[終]<オトナの土ドラ>・その女、ジルバ #10[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[終]<オトナの土ドラ>・その女、ジルバ #10[字]

夢なし、恋人なし、貯金なし…がけっぷちアラフォー女性が人生を変えようと飛び込んだのは平均年齢70歳以上の超高齢熟女バー?笑いと涙の超絶エンターテインメント開幕!

番組内容
百貨店のアパレル店員として働いていた笛吹新(池脇千鶴)は、結婚直前に恋人に逃げられた上、倉庫勤務に左遷され夢も希望もない毎日。迎えた40歳の誕生日も朝からロクなことがなく、お先真っ暗…。ところが“40歳未満お断り”という不思議な求人募集につられて入った一軒の店との出会いが、新の人生を大きく変えることになる。アラフォー女性が飛び込んだ超高齢熟女バーの世界で繰り広げられる、
番組内容2
笑いと涙の超絶エンターテインメント、開幕!!
出演者
池脇千鶴 
江口のりこ 
真飛聖 
山崎樹範
 / 
中尾ミエ
 / 
久本雅美 
草村礼子 
中田喜子 
品川徹 
草笛光子
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ) 

【原作】
有間しのぶ『その女、ジルバ』(小学館「ビッグコミックス」刊) 

【脚本】
吉田紀子 

【音楽】
吉川慶 
HAL 

【主題歌】
「ドラマチックに乾杯」山本彩(ユニバーサルシグマ) 

【監督】
村上牧人 
根本和政 

【プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ) 
松本圭右(東海テレビ) 
雫石瑞穂(テレパック) 
黒沢淳(テレパック)
スタッフ2
【制作】
東海テレビ 
テレパック
ご案内
公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!!

【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/jitterbug/

【公式ツイッター】
@tokaitv_dodra

【YouTube】
東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. スミレ
  2. ナマコ
  3. エリー
  4. 幸吉
  5. アララ
  6. 石動
  7. 達郎
  8. ジルバ
  9. ママ
  10. 前園
  11. 白浜
  12. マスター
  13. 賀太郎
  14. アアー
  15. 一同
  16. 頑張
  17. 日本
  18. ブラジル
  19. 仕事
  20. 美也子

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。





ABEMA



created by Rinker
ポニーキャニオン
¥2,750 (2021/09/17 21:18:18時点 Amazon調べ-詳細)

(新)[戦後 この街に
ジャック アンド ローズが 開店し 70年]

[初代 ジルバママ。
二代目 くじらママ]

[2人のママの
愛の 深さと 強さが

この店を 支えてきたことを
私は知った]

[あれから 8カ月]

[世の中は 一変し
私たちの仕事は 窮地に陥った]

[にぎやかだった お店は
静まり返り

そして 私は
40 プラス 1歳になった]

(一同)♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」

♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」

♬「ハッピーバースデー
ディア アララ」

(きら子)♬「アララ ラララ」

(一同)♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」

(ナマコ)おめでとう。
(新)ありがとうございます。

(エリー)ああ。 苦しかった。
声 出さないで 歌うのって

難しい。
そうですよね。 こんなときに

お祝いしてくださって
ありがとうございます。

(エリー)いいのよ。
こんなことでも してないと

気が紛れないから。
こんなこと?

(エリー)ああ もう。
こんな 退屈な日々 どっかへ

消えちゃえば いいのにね。
浅山さんも 最近 冷たいし。

(ナマコ)ホントだよね。
何してんだろ?

(エリー)何だか
仕事が 忙しいとかって。

(ナマコ)まさか また
お金とか 貢いでないでしょうね?

(エリー)ないよ。
(ナマコ)えっ?

(エリー)ないってば。
(ナマコ)ホント?

(ひなぎく)こんなときに
仕事が 忙しいって

いいことじゃない。
(エリー)そうよ。

アララ。 気ぃ抜くんじゃないわよ。
えっ? 何がですか?

(ナマコ)アハハ。
40 過ぎたら すぐ 60。

(ひなぎく)60 過ぎたら
すぐ 80。

はい。 楽しみです。

(ナマコ)そうこなくっちゃ。

(エリー)だんだん
分かってきたじゃない。 いい子。

(ナマコ)いい子。

≪(ドアの開く音)

(幸吉)ちょっと みんなに
話したいことが あるんだが。

(エリー)何?
アララに 告白?

(ナマコ)あっ。 結婚?
(ひなぎく)誰と?

(エリー)くじらママ。
(ナマコ)そうなったら 面白い…。

(幸吉)ふざけるのは よせ!

