<オトナの土ドラ>・その女、ジルバ #09[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<オトナの土ドラ>・その女、ジルバ #09[字]

夢なし、恋人なし、貯金なし…がけっぷちアラフォー女性が人生を変えようと飛び込んだのは平均年齢70歳以上の超高齢熟女バー?笑いと涙の超絶エンターテインメント開幕!

番組内容
百貨店のアパレル店員として働いていた笛吹新(池脇千鶴)は、結婚直前に恋人に逃げられた上、倉庫勤務に左遷され夢も希望もない毎日。迎えた40歳の誕生日も朝からロクなことがなく、お先真っ暗…。ところが“40歳未満お断り”という不思議な求人募集につられて入った一軒の店との出会いが、新の人生を大きく変えることになる。アラフォー女性が飛び込んだ超高齢熟女バーの世界で繰り広げられる、
番組内容2
笑いと涙の超絶エンターテインメント、開幕!!
出演者
池脇千鶴 
江口のりこ 
真飛聖 
山崎樹範
 / 
中尾ミエ
 / 
久本雅美 
草村礼子 
中田喜子 
品川徹 
草笛光子
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ) 

【原作】
有間しのぶ『その女、ジルバ』(小学館「ビッグコミックス」刊) 

【脚本】
吉田紀子 

【音楽】
吉川慶 
HAL 

【主題歌】
「ドラマチックに乾杯」山本彩(ユニバーサルシグマ) 

【監督】
村上牧人 
根本和政 

【プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ) 
松本圭右(東海テレビ) 
雫石瑞穂(テレパック) 
黒沢淳(テレパック)
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
テレパック
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!!

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/jitterbug/

【公式ツイッター】
@tokaitv_dodra

【YouTube】
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. ママ
  2. 真知
  3. 幸吉
  4. アララ
  5. JUZO
  6. ジルバ
  7. ナマコ
  8. マイカ
  9. マスター
  10. 自分
  11. 大丈夫
  12. スミレ
  13. バングル
  14. 駄目
  15. 花山
  16. アンド
  17. エリー
  18. ジャック
  19. チーママ
  20. ローズ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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≪(雷鳴)

≪(戸の開く音)

《お父さん?》

(悲鳴)

(きら子)ああ…。 ああ…。

(新)うん。 そうなの。
色々 手間取っちゃって

結局 戻ったのが 明け方。

(新)救急病院の先生がね
年齢のことも あるから

脳とかも 色々 検査した方が
いいって いわれて

全部したんだけど。

(スミレ)うん。
何とも なかった。

飲み過ぎだっただけみたい。

(スミレ)あっ そう。 よかった。

ただね 腰を
強く 打っちゃったみたいで。

(スミレ)えっ? 骨折?
ううん。

骨折は してないんだけど
打撲と 捻挫。

でも ママくらいの年齢の人が
あんな 倒れ方したら

普通 骨とか 折れてても
不思議じゃないって。

でも ママの骨密度
何と 40だって。

げっ。 骨は 同い年?

でも よかった。

せっかくの パーティーが
おかしなことに ならなくて。

まったくだ。

あ痛っ。 痛たた。
うわ。 痛っ。

あっ。 マスター
いらしてたんですか?

(幸吉)ああ。 どうだ? きらは。

やっと 落ち着いて
横になってます。

(幸吉)そうか。 まあ
この程度で 済んで よかったな。

マスターも お疲れじゃ?
(幸吉)俺は 大丈夫。

気を付けてくださいね。
足とか 腰とか。

(幸吉)そんな
老いぼれちゃいねえよ。

ほれ。 コーヒー。
あっ。 ありがとうございます。

これは?
(幸吉)ああ。

後で きらに 持ってってやれ。
アララの分もな。

あっ。 ありがとうございます。
マスター 優し過ぎ。

はい。 もしもし。

(ナマコ)ちょっと アララ。
助けて。

ゆうべからね 肋間神経痛。

くじらママのこと 考えてたら
肋骨 痛くなっちゃった。

えっ? 大丈夫ですか?
(幸吉)どうした?

ナマコさん 神経痛だそうです。
(幸吉)えっ?

(幸吉)エリーか。
どうした?

(エリー)マスター。
私 もう 駄目。 動けない。

ぎっくり腰。
(幸吉)ぎっくり腰? またかよ。

はい。
ジャック アンド ローズです。

☎(ひなぎく)アララ。
朝から 膝が痛くて

歩けないの。 こんなこと 初めて。
ひなぎくさんも?

