[新]東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #01[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #01[字]

怪異現象に目がない准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と嘘が見抜ける能力を持つ大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディ。「コックリさん」を巡る怪異事件は本物か!?

番組内容
過去の怪異体験から人の嘘が歪んで聞こえるようになってしまった大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)が、何となく受講した民俗学の講義で出会ったのは、完全記憶力を持ち、怪異現象にしか興味のない准教授・高槻彰良(伊野尾慧)。変わり者だが言葉に嘘がない高槻に尚哉は興味を持つ。そんな中、近所の小学校のとあるクラスで「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。担任の平原まりか(志田未来)と副校長の真鍋和夫(温水洋一)が
番組内容2
困り果てる中、尚哉は何故か高槻と助手の生方瑠衣子(岡田結実)と共にその謎を追うことに……異能を持った凸凹バディの謎解きミステリー開幕!
出演者
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 
神宮寺勇太(King & Prince) 
岡田結実 
須賀健太 
吉沢悠(今回登場せず) 

<一話ゲスト>
志田未来 
温水洋一
スタッフ
【原作】
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察シリーズ』(角川文庫 刊)

【脚本】
藤井清美

【音楽】
信澤宣明

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」(ジェイ・ストーム)

【監督】
池澤辰也

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ) 
青木泰憲(WOWOW)
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
遠山圭介(東海テレビ) 
高江洲義貴(WOWOW) 
黒沢淳(テレパック) 
近見哲平(テレパック)

【制作協力】
テレパック

【製作】
東海テレビ/WOWOW
ご案内
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【公式サイト】
https://www.junkyoju-takatsuki.com/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【YouTube】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  20. 深町君

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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≪(はしゃぐ声)

(和也)尚哉。
お祭り 楽しかったぞ。

赤い提灯が いっぱいついてて
屋台もあって

すんごく にぎやかでさ。

ふ~ん。

(祖母)おじいちゃんが生きてれば
お祭り 張り切ってたわよね~。

尚哉 大丈夫?

(祖母)ん~ お祭り行けなくて
残念だったね。

尚哉 お土産。

≪(太鼓の音)

≪(太鼓の音)

お祭り?

まだやってる?

≪(太鼓の音)

≪(太鼓の音)

≪(太鼓の音)

(太鼓の音)

(和也)《赤い提灯が
いっぱいついてて

屋台も出てて
すんごく にぎやかでさ》

(太鼓の音)

≪(ひょっとこの男)
こんな所で何をしている?

(ひょっとこの男)尚哉
お前は ここへ来ちゃ駄目だ。

じいちゃん?

(ひょっとこの男)こんな所へ
来ちゃいけなかったんだ。

お前は…
代償を払わなきゃいけない。

代償?

(サチ)めっちゃカッコイイ人いたから
早く行くよ!

あっ ごめん!

(ひょっとこの男)
《代償を払わなきゃいけない》

《お前は これからの人生
一つ 背負っていくことになる》

♬~

♬~

《なぜ この講義を
取ろうと思ったのか

よく覚えていない》

《たまたま その時間に

他に取りたい講義が
なかったからかもしれないし…》

(学生)見て 見て 見て。

気持ち悪っ。
(サチ)怖いって。 呪われるよ。

(愛美)えっ 何これ? 呪い?

(伏木)あれは? じゃあ。
コックリさん。

好きな子… 好きな子のやつとか
やんなかった?

あ~ 私は あんまり
やったことないですね。

(難波)失礼しま~す。 おっ 暗っ!
えっ 何? どんな授業?

あっ あれ?
英語も一緒のクラスだよね?

え~ あ~… 原沢… じゃなくて

えっとね… ひ… 樋口だ 樋口。
じゃないか。

♬(音楽)
深町。 は行しか合ってない。

深町だ ごめん。 じゃ またな。

うい!
(伏木)おい~。

何 何? 何話してんの?
(伏木)仲良くなってさ。

えっ?
(愛美)何? あの地味メガネ君。

(伏木・難波)えっ? どこ?
(伏木)てか この講義

女子 めっちゃ多くね?

