ハコヅメ~たたかう!交番女子~#04[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ハコヅメ~たたかう!交番女子~#04[解][字][デ]
ワケあり元エース刑事×ひよっこ新米警官の凸凹ペアが街の平和のために駆け回る!“お巡りさん”のリアルな日常と本音がダダ漏れ!笑いあり涙ありの交番女子物語!!
出演者
戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、渕野右登/ムロツヨシ ほか
番組内容
川合(永野芽郁)の描いた似顔絵が手がかりとなり、女子中高生を狙った連続傷害事件の被疑者が浮上。“特捜”が立ち上がるが、被害者・彩菜(畑芽育)の力になりたい川合の思いもむなしく、藤(戸田恵梨香)と川合は通常公務に戻される。
1週間後――先の見えない捜査で、ボロ雑巾状態となる源(三浦翔平)山田(山田裕貴)ら刑事課の面々。藤と川合は、事件以来部屋に閉じこもっているという彩菜の家を再び訪ねるが……。
監督・演出
【演出】 丸谷俊平
原作・脚本
【原作】 『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』
泰三子
講談社「モーニング」連載中
【脚本】 根本ノンジ
音楽
【主題歌】
「Ordinary days」
milet (Sony Music Labels)
【オープニングテーマ】
「YY」 ロイ-RoE-(unBORDE / Warner Music Japan)【音楽】 井筒昭雄
制作
【チーフプロデューサー】
加藤正俊
【プロデューサー】
藤森真実
田上リサ(AX-ON)
【協力プロデューサー】
大平太【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- 川合
- 山田
- 彩菜
- 刑事
- 米田
- 安田
- 事件
- 似顔絵
- お前
- お願い
- 班長
- 鼻声
- コマ
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- 特捜
- 犯人
- 牧高
- 今日
- 聖子
- 捜査
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(源) 取調室に
女子高生がいるんだけど
「知らない男に
変なことをされた」と…。
(川合麻依) どんなことされた?
(清水彩菜) え…。
胸を触られて…。
何か もう大丈夫かも。
お姉さんに話したら
収まっちゃいました。
(源) 川合が聴取した痴漢事案
あれ 目撃者いたわ。
(早見) 確か 右手は口元で
左手はスカートのほうです。
《胸を触られただけじゃ ない…》
(藤 聖子) あなたは もっと
覚悟を持って臨むべきだった。
大事なのは
彩菜さんの気持ちでしょ?
何で 気付いて
あげられなかったんだろう。
(伊賀崎秀一)
最初は話そうとしていたけど
怖くなったんじゃないかな。
もう これ以上
自分を責めるのは やめなさい。
彩菜さんを襲った犯人の似顔絵
描いてみて。
無理です 私 下手クソなんで。
(源) ただ この絵はな
署内の誰に見せても
伊賀崎さんって
一発で分かるはずだ。
似顔絵捜査のやり方は
人それぞれなの。
だから
川合のやり方でやってみて。
(麻依:早見) 獅子舞!
犯人は似顔絵より
目が小さかったと思うんです。
犯人に 鋭くにらまれたせいで
目が大きいイメージを
持ったのかもしれません。
あっ。
(源) これ 安田大二郎じゃね?
似てる そっくり。
これが 伝えたかった顔…。
<拝啓 お父ちゃん>
<生まれて初めて 特別捜査本部
通称「特捜」に呼ばれました>
<そこは 強面選抜大会でした>
(牧高) こちら 捜査資料です。
(源) 失礼します お茶です。
(山田) お茶菓子っす
塩か しょうゆがあります。
源さんたちが
あんな低姿勢なんて…。
特捜を仕切るのは 県警捜査一課の
エリート刑事ばっかりだからね。
所轄の若手は 雑用と捜査で
ボロ雑巾のようになるの。
いいかい 川合君
前から2列目の超強面が
県警の刑事さん。
その後ろ2列の まあまあ強面が
隣の村川署の刑事さん。
結局 全員 強面なんですね。
んだな。
(ドアが開く音)
町山署 副署長 吉野です。
このたびは わが署に
捜査本部が立つということで
ひと言 ごあいさつ…。
(米田) 時間がないので
先に ここまで分かっていることを
聞いても構いませんか?
も もちろんです…。
(米田) 皆さん お疲れさまです。
本部捜査一課 班長の米田です
では まず村川署から。
はい この2か月の間
村川署管内で5件の
性犯罪事件が発生しています。
被害者は全員
下校途中の小柄な女子中高生。
手口などから 5件いずれも
黒色のワゴンに乗った
男2人組の犯行だと思われます。
うん それで町山署で
別の性犯罪が起きたんですね?
