東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #05[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #05[字]

声優志望の桂木奈々子(鞘師里保)が一人暮らしをしている部屋で、怪異現象が連続して発生しているという。依頼を受けた高槻(伊野尾慧)が件の部屋に泊まってみると…

詳細情報
番組内容
嘘が分かる能力を失い「助手を止めさせてほしい」と尚哉(神宮寺勇太)が言う。高槻(伊野尾慧)は「分かった」と受け入れるが…。そんな中、何故か不幸続きの難波(須賀健太)が尚哉に泣きついてくる。原因は不幸の手紙にありそうだが、事もあろうに高槻は自分が代わりに呪われると言い出し…。さらに『隣のハナシ』に新たな相談が入る。相談者は桂木奈々子(鞘師里保)。一人暮らしの部屋で何度引っ越しても怖い体験が
番組内容2
続くのだという。原因を調査すべく瑠衣子(岡田結実)と不動産屋に向かった高槻は、そこで店主の山口(螢雪次朗)と息子の雅史(金井浩人)に会う。
出演者
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 
神宮寺勇太(King & Prince) 
岡田結実 
須賀健太 
吉沢悠

<五話ゲスト>
鞘師里保
螢雪次朗
金井浩人
スタッフ
【原作】
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察シリーズ』(角川文庫 刊)

【脚本】
藤井清美

【音楽】
信澤宣明

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」(ジェイ・ストーム)

【監督】
守下敏行

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ) 
青木泰憲(WOWOW)
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
遠山圭介(東海テレビ) 
高江洲義貴(WOWOW) 
黒沢淳(テレパック) 
近見哲平(テレパック)

【制作協力】
テレパック

【製作】
東海テレビ/WOWOW
ご案内
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【公式サイト】
https://www.junkyoju-takatsuki.com/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【YouTube】
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  2. 手紙
  3. 先生
  4. 難波
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  9. 自分
  10. 山口不動産
  11. 体験
  12. 物件
  13. お七
  14. ドア
  15. 黒髪切
  16. 東京
  17. 文面
  18. アパート
  19. お父さん
  20. 愛美

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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うわ 豆腐 奇麗だな。
豆腐も取っちゃえ もう。

あっ A定食 下さい。
(女性)はい 唐揚げ どうぞ。

うわ そのエプロン カワイイ。

似合う人
なかなか いないですよ もう。

おっ 今日も リボン カワイイね。

ねえ ねえ ねえ ねえ。

今日のA定食
いつになく うまそうだよね。

そう?
またかってメニューじゃん。

豆腐にしょうゆでも
かけちゃおうかね。

それも普通だけどな。

おい おい おい それ ソース。

あっ ごめん。
(難波)おー おー おー。

まあ 新しい可能性に
出合えるかもしれないね。

よし じゃあ 今日も
この後は 民俗学Ⅱ

そして その後は
家庭教師のバイトで小学生の相手。

頑張っていきましょう!
いただきます!

いや うまそうだな…
あっ おっ…!

(学生)ごめん!
(難波)あ… 俺の唐揚げ。

俺の唐揚げ。

(難波)いった! 痛い!

(難波)あいって!
ああ 教科書…。

(高槻)東京にも 実は
古い怪談がたくさんあります。

例えば 八百屋お七。

これは 今の文京区辺りにあった
お七の家が 大火事で焼かれ

家族で寺に避難したことが
悲劇の始まりなんだよね。

お七は 避難先の寺小姓の男性と
恋仲になった。

ところが やがて家が再建され

お七は 愛する人と離れ
家に戻ることになる。

お七は こう考えたんだね。

もう一度 家が燃えれば
愛する人と一緒にいられる。

(学生たち)えー…。 怖っ。

冷静に考えると
とんでもない理屈だよね。

でも 思い詰めた お七は
自分の家に火を放った。

放火は大罪だからね
お七は 火あぶりにされてしまう。

このお七が 供養を求めて
亡霊になって現れたという話が

いくつも伝わっているんだよ。

♬~

《嘘が分からない俺には
役に立てることがない》

《僕は 深町君がいいって
言ったよね》

《今の俺には

その言葉が本当なのかどうかも
分からないんです》

《孤独の呪いに
かけられたんだから

だから 俺は
きっと一人のままなんです》

《助手は
もうやめさせてください》

≪(難波)深町。

不幸の手紙 もらってくれ。

やだよ。

子供だましじゃん 信じんの?

