【ドラマ10】オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ [新](1)[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【ドラマ10】オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ [新](1)[解][字]
警察犬係の一平(池松壮亮)。ある日、詐欺事件のために出動すると相棒の警察犬オリバーがとんでもないものを見つけてしまい、想像を絶する事態に巻き込まれていく…。
番組内容
警察犬係でハンドラーの一平(池松壮亮)は、相棒である警察犬オリバーといつものように朝のトレーニングを終えて、鑑識課に戻ってきた。スーパーボランティアの小西さん(佐藤浩市)が11年間行方不明だった少女の遺体を見つけたという話題で盛り上がる中、とある家で詐欺被害があり出動の要請が入る。家に残る匂いを頼りに捜査する一平とオリバーだったが、オリバーはとんでもないものを見つけてしまい…
出演者
【出演】池松壮亮,永瀬正敏,麻生久美子,本田翼,岡山天音,玉城ティナ,永山瑛太,火野正平,村上淳,嶋田久作,甲本雅裕,鈴木慶一,國村隼,細野晴臣,香椎由宇,松重豊,柄本明,橋爪功,佐藤浩市
原作・脚本
【作】オダギリジョージャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- 押忍
- オリバー
- ラッキー
- 漆原
- エロ
- 課長
- チョウスケ
- ユキナ
- 青葉
- お前
- 遺体
- 女性
- ダメ
- バカ
- ペン
- ボイン
- 間違
- 警察犬
- 香水
- 小西
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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♬~
(占い師)でこぼこ道で
キリンが道に迷っているのが見えます。
(一平)はい。
大殺界ですね。
[ 心の声 ]
僕は大殺界のど真ん中にいるらしい。
どうりで いろんなことが
うまくいっていないはずだ。
両親は 今になって熟年離婚。
妹は 訳の分からない
地下アイドルにのめり込み
大してかっこよくもない男のために
給料のほとんどをつぎ込んでいる。
僕はというと 持て余す正義感を
少しでも社会の役に立たせるため
警察官になったはいいものの
空回りの連続。
だっせえ。
[ 心の声 ]
ある時 大学の同期から勧められた
「警察犬の唄」という古い漫画に感化され
まぁ もともと動物好きでは
あったわけだし
思い切って
鑑識課のハンドラーになったものの…
何でこうなるかなぁ…。
せっかく希望が通って
鑑識課のハンドラーになったのに…。
(叫び声)
やっ やだ… やだ… お願い…。
[ 心の声 ] 僕の何が悪いんだろうか?
大殺界だからか?
愛すべきパートナーが…。
愛すべきパートナーが…。
(荒い息遣い)
(オリバー)ちょ ちょ… ちょっと待って…。
ちょ ちょ… 待てって!
おい… お前 何で俺が待てっつってんのに
待たねえんだよ。
待つ 待たないじゃないでしょ
ランニングなんだから。
もう 違うよ!
俺が待てっつったら待つんだよ!
何だ お前 それ。
俺が吐いたりしたら どうすんだよ。
あのさ 朝のランニングから
吐いてる警察犬がいるの?
おいおい…!
ちょ ちょ ちょ… ちょっと待てって!
おい! 昨日の酒が残ってんだよ。
本気で走らせるなよ。
マジ吐くぞ。
お前 何歳だよ。 いちいち言わすなよ。
[ 心の声 ]
愛すべきパートナーが
僕にはどういうわけか 犬というより
着ぐるみのおじさんに見える。
♬~
(課長)おぉ 青葉くん お疲れさん。
あっ ど… はようございます。
(課長)え? どうしたの?
どはようございますって。
あっ いや 「どうしたもんかなぁ」と
思っていたのと
「おはようございます」が
ちょうど重なってしまった感じで。
(課長)あぁ… それより青葉くん
顔色悪くないか?
朝から何か どよ~んとしてるよ。
そうですか?
(課長)うん。 だって何か暗いよ。
それは課長が
サングラスしてるからじゃないですか?
え?
