遺留捜査 #2[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

遺留捜査 #2[解][字]

<特対>に新たなクセ者刑事が加入!そんな中、外食産業のキャリア女性が殺された…鍵を握るのは<パペット>と<幻の銘酒>!?糸村が古びた人形から紐解いた、衝撃の真相とは!?

詳細情報
◇番組内容
全国チェーン居酒屋社員・姫野美那子(加藤貴子)が殺害された。美那子の持つ古いパペット人形が気になる糸村(上川隆也)は、独自の捜査に乗り出す。特対に新加入した沖田悟(戸塚純貴)が糸村のマイペースぶりに驚く中、美那子が事件当日に老舗酒蔵の若社長・野澤ひかり(阿部純子)と会っていたことが判明。美那子は業務提携を持ちかけていたが、ひかりはそれに猛反発していたようで…!?糸村がパペットから紐解いた、切ない真実とは…!?
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、戸塚純貴、宮﨑香蓮・甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】阿部純子、加藤貴子、中西良太、兵頭功海 ほか
◇脚本
大石哲也
◇演出
長谷川康
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『風を待って』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、谷中寿成(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2021/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 姫野
  2. 御所車
  3. 鞍馬酒造
  4. 糸村
  5. パペット
  6. お酒
  7. 雨宮
  8. 京和ダイニング
  9. 自分
  10. お嬢さん
  11. 酒米
  12. 沖田
  13. 中村
  14. 先代
  15. 肥後
  16. 姫野美那子
  17. 平安錦
  18. 業務提携
  19. 路花
  20. 酒蔵

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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…思い出があるから

めちゃくちゃ美味しいです 今。
あっそう。

(岩永 純)
《ねえ 僕ね…》

《話してみてよ》

(純)《うん 僕の夢》

♬~

(話し声)

♬~

(石井妙子)今日も
頑張ってやらないとね。

(妙子)ああっ!
(一同の悲鳴)

(パトカーのサイレン)

♬~

(カメラのシャッター音)

♬~

(路花)ねえ
今日から うちに

新人が来る事になってるんだけど
見てない?

いいえ。 初日から遅刻なんて
いい度胸してますね。

来たら
ビシッと締めてやりますよ。

(糸村)ご苦労さまです。

(沖田 悟)おはようございます!

糸村くん 遅い!
お構いなく。

…って こっちは誰?

本日付で 山科北署から

特別捜査対策室に
配属になりました

沖田悟です。
よろしくお願いします。

来るの遅い! 緊張感なさすぎ!

(沖田)すいません。
今日から本部で働けると思うと

興奮して 眠れなくって。

あっ!

(司会)それでは
フリータイム スタート!

私 やっぱり 帰る。
えっ?

ちょ ちょ ちょ ちょ…。
今さら 何 言ってるんですか?

だって この婚活パーティーの
参加資格 30歳まででしょ?

すいません
日本酒ください。 冷やで。

(店員)かしこまりました。

日本酒 好きなんだ?
ええ まあ…。

一緒に飲まない?

私なんかでよければ…。

はい?
(沖田)あの…

30歳以下じゃ… ありませんよね?

あっ 僕は平気ですけど…。

あっ あの時の…!
それ以上しゃべったら殺す…!

はい…。

知り合い?
えっ? いいえ。

うわあ… 初日から殺人事件なんて
緊張するなあ。

遺体の身元は?
はあ?

被害者の名前は 姫野美那子さん。

外食産業の
京和ダイニングに勤める社員。

死亡推定時刻は?

昨夜の8時から10時の間。

後頭部を鈍器のようなもので
殴られ ほぼ即死。

…って お前 何様だよ?

ここは 会社の施設か何かですか?

店で提供するメニューを開発する
キッチン工房だそうよ。

姫野さんは その責任者。

へえ~ そうなんだ。

おい 踏むな!
そうじゃなくて ちょっと…!

そういう報告をするのは
あんたの仕事だからね!

了解です。 …あれ?

遺留品 調べてるんですか?
ええ。

何か手掛かりありました?