あ… 信じないけど

もらうか もらわないかで言ったら
もらわない。

だよな。

難波は もらっちゃったわけね。

ああ… もう… 俺 もう駄目だ~。

ちょっと。
あぁ…。

思い詰めるなって。

そんなに大変なら
相談してみれば?

誰に?

いや…。

さっ 座って。

(難波)これなんですけど。

どれどれ。

「これは不幸の手紙です」

「この手紙を読んでから
三日以内に

五人の人に文面を変えずに
同じ手紙を送って下さい」

「そうしなければ
あなたに不幸が訪れます」

典型的な文面だね。

郵送で送られたわけじゃない
みたいだけど。

あっ 知らない間に かばんの中に
入ってるのに気付いて

さっき読んだんですけど。

思い返してみると 先週の水曜から
色々 災難があって。

いや やっぱり 俺 呪われてる。

難波君 おめでとう。

はい? あっ…。
実に素晴らしいよ。

今どき 手書きの
不幸の手紙をもらうなんて。

えっ…。
しかも 君は呪われて

不幸のどん底!
あっ…! 苦しい…。

先生。

は は は…
離してやってください。

ああ ごめん。
いえ…。

(せきばらい)

結論から言うと やっぱり君は
呪われていると思う。

えっ?
でも 心配しなくていい。

僕が おはらいをしてあげるよ。

昔から この国では
けがれをはらうとき

人形に肩代わりさせてきた。

それなら
不幸の手紙の呪いだって

同じように
肩代わりさせられるはずだ。

難波君は
その不幸の手紙と同じ文面で

手紙を5通作って。
はい。

できました。

この子たちに
不幸の手紙を出すといい。

えっ? 1つ足りないです。

最後の1通は僕がもらう。
えっ?

僕は 自分で怪異を
体験してみたくてたまらないんだ。

呪われるなら本望だよ。

さあ 宛名を書いて。

♬~

これで 難波君は大丈夫。

あ… いや でも 先生が。

心配しないで。
さっ 行っていいよ。

ありがとうございます。

(ドアの開く音)

あっ 深町君。
(ドアの閉まる音)

ちょっといいかな。

隣のハナシに
また相談が来てるんだ。

この後 その女性が来るんだけど
一緒に話を聞かない?

俺は… 役に立てないです。

こんな状態でバイトするのは
申し訳ないので。

分かったよ。

失礼します。

♬~

(笑い声)

(更紗)高槻先生は
幽霊って存在すると思われます?

僕 個人としては

現代においても 多くの人々が
幽霊を見たと語る以上

実在していても
おかしくないと思っています。

むしろ いつか 僕は
本物の幽霊に会ってみたくて

しょうが…。

黒髪切って ご存じですか?

