東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #03[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #03[字]

とある洞窟で撮影された鬼の動画がバズっているという。高槻(伊野尾慧)と尚哉(神宮寺勇太)、瑠衣子(岡田結実)が向かうと、村には鬼を退治したという一族の末裔が…。

番組内容
高槻(伊野尾慧)が運営するサイト『隣のハナシ』に投稿された1本の動画。そこには洞窟の中で鬼に襲われる男の姿が…。殺到する問い合わせに困り果てた役場の依頼で調査を開始する高槻と尚哉(神宮寺勇太)、瑠衣子(岡田結実)たち。鬼伝説が残る山村の洞窟で彼らが目にしたのは額の部分に穴が開いた髑髏だった。そこに現れた、毛皮を羽織り猟銃を手にした異様な姿の老人(久保酎吉)。「鬼神様に何する気だ!」鬼気迫る表情で
番組内容2
高槻達に迫る。その後ろには無表情に赤子を抱いた女(奥村佳恵)の姿が。女に誘われ高槻達は鬼を守る家に足を踏み入れる。
出演者
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 
神宮寺勇太(King & Prince) 
岡田結実 
須賀健太 
吉沢悠

<三話ゲスト>
久保酎吉 
奥村佳恵 
冨田佳輔
スタッフ
【原作】
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察シリーズ』(角川文庫 刊)

【脚本】
伊藤崇

【音楽】
信澤宣明

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」(ジェイ・ストーム)

【監督】
守下敏行

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ) 
青木泰憲(WOWOW)
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
遠山圭介(東海テレビ) 
高江洲義貴(WOWOW) 
黒沢淳(テレパック) 
近見哲平(テレパック)

【制作協力】
テレパック

【製作】
東海テレビ/WOWOW
ご案内
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【公式サイト】
https://www.junkyoju-takatsuki.com/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【YouTube】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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(荒い息遣い)

全部 鬼のせいだ。
鬼がいるからいけないんだ。

(荒い息遣い)

絶対に許さない。

これは復讐だ!

(雄叫び)

うわっ!?

(悲鳴)
(うなり声)

(倒れる音)
(うなり声)

(教授)はい じゃあ
今日の講義は終わります。

えっ 何? これ。 ねえ 怖い!

ヤバくない? 鬼だぜ 鬼。

鬼?
≪(難波)どうした?

あー いや… 何でもない。

ちょっと待て。
え~ 大町… じゃない。

え~ 田町… じゃない。
ああ… 深町。

「町」しか合ってない。

深町だ。 惜しい。
全然惜しくないね。

あっ てかさ
次の連休 何してんの?

ん?
ちょうど今 みんなで

旅行 行こうって言ってて
深町もどう?

あー… ごめん 連休はちょっと。

何だよ 付き合い悪いな~。
すごい ツンツンだ…。

じゃあ また連休明けにな。

じゃ。
(伏木)じゃ。

(母)《お母さん…》

《尚哉が いないと
「さみしくて」》

♬~

ハァ…。

絶対に許さない。

これは復讐だ!
(雄叫び)

うわっ!?

(悲鳴)
(うなり声)

(うなり声)

(生唾をのむ音)

どう?

どうって?
声 ゆがんでた?

いえ 普通に聞こえましたけど。

そう。 やっぱり
この動画は本物なんだ。

素晴らしい。

あの… 何なんですか?

昨日 隣のハナシに
相談が送られてきてね。

この投稿者不明の動画のせいで

役場に問い合わせが殺到して
困ってるって。

酒井集落。

そこは 昔 村を襲った鬼を退治した
という伝承があるそうなんだ。

鬼って 角があって
虎のパンツをはいてる あれですか?

そう。

それも鬼の一例だね。

そもそも 「おに」というのは…。

「おぬ」が転じたもの。

本来は見えないもの
この世ならざるものを

指しているんだよ。
見えないもの?