どういうことでしょう?

(幸吉)きらの 呪いかもしれん。

えっ?

痛い痛い痛い…。 うっ。

(幸吉)ナマコは 旦那がいるから
いいとして

ひなぎくと エリーのところには
誰か やらないとな。

私 行きましょうか。
いや。 アララは きらを頼む。

えっと。 マイカか。

マスター。 今夜 お店は?

やるよ。
えっ? 2人で?

雨が降ろうが やりが降ろうが
店は開ける。

それが ジャック アンド ローズ。
はい。

2人で…。

♬~

みんな 倒れちゃったの?
お店 大丈夫? 私がね動ければ…。

あ痛っ。 痛い痛い痛い。
やっぱり 駄目。 ああ。 情けない。

お店は 何とかします。
大丈夫ですから。

とにかく 今は
安静にしててください。

はい。 もしもし。
はい。 あっ。 分かりました。

今 お店に JUZOさんが
いらしてるんですって。

ママの お見舞いに ここに
伺っても いいですかって。

(きら子)何 言ってんの。
駄目よ。 会わない。

でも JUZOさん 心配して。
絶対 会わない。

あの子に 私の こんな姿
見せられると思う?

私はね 殿方には こんな
ひどい姿は 見せたくないの。

(JUZO)分かりました。

こんな 無神経な自分を
呪いたいくらいです。

ごめんなさい。
せっかく 来ていただいたのに。

(JUZO)いえいえ。 また一つ
勉強させてもらいました。

くじらママに
よろしく お伝えください。

はい。
(JUZO)それじゃ。

(幸吉)ちょい待った。
(JUZO)はい?

JUZO。 今日 あんた 暇かい?

何か うれしいな。
ありがとうございます。

≪(ドアの開く音)

(幸吉)ああ。 マイカ。
≪(ドアの開く音)

(新・幸吉)あっ。 チーママさん。
(真知)ちょっ ちょっ ちょっ…。

(真知)マイカに 聞いたんだけどさ
きら姉 倒れたんだって?

(幸吉)マイカ。
お前 連絡したのか?

(マイカ)してないよ。
さっき そこで 偶然 会ったの。

(真知)そう。 偶然 偶然よ。

ゆうべさ ジルバが
夢に出てきて。

何か 嫌な予感がしたから
ちょっと 様子 見に来たんだけど。

(真知)そしたら
ばったり マイカと。

で 何?
ドミノ倒しみたいに

他の おばはんたちも
ばたばた 倒れたんだって?

(幸吉)ああ。

(真知)こりゃ 絶対
きら姉の 呪いね。

(くしゃみ)
あっ。 痛い痛い痛い…。

ここは 私に 任してちょうだい。
(幸吉)えっ?

(マイカ)じゃーん。

(JUZO)おお!
マイカさん すてき。

(JUZO)でも あと 50年
老けてくれれば 完璧です。

(幸吉)マイカ。
やり過ぎだよ。

(マイカ)一番 地味なやつに
したんだけど。

(真知)いいじゃないの
これぐらい。 新鮮でね。

(真知)さっ 始めるわよ。
昔 取った きねづかで。

オールドじゃなく
ニュー ジャック アンド ローズの 誕生。

さあ 今日も 一日

張り切っていくぞ!
(一同)イェイ!

(梅吉)こんばんは。
(平三郎)おばんです。

(一同)いらっしゃいませ。

(梅吉)あれ?
今日は ひなちゃんは?

(真知)ごめんなさいね。
ひなぎくね 膝 痛めちゃって。

(平三郎・梅吉)膝?
(真知)まっ。 まあまあまあ。

お座りになって。
どうぞ どうぞ。 はい。

ちょっと アララ。
ぼうっとしてないで

お絞り 用意してちょうだい。
はい。

(マイカ)はい。 チーズ。

(滝口)何か すごい 活気だね。
今日は。

(花山)かつてない 空気感だね。

(JUZO)何か この店が
別の店になっていく。 いいのかな。

えっ?

(JUZO)やっぱり アララさん
見てると 落ち着きます。

そうですか。
えっ? 褒めてます? それ。

(JUZO)褒めてますよ。 あっ。

マイカさん。 ビール OKです。
(マイカ)はい。

(幸吉)いや。 俺が行く。
(JUZO)お願いします。

ねえねえねえ。 どうなってんの?
下 盛り上がって。

あっ はい。 あのう。

チーママさんが
助っ人に 来てくださって。

真知が?
何てこと!?