あっ ほんとだ。 家からだ。
いかん
さっき署長にこのまんま挨拶しちゃった。
三浦くん どうしよう。
(三浦)いや 僕に聞かれても。
(漆原)課長もかなりだけど
あんたもどうなのよ。
どはようございますって。
しっかりしなさいよ。
はい。
朝から随分じゃないの。
やっぱり オリバーに
てこずってんじゃないの?
あっ いやいや
そのことじゃないんです。 あっ そう。
オリバーの優秀さを
あんたが足引っ張ってちゃダメよ。
はい。 それは分かってます。
(課長)これ すごいよね。
この奇跡のボランティア 小西さん
また救助したんだってさ。
いや~ よかったよ。
これから 夜はどんどん寒くなるしさ
こんな山ん中で遭難して
女の子が一人で夜越せるわけないでしょ。
無理だよね ほんと。
よかった ほんと。 ギリギリだ。
(ユキナ)お疲れさまです。
あぁ おかえり。
あっ! この人 今すごい人ですよね?
ああ… 小西さん!
そうそう。 何人救助したんでしたっけ?
これで7人目だって。 何だろうね。
ほら こないだの
山ん中で遺体見つけたのとかも。
はいはい
あのきれいな顔した女の子でしょ?
あれとかも すごいじゃない。
神がかってるじゃない。
大体 この人 何してる人なの?
いや
普通のボランティアの人らしいですよ。
スーパーボランティア。
スーパーつけると 何でもすごいよね。
確かに。
あぁ 俺はさ 助けたいっていう
気持ち一本でやってるだけだ。
言うならば 気持ち それだけ。
はぁ… 世の中には
「スーパーボランティア」とか言われて
バンバン救助してる人がいる
っていうのにさ。
アレだろ?
今何かとアレの小西さんだろ?
アレとか言うの よくないよ ほんと。
大体 何で僕の携帯いじってんの?
あのさ 自分の立場分かってる? ほんと。
(舌打ち)
何だよ。
今日も漆原さんに言われたからね。
しっかりしなさいって。
あのブス 何にも分かってねえくせに。
前髪ばっか短くてよ。
また そんなことを…。
あいつ アレだぞ。
お茶こぼしたりしても相手のせいにして
自分には非がないみたいなこと
平気でできるタイプだぞ。 悪いぞ~。
悪いっていうか …だな ありゃ。
失礼だし もう口悪すぎるよ ほんと。
(志村)あれ?
青葉くん 随分しっかりした独り言だね。
アハハ…。
向こうから見たら
オリバーと
普通に会話をしてるように見えたよ。
ああ いえいえ…
ええ オリバーと会話してたんです。
会話って言っても 一方的な
コミュニケーションですけど。 ええ。
あっ そう。 いいね。
いいコミュニケーションだ。
はい。 あっ いや ありがとうぞざいます。
平和だな こいつ。
おい!
え?
あっ いえいえ あの…
喉が あの…。
(せきばらい)
おい おいっ…。
あっ すいません。
あっ おい… ああ 間違えた。
あっ 分かりました。
すぐに準備します はい。 はい。
すいません。
(神々)いや 最近よく寝れないんだよ。
大体ほら 年寄りは
朝早く目が覚めるとかいうじゃない?
4時に起きちゃうとか言うでしょ。
言うよね。
(神々)あれはさ 夜9時には寝ちゃう
健康的なじじいのことだと思うわけ。
うん。
(神々)俺はさ 夜9時になると
「明日の朝4時に起きるやつ
今頃寝てんだなぁ」なんて思うと
ムカついて寝れないんだよ。
全く眠れない。
ムカつかない? 9時に寝てんだよ?
いや~ 俺はどうせ寝れないなら
いっそのこと その時間使って
バイトやろうかなと思ってんの。
バイト? 神々さん バイト何やるの?
何か タクシーの運転手とかさ
どうせ起きてんだから。
タクシーの運転手 大変だよ。
野口さんとか そうじゃない。
やってたなあ。
野口だって デ・ニーロだって
やれるんだから 俺もやれるよ。
ああ 「タクシードライバー」。
デ・ニーロ いいねえ。
「ミーン・ストリート」もよかったけどね。
あっ 「ミーン・ストリート」なあ。
そう スコセッシ。
あの ひげそるやつ あったよね。
あれ 何だっけ?