あっ…。

えーっと 昨日の予定は…

午後5時
鞍馬酒造社長との打ち合わせ。

ふ~ん。

あの… 鞍馬酒造っていうのは?
ああ…。

御所車というお酒を造っている
老舗の酒造会社ですよ。

(妙子)今 うちが
業務提携を持ちかけてて

姫野さんが
その交渉を担当してるんです。

じゃあ その打ち合わせのあとに
事件に巻き込まれた…。

それ ちょっと気になりますね。

雨宮 こいつ うざい!

(雨宮)おい 沖田
ちょっと こっち来いよ お前!

あの… すみません。

この人形 見覚えありませんか?

いいえ…。

姫野さんって
お子さん いらっしゃいました?

(妙子)さあ…。
いないと思いますけど。

そうですか…。

なら なんで こんな人形を…。

♬~

なんですか? これは。

なんですかって
鑑定に決まってるじゃないですか。

決まってる?
私も たくさん仕事が決まってる。

だからね こういうのをね
やってる時間はないの。

大丈夫。 あんな事 言ってるけど
村木さん 本当は頼れる人だから。

大船に乗ったつもりで
待ってればいいと思うよ。

うん。

では お願いします。

(ドアの開閉音)

ああ もう!

糸村さんって
本当 勝手だよねえ。

そう思う? 思うよね!

私ね 便利使いされてるの
あの男に。

(中村 尚)姫野さんが殺された…!?

昨日 こちらの社長さんと

打ち合わせされたんですよね?
(中村)ええ…。

その社長さんと
お話しできますか?

あっ…。

(野澤ひかり)社長は私ですけど。

えっ!? あなたが?

野澤ひかりと申します。

2年前 先代が病気で亡くなり

お嬢さんが
後を継いだ次第でして…。

姫野さんとは どんな話を?

業務提携の話

お断りするつもりだと
お伝えしました。

(姫野美那子)あなたも頑固ね。

御所車の売れ行きは
年々 落ちてるのよ。

うちと組めば 最低でも
倍以上は売れるわ。

販売ルートなら
私が なんとか開拓します。

営業経験もない あなたに
何ができるの?

経営者なら
従業員の方たちの事も考えなさい。

あなたの独り善がりで

せっかくのチャンス
潰していいの?

(ひかりの声)確かに
あの人の言ってる事は

正論かもしれないけど

御所車は その昔
皇室にも献上されていた

伝統と格式のあるお酒です。

宅配で飲めるような 手軽なお酒と
一緒にされちゃ たまりません。

(衝撃音)
(諏訪剛志)平助さん!

(肥後平助)アイタタ…。

(諏訪)もう… 年なんだから
無理しないでくださいよ。

(肥後)うるせえなあ。
ちょっと 腰ひねっただけだよ。

また 腰ですか? 大丈夫ですか?
ああ…。

ここが酒蔵なんですね。

うん いい香りだ。

あの 御所車って
幻のお酒と言われてるそうですね。

ハハ… まあな。

誰だか知らねえけど
一杯 飲んでみるか?

(諏訪)どうぞ。
ありがとうございます。

♬~

ふ~ん。

果実のような
独特な香りがしますね。

ヘヘッ。

御所車は 江戸時代に造られていた
祝い酒でして

それを 先代が
現代によみがえらせたんです。

随分 ご苦労も
なさったんでしょうねえ。

何度やっても
失敗続きだったそうですが

それでも諦めず
先代は やり遂げたんだそうです。

ねえ 平助さん。
ああ。

だから この酒は尊いんだ。

ふ~ん。

♬~

あっ 糸村さん!
何 お酒なんか飲んでるんですか。

おいしいですよ これ。

杜氏の平助さんの
おすすめなんです。

よかったら
神崎さんもいかがですか?

えっ…。
あっ そうだ。

友人にも飲ませてあげたいので
よかったら 少し分けて…。

駄目ですよ!
私たち 捜査に来てるんですよ。

捜査って… あんた 警察の人か?

すみません。

京都府警の糸村と…。
神崎です。

ああ…。

(雨宮)
京和ダイニングさんといえば

全国チェーンの居酒屋で
有名ですよね。

(尾崎孝一)ええ。 でも ここ数年
業績は右肩下がりでしてね。

今は テイクアウトや宅配事業に
力を入れてるんです。

姫野くんは そのメニューを決める
責任者でした。

彼女が うちの料理に合うのは
日本酒だと譲らなくて…。

(尾崎)交渉が難航してる?

