってた
1つ上の子で
葵っていう名前の子。
知り合いだったの!?
俺の… 初恋の人なんだ。
そんな偶然…。
葵…。
ねぇ。
本当に 彼女が丈さんを殺したの?
えっ?
彼女が
そんなことするとは思えない。
それ 本気で言ってるの?
だって どうしても…
昔の彼女と
凶悪な犯罪者っていうのが
俺の中で結び付かないんだよ。
このままじゃ 殺せない。
俺に 時間をくれない?
本当のこと 確かめさせてほしい。
(頬をたたく音)
ふざけたこと言わないで!
確かめる? 鳴宮美月に?
そんなこと
許されると思ってるの?
頼む…。
「SOS」の情報に間違いはない。
あなたは
ただ 任務を遂行すればいいの。
俺になら 葵ちゃんだって
何か話してくれるかもしれない。
これは子供のお遊びじゃ ないの!
そんなの… 分かってるよ。
初恋の人だから殺せない?
十分 子供じゃない。
いい? 私たちは
一人でも多くの
国民の命を守るために
この仕事をしてるの。
鳴宮美月を野放しにしたら
あなたが
丈ちゃんを奪われたように
また 誰かの大切な人が
奪われてしまう。
丈ちゃんの死を
無駄には しないで。
♬~
(詩織)あなたが
丈ちゃんを奪われたように
また 誰かの大切な人が
奪われてしまう
(詩織)丈ちゃんの死を
無駄には しないで
葵ちゃん… だったんだね
誰よ? それ
はなをすする音
会いたいよ…
♬~
♬~ 葵ちゃん?
♬~
(葵)ねぇ 柊君
柊君がつらい時は
私のこと 呼んで
絶対に助けに行くから
俺も
葵ちゃんに何かあったら
絶対に助けるよ
約束
約束
行こっか
あっ!
あっ!
♬~
早速 助けられちゃったね
約束でしょ
♬~
あの約束が…
まさか
こんな形で かなうなんてね。
(京子) 何の約束?
あっ 起きてたの?
(京子) 今 起きた。
で 何の約束? 誰との約束?
覚えてる?
ん?
小学生の頃 仲良かった
1コ下の男の子。
あ… ジュン君だっけ?
フフフ… 柊だよ。
あっ そう 柊君だ フフフ…。
あの頃の葵
口を開けば 「柊君 柊君」って…。
大好きだったもんね~。
実はね
最近 再会したの。
そうなの?
よかったじゃない。
よかったのかな?
柊君 どうなってた?
変わってた?
変わってないよ。
少し抜けてるけど 優しくて…。
いつも私を助けてくれる。
昔のまま…。
今でも好きなのね。
そんな資格 私には ないよ。
♬~
決めた。
《俺は 葵ちゃんを信じたい》
《殺せない》
《真相を確かめるまでは》
(スタッフ) 本日
映画『ハリネズミ探偵・ハリー』
クランクインで~す
よろしくお願いしま~す!
(拍手)
(風岡) いや~ ホントすいません
急に行けなくなっちゃって。
(千景) 出張なら仕方ないじゃない
トラブルなんでしょ?
風岡さんがいなくちゃ
どうにもならないって
泣き付かれちゃって
困っちゃいましたよ。
こちらも僕がいないと
いろいろ大変だと思うけど…。
あっ 全然問題ないです。
うわ 減ってる!
出張って どこ行くんですか?
(風岡) ん? 大きな声じゃ
言えないが 北海道だ。
まぁ みんな 僕がいないと
寂しいと思うけど…。
そんなことないです。
(千景) あ~ 来た来た
さぁ 行きましょう。
お待たせ。
ちょっと来て。
ちょっと 何?
(風岡) はぁ~!
やぼってもんですよ。
はぁ?
ちょっと… 離してよ!
本当のこと
教えてくれないか?
本当のこと?
葵ちゃんなんだろ?
俺のこと 覚えてない?
だから 誰なのよ? それ
知らないってば。
待って!
どうして ウソつくんだよ?
何があったの? 何を隠してんの?