ん? ひげそるやつ?
そうそう。
ひげそるんだよね こんな感じで。
で 血が出ちゃうってやつ。
血が出ちゃうの? ひげそって。
何じゃそりゃ。
(神々)そうなんだよ。
ひげそって 血が出ちゃうんだよ。
(笑い声)
[ 心の声 ] そのころ僕たちは
漆原さんの知り合いのおばあちゃんが
特殊詐欺被害に遭ったとかで
その現場に向かっていて…。
だから まさこちゃんって 私も子どもの頃
よく遊んでもらったんだけど
まあ それはいいか。
とにかく まさこちゃんとこに
受け子が取りに来たんだって。
どうして渡しちゃったのかな。
ムカつくよね 老人から金 巻き上げてさ。
ほんと背負い投げよ! そういうやつ。
まあ ここんところ
この地域で連発してましたもんね。
「消費税が返還される」とか
「年金が返ってくる」とか言って
クレジットカードや通帳
持ってっちゃうんですって。
ほんとそれ どんな感じ~っ!?
ん?
…ですよね。
漆原さん 今
「どんだけ~?」みたいになってましたよ。
え? いや なってないわよ。
何でIKKOなのよ。
え? こっちが聞きたいですよ。
(漆原)
え? 「どんなに~?」って言ってた?
(ユキナ)いや 「どんなに~?」じゃなくて
「どんな感じ~?」って。
(漆原)だったら全然違うじゃん。
女性だったの? あっ そう。 何歳ぐらい?
(まさこ)大学生ぐらい?
大学生? 若いんだ。
その子は部屋に上がって
お茶を飲んだんだよね?
加賀の棒茶があったからね。
どんな感じだった? 服装とか髪形とか
何か覚えてることある?
(まさこ)そうねぇ…。
≪(はしゃぐ声)
ふっさふさ~。
いい子だね~。
いい子~。
あの~
ノミとかシラミとかいるんで
あんまり触らない方がいいですよ。
え…。
ちょっ…。
何か いい香りがした。
いい香り?
香水みたいな
嫌みのない いい香り。
香水ねえ。
よし。
ここにまだ匂いが残ってるだろうから
オリバーとラッキー呼ぼうか。
呼んじゃおっか。 はい!
オリバー 捜して 捜して。
(ユキナ)ここ ラッキー。
覚えてよ~。
悪~いやつの匂いだからね~。
(鳴き声)
(溝口)猫臭えだろ?
そりゃ気になるよな。 猫臭えんだから。
(マスター)え? どうしたの? 猫臭いの?
取材先が猫飼っててさ。
10匹ぐらいいたのかな。
そりゃもう猫屋敷だ。
この人 小西さんだっけ?
何だか今すごいよね 騒がれちゃって。
どんどん見つけるもんね この人。
みんなの笑顔が戻ればいい。
(ディレクター)やっぱり
何かコツみたいなのがあるんですか?
集中ね うん。
その時の状況と
その対象の心理の中に入り込めば
おのずと答えは
浮かび上がってくるもんなんだよ。
はぁ~ すごいっすね。
あとは 匂いだね。
対象はさ 不安や恐怖
さまざまな感情に揺れてる。
でね その感情は
それぞれに違う匂いを放ってるんだ。
じゃあ 今回のこの子は
どんな匂いなんでしょう?
この子… 何を隠そう 「不安」だ。
うん まぁ そうでしょうね。
(ほえる声)
はぁ~ やっぱりすごいね。
うわぁ
この人が先週見つけた遺体の女の人。
超かわいいですよ。
写真が流出しちゃってる。 見ます?
いや 俺 そういうのは…。
だって遺体でしょ?
あっそ。
あれは確か
9月30日の午前7時ごろだよね?
ホオズキ山の山中で
女の子の遺体を発見したってやつだ。
だから その変な記憶力やめて下さいよ
気持ち悪い。
気持ち悪いって何だよ。
だってキモいでしょ 本人でもないのに
そこまで覚えちゃってるって。
そんなこと言われても しょうがないだろ
覚えちゃってんだから。
ちなみに 9月30日は
マコーレー・カルキンくんの弟
キーラン・カルキンくんの誕生日だ。
きっしょ。 誰それ?
