「江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす」花魁江戸を忘れる!令和男vs侍[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす」花魁江戸を忘れる!令和男vs侍[字][デ]
江戸の花魁・仙夏(岡田結実)が東京に舞い降りる!草食男子・蔵地(葉山奨之)と同居し、令和男子たちを恋の渦に巻き込み、現代女性にそっと寄り添う「粋キュン」恋物語!
出演者
仙夏…岡田結実
蔵地俊輔…葉山奨之
春日泉美…吉谷彩子岩佐長兵衛…一ノ瀬颯
蔵地寿乃…山口まゆ
森谷香澄…藤江萌
大河内拓馬…中本大賀(円神)
松野隆二…森田甘路鳥居直樹…前田公輝
蔵地雄彦…田中直樹(ココリコ)
番組内容
花魁・仙夏(岡田結実)は蔵地(葉山奨之)との不器用な恋を実らせ、初めてのデートに出かける。ところが、その帰り道、仙夏は高熱を出して倒れてしまう。翌日、体調が回復した仙夏だが、「江戸の記憶」が薄れ始めていた…。
一方で、江戸に戻る方法を探していた長兵衛(一ノ瀬颯)は、ついにタイムスリップの原因を突き止め、その条件が10日後に揃うという。しかし、江戸に帰るカギを握る大八車を巡り長兵衛と蔵地が対立し…!
原作・脚本
【原作】
江戸キリエ「江戸モアゼル」(幻冬舎コミックス)
音楽
兼松衆ほか
【主題歌】
「Say Your Name」円神(nonagon records/UNIVERSAL SIGMA)
制作
【脚本】
大林利江子
【監督】
菊川誠
【チーフプロデューサー】
岡本浩一
【プロデューサー】
汐口武史
斎木綾乃
森安彩
関本純一
番組ホームページ
https://www.ytv.co.jp/edomoiselle/
番組公式SNS
【Twitter】
@edomoiselle_ytv
【Instagram】
@edomoiselle_ytv
【LINE ID】
https://lin.ee/2k4Y62Fジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(蔵地俊輔)
ある人が気付かせてくれたんだよ。
自分の人生は 自分の力で
咲かせないとダメだって。
(仙夏)アタシは あんたがいなきゃ
イヤなんだよ。
あんたが隣にいてくれるから
あの店が
アタシの居場所になるんだよ。
(足音)
仙夏!
(足音)
お前が好きだ。
なに言ってるんだい。
あんたには泉美がいるだろ。
春日さんが
気付かせてくれたんだ。
(泉美)
一番ダメなところは
仙夏さんを好きなところ
情けないけどさ
もう どうしようもなくて。
俺 本当に
仙夏のことが大好きなんだ。
アタシは
こういう時 何て言えばいい?
アタシは
好きな人に好きだって
一度も言われたことがない。
素直に「ハイ」で
いいんじゃない?
はい。
(長兵衛)寿乃 見つけたぞ。
(蔵地寿乃)
どうしたの?長兵衛さん。
見つけたのじゃ。
お仙と拙者が
タイムスリップした日の
もうひとつの共通点。
何?
(長兵衛)ほうき星じゃ。
あの満月の夜
ほうき星が流れたという
記述が残っておる。
本当だ。
あの年は
161年周期のすい星が
地球に最も接近した年。
つまり 2人は
161年に一度しか訪れない
ほうき星と同じタイミングで
時空を超えて 江戸から令和に
タイムスリップしてきた。
ということは また ほうき星が
近づいた日に実行すれば
今度は161年前に
戻れるかもしれぬ。
とりあえず ほうき星と満月の
周期 調べてみる。
うん。
(寿乃)出た。
次に ほうき星が地球に近づく
満月の日は
この日しかない。
2021年3月11日。
つまりタイムスリップできるのは
10日後。
この日を逃すと
もう二度と 江戸には帰れない。
♬~
この度 アタシと蔵地は
恋仲になろうと思う。
(松野)うそ。いつの間に?
(香澄)え?むしろ
やっとって感じでしょう。
(大河内)おめでとうございます。
わざわざ報告するほどでもないと
思ったんだけど
こいつが皆さんに
ご挨拶したいって言うから。
うわ いるよね。
付き合った途端
「こいつ」呼ばわりする男。
いる。
泉美。
あんたには
ちゃんと筋を通したくて。
そんなの いいですよ。
私なら蔵地君なんかより
もっといい人いっぱい いるし。
あ それに
仙夏さんと違って常識的だし。
あんたは いい女だ。
春日さん。
おめでとう 蔵地君。
ありがとう。
で 恋仲になる前に
まずは試験をしようと思う。
ん?試験?
