【名作照明ドラマ】ハルカの光(1)[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【名作照明ドラマ】ハルカの光(1)[字]

美しい名作照明の数々があなたの人生を照らす!照明オタクのハルカが、店を訪れる悩み多き人々にぴったりの照明を探し出す。心温まりちょっと知識も得られる異色のドラマ

番組内容
照明オタクのハルカ(黒島結菜)と店長西谷(古舘寛治)のもとを訪ねてきたのは電球が欲しいという、すし屋の大将(イッセー尾形)。しかし、ハルカは自身の強いこだわりから、大将を追い出してしまう。怒って帰った大将だが、なぜか数日後再び店を訪れる。実は最近妻が急逝して店が急に暗くなったところに電球まで切れてしまったのだという。そんな大将の目に留まったのは、フィンランドで生まれたというペンダントライトだった。
出演者
【出演】黒島結菜,イッセー尾形,山下容莉枝,田牧そら,水間ロン,足立智充,古舘寛治
原作・脚本
【作】矢島弘一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 電球
  2. ハルカ
  3. アアルト
  4. 普通
  5. ピカピカ
  6. 今日
  7. お鮨屋さん
  8. 個性
  9. 仕事
  10. 女将
  11. 色温度
  12. 西谷
  13. 大丈夫
  14. 男性
  15. 定義
  16. 洋介
  17. アルヴァ
  18. お願い
  19. お前
  20. お店

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(ハルカ)「ハルカの光」。

(洋介)別れたくない。

別れる理由がないよ。

ごめん。

え? なんで?
納得いかないよ。

俺のこと嫌いになったわけじゃないし
他に好きなやつができたわけでもない。

なのに別れたいって。

だって洋介くん
光のこと愛してないじゃん。

愛してるよ!
めちゃくちゃ愛してる!

足りない。 全然 足りない。

俺なりに愛してるよ。
じゃあ 光の定義 言ってみて。

へ?
光の定義 考えたこともないでしょ?

(洋介)そんなもん考えるか!

ほら なら無理。 私は一日中
光のことだけを考えていたいの。

私から光を奪わないで下さい。

もう いいわ。

♬~

(西谷)ハルカちゃんさ いや
さすがに この世の男性たちは

光の定義 考えてないと思うよ。

いたとしても
せいぜい ニュートンくらいかな。

あっ 私 ニュートンとだったら
結婚できるかも。

(笑い声)
そうか。

それにしても… いい光ですね~。

そうだね。 いい光だね。

ず~っと見てられるね。

何時間 見ていられるか やってみます?

ん~
いいけど お客さん来たら どうする?

この店 あんまりお客さん来ない店ですよ。
知ってました?

知ってる。 この店のオーナーだから。

西谷さんは
この子のどこが好きなんですか?

そうだな。
このドレープの… 形でつくられた

独特の 光の表情かな。

光の表情…。

ハルカちゃんは?

この子のどこがいい?

光の… 柔らかさ。

あ~ 色温度ってやつか。

はい。

色温度が低いと 柔らかく感じられて

逆に色温度が高いと 涼しい雰囲気になる。

それこそが 光の個性でもある。

見れば見るほど 感じれば感じるほど
その個性が愛おしくなる。 でも…。

(岡林)おい 電球あるかい?

誰もいねえの? お客さんだよ。

あっ いらっしゃいませ。
お~ おねえさん

電球 あるよな?

電球… 電球… う~ん…

それは難しい質問ですね。

ん? どういう意味?

電球 あるといえば あります。

ただ ないといえば ないです。

何 バカなこと言ってんだよ。

電気屋だろ。 電球ぐらい あるだろうよ。

現に ほら ピカピカしてんじゃねえかよ。

言い方! 今 ピカピカって言ったぁ!?

今 ピカピカって言ったぁ!?

2回 言った?

それ ピカピカって このお店じゃ
絶対に言っちゃダメなやつぅ。

あ~ 私 めっちゃ傷ついたぁ。

めっちゃ傷つきやすい性格ぅ。

めんどくせえのが出てきたぞ おい。

普通の電球で 100ワットって
言ってるだけなのに。

仕込みがあるんだよ。
もう普通の店 行くわ。

おとうさん!
ん?

ここ座って。

は はい。

おとうさん 今 仕込みって言いましたけど
何のお仕事してるんですか?

