東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #06[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 #06[字]

完全記憶能力を持つ准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と嘘が分かる孤独な大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディが様々な怪異の謎を追う異色ヒューマンミステリー、開幕!

番組内容
8年前、青い提灯の怪しい祭に紛れ込んだ一人の少年はそこで死んだはずの祖父に出会う。
「尚哉、お前はこんなところに来ちゃいけなかったんだ…」

大学生になった深町尚哉(神宮寺勇太)は孤独を抱え生きていた。8年前の祭の日以来、人が嘘をつくと、その声がゆがみ奇妙な音になって聞こえてしまうようになってしまった尚哉。何となく受講した「民俗学Ⅱ」のイケメン准教授・高槻彰良(伊野尾慧)に尚哉は興味を持つ。
番組内容2
高槻の言葉にだけは「ウソ」が全くなく、その声は心地よく耳に届いた。

見たものをすべて瞬時に記憶できる完全記憶能力を持ち、世の中の怪異現象にしか興味のない高槻。そんなある日、近所の小学校で「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる―。

怪異を求めテンションが上がる高槻と共に、なぜか助手として謎を追うことになる尚哉。コックリさんのほか、女学生アスリートにかけられた藁人形と針の呪い、
番組内容3
撮影現場に現れる女の幽霊、声優志望の女性に憑いた黒い髪の毛の謎など、高槻のもとには様々な怪異の相談が舞い込んでくる。果たして、本物の怪異は存在するのか、それとも事件の裏には誰かの切実な思いが隠されているのか…

「深町君、世の中の全ての現象は、どう解釈するかによって成り立っているんだよ」
完全記憶能力を持つ准教授と、嘘が分かる孤独な少年の凸凹バディが送るヒューマンミステリー、開幕!
出演者
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 
神宮寺勇太(King & Prince) 
岡田結実 
須賀健太 
吉沢悠
スタッフ
【原作】
澤村御影『准教授・高槻彰良の推察シリーズ』(角川文庫 刊) 

【脚本】
藤井清美 
伊藤崇 

【音楽】
信澤宣明 

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「群青ランナウェイ」(ジェイ・ストーム)

【監督】
池澤辰也 
守下敏行 
室井岳人 

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ) 
青木泰憲(WOWOW)
スタッフ2
【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ) 
遠山圭介(東海テレビ) 
高江洲義貴(WOWOW) 
黒沢淳(テレパック) 
近見哲平(テレパック) 

【制作協力】
テレパック 

【製作】
東海テレビ/WOWOW
ご案内
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【公式サイト】
https://www.junkyoju-takatsuki.com/  

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra  

【YouTube】
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 暗号
  2. 美弥
  3. マリエ
  4. 茉莉江
  5. 図書館
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  19. アキラ先生
  20. お願い

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ABEMA



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ポニーキャニオン

(美弥)
「次は 700-3-27-256」

♬~

♬~

(クラクション)

(ブレーキ音)

俺の忠告を無視して
テレビに出るからだ。

(高槻)そうだね。

健ちゃんの言うとおりだったよ。

そう思うなら これからは
俺の言うことにも耳を貸せ。

だいたいお前は
自分から呪われようとしたり

危なっかし過ぎるんだ。

いいかげん
これも捨てたらどうだ?

こんなものに こだわってるから
いつまでたっても…。

それを捨てても

僕の頭の中には
その記事の内容は全て入ってる。

(女性)《あのころ

天狗様には たくさん
助けていただいたわよね》

(尚哉)《天狗?》

《霧島さんですね》

《旦那さんとは別の若い男性と

ドライブされていたのを
よく覚えていますよ》

《あら
何をおっしゃってるのかしら》

《「見間違いじゃ
ございませんこと?」》

《急いでおりますので
失礼します》

《深町君 行こう》

≪(難波)えっ 呪いってマジ!?
(愛美)そう。

(難波)えっ ちょっと見してよ。

何これ?

あっ ちょちょ…。
(愛美)ん?

深町。 ちょうどいいとこにいた。
これ 見てよ。

ん?

「次は 700-3-27-2…」
(難波)あ… ちょっと待って 待て…!

何?
ごめん 深町。

お前 呪われたかも。
えっ?