(アミ)私 こんなに
仲良くなれそうな人 「初めて」

(サチ)大学っていいよね
もう 超 「楽しい」

(アミ)合コンの話なんだけどさ。

(ミカ)ごめん
私 バイト 「あるんだよね」

(カズヤ)高校では
長距離の学内記録 「持ってて」

(ナギサ)その服 「似合ってるよ」

(マイ)
昨日の飲み会 「楽しかったね」

(太鼓の音)

民俗学Ⅱへ ようこそ。

この授業を担当する
准教授の高槻 彰良です。

顔 強っ。
(伏木)イケメンだ。

あれが先生?
そう 僕が先生。

そこの君。

せっかく スマホを出したんだから
民俗学って言葉の意味

検索してもらえる?
あっ え~…。

民俗学。

(難波)「民間伝承を素材として

一般庶民の生活 文化の
発展の歴史を研究する学問」

です。
どうもありがとう。

中でも
僕が興味を持っているのは

現代で語られている
怪談や都市伝説です。

こういう 怪異なんて

自分の人生に関係ないと思っている
人もいるかもしれない。

でも
怪異は特別なものじゃない。

日常と日常の隙間の
非日常に潜んでいる。

例えば 祭り。

これこそ 日常と日常の間の
非日常だね。

この授業は
みんなの興味のある話題から

進めたいと思っています。

そこで 今まで聞いたことのある
不思議な話について

簡単にレポートにまとめて
授業の終わりに出してほしい。

(ざわめき)

難しく考える必要はないよ。

例えば

これでもいい。

口裂け女だ。

(笑い声)

興味を
持ってもらえたようだから

今日は
ここから話すことにするね。

《心の奥底で 何かを求めていて

自分でも気付かずに
引き寄せられたのかもしれない》

《この人に》

♬~

うわっ!

何か 怖いことでもあるの?

「ねーよ」

聞くよ。

コックリさんに連れていかれる。

コックリさんて
占いとかするやつ?

そいつが学校に出て
俺たちを連れてこうとしてる。

どうせ 嘘だと思ってんだろ。

いや…。

信じる。

なるほどね。

クラス全員が そのコックリさんを
怖がってるってわけか。

俺は 「怖くないけどさ」

フッ 分かった 分かった。

(母)智樹
こんな時間まで何やってたのよ!

あっ… 俺は あの…
青和大の学生で。

智樹君が コックリさんを
怖がってるので 家まで送ろうと。

この子は 人の気を引こうとして
嘘ばっかり。

嘘じゃないんです。

ホントに怖がってるので
話を聞いてあげてください。

(母)何を根拠に
嘘じゃないって断言するんです?

行くよ。 塾に遅れる。

《ホントなんだって》

《僕 誰かが嘘を言うと

声が ぐにゃっとなるから
分かるんだよ》

(母)《そんなわけないでしょ》

《でたらめ言わないの!》

「これは 噂で聞いた話です」

「ある少年が 青い提灯の
祭りに迷い込んだそうです」

「その祭りでは
全員が お面をつけていて

無言で踊っていて

亡くなったばかりの
少年のおじいさんがいました」

「その祭りから帰った後

少年は 他人の嘘が分かるように
なってしまったそうです」

「深町 尚哉」

「他人の嘘が
分かるようになってしまった」

んっ… ああ…。

もしもし。

(母)尚哉
1人暮らしでも ちゃんとやってる?

やってるよ。

お母さん…。

尚哉が 「いないと さみしくて」

♬~

♬~

失礼します。

あっ!

あ… あの! 大丈夫ですか?

ん… ん~。

ん~…。
救急車 呼びましょうか?

寝ちゃった…。
寝ちゃったって 床で?

冷たくて気持ちいいの。
頭も冷やせるし。

はあ…。
あれ? あった。

新入生? アキラ先生に用?

ああ… 高槻先生に
教えてほしいことがあって。

私は 生方 瑠衣子
この研究室の院生。

アキラ先生ほどじゃないけど
民俗学には詳しいつもり。

話してみて。
あっ…。

うん?
バカみたいって

思われるかもしれないんですけど
コックリさんのことで…。

≪コックリさん!

今 コックリさんって言ったね。

すいません 変な話でお邪魔して。

お… 俺は その… 高槻先生の
民俗学Ⅱを受けた学生で。

今と同じパーカで
前から4列目に座っていた。

えっ?
アキラ先生は

一度見たものを忘れないの。
それで コックリさんて?