先方の社長が
業務提携に難色を示してまして…。

あまり時間がかかるようなら
提携先 変えるか?

いえ 大丈夫です。

こっちには切り札がありますから。

その切り札っていうのは?

(雨宮)姫野さん とても
仕事熱心な方だったようです。

宅飲み用のお酒も
かなり時間をかけて探し

御所車にたどり着いたとか。

そこまで入れ込んでたんだ。

ただ こだわりが強い分

社内では いろいろと
衝突してたみたいですね。

鞍馬酒造の社長も

業務提携は断るつもりだと
伝えていたそうです。

でも 姫野さん 上司には

交渉の切り札があると
伝えていたらしいぞ。

何よ? その切り札って。
いや… そこまでは まだ…。

もしかしたら

それが事件の鍵を
握ってるかもしれないわね。

姫野さんの最近の動き
探ってみて。

はい。
私も もう少し

鞍馬酒造の周りを調べてみます。
うん お願い。

あの ところで 糸村さんは?
まだ 何か調べてるんですか?

…ええ。 彼なりに 一生懸命にね。

はあ…。

あのね 村木さんが
調べてくれたんだけど

僕ね 経年劣化から見て

15年ほど前に
作られたものらしいよ。

うんうん うんうん。

それとね
一部に付着している染みだけど

これは… はい
料理の調味料だってさ。

それもね
ニョクマムとか 五香粉とか

一般では
あんまり使われないもの。

なるほど…。

で このパペットの
出どころに関しては…?

あのね ごめんね!

これで手いっぱいだって。
いや できれば

そちらを調べて頂けると
ありがたいんですが…。

君さ 村木さんの仕事にケチ…。

(手をたたく音)
ごめんなさい…。

いつまで遊んでるんですか?

はい 糸村さん。
えっ?

画像検索したら
サクッと出てきました。

あれ?
そのパペット

天草桐子さんという

京都在住の有名な人形作家が
作ったものです。

「人形作家 天草桐子」

ありがとうございます!

へえ~。

糸村さん 何 調べてるんですか?

ちょっと このパペットについて。
ありがとうございました。

(沖田)パペット? 糸村さん?

あの… なんで 糸村さん
あんなもの調べてるんですか?

あんなものしか調べないのが
糸村さんなんです。

あの… 何 言ってるのか
全然わかんないんですけど。

だから 誰も調べないようなものを
調べる…。

っていうか 誰!?

あっ… 新しく特対に配属された
沖田です。

(村木)いずれ 君も
あの人の変人ぶりに

迷宮をさまよう事に
なるだろうねえ!

アハッ アハッ…。
うわあ…。

なんか 嫌な予感しかしないな…。
(綾子)何か?

あいつ 私の話 してなかった?

別に 何も…。

どうかしたんですか?

ううん。 だったら いいの。

♬~

(肥後)お嬢さん。

あっ…。

どうかしたんですか?

ううん。 なんでもない。

おやすみなさい。
あっ…。

♬~

(雨宮)京和ダイニングの姫野さん

最近 何度か
こちらに顔を出してますよね?

(丹羽雄介)ああ…。

鞍馬酒造さんとの
業務提携を考えてるので

よろしくお願いしますって。

京和ダイニングの
姫野美那子といいます。

よろしくお願いします。

(雨宮)こちらで作っている
酒米の平安錦

全て鞍馬酒造さんに
卸されてるんですよね?

ああ そうです。
元々 うちの親父が

先代から
ぜひにって頭下げられて

それで作り始めた酒米ですから。

じゃあ 挨拶だけって事は
ないですよねえ。

姫野さんから いろいろ
頼まれたんじゃないですか?

いや ですからね うちは

鞍馬酒造さんとは
先代からの付き合いなんですよ。

それが代替わりしたから
っていうて

そう簡単に
裏切るわけにはいきませんよ。

裏切る?
それ どういう意味ですか?

いや…。

姫野美那子さんって方
いらっしゃいませんでした?

(天草桐子)姫野さん…。

いやあ ちょっと覚えてないわね。
う~ん…。

あの これは…?