この数字を

声に出して読むと呪われる… か。
(難波)はい。

確か図書館のマリエさんだったかな?

図書館のマリエさん?
初耳だな。 瑠衣子君は?

私も初めて聞きました。
あのう 昨日 愛美が 妹から

「友達が呪われてるかもしれない」
って相談受けて。

で 暗号 解かなきゃいけなくなって。
暗号?

珍しいですよね。
ミステリー仕立ての呪い。

でも 解こうと思ったんですけど
全然分かんなくて

そしたら 深町が思わず

声に出して
数字読んじゃったんです。

えっ 俺のせい?

違うよ。 違う。 ホンットにごめん。
あれは ホントにごめん…。

その子が
呪われたって思うってことは

何か変なことが
起こったってことだよね?

何があったか分かる?
実は 愛美も

そこまでは聞いてないらしくて。

で 今 妹と友達に会いに
第四中まで行ってます。

第四中。 だったら…。

ここに来てもらえる?

おっ 分かりました。
ありがとうございます。

すぐ連絡してきます。 じゃあな。
う… うん。

(ドアの開閉音)

あのう 実は 私も
調べたいものがありまして。

そう。 それなら
難波君と2人で行ってくるよ。

すいません。
あ… あの 俺は?

君は お留守番。
えっ?

だって マリエさんに
呪われてるかもしれないんだろ?

君に もしも何かがあったら

僕は
一生泣いて過ごすことになるよ。

(難波)お待たせしました。
お願いします。

行こうか。
(難波)はい。

(難波)お~
お待たせ お待たせ お待たせ。

妹の柚香と本橋 美弥さんです。

(難波)じゃあ 座りますか。 ねっ。
どうぞ どうぞ。

君が マリエさんに
呪われたっていう。

はい。
何があったか聞かせてもらえる?

(美弥)図書館の近くに
信号のない横断歩道があるんです。

(美弥)そこを渡ろうとしたときに
私 ちらっと見たんです。

黄色いワンピースを着た
高校生ぐらいの女の人。

そのすぐ後に
私 もう少しで ひかれそうに…。

その話を柚香にしたら
図書館のマリエさんの呪いだって。

(柚香)図書館の本の中に何冊か

数字の暗号が
書かれたものがあるんです。

それを見つけても
声に出して読んじゃ駄目。

「マリエさん お忘れください」と
3度唱えて図書館を出ないと

マリエさんの呪いで
3日後に死んじゃうんです。

(難波)えっとマリエさんっていうのは
そもそも何者なの?

図書館に すみ着いてる幽霊です。

図書館が好きで よく通ってたけど
事故で死んじゃったって。

事故…。
あっ もしかして

美弥ちゃんが見たっていう
ワンピースの女の人が?

ちょっと!
美弥ちゃんを怖がらせないで。

(難波)あっ ごめんなさい。

3日以内に暗号を解けば
助かるんです。

お願いします!

暗号を解くのに
力を貸してください!

美弥ちゃん 大丈夫だよ。

この先生 俺が不幸の手紙の呪いに
かかったかもってときも

瞬殺で助けてくれたから。
今回もババッと解決してくれるよ。

ですよね? 先生。
そうだね。

暗号の解き方は
もう何となく見当はついてるかな。

えっ ホントですか?
うん。

そのためには
一度 図書館に行かなきゃだけど。

よし。
じゃあ 図書館に行きましょう。

あ… あの!

クラスの子にも
マリエさんのこと知ってるか

聞いてみたんです。
そしたら…。

図書館には
もう行っちゃ駄目だって。

♬~

あの 何を調べてるんですか?

ねえ 大きいつづらと小さいつづら
あなたなら どっちを選ぶ?

えっ?

知ってるでしょ 『舌切り雀』

ちっちゃいころから
思ってたんだけど

自分だったら 絶対に
大きい方 選んじゃうなって思って。

たぶん俺も大きい方です。
で 痛い目に遭う。

やっぱ そうだよね。

ハァ…。

あ… ごめん。
ちょっと行きたい所あるから

留守番 大仏君に任せていい?

