漂着者 #6[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

漂着者 #6[字]

<主演>斎藤工 ×<企画・原作・脚本>秋元康
とある海岸に流れ着いた記憶喪失の男。予言めいた力を発揮する彼は何者なのか!?
この夏、誰も見たことのない物語!

◇番組内容
琴音(シシド・カフカ)とローゼン(野間口徹)に繋がりがあることが判明!刑事の柴田(生瀬勝久)らは、ローゼンを重要参考人として手配しようとするのだが!?一方、真実を知りたいと願う詠美(白石麻衣)は、これまでにもヘミングウェイ(斎藤工)と同じタトゥーが足首にある水死体が海岸に流れ着いていたという事実を目の当たりにすることに!さらに、その日の深夜、突然ヘミングウェイが詠美の自宅を訪ねてきて…!?
◇出演者
斎藤工、白石麻衣、野間口徹、戸塚純貴、太田奈緒、吉田志織、橋本じゅん、生瀬勝久
◇企画・原作
秋元康
◇脚本
秋元康、神田優
◇演出
松本喜代美(アズバーズ)
◇音楽
菅野祐悟

【主題歌】Novelbright『優しさの剣』(UNIVERSAL SIGMA/ZEST)
【挿入歌】中島美嘉『知りたいこと、知りたくないこと』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【プロデューサー】飯田サヤカ(テレビ朝日)、川島誠史(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/hyouchakusha/
☆Twitter
 https://twitter.com/hyochakusha2021
☆Instagram
 https://www.instagram.com/hyochakusha2021/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 総理
  2. ヘミングウェイ
  3. 柴田
  4. ローゼン
  5. 古市琴音
  6. 未来
  7. 宮部
  8. 宮部総理
  9. 日本
  10. お前
  11. 救急車
  12. ヘミングウェイ様
  13. 自分
  14. 奇跡
  15. 記憶
  16. 新谷
  17. 真実
  18. 大丈夫
  19. ヘミ
  20. 遺伝子

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(ローゼン岸本)
この13人の天使たちが

ヘミングウェイ様…
いいえ 預言者様を…。

(ヘミングウェイ)どういう事ですか?

(捜査員)幼稚園のバスが
13名の園児たちを乗せたまま

行方不明だそうです。

(新谷詠美)
私たちを どうするつもり?

(クミ・レオンチェヴァ)
今は いろいろと準備中ね。

詠美と子供たちは どこですか?

(古市琴音)預言者様 あと少し…
あと少し 猶予をくださいませ。

(刺す音)

また…
お名前さえも聞けぬまま…。

(佐々木文雄)奴らを絞れば

何が起きていたのか
わかるだろう。

(柴田俊哉)
ヘミングウェイが何者かも…。

(柴田ひかりの声)パパ…。

どこ?

ああーーーっ…!!

(谷口 昇)
行方不明だった園児たちは

千代田区三番町4丁目
2の2の7の蔵から

無事 保護されました。

この状況から

すみれの幼稚園の
バスの運転手を殺害後

園児13人を拉致 監禁したのは

古市琴音

パトカーで自殺した外国籍の男と
自称 通訳らしき女

そして 古市琴音の屋敷で

書生として働いていたと思われる
若い男

この4人による犯行だろうと
思われます。

この外国籍の男と 通訳の女の
身元はわかったのか?

現在 各種照会 入国管理局に
問い合わせをしていますが

いまだ
身元の特定には至っていません。

密入国者の可能性もあるかと。
(谷口)古市琴音ですが

公安が 監視対象として
マークしていたのですが

なぜか 事件翌日 上層部から

撤収の指示が出たそうです。
(佐々木)上から?

(谷口)はっきりとした事は
答えてもらえないのですが

外務省から
横やりが入ったとかで…。

ってか 最終的には
政府の外交上の理由だとか…。

(佐々木)なんだ? それ…。

柴田さん?

どうしちゃったんすか?
なんか変すよ。

…何が?