(北条)
はい 町山東1丁目の路上で
女子高生が男に
暴行される事件が発生しました。
目撃者の証言によると単独犯
その証言を基に 男の…
似顔絵を作成しました…。
(刑事) 何だ? この絵。
もうちょっとまともな
似顔絵捜査官 いなかったのかよ。
(刑事) こんなんで犯人捕まるかよ
冤罪 起きるぞ。
うるせぇ~‼
コマは黙ってろ。
失礼しました。
《一瞬で戻った
こういう人が 一番怖いよね》
似顔絵作成を担当したのは?
はい。
町山交番勤務の
藤と川合が担当いたしました。
この似顔絵を基に
前科者リストを当たったところ
安田大二郎という男が
浮上しました。
(刑事)
おいおい クリソツじゃねえかよ。
この絵 うま過ぎるぞ!
やるな 姉ちゃん。
だから うるせぇよ‼
で なぜ この2つの事案を
結び付けたんですか?
《だから 怖いって》
は はい え~…
被疑者は安田大二郎 42歳。
3年前 強制わいせつで
逮捕されており 執行猶予中です。
現在はデータ入力の在宅ワークで
生計を立てており
私が安田のアパート周辺を
確認したところ
アパートから出て来た安田は
ボーダーの服を着ており
ベランダに特徴的なロゴ入りの
Tシャツが干してありました。
いずれの着衣も
村川署内で発生した事案の際に
犯人Bが着ていたものの特徴と
一致しております。
弱い!
決定打が ねえ。
ヒラの刑事は
ホントよくしゃべるなぁ!
その決定打を見つけんのが
てめぇらの仕事じゃないですか?
《怖いのと優しいの
交ざっちゃった》
確認だが 村川署の被害者は
犯人の顔を見てない?
いずれの被害者も
ワゴンの中に引きずり込まれて
被害に遭っています。
車の中が暗かったことと
ショックから
全く覚えていないと。
ということは
唯一 証言を取れるとしたら
町山署の事案の女子高生だけか
この子の聴取は?
うちの女性警察官が
行ったんですが
再聴取を拒まれました。
(米田) 分かった。
では 手元の捜査割り当て表を
見てくれ。
(米田) 発生の多い
駅周辺の警戒を行うとともに
24時間態勢で
安田に対する張り込みを行う。
班長 あの…
ここには 捜査員たちの
睡眠時間が入っていません。
入れてません。
(北条) 倒れます。
その時は他のコマと差し替えます。
それは ヒラの刑事は
使い捨てのコマってことですか?
いえ 体調回復次第
リサイクルします。
だったら いっそ捨ててくれ。
刑事のおっさんたちより
中高生の安全確保が最優先だよ‼
班分けすっから
各部署の責任者 とっとと集まれ。
皆さん 副署長の吉野です。
(米田) で この源ってコマは
どこんとこだ お前んとこか?
ご健闘を祈ってます…。
(米田) もう2コマ出せ。
(北条)
我々の割り振りが決まった。
源 山田は 特捜とローテンションを組んで
安田の張り込み。
(山田:源) はい。
牧高 鈴木は防カメの精査。
(鈴木:牧高) はい。
他の者は本部の応援に回ってくれ。
(刑事たち) はい。
係長
私たちも参加させてください。
何でもやります。
(吉野) やらんでいい!
本部のエリートがそろってる
お前らの出る幕はない!
じゃあ
清水彩菜さんの聞き取りは…。
彼女の証言が 手掛かりに
なるのかもしれんのだろ。
そんな大事な任務 任せられるか!
通常公務しとけ!
でも…。
川合。
藤さん 私たち
もう捜査できないんですか?
副署長に ああ言われちゃね。
しかし
今回の班長さん 怖かったね。
室井さんみたいな人だったら
よかったのにね。
ムロイ? あの方 米田さんですよ。
あぁ 違う違う だから 『踊る』の。
誰が踊るんですか?
えっ 川合君 もしかして 全然
刑事ドラマとか見て来てない?
はい… 元々 警察とか
別に好きじゃないんで。
藤君 とうとう
『踊る大捜査線』を通らずに
警察官になった猛者がいるよ。
私も通ってないです。
通ってないの?
じゃあ 何? 『あぶ刑事』?
『太陽にほえろ!』?
両方 通ってないですね。
えっ!?
