【土曜ドラマ】正義の天秤(てんびん)(3)[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】正義の天秤(てんびん)(3)[解][字]

「元外科医」の肩書を持つ天才弁護士が、えん罪の悲劇に苦しみながら、戦力外チームを率いて数々の難事件の真相を暴き、事件に関わる人々の魂を救う法廷推理ミステリー。

番組内容
高崎の銀行で起きた強盗殺人事件で、検察側の無期懲役の求刑に対し、杉村(北山宏光)が懲役三十年を勝ち取る。しかし、鷹野(亀梨和也)は杉村と主任検事・長谷川(高橋克実)との間の裏取引を疑う。“ミスター検察”と呼ばれる程厳格な長谷川は、雨宮(大島優子)が調べていた安倍川事件にも関わっていた検事だった。程なく杉村との取引が無かったことは判明。が、検察の求刑が軽すぎることが気になる鷹野が、調査を進めると…。
出演者
【出演】亀梨和也,奈緒,北山宏光,大政絢,佐戸井けん太,須賀健太,大島優子,萩原聖人,竹中直人,高橋克実,中村雅俊,山口智子
原作・脚本
【原作】大門剛明,【脚本】田辺満,井上季子
音楽
【音楽】河野伸

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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(鷹野)久美子
今日が何の日か分かるか?

俺たちが出会って 10年目の日だよ。

フッ 笑えるよな。

記念日を いちいち祝いたがる久美子を
ばかにしてたのは俺なのに…。

(救急車のサイレン)

大丈夫だよ。

怖がる必要なんてない。

(救急車のサイレン)

先生? 鷹野先生!

至急 CT検査だ。 オペ室に連絡。

君は 俺なんかより ずっと…。

♬~

(サイレン)

分かりますか?
(雨宮)おばあちゃん しっかり!

もう病院ついたからね。

大丈夫だよ おばあちゃん!

大丈夫ですよ もうすぐですからね。

麻酔科の先生は?
いらしてます。

あの! 執刀医は あなたですか?
そうですが。

失敗したら許さないから。

♬~

おばあちゃんは?
手術は うまくいきましたよ。

よかったあ。

ご家族には 後ほど説明しますから。

あっ ご家族なら
もうすぐ来られると思います。

えっ?

じゃあ あなたは?

私? あっ たまたま おばあちゃんが

道で胸を押さえて苦しそうにしてたんで
ここまで付き添っただけです。

たまたま?

はい。 ほんの通りすがりの者ですよ。

もしかして 旅行に行く予定が
あったんじゃないですか?

ああ。 あの 友達と韓国にプルコギを
食べに行く予定だったんですけど

キャンセルしちゃいました。
残念!

見ず知らずの人のために?

はい。

何か?

全く合理的じゃない。

命より大切な用なんて ありませんよ。

じゃあ 私は これで。

ちょっと!

この病院の近くに
おいしいプルコギを出す店がある。

それって…

誘ってます?

いや… 情報を伝えたまでだ。

フッ フフッ。

フフ… ハハハッ…。

はい。

よし。 はい!

はい! フフフッ。

俺なんかより ずっと 優しくて 大胆で

そして… 気遣いのできる人だったね。

ほら 2人とも
何かしこまっちゃってるんですか。

早く食べないと焦げちゃうでしょ。

あっ はい はいはい。 これもいいかな。

はい はい はい はい…。
(真樹夫)鷹野君。

私は 久美ちゃんを
小さい頃から知っている。

自分の娘と同じように
大切に思ってるんだ。

はい お聞きしています。

久美ちゃんのこと どう考えてるんだ?

あっ ねえ 真樹夫先生
今日は 堅苦しい話は なしですよ。

鷹野君を
先生に紹介したかっただけなんですから。

いや! はっきりと
君の口から聞いておきたい。

君にとって
久美ちゃんは どういう…。

ドラフト1位。 単独指名です。

えっ?

おお! おお おお! ドラフト1位か!

はい。
ハハハハハハハッ。

話 通じてる…。

ありがたい。 いやいや めでたいぞ!
ハハハハハハハッ。

鷹野君! さあさ 食べて。
食べよう 食べよう ねっ!

さあ!
頂きます。

久美ちゃん またすぐ静岡へ戻るんだろ?
はい。

例の件は どうだ?
例の件?

あっ この前 鷹野君にも話した
えん罪事件。

ああ…。

真樹夫先生 ようやく真犯人に
たどりつけそうなんです。

そっか…。 真実の究明は大切だが

くれぐれも 無理はしないように。
はい。

本当に大丈夫なのか?
何が?