この動画の声が
ゆがまないということは

酒井に
本当に鬼がいるのかもしれない。

いや~ 心弾むね。

ということで 深町君
道案内 よろしくね。

えっ?
言っただろ。

僕は極度の方向音痴で
初めて行った場所では

必ずと言っていいほど迷子になる。

断言してもいいよ。

そんなこと断言されても。

もちろん バイト代は弾むし

きっと 楽しいよ。

♬~

いや~ 空気がおいしいね。
何ていうか 開放感ですね。

瑠衣子先輩がいるなら
俺 来なくてもよかったんじゃ。

勘違いしないで 大仏君。
私は調査担当の助手だから。

道案内は大仏君の仕事よ。
あ… はい。

酒井まで 歩いて
結構かかるみたいですよ。

役場の人が迎えに来てくれるって
言ったんだけど

ハイキングも楽しいかなって
断っちゃった。

早速 出発しようか!

先生 違います。
ん?

あっ… こちらです。

先生 そんな方向音痴ぶりで
よく今まで生きてこられましたね。

周りに
親切な人が多かったんだよ。

アキラ先生は
完全記憶能力のせいで

一度に入ってくる情報量が
多過ぎるの。

だから 簡素化された地図と
目で見たものが照合できない。

一度歩いた場所なら
必ず覚えているから

大丈夫なんだけどね。
それ 例えば 何年かたって

町の雰囲気が変わっちゃったら
どうなるんですか?

ああ それは意外と平気。

建物が建て替わったり
店が変わったりしても

道そのものが
大きく変わらないかぎりは

どこかで整合性がとれるから。

あ~ ほら 昔の風景写真と
現在の写真 見比べてみても

どことなく
面影が残ってたりするじゃない。

そんな感じ!
そんな感じって言われても…。

大仏君
考えるな 感じろってことよ。

アハハ!
ちょ… やめてください。

走らないでください。
走らないで…。

あれが 酒井集落だね。

富士山 最高! フフ。

ねっ 来てよかったでしょ?
まあ。

じゃ 行きましょ。
ねっ。

(高槻・瑠衣子)おお~。

何食べたい?
えっ 何食べたい?

うどん? ウフフ…。
うどん? 深町君は 何食べたい?

僕も 全然 うどんで大丈夫です。

うどんか~。
先生は?

(山村)少々お待ちください。
すいません。 あっ ありました。

すいません。
え~ お待たせいたしました。

酒井村役場の山村 肇と申します。

ありがとうございます。
いや こちらこそ。

本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。

じゃ あの ご案内いたします。
こちらになります。

(山村)あのう 高槻先生を
お呼びしろって言ったのは

うちの上司なんですよ。

何か ネットで たまたま
先生のサイトを見たんですね。

で 私は こんなことを
大学の先生にお願いするのは

失礼ではないかと
反対したんですけども…。

すいません。
気にしないでください。

鬼に会えるなら
地球の裏側まで飛んでいきますよ。

あ… ハハハ…。

そう言っていただけると
助かります。

もしかして これは
魔よけの豆ですか?

(山村)
ええ ちょうど節分でしたから。

この集落では
豆をまくのではなく

北東の方角につるすのが
伝統なんです。

節分って 2月じゃないんですか?

節分とは季節の分かれ目

立春 立夏 立秋 立冬の
前の日を指すんだ。

今日は
ちょうど その立夏に当たる。

はい。
節分の行事は

立春の前日に行うのが
一般的だけど

ここでは 年4回 全てで
節分の行事を行っているんだよ。

面白いですね。
あっ はい。

まあ それだけ 村の人たちが

鬼に対しての畏怖の念を持ってる
証拠かもしれません。

なるほど。

あそこの豆
引きちぎられてますね。

(山村)ああ
昨夜のことなんですが

何者かに豆が食い散らされた
と報告があって。

この家を含めて5軒。
妙な足跡もあって。

大江山の鬼の足跡に似てる。

オ… オオエヤマ?