いつもの柴田さんらしくないっす。

(ヘミングウェイの声)お嬢さんに
お会いしたくありませんか?

12年前… あなたが見失った
ひかりちゃんですよ。

ちょっと待ってて。

じゃあ 戻るわ。 ああ。

ひかり?

ひかり…?

(佐々木)柴田。

柴田!

柴田さん。
ん?

ああ… はい。

公安が盗聴していた
古市琴音のデータは

どこぞの大使館の圧力で
全部 破棄されたらしい。

しかし 公安の望月が
こっそり漏らしてくれた話じゃ

古市琴音の屋敷に ローゼン岸本が
出入りしていたらしい。

ローゼンが?

しあわせの鐘の家には何かある。
そう思わないか?

徹底的にやりましょう。

たたけば ホコリ以上のものが
出てくるはずです。

しかしな 以前に うちは
ガサ入れに空振りしてるしな

厄介な すご腕弁護士も
待ち構えてる。

柴田 慎重にやれ。

課長が「慎重にやれ」という事は

「俺は止めたが
お前の好きにしろ」という事で

よろしかったですか?
…さあな。

俺には まだ ローンが
12年 残ってるって事だ。

「よろしかったですか」って
なんだよ。

そんな日本語 ねえんだよ。
最近の若い奴は。

えっ… それ
雲行寺の饅頭っすよね?

とっくに
賞味期限 切れてますよね!?

毒を食らわば なんとやらだ。

行くぞ。
うわっ…。

お預かりした この映像を
いろいろ分析しました。

結論から申し上げると

この映像から 恣意的に
マインドコントロールするとか…。

どうぞ。

集団催眠にかけようとするような

境界領域下の刺激としての
サブリミナルメッセージは

認められませんでした。

では なぜ これを見た人たちは
異常な行動をしたのでしょう?

あなたは 何を感じましたか?

…別に。

それは 新谷さん

あなたが新聞記者で 客観的に
ものを見ようとしているからです。

一般の人は そうではありません。
先入観から入ります。

つまり 「この映像を見ると
何かが起こるらしい」と

説明されてから これを見た人は

その時点で ある種の暗示に
かかったのでしょう。

どんな暗示でしょうか?

人によって違いますが 多くは

自分が一番気にしている事
恐れている事

そういう不安が
ある種の幻覚 幻聴となって

現実との区別が
なくなったんだと思います。

なぜ そんな事が…?
(佐瀬)ネットですよ。

ネットで拡散された情報は

ドミノ倒しのように
人々に届きます。

そのうちに この彼のような…。

ヘミングウェイ…。

そうでした…。

ヘミングウェイなる人物のように
影響力のある人が ネット上で

盲信的な信者たちに向かって
言葉を発すれば

それは 世界を動かすほどの
集団催眠になりますね。

集団催眠の
第1ステップっていうのは

どういう事から始めるんですか?

…奇跡ですよ。

奇跡?

まず 奇跡を見せるんです。

科学では証明できないような
自分の理解を超えた奇跡…。

それを見せられたら 人は

あとは
なんだって信じるでしょう。

多くの宗教が広まったのは
その伝聞です。

では 悪意を持った人間が

手品まがいの手法で
奇跡を起こしたとしたら…?

いわゆる 霊感商法的なもの
マルチ商法的なものは

そこから始まります。

でも 彼は…。

そう。 ヘミングウェイは
本物かもしれません。

ただ 本物のように見える奇跡も

近くにサクラがいれば
たやすい事ですね。

♬~

(ラペ)「ってか ヘミングウェイ
なんでも できるんだね」

(リモ)「うちらより
絶対 手際いいっしょ」

(モル)「嫁に欲しい ヘミちゃん」

男の人の料理ってさ

お母さんの味付けが
ベースになるっていうじゃん。

ヘミングウェイの味も
そうなの?

どうだろうな?
覚えてないからな…。

母親の料理も 味も 顔も…。

(モル)でも
カレーを作れるって事は

やっぱり 日本のどこかで
生まれ育ったって事だよね?