あっ 顧客ノート。

オーダーしてもらった
お客さんや お得意さんの

連絡先を記録してるの。

それ 拝見できませんか?

♬~

(迫田)ひかりちゃんのお母さん
小さい頃 病気で亡くなってね。

親父さんが
男手一つで育てたんだ。

(迫田)だからこそ

親父さんが築き上げた御所車の
ブランドを守らなきゃって

必死になってるんじゃないかな。

そうだったんですね…。

ただ
ひかりちゃんが後を継いでから

御所車の味が変わっちゃってさ。

評判が いまひとつなんだよね。
えっ?

(中村)確かに
御所車の味が変わったと

お得意様からも
ご指摘は受けてます。

もしかして

京和ダイニングの姫野さんも
その事を ご存じだった?

ええ。

うちが取引している酒屋から
話を聞いて回ってました。

その事もあって
みんな 弱気になってたんです。

今のままじゃ
しんどいんじゃないかって…。

だからって
居酒屋チェーンに卸すなんて…。

それこそ うちの常連さんの信頼を
失ってしまうわ。

失礼します。

雨宮さん?

(雨宮)野澤ひかりさんですね?

先ほど こちらに酒米を卸している
丹羽さんに話を聞いてきました。

京和ダイニングの姫野さん

丹羽さんに 酒米の買い取り話を
持ちかけていたそうです。

こちらで作っている酒米
うちで 一括で買い取るとしたら

おいくらぐらいに
なるでしょうか?

あなた
その話を丹羽さんから聞いて

随分 お怒りになったそうですね。

(ひかりの声)冗談じゃないわ!

うちのために作ってもらってる
平安錦 横取りするつもり?

京和ダイニングとは
絶対 取引しないでください。

で ご近所に聞き込みをしたところ
一昨日の深夜

あなたが戻ってくるところを見た
っていう人がいたんですよね。

ひかりさん
あなた 事件の起こった夜

どちらに出かけていたんですか?

それは…。

(荒い息)

(中村)お嬢さん! 誰か!
(雨宮)ひかりさん!

ひかりさん 大丈夫ですか!?

(荒い息)
ひかりさん!

(富樫雄大)君の悩みは何?
僕にだけ教えてくれないか?

こういうのを
パペットセラピーって言うんです。

パペットセラピー?

パペットを使う事で
自分の口でしゃべるよりも

内面を引き出しやすくなる
という効果が期待できるんです。

なので うまく
自分の気持ちを表現できない方に

セラピーの一環として
使ってまして。

なるほど…。

これは…

15年ほど前 私が診ていた男の子に
渡したものです。

はあ…。 差し支えなければ

そのお子さんのお名前
教えて頂けませんか?

う~ん…
岩永純くんという男の子です。

はあ…。 その岩永純くん

どんな
お子さんだったんでしょう?

(富樫の声)彼は 当時

中学生になったばかり
だったんですが

学校になじめず
不登校になってたんです。

こんにちは 純くん。

こんにちは…。

(富樫の声)彼は 学校に行けない
自分を責めてました。

クラスの友達は みんな
夢や目標を持って生きている。

なのに 自分には何もない。

そんな自分が
生きている価値なんてあるのか

…と自問自答してました。

(富樫の声)思春期というのは
自己肯定感が低くなりがちです。

彼の場合も そうでした。

それで 岩永純くん 今は何を?

事故で… 亡くなりました。

(富樫の声)彼が16の時でした。

カウンセリングを続ける事で

少しずつ 外に出られるように
なったんですが…。

糸村さんは それをどこで?

あっ… 姫野美那子さんという方が
持っていたんです。

姫野美那子さん…。

ご存じありませんか?

(中村)お嬢さん 幼い頃
心臓に病気を抱えてたんです。

心臓を?

今は もう普通に暮らしてますが
あまり無理はできない状態で…。

そうだったんですか…。

お父さん お願いします!

お酒 造らせてください!

(中村の声)お嬢さんが
酒蔵を継ぎたいと言い出したのは

高校を卒業する少し前でした。

(野澤耕介)娘のひかりがな

蔵 継ぎたいって
言うてくれたんや。

社長 おめでとうございます!