京都の大江山。
昔 鬼がいたといわれてるの。

そこにも これと同じくらいの
足跡が残ってるんだけど

向こうは がっつり
岩に跡がついてるの。

豆の話は置いといて

まずは 動画に映っていた
ほこらに案内してもらえますか?

えっ あ… はい 分かりました。
こちらです。

(山村)大丈夫ですか?
はい。

(山村)ここ 滑りやすいので
気を付けてください。

はい。
お~。

いや~ すごい所ですね。
(山村)そうですね。

何か 入るなって言ってるような
雰囲気ですね。

アハハ。
怖がんなくて大丈夫ですよ。

私ら 子供のころは
よく 中で肝試ししたものです。

山村さんは
ここが ご出身なんですか?

ええ。 まあ もっとも
若いので ここに残ってるのは

ほとんどいませんけど。
そうなんですか?

誰も こんな山ん中の辺ぴな村

「住みたいと思いませんよ」

≪(悲鳴)

(悲鳴)

(難波)いって…。
難波!?

難波君 どうしたの?

がが… 骸骨! お… 鬼!

アキラ先生!
大丈夫ですか?

(山村)あ~ 今朝方
ちょっと大きな地震があったので

そのせいですかね。

(山村)えっ!? 鬼の骸骨…
ホントにあったんだ。

これに覆われて ほこらに
安置されてたみたいですね。

何でしょう? その穴。

(山村)あっ! あっ! これ きっと
角が折れた痕ですよ。

伝承では 村を襲った鬼は
一本角だったっていわれてますから。

そうだ 写真。

瑠衣子君
警察に連絡してもらえる?

(瑠衣子・尚哉)えっ?

残念だけど これ 人の骨だよ。

大ごとになっちゃいましたね。

まあ かなり古そうだったけど
人の骨が出ちゃったからね。

いや えらいとこで
会っちゃったな。

どうして ここに?

あー 何か バズってる動画見たら
面白そうだったから。

(愛美)難波君 そろそろ行くよ。

うん。 悪い 行くわ。
うん。

じゃあ また大学で。
うん また。

あのう 先生
そろそろ 豆の被害の方を。

聞き取りの準備は
もう できてますので。

山村さん
そのことについてなんですけど…。

≪おい お前たち!
鬼神様に何をする気だ!

お父さん そんなに
怒鳴らないでください。

あのお二人は?

年配の方は 鬼頭 正嗣さん。

このほこらを
先祖代々 管理している

鬼頭家の現当主です。

で 女性の方は
実和子さんといって

正嗣さんの息子の正臣さんの
奥さんです。

「鬼」に「頭」で 鬼頭ですか?

ええ。
(鬼頭)よそ者が つべこべ言うな!

いいから 鬼神様をほこらへ戻せ!
(刑事)申し訳ありませんが

この骨が
人の骨かもしれない以上

鑑定してみないと
お返しできません。

何を!
(実和子)お父さん!

やめてください!

(泣き声)

初めまして 青和大学文学部で
准教授をしております

高槻 彰良と申します。
何だ 貴様は。

実は 鬼のほこらの伝承について
詳しくお伺いしたいと思いまして。

よそ者に話すことはない!
帰れ!

(実和子)お父さん。

あっ すいません
怒らせてしまいましたね。

いえ こちらこそ
父が失礼なことを。

あの… 私でよければ

鬼神様の言い伝えのこと
お教えしましょうか?

いいんですか。

(実和子)♬「ねんねん ころりよ
おころりよ」

♬「ぼうやは 良い子だ ねんね…」

(山村)それは
鹿を撃つためのものですよ。

ここいらの畑は
よく 鹿に荒らされるんです。

鹿…。
ええ。

立派なお宅ですね。

鬼頭の家は
昔 金貸しをしてたんですよ。

大きな声じゃ言えませんが

年配の人の中には
人食いなんていう人もいましてね。

人食い… ですか?
(山村)ええ。

今は 村の畑で取れる野菜を
売ったり

東京にいる息子の正臣さんからの
仕送りで しのいでるようです。

昨年 鬼頭さんの奥さんが
亡くなりましてね。

で 実和子さん
足の悪いお父さんを

一人にするわけにはいかないと

生まれたばかりの正也さんを
連れて

こちらに移り住んできたんです。

正臣さんは
会社経営が忙しくて

東京を離れられないそうで。

あそこの写真に写ってるのが
正臣さんですか?