まあ 日常会話は
日本語ですからね。

でも なんかの時に
ロシア語 しゃべってたじゃん。

「この間 ここに 中国から
視察団 来たんですけど

いつのまにか
僕が通訳してました」

えっ ヘミコ 中国語も話せるの?

ヘミコ?
(リモ)ハハハハ…。

中国語を 今 話せって言われたら
できないんですけど

中国の人たちといると
普通に話せてましたね。

う~ん いろいろな人種が
混ざってるのかもね。

(リモ)ほら 時々 前世の記憶を
持った人っているっしょ?

中世の王子様の生まれ変わり的な。

ヘミちゃんも そういう
前世の記憶を持ってるんだと思う。

そんなはるか昔の記憶より
今の記憶を思い出したいです。

(ラペ)そりゃそうだ。

♬~

あっ そうだ。

皆さん カレーに
生卵を入れてみてください。

「とてもマイルドになるんで」

(モル)妙に細かい事は
覚えてるんだよね。

おしんこも合いますから。

関係あるんすかね?
何が?

次から次へと
いろんな事が起きますけど

女児連続殺人事件は まだ

なんの手掛かりも
ないじゃないっすか。

ヘミングウェイが
現れてからっすよね

子供たちが
救出されるようになったのは。

たまたまだよ。

「たまたまなんか ねえんだよ」
って言ったのは

柴田さんじゃないっすか。

じゃあ お前 例えば
火事があるわな。

同じ地域で 何件も続けて。
はい。

消防車が到着すると
その火災現場の最前列で

いつも同じ男が
燃え盛る炎を眺めてんだよ。

その人を見て お前

「ああ この人は たまたま いつも
火災現場に遭遇する人なんだな」

…って思うか?

いや… たまたまなわけ
ないじゃないっすか。

その男が放火してるんすよ。

だよな。 俺も そう思う。

いや そう思ってた。
えっ?

ひょっとしたら

俺たちには想像もつかない
「たまたま」があったりしてな。

柴田さん それって…。

出せ。
…はい。

集団催眠?

ええ。 今の時代

ネットで拡散されたメッセージは
ドミノ倒しのように届くと

新潟学院大学の
心理学の教授が言っていました。

それが この間の
ヘミングウェイの動画を見て

多くの人間が
異常行動に走った要因ってか。

あの動画自体に

細工がされていたわけでは
ないらしいんですけど

そのあとに
いろいろ書き込まれたコメントが

何かを誘導したとしたら…。

俺たちはジャーナリストだぞ?
そんな荒唐無稽な話はな…。

ジャーナリストだからですよ
キャップ。

こんな荒唐無稽な話を
笑い飛ばすんじゃなくて

それも 確固たる証拠を集めてから
否定する。

ですよね?

ああ…。

しかし 新谷

あのNPO法人も 古市琴音も

公安は
マークしていたにもかかわらず

外務省と政府からの圧力で
それ以上の深追いを諦めたんだ。

そこまでして隠しておきたい
外交問題があるって事ですかね?

危険なんだ。

お前が どんな真実も
白日の下にさらしたい

という気持ちはわかる。

でも お前 この間

マンションで襲われたり
拉致されたばっかだろうが。

私は どうしても 真実を…。

(せき払い)

(橋)ちょっ…
ちょっ ちょっ ちょっ…。

新谷

真実にも 2つの真実があるって話
前にしたろ?

それを教えてくれたのは
お前の親父さんだ。

当時な

俺も あの大物政治家の収賄事件を
追ってたんだ。

♬~

その話をしてくれるのは
初めてですね。

あれは 俺たち ジャーナリストの
完全なる敗北だ。

決して消す事のできない恥として
今も 俺の心に刻まれてる。

そんな恥
簡単に話せるわけねえろ。

でも 田舎の県会議員の
一人でしかなかった父が

自分の墓場まで
持っていかなければいけなかった

真実って なんですか?

キャップ… いえ 橋さん
教えてください。

父は 本当に
公共工事のお金を…?

