「教場Ⅱ」前編【主演・木村拓哉 最恐の教官、再び。必死のサバイバル開幕!】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

「教場Ⅱ」前編【主演・木村拓哉 最恐の教官、再び。必死のサバイバル開幕!】[字][デ]

最恐の教官、再び!珠玉の警察ミステリー実写化第二弾!過酷な訓練を乗り越えて生き残れるのは誰?警察学校を舞台に、教官・風間の心眼が全てを見抜く!

番組内容
ここで生き残った者だけが、警察官になれる。
警察学校という密室…そこで、何が起きたのか。必死のサバイバルが始まる-

“教場”と呼ばれる警察学校の教室。冷徹無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第200期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。何より厳しいのがルール厳守。
番組内容2
その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、さまざまな背景を持つ生徒たちがさまざまな動機で集まってきている。また、警察学校という閉塞(へいそく)した極限状態で生徒たちが抱える葛藤もさまざま。「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、
番組内容3
生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。
また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げ、その場を立ち去ってしまう。次々とふるいにかけられる“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく…。果たして、最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか!?
出演者
木村拓哉
 ・ 
濱田岳 
上白石萌歌 
福原遥 
矢本悠馬 
杉野遥亮 
目黒蓮 
眞栄田郷敦 
岡崎紗絵 
戸塚純貴 
高月彩良 
樋口日奈
 ・ 
重岡大毅 
三浦貴大 
佐久間由衣 
嘉島陸
 ・ 
工藤阿須加
川口春奈 
葵わかな 
富田望生 
味方良介 
村井良大
 ・ 
大島優子 
三浦翔平
 ・ 
佐藤仁美 
和田正人 
高橋ひとみ
 ・ 
松本まりか 
小日向文世 


スタッフ
【原作】
長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館) 
【脚本】
君塚良一 
【音楽】
佐藤直紀 
【演出】
中江功 
【プロデュース】
中江功、渡辺恒也、宋ハナ、遠藤光貴(SWITCH) 
【制作協力】
SWITCH
【制作著作】
フジテレビ
ご案内
★『教場Ⅱ』番組HP 
https://www.fujitv.co.jp/kyojo2/ 
★公式Twitter 
@kazamakyojo 
★公式Instagram 
kazamakyojo

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 生徒
  2. 鳥羽
  3. 須賀
  4. 漆原
  5. 真矢
  6. 稲辺
  7. 吉村
  8. 服部
  9. 警察官
  10. 失礼
  11. 教場長
  12. 比嘉
  13. 愛子
  14. お疲れさ
  15. ハァ
  16. 千亜季
  17. 授業
  18. 先輩
  19. 犯人
  20. 教官

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

♬~

♬~

(生徒たち)1 1・2!

(須賀)
おい お前ら 遊びに来てんのか!?

(生徒たち)1・2!

1 1 1・2!

(須賀)足 揃えろ!
(生徒たち)1 1 1・2!

1・2!
(須賀)遅れてんぞ!

(漆原)あっ はい!
(生徒たち)1 1 1・2!

(須賀)
朝まで やんのか!? それで!

(生徒たち)はい! 1 1…。

(宮坂)横ずれてるよ。
(漆原)はい!

(生徒たち)1 1 1・2!

(宮坂)敬礼!

(須賀)指先まで しっかり伸ばせ!
(漆原)はい!

なおれ! 脱帽!

(須賀)遅い!
(漆原)はい!

敬礼!

(須賀)脱帽時の敬礼は
頭を下げる!

(漆原)はい!

(須賀)
何度も同じこと言わせるな!

(漆原)すいません!
(須賀)お前一人だけ遅れてるぞ!

すいません!
(須賀)連帯責任だ!

全員 腕立て50回!
(生徒たち)はい!

(生徒)腕立て 用意!
(生徒たち)1・2! 1!

(須賀)
しっかり 顎を帽子につけろ!

(生徒たち)はい!

(生徒)2!
(生徒たち)2!

(須賀)
誰が 膝ついていいって言った!?

(生徒たち)はい!

(生徒)3!
(生徒たち)3!

(教場長)教官に注目!

(教場長)なおれ!
ありがとうございました!

(生徒たち)
ありがとうございました!

