[新]木曜劇場・推しの王子様 #01【比嘉愛未主演!残念男子の人生を変える】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]木曜劇場・推しの王子様 #01【比嘉愛未主演!残念男子の人生を変える】[字][解][デ]

日高泉美は自身が手掛けた乙女ゲームが大ヒットし、次作に向け奔走していた。そんなある夜、空から男が降ってきた!その男は手掛けたゲームの王子様そっくりで…

ご案内
【番組公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/oshinooujisama/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/oshi_no_oji/ 
【公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/oshi_no_oji/
番組内容
日高泉美(比嘉愛未)は、乙女ゲームを手がけるベンチャー企業『ペガサス・インク』代表取締役社長。4年前に起業した泉美が最初にリリースした乙女ゲームが、外見から内面まですべてが泉美にとって理想の“推し”であるキャラクター・ケント様と恋に落ちる『ラブ・マイ・ペガサス』だった。起業する前の泉美は、保険会社に勤務し、夢もやりたいこともなく退屈な日々を送っていた。そんなある時、友人から乙女ゲームの存在を教えら
番組内容2
れ、一瞬で心を奪われた泉美は、乙女ゲームに夢中になるあまり、ゲーム会社へ転職し、そこで出会ったトップクリエーターの光井倫久(ディーン・フジオカ)とともに、最高の乙女ゲームを一から作り上げるために起業したのだ。真面目で、誰に対しても壁を作らずに接する泉美は、渡辺芽衣(徳永えり)や有栖川遼(瀬戸利樹)ら部下からも熱く信頼されている。一見順風満帆な泉美だったが、実は『ラブ・マイ・ペガサス』に続く次回作の
番組内容3
制作に苦心していた。開発資金集めに奔走する泉美は、水嶋十蔵(船越英一郎)が代表取締役社長を務める大手アウトドアメーカー『ランタン・ホールディングス』に出資を求めるも、あっさり断られてしまう。そんなある夜、光井と飲みに出かけ、酔ったまま帰路についた泉美の目の前に、いきなり空から男が降ってくる。その男・五十嵐航(渡邊圭祐)の顔を見た泉美は、さらに驚がくする。何とその容姿は、ケント様にそっくりで……。
出演者
比嘉愛未 
渡邊圭祐 
ディーン・フジオカ 
白石聖 
徳永えり 
瀬戸利樹 
佐野ひなこ 
谷恭輔 
藤原大祐
 / 
船越英一郎 


スタッフ
【脚本】
阿相クミコ、伊達さん(大人のカフェ) 
【主題歌】
Uru『Love Song』(ソニー・ミュージックレーベルズ) 
【挿入歌】
DEAN FUJIOKA『Runaway』(A-Sketch) 
【編成企画】
狩野雄太、江花松樹 
【プロデュース】
貸川聡子 
【演出】
木村真人、河野圭太、倉木義典 
【制作】
フジテレビ 
【制作著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 有栖川
  2. ゲーム
  3. マリ
  4. 泉美
  5. ケント様
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  10. ホント
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  20. 面白

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ABEMA



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ポニーキャニオン

♬~

(ケント)ここは…。

(ケント)《どうやら 僕は
異世界へと迷いこんだようだ》

(紬)[空から降る 運命の恋]

(女性)天空から
王子様が降ってくるシーンは

乙女ゲーム
『ラブ・マイ・ペガサス』

その人気を不動のものにした
名場面ですよね。

はい。 4年前に会社を起こして

最初にローンチしたのが
このゲームです。

今でも たくさんの方に
楽しんでいただいて

ホントに うれしく思っています。

(女性)累計1, 000万ダウンロードを
突破ということで

ベンチャーとしては 異例の
大ヒットを記録しました。

日高社長は 乙女ゲーム界に
革命を起こしましたね。

ホントに 皆さんのおかげです。

これだけ
たくさんの方の元に…。

泉美さん カッコ良くない?

いつものテンションと
だいぶ違う。

こうして見ると
できる女って感じっすね。

アリス
うちの社長は できる女だから。

あっ そうでした。 ハハ…。

あれ? てか 泉美さんは?

芽衣ちゃん
今日は何曜日でしょう?

あ~ 木曜日…。

(女性)
これまで ゲームというものは

あまり したことが
なかったんですけれども

正直 かなり はまってます。

ホントですか?
フフ。 うれしいです。

(女性)劇中で登場する王子様の
せりふや行動が

とても 心に響くんですよね。

しぐさや言葉 一つ一つに

私の思いを ふんだんに詰め込んで
つくり上げましたので

ホントに うれしいです。
(女性)なるほど。

『ラブ・マイ・ペガサス』には
細部に至るまで

日高社長の こだわりが
詰まっているわけですね。

ええ。 毎週 決まった時間に

つくったゲームを 自分で
プレーするようにしているんです。

(女性)あえて
ユーザーの目線に立ってみると…。

あっ いや というか
私が楽しみたいんです。

『ラブ・マイ・ペガサス』が
大好きなので。

ユーザーであり続けたいというか
自分のつくったゲームなら

なおさら
好きでいたいじゃないですか。

(女性)ということは
ここに登場する王子様…

ケント様は
日高社長の理想のタイプ

ということでしょうか?
はい。

私の推しですね。

出た~。
やっぱり 2次元推しは隠せない。

普段の泉美さんが だだ漏れだ。

泉美さんって リアルな恋人
いたことあるんですか?