髪を切るという妖怪ですね。
髪切とも呼ばれます。

私 九州の田舎の出身で
東京には 今年 出てきたんです。

地元の実家のお店を
手伝ってたんですけど

声優になる夢を諦められなくて。

いい年して
みっともないですよね。

チャレンジすることは
みっともないことではないですよ。

父は そう思ってくれてなくて

半分 飛び出すみたいに
出てきたから

家賃の高さには驚きました。

分かります。

何とか 予算に合うアパートを
見つけたのが

昔 黒髪切が出たという
場所でした。

なるほど。

黒髪切は

日本全国に出没したという記録が
残っていますが

東京では 番町 下谷 小日向です。

家賃が比較的安いのは
下谷と呼ばれた

台東区の下町ですね。
そこです。

山口さん… あっ それが
不動産屋の名前なんですけど

その人が このアパートは

朝起きたら 布団の上に
黒い髪が散らばってた

なんて話も聞くから
おすすめしないよって言われて。

でも そのアパートに
決めたんです。

そうしたら 夜中に
金縛りに遭うようになって

怖くなって
すぐに引っ越しました。

なのに 次のマンションでも
またその次でも

髪は切られてないんですけど

物の位置が動くとか
どんどん ひどくなって。

あっ。

これが
今まで起きたことのリストです。

素晴らしい。

素晴らしい?

あっ えっと…
素晴らしいというのは

えーと こういうリストがあると
調査がしやすくて素晴らしい

という意味ですよね
アキラ先生?

あっ… そうですね。

こういうことが続くのって

私自身が 妖怪か何かに
取りつかれたのかなって。

すば…。

あっ… それは 大変なことです。

ぜひ僕に 調査させてください。

本当ですか? うれしい!

こんにちは。
(山口)あっ いらっしゃいまし。

奈々子ちゃん
まだ そんなことを…。

奈々子ちゃんのお母さんと
同郷でしてね。

お母さんが 東京では
私を頼るようにって言って。

で 奈々子ちゃん
ここに来たんですよ。

奈々子さんは 5回
引っ越しをしてるそうですが

その物件 全部 山口さんが?

ええ うちで紹介しましたよ。
ちょっと待ってくださいね。

これが最初の物件ですね。

で 2軒目 3軒…。

どこも 最寄りの駅が違う。

築年数の新しい部屋だって
ありますよ。

これで どこへ行っても
怖い目に遭うって言われたら

お手上げですよ。

この最初のアパートを
拝見できますか?

えー… 今 ちょっと人手がね。

不景気でしてね
従業員には辞めてもらったんです。

今は 息子に帰ってきてもらって
手伝わせてるんです。

息子の雅史は
空き物件の掃除に行ってますんで

戻りましたら ご案内させます。

事故物件って
一度 誰かに貸したら

その次の借り主には
事実を伝える必要がないって

聞いたことがあります。

山口さんは
事故物件に いったん

奈々子さんを
住ませてるんじゃないでしょうか。

奈々子さんて 何ていうか
あー 世間知らずというか…。

距離が近い人だよね。

それは 先生もですよ。

≪(自転車の走行音)

≪(自転車のブレーキ音)

お待たせしました。

よろしくお願いします。
お願いします。

(雅史)
あの2階の真ん中の部屋です。

中も拝見できますか?

(雅史)今 別の方が入居してるので
申し訳ないですが…。

その人が 何か恐ろしい体験を
なさったりとかは?

いえ。

あっ 壁が薄くて隣の声がうるさい
とは言われましたけど。

怪異の原因が 奈々子さんなのか
部屋なのか はっきりさせたいよね。

そうですね。
あっ そうだ。

奈々子さんに
部屋を留守にしてもらって

僕が 奈々子さんの部屋に
泊まればいいんだよ。

そこで怪異が起きれば
奈々子さんじゃなく部屋が問題だ。

僕も怪異が
体験できるかもしれないし。

わくわくするよ。

(風の音)

キャッ!

ハッ…。

どうして あんなに
怪異を体験したがるんだろうね。

いつか 先生が

大きな怪異 引き寄せて
しまうんじゃないかって

思うときがあって…。

ちょっとだけ怖い。

奈々子さんの部屋
私も行くって言ってたんだけど

女子学生と2人では泊まれない
って断られたし

佐々倉さんは忙しいだろうし。

でも 俺は 役に立てないんで。

分かった。

いや~
すてきなマンションですね。

(奈々子)ありがとうございます。
あっ これ

山口不動産さんから
借りてきましたので どうぞ。

お預かりします。
あの…。

私のホテルまで
予約してくださって感謝してます。

いえ。
(奈々子)じゃ 中にご案内します。

この部屋でも
怪異を体験したんですよね?