鮨屋です。
お~。

職人さんだ。
そうよ。

べらぼうよ。 もう40年 握ってらぁ。

なるほど。 じゃあ 聞きますけど

例えば 私が
おとうさんのお鮨屋さんに行って

カウンターに座ってすぐ
「タピオカ 下さい」って言ったら どう?

バカ野郎 お前
おととい来やがれ。 すぐ追い出すぜ。

だよねぇ?
じゃあ 私の気持ちも分かるはず。

さっき おとうさんが私に 電球くれって
言ったのは それと同じこと。

え? いや… 電気屋に電球って
その理屈が分からねえけど。

大同小異じゃねえか?

は? 漢字 ちょっと分からない。

あっ おとうさん 帰って。

おいおい おいおい!
そりゃ ねえだろ。

ここは おとうさんが望んでるような
お店じゃありません。

はい もう さっさと帰って。

だと思ったよ! 普通の店じゃねえんだよ
ここは! 本当に もう!

普通の電球が欲しい。
もう なんて店だよ! 二度と来ねえよ!

ありがとうございました。
何が 「ありがとうございました」だよ。

(ハルカの ため息)

電球一つ売れても 利益になるな…。

売ってほしかったですか?

あっ…。 やっぱり そうだ。

これ見て。
あっ おとうさん!

いやぁ 入ってきた時
どっかで見たことあると思ったんだよ。

♬~

♬~

(携帯電話のメッセージ着信音)

♬~

♬~ (携帯電話のメッセージ着信音)

♬~

あれ? お母さん 変だよ。 トレーナー。

(有香)え?

あっ ほら。

あら やだ。

(笑い声)

ハルカ。 笑わないで。

え?

見れば分かるでしょう。

今はまだ 笑わないで。

♬~

いや ほんとに ありがとうございます。

また お越しを。 おやすみなさい。

(ため息)

このお煮しめ おいしい~。

本当ですか? よかったです。

(ドアが開く音)

また 誰もいない。 お~い!

あっ いらっしゃいませ…。

とにかくよぅ 明るくしてくんねえか。

不便でしょうがねえ。
いらっしゃいませ。

どんなのがあるか
ちょっと中 見せてくれ。

何だよ。

売りもんも見せねえのかよ?

言っとくけどな
客がネタ見せてくれって言ったら

さすがの俺でも
仕入れたネタぐらいは見せるぜ。

お待ちしておりました。

最初から そう言えよ。

♬~

気になるもの あります?

どれもこれも なんか変わってるなぁ…。

あ~ 言い方!
変わってるじゃなくて 個性がある。

物は言いようだな。

おとうさんのお鮨屋さんは
どんなお店なんですか?

何の変哲もない 普通の店だよ。

その店をさ

明るくて品のいい女将が
切り盛りしてたんだよ…。

なるほど…。

ん? 過去形?

突然いなくなっちまったんだよ。

この世から。

女将がいなくなった途端に
急に店の中が暗くなっちまってさ。

おまけに電球まで切れやがったんだよ。

困ったもんだよ。

もしかして女将さんって おとうさんの…。

♬~

この子は アルヴァ・アアルトという
建築家が手がけた照明です。

アルヴァ・アアルト。

地元のフィンランドでは

彼の名前を 知らない人は
いないんじゃないでしょうか。

そんなに有名なのか?
はい。

でも どうかね これは
うちの店には ちょっと小さくねえか。

まぶしいぐらいじゃないとダメなんだよ
店の中は。

じゃ 試してみます?

♬~

実は この子が生まれた背景には

アアルト 一人ではなく

もう一人 関わっている人物がいるんです。

何だよ。 よそ様の力 借りたってわけか。

じゃ 値打ちも半分だな。

その人の名前は

アイノ・アアルト。

妻です。

この子は いわば夫婦が一緒に作った照明。

二人は長い年月

同じ建築事務所で働きました。

どちらかが目立つことはせず

どんな時でも どんな場所でも
あくまで共同。

これを生涯 貫いていました。

でも 残念ながら彼女は

55歳という若さで
この世を去ってしまったんです。

でも 妻として 仕事のパートナーとして

夫と共に 生涯を幸せに生きた…。

私は勝手に そう思ってます。

ふ~ん

まあ 感傷に浸るような話は
好きじゃねえんだよ。

でも
この光は… あたたかさが あるんだよな。

お目が高い。

なぜ あったかいんだ…?