あっ ええ。

お待たせしまして すいません。
やっと寝付いてくれまして。

もう ずいぶん昔

ここが 酒井ではなく
境村と呼ばれていたころのこと。

額に大きな角が1本生えた鬼が
村を襲いました。

ご先祖さまは
その鬼を この家に招き入れ

酒と ごちそうで歓待しました。

そうして 上機嫌になった鬼が
寝入ったところを

石臼で角を折って弱らせ

首をはねて 鬼を殺したのです。

(実和子)ご先祖さまは
鬼が生き返るのではと

不安になったそうです。

ちょうど そのとき
大きな地震が起き

地割れによって
あの洞窟が現れました。

洞窟の中に ほこらを建てて
鬼の首を祭り

自分は 鬼頭という姓を名乗り

末代まで
そのほこらを守り続けると

鬼に誓ったそうです。

鬼神様を ほこらに祭ってからは

鬼頭家は やることなすこと
全て うまくいきました。

その財産を
村人に貸し与えたおかげで

村は豊かになった
といわれています。

この家を 人食いの家だと呼ぶ人も
いたそうですが

それは 何ででしょう?

父は…
金貸しをしていた時代に

金を返せない村人の恨みを
買ったんだろうなんて言ってました。

なるほど。

人を ばりばり食べてた
というわけでは

ないということですね。
それは ちょっと残念です。

いや~ いい話が聞けました。
来たかいがありましたよ。

あっ それはよかった。
じゃあ そろそろ豆の被害の調査を。

山村さん
もう調査はやめましょう。

えっ?

残念ですが 豆を引きちぎったのは
鬼じゃありません。

人間ですよ。

そもそも
豆は魔よけの意味がある。

そんなものを
鬼が食べるでしょうか。

まあ 地域によっては
豆を食べる鬼もいますが。

だったら この酒井だって。
山村さん。

問題は 豆だけじゃないんです。
大事なのはヒイラギなんです。

えっ?

鬼は
ヒイラギだけは駄目なんです。

とがった葉が目をつぶすから
鬼はヒイラギを避けるんですよ。

でも あの家には
ヒイラギが植えてありました。

よりによって
足跡は そのすぐそばにあった。

怪異を演出するにしても

もう少し
鬼について勉強すべきでしたね。

いや 私だって しっかり調べて…。

私だって?

あなたは さっき 「こんな村なんか
誰も住みたがらない」

と言っていました。
でも あれは嘘ですね。

きっと
この村のためだったんでしょう。

本当は
この村が大好きでしかたがない。

この村に人を呼び込むために

今回 この騒ぎを
起こしたんじゃないですか?

でも このやり方は逆効果ですよ。

嘘がバレれば それこそ
この村の印象は最悪になる。

すいません。

今のままだと

この村は あと10年もすれば
なくなってしまいます。

だから
人が集まってくれればなと。

そんなとき あの動画を見て。

えっ あの動画を上げたのは
あなたじゃないんですか?

いやいや 違います
私じゃありません。

あっ すみません
お客さまに そんなことまで。

気にしないでください。
正也君 大丈夫でした?

ええ。 まだ寝てます。

でも こんな奇麗な奥さんと
正也君と離れるなんて

旦那さん 気が気じゃなくて

しょっちゅう
帰ってくるんじゃないですか?

いえ 仕事が忙しいとかで

今年に「入って まだ一度も
帰ってきて」いません。

寂しくないですか?

平気です。

離れていても
あの人は 私と正也のことを

一番大事に思ってくれているって
分かってますから。

実和子さん。 正臣さんの連絡先
教えていただけますか?

えっ?

じゃあ あの動画は正臣さんが?