(教場長)わかれ!

(漆原)ハァ…。 すいませんでした。

漆原。
(漆原)あっ はい!

慌てなくていいぞ。
やっていけば 体が覚える。

ありがとうございます!
(宮坂)うん。

失礼します。

(服部)以上30名。
初任科短期課程第200期 風間教場。

(服部)雨沢 光。
(雨沢)はい!

(服部)伊佐木 陶子。
(陶子)はい!

(服部)稲辺 隆。
(稲辺)はい!

(服部)イブキ シュンタロウ。
(イブキ)はい!

(服部)入江アキヒロ。
(入江)はい!

(服部)漆原 透介。
(漆原)はい!

(服部)忍野めぐみ。
(めぐみ)はい!

(服部)乙坂ヒナタ。
甲斐マサト。

川添カズミ。
クガセ ユズ。 倉リョウマ。

クロヤマ ヨウ。

(服部)坂根 千亜季。
(千亜季)はい!

(服部)杣 利希斗。
(杣)はい!

(服部)堂本 真矢。
(真矢)はい!

(服部)鳥羽 暢照。
(鳥羽)はい!

(服部)比嘉 太偉智。
(比嘉)はい!

(服部)吉村 健太。
(吉村)はい!

(服部)以上30名。 辞令 交付。
(須賀)学生 気を付け!

(四方田)辞令 中本 優。
神奈川県警察 巡査に任命する。

(めぐみ)宣誓!
私は 法律を忠実に擁護し

命令を順守し 何ものも恐れず
何ものも憎まず

良心のみに従い 公正中立に

警察職務の遂行に当たることを
固く 誓います!

(四方田)初任科短期課程
第200期生の諸君 おめでとう。

(四方田)仮入校期間を終え

本日より 警察官としての
使命と誇りを持ち

教養や訓練に取り組んでほしい。

気概と情熱を持って

市民の安全を支える警察官に
なってほしい。

警察官は 市民生活の安全と秩序
という根源的なものを支え

極めて
社会的貢献度の高い職業であり

社会正義の実現者として

この警察の仕事に
誇りと使命感を持ち

これからも 職務に
果敢に取り組んでほしいのです。

それでは 撮ります。
(シャッター音)

(男性)ありがとうございました。
≪ありがとうございました。

(須賀)わかれ!

漆原。
(漆原)あっ お疲れさまです。

最初から できるやつなんて
いない。 俺も そうだった。

全然 駄目でさ。
それでも 卒業できたんだから。

なっ? お前も頑張れ。

はい!
ありがとうございました。

失礼します。

≪(風間)あの生徒が気になるか?
漆原ですか?

はい。
2年前の自分を見ているようで。

あっ
自分で大丈夫だったでしょうか?

仮入校期間の指導員を
やらせていただき

ずっと緊張しっ放しでした。

これから 最初の授業ですよね。

今日から 交番勤務に復帰します。
失礼します。

風間教官。 よかったら 一緒に。

(連写音)

失礼します。

(鳥羽)お疲れさまです。
(宮坂)お疲れさまです。

頑張って。
(鳥羽)はい。 失礼します。

(鳥羽)鳥羽 入ります。

(ノック)

教場当番の鳥羽 暢照です。
失礼します。

風間教官。 第3教場にて
3限目の授業をお願いいたします。

申し訳ございません。

失礼しました。

警察学校とは どんな場所だ?
はっ。

ここは どんな所かと聞いてる。

はい。
宮坂先輩が教えてくださいました。

「ここは
生徒をふるいにかける場だ」

「警察官としての
資質に欠ける学生を

はじき出すための場だ」と。
(風間)君も そう思うか?

はい。 そうであるなら
いっそう 気合が入ります。

警察官になるのは
諦めた方がいい。

気合ばかり入ってる生徒は 途中で
気持ちが折れて 辞めていく。

どんな働きがしたい?
警察官としてですか?

君は 警察官以外の職業に
就きたいのか?