あ… 昨日 小学生に会ったんです。

その子が言うには 教室に
コックリさんが居着いてしまって

子供たちを 別の世界に
連れていこうとしてるって。

その小学生は
嘘は言ってないんですけど

親は信じてなくて。

素晴らしい。
はっ?

コックリさんに会いに行こう!
その学校へ 行こう! ほら。

今どきの小学校って そう簡単に
入れないと思うんですけど。

分かってるよ。
これでも 常識はわきまえてる。

はあ…。

ところで
名前も聞かずに来ちゃったね。

あ… 深町 尚哉です。

(真鍋)何か ご用でしょうか?

私は ここの副校長ですが。

青和大学の高槻 彰良と申します。

こちらで
コックリさんを巡る騒動で

児童が動揺しているそうですね。

コックリさんは 時に
集団ヒステリーを巻き起こします。

私の専門は民俗学なので
何か お役に立てるかと。

(真鍋)先週のことでした。
5年2組の女子児童3人が

放課後 教室で
コックリさんをやりました。

今どきの子供も
コックリさんをやるんですね。

(真鍋)こういうことになるのを
懸念して

禁止していたんですけどね。

こちらが その教室です。

♬~

平原先生。
こちらは 青和大学の先生で

今回の件で
相談に乗ってくださるそうです。

(真鍋)あの子が コックリさんを
やったうちの1人です。

初めまして。
僕は 高槻 彰良といいます。

ちょっと
お話を聞いてもいいかな?

コックリさんには何を聞いたの?

(神倉)
成績は上がりますか? とか。

他の子は 何か聞いてた?

(神倉)石井さんは
ピアノが上手になるか聞いて

光村さんは お父さんに
犬を飼ってもらえますかって。

それだけ?

(神倉)そしたら…。

(神倉)十円玉が
勝手に ぐるぐる動きだして

「つ」とか 「ち」とか 「な」を
何回も指して…。

「つ」と 「ち」と 「な」?

そのうち

「ち」

「な」

「つ」 って。

≪(物音)

(神倉)お願い 許して!

(まりか)神倉さん!
(真鍋)あなたはいい。

神倉さん ちょっと待って!

(まりか)神倉さんは
あれ以来 怖くて

授業に出られなくなったんです。

今日 やっと
教室まで来てくれたのに。

怖がっているのは
コックリさんが 子供たちを

連れていこうとするから
だそうですね。

はい。

何があったのか
教えていただけますか?

あの日 職員室で仕事をしていたら
急に叫び声がして…。

《どうしたの!?》

(神倉)《コックリさんが
帰ってくれなくなっちゃった》

《どういうこと?》
(石井)《十円玉が

勝手に ぐるぐるなって
ロッカーが ギーって開いたの》

≪(ロッカーのきしむ音)
(3人)《キャッ!》

(神倉)《コックリさんが
あの中に入っちゃった》

神倉さんは
このロッカーを見て

許してと言いました。

そして その前に話していたのは

コックリさんが 「ち」 「な」 「つ」と
指したという話だった。

何か 心当たりがあるんですか?

水沼 千夏ちゃんのこと
だと思います。

この小学校では 4年から6年まで
クラス替えがなく

同じメンバーで過ごします。

千夏ちゃんは
4年生で2組になって

卒業まで
みんなと過ごすはずでした。

でも 大病をして
学校に来られなくなって…。

そのまま…。

素晴らしい!

えっ?
えっ?

完璧です。

子供たちで あふれる
昼間の教室が日常なら

放課後の教室は まさに非日常。

故に 放課後の教室には
怪異が生まれる。

コックリさんの暴走から始まり
ロッカーの怪異へとつながって

その裏付けとして浮かび上がる
かつての同級生の霊。

僕も ぜひ
別の世界に行ってみたい。

深町君 ロッカーのドアを閉めて。
あっ はい。

ほら 早く。
はい。

千夏ちゃんは
死んだわけじゃありません!

えっ?
学校に来られないまま進級して

先日 治療のために
転校することになりましたけど

ちゃんと生きています!

失礼しました。
興奮して つい。

私のクラスの児童に 何てこと。

あっ あの…

俺なんかが言うのも
変なんですけど

もう少し 言動に気を付けた方が
いいんじゃないですか。

深町君は 優しいね。
そういう問題じゃなくてですね。

コックリさんに使用した紙を
拝見できますか?