(奈々子)あっ。

出掛ける前
ここにあった これが

帰ってきたら 移動して こっちに。

先生 この部屋は角部屋なので

声を出して練習するには
最適なんです。

ここは引っ越したくない。

分かりました。
あとは お任せください。

ただ今 19時17分 特に異常なし。

本でも読んで 時間をつぶします。

《僕は
自分で怪異を体験してみたくて

たまらないんだ。
呪われるなら本望だよ》

《いつか 先生が

大きな怪異 引き寄せて
しまうんじゃないかって

思うときがあって…》

《ちょっとだけ怖い》

≪(引っかくような音)

始まったかな。

≪(引っかくような音)

≪(引っかくような音)

≪(引っかくような音)

≪(ドアを殴る音)

♬~

♬~

≪(引っかくような音)

♬~

アキラ先生。

先生!

先生は?

痛み止め飲んだから寝ちゃった。

病院に連れてこうとしたんだけど
大丈夫って言って聞かなくて。

何があったんですか?

怪しい人がいたのは
確かなんだけど

先生が落ちたのは
そのせいじゃない。

アキラ先生の近くには
誰もいなかったのに

こうして 何かをよけるみたいに
階段から落ちたの。

怪異… なのかもしれない。

(皮膚の裂ける音)
《あっ… うっ… あっ…》

(皮膚の裂ける音)
《あっ… うう… ああっ…》

(皮膚の裂ける音)
《うわあああー!》

《うわあああー!》

《うわあああー!》

あぁ… うぅ… ん…。

あぁ… うぅ…。

♬~

♬~

(ドアの開く音)

先生 うなされてました
ものすごく。

何か 苦しいことがあるんですね。

聞きたいか?

いえ。 いつか
先生が自分で話してくれるまで

いいです。

俺 何があったか
突き止めたいんです。

先生が 不幸の手紙の
呪いにかかってるなら

何とかしなきゃですし

もし 誰かの仕業なら止めないと。

気持ちは分かるが

怪異とかいうやつなら
お前の手には負えないし

人間がやってるなら危険過ぎる。

やめとけ。

大人からの忠告だ。

確かに俺は 専門的な知識も
力もありません。

でも 俺には 人にできないことが
できるんです。

人が嘘をつくと分かるんです。

嘘が分かる?

俺は 子供のときに
不思議な体験をしていて…。

信じられないでしょうけど

それから 人が嘘を言う声が
ゆがむようになったんです。

だから 俺には嘘が分かる。

きっと役に立ちます。

(健司)《あいつなのか?
ついに見つけたってことか》

《あいつは何を経験した?》

《彼が自分の口で
健ちゃんに話すまでは

僕からは何も言えない》

何言ってんだ こいつ?
ですよね…。

いや 信じる。

(難波)これが

これ!

落ち込んでたのって
彼女とケンカして?

(難波)うん。
あっ。

ここに書いてあることを

これから行く不動産屋で
聞いてほしいんだ。

おう。
あっ ちなみに

難波は 声優養成所に通ってて
桂木 奈々子って人の同級生で

家を探してる設定ね。

おお いいけど… あっ。

(せきばらい)

俺が質問してる間
お前はどうすんの?

やらないよ。
聞くことに集中する。

(山口)奈々子ちゃんの友達なら
いいとこ紹介しないとね。

ハハハ…。
(難波)何か 奈々子ちゃんて

何回も引っ越してるみたいですけど
理由とかってあるんですか?

いやいや 特にないよ。

あっ 僕 霊感強いんで
怖いとこはなしで。

ハハ
そんなとこ紹介しないって。

ハハ。 あっ これ おすすめです。

(難波)おお~。

うちに ご用ですか?

