火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」♯9【キスのあと…揺れる気持ちと届かない想い】…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」♯9【キスのあと…揺れる気持ちと届かない想い】
[字][デ]二階堂ふみ主演!崖っぷちのバツイチ・アラサー女が性悪金持ち男子高校生に目をつけられ、金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げていく歳の差ラブコメディ!
番組内容
壱成(眞栄田郷敦)からの突然のキスの後、早梅(二階堂ふみ)はよく眠れず翌朝を迎える。「お前の気持ちをちゃんと聞かせてほしい」と告げる壱成にうまく答えられない。そこに菊乃(松井玲奈)が突然現れ、自分の本当の目的を語り始める。さらに、成吾(岩田剛典)からも10年前と変わらぬ気持ちを打ち明けられた早梅は、壱成、成吾、菊乃の思いの中で葛藤し、悩む。一方、壱成は早梅を守るために、ある人に会いにいくが…。
出演者
二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、岩田剛典
原作
橘オレコ「プロミス・シンデレラ」(小学館「マンガワン」連載中)脚本
古家和尚
音楽
主題歌:LiSA「HADASHi NO STEP」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
音楽:やまだ豊
スタッフ
演出:都築淳一
プロデューサー:橋本芙美、久松大地
公式ページ
◇番組HP
http://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/
@pc_tbs2021
https://twitter.com/pc_tbs2021/
https://www.instagram.com/pc_tbs2021/おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他
福祉 – 文字(字幕)
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(壱成)
俺の気持ちは はっきりしてる
だから
テメーは俺のことだけ見とけよ
バカ女
(早梅)何で?
何でって?
えっ だって いきなりこんなこと
言ったろ
俺の気持ちは はっきりしてるって
でも こっちは
ずっと 弟みたいな感覚だったし
それに
それに?
私 10コも年上だし
そんなの関係ねえ
今日は ありがとうな
<昨日は あれから
一睡もできなかった>
平常心… 平常心
おはようございます
(悦子)あっ おはよう 早梅さん
あの 昨日は
せっかく用意していただいた浴衣
汚してしまって
ホントに申し訳ありません
いいのよ 気にしなくて
何だか大変だったみたいね
(吉寅)足の具合は大丈夫ですか?
一晩 冷やして
大丈夫になりました
では どうぞ
あの これ
ああ 私が
今日は遅番なんでしょ?
念のため 病院に行ったほうが
いいんじゃないの?
ホントに大丈夫ですので ほら
(足踏みをする)
(吉寅)ハハッ
あっ 壱成様 おはようございます
おう
おう
おはよう
おはよう 壱成
吉寅 しじみ汁 おかわり
かしこまりました
ああ 私も年ねえ
お酒が次の日に残っちゃうなんて
昨日は宴会だったんですよね?
そうそう
もう 盛り上がっちゃって
盛り上がっちゃって ねえ 吉寅
へえ~っ
それは もう
大変な乱れようでございまして
昨日の写真
うん?
唇を奪われるのだけは
何とか阻止いたしました
(携帯着信)
ああ はい
ちょっとごめんなさい
はい ハナちゃん
ああ 昨日は お疲れさま
お二人のご朝食も
すぐに ご用意いたします
(悦子)何よ 朝っぱらから
おはよう
おう
(悦子)まいったわね ホント
吉寅
(吉寅)はい
すぐに旅行の準備して
ご旅行でございますか?
うん
ハナちゃんにね
温泉めぐり誘われて
生返事してたんだけど
あの人 今日から
行くつもりだったんですって
あらっ
そういうわけで 私と吉寅
しばらく うちをあけるから
うん?
うん?
じゃあ 行ってくるわね
壱成様のこと
くれぐれも お願いいたします
はい お気をつけて
じゃあね 行くわよ
しばらく 二人っきりか
ちょっと 変なこと考えないでよ
はあっ? そういうこと言いだす
お前のほうこそ
ふざけないで
大体 からかったり
ノリでしたんなら
やめてよね ああいうこと
いくら私でも傷つくんだから
からかったわけでも
ノリでしたわけでもねえ
だから 今度デートしねえ?