それは おめでとうございます。

乾杯!
(一同)乾杯!

(中村の声)
先代 すごく嬉しそうでした。

でも この仕事は
体力も必要だし 気苦労も多い。

お嬢さんの体の事を考えると
むちゃはさせられません。

だから 先代は

事務の手伝いぐらいならと
酒蔵で働く事を許可したんです。

先代が亡くなり
お嬢さんは お嬢さんなりに

御所車を守ろうとしてるんだと
思います。

でも このままじゃ 先は見えてる。

鞍馬酒造が生き残るためには

京和ダイニングとの業務提携しか
道はないんです。

(路花)味が変わったって事は
仕込みが悪かったのかしらね?

原因はわかりませんけど
代替わりしてすぐですからね。

ひかりさんが
意地を張っていたのは

自分の力で 顧客の信頼を

取り戻したかったから
かもしれません。

それにしても この情報
姫野さんも知ってたんでしょ?

なのに なぜ 酒米まで
買い占めようとしたんだろう?

業務提携というより
鞍馬酒造の弱みにつけ込んで

乗っ取ろうとしたとは
考えられませんか?

それに気づいた ひかりさんが

思い余って 姫野さんを殺した?
ええ。

(ドアの開く音)

ただいま戻りました。

糸村くん! どこ行ってたの!

あっ… このパペットと

姫野美那子さんの関係を
調べてました。

で 何か わかったんですか?

このパペット
姫野さんの息子さん

名前は純くんっていうんですけど

その子の形見だったんです。

姫野さん 結婚されてたんですか?
はい。

ただ 純くんを産んだ3年後には
離婚しています。

純くんは
父親に引き取られていました。

離婚の原因は?

うーん… それは まだ。

でも まあ よかったじゃない?
謎が解けたから。

これで
こっちの捜査に全集中できるわね。

佐倉さん このパペットは

純くんのセラピーに
使われていたものなんですね。

セラピー?
はい。

だったら
姫野さんは これを持ってて

何に使うつもり
だったんでしょう?

そりゃ 形見なんだから

大事に持ってただけ
なんじゃないの?

それ以上
なんの意味があるっていうのよ。

そうでしょうか…。

(ドアの開く音)
(雨宮)つかみました! 有力情報。

犯行現場付近の防犯カメラを
片っ端から確認したところ

ある人物が映っていました。

(路花)肥後平助さん。

あなた 事件当夜の8時頃

京和ダイニングの
キッチン工房の近くにいましたね。

あなた 姫野美那子さんに

会いに行ったんじゃ
ありませんか?

(雨宮)ここ数年

御所車の味が変わったと
言われてるそうですね。

酒の味についての責任は

杜氏である
あなたにありますよね。

この事で 姫野さんに

問い詰められたんじゃ
ありませんか?

例えば
杜氏を辞めるよう言われたとか。

肥後さん 正直に話してください。

(路花)姫野さんを殺害したのは
あなたなんですか?

そうじゃないんじゃないかな…。

(沖田・莉緒)はあ?

(路花)引退を覚悟してた?
はい。

パペットの事を調べてる
途中だったんですが

どうしても
気になる事があったので

平助さんに
話を聞きに行ったんです。

気になる事?

(肥後)確かに この1~2年
御所車の味は変わってる。

それは ひかりさんに
代替わりしたから…?

いやあ お嬢には関係ない。

味が変わったのは 俺のせいだ。

俺の酒造りの勘が衰えたからだ。

そうなった以上は
潔く 足を洗うさ。

そんな平助さんが

お酒の味が変わった事を
責められたくらいで

人を殺したりするでしょうか?

じゃあ
なんで 黙秘を続けてるんです?

自分が犯人じゃないなら

そう 主張すれば
いいじゃないですか。

もしかして…

ひかりさんを
かばおうとしてるのかも。

では 僕は引き続き
パペットの事を調べてきます。

えっ? ほら 行っちゃいますよ。
いいんですか?

いいわけないでしょう。
でも 言って聞く相手じゃないの。

聞かないって
あり得ないでしょ…。

神崎 明日 もう一度
ひかりさんと話をしてみて。

はい わかりました。

なんですか? これ。

えっ…?