昔は いたんじゃないのか?
俺が知るかぎりでは いないけど。

そもそも
つくる気 あるんですかね?

ケント様は
まさに 私の理想の推しです。

ハァ… どうかな。

少なくとも 今の彼女には
ケント様がいるから。

ピグマリオンって
ご存じですか?

(女性)ピグマリオン?
ギリシャ神話に出てくる

キプロスの王で 彫刻の名人です。

(シャッター音)
彼は

自分の理想とする 女性の像を
彫ったんですけど

あまりの美しさに その彫刻の像に
恋をしてしまうんです。

私も同じかもしれません。

自分の理想のキャラクターを
つくって

それを仕事にできるなんて

幸せなことだと思います。

(チャイム)

(蓮)どうも~。

いつもの 置いときますよ。

あ~ ありがと 蓮君。

来週の木曜も 同じ時間に
同じので いいっすね?

は~い。

よし。 じゃ…。

たまには
違うの食べりゃいいのに。

じゃ。

(ドアの開閉音)

(ケント)
こんな気持ち 初めてだよ。

僕は キミと出会うために
生まれてきたんだ…。

ハァ~。 尊い…。

♬~

♬~

おはよう!
(一同)おはようございます!

昨日の密着番組
視聴率 10%超えたそうだ。

お~。
(有栖川)おっ すごい!

宣伝効果 ばっちりですね。

SNSの反応も
ポジティブな意見が7割。

残りの3割は?

いいから。

「ラブ・マイ・ペガサスはオワコン」

「一発屋」
「あの社長 セレブ気取りかよ」

いいでしょ 気にしなくて。

うん…。
でも 言われてることも一理ある。

『ラブ・マイ・ペガサス』は
ヒットしたけど

それに続くものが出せてないのは
事実だし。

早く 次のゲーム 出さないとね。

(織野)次って
開発費 3億円ですよね?

予算的に大丈夫っすか?

まず半分は うちが出すとして

もう半分の融資が決まれば
いけるはずだ。

(有栖川)前に言ってた会社って
どうなりました?

ランタン・ホールディングスからの返事は
今日 来ることになってる。

(マリ)
なかなか厳しいんですかね?

大丈夫。 心配しないで。

開発資金は
私の方で何とかするから

みんなは
制作の方に集中してほしい。

私たちの手で この世界に また
新しい推しを誕生させましょう。

(一同)はい。

(マリ)
ランタン・ホールディングスって

大手の
アウトドアメーカーだよね?

そう。 キャンプ用品に
アパレル スポーツ用品…。

そこが
何で ゲームに出資するんだろ?

(織野)最近は
居酒屋とか不動産事業とか

多角的に経営してるんだ。

その一環で
エンタメ事業にも参入するらしい。

(マリ・芽衣)なるほど。
(有栖川)今 イベントのプラン

送ったんで デザインのチェック
よろしくお願いします。

(マリ)了解。
(芽衣)OK~。

融資の件 うまくいくといいけど。

(芽衣)
大丈夫でしょ 泉美さんなら。

あっ! バグ発見した…。
(有栖川)ハハ…。

(織野)あ~…。
(芽衣)頑張れ~。

(小島)申し訳ありませんが

今回は
ご期待に沿えそうにありません。

えっ?

(小島)釈迦に説法ですが

ゲーム制作は 1年以上の
長い期間をかけて 制作しても

リリースから数週間で
売れ行きが決まってしまうので

こちらとしても
慎重にならざるを得ないんですよ。

あの… 企画書は ちゃんと
読んでいただけたんでしょうか?

それは
御社の水嶋社長の ご判断ですか?

検討しましたが うちとしては

単なる乙女ゲームには
出資できないという

判断になりまして。

単なる…。

申し訳ありません。

≪(井上)お~ 日高?

あっ 井上君。

久しぶり。 会社 辞めて以来か。

えっ どうしたの? こんな所で。
ランタンと 何か 打ち合わせ?

あっ うん。 まあ 終わったけど。

(井上)へ~ そうなんだ。
いや 俺も これから打ち合わせ。

ランタンのタイアップで
ゲームつくることになってさあ。

そうなんだ。
そういえば 密着番組 見たぞ。

いいよな 美人は。

目立つから
簡単に 特集 組んでもらえてさあ。

えっ?
(井上)でも 女社長が

武器になるなんて
最初のうちだけだろ?

お前 そろそろ
気を付けた方がいいぞ。

まあ
相談くらいなら乗ってやるよ。

じゃあな。

何 あれ。

(バイブレーターの音)

もしもし? どうだった?