えっ?
俺的に 花火大会も
そういうつもりだったけど
何かゴタゴタしちまったし
あと 今回はサイコロもなしで
どういうこと?
借金返すための
ゲームじゃねーってこと
だから どうしても嫌だって
いうなら断ってくれればいい
こっちは もう
気持ち伝えたしさ
今度は そっちの気持ち
ちゃんと聞かせてくれよ
バイト行ってくるわ
私の気持ち
テメー 何しに来やがった!
(菊乃)早梅さん
足の具合は いかが?
テメー ふざけんなよ
ちょっと
ここは大丈夫だから
あんたは早くバイト行って
こんな危ねえ女と
二人っきりにさせられっかよ
大丈夫
菊乃さんとは 二人で話したいの
ねっ
ごめんなさい
昨日は あんなことしてしまって
成吾さんが あなたに
ひかれてることが悔しくて
だからって
崖から突き落とすなんて…
分かってる
もし 私が許せないなら
今すぐ 警察に
連絡してもらってもかまわない
でも どうしても あなたと
ちゃんと話がしたかったの
分かりました
もう二度と
間違ったことはしないでください
本当に ごめんなさい
私 ホントは もっと早梅さんに
仲よくしてもらいたいの
えっ?
うん まあ…
ありがとう
(バイブレーター着信)
菊乃さん
今井正弘とは
どういう関係ですか?
知り合いよ
どういう知り合いなのかを
聞いてるんです
タイミングの悪い男
《(正弘)幸せにしたい人が できた
彼女は僕を必要としてくれた》
あなたが…
何が目的で
あの人に近づいたんですか?
それは彼が あなたの夫だからよ
私の夫だから?
どういうことですか?
成吾のため
正確には成吾と あなたのためね
私は シンデレラに出てくる
魔法使いなの
10年前に結ばれなかった
王子様とシンデレラのために
私が魔法をかけてあげた
10年前…
あなたが悪いのよ 早梅さん
あのとき
あの土手で
ガラスの靴を
履かずに逃げちゃったから
あなた 何者なんですか?
私のことなんて
覚えてないでしょうね あなたは
でも そんなこと
どうだっていいの
私は あなたと成吾が
結ばれてくれさえすれば
それでいいんだから
私がどうするかは私が決めます
あなたに
とやかく言われる筋合いはない
そう それなら私にも考えがあるわ
例えば あなたのそばにいる人達に
危害を加えるとかね
あなたを
幸せにできるのは成吾だけよ
元旦那の今井正弘でもなければ
もちろん 壱成君でもない
えっ?
あなたと壱成君が
ひかれ合ってることは
よ~く分かってる
でも 早梅さん
あなたは迷ってるはずよ
10歳年下の高校生を
本当に好きになっていいのかって
お互いに もっと
ふさわしい相手は他にいる
壱成君のためを思えば なおさら
そうでしょ? 早梅さん
さっきから好き勝手なことばっか
言ってんじゃねーぞ!
あら いたの?
テメーの思いどおりになんか
誰が させっか
お前も黙ってないで
何か言い返せよ
おい
きっと今回は 正しい選択を
してくれるって信じてるわ
(ノック)
(成吾)どうぞ
(藤田)副社長
ご報告しなければいけないことが
何か?
(黒瀬)じゃあ 今まで早梅ちゃんに
嫌がらせしてたのって…
(望)松野さんが やってた
全部 菊乃さんに指示されて
(まひろ)何で そんなことを…
松野さんってさ こう
気が弱いのよ
学生の頃 いじめられてて
この旅館に就職したときも
人間関係が うまくいくか
不安で不安で
しょうがなかったんだって
そんなときに 菊乃さんが色々と
相談に乗ってくれたらしいの
で 嫌われたくなくて
そのあとは言いなり
(さくら)早梅さん
何か恨まれてるんでしょうか?