うん。 山村さんが言うには
正臣さんは 小さいころに

鬼を見たことがある
とも言っていたみたいだ。

東京に戻ったら
話を聞きに行かなきゃね。

でも 嘘の鬼を使って
町おこしなんて…。

ホント許せません。

被害に遭われた方には
謝ると言っていたから。

先生は甘過ぎますよ。

♬~

おう。

この間は ごめんな。
俺たちのせいで

あんな騒ぎになって。
いや 別に。

でも 何つうか 安心したよ。

お前 楽しそうだったから。

いつも一人でいるから
心配してたんだぜ。

じゃあ またな。
うん。

何?

いえ 別に。

今ね 瑠衣子君が 正臣さんに
会いに行ってくれてるんだ。

授業さえなければ
僕が行ったんだけどね。

楽しみだな~。
本当に鬼を見たことがあるのかな。

≪(ノック)
どうぞ。

やあ 健ちゃん。

ひょっとして
骨の鑑定結果 出たの?

ああ。 報告がてら
コーヒーを飲みに寄ったんだが。

刑事って暇なんですか?

あれな 人骨だったぞ。

やっぱり。

ああ。 死後200年以上
江戸時代のものらしい。

額の穴は 何か鈍器のようなもので
殴られた痕だそうだ。

鈍器って…。
現代なら 殺人事件だが

江戸時代の話じゃ
警察も何もできん。

骨も村に返すそうだ。

(バイブレーターの音)

もしもし どうだった?

正臣さんの会社に
行ったんですけど

不在で
ドアに鍵もかかってました。

ビルのオーナーさんに
聞いたところ

どうやら
破産寸前だったみたいです。

うん。

1カ月前から消息不明?

実和子さんが嘘をついている?

たぶん… ですけど。

(実和子)《仕事が忙しいとかで

今年に「入って まだ
一度も帰ってきて」いません》

♬~

♬~

だとすると 正臣さんに会うなら

もう一度
酒井に行った方がよさそうだ。

はい これ お弁当。

ありがとうございます。
あとは お茶もね。

はい。 花江さんのお弁当は
栄養抜群 味も抜群なんだよ。

ありがとう。
ありがとうございます。

ほら。
あの…。

うん。
何で ここ集合なんですか?

健ちゃんに
車出してもらえるように

お願いしてみたんだよ。
おい 準備できたぞ。

刑事って
やっぱり暇なんですか?

担当した事件が
起訴までいったんで

有給を消化しろって
上司に言われただけだ。

健ちゃん ほら 出発しよう。

ねっ 行こう 行こう。

♬~

ちょっ ちょっ…。

(健司)へぇ~ ここが 江戸時代に
地震でできた地割れか。

それ何ですか?
ああ。 彰良に頼まれて

近くの農家で
無理言って借りてきた。

先生? どうかしたんですか?

ここから下りるのは難しそうだね。
やっぱり 下に行こうか。

はい。

(舌打ち)
(健司)上司からだ。

先 行っててくれ。
ああ はい。

佐々倉です。
じゃあ 行こうか。

はい。

やっぱり そうか。
えっ?

これ 持っててもらえる?
あ… はい。

先生 ちょっ… 危ないですよ。

平気だよ。
健ちゃんに護身術 習ってるから

体力には自信があるんだ。
いや 今 護身術 関係ないですよ。

≪(銃声)

(鳥たちの鳴き声)

《鳥が苦手なんだ》

先生。

うっ… いった…。

うっ…。

先生?

先生? 先生!

うっ… しっかりしてください。

ああ… うっ… ああ…。

先生 もうすぐ出口ですから。

うっ…。

うっ… ううっ… ああ…。

ハァ… うっ…。

どうした!?

ああ…。

よし 下ろそう。
はい。

うっ…。
彰良 大丈夫か!?

何があった?
先生が岩を よじ登ろうと…。

ハァ ハァ…。
よし 代わろう。

これは?

≪(鬼頭)おい!
よそ者が何をしている!