えん罪事件の真相究明なんて
簡単なことじゃないんだろ?

いろいろ危険もあるんじゃないのか?
大丈夫。

何たって ドラフト1位だから。

フッ。

なあ 久美子。
うん?

久美子にとって 正義って何かな?
えっ? う~ん…

それは…

人を幸せにすること。

なるほど。
うん。

フッ。

♬~

いつまで黙ってるつもりだ。

雨宮久美子さんを殺そうとしたのは
あんただな?

くだらない。

そういうことか…。

検察は
本当の犯人を知ってるんじゃないのか?

それを隠すために 無理やり俺を犯人に…。

≪何だと!?

♬~

(せきばらい)
(杉村)ただいま戻りました。

(芽依)杉村さん!
ちょっと 聞きましたよ!

(梅津)ええ? 高崎の銀行強盗殺人
懲役30年に持ち込んだって?

(桐生)死人が2人も出て
本来なら死刑 もしくは 無期懲役の案件。

それを有期刑にするなんて
私でも無理です。

(梅津)しかも 相手は あの厳格で有名な
ミスター検察官 長谷川検事だろ?

本当 すごいですよ!
うん。

やっぱ… そうかなあ!?

(笑い声)

判決理由は 何だったんです?

判決書!

<杉村さんが主任弁護人を務めた案件。

それは1年前
2人組の男が高崎の銀行を襲撃し

現金6, 500万円を強奪した事件だった。

主犯の諸岡順次は 支店長と
事務員一人を射殺して逃走したが…>

(銃声)

<共犯の中江雄聖は その場で逮捕された>

<中江の弁護人となった杉村さんは

足しげく被告のもとに通い
反省の意思を確かめ

弁護に努めたのだ>

これで懲役30年か…。
まだ信じられないけど…。

被告人の心を入れ替えさせた
杉村さんの熱意が

裁判所に認められたんですよ。
何度も接見に通ってましたもんね。

やるじゃないかあ。

まあ 鷹野さんが来てからの半年で
僕も成長したってことですかね。

(梅津)お~。
(笑い声)

杉村さん ちょっといいかな。

はい。

君は 検事と取り引きをしたのか?

へっ?
何 言ってんですか?

被告の刑を軽くするために
検事と裏で取り引きしたんじゃないか?

するわけないでしょ そんなこと。

この事件 逃走した主犯の諸岡は
なかなか足取りがつかめていなかった。

ところが ある日を境に
一転して中江は

諸岡に関しての供述を始めた。

(中江)諸岡さんが暴力団にいた頃に

よく使っていた隠れ場所を
教えてくれました。

うまくいったら
そこで落ち合って金を分け合おうって。

この供述により
検察は 諸岡の居場所を突き止めた。

待て~!
止まれ! 止まれ!

しかし諸岡は 事故に遭い 死亡。

主犯は
計画の立案や 2人を殺害した諸岡だ。

しかし 中江も大枠の情報を共有していて
共犯関係にある。

よって 中江は死刑になっても
おかしくない案件だ。

…にもかかわらず
検察側の求刑は無期懲役。

杉村は それを懲役三十年にした。

おかしいだろ。

どういう意味ですか?

主犯を捕まえたい検察と
罪を軽くしたい弁護側の間で利害が一致。

合理的に考えて
双方の取り引きは成立する。

待ってください。
検察と

何らかの取り引きをしたとなれば

弁護士バッチ剥奪ものだ。

僕は やっていませんよ。

事実無根だ。

杉村さん!

鷹野さん ひどいです!

今のは ちょっと言い過ぎたな。
まあ 仮説としては成立しますが

杉村さんに
そんな度胸があると思います?

確かに 杉村に そんな度胸も力量もない。

しかし 同時に
そんな杉村に この判決はありえない。

鷹野さん 仲間を疑うんですか?

仲間とか友情という
不確かなものに惑わされているから

大事なことに気付けないんだ。
大事なことって何ですか?

あっ また質問に答えない!

明日 中江に接見する。

一緒に来る者は ついてこい。

私が行ってきますよ。

素直に褒めてあげればいいのに。
何がだ?

懲役30年の判決ですよ。

杉村さんが頑張った結果じゃないですか。

俺が一番引っ掛かっているのは
そこじゃない。 えっ?