えっ… ああ はい。

ありがとう。
あっ…。

(ドアの閉まる音)
ハァ…。

ていうか 大仏じゃないし。

あ~ もう。 はい。 はいはい。

はい。 高槻ゼミです。

あ… すいません。
俺 ゼミの人間じゃなくて。

先生 今 不在で。

はい… はい 伝えておきます。
失礼します。

フゥ…。

んっ… あっ。

よいしょ。

誘拐事件?

(ドアの開く音)

(難波)お~ 深町 お待たせ。
あ~ 疲れた!

あっ た… 高槻先生は?
ああ 何か準備することがあるって。

あ~ そういえば 今 電話…。
大変なんだよ!

もう聞く人聞く人 話が違くてさ。
何が何だか。

(指を鳴らす音)

まずは 聞いてきた話を
整理してみよう。

マリエさんの呪いは
大きく分けて

3つのパターンが
あることが分かったんだ。

3つ?
パターン その1。

呪われて3日後に死んでしまう。

ただし。
た… ただし?

怖っ。
それそれそれ…。

暗号を解いたら助かる。

これは 柚香ちゃんが
部活の先輩から聞いた話だった。

はあ。
パターン その2。

えっと…。

呪われた後 図書館に行くと

マリエさんに
異世界に連れていかれてしまう。

これは 美弥ちゃんが
クラスの友達から聞いた話です。

ただし。
ただし…。

(ボタン音)
(難波)これも

3日以内に暗号を解けば
マリエさんに許されて助かるらしい。

パターン その3。

最初の部活の先輩の友達から
聞いた話です。

3日以内に暗号を忘れないと
マリエさんが現れて殺されてしまう。

(指を鳴らす音)

あの…
どれがホントの呪いなんですか?

3つ目だけ異質だよね。

暗号を忘れないといけないという
話になっている。

実は これに似た都市伝説で

紫鏡という話があるんだけど
知っているかな?

いえ。

紫鏡という言葉を
20歳まで覚えていると

死んでしまうという都市伝説だ。

理由として 20歳で事故死をした
女の子の鏡だという説もある。

あれ? 確か マリエさんも
事故で亡くなってるんですよね?

そうだね。
だから このオチも きっと

紫鏡を知っている人が
考えたんじゃないかと

僕は思っている。
考えた?

都市伝説は 噂話が広がる中で

より面白く より怖く
話が作られていくことが多いんだ。

きっとマリエさんの話は
まだ生まれてから日が浅いから

話の体裁が整ってなくて

色々なオチが
残っているのかもしれない。

つまり 僕たちは
新しい都市伝説の誕生の瞬間に

立ち会っているんだよ。
素晴らしいよね!

じゃあ 呪いは
存在しないってことですか?

そうとも言い切れない。
(尚哉・難波)えっ?

実際に 美弥ちゃんは
怖い思いもしているんだよ。

話が生まれるには
その話の土台があるのが普通だ。

もしかしたら そこに本当の怪異が
潜んでいるのかもしれない。

難波君。
美弥ちゃんが暗号を読んだのは

昨日の15時ごろだよね?
そうですね。

タイムリミットは
あさっての15時。

急がないといけないね。

深町君。
君には まだ猶予が2日ある。

悪いけど
僕と一緒に図書館に来て

僕に力を貸してくれるかな?

もちろんです。

君たちは ここにいる人たちに
マリエさんについて

聞いてみてもらえる?
僕は暗号について調べてみるから。

了解しました!
図書館だから静かにね。

はい!

ちゃんと聞いて
何か分かったら伝えます。

(難波)カモン!

すみません。
美術のコーナーは どちらですか?

美術は 2階になります。

そちらに マップがありますので
よかったら どうぞ。

ありがとうございます。

もしよかったら
ご案内しましょうか?

あっ…。

地図が苦手でして。
(職員)ここ 広いですよね。

私も子供のころは
よく迷ってましたから。

こちらのご出身なんですか?
(職員)ええ。

高校生のころまで
よく通ってました。

本が お好きなんですね。
(職員)そういうわけでも。

市の職員で 1年前に
ここに異動してきたんです。

こちらです。
それでは ごゆっくり。

1つ お伺いしたいことが。
何でしょう?

図書館のマリエさんって
聞いたことありますか?