あの時の俺も聞いたよ。
今のお前みたいにな。

「もらったんですか?
もらってないんですか?」。

そしたら
お前の親父さんは言ったんだ。

「大切な事は それが事実か
そうじゃないかじゃないんだ」

「一番大切な事は
何を歴史に残すか」だってな。

「歴史に残す」?

それが 眠らせておくべき真実だ
って事だったんだろう。

お前の親父さんは 勾留2日目に

ああいう形で
自らの命を絶ったんだ。

幹事長 平塚泰三を
総理として歴史に残すべきだと

思ったんだろうな。

仕事だ。

「宮部内閣の支持率が
37.3パーセントで

就任以来 最低となった事が

世論調査でわかりました」

♬~

おう。

♬~

♬~

大丈夫です。

♬~

♬~

(ローゼン)お呼び出し頂ければ
私のほうから参りましたのに。

いや ちょっと
近くまで来たもんでな。

(ローゼン)こんな何もない所まで?

気分転換に
釣りでもしようかなって。 なあ?

(野間)あっ そうっす。
マダラでも釣ろうかな なんて…。

なかなか
釣れないかもしれませんね。

マダラは 冬の魚ですから。

…そうですか。

すいません。 こいつ
正真正銘のアホなんですわ。

話す時に
「何々っす 何々っす」って

この「っす」からカマンセンスが…
あっ 常識ですね。

常識が全部抜け出しちゃった…。
それで 今日は どんなご用件で?

ちょっと 釣りに来たついでに
聞きたい事があって。

あんた
古市琴音の家に行っただろう?

ええ 行きましたよ。
というか 度々。

琴音は いとこなんです 私の。

今まで 一度も そんな事
言ってなかったじゃないか。

どなたからも
聞かれませんでしたので。

母方の親戚なんですがね
あのとおりの変わり者ですし

私たちのような家系ですと
遺産問題とか

いろいろありましてね。
ですから

できるだけ関わらないようには
していたんですが

あのような
大事件を起こすとは…。

じゃあ あんたは

幼稚園のバスのドライバーが
殺された事も

13人の園児が
拉致 監禁された事も

全く関係ないって言うのか?

当たり前ですよ。

琴音は変わり者でしたし

いっとき
恋人に婚約破棄されたとかで

精神的に落ちていた時期が
ありましてね。

ですから
この しあわせの鐘の家まで

押しかけてきて
ヘミングウェイ様に

「あなたの婚約者です」と
言い出した時は大変でした。

まあ いい。 そういうご託は
ゆっくり 県警で聞くわ。

いえ 今日は もう
お客様がいらっしゃる頃なので。

古市琴音に関しては まだまだ
わからない事だらけでな。

あんた いろいろ
事情を知ってそうだから

悪いけど
今から重要参考人って事で。

あの小うるさい顧問弁護士も
一緒でいいぞ。

手間が省けて お互い いいだろ。

ですから 捜査には協力すると
申し上げているじゃないですか。

しかし 今日は大切な…。
てめえ 警察なめんじゃねえぞ。

お前には 凶悪犯罪の容疑が
かかってるんだよ。

どんな予定が入っていようが
関係ねえんだよ。

(ノック)

ローゼン様
お見えになりました。

予定はキャンセルしてくれや!

ローゼンさんは これから
県警 行くんで忙しいんだよ。

私も忙しいんだよ。

だから 出直してきて…。

総理…。

君は?

新潟県警の柴田であります。
同じく 野間です。

(ローゼン)これから来客があると
申し上げたんですが…。

ある重大事件に関して

このローゼン氏に
事情聴取を行うために

新潟県警のほうに
来て頂かなければいけないんです。

明日にしてもらえんかね?

総理 お言葉ではございますが

我々 新潟県警も
県民の安全を守るために…。

島田くんだったかな?