恨み?
その…
菊乃さんが そこまでするの
何か理由があるのかなって
どうした?
何もかも
全部 知ってたのかよ?
何の話だ?
あの 菊乃って女のこと
さっき うちまで来て
全部ぶちまけてったぞ
早梅の元旦那と不倫してたことも
そうか
テメー それを知ってて
何で黙ってた!
答えろ!
早梅さん
早梅…
話 聞かせて
ああ 部屋で話そう
待てよ だったら俺も…
こっちの問題だから
菊乃の本名は
加賀美 明
俺と同じ高校の
クラスメイトだった
当時は
それほど親しくもなかったが
だから まったく
気がつかなかったんだ
あの頃の彼女が
俺と君をずっと見ていたことを
《追いかけてください》
《えっ?》
《追いかけて 早く!》
《加賀美さん…》
《まだ 間に合うから》
《二人とも
お互いのこと好きなのに》
《君には関係ないよ》
《私が連れ戻します》
《ちょっと
加賀美さん 加賀美さん!》
その直後 明は事故に遭った
事故?
歩道橋の階段から落ちたんだ
かなりの重傷で
長期入院することになった
でも それから
ひと月も たたないうちに
姿を消した
3年前
芸者として 俺の前に現れるまでは
《副社長 こちら うちで初めて
お座敷に入られる芸者さんです》
《菊乃と申します 精いっぱい
つとめさせていただきます》
最初は 気づかなかった
整形して
見た目も別人になっていたから
あの人は
成吾のことが好きなんでしょ?
なのに
どうして私に あんなこと
《あなたと成吾が
結ばれてくれさえすれば》
《それでいいんだから》
菊乃の真意は俺にも分からない
でも 菊乃の暴走を
止められなかったのは
全て 俺の責任だ
本当に申し訳ない
そうやって何でもかんでも
背負い込まないでよ
私が離婚したのは
元夫が菊乃さんを選んだからだし
それ以外のことだって
あの人が勝手に やったことでしょ
まあ すぐ教えてくれなかったのは
ちょっと 頭 きてるけど
すまない
うん 分かった
私も これからのことは
少し考えてみる
考えてみるって?
菊乃さん言ってた
私が逆らったら
周りの人にも手を出すって
他の人 巻き込むのは
ごめんだから
一番危険なのは 早梅なんだ
もし また
昨日みたいな目に遭ったら…
ぬるいこと言ってないでよ
ホントに責任 感じてるなら
ちゃんと
菊乃さんを止める方法を考えて
これ以上
他の人が傷つかないように
分かってる 今後は俺も
菊乃との関わりを断つ
芸者として 旅館への出入りも
一切させないつもりだ
早梅
俺は もう一度
君と向き合いたい
あっ
あ~っ またやっちゃった?
すいません すぐ片づけます
いいよ 俺がやるから
あっ でも…
壱成君に任せていいよ
さくらちゃん 片づけるとき よく
手 切っちゃうしね
すいません ご迷惑かけてばかりで
そんな悲しい顔しないで バイトも
もうすぐ終わりなんだから
最後までニコニコしてないと ねっ
夏休みいっぱいだよな そういえば
はい
(黒瀬)さみしいよね
せっかく仲よくなれたのに
そうだ ひと夏の思い出づくりに
今度みんなで どっか パーッと
遊びに行っちゃう?
早梅ちゃんも誘って パーッとさ
これ 捨ててくるわ
あれっ?
はい スルー
完全にスルーだからね ひっでえな
(バイブレーター着信)
(舌打ち)
君 どうして?