(ユキナ)捜せ。
ラッキー ナイス。 ナイス ラッキー。
はい ナイスですね~。
ファンタスティックですね~。
ビューティフォーですね~。
おおっ マーベラス!
ねえ ラッキーとは全然違う方向
行ってるけど 大丈夫なの?
まあ どうだろうね。
俺 慢性鼻炎だからな。
慢性鼻炎?
そんなこと言ってなかったじゃん!
え? 言ってなかった?
えっ 鼻炎ってことは
その 鼻が利いてないってこと?
(舌打ち)
利いてるよ。
海が近いな。
(匂いを嗅ぐ音)
塩の香りがする。
そして潮騒が聞こえるぞ。
(ため息)
正解は… 犬の鼻に鼻毛はない!
でした~。
ああ なるほど。
せやねん! せやねん!
鼻毛は生えてないね~ん!
ハハ~ッ ハハハハ…。
鼻炎で何の匂いをクンクンしてんの?
フェロモンだよ フェロモン。
またそんなことを。
お前 信じてないだろ。 あのな
犬は人間の100万倍 鼻が利くんだぞ。
知ってるよ。
まあ 慢性鼻炎だから
話を100分の1にしたとしても1万倍だぞ。
あっ 鼻炎は100分の1なんだ。
いいんだよ そこは!
(匂いを嗅ぐ音)
この匂いの強さは
胸がでかくて エロい証拠だ。
何の根拠があって。
え? ナオンのオイニーが
そう言ってんだよ。
パイオツカイデーなんだよ。
あのさ 女性を容姿 年齢 肩書で
判断するのは いかがなものかと思うよ。
おっ 何か気分上がってきた。
これはエロいぞ~。
エロい エロい~。
ちょっと…。
ナイスナイス。
うん ナイス。
(ユキナ)あっ。
えっ ここ? ラッキー ここね?
このATMで引き出したに違いないわね。
よし 刑事課に連絡しよう。
はい!
偉いね ラッキー。 グッドボーイ。
よし グッドボーイ グッドボーイ。
(漆原)もしもし 課長?
分かりました はい。
ラッキーが挙げたってさ。 さあ 帰るよ。
いやいや
ちょっと待って ちょっと待って。
何か 何かすごい匂うぞ。 エロいぞ。
ちょっと何言ってんだよ。
いいかげんにしなよ。
ちょっとは真面目にやれないの?
ちょ… 待て。
ちょっと待って 来てるぞ。
何か… 何かエロいの来てるぞ。
(匂いを嗅ぐ音)
マジ エロいの来てる。
エロいの来てる来てる~。
エロいの来てる~。
ウォウウォウ ウォウウォ~。
おお これだ これ。 何かあったぞ。
おい… お前 これちょっと開けてみろ。
は? 何? だから これ開けてみろって。
エロいって これ。
エロいって何だよ。
どうせゴミか何かでしょ。
(叫び声)
え~っ!
お~ これはエロいな。
(話し声)
(宗手)おい! マジ大丈夫だろうな?
(蘭丸)こないだと同じやつ用意してます。
(宗手)スキューバの?
はい。
大丈夫か?
こないだウニも一緒に取ってきただろ?
(蘭丸)ああ あれ 宗手さんへの
挨拶みたいなもんだっつってましたよ。
挨拶って ウニじゃマズいだろ。
ウニとかって勝手に取っていいんだっけ?
いや ダメじゃないっすかねえ。
そんなやつ雇っちゃダメだろ。
ハハハ… 確かに。
日落ちんの何時だ?
5時32分です。
まだあんな。
ソイラテ飲み行くか。
うっす。
うっす。
(宗手)
おいおいおい… 何でバックなんだよ!
すごいのが出てきたねぇ。
ええ 本当に驚きました。
何を掘ってるのかと思ったら…。
オリバーもすごいけど
ラッキーもすごいじゃない!
はい ありがとうございます。
2匹とも ガバタネ!
え?