私 『太陽にほえろ!』は
知ってます。
あの 大っきいグラス持って
七三分けした おじさんが…。
それは あの
石原裕次郎さんの そっくり…。
くだらないこと言ってないで
立番するよ。
はい。
<そうなんです お父ちゃん>
<どれだけ大きな事件が
起きていても
日々 別の事件が起きます>
<それを防ぐのも
私たち警察官の仕事です>
今日は暑いから気を付けてね。
(子供たち) は~い!
<ただ 私は頭のどこかで…>
それで 何されたの?
え…
<彼女のために 何かできないか
ずっと考えていました>
♬~
すいません。
これで トイレ何回目?
すいません 暑いから
水 いっぱい飲んじゃって。
公務中 水分あまり取るなって
言ってるでしょ。
装備 外すの面倒くさいでしょ。
めっちゃ めんどいです。
藤さん
全然 水分補給しないですね。
う~ん いつからだろうねぇ。
気が付いたら
水分をあんまり取らなくても
耐えられる体質に変わってた。
なるほど。
≪すいません≫
町山診療所って
どっちでしょうか?
それでしたら ここを真っすぐ…。
あっ ちょっと待って。
町山診療所ですよね?
はい。
最近 移転しまして
新しい場所は
今 来た道を戻っていただいて
右に曲がった所にあります。
あっ ありがとうございます。
お気を付けて。
いつ移転したんですか?
先週。
川合 自分の交番管内の地理ぐらい
きちんと把握しておきなさい。
すいません。
じゃあ 私 ここやっとくから
今から徒歩で
管内一周 パトロールしておいで。
管内一周?
夜までかかりますよ。
だから?
隅々までチェックしながら
回っといで。
はい。
はぁ… 暑っつ…。
《こんなとこに かき氷屋さん》
《涼みたい》
お疲れさまです。
あっ ありがとうございます…。
《冷やし中華》
《ここ 絶対おいしいとこだ》
はぁ…。
(源) よし 山田
安田が出て来たら すぐ尾行な。
了解っす。
…にしても これ うまいな!
新発売の濃厚極旨ソースバーガー ですよ。
ちょっと 食いにくいけど。
やっぱり 張り込み中の
あんぱんっていうのは
先人たちの知恵なんですね。
だな。
よし 気合 入れてくぞ。
おっす!
その前に もう一個もらっていい?
タルタルフィッシュバーガー も ありますよ。
うわ! それも食いづらそう
迷うなぁ~。
(鈴木) 駐輪場内にある
防犯カメラの映像
全部 借りて来ました。
OK。
じゃあ 次は
駅前の防犯カメラだね。
どれぐらい映像 集めるんですか?
ん?
犯人が写ってそうな場所 全部。
ですよね。
ただ今 戻りました。
おかえり。
川合君 すごい濡れ髪…
何 雨降った?
いえ 汗です。
あっ そう へぇ… しかも
何か ちょっと日焼けしてない?
はぁ… 絶対そうなると思った…。
パトロール前に
シャワー浴びておいで。
いいんですか? 優しい。
パトカー乗った時に
汗臭いの嫌なの。
なるほど。
シャワー行って来ます。
うん。
お~っと 何これ。
あぁ 藤さんに
管内の地理 覚えろって言われて。
だから オリジナルの地図
作ったんです。
ほぉ~。
えっ これは 食べログ?
だって こっちのほうが
覚えやすいんですもん。
ふ~ん… おぉ ちょっと待って。
ここの和菓子屋
星3.5って 低くない?
私 和菓子は あんまりなんで。
いや ここの どら焼き
食べたことないの?
甘過ぎない こしあんが
絶品なんだけど。
それより ハコ長 特捜って
何か動きあったんですか?
あ~ いまだ進展ないみたいだね。
でも もう1週間 過ぎてますよね。
うん。
休憩 終わりました。
うん。
ハコ長 書類のストック
切れそうなんで
署に取りに行ってもいいですか?
どうぞ。
川合も一緒に行く?
え?
行っといで。
特捜のこと 何か分かるかもよ。
そうですね いってきます。
よし 行こう。
はい!
(刑事) 男の特徴なんですけど…。
(虫の羽音)
暑さのせいでしょうか…。
汗臭さが廊下まで漏れ出てる気が。
あと おっさん臭もね。
うぇ…。
よし 行くよ。
(息を吸い込む音)
(鼻声で) 失礼します!
書類 取りに来ました。
(鼻声で) はい!
いや… 廊下のやりとり
全部 聞こえてるから。
(鼻声で) 何のこと?
(山田) 今 鼻で息してないでしょ。
(鼻声で) ううん してるよ。
(鼻声で)
そんな失礼なこと しませんよ。
いや 2人ともヘリウムガス
吸ったみたいな声になってるから。
(鼻声で)
それより ここ あんたらん家?