すぐに燃やしてしまいました。

そうですか。

子供たちが安心できるよう
よろしくお願いします。

こんなことがあるまでは

このクラスは みんな

「友達思いの いい子で
一体感があったんです」

(花江)いらっしゃい。
こんばんは。

(花江)あら~ 彰良ちゃん。

あっ 学生さん?
今年の新入生の 深町 尚哉君。

(花江)いらっしゃい。
ちょっと待っててね。

ここはね レア物の
民俗学の本が揃っていて

研究の役に立つよ。

俺は 民俗学を
やりたいってわけでもないんで。

じゃあ 大学では何を勉強したい?

まだ 分からないです。

俺は 親と離れて

1人暮らしが
したかっただけなんで。

そう。 僕も1人暮らし。
自由でいいよね。

(花江)はい お待たせ。
いつも助かります。

コックリさんについては
どこまで知ってる?

降霊術の一種だとか

来るのは低級な動物の霊だから
あまりよくないとか… 程度です。

よく知ってるじゃないか。

コックリさんは この漢字を
当てられることが多いんだ。

字のとおり かつては
狐の霊が来るといわれていた。

コックリさんは 歴史の中で
幾つか姿を変えてきたけれど

5年2組で行われていたのは

一番有名な
こいつを使ったものだと思う。

深町君は コックリさんを
やったことある?

いえ。
じゃ やってみようか。

始めるよ。
十円玉に手を置いて。

子供だましだと思っていても
緊張するでしょ。

はい。

正解だ。
えっ?

硬貨に指を置いて
緊張状態に置かれることで

無意識に筋肉が動く不覚筋動が
起こるといわれているんだ。

そのせいで
動かしてるつもりがなくても

硬貨が動く。

それに加えて 人間の潜在意識が

硬貨を ある方向に
動かすといわれている。

例えば… 質問してみようか。

コックリさん コックリさん
お教えください。

深町君は 大学に入って
楽しいと思っているでしょうか?

♬~

♬~

やっぱり君は 優しいね。

深町君は 僕の前だから 「はい」と
答えるべきだと思っている。

でも 「いいえ」と答える方が
正直かなとも思う。

その迷いが
不覚筋動と一緒になって

この十円玉を動かしているんだよ。

この潜在意識を予期意向と呼ぶ。

ここから僕が考えたのは
神倉さんたちが

千夏ちゃんに 何か強い思いを
抱いていたのであれば

十円玉が 「ち」 「な」 「つ」

と 指すことがあり得るってこと。

強い思いって何ですか?

例えば…。

罪悪感かな。

アキラ先生 調べてきました。

水沼 千夏ちゃんが 治療のために
転校したのは本当です。

今は 治療の効果も出て
第四小学校にいたころを

楽しかったと言っているようです。
ありがと。

どうやって調べたんですか?

民俗学の院生よ。
フィールドワークは得意なの。

いじめの可能性はないようだね。

いじめ?
コックリさんをやった3人が

かつて 千夏ちゃんをいじめていて
罪悪感を抱いてたら

潜在意識下で コインを
「ち」 「な」 「つ」って

動かした可能性があるって
先生は考えたの。

なるほど。
でも その予想は外れてしまった。

潜在意識じゃないとしたら

他に合理的な説明は
思い付かないかな。

残念ながら。

これは正真正銘の怪異だよね。

でも…。

俺は あのクラスには
何かあると思います。

《こんなことがあるまでは
このクラスは みんな

「友達思いの いい子で
一体感があったんです」》

少なくとも 平原先生は
児童たちが友達思いだとは

思ってないです。
私の調査能力を疑うの?

あ… そうじゃありませんけど。

分かった。
怪異以外の可能性も探ってみよう。

アキラ先生。
ん?

あの深町って学生
何か特別なんですか?

どうして?
彼の話に耳を傾けたから。

う~ん
特別優しいってことくらいかな。

先生。

おお~ 君が智樹君か。

お前が大学の先生だな。

そう アキラ先生って
呼んでくれていいよ。

こっちが石井で こっちが光村。
連れてきてやったぞ。

ありがと。 初めまして。
わあ~ 見つけた!

見つけた 見つけた!
テントウムシ。

ヨーロッパでは
テントウムシが体に止まると

幸運が訪れるといわれているんだ。

欲しい人!