いえ。
白バイ隊員を目指しております。

小さいころ 交通安全のイベントで
白バイに乗せてもらいました。

シートの居心地が とても良く

将来
自分のいる場所だと思いました。

思うだけでなれるほど
簡単ではない。

耳を鍛えました。

白バイ隊員は
走る車の音を聞いて

スピードを割り出す
と聞いたんです。

スピード違反の車を
捕まえるとき

道路脇に隠れて
待ち伏せをします。

直接 車を見ないで スピードを
測る訓練をしているそうです。

なので 私も まねして
練習しました。

耳を鍛えたんです。

そうか。
聴力に 自信があるんだな?

はい。

ならば…。

♬~

(ノック)
≪(教場長)気を付け!

よろしく お願いします。

(教場長)敬礼!

(教場長)よろしく お願いします!

(生徒たち)
よろしく お願いします!

休め。
(教場長)休め!

♬~

♬~

風間 公親だ。

(手をたたく音)

拍手してみてくれ。

左右の手を合わせて
音を出せという意味だ。

(まばらな拍手)

(拍手)

そこまで。

君たちは ここを卒業した後

まずは 交番で
仕事をすることになる。

その後
それぞれの適性や希望に応じて

各部署に配属され
様々な警察官になっていく。

出世競争に 目の色を変え
ひたすら 駆け上がろうとする者。

出世には こだわらず

地域住民のために寄り添って
働こうとする者。

めったなことでは クビにならない
という立場に甘んじて

堕落していく者。

今 拍手をしてもらったのは…。

同調と呼ばれる現象を
知ってほしいからだ。

君たちが
勝手に 手をたたいていても

そのリズムは シンクロしていく。

しまいには 同じリズムを刻み
揃っていく。

一人一人が 周りにいる者に
影響を与えるということだ。

どんな警察官になろうが
構わないが

一人の軽率な行動によって
仲間が迷惑する!

てめえ ふざけやがって!

何だ さっきから
じろじろ じろじろ見やがってよ!

ああ!? お前だよ!
(稲辺)僕?

何だ!? やんのか? こらぁ!

(ざわめき)

(鳥羽)おい 逃げんな!

おい! おい こっち来い!

そこまで!

席につけ。
はい!

聞こえなかったか? 席に戻れ!

(生徒たち)はい!

このまま 授業を続けるのか?
机を揃えろ。

(生徒たち)はい!

ナイフは イミテーションで
鳥羽には演じてもらった。

大事なのは ここからだ。

今 起きたこと
一部始終を報告しろ。

漆原。
(漆原)はい!

えーっと…。

一人が 何か怒鳴って…
ナイフを出しました。

もっと詳しくだ。
服装は? どんな言葉を口にした?

え… えっと…。
比嘉。

(比嘉)はい!
警察官の服装をした男が

いいかげんにしろよとか怒鳴って
ナイフで 切りかかりました。

言葉が違う。
いつ起きたかも伝えてない。

そんないいかげんな報告では

犯人が逃走した場合
特定できない。

忍野。
(めぐみ)はい。

見ていませんでした。
どうしてだ?

怖くて…。
怖いなら ここを辞めた方がいい。

(真矢)はい。
君は 堂本だな。 報告しろ。

時間は 12時40分ごろ

警察官の制服を着た男が
もう一人の警察官に対し

「ふざけやがって。
じろじろ見やがって」と怒鳴り

ナイフで 威嚇しました。

自分との距離は?
およそ1mかと。

君は この事態に どう対処した?

何もしませんでした。

吉村。
(吉村)はい。

(吉村)廊下に出て
警察に通報しました。

君は 警察官じゃないのか?
あっ…。 はい そうでした。

あの… お… 応援… 応援を…。

杣。
(杣)はい。

君は?
何も。

ナイフが
偽物と分かりましたから。

確かに ナイフは偽物だ。

だが 後出しだと思われるぞ。
根拠は?

あんな大きな物を
ポケットに入れていたのに

ズボンに 着崩れがなく

構えたときも
重さを感じませんでした。

ナイフの刃に 光が当たったとき
反射が一様ではありませんでした。

アルミの まくが
貼られていたからです。

次の質問だ。

今の犯人に対して
何て言って 止める?

黒星を挽回してみろ。 どうだ?

(めぐみ)はい。
忍野。

ナイフを捨てなさい。
違う。

ナイフを捨てろ!
それも違う。

稲辺は 一番近くにいたな。
はい。

何か言わないと 刺されるぞ。

いいから落ち着いて
ナイフを僕に渡しなさい。

(真矢)はい。 ナイフを離せ!
(比嘉)はい。 ナイフを下ろせ!