ホントホント。
オリバーもラッキーも
よくやってくれたよ。
(漆原)今 両方とも
刑事課が調べてくれてるからね。
ガバタネ~。
ん? さっきから何ですか?
え? 何が?
いや そのガバタネ~って。
あれ?
漆原さん 朝より前髪短くないですか?
え? 分かる?
あっ ほんとだ 短くなってる!
え? 仕事中に切ってんですか?
違うわ~。 そんなことないわ~よ。
あっ だから漆原さん
トイレばっかり行ってんですね。
え?
おなか痛いのかな~ と思ってましたけど。
そういえば さっきから
ハサミが見当たらない。
あっ。 ☎
いや… 課長 よく捜しました?
(課長)はい 警察犬係。
こいつ 絶対トイレで切ってんな。
てかさ 今どき 骨とか古くないか?
骨で喜ぶと思ってんのか しょうもない。
バーボンなんだよ 今の俺の感じは。
いいんだよ 骨で。
痛い!
ホント ガバタネ~!
やめろ わざとらしい。
はい。
何かあったんですか?
いやぁ 刑事課で
ATM周辺の監視カメラを調べた結果
受け子と思われる女の姿は
一切映ってなくて
しかも ATMから引き出された形跡も
なかったっていうんだ。
え? どういうことですか?
まさこちゃんちからATMの間の
監視カメラは調べたんですか?
うん それなんだけども
監視カメラを追っていくと
途中のアミューズメントパークのトイレで
着替えたんじゃないか
ってことらしいんだ。
しかも 着替えて出てきたのは
どうやら別人みたいなんだ。
(課長)その服が ATMの近くのゴミ箱に
捨てられてたって。
(課長)印象的な香水の匂いって
言ってたじゃない?
きっと ラッキーは
その匂いに惑わされたんだ。
そんな…。
♬~
何か かわいそうだったね ユキナちゃん。
え? あぁ
まぁ 犬ってのは案外 気にしいだからよ。
ラッキーには さっきの話はしてねえよ。
あっ そうなんだ。
意外といいとこあんじゃん。
違えよ めんどくせえんだよ メソメソ。
羊みたいに。
ん? 羊はメソメソしてんだっけ?
ん? 羊は普通 メェメェだろ。
あっ そう…。
(ユキナ)あっ 青葉くん。
ああ ユキナちゃん。
オリバーのブラッシング?
うん まぁ そんなところ。
全然違うだろ!
そっか。
オリバー 今日すごかったね。
フフフ… 偉い! 偉いねえ。
み~んな オリバーのこと褒めてたよ~。
「さすが ルドルフの子どもだ!」って。
ラッキーはさ
ふだんから鈍くさいところもあって
でも それは私だってそうだし。
それでも 私は ラッキーが
最高のパートナーだと思ってるから。
♬~
私は ラッキーを信じてる。
今日のことだってさ ラッキーは
ちゃんと香水の匂いを追ってたわけだし。
そりゃ 犯人の策略に
だまされたかもしれないけど
私は ラッキーを誇りに思ってるよ。
アハハ…
オリバー ありがとう。 慰めてくれるの?
あっ あの ユキナちゃん
さっき オリバー 自分のウンコ
食べてたから ペロペロしない方がいいよ。
あ… 何か 変なとこ見せちゃったね。
ごめんね。
ああ いやいや 全然 そんなこと。
おい!
ちょっとラッキーの顔見ようと思って
来たんだけど
何か オリバーのおかげで すっきりした。
あっ 本当?
うん。
いや いや… マジ ありえねえぞ お前。
何か オリバーも「どういたしまして」って。
アハハハハッ!
おい! おい!
ありがとう オリバー。 ウフフフフ…。
(志村)どうしたの? みんな勢ぞろいで。
何でもないんです。 青葉くんと
オリバーと 一緒にお話ししてたんです。
そうか。 それは
いいコミュニケーションだ。 ええ。
じゃあ 私…。
ああ じゃあ また明日。 うん。
失礼します。
気を付けて。 は~い。
今日は大変な一日だったんだって?
あぁ… ええ。
(志村)あれから
詐欺グループの足取りはつかめず?