駄目だった。 出資 断られた。

そっか…。 あっ
気持ち 切り替えて 次 いこう 次。

あっ もう一つ
話に乗ってくれそうな所があるの。

おっ。
今から そこの社長と会ってくる。

よろしく頼むよ。
うん。

資金提供
考えてあげてもいいですよ。

ホントですか?

僕は 優秀な女性の力になりたいと
思ってますから。

ハッ…。

ところで 日高社長

お休みの日は
いつも 何なさってるんですか?

独身でしたよね?
えっ?

品川に おいしい フレンチの
レストランがあるんです。

今度
一緒に 食事にでも行きませんか?

あっ それか
ゴルフ お好きですか?

箱根のゴルフ場に
いい温泉がありましてね…。

あの… 企画書は
読んでいただけたんでしょうか?

弊社の乙女ゲームの どこを
気に入っていただけましたか?

あっ… いや それは まあ

また おいおい。

すみません。 今回のお話は
なかったことにしてください。

あ~。

まっ そんな日もあるよ。

こんなことばっかり。

あっ…
井上君って覚えてる? ゼウスの。

あっ 井上… あの プランナーの?
うん。

何か 上から目線でさ。

「女は目立っていいよな」
みたいなこと 言われちゃって。

嫉妬だよ。
泉美ちゃんが 独立して

ゲーム ヒットさせて
成功してるから。

企画書だってね
ちゃんと読んでもらえたら

分かってもらえるはずなの。
それなのに

女社長が どうだとか
なめられたり

セクハラまがいのこと
言われたり… 最悪。

そりゃ ひどいな。

私は ただ 面白いゲームを
世の中に出したいだけなのに。

泉美ちゃん。
んっ?

物語って 起承転結が大切だろ?
うん。

起承転結でいうと 今が その
「起」の部分なんじゃないのかな?

新作ゲームの企画も これから

色々 楽しい展開が
待ってるんじゃない?

さすが 元映画監督。

やめろよ。 自主映画 一本も
当てらんなかったんだからさ。

フフ。
そんなことより 昨日の番組

俺が言ったこと
そのまま 使うなって。

えっ?
ピグマリオン。 前に 俺が話しただろ?

あ~… ごめん ごめん。
だって あの話 好きなんだもん。

でもね 最近 思うの。

ピグマリオンの気持ち
分かるなって。

こう 自分の理想どおりな
キャラクター つくって

育て上げたいって。

それって
乙女ゲームの本質だよな。

うん。 何か 現実の男って

ん~ 自分の理想どおり
ってわけにいかないし

結構 ひどいやつも 多いしさ。

ちょっと待って。 それって 俺も?

あっ いや ミッチーは

男のカテゴリーじゃなくて
仲間でしょ?

だよね。
うん。

あっ お代わり下さい。

私 今日は飲むからね。

おっ
じゃ 俺も とことん付き合うよ。

おっ。 あっ じゃあさ
どっちが おごるか 賭けようよ。

OK。 じゃ
負けた方が自腹ってことで…。

いいよ。
いつもの コイントス。

よっ。
いくよ?

はい どっち?
表。

裏。 はい。

イェ~! ハハ~!
ごちになります。

また負けたよ。
ハハハ。

いつもだね。 フフ。
どういうこと?

あっ じゃ すいません。
あの ロック変更で。

大丈夫? 家まで送っていこうか?

あっ 大丈夫 大丈夫。
タクシー拾うから。

いや 相当 酔っぱらってんじゃん。

ミッチー。
んっ?

今日は ありがと。
あっ…。

泉美ちゃんは
自分の推しをつくって

ユーザーの心をつかんで
ちゃんと評価されてる。

だから 自信 持って。

うん。

フフ。 じゃあね。 フフ。

ハァ…。

《そうだ。 あのころからしたら
今の方が ずっと幸せだ》

《乙女ゲームに出合う前は

夢も 目標も やりたいことも
何も見つからなかった》

《乙女ゲームを好きになって
ゲーム会社に転職して

そこから独立して
会社 つくって

理想の王子様を… ケント様を
生みだすことができた》

《だから 大丈夫》

《次も きっと うまくいく》

≪(男性)てめえ 待ちやがれ!
≪(男性)逃がさねえぞ!

♬~

♬~

キャッ!
(航)いったあ…。

えっ えっ… 大丈夫ですか?

《えっ? 嘘》

ケント様?

《空から降る 運命の… 推し?》

♬~

あっ えっと…。

(男性)おい! 逃げたぞ!
(男性)どこ行った!? 捜せ!

えっ? あっ ちょっ ちょっ
なっ… 何するの。

放してよ。

黙って。
あっ…。

何するの!

待って!

(物音)

おい。

おい。

大丈夫か? おい。

ケント様…。

んっ…。

《ケント様?》

《いや 違う!》

えっ? えっ?

《何で?》

《昨日は ミッチーと飲みに行って
1人で帰って

そしたら 突然 男が降ってきて

急に抱き締められて…》

《昨日の夜 いったい 私は…》

《やっぱり ケント様に似てる》

《いや そうじゃなくて》

んっ…。

あっ…。

あっ あの…
ゆうべのことなんだけど…

私…。
ああ…。

覚えてないの?