あー…
今 友達の物件の相談に来てて。

あっ そうですか。
あ… はい。

あっ。
あっ。

何か すいません。
あっ いえ。

俺 ホント不器用で。

俺も 不器用っていうか
できること限られてるんで…。

一緒です。

でも 続けてると

自分の新しい
可能性が見えることありますよ。

♬~

座って。

いいから座って。

♬~

健ちゃんから 深町君が
一人で調べてるって聞いたよ。

これは 奈々子さんの部屋の前に
落ちていた髪の毛だ。

見てて。

こういう縮れ方をするのが
人工毛の特徴なんだ。

奈々子さんが体験した怪異が
全部

同じ人間の仕業かどうかは
分からないけど

少なくとも 誰かが何かの意図で
偽の怪異を仕掛けている。

その人が 深町君に 何か危害を
加えるかもしれないんだよ。

僕は 心配だよ。

大人ぶらないでください。

自分に呪いをかけて

怪異を体験するために
一人で泊まりに行って

ケガしたのは誰ですか?

俺だって 先生が心配なんです!

それに どうせ これ以上
俺には何もできないです。

今日 山口不動産の人と話して

続けてると 自分の
新しい可能性が見えるって

励まされたんですけど…。

全然見えないです 俺。

山口さんと話してくれたんだね。

はい。

でも 今のを言ったのは
息子さんです。

《山口さん… あっ それが
不動産屋の名前なんですけど》

《これ 山口不動産さんから
借りてきましたので どうぞ》

難波。

この前は ありがとう
奈々子さんの件。

あっ ちょ…。
(愛美)誰? 奈々子さんって。

いやいや… 何でもないよ。

えっ も… もしかして…。

あっ あれ?
やっぱ分かっちゃう?

あっ だだ漏れちゃってる?
この幸せ。

(愛美)もう!
(難波)フフフ。 あっ あのね

奈々子さんていうのは
俺は 実際会ったことないの。

その奈々子さんのお父さんの
友達っていう不動産屋さんに

行っただけ。

父親じゃなくて
母親の知り合いでしょ?

いや。
奈々子さんの父親とは

昨日も電話しましたよ
って言ってたし。

何か 仲良さそうだったよ。

あっ じゃ そろそろ行こっか。
(愛美)うん。

じゃあな。
うん…。

(難波)何だっけ? これ。
(愛美)シミラールック。

(難波)シミラールック?
(愛美)そう。

父親の友達…。

はい お待たせ。

(バイブレーターの音)

(健司)ん?

何だ? 今 やっと
飯にありついたとこだぞ。

すいません。

今回の怪異の原因
突き止めた… と思います。

これから山口不動産に行って…。

確かめます。 失礼します。

あっ…。

何でいるんですか。

健ちゃんは
僕に隠し事できないんだよ。

あっ いざとなれば
健ちゃん仕込みの護身術で

僕が深町君を守るから。

フッ…
ケガ人は引っ込んでてください。

お待たせしました。

じゃあ 行こうか。
はい。

山口さんて
奈々子さんのお父さんと

仲がいいみたいですね。

えっ?
母とは中学が一緒ですけど。

でも お父さんと
電話で話す仲らしいですよ。

そして そのお父さんは
奈々子さんの上京に反対している。

山口さんは 奈々子さんが
東京が怖くて逃げ帰るように

黒髪切の話を
したんじゃないんですか?

何だい 急に。
答えてください。

「違うよ」

戻った。

えっ?

あ… いえ 嘘をついても駄目です。
認めてください。

山口さん…。

分かったよ。

そうなんだ。

うちもね 息子が夢を追って
家を飛び出した時期があったんで

お父さんと話が合ってね。

だから 黒髪切の話をして
ちょっと脅かしたんだよ。

やはり そうですか。

では もう 偽の怪異を起こして
奈々子さんを脅かすのを

やめてくれますか?