うん。
あんたがアタシにとって
ふさわしい男か
これから判断しようと思って。
いや ちょっと待ってよ。
じゃあ 俺たち
まだ付き合ってないの?
当たり前さ。
相手を変えるなんて
吉原では 御法度だからね。
御法度?
最初の相手から
別の相手に乗り換えるなんて
そんな不義理をしたら 吉原じゃ
ただじゃ済まないんだよ。
う~わ それ 今言う?
とにかく
これからアタシを でぇとに
連れてって 楽しませておくれ。
それが仙夏の試験内容なの?
ああ。
そこで あんたの男ぶり
しっかりと見させてもらうよ。
あ~あ やってらんないよ。
ああいう いちゃつき方も
あるんですね。
勝手にしてって感じ。
(鳥居)おめでとう 蔵地君。
それ言うために
あの店に行ったのか?
それで蔵地君が楽になるなら
いいじゃないですか。
待て。
ちょっと付き合え。
蔵地。
恋人へのプレゼント?
世話になった人に
あげたくてね
これ 誕生日ぷれぜんとだ。
俺の誕生日 2週間前だけど。
渡し損なってたんだ。
悪いか?
ありがとう。
うん…。
じゃあ 早速でぇととやらを
見せてもらおうか。
では。
痛っ!
減点。
えっ?
江戸では人前で
手をつなぐのは御法度なんだよ。
それに横並びじゃなくて
前を歩くのが男だろ。
はあ…。
じゃあ ついてこい。
でぇとといえば…。
こんな大砲の玉投げて
何が楽しいんだい。
じゃあ 次は蔵地の番だ。
あれを全部 倒せたら
さっきの減点は取り消してやるよ。
本当だな。
♬~
くそっ!
仙夏 頼む。
もう1回チャンスくれ。
しょうがないねえ。
じゃあ 3本
3本でも倒したら許すよ。
じゃあ 特別に1本でも倒したら!
あっ!いけ!
あんた やる気あんのかい!?
囚われの花魁か。
これを助けたら あんたと
恋仲になってやってもいいぞ。
いいの?
うん。特別さ 特別。
よし!
仙夏さんと俊ちゃん
デートうまくいってるかな?
そんな悠長なこと
言ってる場合か!
ほうき星のことを早く話さないと
取り返しのつかないことになる。
あのさ 今さら言うのも
なんなんだけど
長兵衛さんも やっと
この時代に慣れてきたわけだし
発想を変えて
2人で残るっていうのもさ
選択肢のひとつとして…。
(叩く音)
それはできぬ!
拙者は お仙を身請けして
江戸で暮らすのじゃ。
そのために この10年間
血の滲むような努力をしてきた。
…だよね。
いけ 蔵地。
よし。
そのまま そのまま!
そのまま!おっ?
よし!お~!
お~!やったぁ!
まさか2万も使うとはな。
(鳥居)こないだ 秋山のやつ
大事な接待中に
居眠りしやがったんだ。
それだけなら まだしも
寝ながら…。
その話 つまんないですよ。
社長 絶望的に
笑いのセンスないですよね。
わかってるのか?この俺が
なぜ この話をしてるのか。
私を元気づけるためでしょう?
見た目と違って
おせっかいなんだから。
お前には 仙夏さんの話を
聞いてもらった恩があるからな。
愚痴なら この前 飲み屋で散々
聞いてもらったじゃないですか。
もう帰っていいですか?
この俺に失恋の傷を
癒やしてもらえるなんて
どれだけ贅沢だと思ってるんだ。
そう言いながら
私の傷口 広げてるの
何で気付かないんですか。
時間の無駄だ。俺が帰る。
すいません。パフェを2つ。
(店員)かしこまりました。
帰るんじゃないんですか?
なあ 仙夏。
その約束してた
恋仲というやつに
なってくれるんだよね?
眠いのかよ!
仕方ないだろう。
昨日アタシは寝てないんだ。
なんで?
あんたの
でぇとってやつを考えてたら
朝になっちまってた。
フフッ。
何だい。何か おかしいのかい?
ううん 別に。何も おかしくない。
何だい…。
さっきから何 見てるんですか?
何でもない。
それより
コーヒーのおかわりは いいか?
(コップが割れる音)
(客)
オイオイオイ!まずいよ これ!