あんた 酔っぱらって
倒れちゃったんだよ 道端で。

えっ?
んで 仕方なく

財布の中の免許証 見て
ここに連れてきた。

それで?

《待って ケント様》

《そばにいて》

♬~

嘘だ~。

誘ってきたのは そっちだろ。

誘ってないから。
絶対 あり得ない!

別に どうでもいいけど。

えっ…。

腹 減った。 飯ある?

はい? あっ ちょっ…。

ねえ ねえ! ちょっと 勝手に…。

あっ ちょっ あっ… ねえ!

ちょっと!

何にもねえじゃん。
料理しないんだ。

勝手に やめてよ!

何 これ。

サウ… サウ…。

サウサゲ?

はっ?
何? サウサゲって。

どう見ても どう読んでも
ソーセージでしょ。

えっ? ソ…。

あ~ ソーセージね。

うまっ。

《何なの? こいつ》

《顔は ケント様なのに…》

えっ?

《おはよう》

《初めてだね
2人で飲む 朝のコーヒー》

まっず。

こんなの 苦くて飲めねえよ。
ミルクとガムシロ。

《子供か》

これ飲んだら 帰ってよ。

『ラブ・マ』…。

へ~。 このキャラ 好きなんだ?

ちょっと 触らないで!

いいじゃん。 見てるだけ…。
大切な物なの!

いいから 戻して!
いいじゃん…。

あっ!
あっ…。

あっ…。

大げさだろ たかが おもちゃで。

あなたには たかが
おもちゃかもしれないけどね。

もういい。

昨日のことは
全部 忘れることにする。

だから 今すぐ 出てって!

《誘ってきたのは そっちだろ》

《大げさだろ
たかが おもちゃで》

《あ~ 自己嫌悪》

ハァ…。

みんな ありがと。

(杏奈)えっ!?

リアル ケント様?

《忘れよう 昨日のことは》

(芽衣)あっ 泉美さん
おはようございま~す。

あっ おはよう。 芽衣ちゃんさ…。

はい。
最近 舞台は見に行ってるの?

はい。 三上様。

出た。
フフ。

最近 イベント めじろ押しなんで
私たちも忙しいんです。

う~ん。 2.5次元ファンだもんね。

次の舞台は 原作の漫画も
大好きだったんです。

あの原作のキャラが
三上様によって

どう立体的になるのか…
わくわくしてます!

2次元のキャラが
3次元になるのって

みんな うれしいものなのかな…。

う~ん。 それは
ケース・バイ・ケースですかね。

どっちの次元の方がいいってことは
ないと思います。

3次元になって
結果 がっかりな内容だったら

駄目だと思いますし。
だよね。

それに
私は 2.5次元のファンなんです。

よく
「2.5次元も3次元だろ」なんて

言う人がいますけど
全然 違います。

2.5は 2.5。

うんうん。
うん。

《うちの社員には
みんな それぞれの推しがいる》

ねえねえ ねえねえ。 見て。
(有栖川)んっ?

美優ちゃんの写真集。
朝一 フラゲしてきちゃった。

(有栖川)へ~。

(マリ)初写真集だからね。
ようやく 努力が報われたんだよ。

応援してきて よかった~。
(有栖川)ハハハ。

最近 ソロ曲も出したらしいね
その子。

(マリ)そう。 そう。
乗ってんのよ 美優ちゃん。

だから 私も乗ってんの。

うん。
(有栖川)成長を応援する喜びか。

こっちは もう… だいぶ前に
出来上がっちゃってるから。

400年以上も前に。
(マリ)歴オタも いいじゃん。

過去のことだけど
どこまで いっても

分かりきれないみたいな
面白さ あるよね。

(有栖川)うん!
もう終わってることなのに

無限に広がってる感じが
するんすよね!

(織野)その本は?

『国宝 松本城』
見て この黒と白のコントラスト!

そっちの本。
(有栖川)あ~。

同じやつ。 保存用と布教用。

(マリ)分かる! 見て。 ダ~ン。

だよね! ねっ! ハハハ…。
(マリ)だよね~!

みんな ブリーフィング
そろそろ 始めようか。

(有栖川・マリ・織野)はい。

(有栖川)ランタン・ホールディングスからの出資
難しかったんですよね?

ごめん 力不足で。

そんなことないですよ。

(有栖川)えっ?

これ 主人公ですか?
(芽衣)うん…。

カッコイイ!

ヘヘ…。
まっ まだ ラフなものだけど

新しいキャラクターを
イメージして 描いてみました。

(一同)へ~。
へ~ ちょっと見せて。

お~。 これ イメージ湧くね。
(芽衣)えっ?