怪異なんか起こしてませんよ。

うちが扱ってる物件で
怪異なんか起こしたら

困るのはうちだよ。

奈々子ちゃんは
怖い思いばっかりして

こっちも困ってんだ。
なあ 雅史。

ホント

奈々子さんが来るようになって
「困ってます」

なるほど。

残念だけど

そう簡単に 本物の怪異とは
出合えないみたいだ。

八百屋のお七ですね。

奈々子さんは
「山口さん」と言うときと

「山口不動産さん」
と言うときがあります。

そして 奈々子さんは
僕が家に泊まるとき

合鍵は 「山口不動産さん」に
借りたと言った。

はい。

「山口さん」は
お父さんを示していて

「山口不動産さん」は
息子さんを指しているんですね。

つまり 僕が
奈々子さんの家に泊まることを

あなたは知っていた。

そして 様子を
見に来たんじゃありませんか?

そこで 親しく話す僕たちを見た。

(奈々子)《あっ これ
山口不動産さんから

借りてきましたので どうぞ》

《お預かりします》
《あの…》

《私のホテルまで
予約してくださって感謝してます》

僕を引き離したい一心で
怪異を起こしたんですね。

それって つまり?

山口さんは
ここを手伝ってもらうために

雅史さんに戻ってもらった
と言っていました。

雅史さんの
それまでやっていた仕事は

何でしょう?

左手のたこを見るかぎり

ギターを弾いていたのでは
ありませんか?

ええ。

夢を諦めた あなたに

親の反対を押し切って上京した
奈々子さんは まぶしく見えた。

ちょっと待った。
そう 初めは金縛りだった。

でも 雅史が何かしたとしても

金縛りを起こすのは
無理でしょう?

そのとおりです。

奈々子さん
あなたは慣れない東京で

年下の養成所仲間に負けまいと
緊張の毎日を送っている。

そして 余裕がなく

部屋には マットレスもない。

緊張 ストレス 不規則な睡眠
それらが 原因となって

睡眠麻痺を
起こすといわれています。

それが金縛りの正体ですよ。

でも 山口さんから 黒髪切の話を
聞いていたあなたは

怪異だと思い込んだ。

そして 引っ越そうと
再び ここを訪れたんです。

そのとき 雅史さんは気付いた。

また怪異が起きれば
奈々子さんは来てくれる。

奈々子さんに会える。

(雅史)すいません!

謝られたって 許せませんよ。

怖い思いさせられて
何回も引っ越しして…。

(山口)雅史…。

お前は… 何てことを!

山口さん
もう少し話を聞いてください。

奈々子さんが
最初に住んだアパートは

壁が薄くて
隣の声も聞こえるような

部屋でしたよね。
ええ。

奈々子さんが 今まで住んだ
部屋の情報を見ました。

あなたが住んでいる場所は

どんどん 声を出すのに
適した物件になっているんです。

5軒目にたどりついた
今の部屋は

気兼ねなく
声を出して練習できると

あなた自身も言っていましたよね。
はい。

2軒目以降の物件を
見つけてくれたのは誰ですか?

(奈々子)山口不動産さん…。

雅史さんです。

最初は あなたに会いたい
一心だったのかもしれない。

でも 今の雅史さんは

あなたの夢を
一生懸命 応援しているんですよ。

じゃあ
今の部屋で鏡が動いたのは?

あの鏡には
拡大鏡が付いていますね。

(奈々子)はい。
ああいう鏡は

収れん火災という
火事を起こすことがあるんです。

えっ…。
鏡が

窓から入ってくる
太陽光を集めて

その焦点になる場所に
燃えやすいものがあると

火災が起きるんです。

雅史さんは
管理物件の掃除もやっている。

そのときに 異変に
気付いたんじゃありませんか?