どうなってんだ これは!?
(店員)
お客様!お客様 大丈夫ですか?
(客)
オイ どうしてくれんだ これ!?
この服はな 父親の形見で
もう二度と手に入らないんだよ!
(店員)ですが お客様が…。
ハァ?俺が悪いって言うの?
大事な服 汚されて…
客のせいにするんだ。
どうなってんだ この店は!?
慰謝料 払え!
ひどい言いがかりだな。
オイ!そこの花魁みたいな奴
何見てんだ!?
粋じゃないねぇ!
え…?
何とか言えよっ!!
蔵地君…。
何だよ!?
蔵地 もういいから行こう。
あんた!いや あなた。
わざと落としましたよね?
そういう場合 店側から
悪質なクレーマーとして
訴えられますけど大丈夫ですか?
何だ こいつ…!!
(店長)ほら ほら ほら ほら ほら。
話 聞くから来て。
すいませんね。この人
常連のクレーマーなんですよ。
ななな…なな なな…!
あっぶね~…。
(泉美)
好きな子の前で頑張っちゃって…。
出ようか。
すいません
コーヒーおかわり下さい。
変に気使うの やめてください。
さっきのあんた
なかなか良かったよ。
あ…お前 もしかして
俺を試すために
いつものあれ 言わなかったの?
いつもの?
「粋じゃないねぇ」って。
何それ?
いや 何って お前がいつも…。
おおっ!大丈夫か?仙夏。
おい…おい…。
まさか 熱があったとは…。
体調が悪かったら
出かけなきゃ良かったのに。
(蔵地雄彦)
っていうか 俊輔と
出かけるのが楽しみで
一睡もしてないなんて
仙夏ちゃんらしいね。
うん そうなんだよな…。
蔵地殿。雄彦殿。
え…どうしたの?改まって。
実は 江戸に戻る方法を
見つけたんじゃ。
アハハ…またまた嘘でしょ?
ほんとだよ 3月11日。
たぶん
江戸にタイムスリップできる
161年に一度のチャンスなの。
えっ 11日って…
えっ えっ
あと9日しかないじゃない。
いやいや
そんなこと急に言われても…。
戸惑っている時間はない。
早くお仙に話さないと…。
いや ちょちょちょ…!
そんな突拍子もないことを
言ったらさ
あいつ ますます 熱 出すだろ。
突拍子もないだと?
だって そうだろ?
もう一度 江戸に戻れるなんて
聞いたらさ
いや そんな都合のいい話
ある訳ないじゃん。
戻れないという確証も
ないであろう!
現に 拙者もお仙も
時空を超えて ここに来た身だぞ。
それは…。
(雄彦)まあ…どっちみち
いま 仙夏ちゃん寝てるし
明日 体調戻ってから
きちんと話した方がいいよ。
分かったよ!
俺から仙夏に話すよ。
約束だぞ 蔵地殿。
うん…。
おはよう。
熱 下がったね。
おかげで
三途の川を渡らずに済んだよ。
相変わらず大げさだな。
あのさ 仙夏…。
次 いつにする?
ん?
次の でぇとさ。
アタシは すかいつりーに
のぼってみたい。
そこで 今度こそ あんたを
最終審査してやる。
一番高い場所から
この世界を見てみたい。
何だか こうやって
みんなで
夕食 食べるの久しぶりだねぇ。
1日ぶりだろ。
でも 元気になって
良かったよ 仙夏ちゃん。
蔵地殿。
(咳払い)
あのな 仙夏。実は話が…。
イヤー…!!
何だよ!?
何か アタシの頭に
変な棒が刺さってる!
いやいや…これ かんざしだよ?
どうしたの?
何だ かんざしか…。
(シャッター音)
仙夏 何やってんだよ?
何って こんなの着る機会ないから
ねっとで売ろうと思って。
いやいや…お前 これ
吉原でもらった大事な着物だろ。
ハッ…そうだった!
お前 大丈夫かよ…。
何それ?
お前の お決まりの挨拶だよ。
こんな事されても
全然 頭に入ってこないよ。
もう…お前も
どうしちゃったんだよ…。
熱出して
おかしくなっちゃったのかねぇ。
…にしてもさ 江戸だけの記憶を
忘れてくなんて おかしくない?
アタシだって よくわからないよ。
(寿乃)あ 俊ちゃん!これ見て。
仙夏さんの絵だけ
薄くなってるの。
それに名前も。
ほんとだ!