何か その後の調べでは
受け子から5人ぐらい経由して
服を あのゴミ箱に
捨ててるみたいなんです。
最後は 中学生ぐらいの少年だったって。
はぁ… 時代だねぇ。 中学生が
そんなことに巻き込まれてるなんてねぇ。
ほんとですね。
あれ? 青葉くん
チョウスケって知ってる?
チョウスケ?
そう。 「裸足のチョウスケ」。
あいつなら
何か知ってるんじゃないかな?
オリバーが見つけた
耳や拳銃のことについても
何かしら知ってるかもしれない。
え? そうなんですか?
漆原も知ってるから
明日にでも行ってみたら?
こっちこっち!
(笑い声)
よっしゃ… きた~!
報告 報告。
ちょっ ちょっと待って下さい。
どうだった?
完璧です。
よっしゃ。 最後まで気ぃ抜くなよ。
(蘭丸)は~い。
あと… 挨拶とかいらねえから。
ういす。
ウニくれるの?
おい!
せっかく…。
(チョウスケ)そりゃ なかなか押忍だよなぁ。
はい?
あんたが その押忍を見つけたの?
押忍。
はぁ~。 黒百合の押忍で?
あっ そうです。 黒百合神社です。
(チョウスケ)お~す 押忍 押忍。
(漆原)押忍 押忍 押忍。
ちょっと 漆原さん。
あの 僕というより
相棒の警察犬が見つけたんです。
押忍。
はぁ。 押忍の押忍が?
押忍っていっても いろいろあるからなぁ。
俺もなかなか 押忍しにくいなぁ。
いや 押忍しましょうよ。
何なら私も 一緒に押忍しますから。
こりゃ 押忍なんだけどさ。
「TMT」っていう押忍のグループが
「関東明神会」の押忍だまして
押忍奪ったってのは押忍したなぁ。
へぇへぇ 押忍が押忍で?
それが最近
どんどん押忍してるらしいんだ。
押忍が押忍して?
だから 押忍が押忍してたら
押忍してみても いいかもしんねえな。
押忍する?
押忍するなら その押忍の押忍だけ
押忍して 押忍してみようか?
ここが押忍とするな…。
ちょっと 何かやり始めたよ。
そうすると こっちから こう…。
何やってんですかね? 遊んでんすかね?
押忍しますね~。
思ったより押忍するんですね~。
そうすると ここに大きな押忍があるから。
(漆原)あ~ はいはい 押忍押忍。
あれ? これ 地図じゃないですか?
う~ん… そうね。 そうかもね。
青葉くん ムービー回しといたら?
そうですね。
(チョウスケ)
左折の押忍 そうすると 押忍があるから。
(漆原)押忍…。
(チョウスケ)ここの押忍の…。
(漆原)ん? (チョウスケ)この押忍だ。
あっ 409。
(テレビ)「速報ですね…
ただいま入りました速報です。
先週 スーパーボランティア
小西さんによって発見された
女性の遺体に関する情報ですが
身元が判明したようですね。
女性の身元が判明したようです。
警察の発表によりますと
女性は 北條かすみさん 23歳。
11年前から行方不明で
捜索願いも出されていた人物だと
いうことです。
繰り返します。
先週 遺体で発見された女性ですが
なんと11年前に
行方不明になっていたということです。
これはちょっと驚きの事実ですね。
新しい情報が入りしだい
またお伝えしてまいります。
さて CMのあとはお天気です。
カトウさん 今週こそ…」。
この…。
ちょ ちょ… どいて下さい どいて下さい。
(チョウスケ)
だから ここは押忍すればいいんだよ。
地図だと ここだよね?
う~ん とりあえず 409行ってみるか。
うん。
ん~ 誰か出てくるの待つしかないか。
怪しいだろ。
「鍵忘れちゃって」みたいな
芝居すんのか。 寒っ!
怪しまれないように
オリバーを連れてきたんじゃない。
犬って 意外と
相手の警戒心を和らげるからね。
いやいや いやいや。
それは トイプードルとかチワワとか
かわいいやつだろ。
こんな警察犬見て 誰が和らぐんだよ。
大体 ここのマンション
ペットNGだったら
速攻 無条件で怪しむぞ。
あ…。
「あ…」じゃねえよ。 ほんとバカだな お前。
まったく… ペンと紙あるか?