恐らく 肥後さんは
あなたを犯人だと思ってる。

だから あなたをかばって

本当の事を言わずにいるんだと
思います。

ひかりさん
本当の事を話してくれませんか?

事件の起こった夜 あなた
どこに行っていたんですか?

(諏訪)お嬢さんが
そう言ったんですか…。

ええ。

(諏訪)確かに あの夜

私とお嬢さんは
三木酒造に行きました。

目的は
古酒の製造を見学するため?

はい。

(諏訪の声)
お嬢さん 御所車を熟成させて

古酒にできないかって
考えてたんです。

だから
商品として成り立つかどうか

一緒に確かめてほしいって
頼んできたんです。

どうして その事を
みんなに隠してたんですか?

それは… お嬢さんが
古酒造りをためらってたからです。

万が一 失敗したら

鞍馬酒造の存続に
関わりますから。

それに…。

なんです?

お嬢さん 恐れてるんです。

周りの人に 自分の夢を
受け入れてもらえなかったら

どうしようって…。

♬~

(岩永裕太郎)俺たち
学生時代からの付き合いでね。

結婚してすぐに
純が生まれたんだけど

ちょうど その頃 美那子に

東京支店への転勤話が
持ち上がって

あいつ 自分の力を試したいって
単身赴任したんです。

それで 純くんは岩永さんが?

(岩永)うちには両親がいたから。

でも 結局 それが原因で
うまくいかなくなって それで…。

実は 亡くなった美那子さんの
かばんの中に

こんなものが入っていたんです。

(岩永)これ 純のものですよ。

この人形 パペットセラピーに
使うものだと聞きました。

美那子さんも これで

セラピーか何かを
していたんでしょうか?

さあ…。 この間 会った時には
そんな話 してなかったけど。

最近 お会いになったんですか?
純の命日だったんです。

そういえば あの時

あいつの知り合いが
客で来てたな…。

(路花)肥後さん あなた

ひかりさんをかばって
黙秘を続けてるんですね?

もし そうなら 事件があった夜

ひかりさんは諏訪さんと一緒に
三木酒造に出向いてました。

えっ…?

彼女には ちゃんと
アリバイがあったんですよ。

肥後さん
やっと しゃべってくれた。

事件が起こった日 肥後さん

姫野さんが ひかりさんを
厳しく責め立てるところを

見たんだそうよ。

お父さんたちが造り続けてきた
お酒を守っているだけじゃ

夢も希望も育たない!

あなた 本当にそれでいいの?

そして その夜
ひかりさんがいない事に気づき

心配になり 京和ダイニングまで
様子を見に行った。

でも キッチン工房の明かりは
消えていて

安心して そのまま帰った。

ところが 翌朝
姫野さんが殺されたと聞いて

もしかしたら ひかりさんが… と
思い込んでいたそうよ。

いや でも それで肥後への疑いが
消えたわけじゃありませんよね。

いや まあ でも
犯人じゃないんじゃないか?

いや そもそも あの人が怪しい
って言い出したのは

アメミヤさんじゃないですか。

容疑者と犯人は違うだろ!
俺 アマミヤ!

アメミヤさんが いつもね…。
(雨宮)アマミヤ!

はいはい! そこ もめない。

(携帯電話の着信音)
んっ?

あっ…。

もしもし? 糸村さん?

あっ 神崎さん?

ちょっと調べてもらいたい人が
いるんですけど…。

京和ダイニングの姫野さん?

最近 京いわながっていうお店で
会ってますよね?

ああ…。 会った 会った!

その時 姫野さんと
何か お話ししてますよね?

(迫田の声)よその酒蔵で

平安錦を使った酒を造ってる
っていう噂を聞いてさ。

平安錦を使った酒を?

(二宮)
皆さんご存知の
あの大きな洗剤の中身は

約7割が水だったんです

(主婦達)ええ~っ! (主婦A)ほとんど水

はい ほとんど水です
あんなに重かったのに!?

ほとんど水 運んでます
(主婦B)きちんと測ってたのに!?