歴史のゆがみが出てるのかも。
歴史のゆがみ!?
タイムスリップ系の話で
よくあるじゃない。
主人公が未来にいすぎて
歴史が変わるくだり。
存在自体が消えちゃったりして…。
つまり このままいくと
江戸に仙夏ちゃんが
存在しなかったってことに
なるってこと?
だから 江戸の記憶が
抜け落ち始めてんの?
もう待てん。
お仙 拙者と一緒に江戸に帰ろう!
(寿乃)長兵衛さん!
お仙が ここにいるべき
人間でないのは明白じゃ!
それに あと6日しかないんだぞ!?
何の話だい?
どういうことですか?
だから決めたんだ。
俺が必ず蔵地君を忘れさしてやる。
全然 頼んでないんですけど…。
こないだ カフェで偶然
蔵地君と会った時
お前が悲しむ顔を見て
決心したんだ。
失恋の痛手が消えるまで
俺がとことん 付き合ってやる。
はぁ…。
(秋山)
社長 早速ですが ランチの候補を
ピックアップしてきました。
和・洋・中・アジア料理
今日のランチは
この中から好きなもの…。
社長 もっと直球で アプローチした方が
いいんじゃないでしょうか?
アプローチ?何のことだ?
ご自覚ないですか…。
え?
江戸に…帰れる?
そうじゃ。拙者と一緒に帰ろう。
俺は…帰ってほしくない。
蔵地…。
なぁ 仙夏。このまま一緒に…。
お主には聞いておらぬ。
この時代に残れば お仙は
どんどん 江戸を忘れてしまう。
それは つまり
過去を捨てることになるんじゃ。
最悪 それでもいい。
いいかどうかは
貴様が決めることではない!
まあ でも…急に
江戸か令和かって言われても
決めれないよね 仙夏ちゃんね。
決めた!
もう?
一緒に江戸で暮らそう。
蔵地!
へ?
アタシも蔵地と一緒にいたい。
だけど アタシだけが過去を
捨てるなんて納得がいかない。
スマホもテレビもない
江戸時代なんて
俺には無理だよ。
無理 無理 無理 無理 無理!
しかもさぁ おじさんと寿乃にも
一生 会えなくなるんでしょ?
お仙にも江戸に家族がいる。
それは…。
これで わかったであろう。
お主に意見する権利はないと。
お仙 この機を逃すと
親とも 吉原の仲間とも
一生 会えなくなる。
それでも良いのか?
それは…。
時間がないのじゃ。
考えろ お仙。
すべて忘れる前に
お主が決めるんじゃ。
数日後には この車ごと
拙者は江戸にいるんじゃな。
長兵衛さんは 仙夏さんみたいに
江戸を忘れないんだね。
今のところはな。
だが いつどうなるかは
分からない。
どうしてそんなに
必死になれるの?
お仙と一緒に
江戸に帰るためじゃ。
必死になるのは当然であろう。
でも 仙夏さんが好きな人は…。
(長兵衛)誰だろうと…。
関係ない。
拙者は お仙を連れて
江戸に帰って
一緒に暮らすのじゃ。
(寿乃)なんで?
ねえ どうして
そんなふうに思えるの?
いくら好きでも どうにもならない
ことって あるんだよ?
お仙に会いたいと
強く願っているうちにここに来た。
拙者の巻き物に どうにもならない
ことという文字はない。
もう いいよ。
なんかさっきから
調子が乗らないねぇ。
♪~(琴) え?
♪~(琴)
この曲さ。
仙夏さん 琴が
一番好きじゃないですか。
いいや。アタシは…。
♪~(Jポップ)
こっちの方がいい。
♪~(Jポップ)
違うだろ?
なあ 仙夏 もうこれ以上
何にも忘れないでくれ。
なに ムキになってんだい。
俊ちゃん ちょっといい?
え?ああ。
私 ずっとあれから
タイムスリップについて
調べてたんだけど 仙夏さんや
長兵衛さんみたいな人
他にも存在するみたいなの。
どういうこと?
例えば…これ。
江戸から来た和尚さんと
同居してた人がいるの。
その人の記録によると
出会った時は
高貴な和尚さんだったけど
現代に い続けた結果…。
え?わっ めっちゃ完全に
別人になってんじゃん。
江戸の記憶が消えちゃうと
江戸がつくった人格も
消えちゃうんだろうね。
じゃあ 仙夏から
この先どんどん
江戸の花魁が なくなるってこと?