あぁ… ボールペンでいい?
ボールペンでも万年筆でも
何でもいいよ。
いるんだよなぁ こういうやつ。
「ペンはないけど ボールペンはあるよ」
とか言ってよ。
書けりゃ何だっていんだ バカ!
バカって。
バカじゃなかったら何だよ?
ボールペン業者か?
ほら このペンを口と鼻の間に挟め。
え?
挟むんだよ こうやって。 ほら。
こう?
そうだよ。
(シャッター音)
えっ 何これ? どういうこと?
何?
え?
よい子はまねすんなよ 捕まるぞ。
え? 警察がこんなことしちゃ
ダメでしょ!
いや っていうか 何でペンで
こんなことさせたの? 関係ないじゃん。
しかも あんなに ペンとかボールペンとか
バカとか いろいろ言ってたくせに。
そのバカ面が見たかったんだよ。
何だよ バカ面って!
(足音)
おっと。
わあ~ かわいい! 立派な子ね フフフ。
いい匂いですね。
こっちにどうぞ。
何… 何するんだよ お前。
ごめんなさい ごめんなさい…。
あ~ もう!
≪恥ずかしくないの? ねえ?
≪空気読めよ ちゃんと。
≪いやいや…。
もうちょい大人の対応しろ。
おい こっちじゃねえか。
あっ 408…。 あ~。
あっ 409。
ほんとに ここなのかな?
薬だの売春だの拳銃だの
こんな普通のマンションだから
怪しまれることなくできるんだよ。
あっ さっきの女の匂いがするな。
ん? 女の匂いって?
おうおうおう 間違いない。
さっきのボインちゃんの匂いだよ。
[ 回想 ] わあ~。
ボインちゃんって…。
あのボインちゃん 追ってみるか。
ボインちゃんって やめてほしいなぁ。
(匂いを嗅ぐ音)
♬~
行ってみるか。
うん。
♬~
あっ もしもし 漆原さん。 僕です。
どう思う? あれ。
(渡邊)え? 何でしょう?
いや この人。
なにも道の真ん中でさぁ
律儀に止まってしゃべってるよ。
(渡邊)あぁ えぇ。
(神々)いるんだよな~ こういうやつ。
(神々)あ~ イライラするな。
いんだよ そんなもん。 さっさと行けよ。
クラクション 鳴らしましょうか?
いいよいいよ。
好きじゃないな~ こういう社会。
渡邊 お前 歩きスマホやる?
あっ します。 すいません。
いんだよ。
人間なんて
もっと悪いことしちゃうんだから。 なあ?
はい。 ありがとうございます。
あっ そうだ。 あれ 何だっけ?
あのほら スコセッシの初期の方のやつ。
「タクシードライバー」ですか?
あっ そうそう。
あっ いや
「タクシードライバー」じゃなくて
もっと古いんだ。
「ミーン・ストリート」ですか?
そうそう。 いや もっとなんだ もっと。
あっ ノックするやつですか?
ノックするやつ? 何だ それ?
いや 野球じゃなくて
ひげそるんだよ。
ひげですか? うん。
名前が出てこないんだよ 名前が。
いや~ この分じゃ
死ぬまで出てこないんじゃないかなぁ?
(ベル)
はい 夜になった。 行こう オリバー。
(せきこみ)
ん? 今 犬いた?
いたかもっすね。
俺 ダメなんだよな。
毛がある動物 全部ダメなんだよ。
アレルギーっすか? そう。
ええ コアラも?
お前 何で
例えの1つ目 コアラなんだよ。
犬の次 猫だろ? 飛んでも猿だろ?
すいません。 そういうとこなんだよ。
お前 胸毛じゃねえか。
え?
えっ?
♬~
かわいい~。
でも うちの店って
犬 大丈夫なんだっけ?
うち 熊みたいなおじさん来るし
大丈夫でしょ。
ウケる。 おにいさんの犬なんですか?