オープニングで
ヒロインの顔の寄りから始まって

そこから ず~っと引いてって
全体の景色が見えて

そこで この主人公の男が…。
(マリ)光井さん。

まだ 企画 通ってないですから。

だよね~。
(一同の笑い声)

でも テンション上がる気持ち
分かります。

うん。
このキャラ ユーザーに届けたいですね。

(マリ・織野)うん。
つくりたいよな。

『ラブ・マイ・ペガサス』を
世に出したときみたいに。

《何か違う。
これじゃ 王子様を推せない》

(織野)《何かって 何です?
計画どおりに進んでますけど》

《アリス ケント様のせりふ

もっと
エモーショナルにできない?》

《イメージは そう…》

《そう。 『星の王子さま』》

《『星の王子さま』ですか?》

《うん。 あの王子様って

優しさとか純粋さの中に
こう 孤独を抱えてるじゃない?》

《ケント様も
そうであってほしい》

《分かりました。 やってみます!》
《お願い》

《それと… あっ ケント様の前髪
もう1cm 短くしてみて》

《あと 顔の輪郭は
こう もっとシャープに》

《眉毛の長さも足そう》
《えっ 今からですか?》

《納期に間に合いますかね?
予算だって オーバーになりますし》

《大丈夫 何とかするから》

《だから もっともっと
すてきな王子様にして

ユーザーを楽しませよう》

《分かった。 まずは

社長が ときめかないことには
始まらないからな》

《泉美ちゃんの言うとおり
やってみよう》

《さすが ミッチー。
頼りにしてます》

《泉美ちゃん
もっと アイデア出して》

《もっと 極上な…
もう すんごいの ちょうだい》

《どMか》
《何 それ》

《よし。 じゃ スケジュール組み直して
もう一回 頑張ろ》

(一同)《はい》
《お願いします》

(有栖川)《よし。 まずは…》

(マリ)
《あっ それはね 削り過ぎ》

《僕が考えたんです》

単なる乙女ゲームなんかじゃない。


もう一度 ランタンに行ってくる。

(野口)ヤベえよ。 ついに来たよ。

えっ?
(野口)契約 来週で切るって。

首だよ 首。
マジっすか?

まあ 後で
お前にも 連絡 入ると思うけど。

あ~あ 実家にでも帰るかなあ。

東京にいても 正社員なんて
なれるわけないし…。

お前 地元 岐阜だっけ?
たまには帰ってんの?

いや 全然。

もう 家もないんで。

あっ そうなんだ。

まあ 変に 夢とか希望とか
持たない方がいいぞ。

持ちませんよ。

そんなの持っても無駄ですから。

♬~

あっ…。

あっ。

水嶋社長!

君は?

ペガサス・インクの
日高と申します。

ゲームの出資の件でしたら
お断りしたはずですが…。

もう一度 考え直して
いただけないでしょうか?

必ず 御社の事業に
メリットがあると お約束します。

メリット…。

ほう。 メリットっていうのは
例えば どんな?

はい。 ターゲットとする
ユーザー層の 拡大や

ゲームを通じた広告での
新しい収益

コラボグッズの流通…。

いえ。 弊社のゲームは
人を幸せにできる力があるんです。

ほう。

乙女ゲームは

単なるゲームなんかじゃ
ありません。

人生を変えることができるんです。

推しが この世に存在するだけで

どんなに
自分の人生が豊かになることか。

推しは 私たちに
生きる力をくれます。

喜びをくれます。

推しがいることで
人生に夢を持てたりするし

推しに見合う人間になろうなんて
思ったりもするんです。

あっ もちろん
推しの隣を歩けるように

なるわけじゃないですけど。

でも 同じ時代に生まれただけで
それだけで 幸せなんです。

アイドルだって アニメだって
そう。

だから 単なるゲームだなんて
言わないでください。

乙女ゲームは 必ず

たくさんのユーザーを
幸せにできます。

いえ 私が 必ず そうします。

もう一度 チャンスを下さい。

お願いします!

《大げさだろ
たかが おもちゃで》

《あなたには たかが
おもちゃかもしれないけどね》

(小島)とにかく この件は
もう 終わったことですので

お引き取りください。

社長 行きましょう。
(十蔵)うん。

♬~

(小島)申し訳ございませんでした。

(十蔵)ペガサス・インクの
日高っていったか。

(小島)はい。

もう一度
企画書が読んでみたくなった。

用意してくれ。
(小島)あっ はい。

かしこまりました。

♬~(芦田)泡タイプのボディソープって
(中谷)泡の大きさ

いろいろあるのよ
<「hadakara」の泡はLサイズ!>

どれどれ・・・ 量すごっ!

それっ!まさにLサイズ!

<この泡量 驚きの> ♬~「hadakara」
(二人)イチ押し

(相葉) 柔軟剤をお使いの皆さん
(主婦) はい!

気になる衣類のニオイ 消しても消しても

キリがない!

だったらこれからは「ソフラン」!

進化した防臭力で 臭くならない服に変える!

「ソフラン プレミアム消臭」
(相葉・二宮)いっしょだと最高!