話ってのは 他でもない。
この店の 今後についてだ。

こんな状況の中 今日まで
店を開けてきたが

持って あと半年。

無念だが この店を
閉めることにした。

(幸吉)今なら まだ
わずかばかりだが

退職金も 出せる。
だから みんな それぞれ…。

(エリー)やだ こんなの。

どうして こういう日に
言うのよ?

せっかく アララの誕生日祝い
してあげてたのに。

(ナマコ)エリー。

この機会だから
言おうと思った。

アララが ここに来て 1年。

一番 若い アララが
41になった。

(幸吉)アララ。 早い方がいい。

新しい道を 考えろ。
皆も それぞれ…。

(新)嫌です。
お店を辞めるなんて そんなの。

マスター。
言ったじゃないですか。

雨が降っても やりが降っても

店を開けるのが
ジャック アンド ローズだって。

今は 雨や やりよりも
やっかいなものが 世の中に。

先が読めねえ。
潮時だな。

ママ。 ママは
どう 思ってるんですか?

ひなぎくさんは?

ナマコさんは?

エリーさんは?

(バイブレーターの音)

あっ。
(バイブレーターの音)

(バイブレーターの音)
えっ?

(バイブレーターの音)

何?
(前園)今 いい?

全然 よくないけど
どうしたの?

(前園)それがさ チームリーダー
子供が 生まれそうなんだよ。

スミレちゃん
生まれそうなの!?

ってか 何で 課長が?

(前園)仕事中に
陣痛 きちゃってさ。

スミレちゃん
まだ 仕事してたの?

だって 臨月でしょ?

(前園)だから 百貨店の
ネット販売が 好調で

急に 忙しくなっちゃってさ。
チームリーダー 責任あるから

ぎりぎりまで 仕事するって
言い張って。

で 今 一緒に
病院 行ったんだけど…。

(前園)今 病院が 付き添い不可で
追い出されちゃってさ。

おっ!? 課長。
(前園)おう。

番号 分かる?
ご主人の。

あのさ そういうのって 病院から
直接 連絡 いくんじゃないの?

何で あんたが?
(前園)あっ そっか。

そうだよな。
慌て過ぎだよ。

でも まあ 分かったよ。
石動さんね。

(前園)そうそうそう。
≪(ドアの開閉音)

石動さん!?

(ナマコ)えっ? どうしたの?
テレパシー?

(石動)病院から 生まれそうだって
連絡があって。

(エリー)どうして 病院へ
行かないで ここへ来るのよ。

(ナマコ)そうよ。
(前園)ですから

今は どこの産科も
付き添い禁止です。

(ナマコ)ああ。 そうか そうか。
(石動)一人では

このプレッシャーに
耐え切れなくて つい。

少し 落ち着いて。
こちらに お掛けくださいな。

(ひなぎく)こっち おいで。
(ナマコ)座って 座って。

(呼び出し音)
(石動)スミレさんだ。

(新・ナマコ)スミレちゃん?
(呼び出し音)

(スミレ)良ちゃん。
スミレです。

(スミレ)今 別室 待機中。
まだ 余裕。

(ひなぎく)すごい。
テレビ電話?

スミレちゃん 分かる?
ひなぎく。

(エリー)スミレちゃん。
エリーよ。

(ナマコ)頑張れ。 ナマコだよ。

えっ 嘘。 あっ。
また 波が きました。 うわ。

(スミレ)きた。 スミレ 分娩室へ
入ります。 いってまいります。

(スミレ)痛っ。 痛てて…。

(一同)頑張れ 頑張れ。 頑張って。
スミレちゃん…。 頑張れ。

(石動)スミレさん 頑張れ。

どうしたの? スミレちゃん。

(苦しむ声)

(一同)怪獣? 猛獣? 妖怪?
(石動)スミレさんです。

妊婦は そのくらいの声は
出すわよ。

(ナマコ)こん中で 唯一の
出産経験者。

(前園)はい。 うちも そうでした。

(エリー)唯一の 立ち会い経験者?

あれ?
マスター どこ 行きました?

俺は してない。
見たくない。

(石動)スミレさん。
スミレちゃん。

ママ。 電話 代わってください。
くじらママ。

(石動)ママ。 電話。
スミレさんに。

スミレさん。 落ち着いて。
いい?

あなたはね 今 オペラ歌手に
なったと 思いなさい。

そして 息を 大きく 吸って
声を 中から出すのよ。 それ。

♬「アアー」

(スミレ)♬「アアー」

(一同)♬「アアー」
(スミレ)♬「アアー」

(石動・前園)♬「アアー」
(スミレ)♬「アアー」

(一同)♬「アアー」
(スミレ)♬「アアー」

(一同)♬「アアー」

(産声)

[8時間後。 スミレちゃんに
赤ちゃんが 生まれた]

(看護師)石動さん。
おめでとうございます。

女の お子さんですよ。

(一同)おめでとう。 おめでとう。
すごい。 おめでとう。

(石動)頑張った。
(エリー)女の子?