先生が 銃声で飛び立った鳥に
驚いて 岩から落ちたんです。

うちに運べ。

お医者さまを呼ばなくて
大丈夫ですか?

ええ。

すいません ご迷惑かけて。

私が銃を撃ったのが原因だ。
泊まっていっても構わん。

あの… こういうことって
よくあるんですか?

先生 前にも言ってたんです。
鳥が苦手だって。

それに さっきも…。

背中のあれ
あれは いったい…。

お前
それを聞いてどうするつもりだ?

えっ?

世の中には 単なる好奇心で
聞いていいことと

そうじゃないことが
あることくらい 分かるよな。

ていうか やめとけ。
聞いても面白い話でもない。

お前が見たことも
彰良には言うな。

はい。

♬~

先生。
あっ…。

ごめんね 深町君。

よく覚えてないけど
僕 迷惑かけちゃったみたいだね。

ホントですよ。
危ないって言ったじゃないですか。

ごめん。

瑠衣子君からメールが入ってた。

「正臣さん 酒井集落の
鬼伝説をモチーフにした

スマホゲームを
開発したみたいです」

「それさえ売れれば
会社も持ち直すと」

「だから
ゲームの宣伝になるように

色々やってたみたいです」

鬼伝説のゲーム?

残念だけど

そう簡単に 本物の怪異とは
出合えないみたいだ。

えっ?

健ちゃんが起きたら行こうか。
行くって どこに?

鬼退治だよ。

おはようございます。
昨日は ありがとうございました。

(鬼頭)礼はいい。
元気になったんなら さっさと帰れ。

はい 帰ります。

でも その前に

ほこらに祭ってあった
鬼神様の正体について

ちょっと
お話ししたいと思いまして。

正体も何も 鬼神様は鬼神様だ。

六部ですね
鬼神様として祭られていたのは。

ロクブ?
巡礼の僧侶のことだよ。

六部は 全国を回るため
路銀を持っていた。

そんな六部をもてなし
隙を見て殺害し金品を奪う。

六部殺しというのは
昔話の類型の一つなんだ。

わりと あちこちで
あったんじゃないかと思うんです。

貧しい村で よそ者を殺して
金品を奪うということ自体が。

今なら すぐに
警察に捕まるでしょうが

それこそ江戸時代
全国を回っている旅人が

1人いなくなっても
誰も気付かない。

ましてや それが
盗賊や ならず者なら なおさらだ。

集落の外から やって来るのは
村に災いをもたらす よそ者

つまり 鬼。
だから 殺していい。

鬼頭家が その財産で
村を救っていたにもかかわらず

人食いだと
忌み嫌われていたのは

よそ者殺しを 請け負っていたから
なのではないですか?

洞窟の入り口にあった
無数の塚は

殺された人たちの供養のために
建てられたものですね。

じゃあ あの下に
人の骨が まだ…。

昔 日照りで
村が困窮したころのことだ。

200年以上も前のな。

いまさら 罪を問われる者も
問う者もおりはせん。

確かに 遠い昔の話です。

でも 塚の中に一つだけ…。

真新しい 建てられたばかりの
塚がありました。

持ってきたぞ。
ホントに お前は人使いが荒い。

ごめんね 健ちゃん。

最初から 体力のある健ちゃんに
任せればよかった。

これは 正臣さんの眼鏡ですよね。

そんな眼鏡
どこにでもあるだろう。

そうですね。
でも この眼鏡

この部分が
片方なくなっていますよね。

写真の正臣さんが
かけていた眼鏡も

同じところがなくなっていました。

それこそ 見間違いだろ。

残念ながら 僕に限って
見間違いはないんです。

人より ちょっと
記憶力がいいもので。

何なら
写真と見比べてみましょうか。

♬~

ホントだ。

今年に入って

正臣さんが 酒井に戻っていた
かもしれないと知って

ちょっと
記憶を巻き戻してみたんです。

そうしたら
洞窟の岩場に違和感があった。

《やっぱり そうか》

なぜ あんな所に
眼鏡が引っ掛かっていたのか。

それは あの裂け目から
正臣さんが落ちたからですね。

鬼頭さん
塚の下に眠ってるのは

正臣さんですね。

≪(割れる音)