あれ? みんな
幸運には興味がないみたいだね。

じゃあ あれは? 桜の木。

舞っている花びらが
地面に落ちるまでの間に

つかまえられたら
願いがかなうといわれてるんだよ。

ほら。 ほら。

つかめたら
サッカーも うまくなりますか?

君は サッカーをやるの?

♬~

そうか。

このおまじない 効くといいね。

ねえ 2人とも コックリさんに
最後に何か質問したよね?

何て質問したか
こっそり教えてくれないかな?

♬~

残念だけど

そう簡単に 本物の怪異とは
出合えないみたいだ。

26と 27だ。

この小学校では コックリさんは
禁止されてるそうですね。

なのに 禁を破ってまでした
コックリさんに

神倉さんたちがした質問は
あまりに優等生的でした。

だから 聞いたんです
他に何か質問したの? って。

神倉さんは
答えてくれなかったけど

石井さん 光村さんは
教えてくれました。

この絵を描いた 千原 康太君は

サッカーが好きみたいですね。

ええ。
石井さんは サッカーをしないのに

願いがかなうと言われたときに
サッカーがうまくなるかを気にした。

《つかめたら
サッカーもうまくなりますか?》

千原君が好きなんですね。

そして 光村さんは
男の子の名前を内側に書いた

ばんそうこうを貼っていました。

両思いになる おまじないですよ。

相手は 辻 昭雄君。

そして このクラスには
中村 翔君という子がいます。

神倉さんが好きなのは
この子じゃないでしょうか。

(まりか)そうかもしれません。

でも それが?
みんな コックリさんに

このクラスに 自分のことを
好きな人はいますか?

と 聞いたそうです。
(3人)《コックリさん コックリさん

このクラスに
私たちを好きな人はいますか?》

みんな 自分の好きな人を
指してほしいと

潜在意識で強く願う。

辻君 千原君 中村君。

そのことが予期意向となって
無意識にコインを動かしたんです。

(神倉)《「つ」とか 「ち」とか

「な」を 何回も指して…》

その3文字が3人の脳裏に
1つの名前を浮かび上がらせた。

意識すればするほど
コインは動くんですよ。

「ち」 「な」 「つ」 とね。

これが コックリさんが
「ちなつ」と指した理由ですよ。

ロッカーが開いたのは偶然でしょう。
古くて扉が曲がってますからね。

怪異じゃなかった。

子供たちに 潜在意識という解説は
難しいでしょうから

コックリさんは おはらいをして
いなくなったと話せば

安心しますよ。

私 みこのバイトもしてるんです。

だから
おはらいなら任せてください。

ありがとうございます。

これで 「気が楽になりました」

コックリさんを
やるように仕向けたのは

あなたですよね?

私は 「やり方を知りません」

コックリさんに使った紙
燃やしたんですよね?

《すぐに燃やしてしまいました》

コックリさんに使用した紙は
すぐに燃やす。

これは コックリさんの作法です。
あなたは相当詳しいはずだ。

あなたは あの3人に
コックリさんのやり方を教え

最後の質問を指定し

コックリさんが千夏ちゃんの
名前を告げるように仕向けた。

でも 何のために そんなことを
したんだろうと考えたときに

思い出したんです。

あなたは 千夏ちゃんは転校した
と言いながら こう言った。

《私のクラスの児童に 何てこと》

あなたにとって 千夏ちゃんは
まだ このクラスの児童なんですね。

そして
この教室に張ってある絵は26枚。

これは
5年2組 全員の絵ですね?

はい。

でも この教室に 机は27ある。

千夏ちゃんの席です。

いつでも戻ってこられるように
と思って。

なのに…。

(神倉たち)《先生 さようなら》

《みんな ちょっと待って》

《千夏ちゃんが
転校してしまうんだって》

《千夏って 誰?》
(神倉)《いないよ そんな子》

《そんな子 いたっけ?》
(神倉)《分かんないよね》

(神倉たち)
《先生 さようなら。 バイバイ》

(まりか)
《こんなことがあるまでは

このクラスは みんな

「友達思いの いい子で
一体感があったんです」》

クラスメートを
忘れてしまうなんて。

ハァ… こんなの
理想のクラスじゃない。

私 頑張ってるのに
何が足りないんだろう?