(源) しょうがねえだろ
1週間も張り込んでたんだから。
(鼻声で)
牧高さんも泊まりですか?
うん 1週間
防犯カメラの映像しか見てない。
(あくび)
(鼻声で) あれは どこのゴリラ?
聖子ちゃん 失礼過ぎ よ~く見て
あれは うちのゴリラ。
(鼻声で)何か刑事さんたち みんな
しょんぼりリーゼントですね。
(鼻声で) 刑事のリーゼントで
その街の治安状態 分かるから。
言っとくけどね 夏の女性警官の
眉毛も 治安状態 表してっからね。
仕方ないじゃん
忙しいと 眉毛 落ちちゃうの。
(源) あぁ そうですか。
じゃあ 帰りに眉毛の落し物でも
捜してください~。
あんたも はるか昔に落とした
警察官としての誇りの遺失届
出しに行きなよ。
余計 暑くなるから
ケンカやめてくださ~い。
それより 何か分かった?
(源) いや 安田のヤツ
全然 動きがねえんだよ。
(牧高) 現場周辺の
防犯カメラを調べても
何も収穫なくて。
そう。
あの 彩菜さんの聞き取りは…。
本部から女性刑事が
行ったんだけど
会えずじまいだったんだって。
そうですか…。
藤 川合。
(チャイム)
(清水麻里)
すいません まだ事件のことは…。
今日は事件のことではなくて
彩菜さんの体調を伺いに来ました。
病院は行かれたんでしょうか?
(麻里)
≪一応 ケガはないんですけど
やっぱり 心のほうが…≫
食事などは…。
あまり食欲もないみたいで。
そうですか。
彩菜さん!
ごめんなさい。
あの時 彩菜さんの気持ち
考えられなくて
本当に ごめんなさい。
(彩菜) ≪もう来ないで…≫
≪全部 忘れたいの!≫
だから 来ないで…。
やっぱりダメだったか。
悪かったな 急に頼んで。
いえ。
本部には俺から報告しておく。
分かりました。
書類もらって帰ります。
ありがとう。
係長 川合と聖子ちゃん
うちの班の応援
入ってもらえませんか?
このままじゃ事件解決するまで
シャワーも浴びれねえんだよ。
俺からもお願いします。
もう おっさん臭いのは
うんざりなんです。
藤さんと川合ちゃんが
来てくれたら 私も心強いです。
(北条)
確かに うちの連中も限界が近い。
藤 川合 伊賀崎には
俺から言っておくから
応援 頼めるか?
川合 どうする?
やらせてください。
よし 決まりだな。
じゃあ 川合は山田と組んで
防犯カメラの精査をしてくれ。
分かりました。
助かる 目が もう限界だったから。
藤 源と 安田の張り込みを頼む。
それについては
人選の変更を希望します。
聖子ちゃん?
藤先輩 あそこは
男2人で張り込んでると
逆に怪しまれるんです。
カップルのふりをしたほうが
目立ちません。
だって…
そいつとカップルのふりをする
って考えたら 吐き気がする。
OK 吐き気止め 用意しとく。
とにかく
頼んだぞ。
(山田) 川合 防犯カメラの精査は
やったことある?
はい 以前 お手伝いで。
よ~し キツいけど頑張ろうな。
はい 絶対に見逃しません。
だから何で 車の中まで
見せなきゃいけねえんだよ!
すいません。
あの 今 管内に登録されている
同型の黒いワゴンを
全て調べていまして。
知らねえよ そんなの
もういいだろ?
(牧高) 待ってください。
あぁ?
どうか ご協力お願いします。
お願いします!
お願いします。
(鈴木:牧高)
ありがとうございました。
よし 次のワゴン 当たろう。
まだ50台以上ありますよ。
あと50台だけだよ。
(源) あのアパートの
2階の右が安田の部屋ね。
1週間 張り込んでるけど
ほとんど家から出ない。
在宅ワークだっけ?
うん。
家出る時は
コンビニ行く時ぐらいかな。
ふ~ん。
(山田) 川合 同じ画面
見続けるつらさ ヤベェだろ。
絶対 早送りしちゃダメだからな。
もちろんです
一瞬も見逃しません。
お前 何か顔 怖いよ 大丈夫か?