話せない事情があるんだと思う。
でも
何か抱えてるなら
苦しんでるなら…。
俺にだけは話してよ。
別に何もない。
俺が守るから!
絶対に助ける。
だから
本当のこと教えてよ。
私は鳴宮美月。
あなたが言ってる
葵って子じゃ ない。
いいかげんにして。
♬~
《そんな簡単には
話してくれないか》
(千景) そういえば
柊君って
お掃除屋さんだったのね。
はい。
…って えっ!?
(真希) 掃除屋?
(千景) 私 見ちゃったの。
柊君が~
清掃会社から出て来るところ。
あぁ いや…。
(千景) ちゃんとした
お仕事してるのに
どうして雑用係なんてしてるの?
あぁ いや あの…。
バ… バイトですよ バイト うん。
清掃会社だけじゃ稼げないんで
掛け持ちです。
(千景) へぇ~。
大変なのね~。
ハハハ…。
頬をたたく音
(男虎丈一郎)
ねぇ 詩織ちゃん 見て見て
(丈一郎)この柊
めちゃくちゃ かわいくない?
(詩織)出た 親バカ
もう すっかり本物の家族ね
(丈一郎)どうかなぁ
あいつさ 今でも たまに
俺に隠れて 両親の写真 見ながら
泣いてんだよ
やっぱり 本当の親じゃないと
そんなことない
丈ちゃんを慕う気持ちと
両親を恋しく思う気持ちは
別物だと思うよ
うん…
そうだよな
俺が迷ってちゃ 柊を守れない
(丈一郎)柊の両親は
俺にとって
家族みたいなもんだった
もう二度と あの時みたいに
大事な人を失いたくない
俺の家族は 俺が絶対に守る
うん
その中には詩織ちゃんも
入ってるって分かってる?
フフっ はいはい
いやいや 本気だって!
缶を開ける音
ありがとうございます
フフフ…
フフ… ん!
見て見て この柊も
めちゃくちゃかわいいんだ
♬~
(バーストした音)
えっ?
(江村) うわ! パンクしてる。
(一同) えっ?
パンク?
(真希) ウソでしょ?
《まさか
デス・プリンスの仕業か?》
(千景) はぁ? どうするの~?
まぁ 大丈夫じゃない?
えっ?
着いたみたいだし。
(千景) うわ~ 何か事件とか
起こっちゃいそうな雰囲気。
《俺が 絶対に守ってみせる》
≪ようこそ 死の館へ≫
(くるみ) 私たちが到着した時
この絵は
上下逆さまに飾ってあったはず。
けど 今は
正常な状態になっている。
すごい… さすが琴音ちゃん!
で それが事件と どう関わりが?
えっ?
さぁ?
琴音ちゃ~ん!
(ハリーの声) そうか 分かったぞ!
(ハリーの声)
ハリーアップ! 僕のひらめき。
(監督) はい カット~。
出た! 「ハリーアップ!」。
「ハリーアップ」。
鳴宮先生!
はじめまして 七瀬くるみです。
どうも。
ヤバっ 生 七瀬くるみ ヤバ~!
私 『ハリー』の大ファンなんです。
だから 主演ができるなんて
夢みたいで!
そうですか。
美月先生。
あっ 流星さ~ん!
遅いですよ
待ちくたびれちゃいました。
美月先生に見られてると思うと
緊張しちゃったな。
あっ そう。
(江村) 分かりやす~。
何か言いました?
あっ いや 何も。
あっ。
ん?
えっ? ちょっ ちょっと…。
(千景) な~に?
あら! ハリネズミ?
(江村)
お~ あっ 撮影に使うんすか?
さっき撮影で 縫いぐるみ
使ってたの見てたでしょ。
縫いぐるみで撮影して
後でCGで合成するんです。
けど 撮影中に本物の
ハリネズミを見られたほうが
イメージが湧くかなって。
(千景) へぇ~。
(くるみ) 流星さんの
アイデアなんですよね さすが!