どうして ここへ
顔 出さないの?

顔 出せって 言って。
はい。

えっ? いいわ。
忙しいんだから。

ほっときゃいいのよ。

忙しい?
はい。

あっ。 でも 後で
お顔を出すそうです。

そう。

はい。

(真知)アララ。
手が足りないから すぐ 来て。

はい。

♬(音楽)

♬~

(真知)アララ。 タンバリン。
はい。

(真知)ターさんも
熊の 縫いぐるみちゃんも

いらっしゃい。
(滝口)はいはい。

一応さ ここは
盛り上げとかないと。

(花山)そうだね。
(マイカ・真知)ヘイ!

(花山)縫いぐるみって 俺のこと?
(滝口)他に いないだろ。

(花山・滝口)イェイ!

♬~

♬~

(真知)ニュー ジャック アンド ローズを
よろしく!

(一同)よろしく!

♬~

ジャック アンド ローズは
オールドじゃなきゃ いけねえ。

♬~

≪♬(音楽)
≪(騒ぎ声)

(真知)だからさ あと
もう一息ってとこじゃないの。

うん。 えっ? 駄目 駄目。
まだ 来ちゃ 駄目よ。

だから そこを ぐっと こらえて。
うん。

だからさ ひなぎくと ナマコにも
言っといて。

天岩戸作戦で いくから。
じゃあね。 はい。

エリーさんですか?
そう。 もう だいぶ いいって。

あのう。 天岩戸って?

天照大御神。 知らないの?

えーと。
(JUZO)はい。

天岩戸とは 日本神話に登場する
岩で できた 洞窟である。

あのね。 ここ 男子禁制なの。

(スミレ)えっ?
男子禁制? 何 それ?

あのう。 ごめんね。
やっぱり スミレちゃんだけって。

男性には 寝姿は
見せられないって。

(石動)分かりました。
じゃあ 僕 お店で待ってます。

すみません。

(スミレ)じゃあ。

(スミレ)これ お見舞いです。
あら。 ありがとう。

いえ。 バナナ 食べると
元気 出るんで。

あと これ 湿布です。

よく 効く。
よかったら 使ってください。

優しいのね。
ありがたく 頂戴いたします。

(スミレ)いえ。 そんな。

ねえ?
はい。

今日も 来てるの? あいつ。
あいつ?

チーママさんのことですか?
もう 下に。

下にいるの?
まあ 顔も見せないで。

お呼びしましょうか?
いい。

あの子が そのつもりなら
こっちも 受けて立つ。

あの子ね この店を
乗っ取るつもりなのよ。

(真知)嫌だ。 そんな
おめでたいことが あったの?

(石動)はい。
(真知)知らなかったわ。

飲もう 飲もう。 乾杯しよう。

(花山)おっ? どうしたの?
新婚さんが 一人で。

(真知)あら。 いらっしゃい。
ようこそ!

ニュー オールド ジャック アンド ローズへ。

ああ。 この体さえ動けば
そんなこと 絶対させないのに。

悔しいったら…。
痛い。 痛い痛い…。

ママ。 無理しないで。
さすりますか? それとも湿布を。

いやいや。 ありがと。 大丈夫。
いいの。

いや。 だって 私が結婚できたのも
ママの おかげだし。

ホント ありがとうございました!
いやいや いやいや。

とんでもないの とんでもないの。
こちらこそ

あなたの 大切な パーティーを。

そんな。 とにかく ママには
早く 良くなってもらわないと。

そうですよ。
やっぱり さすります。

いやいや…。 いい。 大丈夫。
ありがとう。

いや。 遠慮しないで。
得意なんで。 マッサージ。

大丈夫 大丈夫。 触られるとね
びりびり びりびり 痛いの。

痛くてさ かゆくて それで
コルセット 締めてるから

苦しいのよ。
もう ホントに

痛くて かゆくて 苦しいの。
ああー。

ママ。 少しの辛抱ですから。
安静にしてましょう。

あと ご飯を食べてください。
温め直しますから。

いやいや。 食べたくない。
ああー。

お酒 飲みたいな。
お酒 持ってきて。

ママ。 いけません。

だって お酒は 命の水よ。

私の生きがいを
これ以上 奪わないで。

[くじらママは だんだん
駄々っ子みたいに なっていった]

(真知)あら そう。

お酒を飲みたいって気に
なったわけね。 あと少しね。

でも いいんでしょうか?