本当に冷静な警察官なら
そうは言わない。

(陶子)はい。
伊佐木。

(陶子)「持っている物を捨てろ」
ではないでしょうか?

正解だ。 理由は?

緊張していると
見間違いがあるかも。

だから 持っている物を
決め付けない方が。

もし 包丁や拳銃だったら
相手が混乱するんじゃ。

そう。 事態が悪化する。

気が張り詰めると

つい 普段 口にしていることを
言ってしまう。

「持っている物を」
そう一般的な言葉が出るよう

訓練を繰り返す以外に
方法はない。

はい。
卒業まで 6カ月

手取り足取り
教えるつもりはない。

一を聞いたら 十を知り
自分から考えて 行動しろ。

訓練を怠ると
現場で 命を落とすことになる。

あるいは
ケガをするかもしれないな

私のように。

授業は 以上だ。
あとは 自習とする。

(教場長)気を付け! 敬礼!

(教場長)
ありがとうございました!

(生徒たち)
ありがとうございました!

(教場長)休め!

(吉村)いや~ びっくりした。
めちゃくちゃ怖かったんですけど。

ねえ! 怖かったよね!?

こんな授業が ずっと続くんだ。
(吉村)鳥羽さんのせいだ…。

もう 鳥羽さん 芝居 うま過ぎ!

こっちも必死だったんだよ!

真剣にやらなきゃ クビだ
って言われて…。

(吉村)えっ ク…。 ちょちょ…。
どうした? どうした?

えっ どこ行くの?

(陶子)
自習しろって言われましたけど。

ここでとは言われなかった。
寮に戻って 自習する。

勝手なことしないで。
連帯責任 取らされる。

俺は 教官の奴隷じゃない。

どういう意味?
(杣)分からないのか?

視覚的な効果は 強い。

これから先 この授業のことは
頭から離れない。

教官は たった10分で
僕らを支配したんだ。

(教場長)ちょっと 杣君…。

皆さんは
ここで 自習 お願いします。

(一同)はい。

(須賀)第1列。
(ホイッスル)

(生徒たちの掛け声)

(須賀)第2列。
(ホイッスル)

(生徒たちの掛け声)

(須賀)服を着たまま泳ぐことの
難しさを体感しろ。

水を吸って 重いだろ。
抵抗力が増えて 体力も奪われる。

(須賀)
その感覚を 体に覚えさせろ!

溺れている者は
落ち着いてない。

めちゃくちゃ もがいて
しがみついてくるぞ!

まずは 静かにさせる!

落ち着いてください!
大丈夫ですよ!

すぐに 救助に向かいます!

落ち着いたら
片方の手で 顎を支えて

それから 岸に向かう。

時速3キロ。

分かるんですか?

向かってくる水しぶきの音。
それで 移動時速をはじき出す。

(稲辺)どういうこと?
(鳥羽)感覚だよ。 耳がいいんだ。

(須賀)いいか?
これが 救助の基本だ。

(生徒たち)はい!
(稲辺)さすが 先輩。

(須賀)どいつだ!?
勝手に しゃべってるやつは!

前に出ろ!

はい!
(稲辺)はい。

(須賀)
稲辺。 自分の顔 見てみろ。

ここに 鏡があんだろ。
(稲辺)はい。

ほら よーく見ろ。

(須賀)
気 抜いてると こういうことが

現場でも起こるぞ。

気を引き締めろ!
(生徒たち)はい!

背浮きの姿勢をとれ!

腹と胸を上に
服の中に 空気を取り込む!

どうした!?
服の中に 空気を取り…。

何やってんだ!
鳥羽! 助けに行け!

はい!

≪(ノック)

(稲辺)先輩。
(鳥羽)先輩じゃなくて 同期…。

日記 書いたんで チェックを。

じゃ 俺のも頼む。
(稲辺)はい。

字の間違いだけで 腕立て20回って
どんな学校なんですか。

なあ この「昆虫採取」の「取」って

取るじゃなくて
集めるじゃなかったっけ?