あっ 自分 柴田です。

(宮部)今 官邸でIT戦略委員会を
官房長官に代わってもらって

ここまで
ヘリを飛ばしてきたんだ。

どうしても ローゼンさんに

お願いしないといけない事が
あってね。

日本は法治国家です。

たとえ 総理との面談の
お約束があろうが

重大事件の鍵を握る重要参考人を

県警のほうに 連れて帰らない
わけにはいきません。

(鈴木千弥)今泉長官です。

あっ どうも 宮部です。

用件は 聞いてもらったと
思うんだけど…。

そう。 捜査のためだから

島田くんが悪いわけじゃ
ないんだけどね。

うん… うん…。

お電話 代わりました
新潟県警の柴田です。

はい… ええ…。

あっ いや…

いや しかし
一刻も早く あの… はい。

…はい 承知しました。

(宮部)我が国の警察は
優秀だからね

ローゼンさんの話を聞くのは
明日でいいそうだ。

そうですか。

総理のほうが お急ぎならば
先にお話を伺いましょう。

島…。
柴田です!

(宮部)私が ここにいる事は
「首相動静」にも載せないので

内密に頼むよ。

ヒラ刑事に何かご用命の際は

また 今泉警察庁長官経由で
お願い致します。

♬~

ありがとうございます。
お疲れらね。

♬~

こんにちは。
こんにちは。

かわいい猫ですね。
かわいいでしょ~。

よいしょ…
ああ お利口さんね。

『新潟北陸新聞』の…。

こんにちは。
あっ こんにちは。

知らんね。
わかりました。

ありがとうございます。

浜に泳ぎ着いた人かね?

この土地の人じゃない人…

船が転覆してしまったのか
海を泳いできたような…。

溺れ死んだ人らったら

よっぽど
流れ着いたんじゃねえろかのう。

沖の潮の流れが
浦野の浜に運ぶみてえらのう。

その人たちは裸でしたか?

裸?
洋服を着てない人。

こんげに すっぽんぽんの仏さんは
いなかったのう。

そらろも
足首に入れ墨した男の仏さんは

何人か流れてきなしたのう。

この入れ墨ですか?
そうら そうら。

流れ着いた水死体は
男性が多かったんですか?

全部 男らったのう。

おなごは 海女さんも
いっぺこといるっけ

泳ぐのも上手らすけに

溺れなかったんだかも
しんねえのう。

(薫)お兄ちゃん 遊ぼう。
駄目だよ。

(薫)いいじゃん 遊ぼう。

お兄ちゃん こっち こっち!

(母親)薫 遠くに行っちゃ駄目よ!

お兄ちゃん
早く 早く!

待ってよ!

薫…?

薫!

薫! 薫!

(父親)どうした?
(母親)どうした?

お父さん
薫がいなくなっちゃったよ。

手分けして捜そう。

薫!

薫ちゃん!
薫!

薫!

ご住職… ご住職!

薫 いたか?

(母親)いいえ… ご住職
どこかへお出かけみたい。

薫…。

大丈夫 見つかるよ。
どうしよう…。

(父親・母親)薫!

宮部総理が
お帰りになりました。

そうですか。

ヘミングウェイ様と テレビで
公開討論をなさりたいそうです。

どこの馬の骨ともわからない
記憶喪失男と

何を討論するんです?

もちろん 日本の未来
世界の未来についてでしょう。

私は 政治的に
利用されるわけですね。

まさか… ヘミングウェイ様が
宮部総理を利用するんです。

利用というのは
目的がある者が使う言葉です。

私には なんの目的もない。

ローゼンさん
あなたは どうです?

個人的には ありません。

しかし 私…
いえ 私どもの一族は

ずっと ずっと
何代にもわたって…

そう 気が遠くなるほど長い間

ヘミングウェイ様を
お待ちしておりました。

その話は 前にも聞きました。

私を待っていたのは なぜ?

この論文が関係してますか?

病院のエレベーターで会った
翌日に自殺した

後宮教授の
遺伝子工学の論文です。

ええ。 後宮教授は
知りすぎてしまったのでしょう。

何を?

これから起こるであろう事を…。

で 殺された?