(前園)チームリーダー。
スミレちゃん。

(石動)スミレさん。
あなたは 立派だ。

こんな状況で 40という年齢…
軽々 乗り越えて。

もう 41だ。

そうだね。 41だね。
もっと 偉い。

良ちゃん。
スミレ 夢が かないました。

うれしい。
ホントに うれしい。

(石動)頑張った。

(幸吉)生まれたか。

はい。
(幸吉)そうか。

(産声)

これは 希望ね。
私たちの 希望。

命さえあれば 何とかなる。

ママ。

だから 前を向いていきましょ。
振り返らずに。 前だけを。

♬~

母子共に 元気だって。 もう
ばくばく バナナ 食べてるって。

みかちゃんの お守りもね 安産と
縁結び 2つとも握り締めてたって。

(みか)うれしいかぎりだ。
どうすんの? アララは これから。

そこだよね。

(みか)田舎も 悪くないよ。

えっ?

(みか)東京 離れてみるとさ
見えてくることも あるし。

何で あんなに 必死になって

いろんなことに
しがみついてたのかなって。

(みか)アララ。
私さ 塾の講師 始めたの。

(みか)地元の中学生に
勉強 教えてる。

そう。

それが すごい 楽しくって。
自分でも 驚いてる。

プア充 脱却?

まだまだ プアだけどね。

場所は 関係ないかもよ。

[身の振り方を 考えたとき

やはり 浮かんだのは
古里の町だった]

(光)《いつでも うちさ
帰ってきて いいんだよ》

(達郎)《ここは お前の古里。
帰ってくれば いいから》

(白浜)《僕には
古里が ないんですよ》

[結局 あれから 白浜さんとは
音信不通のままだった]

(白浜)《必ず
また 日本へ来ます》

[日本から 1万7, 000km]

[ジルバママの時代は

船で 2カ月も かかったという
ブラジル]

[遠い 地球の反対側の国]

≪(幸吉)アララ。 ちょっと いいか?
あっ。 はい。

(幸吉)下にある
ジルバの靴なんだが。

まさか ジルバが
取っておいたとはな。

マスター。 あのう。

アララ。 頼みがある。
えっ?

俺が この世を
おさらばしたら

こいつを ブラジルにある

ジルバの家の墓へ
入れてくれないか?

いつか 見てみたかった。
ジルバの故郷を。

ジルバと 一緒に。

それが 俺の夢だった。

嫌です そんなの。

一緒に 行きましょ。
ブラジルへ。 みんなと 一緒に。

無理 言うな。
俺は 行けねえよ。

そんなことないです。

いつか この騒ぎが
収まったら。

そしたら ナマコさんも
エリーさんも ひなぎくさんも

くじらママも…。
飛行機 嫌いなんだよ。

高所恐怖症でな。

頼んだぞ。

♬~

♬~

私たちの正装よ。

(幸吉)長い間
ご苦労さまでした。

こちらこそ
ありがとうございました。

皆さんも ありがとう。

(幸吉)次 ひなぎくこと
園田 菊子殿。

ご苦労さまでした。
(ひなぎく)ありがとうございます。

実は ひなぎくは
歴代ホステスの中で

一番 長く この店に いてくれた。

(ひなぎく)そうなの。
みんなは 恋をしたり

結婚したり 色々あったけど
私は どういうわけか

そのまま ずっと。 この お店は
私の人生 そのもの。

ありがとうございました。
マスターも お元気で。

お前さんもな。

(幸吉)次 ナマコこと
富岡 七子殿。

はい。

あんな ちっちゃな ナマコが
ホステスになるとは 思わなかった。

旦那さんを 支えながら
よくやってくれた。

ありがとう。 マスター。

店 閉めたからっていって
しょぼくれちゃ 駄目だよ。

分かってるよ。

(幸吉)次 エリーこと
花富屋敷 衿子殿。

(エリー)はい。

(幸吉)色恋は ほどほどにな。

(エリー)マスター。 ありがとう。

うーん! 愛してる。
(幸吉)俺もだよ。

初めて 嫌がらなかった。

それから 最年少 アララこと
笛吹 新殿。

はい。

(幸吉)短い間だったが

アララに 出会えて よかったよ。
ありがとうよ。

♬~

マスター。 皆さん。

本当に ありがとうございました。
私…。

(エリー)泣くわよ。 見て見て。
(ナマコ)また そういうこと。

(ひなぎく)アララ。 大丈夫?