♬(蓮の歌声)

♬(キーボードの演奏)

藤井 蓮です。

シンガー・ソングライターとして
メジャーデビューするのが 夢です。

よかったら 応援してください。

♬「ランナウェイ 問いかける
どこへ向かえばいい」

♬「今も 胸の奥」

♬「解けないパズル」
フッ…。

夢って。

♬(蓮の歌声)

(電子音)

ハァ…。

(バイブレーターの音)

もしもし。 理香子?

久しぶり。

この前 テレビ見たよ。
元気そうだね。

だ~! えい!

ちょっと 静かにしなさい!

フフフ…。 理香子も元気そう。
みんな 幾つになったの?

上の子が5歳で 下の子が3歳。

(男の子)覚悟しろ!
(理香子)もう ホント 毎日

くったくただよ。

(理香子)泉美は?
相変わらず 奇麗にしてるね。

フフフ。 そんなことないよ。

ううん。
すごく きらきらしてた。

乙女ゲームに はまったころも
そんな感じだったよね。

ああ… 理香子が
私に薦めてくれたんだよね。

そうだよ。
私より はまっちゃって。

いまだに その熱が続いてるのは
すごいよ。

(男の子)ママ おなかすいた!
(理香子)は~いはい。

ちょっと待って。
(男の子)えいや! や~!

(理香子)
ごめんね 忙しいところ。

ううん。
地元 帰ってきたら

連絡ちょうだいよ。
うん。 分かった。

あっ 電話 ありがとね。
じゃあ また。

は~い。

《例えば
違う人生もあったのだろうか》

《乙女ゲームに出合わなかった
人生…》

《あのころのまま 生きていたら

私は
今 どうなっていたのだろう》

♬~

♬~

♬~

(麺をすする音)

(バイブレーターの音)

《ペガサス・インクの
日高と申します》

《人生を変えることが
できるんです》

<この男は 身の丈に合うことを信条として
生きている ごく普通の人間である>

<そんな彼の心の中に
新しい「家」の姿が生まれた>

(松坂)<その「家」は完璧でなくてもいい>
<…と思っている>

<自分と同じように>
<家族と一緒に作る 伸び代のある…>

<そんな「家」がいい>

<家は 生きる場所へ>

は~い。

(織野)
社長 お客さまが おみえです。

お客さま?

えっ?

アポはないけど 社長の
お知り合いだって言うんで…。

あっ うん…。 ありがと。

(ドアの開閉音)

まさか 社長さんだったとはね。

どういうつもり?

ここで働かせてくんない?

えっ?
契約社員

募集してるって
書いてあったから。

いや…
誰でもいいってわけじゃないし。

俺 何でもやるからさ
雇ってくれても いいだろ?

無理 言わないでよ。 悪いけど
他を当たってちょうだい。

ふ~ん。
じゃ いいんだ? バラしても。

はっ?

見ず知らずの男と 寝たってこと。

脅すつもり?
忘れてって言ったでしょ。

それに 一夜の過ちを
気にするような年でもないので。

頼むよ。
俺 安定した仕事に就きたいんだ。

バイトも首になるし
どうしようもなくて。

えっ…。

あっ 来客中か。 ごめん。

あっ いいの いいの!
話 終わったから。

あっ そう。
どうぞ お引き取りを。

聞こえなかった?
お引き取りください。

お引き取りください!

何を?

はっ?

だから 何を引き取るんだよ。

嘘でしょ!?
いや お引き取りをっていうのは

帰れってことでしょ!
はっ? 何だよ それ。

むずっ。
どこが むずいのよ。

もう 帰って!
だったら 最初から そう言えよ。

いや そう言ったら
あなたに失礼でしょうが。

結局
失礼なこと言ってんじゃねえ…。

そうさせたのは あなたでしょ?
はあ? お前が 変な日本語

使ってるからだろ。
いや ちゃんとした日本語です。

(マリ)
確かに ワイルド ケント様は

かなり見たい。
(芽衣)でしょ~?

(織野)ケント様の新たな一面…。
うん。 特別感は出そうですね。

(芽衣)うん。
イベントのスチール

このコンセプトでいこうと
思うんだけど どうですか?

(マリ)いい! イケてる!
(有栖川)はいはい はいはい…!

手の動きも つけた方が
いいんじゃないかな?

(芽衣)えっ どんな? やってみてよ。
(有栖川)例えば

こうして こうとか。

(織野)ううん… 顔 決め過ぎ。
(芽衣)いや でも

逆に ちょっと尊いかも。
(有栖川)逆って 何すか!

もう。
(マリ)あっ ねえ もうちょっと

ワイルドさ 足してよ。
(芽衣)あ~ そうだよ。

不良だからね。
(織野)荒っぽい感じよ。

サイドチェスト。

あっ ちょっと離れたな~。
(有栖川)えっ?