実は正弘君に あの女 引き取って
もらいたかったんだけど
無理そうだよな さっきの話だと
《だから あなたは
これで本当に用済み》
あんたも利用されてたってことか
僕が最初に
菊乃の誘いに乗らなければ
早梅を傷つけることもなかった
彼女の目的が何であれ
僕が早梅を裏切った
言い訳にはならないよ
いや そりゃまあ そうだけど
菊乃を止めたい
いや もう一度 会って
ちゃんと彼女と向き合いたいんだ
はあっ?
彼女にとって僕が もう
用済みなのは分かってる
でも それと
僕の彼女への気持ちは
また 別物だから
正弘君さ
あの女のどこを
そんだけ好きになったわけ?
正弘君に見せてた姿って
全部 魂胆あっての
演技だったわけだろ
寂しそうだったから
彼女は 心を閉ざしてるように
見えたんだよね
誰かを信じたいとか
愛されたいとか
そういうのを
諦めてるっていうのかな
だからこそ 必要とされてるって
思ったのかもしれない
まあ それもこれも全部
演技だって言われたら
ホントは
そうなのかもしれないけど
<これからのことを考える>
<そうは言ったものの
色々なことが起こりすぎて>
<頭の中は ぐちゃぐちゃだった>
《俺の気持ちは はっきりしてる》
《今度は そっちの気持ち
ちゃんと聞かせてくれよ》
《あなたを幸せにできるのは
成吾だけよ》
《早梅のことが好きだ》
《テメーは俺のことだけ見とけよ》
《(菊乃)あなたは迷ってるはずよ
10歳年下の高校生を》
《本当に
好きになっていいのかって》
うるさい
(望)う~ん どうしましょうね
おはようございます
あっ 早梅さん
心配してたんですよ 昨日
急に お休みしてたので
すいませんでした
菊乃さんと どういう もめごと
抱えてんだか知らないけど
今 大ごとになってるわよ
大ごと?
昨日 今日と
いくつも宴会が
キャンセルされてるんです
どのお客様も菊乃さんを
ごひいきにしてた方ばかりで
(呼び出し中)
2回目 3回目は
多めに注いで 泡に注意しろ
泡がなくなる前に3回目ですよね?
これ覚えときゃ 家でも
うまいコーヒーが飲めっから
はい ありがとうございます
《(菊乃)お互いに もっと
ふさわしい相手は他にいる》
《(菊乃)
壱成君のためを思えば なおさら》
これが噂の枝豆入り味噌汁か
うん 冷蔵庫にあったから
作ってみた
元旦那にダメ出しされた料理を
なぜ 何のちゅうちょもなく
俺に押しつけてくる?
おい
うん?
この餃子 何 入れた?
うん? 普通だけど
ひき肉と キャベツと ニラと
隠し味に レモンとコーンフレーク
隠れてねえ
口ん中で酸味と歯ごたえが
これでもかって自己主張してんぞ
でも 健康には よさそうでしょ
うん?
あんたが作った筑前煮 おいしい
パパッと適当に作っただけなのに
料理の基本は煮物ってのが
ばあちゃんの口癖だしな
ふ~ん
つーか
何で ちゃんと
味見しないわけ?
そんなにダメ? 色々 頑張って
試してみた結果なんだけど
別にダメってわけじゃ…
ねえってこともねえな
いや やっぱ ダメだろ絶対
余計なアレンジをすんな
あんたは いいね
ちゃんと言ってくれるから
おお
お前は 何も言わねーけどな
うん?
俺に言うことあんじゃねーの?
昨日 成吾と
何 話したのかとか
そのあと ずっと
部屋に引きこもってたくせに
何で今日は
そんなテンション高えのかとか
あんまり心配かけるのも
申し訳ないし
急にテンション変わるほうが
逆に心配だっつーの
で?
「で?」って…
とにかく 菊乃さんが危険な人
だってことは分かったから
あんたは もう関わらないで
もし 目の前に現れたら
大声出して逃げたほうがいいよ
だから ガキ扱いすんなって
本気で言ってんの 約束して
他には?