大丈夫です。
もう 今 集中してるんで。
すいません。
(源) 23時 大体いつも
この時間に電気が消える。
寝るの 意外と早いね。
俺らも交代で仮眠 取ろっか。
そうだね。
先 寝ていいよ。
えっ いいよ
応援で来てもらってる立場だし。
そっちのほうが寝る暇ないでしょ。
私 あんたより気楽な立場だし。
聖子ちゃん。
優しいと気持ち悪いよ。
あっそ じゃあ 寝る。
起こしたら…。
♬~
えっ 早っ!
《あぁ… どんぐらい
布団で寝てねえんだっけ》
《今のタイミングで 別の事件
入んなきゃいいけど》
《どんだけ捜査しても
不安しかねえ》
《あと何度
眠れない夜をささげたら
この事件を解決できるんだ》
よっしゃ…。
お前 その調子で見てると
目 やられるぞ。
(いびき)
危ねぇ! 寝てた!
動きなかったよ。
あれ? 起きててくれたの?
警察学校時代から
居眠り常習犯だし
信用ゼロだからね。
どうせ使いものになんないし
まだ寝てたら?
えっ やだ 聖子ちゃん イケメン。
危ねぇ~
女だったら抱かれてたわ。
ヤダよ あんたみたいな女。
ハハハ…。
おかげで 目 覚めたわ。
あと3時間で交代だし
起きとくわ。
あっ ねぇ 俺
何か寝てる時 言ってた?
「あと何度
眠れない夜をささげたら
俺は…」。
お願い 忘れて 忘れてください。
お願いします ヤダ…。
♬~
お前 何で泣いてんの?
問題ないです!
いや ないわけないだろ。
お前 目 バカになるぞ!
バカになってもいいです!
お前 ブルーライトの怖さ 侮んなよ。
そんなの怖くありません!
一回 休もうよ 一回 目薬さそう!
イヤ~ もう うるさいです!
今 集中してるんです!
俺もテンションおかしくなって
大っきな声 出ちゃう…。
(キーボードを打つ音)
山田さん 次のディスクください。
(手をたたく音)
山田さん。
あっ ごめん… 意識 飛んでた。
次のディスクください。
川合 いったん仮眠しよう!
俺 もう限界…。
いや でも
まだ こんなに残ってますけど。
(手をたたく音)
山田さん!
もう無理!
《ヤバい 映像の見過ぎで
目の焦点が合わない…》
《あった! 仮眠室》
え?
あ~ 川合 お疲れ。
さっき張り込み終わったの。
(牧高)
私も 聞き込み終わったところ。
聞いてる?
あぁ すいません…。
成人女性が枕並べてるインパクトに
フリーズしちゃって。
何で一緒に?
地方署の2段ベッドが
まともに機能してると思う?
確かに…。
じゃあ 私は これで。
仮眠しに来たんじゃないの?
いや でも…。
はい どうぞ。
ほれ おいで ほら。
あっ あぁ…。
こっち こっち。
じゃあ お言葉に甘えて。
あっ でも これ…。
タクシー乗る時と一緒で
一番下っ端が真ん中。
これ 社会人としての常識だよ。
常識のある社会人は 先輩と3人で
シングルベッド に寝ないですけどね。
失礼します。
こっちから…。
(頭をぶつける音)
痛っ!
気を付けて。
痛っ… 失礼します。
♬~
《無理! こんな状態で
寝られるわけない》
(いびき)
(山田)
《俺 ここで寝られるかなぁ》
《自分のデスク行くか》
《いや でも 布団で横になりたい
欲望に勝てない…》
(いびき)
《布団から いろ~んな
おっさんのにおいがする》
(においを嗅ぐ音)
うぇっ…。
《うちの署のシーツ交換は週2回
ということは この布団は既に
2人のおっさんを
包み込んでいることになる》
《寝られない…》
《おっさんに包まれてたら
寝られない!》
おっ おっ おっ…!
ちょっ えっ…
何で こっち向いてんですか?
こっちにも
おっさんがいるからだよ。
お前が そっち向いて寝ろよ。
いや こっちにも
おっさんいるから無理ですよ。
何だよ このオッサンドイッチは
地獄かよ!
俺 自分のデスク行こうかな。
お前のデスクで係長が寝てたぞ。
マジっすか?
そもそもな この職場で
おっさんに侵食されてない
場所なんかねえんだよ。
俺らも まあまあ おっさんだしな。
分かってます。
ってか おっさんをゾンビみたいに
言わないでください。
警察官である以上
休養も仕事のうちだ。
気合 入れて寝ろ。
おす。
(いびき)
(アラーム)
え…。
(アラーム)
ん~… もう時間か。
(アラーム)
(牧高) おはようございます。
《あっさり寝れた》
《どんどん
この組織に染まって行く》
おい 全員 起きろ!