(織野)じゃ これは? これ。
(芽衣)だいぶ離れた。

(織野・有栖川の笑い声)
(芽衣)ワイルドじゃない…。

(織野・有栖川の笑い声)
(マリ)何か こう ワイルド。

(有栖川)えっ? ワイルドさ…。
(芽衣)それはさ 話が違うじゃん。

(織野)いや 一応 一応…。

「五十嵐 航 23」

23!? 若っ。

面白いじゃん 彼。

泉美ちゃんの ユニークな
リアクションを 引き出してた。

どこが? 全然 面白くないけど。

雇ってあげても いいんじゃない?

はい?
いや

泉美ちゃんの知り合いなら
反対しないよ。

もう ミッチー そうやって
すぐ 面白がるんだから。

わりと本気で言ってんだけどね。

駄目だよ! だって ほら 見て。

正社員の経験も なし
学歴も 資格も 特技も 何もなし。

住所の欄なんて 錦糸町の
ネットカフェの名前 書いてあるんだよ?

ホントに あり得ない。
ますます面白いじゃん。

何にも持ってないなんて。

ハァ… 面白くないでしょ。

あっ! 泉美ちゃん

『星の王子さま』だよ。
えっ?

「大切なことは 目に見えない」って
せりふ あるじゃん?

うん。
今が それなんじゃない?

俺たちだって 最初は
何も持ってなかったじゃん。

覚えてる? 2人で
会社 つくろうとしたときのこと。

泉美ちゃんが
ゼウスに転職してきて…。

《あっ あの…
光井さんですよね?》

《ええ》
《あっ 私

経理部の日高といいます》
《あっ… どうも》

《私 光井さんが手掛けたゲームの
ファンなんです》

《推しは 宝積寺 涼介》

《彼を生みだしてくれて ホントに
ありがとうございました!》

《あっ…》
《私 涼介様の

この 憂いを帯びた横顔とか
闇を抱えた せりふとか

ホント 大好きなんです!
刺さりまくりです!》

《あっ… ありがとう》

《あっ…
すいません 何か 勝手に》

《あっ 失礼しました…》

《ハッ…》

《日高さん》
《はい。 あっ 光井さん》

《これ
新作ゲームのデモなんだけど

ちょっと
試してみてもらえないかな?》

《えっ?》
《率直な感想を聞かせてほしい》

《どこが 面白くて
どこが つまんないのか》

《あっ… はい》

《いい?》
《分かりました》

《今回のは
ユーザーが推せる要素が

少な過ぎると思います》

《キャラクターも弱いし
コンセプトも微妙だし…》

《うん…》

《ねえ こうやって
感想もらうようになって

もう 1年ぐらい たつよね?》

《うん そうですね》
《俺 日高さんとだったら

新しい世界
つくれる気がするんだよなあ》

《俺と一緒に
乙女ゲームの会社 やんない?》

《はい?》
《いや 日高さん

とにかく 情熱 すごいしさ

ユーザーの気持ちを
誰よりも分かってる》

《それでいて
客観性もあって 分析力もある》

《これって すごい才能だよ》
《いや あの…》

《俺たち2人が組んだら
最高に強いと思うんだけどな~》

《いやいや…
どう考えても無理でしょ》

《私 何の技術もないし
ゲームなんて つくれないし》

《俺たちのこと
使えばいいんだよ》

《プランナーとか
エンジニアとか デザイナーとか

雇っちゃえばいいじゃん》

《つくるのは 俺たちに任せて
日高さんは 社長として

ゲームを育ててくれれば
いいんだって》

《いや 無理ですよ…》

《あっ じゃ こうしよう》

《コイントスで賭けて
俺が勝ったら 検討してくれる?》

《えっ コイントス?》
《いくよ?》

《はい。 表 裏 どっち?》

《裏?》

《残念でした。 表~》

《考えるだけ
考えてみてくれる?》

《ねっ?》
俺の勘が どんぴしゃ当たって

起業して つくったゲームは
大ヒット。

あのときのミッチーには
感謝してます。

俺たちだって 何もないところから
始まったわけじゃん。

彼も ゼロから始めても
いいんじゃない? ここで。

この先
何者かになるかもしれないよ?

エンタメの基本だろ?

何も持ってないやつが
成長するって話。

『ドラゴンボール』に 『ワンピース』
『ロッキー』に 『ベスト・キッド』

あ~ 『レインメーカー』に
『幸せのちから』

とにかく あの子は無理。
さっきの見たでしょ?

育てればいいんだよ
泉美ちゃんが。

理想の王子様にすればいい。

えっ?

ピグマリオン。
あっ いや あれは…。

OK。 じゃあ 賭けよっか。

困ったときのコイントス。
えっ?

泉美ちゃんが 彼を
一人前に育てられるかどうか。

ちょっと待って。
いくよ? 表が出たら…。

はい! もう終わり!
この話は 終了!

終わった~。

さてさて~ ご褒美を。

♬(音楽)

(ケント)ひまわりは
ひまわりとして咲けばいい。

薔薇になんてなろうと思わず。

うんうん。

《サウサゲ?》

《何? 今の。 最悪!》

《私の癒やしの時間に
入ってくるな~!》

いない!

≪(男性)おら!

おい! おい おい おい!

おい こら! 来いよ こら!