そうか。
「肝に命じる」の「命」は

かねへんに 名前の方ですよ。
(鳥羽)そうだ…。 あっぶねえ。

これ ホントのことだよな?

鑑識の仕事やりたくて
学校に入ったって。

ええ。

日記に 嘘 書いたら
アウトだからな。

バレたら ヤベえぞ。 即行 クビだ。
(稲辺)分かってます。

警察官は 書類に 事実を
正確に書かねばならない。

日記といえども
創作は 犯罪行為と見なすでしょ?

じゃあ ホントに そうなんだ。
(稲辺)はい。

中学 高校と
成績 悪かったんですけど

手先は 器用だったんで。

昆虫とか捕まえて
標本 作ってました。

そういうのが 趣味なんだ?

学校に行かない時期あって
そしたら 担任が うち 来て

手先が器用なら ドラマでやってる
鑑識の仕事を目指してみたらって。

それ 普通 真に受けるか?

うわ また出てきたよ。

僕の部屋もです。

(鳥羽)
あの穴から入ってくんだよな。

(鳥羽)接着剤で埋めちゃうか。
(稲辺)やめてください!

カワイイじゃないですか。
瓶に入れて 飼おうかな。

何 言ってんだ…。 返せ。 返せ。

駄目!

(稲辺)僕たちと一緒ですね。
(鳥羽)はっ?

(稲辺)必死に走ってるのに

教官から見れば
ゆっくり歩いてるだけ…。

すぐ踏みつぶされるか…。
気を付けないとな。

♬~

(生徒たち)1 1 1・2!

(生徒たち)1 1 1・2!

(生徒たち)1 1 1・2!

(須賀)お前ら
この1週間 何やってたんだ!?

(夫)いいとこだよな ここ。

<ここで新しい生活を始めるって あるかな
…と言ってみる>

(妻)<ないでしょ>

<と 反対されることは織り込み済み>

<無邪気なこと言うよね>

<可能性を手元に置いておきたくてね>

<もう若くないんだから>

<実は止めてもらいたい自分もいる>

<大変なことになる予感…>

<今は みんなが大変だよ>

<リモートも苦手なくせに>

ジタバタしてみたいんだよ もうちょっと。

いいんじゃない。

あれ? 反対しないの。

まだ腹をくくれてないんだね。

ふふ…。

(ノック)
(鳥羽)鳥羽 暢照です。

失礼します。

本日分の日記を
持ってまいりました。

今日は
何か変わったことは なかったか?

ささいなことでも何でもいい。

本当に ささいなことなんですが。
構わん。

アリです。 数日前から
部屋に入ってきて 困っています。

殺虫剤は 使ったのか?
また すぐ入ってきます。

なぜだ?

さあ…。
詳しい人に聞いてみないと。

君が
自分で考えてみたら どうだ?

はい。 申し訳ありません。

失礼しました。

ああ たぶん…。

(吉村)先輩 先輩… 先輩!
(鳥羽)先輩じゃなくて 同期な。

(吉村)同期先輩! 同期先輩!
(鳥羽)何だよ。

聞きました? 事故の音。
さっき 10時ちょうど。

向こうの道路で ドンって
すごい音 鳴ってたよな?

車とバイクみたいな。
出合い頭って感じ?

あしたの日記に書くこと
できましたね。

ああ…。
(吉村)速度 分かりました?

30キロ同士かな…。
(吉村)さすが 先輩!

(鳥羽)先輩じゃなくて 同期な。
(吉村)同期! 同期先輩!

ねえ 聞いた? 事故の音。
事故の音 聞いた?

≪(生徒)聞いたけど。
≪(吉村)すごい音だったよね!?

≪(生徒)びっくりしたよ。
≪(吉村)ヤバかったよ。

≪(ノック)
≪(鳥羽)失礼します。

鳥羽 参りました。
≪(須賀)こっちだ。

(鳥羽)はい。

(須賀)こいつには
集中してほしくてな。

やましいことがあるやつは

耳をふさがれただけで
途端に おたつきやがる。

どのようなご用件でしょうか?

(須賀)2日前
無断で外出した生徒がいた。

夜10時ごろ 裏口の扉が開く音を
聞いた者がいる。

外出したのは 誰ですか?
(須賀)そいつ 捜してんだよ。

扉には
生徒3人の指紋がついてた。

そのうち2人に
アリバイがあった。

残るは こいつだけだ!