実和子さん。

お父さん 今の話…。

♬~

(鬼頭)
先生 あんたの言うとおりだ。

正臣は死んだ。

私が 正臣を「殺したんだ」

(鬼頭)あいつは 私に
この家を捨てろと言った。

あれは もう よそ者だ。

だから 私が正臣を「殺した」
「殺したんだ」

鬼頭さん。
その落としまえはつける。

嘘だ!

あなたは 正臣さんを
殺してなんかいない。

あなたは
死ぬ必要なんてないんだ!

(銃声)

何で 死なせてくれんのだ…。

深町君の言うとおり

あなたが死ぬ理由がないからです。

正臣さんは 自分で足を滑らせて
亡くなったんじゃないでしょうか。

洞窟の上に行きました。

でも そこに
何の痕跡もなかったんです。

足の不自由なあなたが
いつも使ってる杖の跡も。

あなたは
あの場所へは行っていない。

だから 正臣さんを
突き落として殺すことも

できないんです。

正臣さんは 自分の開発した
ゲームの宣伝のため

あの場所から
動画を撮ろうとしていた。

しかし 誤って転落してしまった。

あなたは いつもどおり
鬼神様を拝みに来たところ

冷たくなった息子さんを発見した。

《正臣! 正臣!》

《くぅ~…》

《うあああー!》
すぐに 警察に連絡することも

できたでしょう。
でも そうすれば

実和子さんが悲しむ。
そう考えた あなたは

正臣さんの死を隠し
生きているように偽装した。

それが
実和子さんのためになると思って。

違う! 私は… 私は…。

あいつを
よそ者とののしってしまったんだ。

鬼頭家は よそ者を殺す。

私のせいだ。
だから私も死ぬべきなんだ!

勝手なこと言わないで!

一度
正也を寝かし付けているときに

誰かが お父さんを
訪ねてきたの 気付いてました。

お父さん すぐに追い返したけど

もしかして
正臣さんだったんじゃないかって。

(実和子)でも その後
正臣さんからの連絡がなくなって

それから
お父さんの様子もおかしくなって。

でも お父さんを追い詰めたのは
私だったんですね。

実和子さん。

鬼頭さん。

どんなに悲しい真実でも
目を背けちゃ駄目だ。

そうしないと 自分で自分を
呪い続けることになりますよ。

♬~

♬~

あっ 健ちゃん。

で 正臣さんのご遺体
見つかったの?

ああ… お前の推測どおり
例の塚の下からな。

あの… そういえば 例の動画は?

おそらく ゲームの宣伝のための
作り物のフェイクだろう。

あと 瑠衣子君が
追加調査をしてくれてね。

正臣さんは 鬼頭さんを

東京に連れてこようとしてた
みたいなんだ。

だけど 鬼頭さんは
鬼神様を理由に拒み続けていた。

先祖が犯した過去の罪が
200年もの間

鬼頭さんたちを
縛り続けていたんだね。

鬼への復讐っていうのも

正臣さんにとっては
案外 本心だったんじゃないかな。

だから
動画にあった正臣さんの声は…。

声が どうかしたか?
あ… いえ 何でもないです。

しかし 俺は てっきり
あの親父か嫁さんが

息子を殺したと思ってたんだがな。

それが分かったのも
深町君のおかげだよ。

2人の言葉に惑わされず
真実をすくい取ってくれたから。

ふーん こんな青っちょろい顔した
ガキがねえ。

今回の深町君はカッコ良かったよ。
ありがとう。

《今思えば
俺は少し調子に乗っていた》

《こんな自分でも

うまく
やっていけるんじゃないかって》

あっ…。

あれ? 変だ… 体が…。

《だから これは きっと
罰が当たったんだ》