さあ。 聞いたことないですけど。

ありがとうございました。

♬~

フッ。 やっぱり。

(難波)駄目です。 職員の人にも
聞いてみたんですけど

誰もマリエさんを知りませんでした。
そうか。

先生の方は どうでした?
それがね

あの暗号を解くのは
難しいかもしれない。

(尚哉・難波)えっ?

この数字は 図書館で使われる
本の分類番号なんだ。

この分類ごとに
本が棚に配置されている。

この表を一度見たことがあったから
ぴんときてね。

「700」は

美術の区分を指しているんだ。

本に書かれた暗号だから
次も本のことだと思ったんだ。

2番目に書かれた数字は
棚から何段目かを。

3番目に書かれた数字は
端から数えて何冊目か。

最後の数字は暗号が書かれている
ページ数を指していると

予測したんだ。
そして それが この本。

この256ページに
しっかり暗号は書かれていた。

じゃあ 暗号は解けるんじゃ…。
ところが

3冊目が見つからなかったんだ。

どうして?

この暗号が書かれたのが
何年も前だとしたら 紛失したり

すでに廃棄されている可能性も
考えられる。

そうなると 僕らには
見つけようがないよね。

でも あしたには
解決してあげないと。

あとは 瑠衣子君に期待するしか。

今 美弥ちゃんが 事故に
遭いかけた現場に行ってくれてる。

《やっぱ そうだよね》

《ハァ…》

あ… あの
瑠衣子先輩のことなんですけど…。

もしもし。 瑠衣子君?

15年前 夏休み 最後の日

妊婦さんをかばった女子高生が一人
交通事故で亡くなっています。

喜多嶋 茉莉江さん。

その日は 図書館に
行く途中だったみたいです。

喜多嶋さんの同級生にも
聞いたんですけど

喜多嶋さんには 雪村さんという
親友がいたみたいで

その人に聞けば
何か分かるかもしれません。

雪村?

♬~

先輩。
今日 忙しいんじゃないんですか?

女の子が呪われてるかもしれない。
しかも 今日がリミット。

高槻ゼミの院生として

何としてでも
美弥ちゃんを救わないと。

美弥ちゃん。

安心して。

アキラ先生は どんなことがあっても
美弥ちゃんを助けてくれる。

絶対 大丈夫だから。
先生を信じて。

うん。

すみません。
こちらに勤めている

雪村さんに
お話を お伺いしたいんですけど。

(職員)はい。 雪村さん。

雪村は 私ですけど。

(雪村)私に聞きたいことって
何でしょう?

昨日も言いましたけど

「私 マリエさんなんて知りません」

(雪村)もう戻ります。

お願いします! 何でもいいから
何でもいいから教えてください!

美弥が大変なんです!

そんなこと言われても
私には どうすることも…。

お願いします!!

お願いします… お願いします…。

(美弥)柚香。

もういいよ。
(柚香)でも…。

もういいから。

♬~

「次は 700-3-27-256…」
(美弥)柚香? 何してるの!?

大丈夫。 私たち 小学校のころから
ずっと一緒でしょ。

これからだって変わらない。

マリエさんが何してきても

美弥と
ずっと一緒にいてあげるから。

ねっ。

柚香…。

雪村さん 2人は小学生のころから
親友同士なんです。

あなたと
喜多嶋 茉莉江さんのように。

2人のためにも
喜多嶋 茉莉江さんのこと

話してもらえませんか?

《一緒に本を読む友達が
いてくれるって最高だね》

ごめんね。
あれは呪いなんかじゃないの。

だから安心して。

あれは…。

茉莉江のちょっとした
いたずらだったんです。

高校2年生のとき

茉莉江は 後輩の男の子に
告白されたんです。

(茉莉江)《ねえ… 聞いて》

《「今日も好きです。
あしたも好きです」》

《「ずっと大好きです」だって》

《びっくりしちゃった》

彼女は 返事を保留にしました。

でも その男子は
毎日 彼女のところに来て

「好きです」って言い続けたんです。

そんな日が続いて
夏休みに入る直前

茉莉江は 告白の返事をするって
決めたんです。

《私ね 彼に私と同じくらい
本のこと 好きになってほしい》

《だから こう言ったの》

「図書館の本に暗号を書き込んだ。
それを探して 答えを見つけて」

「期限は 夏休みいっぱい」

「もし 暗号を解いて
正解を見つければ

告白の返事をしてあげる」って。

夏休みいっぱい。
じゃあ 返事は…。

できませんでした。

茉莉江は 夏休みが明ける前に
亡くなってしまいましたから。

その後輩の男子生徒さんは
暗号を解けたんですか?