泣きません。
もう 私 泣きません。

そんな やわじゃない。
(エリー)ほら。 泣いた。

エリーさんだって
泣いてるじゃないですか。

逆ギレしてるよ アララが。

(ひなぎく)およしなさい。
悲しくなるから。

ほら。
一杯 やりましょう。 ほら。

ジャック アンド ローズ。
最後の晩餐。 お別れ会だ。

(ナマコ)よっしゃ。 みんな
とことん 飲んじゃおうよね。

(エリー)飲もう 飲もう。
(ナマコ)お店の お酒

全部 飲んじゃおう。

♬~

まさか こんな形で

ジャック アンド ローズを
閉じることに なるなんて。

(幸吉)これも 世の流れだ。
しかたあるまい。

ねえ? この後
この お店 どうする?

誰かに貸すか?
売っぱらうか?

いや。 このままにして

俺と共に 朽ち果ててくれれば
それで いい。

ああ。 朽ち果てるね。

ねえ? コウちゃん。 最後に 一つ
お願いが あんだけど。

≪♬(音楽)

♬~

♬~

♬~

(幸吉)きら。
俺は 後悔してることがある。

うん? 何?

ジルバは この店を始めてから

一度も ブラジルへ
帰ることは なかった。

俺たちは ジルバを この店に
縛り付けていたんじゃないか?

そうね。
そうかもしれないわね。

だから アララを
古里へ 帰そうとしたのね?

アララは 似てるもんね。
ジルバに。

バカ 言うな。
そんなんじゃねえよ。

♬~

♬~

♬~

久しぶり。 元気だった?

(光)大変だったな 色々。
大丈夫か?

さすけね。

(光)そっか。

[「さすけね」は 標準語でいえば
「大丈夫」だけれど

「心配するな。 何とかする」という
意味が こもっている]

(達郎)おかえり。
ただいま。

(美也子)おかえり。

(美也子)早く 上がんなさい。
ご飯 用意してあっから。

うん。

(さや)上がって 上がって。
お姉さん。

(光)姉ちゃん 肉は?
うん。 ありがとう。

(龍人)伯母ちゃん 伯母ちゃん。
これ 俺が作ったんだ。

えっ? すごい。
(さや)はい。 どうぞ。

お姉さん 今 こづゆ できっからね。
ありがとう。

(達郎)もっと 飲め 飲め。
(美也子)お父さん。

自分が 飲みてえからって
そうやって 調子に乗って

勧めねえの。

(美也子)うめえが?
うん。 うめえ。

[それから 2日 たっても
3日 たっても

私は ふぬけのように
ただ 眠り 起き

ぼんやりするばかりだった]

あーあ。
さすけねはずだったのに。

(達郎)何じょした? お前。

うん。 何だか
体に 力が入らなくて。

ねえ? お父さん。

(達郎)うん? 何?
光に

カフェの仕事 手伝ってくれって
言われたんだけど

あれ 無理して
言ってるんでないの?

(達郎)えっ?
こっちだって 観光客 減って

大変だべ。
オープンしたばっかの店なのに。

(達郎)んなことねえよ。

あいつは あいつで
前向きに やってる。

ケータリング やったり

子供食堂に 頼まれて
弁当作りに 行ったり。

ほら。 逆境には 慣れてっから。

(達郎)まあ 無理すんな。

疲っちゃときは 休めばいい。
うん。

休んだら いいんだ。
とこどん 休め。

でも お父さん。
(達郎)うん?

私 41になっちゃった。

東京にいたときは
年のことなんか すっかり忘れて。

けど うちに帰ってきたら
急に。

魔法が とけちゃったみたいに。

(達郎)お前
自分の名前 考えてみろ。

えっ?

父さんが お前たち きょうだいに
付けた 名前だ。

新と 光?
うん。

お前が 生まれたときも
光が 生まれたときも

これだけは 誰にも譲らず
俺が 付けた。

新しい光だ。

光も 何とか 踏ん張ってる。

お前も これぐれえのことで
へごたれんな。

んだね。 そうだね。

(龍人)伯母ちゃん。
うん?

(龍人)こんなの 来てたよ。
タッツー。 ありがとう。

蛇ノ目 幸吉。
マスター?

ブラジル?

白浜さん?