《まさか このハリネズミに
何か仕掛けが?》
♬~
♬~ (鳴き声)
♬~
《ダメだ… 何も思い浮かばない》
かわいい。
《…って ときめいてる場合か!》
お気に召していただけたようで。
(記者) 今回 お2人の恋愛も
映画の見どころの1つと
なっておりますが
八乙女さんは今までに どんな
恋愛をされて来たんでしょうか?
(くるみ) え~ 聞きたい!
恋愛は苦手で
ずっと避けて来ました。
でも 恋は意図せず
落ちちゃうものですよね?
フッ…。
恋愛は所詮 五感の錯覚ですよ。
五感の錯覚?
そう。
嗅覚 触覚 味覚 視覚
そして 聴覚。
自分の五感の全てを
制する者が現れた時
人は恋に落ちる。
でも それは所詮 錯覚なんです。
脳が それを理解していれば
恋心をコントロールするなんて
たやすいことです。
はあ…。
私もコントロールされたい!
鳴宮先生の恋愛観についても
ぜひ お伺いしたいんですが。
あっ 私は別に…。
いいじゃないですかぁ
私も聞きたいな。
というか
恋愛観とか 特にないので。
先生 もしかして
恋とかしたこと ないとか?
恋愛観なんて
意味ないってことです。
今までの恋愛観なんて
全て吹き飛ばしてしまう
ぐらいのものが
恋なんじゃないですか?
(くるみ) え~ どういう意味?
僕は ステキだと思います。
先生の そういう考え。
(スタッフ) 流星さんは中空きです
皆さん 移動 お願いします!
あ~ 皆さん この後
外のシーンなんですけど
すぐ終わると思うんで
しばらく ここでお待ちください。
さぁ そろそろ始めようか。
(イヤホンのスイッチを押す音)
♪~
♪~
(ハリネズミの鳴き声)
♪~
ハッ…。
(千景)
あっ いたいた! 流星さん!
先生からの差し入れ
いかがですか?
高級なチョコレートなんですって。
ちょっ…。
どうぞ。
苦手? なら 無理しなくても。
いや 好きです。
大好きです。
いただきます。
えっ いや…
ちょっと 何してんの?
だって いらないみたいだし。
♬~
《何て甘美な香りなんだ》
♬~
♬~ 《嗅覚》
♬~
♬~ 《触覚》
♬~
♬~ 《味覚》
何してんだよ!
あなたが
全部 食べちゃうからでしょ?
あぁ…。
何?
甘い…。
アハハ… 当たり前でしょ?
《視覚》
《そして…》
♪~
♪~
この曲は…。
♪~
『愛の神よ』。
は?
《そして 聴覚》
《自分自身の五感 全てを
制する者が現れた時 人は…》
恋に 落ちる…。
《何だ? これも
殺しの作戦の1つなのか?》
(真希)
あれ? ハリネズミがいない。
(千景) ヤダ~ 逃げちゃったの?
急いで捜さなきゃ。
間違って外に出ちゃったら危ない。
(鼓動)
(頬をたたく音)
《何だ?
これは何の作戦なんだ?》
え~ でも
この広い中で見つかります?
見つけるの!
(江村) はい!
われこそは デス・プリンス。
(ボタンを押す音)
(起動音)
♬~
《ハリネズミって
意味 分かんねえけど
きっと デス・プリンスが
何か仕掛けてるに違いない》
俺から離れるなよ。
絶対にだ。
分かってる。
(千景)
お~い ハリネズミ君たち~。
(江村) あぁ いないっすね
いないっすわ。
(真希) ねぇ ちゃんと捜して。
(江村) はい ごめんなさい。
♬~
(ハリネズミの鳴き声)
♬~
♬~
あれ?
地下なんて あったのか。
♬~
♬~
お~い!
お~い!
♬~
おい 何やってんだよ?
早く出るぞ。
これ…。
えっ?
(モーターの作動音)
やっぱり 罠だ。
えっ!?
(ドアが閉まる音)
んっ!
クソ!
殺しとは すなわち
ダンシング・トゥ… ナイト。
(ボタンを押す音)
何これ?
閉じ込められたってこと?