分かりません。

私も暗号のことは
すっかり忘れていました。

それが 昨年
この図書館に異動してきて

その暗号を見つけたんです。

《「次は 908-2-14-2…」》

《声に出して読んじゃ駄目よ》
《すいません》

《あの… この本に落書きが》

《えっ?》

(雪村)茉莉江の字でした。

(少女)《消しておきましょうか?》
(雪村)《待って》

《これはね
この図書館が大好きだった

茉莉江っていう女の子が
亡くなる直前に書いたものなの》

《だから… お願いだから
消さないで そっとしておいて》

《亡くなった?》

(雪村)ごめんなさい。

あなたたちを
怖がらせるつもりはなかったの。

謝るのは 私たちの方です。

えっ?
(柚香)お姉さんの大切な友達を

幽霊にしちゃって
ホントに ごめんなさい!

私 知りたいです。
茉莉江さんが この暗号に

どんな思いを込めたのか。
(柚香)私も。

雪村さん 暗号が書かれた
最初の本のタイトルが何か

茉莉江さんから
聞いていませんか?

『ダークブルーな夜に』だって
言ってました。

あれが 最初の一冊だったんだ。

(雪村)でも 教えてもらったのは
その一冊だけです。

じゃあ 3冊目は
分からないままですよね。

きっかけの女の子が言った暗号は
2冊目のものですし。

うーん。
「908-2-14-205」だから

文学の双書 選書 全集の
何かだというのは

分かってるんだけどね。
全集…。

何か心当たりがあるんですか?

修繕のため
書庫に入ってる全集があります。

ひょっとしたら…。

大仏君 2冊同時に読んでみて。
読めないですよ 2冊なんて。

普通に こうなるんですよ。
いや もっとやって…。

(美弥)あった!
(柚香・瑠衣子)ん? えっ?

「次は 933-2-42-153」

あっ… あった!

71ページ。
(柚香・瑠衣子)71…。

あっ… あった!
あっ… あった!

いいよ。 持つよ。 じゃあ…。
持ちます 持ちます。 はい。

鞍馬…。

天狗?

(霧島)《あのころ 天狗様には

たくさん
助けていただいたわよね》

雪村さん。

図書館に
勤めてるくらいですから

暗号の解き方
分かってましたよね?

でも解かなかった。
どうしてですか?

あれは 茉莉江が
告白相手の彼にだけ送った

秘密のメッセージですから。

勝手に見ちゃうと
茉莉江に怒られそうな気がして。

この席 茉莉江の
お気に入りの席だったんです。

高槻さんが座ってる席が
私の定位置で

いつも一緒に本を読んでました。

(雪村)あの日も
ここで待ち合わせをしていて。

でも 茉莉江は来なかった。

翌日 彼女が
事故で亡くなったって聞いて。

彼女のお気に入りだった
黄色のワンピースが

血で真っ赤に染まってたって。

先生 暗号が変になっちゃった。

この暗号なんですけど

これだけ 他の暗号と
全然パターンが違うんです。

ああ これが最後の暗号だね。

えっ? どうして これが最後って
分かるんですか?

これまでの暗号と
数字の桁が違うよね。

これは 9月1日 17時に
1階の西で会いましょう

っていう意味だと思う。

2学期 最初の日。
(美弥)暗号を解いて

会いに来てくれた男子に
返事をするつもりだったんだ。

いや もう茉莉江さんは
返事をしているよ。

(柚香・美弥)えっ?