私は 自殺だと思います。

(ローゼン)確かに 後宮教授の
それまでの研究結果について

口封じをしたい
某国の諜報機関はありましたが

結局 彼の理論は
実証されませんでしたから。

(ロシア語)

(ロシア語)

「人間が本来持っていた第六感

つまり予知能力の遺伝子を
継承する人間たちがいる」…。

私は この遺伝子を
持っているんですね?

何をさせようとしているんです?
私に。

まずは 宮部総理と
公開討論をして頂きましょう。

ローゼン…。

あなたは何者だ?

(橋)ああ~…!
(店員)いらっしゃい。

おう! こっち こっち…。

大ジョッキでウーロン茶。

悪いね。
こいつ 飲めねえんだって。

俺も ビール 大ジョッキで。
(店員)はいよ。

そんな飲めない俺を誘うなんて
珍しいじゃねえか。

何があったんだよ?

ちくわの天ぷら
青のり いっぱいかけて。

どうだね? うちの新谷は。
あれ なんとかしてくれよ!

バターコーン ダブルで。
(店員)はいよ。

迷惑かけてるらか?
ええ? かけられっぱなしだよ。

すまん…。

あいつは悪い奴じゃねえんだけど
加減を知らねえんさ。

あんな若いのに なんか
昭和のにおいがするんだよ。

ハハ… 古いタイプなんだって。

まあ 言い方 変えりゃ
優秀って事だけどな。

そうか。
ああ… それならば いがった。

(店員)お待たせしました。

はい…。
まあ お互い 立場があるから

今日は 仕事の話は やめようや。
そうらな。

うい~! 久しぶり。
はい ご無沙汰。

ああ…。
ああ~!

うちのおふくろの十三回忌の話
聞きたいか?

いいや。

うちのマンションの外壁工事が
手抜きだった話 聞きたいか?

いや…。

(ため息)

無理だな。
無理だな。

仕事以外の話 ないな。
皆無だ。

古市琴音の家を監視してた公安に
圧力がかかったみたいだ。

うちもだ。

普段 編集部に現れない
相談役が来てな

これ以上の取材は
意味がねえんじゃねえかって。

俺たちみたいな
下々の者には見えない

何かが動いてるな。

宮部総理がヘミングウェイと
公開討論するそうだ。

…へえ~。

相変わらず
とぼけるの 下手だな。

心配するな。
官邸が公式に発表してる。

ああ…。

しかし そんな怪しい輩と
なんで総理が公開討論するんだ?

今や 若者に人気絶頂の
ヘミングウェイ様だからな。

選挙をにらんだ話題作りさ。
なんの話 するんだ?

お前のおふくろの
十三回忌の話とか…。

お前のとこのマンションの
外壁工事が手抜きだったとか…。

なんだっていいんだって。

奴には予知能力があるって
信じられてるからな…。

総理と語る日本の未来!

最高のショーだな…。

(チャイム)

どうも。

♬~

すいません こんな時間に…。

追い返されるかと思いました。

普通なら。

あっ… 仕事しながら
飲んでたんです ワイン。

飲みますか?

じゃあ…。

あっ でも
僕 飲めるんですかね?

試してみるしか
ないんじゃないですか?

一つ一つ…。

そのピースを繋げれば
記憶を取り戻せますよね。

はい。

それなりには飲める事がわかって
よかったです。

ねえ 詠美…。

第六感の遺伝子の話は知ってる?

亡くなった後宮教授の
専門でしたよね。

上越工科大学の研究室まで
行きました。

そうか…。
詠美は新聞記者だったね。

今は…

フフ… ただ飲んでる人です。

僕には
その特殊な遺伝子があるのかも。

それが
いくつかの予知をした…?

もしかしたら。

私も いろいろ調べてるうちに
そんな事を思いました。

でも そんな
SF小説のような荒唐無稽な話

あるわけないしって
何度も否定しました。

あるわけないって
なんだろうね?