ほとんど水 ショック~

まあ…そうなりますよね

だから 《脱!ほとんど水洗剤》

《はい どーん! 新NANOXは 約7割が

洗濯成分で 濃いーの》

<5大汚れを最強洗浄!>

汚れを落とすなら? 「ナノック~ス」

(中村)なんですか? 急に…。

ちょっと こちらの酒米を
調べさせてもらいますから。

えっ?
沖田。

(沖田)あっ はい。

(綾子)これ 鞍馬酒造に卸された
平安錦の鑑定結果です。

平安錦100パーセントのはずの
ところ

約10パーセントほどですが

各地で大量生産されている酒米が
混ざっていました。

言ってみれば
これは典型的な産地偽装。

(路花)あなたの倉庫から

姫野美那子さん殺害に使われた
凶器が見つかった。

姫野さんを殺害したのは
あなたね?

(美那子の声)
こちらで作っている酒米

うちで 一括で買い取るとしたら

おいくらぐらいに
なるでしょうか?

姫野さんは よその酒造会社が

平安錦を使ったお酒を造っている
という話を聞き

調査を始めた。 そして…。

(美那子)あなた
鞍馬酒造さんに卸すはずの平安錦

横流ししてたわね?

御所車の味が変わったのは
鞍馬酒造さんのせいじゃない。

あなたが
足りなくなった平安錦の代わりに

よその産地の酒米を
混ぜていたからよ!

それは…。
この事は

鞍馬酒造さんに報告して
酒米の鑑定をしてもらいます。

(丹羽)
ちょ ちょ… 待ってください!

今後
こんな事は二度としませんから

だから この事
黙っててもらえませんか?

食の仕事に携わる人間として
あなたを許すわけにはいかない。

恥を知りなさい。

♬~

(殴る音)
(美那子)うっ…!

鞍馬酒造の先代が亡くなって

もう 酒米を卸す義理も
なくなったんですよ。

俺が自分で作った米
どうしようが勝手でしょ!

それに あんな…
あんな小娘が 酒蔵 継いだって

うまくいくわけないんですから!

鞍馬酒造の人たちはね
御所車の味が変わっても

あなたの事を
1ミリも疑ってもいなかった。

あなたの事を
心から信頼してたからよ。

あなたは そんな あの人たちの
思いを裏切ったのよ!

♬~

(足音)

京和ダイニングとの業務提携
決断されたそうですね。

ええ。 その代わり

経営は全て
中村さんたちに任せる事にします。

えっ?

いずれは 京和ダイニングの傘下に
収まるんだろうし…。

そしたら 中村さんのほうが
うまく立ち回れるはずです。

結局 姫野さんの思いどおりに
なっちゃった…。

ひかりさん。

3分でいいんです。
僕に時間を頂けませんか?

えっ…?

このパペットは 殺害された際

姫野さんが
手元に持っていたものです。

なぜ こんなものを持っていたのか
ずっと気になっていたのですが

ようやく その訳がわかりました。

このパペットは 亡くなった
息子さんの形見だったんです。

形見…?

はい。
姫野さんの息子さん 純くんは

中学に上がった頃から
不登校になってしまいました。

(糸村の声)自分の周りの友達は

皆 目標や夢を持って
生きているのに

自分には何もないと
思い悩んでいたそうです。

このパペットは そんな純くんが
気持ちを吐き出せるように

カウンセラーの先生が
手渡したものだったんです。

その純くんって子
なんで 亡くなったの?

交通事故だったそうです。

(糸村の声)事故に遭ったあと
病院に搬送された時に

すでに純くんは
脳死状態だと判定されました。

だから 純くんの父親は

臓器提供のドナー登録をしていた

純くんの願いをかなえたんです。

ちょっと待ってください…。
それ いつの話ですか?

今から12年前 1月の事です。

それって 私が
心臓移植手術を受けた時と一緒…。

まさか
その子の心臓が私の中に?

♬~

あとになって その事を知った
姫野さんは

なんの相談もなく
臓器提供に同意した父親に

激しく抗議したそうです。

純… 純 起きて…!

3カ月前 御所車を宅配メニューに
加えようと決めた時

交渉を円滑に進めるため
姫野さんは

鞍馬酒造や ひかりさんの事を

かなり
入念に調べたみたいですね。

まさか 私が息子さんの心臓を
受け取った事も?