そもそも検察の求刑が
無期懲役だったことだ。

確かに 求刑としては軽いですけど…。
佐伯。

一つ 大切なことを教えてやる。
はい。

検察は 時に うそをつく。

検察が うそ…?

俺は… 弁護士として 検察のうそが
最大の悪であり 闇だと思っている。

闇…。

中江さん 控訴はされないんですか?

えっ?

あなたが望むなら
控訴した上で 私が弁護します。

さすがに無罪にはできませんが
杉村より減刑できるかもしれません。

控訴は…

しません。

なぜですか?
しょく罪がしたいんです。

しょく罪?
中江さん 建て前はいりませんよ。

いえ 本気です。

判決が下された時
正直 ホッとしたんです。

ああ まだ生きていてもいいんだなって…。

そう思ったら 自分のしたことを
後悔する気持ちが込み上げてきて…

これが しょく罪ってやつなんだなって…。

僕は 中学生の時に いろいろあって
引きこもりになりました。

大人が怖くて
誰のことも信じられなくなって…。

20代半ばになっても就職もできず

何度も死のうと思いました。

でも 杉村さんと出会って

僕の考えは変わりました。

初めて 親身になって話を聞いてくれて

僕のことを分かってくれる人がいた。
それが うれしかった。

そしたら 急に…

僕は なんてことを
してしまったんだろうって思いが

込み上げてきて…。

杉村さんのおかげで

僕は 人の心を取り戻すことが
できたんです。

だから 控訴はしません。

私 感動しちゃいました。

しょく罪したいだなんて
弁護士冥利に尽きるじゃないですか。

まさか お前
あいつの言っていることを信じたのか?

疑う余地ありました?
むしろ疑惑しかない。

俺は 長々と用意された反省文の朗読を
聞かされているのかと思った。

鷹野さん。 鷹野さんには
人を信じる心ってものがないんですか?

お前は 簡単に人を信じすぎだ。

例えば バッターボックスに立った時

キャッチャーが内角に構えた気配に
気付いたとする。

すると お前は 何の疑いもなく
内角球に絞ってバットを振るだろう?

私 野球しませんけど。

しかし 相手のキャッチャーは
投球動作と同時に

外角にミットを構え直すかもしれない。

ピッチャーが投げミスをして
外角球が来たりする。

お前は間違いなく 空振りか凡退だ。

何でも野球で例えるの
そろそろやめてください。

この事件
お前が考えている以上に 闇が深いぞ。

闇… ですか?

中江の過去も詳しく調べといてくれ。

何か… 変なスイッチ入っちゃったかな…。

お疲れさまです。
ただいま戻りました。

(桐生)お疲れさま。
ねえ ねえ ねえ

鷹野さん まだ僕のこと疑ってた?

いや それはないと思いますよ。

大丈夫ですよ。 杉村さんに

検察と取り引きするほどの度量はないって
言ったら

すごく納得していましたから。
ああ… 半分傷つきますけど…。

大丈夫だよ。 半分 愛されてるから。

それも半分か…。

で 中江は どんな感じでした?

めちゃくちゃ反省してました。

あと めちゃくちゃ
杉村さんに感謝してました。

そう…。
で 鷹野さんは 中江については何て?

めちゃくちゃ疑ってました。

それに鷹野さん 接見室でいきなり

「控訴はしないのか?」って
中江に聞くんですよね…。

無期を懲役30年にしたっていうのに?

何か考えがあるんですかね。

でも 検察の求刑が軽すぎたってことは
杉村君も気になってたんだろ?

確かに…。

長谷川検事は めったなことじゃ
甘い求刑はしない人ですからね…。

(望月)長谷川の検察事務官をしている
望月です。

鷹野です。

長谷川検事と話がしたいのですが。

アポイントのない面会は
お断りしているんです。

ほんの5分で結構ですが…。

今 どちらに?
今はランチに出ております。

どちらのお店ですか?
さあ… そこまでは。

検察事務官も うそをつく。

はい?

長谷川検事は 厳格な上に
大変規則正しい方だと伺っています。

食事をとるのにも
何らかの規則性があるはずです。

そして それを
事務官のあなたが知らないわけがない。

公判のない木曜日は
この先のイタリアンと決まってます。

私が教えたって
言わないでくださいね。

ご一緒して よろしいですか?