それって先入観ですよね。

あるいは
すっかり退化してしまった

現代人にとっての
第六感なのかもしれない。

じゃあ そんな
特殊な遺伝子を持った あなたは

海を泳いで
どこからやって来たの?

わかりません。

どこかで 研究対象として
隔離されていたとか…。

だから いくつもの国の諜報機関が
動いてるんですかね?

このタトゥーに
何か意味がある気がする。

浦野の小さな漁村のおばあさんに
聞きました。

昔から あの辺りでは

足首に そのタトゥーをした男性の
水死体が

何体も打ち上げられたそうです。

水死体…。

♬~

僕は
どこからやって来たんだろう?

♬~

♬~

♬~

おはよう。

おはよう。

こんな朝も予知してた?

未来は予知できないほうが
楽しいかも…。

でも 記憶は残っていたほうが
ずっと楽しい。

♬~

(シャッター音)

♬~

(シャッター音)

♬~

(シャッター音)

♬~

(ブザー)
えっ 俺?

(2人)キャップ!

こちらへ来て頂けますか?

荷物 失礼します。

もう…。 AK-47のマシンガン
持ち込んだのバレたぞ。

そういう冗談 通じませんから!
(橋)ハハッ…。

両手を上げて頂いて。
失礼します。

(ブザー)

ポケットの中に
何かありますか?

こちらに出して頂いて。

もう一度 お願いします。

ご協力ありがとうございます。
(橋)どうも。

こんな厳しかったかや?

身元確認もできていない

怪しげな男との
公開討論ですからね。

警護側は
かなりナーバスになるでしょう。

じゃあ こんな選挙前に
やらなきゃいいのにな。

でも
宣伝効果抜群じゃないですか?

確かに
これ以上の作戦は ねえな。

あっ 柴田さん!

(橋)花のお江戸に
新潟県警の田舎刑事が?

今泉警察庁長官から
直々のご指名だ。

ヘミングウェイ様の警護だってよ。
お前らは?

俺たちは
ローゼン様からのご招待だ。

まあ いいじゃないですか。

官邸なんて
なかなか入れないんですから。

ちょっと 写真一枚いいですか?

田舎のおふくろ
喜ばせたいんすよ!

いいじゃないですか
記念なんですから。

ですよね?
じゃあ 新谷さんも一緒に。

じゃあ 柴田さん お願いします。

こっち バック。 そうそうそう。

(シャッター音)
えっ 嘘…。

(内館ひろ子)報道関係の皆様

お忙しい中 お集まり頂きまして
ありがとうございます。

いつもお世話になっております。

内閣広報官の
内館ひろ子でございます。

本日は 若い世代の皆様にも
もっと政治に関心を持って頂こう

日本という国を
どうしたらいいのか

そんな事を考える
きっかけになればという事で

宮部総理 自らのご提案で

今 若者に圧倒的な人気のある
通称 ヘミングウェイさんを

官邸にお招き致しまして

日本の未来について

宮部総理と時間の許す限り
討論して頂きたいと思います。

それでは
拍手をもって お迎えください。

宮部内閣総理大臣と
ヘミングウェイさんです。

(拍手)

♬~

(拍手)

こちらへ どうぞ。

♬~

今日は ありがとう。
どうも。

「私は 君を
なんと呼べばいいかな?」

「元々 自分の名前を
思い出せないので

なんでも結構です」

(宮部)「そうだったね」

「じゃあ
若い人たちが呼んでいるように

“ヘミ"と呼ばせてもらおうか」
「どうぞ」

「ヘミ
君は 予知能力があるそうだが

本当かね?」

「どうでしょう。
自分でも わかりません」

「未来を当てているから

若い人たちに
人気があるんだろう?」

「それは 若い人たちが

そういう存在を
求めていたんだと思います」

「先が見えなくて不安だから
先がわかる誰かが欲しい」

「私じゃなくても
誰でも よかったんです」

「そんなに 今の日本は
先が見えないから不安かね?」

「それは 総理が
一番ご存じですよね?」

「ハハハハハッ…!
一本取られたなあ」

「ヘミは なかなか手厳しい」

「しょせん
どこの馬の骨ともわからない

怪しい予知能力者の
言う事ですから」

「じゃあ 予知してもらえないか?」

「日本の未来
総理大臣の私にとって

一番の問題は 外交かね?
経済かね? それとも…」

「いえ…

残念ながら 宮部総理にとって
一番の問題は…

これから先 日本のなんの役にも
立てないという事です」

(一同のざわめき)

(宮部)ハッハッハッハッ…!