接合を施さず

一枚の真鍮から形づくられる

この彫刻的な佇まいは

使い込むほどに 味わい深くなる。

この子は決して派手ではありません。

でも この子が持つ独特の曲線と
真鍮特有の黄色い色合いが

あたたかみに満ちた光を生み出す。

それは きっと
人が集まる光なんだと思います。

はい ご丁寧な説明ありがとうございます。

ただ もう少し時間くんねえかな。

こいつがね うちの店に合うかどうか
まだ しっくりこねえんだよな。

じゃ お試しで使ってみます?

試しで使ってみて
もし お店に合わなければ お返し下さい。

(電気のスイッチを入れる音)

うん。

人が集まる光か…。

かあちゃんだよ…。

おかげで
みんな この店に来てくれたよ…。

ありがとな…。

ご自宅では 仕事を切り離して

プライベートな時間を
大切にしてほしいんです。

光を有効に使うと よりリラックスして
過ごすことができると思うんです。

ごめんください。 おう!

あっ いらっしゃいませ。

この間 なんとかアアルト ありがとな。

あっ お気に召して頂けました?

あんたたちが言ってることが
分かったよ。

今日は 支払いに来たんだ。

よかった。 ありがとうございます。
いや こちらこそだよ。

でも なんで?
ん?

なんで また
うちに来て頂いたんですか?

だって最初 あんなに怒って帰られたのに。

うん だよな。

俺はね 自慢じゃないけどね

40年だよ ネタのことだけ考えて
生きてきた男だよ。

で この間 店 出てね
ちょっと考えたんだな。

あのお嬢ちゃんな 俺と同じ思いで
仕事してるんじゃないかって。 あ~。

あれ 若いのに大したもんだよ。

まるで売り物を
我が子のように扱ってるよ。

俺も そうなんだよ。
はい。

それじゃあ もう一回
来ようかなと思ったんだよ。 ああ。

例えば この子なんて いかがでしょう?

絶対 買うよ。
(笑い声)

あ~ かわいいなぁ。

お前は どうして
こんなに かわいいんだ?

おい よし よしよし。

えっ… 何か?

いやいや…。
手入れのしかたが斬新だなと思って。

えっ それ 褒められてますよね?

もちろん。 で ハルカちゃん。

今日 ご飯でも どう?

え? どうしたんですか!? 急に。

だって 今日
ハルカちゃん ここに来て1年だから。

え? そうでしたっけ?

そうだよ。 え? 覚えてないの?

はい。 私 基本的に記念日とか
どうでもいいタイプなんで。

ってか 西谷さん よく覚えてましたね!

はい。 私 基本的に記念日とか
ものすごく大事にする人なんで。

いや せっかくだから
大将のお鮨屋さん 行こうよ。

え! いいんですか?
いいよ。

ほら あの子が大将のお店を
どう灯してるのか それも気になるし。

そうですね。

は~ 楽しみ!

何か あったのかな?

う~ん。 大丈夫じゃないですか?

「また戻ってきます」って
ここに書いてあるし。

あの おとうさんが
お店を閉めるとは思えません。

そっか。 そうだよね。

で ご飯どうする?

う~ん。

楽しみは取っておきましょう。

また おとうさんが お店を再開した時に
ごちそうして下さい。

え~ どっか行こうよ~。

♬~

さあ

いこう いこう。

なあ 40年間
働かせすぎたね。

♬~

ほら~

あったかいだろ。

ありがとう…。

泣いてねえよ バカ野郎…。

今日で1年か…。

よろしくお願いします。

ぜひ保険を
見直して頂けないでしょうか?

よろしくお願いします!

(男性)え? だったらさ

今夜 お酒つきあってよ。

え?

(男性)それなら考えてもいいよ。

♬~

大丈夫ですか?

え? あ… ど どうしました?

え? どうしよ。

え~ どうしたらいい?

<どん底だった私を救ってくれたのは

この子の光だった>

<あの10年前の寒空の日と同じ光が

私の目の前にあった>

<ここは決して海が近いわけじゃない。

空気が澄んでるわけじゃない。

でも 間違いなく 私が知ってる光…

希望の光だった>

お父さん 大丈夫でした?

恋人です。

そこまでして結婚に こだわる必要が
あるのだろうかって。

こだわろうよ。
一緒になろうよ!

すてきなお二人だなって思ったんです。