ほかにも席空いています。

失礼しました。

師団坂法律事務所の
鷹野と申します。

うちの杉村がお世話になりました。

あいにく
食事は一人でとると決めてるんです。

奇遇ですね。 私も そうなんです。

腹を満たすという行為は おのずと
それまで腹にたまっていたものを

どこかへ吐き出さねばならず
ついつい じょう舌になってしまう。

私は 法曹関係者とは
一切 食事はしません。

フッ なるほど。
だったら一人にしてくれませんか。

中江雄聖の事件

随分軽い判決でしたね。

被害者遺族は 納得していないでしょう。

杉村弁護士が 自分と中江の境遇を重ねて
うまく弁護した。

そして 情状酌量による減刑を勝ち取った
それだけのことです。

しかし それは 検察の求刑の軽さとは
別の話ではないでしょうか。

何がおっしゃりたいんですか?

単刀直入にお聞きします。

あなたは 裏で 中江雄聖と
取り引きをしたんじゃありませんか?

とことん失礼な人ですね。

検察は 主犯であり 逃走中だった諸岡を
何としても逮捕 立件したかった。

それで 共犯の中江に

諸岡が主犯であることと
潜伏先を供述するよう持ちかけた…。

それは断じてありませんよ。

私は 誓って
取り引きを持ちかけた覚えはない!

鷹野さん あなたも弁護士なら

この検察官のバッチの意味を
ご存じでしょう?

秋霜烈日…。

秋の厳しく冷たい霜と
夏の激しい日ざし…。

これは 厳正な検事の職務と
理想像を表しています。

そして 私は 誰よりも この職務に忠実に
自分を厳しく律してきたつもりだ。

そんな私が 被告人と
裏で取り引きするなんてありえない!

はあ…。

予定を2分 オーバーしてしまった。

失礼しますよ。

もう一つ
お聞きしたいことがあります。

まだ何か?

雨宮久美子という名前を知っていますか?

雨宮?

あなたは 15年前

静岡の一家殺害事件を
担当していましたね。

あの事件 私は えん罪だと考えています。

忘れましたね そんな昔のことは。

(西園寺)その後 鷹野先生に
何か動きはありましたか?

なるほど…。

分かりました。

今後も逐一 お願いしますよ。

うわっ いい匂い~。

静子さ~ん 今日はカレーね?

調査は順調か?

ゲッ… どうして鷹野さんが ここに!?

(静子の鼻歌)

(静子)あっ お帰り 芽依ちゃん。

(鼻歌)
いや…。

ん? ああ ああ…。

あの 昨日の礼拝の時のカレー
こんな余っちゃったから

鷹野君にも声かけた。 ねえ~。

(鼻歌)
はあ…。

何か… この顔合わせ…。
うん?

不思議な感じ。
えっ?

そっか…。 うん 久美ちゃんを通して
神様が導いてくださったんだね。

この食卓に
交わえる時を感謝いたします。

アーメン。

久美子さんって
どんな弁護士だったんですか?

あっ ごめんなさい。

弁護士としての彼女を
詳しくは知らない。

ただ いつも自分のことより
人のことに必死になる人だった。

だから えん罪事件にも
深く入り込みすぎたんだ。

あの… そのえん罪事件について
詳しく聞いちゃ駄目ですか?

静岡で起きた一家惨殺事件…
通称 安倍川事件と呼ばれている。

安倍川事件…。
捕まった犯人は 無罪を主張するも

死刑判決が下り それが執行された。

久美子は その判決に疑いを感じ
調査を続けたんだ。

それで久美子さんは…。

久美子に
「正義とは何か」と聞いたことがある。

人を幸せにすること。

へえ~。 すてきな答え。

久美ちゃんらしい…。

静子さんなら どう答えるんです?

うん そうねえ…。

人は 正義の種をまき 耕す。

そして 神は 正義の雨を降らす。

全然 意味分かんない…。

問い続けるの 自分の心に。

心に… 問い続ける…。

この数か月 ルーム1の売り上げは
右肩上がりだそうですね。

鷹野先生 さすがです。

それは どうも。

しかし… あれは まずい。

実に まずい。
何のことでしょう?

ゆうべ 同期の検事たちと
食事会がありましてね。

オフレコですが
クレームが入りました。

既に裁判所で判断が下っている
案件に対して

余計な詮索をされては困るとね。

余計な詮索…。

今回は 私の方で 大ごとにならないように
うまく処理しておきました。

しかし今後は…

そのような勝手な行動は
慎んでいただきたい。

フッ… フフ…。
何がおかしい?