誰かが仲間外れになってないか
勉強が楽しくない子はいないか

目を配ってるつもりなのに
どこまでやっても足りない。

大事なクラスメートを
忘れちゃうなんて

私が楽しい思い出
つくってあげられなかったからかな。

私以外の人が担任なら
こんなこと 起きなかったのかも。

私が担任で…。

みんなが かわいそう…。

千夏ちゃんは 転校して
ちゃんとやってるそうですよ。

ねっ。

千夏ちゃん このクラスを
楽しかったと言っているようです。

でも 神倉さんたちは…。

あなたの言う理想のクラスは

大人の価値観の
理想じゃないですか?

忘れることも
子供にとっては成長の証しです。

子供の毎日は
初めてで あふれてるんだから。

フッ…。

気が楽になりました。

♬~

♬~

頭をお下げください。

(神楽鈴の音)

お直りください。

それでは 5年2組の
おはらいに行ってまいります。

よろしく。
はい。

気を付けてね。
いってきます。

(ドアの閉まる音)

飲み物を用意するね。

何飲みたい?

選択肢は ココアか コーヒーか
紅茶か ほうじ茶。

紅茶と ほうじ茶は
ティーバッグ使用

ちなみに ココアは
初めて ココアパウダーを作った国

オランダ産だよ。

コーヒーをお願いします。

お薦めは ココア。
甘い物 苦手なんで。

♬~

いただきます。

♬~

このレポートのことだけど

不思議なお祭りに
迷い込んだ少年は

そこで
何か食べたんじゃないかな?

どうして そう思うんですか?

どこかへ行って
その場所の物を食べる行為には

その共同体に属するという
意味があるんだよ。

『古事記』に出てくる
黄泉戸喫が まさにそれだ。

イザナミは
死者の国の物を食べたから

その国の者となってしまった。

少年に
嘘が分かるようになったのも

異界の物を食べることで

向こうの世界に 半分 足を
踏み入れてしまったからだと思う。

嘘が分かるようになった少年は
つらい思いをしたと思うな。

大人たちは
自分が持っていない能力を持った

年下の人間を嫌うから。

やっぱり これは
君自身が経験したことなんだね。

ここには
「少年は 他人の嘘が

分かるようになってしまった
そうです」と書かれている。

「なったそうです」ではなくて。

これは 少年が
嘘が分かるようになったことを

否定的に捉えていると

君が知っている証拠だ。

深町君は 時々 顔をしかめるよね。

もしかして 君には

嘘が 何か他の人とは違う音で
聞こえてるんじゃないかな?

嘘を聞くと 声がゆがむんです。

それは
お祭りに行った後からなんだね?

正確に言うと
祭りで あめを食べてからです。

(太鼓の音)

≪(太鼓の音)

(ひょっとこの男)《1つ 選べ》

《あめ?》

《これを食べるだけでいいの?》

(ひょっとこの男)
《注意して選べよ》

《りんごあめを選べば
お前は 歩けなくなる》

《あんずあめを選べば
お前は 言葉を失う》

《べっ甲あめを選べば
お前は 孤独になる》

歩けない大変さや
言葉を失うつらさは

想像できたけど
子供だったから

孤独になるって意味が
よく分からなかったんです。

だから 選んだ。

嘘が分かるようになってからも

初めは なぜ
それが孤独とつながるか

分かりませんでした。

でも そのうち
気が付いたんです。

嘘を見抜いてしまう人間なんて
誰もそばにいてほしいと思わない。

友達も 親もです。

なるほど。

ということなんで 失礼します。

君はもう ここの人間だよ。

ここのコーヒー 飲んだだろ。

だから もし
話し相手がほしいときは

ここに来ればいい。

僕は 君の前で
嘘は言わないから。

何より…。

素晴らしいよ!

僕は 怪異を経験した人間と
初めて出会った。

君との出会いは 事件だよ。

うっ… 先生 離して…。

離して… くだ… さい。

ごめん 痛かった?

痛くはないですけど

こういうの ちょっ…
どうリアクションしていいか

分からなくて…。

ごめん。
えっと…

じゃあ 俺 この後 授業あるんで
失礼します。

♬~

♬~

《先生と出会った意味は

当時は まだ
よく分かっていなくて

この大学に来てよかったかもな
と思った程度だった》

《あのときは まだ

先生にも 大きな秘密があると
知らなかったから》

やっと見つけた。