成吾さんも もう関わらないって
でも まあ
たぶん そのせいで
旅館の予約キャンセルも
続いてるみたいだけど
そんなの お前の
気にすることじゃねー それから?
それから…
それだけ
お前は どうすんだって
聞いてんだよ
それは… 今
考えてるところだから
考えてるって 例えば?
お前さ
まさか ここ出ていこうとか
考えてねーよな?
図星かよ
全然 意味 分かんねーんだけど
私 まだ何も言ってないでしょ!
でも 考えてんだろ?
それ 何の解決にもなんねーから
ふざけんなよ!
もう 怒らないでよ!
私だって色々あって
もう どうすればいいか
分かんないんだから!
大事なのって
どうすればいいかじゃなくて
お前が どうしたいかじゃねーの?
それとさ
俺が お前に一番聞きたいことって
こういうことじゃねーんだよ
俺のこと マジで弟みたいな
もんだとしか思ってねーって
それが お前の答えなのかよ?
それは…
抱きしめていい?
えっ?
抱きしめていいかって
ハグ 抱擁
弟だって思ってんなら余裕だろ?
いきなり 何 言ってんの!?
だから 今度は
許可 取ってんじゃん
嫌なら しない
いいけど
それ 弟に向ける顔じゃなくね?
寝るわ
えっ?
ちゃんと言葉で聞くまでは
ルール違反だろ
あの…
何?
大丈夫でしょうか?
この状態が続くの
それは あなたが
責任 感じることじゃないでしょ
菊乃さんと
どういう因縁があるのか
詳しくは 私は聞いてないけど
まあ 別に聞こうとも思わないけど
まあ でも 旅館のピンチなんて
今までも何度もあったからね
そうなんですか?
景気が悪かったり
新しいホテルに 客足を取られたり
老舗旅館をやってりゃ
それなりにね
でも そういうことがあるたびに
大女将は いつも言ってたわ
《今までのお客様が離れたなら》
《また新しいお客様を呼ぶ努力を
すればいいだけでしょ》
《はい》
《それでダメなら》
《潰れるしかないんだから》
《そんな あっさり》
《あっさりでいいのよ》
《ややこしく考えずに
今 自分達にできることをやる》
ややこしく考えずに
今 できることを…
今日の この大掃除
提案したのは副社長なのよ
ここ何年か難しい顔を
してることが多かったんだけど
でも 何だか
吹っ切れたみたいね 成吾さん
もし これが
桂木さんのおかげなら
仲居頭として感謝するわ
(呼び出し中)
☎(菊乃)もしもし
あっ 菊乃 やっと出てくれたか
昨日は少し じらしちゃった
あなたに反省してほしくて
宴会のキャンセルで
お前に泣きつくための電話だと
思っていたのか?
違うの?
俺は もう流されない
成吾?
お前が どんな手を使おうと
俺は この旅館を守ってみせる
これ以上 早梅や他の誰かに
危害を加えようとするなら
法的手段も辞さない
これは 俺からの最後の警告だ
今までの あなたと私の関係を
お得意様に暴露されたいの?
かまわない
それで信用を失おうと
また築き直す努力を
していくだけだ
早梅さんを諦めるの?
あなたは10年前と同じことを
繰り返そうとしてるだけよ
だとしても
君まで繰り返す必要はないよ 明
俺のためを思ってのことなら
もういいから
お疲れさま
あっ… お疲れさまです
茶房も大掃除?