いいわよ。 少しぐらいなら。
酒は 百薬の長って いうでしょ。

そうじゃなくて
男子禁制の お部屋。

マスターだもの。

少しだけだぞ。

うん。 ありがとう。

ああー。 生き返る。

何 言ってんだ。

ねえ? 思い出すわね。
うん?

ジルバの最期。
このベッドで。

ジルバは あのとき
何て言ったの? 外国の言葉で。

まるで あの世と この世の
綱引きしてるみたいだった。

チャウ フィカ コンデウス。
うん?

「さよなら。
全てが うまくいきますように」

♬~

いつか 私も ああなんのね。

酒 飲む 元気があるんだ。
まだまだ お迎えは来ねえよ。

そうね。

少しは 食べて 元気をつけな。
分かった。

食べ物を 残すなんて

あのころを 思ったら
罰が当たるわね。

フッ。

ねえ? コウちゃん。
何だよ?

もう少し ここにいて。

ジルバに 付き添ったみたいに。

しょうがねえな。
きらの わがままは。

♬~

(真知)でも アララ。 あんたも
結構 大胆なことするわね。

会社 辞めて 一本立ちだなんて。

ですよね。
自分でも そう 思います。

私 ホントは
すごく 小心者なのに。

でも この お店で 働くって
決めたとき

すごく 大胆になれたんです。
あら。 何で?

何でだろう?

自分の気持ちに 正直に
なれたからかもしれません。

今まで 自分に 嘘ついて

自分の気持ち 抑えて
暮らしてきたから。

そっか。 そうね。

今の若い子たちは
かわいそうなくらい

未来に 希望 持てないものね。

でもね あなたたちが
悪いんじゃないのよ。

そんな社会にしちゃった
私たちが 悪いの。

悪いまんま 年を取って
居座って。

そんなこと。

でも アララ 見てると
安心するわよ。

あなた だんだん
奇麗になってくる。

外見だけじゃなく 中身もね。

さっ。 じゃあ 洗い物
片付けちゃおうか?

はい。

すてきな バングル。
うん? これ?

私ね これぐらい ごつくないと
似合わないのよ。

チーママさんの
身に着けてるものって

全部 個性的。
ご自分で 選ばれてるんですか?

そうよ。 だって
自分で 身に着けるものは

自分で 選ばなきゃ。

ファッションだって
自己表現の 一つでしょ。

そうですね。

まっ 私には
ロマンチックな バングルを

くれるような男も いないしさ。
えっ?

知らなかった?
ジルバの バングル。

宝石箱の中に 入ってる。

チーママさん。
えっ? どうして?

(ナマコ)《この バングルのことを
知ってんのは たぶん 私だけ》

(ナマコ)《みんなには
言わないでね》

だって ナマコさんが
みんなに言っちゃ 駄目って。

このこと ナマコさんしか
知らないからって。

やだ。 ナマコ
そんなこと 言ってたの?

はい。
あそこに 入れたの 私よ。

えっ!?
ナマコさん 悩んでました。

ジルバママからは
何も 聞かされてないし

あの バングルを
どうしたらいいか 分からないって。

フフッ。
青いわね ナマコも。

私が あの バングルを
預かったのは 成り行き。

ジルバに 託されたの。

いつか そのときが来たら

ジルバと マスターの骨を
分骨して ブラジルの

ジルバの お父さんと お母さんが
眠ってる墓に

葬ってほしいって。
あの バングルも 一緒に。

アララ。
暴いていいのよ。

死者の残した 形あるものは
暴かれる。

生きてる者は 手を汚すの。

そうでないと 死者の心残りを
遂げてあげられないでしょ。

死者の心残り?

いけない。
マスター まだ 生きてたっけ。

♬~

♬~

♬~

いつか そのとき…。

[そんなこと 考えたくない]

[でも この バングルを
ブラジルへ]

♬~

♬~

ああ…。 あああ…。

嫌 嫌 嫌。
嫌。 嫌。 嫌だ。

ああー!? ああ…。 ああ…。

誰か! 助けて!

嫌 嫌 嫌。
嫌! 嫌!