特捜の緊急会議 始まるぞ!
結局 寝れんかった…。
おっさんたちのせいだ。
(米田) 1週間がたちましたが
どの班も
何の成果もないようですね。
お土産なしで帰署できる
てめぇらの神経が
私には理解できません。
よって 捜査方針を見直します。
安田大二郎のマークは
いったん縮小。
あらためて いちから
被疑者の洗い出しを行う。
ちょっと待ってください
それは なぜですか?
だから コマは黙ってろ‼
はい!
そもそも 安田が被疑者として
浮上した きっかけは
この下っ手クソな似顔絵だよな!
(源:北条の声マネ) はい ただ
それは 目撃者の証言を基に…。
基に描いたのは
素人の新任だろ‼
もう 1週間だぞ。
とっとと捕まえねえと
また被害者が出るぞ。
あぁ?
いいのか それで‼
米田班長
うちの捜査員が
申し訳ございません。
全て私の不徳の…。
(米田) あらためて班分けを行う。
とっとと集まれ。
(刑事たち) はい。
(米田)
お前んとこのコマは どうなんだよ
もっと出せねえのかよ。
班長から指示が出た。
我々は特捜が集めて来た
情報の整理を担当する。
情報の整理って…。
それって
ただの雑用じゃないっすか!
雑用なんて仕事はない!
これも大事な任務だ。
(北条) だがな
コマにはコマの意地がある。
手が空いている者は
引き続き捜査を続けろ。
俺が責任を取る。
(刑事たち) はい。
(吉野) ≪ったく!≫
捜査一課のヤツら 機動隊出身の
柔道バカだとナメやがって!
自分で「バカ」って。
おい 藤!
大体 何でお前が ここにいるんだ
通常公務しとけって言ったろ!
(北条) すいません
うちの手が足りなかったもので。
どいつもこいつも
勝手なことしやがって!
大体な 川合に犯人の似顔絵は
早過ぎたんだよ!
アンパンマンから練習し直せ!
すいません…。
(照明のスイッチを入れる音)
また外されちゃったんだ。
はい。
私の似顔絵が
捜査を妨害しちゃったみたいで。
それは思い上がりでしょ。
え?
似顔絵は
あくまで捜査の参考程度。
もう一度しっかり調べ直そうって
意味だと思うけどな。
そりゃ
本部の人たちも必死になるよ。
だってさ 彩菜さん入れたら
6人も被害者が出てるんだから。
6人…。
さて
私 ちょっと出掛けるけども
留守番 頼んでいい?
はい。
あっ 藤さんは…。
あっ もう上がるって。
そうですか。
あと これ 藤君が
捜査資料 もう必要ないから
刑事課に返しといてって。
よろしくね~。
ごめんね 付き合わせちゃって。
いいよ いいよ。
俺も 安田が完全にシロだとは
思ってないから。
何で?
刑事の勘。
そういう聖子ちゃんは何で?
信じてんでしょ 川合の似顔絵。
まぁね。
…にしてもな
あの清水彩菜って子が
捜査協力してくれりゃあなぁ。
♬~
《「歩いている私の横に
黒色のワゴン車が
ゆっくり止まり
下校中 ワゴンの中に
引きずり込まれた」》
《「受験生なのに
勉強する気分にもなれず
学校も休んでます」》
《「今も 外を一人で歩けない」》
《「事件以来
男の人と話すのが怖いです」》
《「家族である
父親とも話せません」》
《「男の声が耳に残っていて
テレビや好きな音楽など
何かを聞いていないと
不安になります」》
《「夜になっても
事件を思い出すと
眠れないです」》
♬~
(振動音)
どうした?
藤さん
お願いがあるんですけど。
私に清水彩菜さんの聞き取りを
やらせてください。
彩菜さんは 他の捜査員には
ひと言も話さなかったのに
わずかですが 川合には
反応を示してくれました。
彼女が捜査に協力してくれれば
事件は大きく前進します。
お願いします。
それなら もう許可した。
え…。
どういうことですか?
さっき 伊賀崎が来た。
ジャ~ン
おいしいんですよ これ
1個300円です
いらん
まぁまぁ そうおっしゃらずに
俺は こんなものでは釣られん
ですが あの女子高生から
話が聞けるとしたら
うちの藤と川合だけだと
思うんです
お願いします 一回でいいんで
聞き取り 許可 頂けませんか?
うまく行ったら
本部の方 大絶賛ですよ
どうぞ どうぞ
お茶を!
本部には話を通してある。
責任は伊賀崎に取らせる。
ありがとうございます!