えっ?
うっ…。

いや~ でも…。

何してるんですか!
警察 呼びますよ!

あっ? 誰だ? てめえ。

その人が
何したっていうんですか?

(男性)借金して返さねえんだよ。
催促すんのは当然だろ。

借金って 幾らなの?
100万? 200万?

10万。

えっ 10万? たったの?
(男性)あっ?

ちょうど 銀行で
下ろしたのがあるから 10万。

あっ…
おい 余計なことすんなって。

いいから 黙ってなさい。

これで
この人を自由にしてあげて。

フン。 だまされる方が悪いんだよ。

うっ。 あっ…。

ああ…。

大丈夫?
どういうことなの? 借金って。

関係ねえだろ。

あっ ねえ。
あっ… ちょっ ちょっと。

いってえ。
じっとして。

染みるんだよ。

よし。

(蓮)泉美ちゃん お待たせ。

珍しいね
チャーハンにラーメンなんて。

男!

あっ。
だっ… 誰? こいつ。

うん いいから。 うん ありがとね。
え~ 男は? えっ 岡持ちは?

うん。 今度 持ってく。
ありがとね~。

はい どうぞ。

《服も汚れてるし
血が付いてるし…》

ねえ 水 くんない?

「下さい」でしょ?

《品もないし
マナーもなってないし

言葉遣いも態度も悪いし

人を脅そうとするし
借金もしてたし

何もかも あり得ない男》

《ケント様と違い過ぎる》

はい。

俺 バカだからさ

携帯の金 払うのに

SNSで見た業者に
1万円 借りたんだ。

そしたら
10日後に2万円になって

あっという間に
10万に膨らんでさ…。

そんなの違法じゃない。
ヤミ金業者でしょ?

そうだけど そこしか
貸してくれるとこ なかったし。

こっちだって必死なんだよ。
生きてくのに 毎日毎日 必死で…。

あんたの会社…
楽しそうだったな。

えっ?

文化祭みたいだった。

(織野・有栖川の笑い声)
(マリ)《何か こう ワイルド》

(有栖川)《えっ? ワイルドさ…》

(一同の笑い声)

そう言われれば… そうかもね。

みんなで 好きなものを
わいわい つくって

それが仕事になってる。

あなたには ないの?
やりたいこととか 夢とか。

あるわけねえじゃん。

何やっても うまくいかねえし

いいことなんか 一つもない。

そんな
人生 終わったみたいな 言い方…。

終わってんだよ 始まる前から。

でも あなたが
自分らしくいられる場所だって

探せば…。
ないよ!

居場所なんて どこにもない。

夢なんて…。

持つだけ無駄なんだ。

じゃあ
何で うちの会社に来たの?

何か変わると思ったから
行動したんじゃないの?

あんたが言った言葉の意味
知りたかったから。

《乙女ゲームは

単なるゲームなんかじゃ
ありません》

《人生を変えることが
できるんです》

でも…。

そんな うまくいくわけねえよな。

悪かった。

あんたの会社に
突然 押し掛けたりして。

あと…。

これも あんたにとって きっと

大切な物なんだっていうのは
分かった。

金は ちゃんと返すから。

これ食ったら 帰るよ。

♬~

♬~

《私が変われたのは
推しに出会えたからだ》

《乙女ゲームというものに
出合って

夢中になれる存在ができて

私の人生は 動きだした》

《あるわけねえじゃん》

《何やっても うまくいかねえし》

《夢なんて…
持つだけ無駄なんだ》

《夢も目標も
何も見つからなかった》

《彼は…》

《あのころの私だ》

(足音)

えっ?

なっ…。 おい ちょっ…。

おい 何すんだ。 放せよ。

あなたの時間を
私に預けてくれない?

はっ?
私が

あなたを 一人前の男に育てる。

「育てる」って何だよ。

俺は 子供じゃねえんだ。
これ以上 伸びねえよ。

身長の話じゃないわよ。
ホント バカなのね。

バカって言うなよ。
とにかく

あなたの居場所は 用意するから。

私が
あなたの人生を変えてみせる。

いまいち。

違う。

うん。 こっちの方がいい!

これと これと…

これも 下さい。
はい。 ありがとうございます。

えっ?

(美容師)いかがでしょうか?

うん…。 前髪 もう1cm 短くして。

(美容師)はい。

♬~

完璧。

なあ あんたが立て替えてくれた
10万だけど…。

ああ うん。 いつか返してくれれば
それでいいから。

「たった」じゃねえから。

えっ?

10万は
たった10万なんかじゃない。

それだけは覚えといてくれ。

分かった。

お願いします。

航君?

みんな ちょっと聞いて。

お知らせがあります。

入って。

えっ?
(マリ)嘘。

ケント様?
(有栖川)そっくりじゃん!

あの子か。

今日から うちで働いてもらう
五十嵐 航君です。

(一同)えっ!?

あっ… どうも。

みんな よろしくね。

《彼を 上等な男に育てよう》

《外見も中身も 最高の王子様に》

[さらに…]