ママ。 ママ。 ママ。
どうしたんですか? ママ。

ジルバ。
あなた どうして ここ…。

アララです。 ママ。
えっ?

ごめんなさい。
私 夢 見てたんだわ。

夢…。 夢 見てたの。

ごめんなさい。
ごめんなさい。 ごめんなさい。

ごめんなさい。 ごめんなさい。
ママ。

(幸吉)はい どうぞ。
ありがとう。

ママ。
あら。 おかえり。

お加減は?
もう だいぶ いいの。

(幸吉)「腹が減った。
何か作れ」って 下りてきた。

よかった。

あっ。 マスター。
これ 月曜日の材料です。

(幸吉)ありがとよ。

ママ。 これ お部屋に
飾ろうと思って。

まあ 奇麗。
ありがとう。

♬「花を召しませ 召しませ花を」

それ 何の歌ですか?
『東京の花売り娘』

戦後に はやった歌だ。
知らねえか?

さあ?
聞いたこと あるような気も。

そんなもんかな。
アララの年じゃな。

♬「どこか寂しい 愁いを含む」

♬「瞳いじらし あの 笑くぼ」

♬「ああ 東京の 花売娘」ってな。

マスター 上手。 ねえ。

コウちゃんはね
ダンスも 歌も うまいの。 ねえ。

あのころ 花売り娘が 本当に

キャバレーや ダンスホールには
いたらしい。

花籠を持って
テーブルを回るんだ。

へぇ。
何だか ロマンチックですね。

どっかに なかったかな?
レコード。

そろそろ 戻るわ。
あっ。 大丈夫ですか?

私 一緒に…。
心配しないで。 これも リハビリ。

おお。 あった あった。

何だ あいつ?
飯 作れって 言っといて。

♬~

花売り娘。

[昭和21年。 敗戦のよくとし]

[私は 15歳になった]

[父は まだ 戦地から帰らず
私は 飢えていた]

[口に入れるものが
もう 何にもない]

[心も 体も 空っぽで

たった一人
あの ぼろぼろの小屋で…]

≪ママ。 失礼します。
あっ。 どうぞ。

お昼 お持ちしました。
ありがとう。

まあ 奇麗な お花ね。

くじらママには バラが
似合うかなと 思って。

後で さっきの お花も
飾りますね。

ごめんなさいね。
せっかくの お休みだというのに。

気にしないでください。
私 会津の祖母が 倒れたとき

東京にいて
何もしてあげられなかったんです。

子供のころから ずっと
かわいがってもらってたのに。

それが 心残りで。
だから…。

嫌ね。 アララの おばあちゃまと
私が 同じぐらいの年だなんて。

あっ。 いや。
そういう意味じゃなくて。

うちの おばあちゃんなんて
ママみたいに

おしゃれでも すてきでもないし
ただの田舎の…。

ママ?
うん? ああ。

アララ。

私 花売り娘をしてたころ
思い出すと 苦しいの。

花売り娘?

やだ。 なぜ 私 こんなことを。

アララ。
聞いてくれる?

急に あなたに 話したくなったの。

話したいの。

[話すことで
もう 解き放たれたいんだ]

ジルバや コウちゃんたちと
この店を始める ずっと前。

終戦 間もないころ
私は 花を売ってたの。

花?

その日も 独りぼっちの
さみしい夜だった。

真夜中に 雨が降りだし
やがて 嵐に。

突然 バラック小屋の 戸が開いて
私 とっさに思った。

ああ。 やっと お父さんが
帰ってきてくれた。

待ち続けた お父さんが。

(きら子)《お父さん?》

でも それは 待ち焦がれていた
お父さんではなく

その かいわいを 荒らしていた
やくざ者。

(悲鳴)

生きるために 私は…。

♬~

私は…。

♬~

私が売ったのは 花じゃない。

この体。

あれは 地獄。
地獄ね。

ある日 気付いたの。
ここから 逃げださなければ

私は このまま 殺される。

人間扱いされず
ぼろ切れのようになって

体も 心も むしばまれ
捨てられ…。

そんな 暮らしは。

そんな けだもののような
扱いは…。

地獄から はい出すために
私は逃げた。

ある晩 男たちの うちに
火を付け はだしで走ったの。

♬~

助けてくれたのは ジルバ。

生まれ変わろうって。
2人で。

(ジルバ)《きら子》

(ジルバ)《つらい過去は 忘れて
生まれ変わればいい》

(ジルバ)《私は 生まれ変わって
ジルバになった》

♬~

♬~

ジルバは 何も聞かなかった。

私の身に 何があったのか?