はい あの…
私 今日がバイト最終日なんです
そっか 寂しくなるね
私
壱成さんのことが好きでした
一目ぼれみたいなものですけど
何か 気になっちゃうっていうか
このまま会えなくなるのが嫌で
昨日 思い切って告白したんです
《私 壱成さんのことが好きです》
《マジで?》
《はい》
《本気で
気持ち伝えてくれたみたいだから》
《俺も ちゃんと答えるわ》
《ぶっちゃけた話
俺 ちょっと前までは》
《こういう感じじゃ
なかったんだよな》
《女と付き合うとか》
《暇潰しぐらいにしか
思ってなかったし》
《相手のこと
真剣に考えたこともねえ》
《すげー嫌なやつでさ》
《ここのバイトもそうだけど》
《色々あって 10年ぐらい
この旅館に近づきもしなかった》
《でも 最近やっと克服できた》
《俺のこと好きだって
言ってくれるのは》
《すげーありがたいんだけど》
《でも それって たぶん》
《あいつが俺のこと
変えてくれたからだと思う》
《俺は》
《早梅のことが好きだから》
《お前とは付き合えない》
《ごめん》
《早梅さんは》
《壱成さんのことが
好きなんですか?》
《どうだろうな》
《まあ
俺の気持ちは伝えてあるから》
《向こうの答え 待つしかねえかな》
壱成さんは
早梅さんの答えを待ってます
だから なるべく早く
気持ちを伝えてあげてください
《まさか ここ出ていこうとか
考えてねーよな?》
《私だって色々あって
もう どうすればいいか》
《分かんないんだから!》
ええ 今後とも 旅館「かたおか」を
よろしくお願いいたします
失礼します
(ノック)
はい
ちょっと 話 あんだけど
何だ?
この間 早梅と ここで
どんな話 してたんだか
こっちは詳しく聞いてねーからさ
高校生のお前を
巻き込むような話じゃないからな
また ガキ扱いかよ
あいつ ここ出ていこうとか
考え始めてんぞ
本当か?
そういう性格だろ
たぶん 10年前からずっと
お前さ
あいつのこと傷つけようなんて
思ってねーんだよな?
当然だ
分かった
お前 何を考えてる?
早梅を頼む
壱成
兄貴への頼みごとは これっきりだ
《今度は そっちの気持ち
ちゃんと聞かせてくれよ》
《大事なのって
どうすればいいかじゃなくて》
《お前が
どうしたいかじゃねーの?》
《俺のこと マジで弟みたいな
もんだとしか思ってねーって》
《それが お前の答えなのかよ?》
はい
いい?
ああ
私
やっと 自分の気持ち分かった
だから ちゃんと伝えたくて
成吾が
私のことを思ってくれてるのは
ホントに嬉しい
でも
その気持ちには応えられない
理由は あいつか?
うん
そっか
弟を よろしく
よう
何か ご用?
こんなところに呼び出して
話 つけようと思ってな これ以上
ふざけたまねすんじゃねーって
勇ましいわね 相変わらず
ガキだと思って
ナメてんじゃねーぞ 蛇女
このまま
警察に突き出したっていいんだぞ
警察? どんな理由で?
早梅を崖から突き落としたろうが
あれは事故 早梅さんも
大したケガはしなかったでしょ
んなもん ただの結果論だろ
今すぐ この町から出てけ
そしたら穏便に済ませてやる
でも
早梅のこと
また傷つけようってんなら
ただじゃおかねえ
今すぐ この場で ぶっ潰す
目的 知りたくない?
目的?
私と成吾は
3年前から関係を持ってる
そんな私が どうして早梅さんを
わざわざ離婚させて
彼と結びつけようとしたのか
興味ねーな
私ね 早梅さんを
もっともっと傷つけたかったの
あっ?
もし 早梅さんと成吾が
結ばれたあとに
私の存在を知ったら
きっと ショックを受けたでしょ?
彼女が苦しめば苦しむほど
私は楽しくて楽しくて
仕方ないんだもの
何 言ってんだ? お前
だから 私の目的よ
あの女が幸せになるのなんて
絶対に許さない
テメー ふざけんなよ コラ
うわっ!
別に ふざけてなんかないわ
(呼び出し中)
壱成