(麻里) すいません。
何度お越しいただいても 今は…。
お気持ち お察しいたします。
ただ もう一回だけ 彩菜さんと
お話しさせていただけませんか。
お願いします。
(ノック)
(麻里) 彩菜。
彩菜さん。
町山交番の川合です。
≪何度も ごめんなさい≫
あいつに また会うんじゃないか
って考えたら
外に出るのも怖いですよね。
あの時のこと思い出したら
眠れないですよね。
完全に事件のことを忘れることは
できないかもしれないけど
でも
彩菜さんの不安な気持ちを
少しでも減らしたいんです。
彩菜さんのことは
私たちが守ります。
彩菜さんが こんなに苦しんで
部屋から出られないでいるのに
あいつは堂々と
太陽の下を歩いてるなんて
絶対おかしいです。
犯人は
私たちが絶対に捕まえます。
だから
もう一度だけ
お話を聞かせてください。
お願いします。
お母さん
今日は これで失礼します。
(ドアが開く音)
♬~
清水彩菜さんから
供述を得ることができました。
やはり犯人Bは 安田大二郎である
可能性が高いです。
本当か。
彼女が勇気を出して
話してくれました。
よくやった 川合!
川合ちゃん!
(米田) すぐ安田の所に
張り込み班 向かわせろ。
それなら うちの先輩が
もう張り込んでます。
こちら張り込み班 源
今 安田大二郎が
部屋から出ました。
♬~
(無線:源) 安田大二郎が
黒のワゴン車に乗った男と接触。
場所は町山中央付近
このまま追跡します。
とうとう ヤツら動いたな。
おい 出るぞ。
川合。
はい。
おい こら!
ヒラが浮き足立つな。
今 ヤツらに
尾行を気付かれたら 恐らく
もう検挙のチャンスは来ない。
今日 この瞬間に全てをかける。
俺が車両配分するから
呼ばれた者だけ現場に向かえ。
(刑事たち) はい。
まず 捜一。
《無理だ 私みたいな交番の若手が
呼ばれるわけがない》
(米田) 町山通りを北上しろ。
(刑事たち) はい。
《彩菜さんのために
犯人 捕まえたいのに…》
(米田) え~ 町山の捜一
鷲尾と佐藤いるか?
(鷲尾:佐藤) はい。
(米田) お前らは県道からだ。
いいか? 対向車には
くれぐれも気を付けろ。
は… 班長 班長に
地図をお持ちしろ!
今 我々がいるところが
ここなんですが…
いや 班長 班長 班長! あの…
私のほうを見てください!
近ぇよ 近ぇよ!
勝手に出て来ちゃいましたけど
やっぱり怒られますよね。
本部の班長は 俺らヒラが
2~3人消えても気付かねえよ。
万が一 バレても
せいぜい始末書だろ。
山田さん
さすがプロのヒラ刑事ですね。
早く出しなよ。
(山田) おっす!
(無線:米田)
張り込み班 聞こえるか?
こちら張り込み班 源
現在 町山中央通りを北進中。
(無線:米田)
間もなく特捜の車が着く。
長距離の尾行は相手に気付かれる
お前は いったん下がれ。
出たよ…。
了解。
9時35分か。
どうかしました?
一連の事件 ほとんど
学校の下校時間なのに
今日は ずいぶん
遅い時間に動いてる。
あっ そうか。
ターゲットにしてる女子中高生
この時間 いないっすもんね。
どこに向かってるんだろう。
かき氷屋さん。
は?
ん?
(麻依の声) 町山4丁目に
かき氷屋さんがあるんです
その向かいに塾があって。
(聖子の声) 塾?
そこ 高校生の進学塾で
この辺で 唯一
遅くまでやってる所で。
山田。
おっす。
(山田) ホントだ
塾から高校生 出て来てる。
川合 よく知ってたね。
藤さんが言ってくれたからです。
交番管内のことは
きちんと把握しとけって。
でも やっぱり この時間だと
ほとんど 親が迎えに来ますね。
うん…。
あれ? あの子 1人じゃない?
被害に遭ったのは
全員 小柄な女子中高生。
犯人グループの好みと
一致しますね。
ここからは歩いて尾行しよう。
川合は真後ろ 山田は右
私は左から。
スマホは光るから使用禁止で。
はい。
おっす。
《この子 3人の警察官に
囲まれてるなんて
思ってないだろうな》
♬~
《黒いワゴン?》
《止まった! 藤さんと山田さん
気付いてるかな》
《あいつだ! 今行く? 早い?