♬~

♬~

(白浜)「アララさん。
ご無沙汰しています」

「ここ ブラジルも 例の騒ぎで
混沌としていますが

僕は 何とか 元気で
やっています」

(白浜)「大田原先生に
背中を押され

調べ始めた ジルバさんの
義理の お兄さん 賀太郎さんの

その後の消息が
ようやく 分かりましたので

この手紙を 書いています」

[賀太郎さんは
ジルバママと同じ 日系移民で

ジルバママが
日本へ帰国する寸前に

帰国費用を だましとり

ジルバママは 彼のせいで
無一文となった]

♬~

[その晩 何度も
その手紙を 読み返した]

[そこには とても 大切な

私だけでは 抱えきれないことが
書かれていた]

♬~

♬~

≪(ドアの開く音)

光。 お願い。
駅まで 車 出して。

(光)えっ?
(さや)お姉さん。 どうしたの?

いいから 何も言わねえで
姉ちゃんの言うこと 聞いて。

≪(ドアの開く音)

♬~

(幸吉)ジルバ。

マスター。
この手紙。

「賀太郎さんの その後の消息が
ようやく 分かりましたので

この手紙を 書いています」

「今回 サンパウロにある

日本人会の つてを たどり
分かったのですが

賀太郎さんは 晩年

サンパウロ郊外にある 福祉施設に
入所していたようです」

「訪ねてみると そこは
生活に困窮した

身寄りのない 日系人のための
老人ホームでした」

「賀太郎さんは 1997年ごろから
そこで暮らし

2010年に 94歳で
その生涯を 閉じたそうです」

「肝臓を患い 最後は
認知症も 進んだようですが

亡くなる直前まで…」

(白浜)「日本は 戦争に勝ったと
言い続けていたそうです」

(白浜)「僕が 最後に 東洋人街で
賀太郎さんに 会ったのは

日本の高校への 入学が
決まったときでした」

「そのことを 告げると
賀太郎さんは こう 言ったのです」

(白浜)「そうか。 お前
日本へ帰るのか。 いいなぁ」

「もしかしたら 賀太郎さんは
誰よりも 日本に焦がれ

誰よりも 祖国を
愛していたのでは ないかと」

「そのホームに
時折 差し入れの菓子や

服などを持って 訪ねてくる
年老いた男女が いたそうです」

「彼らは 日系移民2世として
ブラジルで コーヒー農園を 営んでいた

ジルバさんの
実の お兄さんと お姉さんでした」

「彼らは 言っていたそうです。
賀太郎は 妹夫婦の敵だけれど

孤独で 惨めな生涯を送った
賀太郎を

憎むことは できなかったと」

「ジルバさんについては
こう 語っていたそうです」

「妹の ちはまは 元気だけが
取りえの娘と 思っていたけれど

一族の中で ちはまだけが
日本へ帰り

自分の力で 成功した」

「ちはまは 日本人移民の夢を
かなえた」

「家族は 皆
ちはまを 誇りに思っていると」

♬~

♬~

マスター。 私…。

この店を 続けます。

どんなことをしても 続けます。

お客さんが 来なくてもいい。

ここにいて 店を開けて

どなたか 一人でも
来てくださるのを 待ちます。

だって ここは…。
この店は

ジルバの店だから。

♬~

(みか)おいで おいで おいで。
よいしょ。 よいしょ。

♬~

≪♬(音楽)

≪(真知)ヤッホー!

(真知)皆さん。 今日は
二代目ママ くじらママの

うん十回目の お誕生日。
うん十回分 楽しんでね。

(JUZO)くじらママ!

お前さんが
主役じゃねえだろ。

≪(ドアの開く音)

いらっしゃいませ。
ようこそ。

(達郎)ああ。
(美也子)どうも。 お久しぶり。

どうぞ。

(美也子)こりゃ たまげた。
想像以上だわ。

(達郎)ああ。

(達郎)お前 確か?
(前園)ああ…。

人違いです。 ゼンエン いいます。

ママ。

うちの両親です。

まあ 娘さんには
大変 お世話になっております。

(達郎)こちらこそ。

こんな店ですけど
どうぞ 楽しんでください。

(真知)きら姉。
主役が 何 サボってんのよ?

ああ。 やだ やだ。
やっぱり 年は取りたくないわね。

何 言ってんの。 女は…。

40から!

60からよ!
(ナマコ)ねえ!

(真知)ちょいと お待ち。
70からよ。

(ひなぎく)80から。
(ナマコ)出た。

(幸吉)うん。
いえ。 90。 いや。 100。

300まで 頑張るわ。

(真知)さあ みんなも 一緒に
踊りましょ。

(一同)イェイ!

♬~

(浅山)幸せだなぁ。
(エリー)私も 幸せ。

♬~

♬~

♬~

白浜さん。

(白浜)今日も 貸し切り?
いえ。

ようこそ。
オールド ジャック アンド ローズへ。