あっ… そういうことか。

これが 茉莉江さんの答え。

頭の文字 並べて読んでみて。

(柚香・美弥)
「ダ」「イ」「ス」「キ」「デ」「す」

すごい! ウフフ。

で それに対する彼の答えも
さっき見つかった。

♬~

(柚香・美弥)
「僕も ずっと大好きです」

(美弥)15年前の9月1日。

その人
ちゃんとここに来てたんだ。

思いは
ちゃんとつながってたんだ。

♬~

♬~

♬~

茉莉江…。

♬~

では 私は
2人を送ってきますので。

気を付けてね。
行こう。

今日は ありがとうございました。
呪いが消えて

「ホントに よかったです」

(雪村)では 失礼します。

先生…。

雪村さんの声が ゆがんだんだね。
はい。

雪村さんは
呪いが消えてほしくなかった。

どうしてだろう。

実は 美弥ちゃんが見たという
黄色いワンピースの女の子のことが

ずっと気になってるんだ。

(美弥)《私 ちらっと見たんです》

《黄色いワンピースを着た
高校生ぐらいの女の人》

でも 図書館のマリエさんが
黄色いワンピースを着ていたなんて

誰も言っていない。

どういうことですか?

何だ? 神妙な顔して。
何の話だ?

幽霊の話。
えっ…。

佐々倉さん ひょっとして
幽霊 怖いんですか?

いや 怖…。

お前の前では言わん。
あ… 大丈夫です。

声が ゆがまなくても
怖いって ちゃんと伝わってます。

えっ?

佐々倉さんも 意外に
子供っぽいところあるんですね。

うるさいよ。
ちょっと待って。

何で? ん?

何で こいつの耳のこと
知ってるかって?

安心しろ。
こいつから しゃべってきたんだ。

ホントに?
尋問とかしたんじゃないよね?

そんなことするか。

そうか。 深町君が。

な… 何ですか?

ちょっ… やめてください。

や… やめてください。
あっ 彰良。

電話で頼まれてた件だけどな。

(職員)お疲れさまです。
(雪村)お疲れさまでした。

まだ何か?

実は お話ししたいことが
できまして。

雪村さん あなたは ホントは

マリエさんの呪いが
消えてほしくなかったんですよね。

最初に あなたに
マリエさんの呪いのことを

聞いたとき あなたは間髪入れずに
知らないと答えた。

聞き返すこともせずにです。

まるで この質問が来ることが
分かっていたかのようでした。

私 来月 結婚するんです。

ここも
もうすぐ辞めるつもりです。

でも そうしたら

茉莉江のことを覚えてる人は
ここからいなくなります。

そんなとき
あの暗号が見つかって…。

あなたは あえて
マリエさんの呪いが広まるのを

放置していたんですね。

茉莉江が望んでる気がしたんです。

「私を忘れないで」
「ずっと覚えていて」って。

雪村さん。
茉莉江さんを覚えているのは

あなただけじゃないですよ。

えっ?

そもそも図書館のマリエさんが

黄色いワンピースを着ていたなんて
誰も言っていない。

なのに 美弥ちゃんは
事故に遭いかけたとき

黄色いワンピースの少女を
見たと言っていた。

それが なぜなのか。

知り合いの刑事に
確認してもらいました。

美弥ちゃんは
茉莉江さんが助けた妊婦さんの娘。

あのとき
おなかの中にいた子だったんです。

そして 自分を助けてくれた
少女のことを忘れていなかった。

そうだよね。 美弥ちゃん。

私 月に一度 あそこに寄って

手を合わせてから
家に帰ることにしてるんです。

黄色いワンピースを着た女の子が
私と お母さんを救ってくれた。

そのことを
ずっと忘れないようにしようって

お母さんと話してて。

だから あのとき

黄色いワンピースの人に
気を取られて立ち止まって…。

でも そのおかげで 私
事故に遭わずに済んだんです。

茉莉江さんが
また 私を助けてくれたんです。

茉莉江が… 助けた?

雪村さん

私 図書館のマリエさんのこと
もっといろんな人に話します。

怖い幽霊じゃなくて

図書館が大好きで
みんなを守ってくれる

優しくて すてきな女の子だって。

いいですか?

もちろんよ。

ありがとう。
ホントに ありがとう。

♬~

いや~ 驚いたよね。
まさか美弥ちゃんと茉莉江さんに

つながりがあったなんて。

茉莉江さんが
また美弥ちゃんを助けたって

これって
本当の怪異ってことですか?