全部消えちゃうのも
時間の問題かも。
そこの花魁みたいな奴
何見てんだ!?
だから あの時…。
♬~
蔵地君!
(泉美)ここにきて 仙夏さんが
江戸に戻れるなんてね。
で 蔵地君は どうしたいの?
俺さ ずっと人生
うまくいかなくて。
就職も決まらなくて。
たまにさ こんな時代に
生まれなきゃよかったって
思うんだよね。
でも 改めて考えると…。
今の生活を
絶対に捨てられない自分がいて。
だから 仙夏にも全部捨てて
一緒にいてほしいなんて
そんなこと考えること自体
わがままなのかなって。
蔵地君さあ
自分の立場 分かってる?
え?
今の仙夏さんが 好きなんでしょ?
あたしを振ってまで
選んだんでしょ?
だったらさぁ
絶対に仙夏さんの手を離さない。
それしかないでしょ。
春日さん…。
っていうかさぁ
恋愛なんて わがままになって
ナンボでしょう。
歴史に気ぃ使ってどうすんの?
そうだよね。
うん。
ありがとう 春日さん。
ありがとう。
はい。
♬~
ふぅ…。
はぁ…。
えっ!?汚ねぇ…。
(寿乃)うん。
寿乃…。
はい。
かたじけない。
もう協力してくれぬかと思った。
長兵衛さんといられるのも
あと少しだしね。
そうだな。
思ったんだけど
令和にいると 江戸のことを
忘れちゃうってことは
江戸に帰ったら 令和のこと
忘れちゃうってことだよね?
おそらく。
長兵衛さんも 忘れちゃうんだね。
うちで暮らしたことも
私のことも。
寿乃。
お主に出会えてよかった。
今 そういうの いいから。
言えるうちに 何度でも
礼を言いたいんだ。
俺がどれだけ
寿乃に助けられたか。
あ…い 今
長兵衛さん 自分のこと 俺って。
(長兵衛)やはり このままでは
拙者も江戸のことを
忘れてしまうのだな。
お仙のことも…。
めずらしいな。
そっちから誘うなんて。
なんか むなしくなっちゃって。
え?
10年も好きだったくせに
もう全然こっち見ないって
どういうこと?
自分がどれだけ失礼なこと
してんのか 全然わかってない。
(泉美)そりゃあね
あたしから振りましたよ。
でも 潔く振った分
やっぱり惜しいことしたなんて
後悔してもらえるんじゃ
ないかって…。
それを確かめたくて
わざわざ「おめでとう」って
言ったり 励ましたり。
ほんっと バカ。
この期に及んで
ちょっとでも期待した自分が
もう 嫌になっちゃった。
ああ~ むかつく。
こうなったら 今日は
いっぱい食べてやる。
帰る。
え?
自分がどれだけ失礼なこと
してるのか 分かってるのか?
いや でも とことん
あたしに付き合うって…。
お前から誘われたくらいで
ちょっとでも期待した
自分が 嫌になる。
また薄くなってる…。
自分を自分で鼓舞する
笑顔にする
仙夏の巻き物に
不可能の文字はないんだよ
アタシは アタシの命を
使い切りたい
この櫛 誰からもらったんだっけ?
時間がないのじゃ
考えろ お仙。
すべて忘れる前に
お主が決めるんじゃ
(父)お仙!
お仙!
せんか?
期待しているよ
仙夏ちゃん 少し休もうか?
今 頭 フル稼働してるでしょ?
そりゃあ 悩むよね。
確かに 江戸での暮らしは
つらいことも多かった。
でも いいところもあったし。
何より…自分のこれまでが
消えてしまうのが 怖い。
でも アタシが江戸に
戻ったとして
蔵地に忘れられたとしたら
それは もっと怖いんだ。
本来 そんなこと考える必要
ないのにね。
考えたところで
運命ってものには逆らえないし。
運命?
(雄彦)
普通は どんな時代に生まれて
どこで生きるかなんて
選べないでしょ?
だとしたら
江戸で生まれたアタシは
何のために
令和に来たんだろう。
(雄彦)さあねぇ…。
ひとつ言えるのは
俺たちは
仙夏ちゃんに会えてよかった。
それに尽きるけどね。
♬~
(直次郎)仙夏
そうか…。
あれ?今日 長兵衛君は?
朝早く出かけたみたいだけど。
(ドアが開く音)
(雄彦)あ 長兵衛君 おかえり。
(寿乃)えっ!?
貴様がやったんだろ!