いや でも早くしないと》
♬~
♬~ 凶器…。
♬~
(足音)
町山警察署だ!
大丈夫だった?
(男) あ~!
おい! 待て こら!
(男) やめろ!
(殴る音)
よっしゃ… 公妨で現逮な!
(男) うわ~ 痛てて…!
(山田) おい!
(男) 痛い痛い痛い…!
安田は?
(山田) え?
川合…。
《絶対 捕まえる!》
《あれ? でも 待って
私 超丸腰じゃん》
《あいつ そのうち気付くよね》
《「あれ? 追ってんの
女1人じゃね?」って》
《ヤバい また怖くなって来た》
《いや 諦めるな!》
《勇気を出して話してくれた
彩菜さんのためにも
絶対に捕まえなきゃ!》
《それに ここで取り逃したら
藤さんに絶対 叱られる!》
うおっ! あぁ…。
《やっぱ ダメじゃん 私!》
≪立て!≫
藤さん…。
川合! 立て!
走れ!
♬~
♬~ ハァ… ハァ…。
♬~
あっ 川合! 源 止めて!
えっ!? 何でですか!?
早く!
(源) 安田! 待て オラ!
あっ…。
(安田) うわっ。
(安田) ≪ぎゃっ!≫
(衝撃音)
(安田) ≪うわっ!≫
「ドン」… 「うわっ」。
今の あれかな 壁ドンかな?
はい… 壁にド~ン!ですね。
ダメだよ 暴れたら。
お巡りさんも
多少 手荒くなっちゃうから。
(安田) すみません…。
こんなヤツらのせいで…。
こんなヤツらの…。
♬~
彩菜さん ありがとう。
これで聞き取り 終わりだから。
お母さん 駐車場に
迎えに来てくれてるんだっけ?
じゃあ 気を付けてね。
彩菜さん じゃあね。
川合さん これ。
ずっと
見回ってくれてたんですね。
ありがとうございます。
川合さんが 犯人捕まえたって
電話くれた日の夜
あれ以来
初めて ちゃんと寝れました。
今日 久しぶりに部屋から出て
お日さまに当たったけど
まぶしくって
クラクラしちゃいます。
今日 もっと暑くなるって。
だから気を付けてね。
はい。
♬~
あんた あの子の家
毎日 巡回してたの?
はい 管内 グルグル回ってる時に。
ふ~ん。
でも 今日 何で
誰もいないんですかね。
いつもは強面博覧会状態なのに。
あぁ…。
(ドアが開く音)
えっ?
えっ? えっ?
怖っ。
被害者は 事件が
トラウマになってるからな。
強面博覧会
見せんのも悪ぃだろ ハハハ…。
聞いてたんですか? すいません!
(米田) お前らだったな。
ひでぇ似顔絵を
恥ずかしげもなく描いた上
俺の指示を無視して
現場に行ったのは。
コマとしては まあまあの働きだ。
ご苦労だった。
犯人2人が全面的に自供した。
これで 特捜 解散だ!
お疲れ。
(一同) お疲れさまでした!
川合。
はい。
お前の似顔絵が
犯人逮捕につながった。
よくやった。
ありがとうございます。
(小声で) よく言うわ。
お前 正式に
似顔絵捜査官の研修を受けろ。
え?
似顔絵捜査官…。
何か 家帰って来るの
久々って感じですね。
クーラー使い放題って
ホント最高だね。
仮眠室で寝ても
全然 寝た気がしないから
体 バキバキですよね。
うん。
じゃあ 交代でマッサージしよ
私 やって。
えっ? 私 やったことないから
分かんないです!
え~? じゃあ
私 先やってあげるからさ。
そんなぁ 先輩に
マッサージしてもらうなんて
恐縮過ぎます。
言葉と態度が違い過ぎる。
拳銃つってるから
ここ痛いでしょ。
おっす!
私の時 ここやってね。
おっす!
リラックスしな
訓練じゃないんだから。
藤さん ありがとうございます。
これ終わったら 次 私の番だから。
…じゃなくて。
私が描いた似顔絵
最後まで信じてくれて
ありがとうございます。
当たり前じゃん ペアなんだから。
聞いてる?
あっ 寝るな! 代わって!
<拝啓 お父ちゃん>
<これが 私の似顔絵が
初めて捜査に役に立った時の
お話です>
<この技術が
まさか あんな大きな事件に
関係するなんて
もちろん
この時は知りませんでした>
藤君 そろそろ…。
そろそろ 川合君に
君から話したほうが
いいんじゃないか?
彼女
君のこと 完全に信頼してるよ。
♬~
♬~