そうだよ。
どうするの?
どうすんのって…。
だから 離れるなって…。
(針が飛ぶ音)
おぉ。
何?
あれか。
何よ?
多分 毒針だ。
♬~
♬~ (ボタンを押す音)
♬~ (針が飛ぶ音)
♬~
今度こそ 俺から離れるなよ!
♬~
♬~ (ボタンを押す音)
♬~ (針が飛ぶ音)
♬~
♬~ (ボタンを押す音)
♬~ (針が飛ぶ音)
♬~
♬~ (ボタンを押す音)
♬~ (針が飛ぶ音)
♬~
♬~ (ボタンを押す音)
ここから絶対動くな。
ふぅ… こうなったら仕方ない。
♬~ (起動音)
♬~
♬~ ウソだろ…。
♬~
キャ~!
おっ!
うわぁ!
フッ!
ん~!
♬~
♬~ こんなの ありかよ!
♬~
♬~ あっ…。
♬~
んっ!
(殴る音)
(針が飛ぶ音)
痛っ…。
おい… おい!
何で…。
動くなって言っただろ。
うるさい。
おい… おい!
おい!
大丈夫か!? おい!
任務完了。
♬~
永遠に…
お別れ… デス。
《何だ? 考えろ 何の毒だ?》
ハァ ハァ ハァ…。
乱れてる… 不整脈か?
(丈一郎)
不整脈で死に至る毒は…
トリカブトと
ジギタリスの2つだ
症状は どちらも似ているが
見分けるポイントは 嘔吐だ
嘔吐?
げ~げ~吐いてる場合は
ジギタリス… ということは?
吐いてない場合は トリカブト
正解
トリカブトは 植物界最強の
毒花といわれていて
ほんの少量でも死に至る
怖い毒だ
《トリカブトじゃ
まともな応急処置もできない》
《このままじゃ マズい》
ハァ ハァ…。
早く連れて行かないと。
♬~
ハァ ハァ…。
チッ…。
♬~
♬~ あっ!
♬~
♬~
必ず戻るから 待ってて。
♬~
(呼び出し音)
(真希) う~わ。
江村のヤツ また 先生の動画
勝手に あげてますよ。
ん~?
今すぐ 消してもらわないと。
ちょっと いってきます。
はい。
(真希) ちょっと 江村!
(江村) はい?
千景さんが 動画 消せって。
嫌だよ。
めっちゃキレてる。
消します!
(真希) めちゃくちゃ怒ってる
早く 早く…。
(江村) 分かった…。
(詩織) お母さん
体調 崩してらっしゃいますよね。
心配ですね。
♬~
(詩織) 葉山さんじゃないですか?
葵ちゃんのお母さんですよね?
えっと…。
(詩織) 私 月城小学校で
一緒だった佐藤です。
あの 教育実習で。
こんな所でお会いできるなんて…。
ハァ ハァ…。
ハァ ハァ ハァ…。
《かなり弱くなってる》
(丈一郎)
トリカブトは 抗不整脈薬で
助けることができる
水がなくても 口の中の
水分だけで溶けてくれる錠剤だ
(せき込み)
ハァ ハァ ハァ…。
ハァ ハァ…。
♬~
柊君がつらい時は
私のこと 呼んで
絶対に助けに行くから
俺も
葵ちゃんに何かあったら
絶対に助けるよ
約束
約束
♬~
♬~ 間に合ってくれ。
♬~
♬~ 葵ちゃん!
♬~
♬~
また…
助けてくれたの?
♬~
約束したから。
(詩織の声) 葵ちゃん
今は どうされてますか?
確か 漫画家になりたいって
言ってた気がするけど。
あ… そうなんですよ。
漫画家 目指して
今 頑張ってるんです。
まだ デビューは
されてないんですか?
はい。
♬~
もう…
これ以上 大切な人を
失いたくないんだ。
♬~
だから… 教えて。
君は誰なんだ?
♬~
私は…。
私は…
葉山 葵。
鳴宮美月に頼まれて
彼女のフリをしていたの。
<今夜の『ガキの使い』は…>