恐らく。

じゃあ やっぱり
姫野さんは私の事を恨んで…。

いえ それは違うと思う。
でも…。

あなた 御所車の古酒を
造りたかったんですよね?

だから 古酒を製造する酒蔵まで
何度も出向いていた。

姫野さんは
その事も知っていました。

(莉緒の声)三木酒造に
自ら出向いて 話を聞き

試飲までしていたんです。

嘘…。

さらに 姫野さんは
宅配メニューのスタッフに

古酒に合う料理の開発を
内密に発注していたんです。

(美那子)今日は
このレシピでお願いします。

はい。
じゃあ 皆さん 作りましょう!

足りないものがあったら

なんでも言ってください。
買ってきます。

このパペットからは
ニョクマムや五香粉など

珍しい調味料が
検出されたんですが

その料理の開発中に
付着したんですね。

姫野さんが そんな事を…。

姫野さんは 上司に

あなたを説得する切り札があると
言っていたそうです。

それって 恐らく

その料理の事
だったんじゃないかな。

ひかりさん

姫野さんが あなたに言った言葉
覚えてますか?

お父さんたちが造り続けてきた
お酒を守ってるだけじゃ

夢も希望も育たない!

あなた 本当にそれでいいの?

あれは 実は

あなたへの
エールだったんじゃない?

私へのエール…?

ひかりさんは

御所車の古酒を造りたいという
夢を持っていた。

でも 酒蔵の経営の心配や

同時に どこにも受け入れて
もらえないんじゃないか

という思いから
誰にも話せずにいた。

姫野さんは
そんな ひかりさんに

勇気を持って
夢を追ってほしいと

思っていたんじゃないでしょうか。

自分の夢を見つける事が
できないまま

亡くなってしまった
純くんの分まで。

ひかりさんの夢を応援する事が
姫野さんの願いだった。

なぜなら ひかりさんの中で

今でも
純くんが生き続けているからです。

このパペットは
そんな姫野さんにとって

心の支えだったんじゃないかと
僕は思います。

♬~

姫野さん…。

♬~

♬~

♬~

♬~

おいしいお酒 造ってよ。

私も楽しみにしてるから。

はい。

♬~

へえ~… 今 宅飲みが
こんなに充実してるなんて

知らなかったわ。
本当。

おいしい料理とお酒があれば
男なんていらないですよね。

神崎… 無理するな。

そうそう!
恥ずかしい事じゃない。

えっ? なんなの? みんな…。

あっ… あんた
まさか しゃべったんじゃ…。

まあまあ。
いい男 紹介しますから。

この おしゃべり! 逃げるな!
(綾子)あっ! 神崎さん。

新しいとこ 見つけましたよ。
今度は年齢制限なし!

よかったじゃない! 神崎。
(沖田)よかった よかった!

あれ?
なんか まずい事 言いました?

(ため息)

(村木)うわあ~!

こんなに おいしそうな料理が
宅配で食べられるなんて

もう…
結婚なんて必要ないない!

何かあったんですか?
テンション高めですね。

なんにもありません。

お見合い相手に断られたりも
していませーん!

ああ… そういう事ですか。
お察しします。

ちょいと あなた。
あなたのせいでね

あなたの無理難題を
聞いてるうちに

私のプライベートが

どんどん どんどん
削られていくの。

だから
少しでも責任を感じるならば…。

ぐっと お飲みなさい。

わかりました。
今夜は朝まで付き合います。

えっ 朝まで~?

実は 先日 知り合った
杜氏の平助さんから

ちょっと特別なお酒
分けてもらったんです。

うわ~!
すごいじゃない。

酒は憂いの玉箒って
誰かが言ってました。

うんうんうん…
あっ いいの? ありがとう。

もちろん。
うん…。

おお… ああ いい香りする。

さあ 飲みましょう。
うん。

うん… う~ん!

おいしいです。

(銃声)
(路花)前園由紀 元警察官よ。

由紀さんのお兄さん…。

(雨宮)
特別な関係の人だったのかも。

和紙… かな?

何に使うつもりだったのか
ご存じありませんか?

佐倉さん 3分だけ
僕に お付き合い頂けませんか?

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