放送中止。
はい。

次の選挙で 私は落選するわけだ。
もうお払い箱か。

総理…

あなたは もう 死ぬんです。

えっ!?
死ぬ…?

失敬な! 場をわきまえなさい!
このペテン師が!

(一同のざわめき)

討論会は中止。
はい!

おい!

柴田さん どうしましょう?
今度は 何をしでかすつもりだ?

(宮部)なんの根拠があって
言ってるんだ! 撤回しろ!

(宮部)どこの馬の骨かわからない
怪しい奴の言う事なんか

信じられるか! 早く連れ出せ!

(SP)こちらへ来て頂けますか?

(宮部)
二度と私の前に顔を出すな!

♬~

総理… 頭の上!

(ネジが外れる音)

(シャンデリアが揺れる音)

いやっ…!

(衝撃音)
(ひろ子の悲鳴)

総理!
総理!!

(ひろ子の悲鳴)

救急車!
誰か 救急車を呼んでくれ!

(一同のどよめき)

(ひろ子の悲鳴)

救急車! 救急車を呼んでくれ!
総理!

「たった今
速報が入ってきました」

「先ほど 総理官邸で

通称 ヘミングウェイと名乗る
人物との討論会の最中

宮部総理の頭上から
シャンデリアが落下」

「宮部総理は 頭部を強く打ち

搬送先の病院で
死亡が確認されました」

「現在 警視庁が
シャンデリアの落下原因について

老朽化に伴うものか

何者かが 故意に落ちるような
仕掛けをした痕跡がないかなど

事件 事故の両面で
慎重に捜査を…」

「総理…

あなたは もう 死ぬんです」

「失敬な!
場をわきまえなさい!」

「このペテン師が!」

「総理… 頭の上!」
「(衝撃音)」

「(一同のどよめき)」

「総理! 総理!」
「大丈夫ですか!?」

「総理!」
「大丈夫か!?」

「救急車!」
「総理! 大丈夫ですか!?」

「総理!」
「大丈夫か!?」

あなたには
見えていたんでしょ?

…怒ってるの?

総理を助ける事もできたはず。

何度も言うけど

僕の手が勝手に動いて
絵を描いてるだけなんだ。

その絵も…。

♬~

(ヘミングウェイの声)自分でも
何を描いてるか わからなかった。

あの場所に行くまでは…。

(拍手)

♬~

未来を変える力があるとしたら…

みんなを幸せにしてほしい。

未来を変えてしまっても
いいのかな…。

えっ…?

もう変えてしまいました。

どういう意味ですか?

詠美のメモ帳の
ポケットの部分を見てみて。

「シャンデリアが落ちる絵を
描く前に 描いたものがあるんだ」

「その絵が なんか 詠美を
不幸にするような気がして…」

破いてしまった。

私が不幸になる…?

♬~

君の知り合いが殺人犯になるのを
避けたかったんだ。

そんな…。

(拍手)

♬~

(刺す音)

(一同のどよめき)
総理!

(ひろ子)いや! 総理! 総理…!
救急車を! 早く…!

救急車を!
救急車!

どうした? 新谷。

♬~

♬~

♬~

人が次にとる行動なんて
わからないでしょ。

(橋)ヘミングウェイが
未来を変えた…。

(ローゼン)半信半疑でした。
しかし 本物だと確信しました。

(橋)ヘミングウェイを信じるか?
俺を信じるか? って事だ。

ヘミングウェイに聞いたら
どうだ?

あなたは もう 死ぬんです。

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