それなんだけどね。

健ちゃんに調べてもらったことは
2つあったんだよ。

1つは 15年前の事故について。

それで助かった妊婦さんは
美弥ちゃんの

お母さんだということが分かった。
もう1つは 3日前。

あの交差点の
防犯カメラの映像について。

カメラ あったんですか?
うん。 ちゃんと映像も残っていた。

そしたら ちょうど その時間に

黄色いワンピースを着た女の子が
通るのが写っていたって。

えっ じゃあ あの
黄色いワンピースを着た女の子って

マリエさんじゃなかった
ってことですか?

そういうことになるかな。
でも 考えてみると不思議だよね。

あと1カ月もすれば 雪村さんは
あの図書館を辞めていた。

その後に あの暗号が見つかっても
誰も解くことができなかった。

そういう意味では この偶然を

怪異と呼ぶことが
できるのかもしれない。

どんな都市伝説も
最初は 個人的な思いから

始まっているのかもしれないね。

その思いを いろんな人が
つないでいくことで

都市伝説は広がっていく。

いや~ 勉強になったな。

(クラッカーを鳴らす音)

アキラ先生 来て来て。
えっ?

座って座って。
何? どうしたの?

(難波)分かんだろ。

せ~の。
(一同)ハッピーバースデー!

アキラ先生!
(愛美)おめでとうございます!

本日の高槻ゼミのスペシャル講義は

アキラ先生の
バースデーパーティーです!

(一同)イェーイ!
用があるって このことだったの?

はい。 花江さんに頼んで

アキラ先生が
喜びそうなものを作りました。

あっ…。
《ねえ

大きいつづらと 小さいつづら
あなたなら どっちを選ぶ?》

先生 消して 消して。
あ~。

いくよ。

(一同)乾杯!

♬~

先輩 俺にも内緒にするって
ひどくないですか?

フフフ。 いや~ 大仏君にも

手伝ってもらおうかなって
思ったんだけど

大仏君が知っちゃうと

態度で アキラ先生に
バレちゃうかなと思って。

確かに。
隠せる自信は ないです。

フフ。 あれ?

マグカップ 変わってる。
ああ…。

カワイイ。
ていうか

瑠衣子先輩って すごいですよね。
えっ? フフ。

今日 美弥ちゃんたちを
励ましてるとき

本当に高槻先生を
信頼してるんだなって

分かりました。

あんなふうに言い切れる先輩

ちょっと
うらやましいなぁって思って。

何をセンチになってる 若者よ。

考えるな。 感じろってことよ。
フフフ。

何ですか それ。
ていうかさ 眼鏡 取ってみてよ。

眼鏡?
うん。

いやいや 駄目ですって。
いい…。

駄目ですよ 眼鏡は。
深町君。 ほら。

お煎餅でも食べる?
それとも 今日は特別に

甘いもの
チャレンジしてみよっか。

ああ… これで いいです。
ありがとうございます。

どうしたの?
あ… いえ。

こんなふうに
大勢の人と一緒に騒ぐなんて

子供のとき以来だなって思って。

そっか。

でも 次は 深町君の番だよ。
俺は いいですよ。

何言ってんの。 駄目よ。
ここの人間になったからには

サプライズの餌食に
なってもらうから。

餌食って…。
そうだよ。

君は僕にとって
大切な友達だからね。

(難波)やった!
(愛美)えっ 私もいいですか?

いいよ。 はーい。
あ… あの

ちょっとトイレ行ってきます。

(愛美)いただきます。
(難波)ホントに作りました? それ。

(ドアの開閉音)
(通知音)

食べて食べて。

(難波・愛美)いただきます。

(足音)

≪彰良さん。

(黒木)お父上からの誕生日プレゼントを
持ってまいりました。

ありがとうって伝えておいて。

でも ホントは そんな用事で
来たわけじゃないですよね?

用件を言ってくれないか。

先日 霧島さまの奥さまが
いらっしゃいました。

彰良さん
お父上を困らせるようなまねは

くれぐれも
お控えいただきますよう…。

(黒木)それでは。

♬~

≪先生?

♬~

♬~