おっしゃるとおりです。

あのマンションの空室を
掃除に行ったときに…。

(雅史)慌てて合鍵で部屋に入ると
段ボールが燃えていました。

(雅史)何とか火は消して
焦げた段ボールを処分して

再び火が出ないよう
鏡を移動させたんです。

勝手に部屋に入って
すみませんでした。

いえ 助かりました。
ありがとうございました。

奈々子さんのために
一生懸命 物件を探すうちに

雅史さんは
父親の意向で始めた仕事に

喜びを
見つけたのかもしれませんね。

人の夢を支えられる仕事だって。

(雅史)《でも 続けてると

自分の新しい
可能性が見えることありますよ》

先生 ありがとうございました。

それにしても
すごい洞察力ですね。

一人の力じゃありません。

僕たち いいコンビなんです。

結局
先生の力を借りちゃいました。

ケガ人だけど

引っ込んでくれてなくて
よかったです。

先生が 階段を落ちたのは
なぜですか?

あれは 僕のせいなんだ。

(ドアの閉まる音)

《アキラ先生》

不幸の手紙はね
本来 幸運の手紙なんだよ。

(難波)えっ?

幸運の手紙は

1922年に 新聞に載るほどの
騒ぎになったんだ。

「九枚のハガキを書いて
差し出すと

九日後に幸運が回ってくるが

連鎖を断ち切ると
大悪運が回ってくる」

そんな文面のはがきが
たくさん家に届いたんだ。

受け取った多くの人が
悪運に見舞われたくないために

文面どおりの はがきを出した。

でも 9人の人が
9枚ずつ はがきを出したら 81枚。

それを受け取った人が

また 9枚ずつ
はがきを出したら…。

(難波)あっという間に
ものすごい数ですね。

だから 最終的には
警察の取り締まりの対象になった。

そこまでですか?
でも 警察が取り締まっても

幸運の手紙は
少しずつ文面を変えながら

生き残った。
そして いつの間にか

幸運のためにという文言が
削り取られ

不幸の手紙に
なってしまったんだよ。

不幸の手紙は呪いを媒介する。

でも そもそも呪いというのは
いったい何だろうね。

何か悪いことが起こったときに
人は その原因を求める。

理由が分からないのが
不安だからだよ。

そこに説明をつけてくれるのが
呪いというシステムだ。

でも いったん
呪いだと考え始めると

思考はマイナスに向く。

気持ちだって
どんどん沈んでいくから

当然 何をやっても
普段より うまくはいかない。

そうやって 人は自分を呪いにかけ
縛ってしまうんだ。

第一 難波君は 不幸の手紙を
差し出した人を知っているよね。

えっ?
君は 不幸の手紙が

知らないうちに
かばんに入っていたと言いながら

災難が起こり始めたのは
水曜からだと明言した。

実は 家庭教師のアルバイトで
小学校4年生の女の子を教えてて。

俺 彼女ができて浮かれてて
それを話しちゃったんです。

その子 俺のこと
慕ってるって知ってたのに。

差出人は小学生?
だと思う。

もう呪いを恐れる必要は
なくなったね。

はい。
じゃあ もう行ってもいいですか?

彼女 待たせてるんで。
いいよ。

えっ えっ… ちょ ちょ ちょ…。

あげちゃう。
ありがとうございました!

(ドアの開閉音)

自分で自分に呪いをかけた。

俺 実は この数日
8年間で初めて

嘘が分かるようになりたい
と思いました。

そう。

僕のために 色々ありがとね。

あっ… いえ。

じゃあ 健ちゃんのところで

ご飯でも
ごちそうになりに行こうか。

はい。 あっ 買いたい物があるので
寄ってもいいですか?

いいよ。

あっ。

これ 先生の研究室に
置いてもいいですか?

もちろん。

俺の家で
昔飼ってた犬に似てるんです。

大好きでした。

あいつは嘘をつかないから。

フッ…。

どうしたの?

あっ いえ 何でもないです。

≪(女性)彰良さん?

(女性)そうよね。
この前テレビで見て

ちょうど思い出していたところ。
懐かしい。

どうも。
お母さまは お元気?

ええ。

(女性)あのころ 天狗様には
たくさん助けていただいたわよね。

《天狗という 非日常の言葉が
俺の日常に飛び込んできて

先生と俺の
怪異の扉が開くことになった》