なに なに なに…?
貴様が大八車を壊したんだろう!
うわっ!
この10年間 どんな思いをして
拙者が ここまで来たか。
何の努力もしていない お主が
あのようなことをするなど
卑怯であろう!
卑怯なのは お前だろ!
江戸を盾に 仙夏を自分のものに
したいだけのくせに!
161年に 一度しかない
江戸に戻れる好機じゃ。
必死になるのが当然であろう!
江戸なんてな
どうでもいいんだよ!
なんだと!?
江戸のどこがいいんだよ?
どう考えたって
こっち時代のほうがいいだろ。
便利だし平和だし安全だし!
そんなこと言っても
自分は ごまかせんぞ。
江戸で育ったからこそ
今のお仙があるんじゃ。
そんなこと お主も
とうにわかっておろう。
いくら見ないようにしても
自分の心は ごまかせんぞ。
お主が好きなのは誰だ?
江戸で育ったお仙であろう。
違うか?
もうよい。
こんなところには おれぬ。
お仙 行くぞ。
長兵衛!
やめろっ!
邪魔をするな!
邪魔する者は 斬り捨てるまで。
邪魔する者は 斬り捨てるまで。
やめて!
覚悟!
♬~
粋じゃないねぇ。
161年に一度が
なんだっていうんだい?
アタシには 関係ないよ。
お仙。
アタシは…
ここで 生きていく覚悟を
決めたんだよ。
それは お仙が 今
江戸を忘れかけているから…。
違うんだ 長兵衛。
アタシは 蔵地と
一緒にいたいんだ。
この想いは
誰が何と言おうと確かなんだよ。
長兵衛。
今まで アタシのために
よく頑張ってくれたね。
ありがとうござりんした。
♬~
♬~
(寿乃)
これじゃあ 江戸に帰れないね。
まさか 直すつもり?
ああ。
どうして?どうして
そこまでして 江戸に帰りたいの?
仙夏さんの事が 好きなんでしょ?
仙夏さんは 令和に残るって
言ってるんだよ?
もう二度と
会えなくなってもいいの?
好きだからこそだ!
今のお仙は 今だけのもの。
すぐに腑抜けになる。
でも…。
拙者は 令和にいて
江戸を忘れていく
お仙を見るのが 耐えられない。
だから…
拙者の好きなお仙を胸に
江戸に帰るんじゃ。
(寿乃)ごめんなさい。
え?
(寿乃)私がやったの。
寿乃?お主が…
これを?
ど どういうつもりだ!?
あれほど協力してくれたのに。
長兵衛さんが
あまりにも 一生懸命で…
だんだん
仙夏さんが羨ましくなって…。
気付いたら 私…どうしても
どうしても 長兵衛さんに
帰ってほしくなくて。
ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!
♬~
(美沙)泉美 あの話聞いた?
え?
鳥居社長 引退して
ここからいなくなるんだって。
いや まさか…。
ほら すでに業務の引き継ぎ
始まってるみたい。
うそでしょ。
寒っ。
また倒れられたら困るからな。
2回目のでぇとでも
倒れるなんて
そんな粗相はしないよ。
今日は 令和流で行こうかねぇ。
おお。
なあ 仙夏。
何で 令和に残ろうって決めたの?
自分が たいむすりっぷした理由が
分かったからさ。
どういうこと?
アタシは あんたに会うために
ここに来た。
♬~
たいむすりっぷした夜
アタシの心には
直さんへの強い思いがあった。
今思えば
直さんがいない世界から
抜け出したかったんだろうね。
そんなアタシに
神様が あんたを
引き合わせてくれたんだ。
♬~
きっと 強い思いが
奇跡を起こすのさ。
それに たいむすりっぷして
思ったんだ。
人間 どんな時代に
生まれようが関係ない。
江戸にいようが 令和にいようが
時代のせいにする人間は
たくさんいるだろ。
そうだな。
だから アタシは
令和を選んだんじゃない。
選ぶのをやめたんだ。
ここで あんたと出会った以上
あんたと
一緒に ここで生きていく。
吉原の時と 同じ。
アタシは
置かれた場所で 咲き誇るんだよ。
仙夏らしいな。
♬~
一番高い場所に
一番好きな人と
のぼれるなんて 嬉しいねぇ。
♬~
じゃあ 行こう。
蔵地?
なあ 仙夏。
俺は お前が好きだ。
だから 江戸に帰れ。
え?
江戸に帰れ 仙夏。
♬~
♬~
♬~