私が どうやって
生きてきたのか?

長いこと 一緒に 暮らしたのに
一度も。

私も 話さなかったわ。
誰にも。

ジルバにも。 コウちゃんにも。
亡くなった夫にも。

もちろん 息子にも。

これは ざんげかしらね。

だって 私 今まで
周りのみんなを だまして…。

ママは 悪くない!

ママは 何にも悪くない。
アララ。

ママは 悪くない。
アララ。

悪くないです。
ううん。

だから 苦しまないで。

苦しまないでください。

ありがとう。 アララ。
ママは 悪くない。 一つも。

ありがとう。
一つも 悪くない。

ありがとう アララ。

私 70年間 誰かに そう
言ってほしかったのかもしれない。

ありがとう。 アララ。

♬~

アララ…。

♬~

[言葉が 見つからない]

[この 10年 古里の町で
たくさんの痛手を 見てきた]

[傷が 大きいほど
人は 自分を 責め続ける]

[そして 打ち明け話をした後
また その傷が蘇り つらくなる]

[ママは もしかしたら

過去を知った 私を
疎ましく 思うかもしれない]

♬~

♬~

[それでもいい。
覚悟しよう]

[告白を 聞くというのは
そういうことなんだ]

♬~

(真知)何よ。

そんなに 私のこと
疎まなくたって いいじゃない。

(幸吉)そうじゃねえよ。

お前さんだって
自分の本業 忙しいだろ?

大丈夫。
ここは ネタの宝庫だし。

ずっと また ここで 働こうかな。
(幸吉)えっ!?

(真知)それも いいかもね。
ねっ? アララ。

あら。 ごきげんよう。

ママ!
(幸吉)おう。 きら。

(真知)あらまあ。
くじらママの 復活ね。

ほっといたら 誰かさんに
この店 乗っ取られちゃうもの。

2階に 顔も出さない
不人情な お方に。

あ痛っ。 痛い。
(幸吉)無理しなくて いいぞ。

いや。 無理しないと
あのまま 寝込んじゃうから。

でもね コウちゃん。
私 思うの。

元気で いつまでも
この お店に いたいって。

そうですよ。 ママには
ここに いてくださらないと。

そうね。 では 薄情者は
退散しますか。

あら。 帰っちゃうの?

もう そろそろかなと思って
奇麗どころ 呼んどいたから。

≪(ドアの開く音)

(ナマコ)ママ。 復帰 おめでとう。

(エリー)おめでとう。
(ひなぎく)おめでとう ママ。

(エリー)もうね 真知ねえったら
ママが 良くなるまで

絶対 店に来ちゃ 駄目って
いうから 退屈しちゃった。

(ひなぎく)私は 暇だから
こんなの たくさん 作っちゃった。

カワイイ カワイイ。

(ナマコ)はい ママ。
じゃーん。

いつでも お祝いできるように
パウンドケーキ 用意しといた。

ありがとう。
(ナマコ)よかった。

(真知)乗っ取らないわよ。
きら姉。 心配しなくても。

チーママさん これって…。

天岩戸って 言ったでしょ。
あの人 負けず嫌いだからさ

こっちが にぎやかなら
絶対 出てくると思ったんだ。

さて 帰って 仕事でもするかな。

おかげで 締め切り
3本も 飛ばしちゃったわよ。

(幸吉)ありがとよ。
ありがとうございました。

(幸吉)ごめんよ 真知。
(一同)バイバイ。

真知。
(真知)うん?

あんたの勝ちよ。

サンキュー。

(JUZO)こんばんは。
(真知)あら。 いらっしゃい。

(JUZO)こんばんは。
あれ? もう 帰るんですか?

(真知)そうなのよ。
忙しいの 私。

(滝口)さみしいじゃない もう。

(JUZO)ママ?
ママ。 ママ!

元気そうで よかった。
会いたかった?

(JUZO)お久しぶりです。
会いたかったです。

(花山)ママ。
心配を おかけいたしまして。

(滝口)待ってましたよ。
ママの復活。

(花山)復活。
(マイカ)ママ! ママ!

(一同)ママ 大好き。
僕も 大好きです。 愛してる。

私 いつまで モテなきゃ
ならないのかしら?

(ナマコ)いつまでも。

[ママ。 大好きです]