おかしいでしょう。

検察が そこまで言ってくるのは

何かしら やましいことがあるという
証拠ですよ。

フッ。

鷹野先生

私も若い頃は よく
刑事事件を担当しました。

弁護士と検事というのは

実は 持ちつ持たれつの関係で…

ちょっとちょっと 人が話してんのに
携帯いじってんの おかしいだろ!

面白くなってきたぞ…。

失礼。

ちょっと待て!

そのメールが 俺のところへ送られてきた。

「長谷川検事が中江を取り調べ中

録音録画されていない箇所あり。

長谷川検事が中江と
二人きりになった時間がある」。

送信者は不明だ。

どう見ても これ 密告メールですよね。
一体 誰が こんなメールを…。

恐らく 長谷川検事の検察事務官だろう。

もし このメールが
本当だったとしても

なぜ 取り調べの録画が行われていない
時間があったんでしょうね?

中江が 諸岡の報復を恐れて
証拠が残らないように

録画の停止を求めたと。
そう考えれば 不思議じゃないだろう。

被疑者が求めれば
記録は残らない決まりだ。

やっぱり これって…

長谷川検事が 中江に取り引きを
持ちかけたってことなんですかね…。

彼は 誰よりも厳しい
厳格な検事だ。

その仮説はありえない。

じゃあ 鷹野さんは
何があったと考えてるんです?

(足音)
鷹野さん!

中江のことで やっと
ご報告できることが見つかりました。

何だ?

中江は 中学時代から

長谷川検事と面識があったんです。
どういうことだ?

今から16年前 中江は
自宅近くの学習塾に通っていたんですが

そこの講師の本田 亘という男が

幼女誘拐殺人事件を起こして
逮捕されています。

こんにちは。

いい子だね。 かわいいねえ。

この事件の主任検事が
長谷川検事なんです。

えっ…。

当時 中江は 逮捕された講師の本田を
先生 先生って とても慕っていたようで

事件後 長谷川検事も
中江に本田のことを聞きに行っています。

誘拐殺人を介して
2人に面識があったってわけ…。

それで 本田の現在は?

本田 亘は 服役中に病死しています。

杉村さん。

ちょっと つきあってくれないか?

やっぱり僕…
中江を信じすぎてたんですかね…。

杉村さん
人を信じるという行為は とても尊い。

だが同時に
とても危険な行為だと俺は思う。

鷹野さんは 中江を どう思ってるんです?

誘拐殺人の犯人 本田のことも
長谷川検事のことも

杉村さんに話していなかった。

ええ。

全然 知らなかった。

自分に不利になることは
決して しゃべらない。

ばかですよね…。

年下の男に…
すっかり手玉に取られてたってことか!

手玉に 取られた…。

♬~

[ 回想 ]
私は 誓って
取り引きを持ちかけた覚えはない!

検察は時に うそをつく。

杉村さんのおかげで
人の心を取り戻すことができたんです。

(桐生)その時 長谷川検事と中江の間で
何が話されていたか…。

中江は 中学時代から
長谷川検事と面識があったんです。

年下の男に…
すっかり手玉に取られてたってことか!

♬~

鷹野さん? 何かあったんですか?

明日 長谷川検事に会って
控訴を勧めてくる。

検事に控訴を?

ワクワクしてきたぞ。

フッ とことん しつこい人ですね。

真実を突き止めたい性分でして。

真実?

長谷川さん。

あなたと 中江との
取り引きに関してです。

それは この前も言ったでしょう。

私は 取り引きを持ちかけた覚えなどない。

私も そう思います。
うん?

あなたは
そんなことをするような人ではない。

何が言いたい?

重要なのは 16年前の事件です。

あなたは 主任検事として
本田 亘という男に死刑を求刑し

判決も そのとおりになった。

中江は あなたに
こう言ったのではないですか?

本田は無罪だ。

あの事件 本当は 僕が犯人なんですよ。

もちろん そんな事実はありません。

犯人は 間違いなく 本田 亘です。

全て こうかつな中江が作り出した
うそなんです。

でも あなたの心は揺らいでしまった…。

もし本当なら どうしよう…。

その心の隙に
中江は こう言ったんじゃないんですか?

もし 長谷川さんが
僕に死刑を求刑するなら

このこと
法廷で話しちゃうかもしれませんよ。

もし 僕に死刑を求刑するなら… ね…。

取り引きを持ちかけたのは
あなたじゃない。

中江が あなたに
取り引きを持ちかけたんです。

中江にしてみれば 「うまくいけば
もうけもの」くらいの気持ちで

あなたに うそをつき
取り引きを持ちかけた。

しかし あなたは
思いもしない告白に ひるんでしまった。

もし本当に…
法廷で そんなことをしゃべられたら

きっと大騒ぎになる。

本田は えん罪のまま
死んでしまったことになりますからね。

あなたは世間から激しい非難を浴び

検事としてのキャリアにも
大きな傷がついてしまう…。

あなたは それに耐えられなかった。

どうなんです?