何て名前なの?
あっ えっと… ポチです。
ポチって お前 何時代だよ!
いいんだよ 今は。
何がいいの?
ああ いやいや 何でもない。
え~っと 2人とも元気?
えっ 元気だけど 何?
ウケるんだけども~。 アハハッ!
失礼します。 エリカさん ご指名です。
うそだぁ~。
ほんと ほんと。 ほんと?
こんばんは~。
かわいい~。 いい子いい子。
(匂いを嗅ぐ音)
ちょっと やだ~。
ちょっとこの子 エロいんだけども~。
おい! いてっ!
何やってんだよ!
何かごめんね 変な犬でさ。
うるせえな 捜査の一環だろ。
かわいい~。
えっ ちょっと
こっちも匂ってるんだけど。
匂いフェチっていうのかな。
とにかく変な犬でさ。
えっ ちょっと… ちょっとダメダメ…。
そんな匂いするかな?
かわいいよね。
おい でかいリアクションとるなよ。
こいつ あれだ。 特殊詐欺の受け子だよ。
えっ!
リアクションとんなって。
だから ラッキーと一緒に追ってた
受け子の女だよ。
これは間違いない。
座布団に残ってた香水の匂いも
この匂いだし
何より このフェロモン!
俺が追ってた パイオツカイデーの
ねえちゃんの匂いだよ。
だから言っただろ。
この手の匂いは パイオツカイデーだって。
間違いないんだよね?
うん まず間違いない。
俺の鼻は鼻炎だとしても 人の1万倍だ。
チョウスケさんから教わった
マンションから出てきた
ボインちゃんがいて
その上 詐欺の受け子までいるって
この店 どうなってんの?
漆原さんに報告しようか?
いやいや ちょっと待って。
物証は 一つもないだろ。
奥の部屋 探ってみるか?
♬~
あぁ~ もう すごいいい。 期待どおり。
(黒服)
あれ? お客さん 何ですか? お客さん?
あっ… いや あの 道に… 道に迷って。
ここ 女の子の控え室なんで
フロアにお戻り下さい。
あ… ですよね。
ほら。
あっ あれ…? 足が変だな。
何?
足が変だな。 何だこれ 何だこれ…。
うそだろ。
見て見て…。 足が足が…。 何だこりゃ。
足が変… 足が変…。
ちょっと!
Gosh!! What a Wonderful World!!
足が…。
うそつけよ お前!
ん?
♬~
あ~!
あれ? あれ? あれ?
手が 手が 手が! 手が変だぞ。
手が変だぞ! 手が変だぞ!
♬~
おい。
(笑い声)
(課長)先日 青葉くんたちが潜入した
キャバクラは
「TMT」という半グレ集団が
関わってる店だった。
バックに暴力団の関与が
あるのかないのかも含めて
特殊詐欺や麻薬の売買については
これから調べを進めるそうだ。
青葉くん 本当よくやった。
オリバーも すばらしい働きだった。
さすが伝説の警察犬 ルドルフの
血を受け継ぐ天才警察犬ね!
ありがとうございます。
[ 心の声 ] 僕だけが知っている。
オリバーは
そんな天才警察犬なんかじゃない。
伝説の警察犬 ルドルフの血を引く
単なる ぐうたらなおじさんだ。
今回だって ほとんどが偶然でしかない。
僕が大殺界から抜け出すには
やはり もっと時間がかかるのだろうか。
僕の人生 どうなっているのだろうか。
♬~
どうも。 何か 悪い相談ですか?
(龍門)おめえこそ何だ こんなところで。
いや お話伺わせて頂こうと思いまして。
(鮫島)おめえに話すことなんか
何もねえよ バカヤロウ!
ほらほらほら
皆さんが びっくりするだろう。
車にご案内して。
はい。
♬~
ご存じでしょうか?
先週 北條かすみさんが
遺体で発見されましたよ。
11年前 行方不明になった彼女が
遺体で発見された。
しかも
その数日前まで生きていたそうです。
あなたは この件に関して
何かご存じなんじゃないですか?
♬~
♬~
ちょっと! いったん落ち着きましょうか。