違いますか?

長谷川さん 検事として

真実を闇に葬ったままでいいんですか?

誰よりも 検事という職務に忠実に

自分を厳しく律してきた あなたが!

このままにして いいんですか!

16年前の事件

犯人は本田だという
絶対的な自信が私にはあった。

しかしね 中江に言われた時

その絶対的な自信に
ほんの少しだけ 揺らぎが生じたんだ。

絶対的といっても 100%じゃなかった。

たった1%でも
その可能性があるんじゃないか。

もし その1%が真実だとしたら

私は 取り返しのつかないことを
してしまったことになる。

そう考えると 急に怖くなった。

足が震えるほど 怖くなったんだ。

万が一でも 無実の者を えん罪にして
獄中死に追いやったとなれば

私はもう… 生きていく自信がない…。

えん罪だけは 決して許しちゃいけない。

許しちゃいけないんだ。

それで中江の取り引きに
応じてしまったんですね?

控訴期限までは
まだ1週間以上あります。

控訴したら どうですか?

そんなこと 君に言われる筋合いはない。
控訴するかどうかは 私が決める。

さあ もう次の公判が始まる。
出てってくれないか。

♬~

もう一つ お願いがあります。

何だ。

安倍川事件についてです。

何か知っていることがあれば
教えてほしい…。

あれは えん罪じゃなかったんですか?

お願いします。

早く出ていきなさい。

ミスター検察官!

あなたの正義を信じています。

♬~

何だ?

鷹野さん
検察側が 中江の控訴を決定しました。

そうか。

(杉村)このあと
中江に報告に行ってきます。

分かった。

鷹野さん
今回は ありがとうございました。

ああ。

取り引き? 何のことですか?

あの事件の犯人は 本田ではなく自分だ。

もし僕を死刑にするなら
法廷で このことを言うと

長谷川検事に
減刑を持ちかけたんですね?

すいません
何のことか分からなくて…。

でも もし本当に そんなことがあったら

検事の長谷川さん 大変ですね。

正義のヒーローが 犯人を
間違えちゃったってことですもんね。

ふざけないでください!

検事も弁護士も

みんな自分たちの信じる正義を貫くために
必死で闘ってるんです!

杉村さんだって あなたのことを信じて
向き合って 必死に弁護してきたんです。

正義。

じゃあ…

次の裁判も 僕の弁護をしてくれますか?

僕は 次も杉村さんがいいなあ。

ああ 弁護してやるよ。

とことん弁護する。

高裁でも 最高裁でも 弁護して

お前の人生 最後まで見届けてやる。

♬~

はい。
(長谷川)鷹野さんですか?

大事なことを見失うところだった。

君に 礼を言うよ。

それは どうも。
(長谷川)それから もう一つ

安倍川事件は えん罪だと思ってる。

えっ…。

(長谷川)当時の主任検事
吉原さんが言ったのを聞いたことがある。

真犯人がいるかもしれないと。

(長谷川)あの時
捕まえた男の死刑執行直後だった。

詳しく教えてください。

長谷川検事!

キムラ ヒデユキという人物を
調べるといい。

誰なんですか?

正義を 貫いてほしい。

(不通音)

キムラ ヒデユキ…。

(足音)
(杉村)はあ はあ…。

鷹野さんは?

先ほど出ちゃいましたけど…。

(中川)杉村さん 大丈夫ですか?
顔色悪いですよ。

長谷川検事が…

自殺した…。

えっ…。

長谷川検事は

中江雄聖の裁判を
気に病んでいたようです。

(一ノ瀬)弁護に当たったのは
師団坂法律事務所だったな。

はい。

失礼します。

♬~

久美子…。

♬~

≪教えてくれないか?

キムラ ヒデユキって 誰なんだ?

久美子を襲ったのは
キムラ ヒデユキなのか?

待っていてくれ。

俺が必ず…

真実を明らかにしてみせる。

♬~

別の真相があると思うんです。
さっさと死刑にしてください。

必ず いい結果を出しますから。
なぜ ここまでする?

やめてください!
不適法です!

真犯人を知っているんじゃないのか?
我々に協力しませんか?