稲辺は おとといの夜 図書室で
お前を見掛けたと言ってる。

時刻も 正確に覚えてる。
午後10時だ。 なあ?

はい。

鳥羽。
(鳥羽)はい。

お前 こいつのアリバイ
証明してやれるか?

♬~

と… 鳥羽さん…。
(鳥羽)いいえ できません。

彼を見ていないので。

(須賀)そうか。 帰っていい。
(鳥羽)はい 失礼します。

(須賀)道場に来い!
(稲辺)はい。

(教場長)よろしく お願いします。

(生徒たち)
よろしく お願いします。

休め。
(教場長)休め。

紹介する。
今期から 副教官として

君たちを指導することになった
田澤 愛子だ。

(愛子)田澤です。 まだ見習ですが
よろしく お願いします。

(生徒たち)よろしくお願いします。
(吉村)お願いします…。

吉村。
はい!

始めてもいいか?
(吉村)申し訳ございません!

警察官というのは あるものに
着眼する仕事と言っていい。

あるものとは 不自然な痕跡だ。

もし 街なかで

すすだらけの人間が歩いていたら
おかしいだろう。

だから われわれは その理由を
質問する必要があるわけだ。

鳥羽。
はい。

こっちに来てくれ。
はい。

私と話したくないと思ってほしい。

どんな態度をとる?

痕跡は 汚れだけではない。
態度にも表れる。

へその向きに注意しろ。

私から
へそをそらしたということは

彼が ここにいたくない
という気持ちの表れだ。

稲辺。
はい。

君も こっちに来て 手伝ってくれ。
はい。

今は
雨が降っているという設定だ。

鳥羽。
はい。

君は 靴の中に
覚醒剤を隠し持っている。

絶対に見つかるわけにはいかない。
(鳥羽)はい。

稲辺。
はい。

彼のへそは
向こうを向いていて 怪しい。

職務質問してみろ。
はい。

始め。
すいません。

恐れ入りますが
お名前を教えてください。

鳥羽です。

靴が新しいですね。
雨の日に 新品を履きますかね?

(鳥羽)
そりゃ 履く人もいるでしょう。

あなたは 嘘をついてませんか?
(鳥羽)いえ 別に。

靴を脱いでもらってもいいですか?
(鳥羽)何でですか?

(稲辺)靴に 何か隠してませんか?

靴に 覚醒剤を隠すケースが
多いんです。

隠してません。

あ… あなたは
嘘をついてますね?

分かりました。
脱ぐので 肩を貸してください。

できません。 凶器を
持ってるともかぎりませんので。

なら 拒否します。

嘘つくな…。
(鳥羽)はい?

嘘つくな!
そこまで!

相手のペースに乗せられて
興奮するのは よくない。

第三者に撮影でもされたら
どうする?

2人とも戻っていい。
はい。

はい。

(チョークが床に落ちる音)

警察官を見たときの反応を
観察することが 大切だ。

どうすればいい? 副教官。

不意をついて 声を掛けます。

効果的だ。 覚えておくといい。
(生徒たち)はい。

(愛子)鳥羽君と稲辺君を
指名したのには 何か理由が?

鳥羽の様子で気付いたことは?

席に戻った後 汗を拭いました。
理由があるから 指名した。

何してんだよ。

ホントに飼うのかよ。

(稲辺)
なるべく強くて 大きいやつを。

あのさ… あの…。

(稲辺)先輩。
(鳥羽)いや 先輩じゃなくて 同期。

僕 学校 抜け出してません。
あの時間は 図書室にいました。

手伝っちゃうよ。

≪(ノック)

(鳥羽)はい。

(生徒)お疲れさまです。
風間教官が お呼びです。

はい。

鳥羽 参りました。
何でしょうか?

休め。 楽に休め。

呼び出して悪かった。
いえ。

確か 君の特技は
車の走る音を聞いて

速度が分かることだったな?

しかも かなり正確に。
はい。

ならば…
目を閉じて 耳を澄ましてみろ。

はい。

(車の走行音)

今 そこを乗用車が通った。
聞こえたか?

聞こえました。
時速何キロだ?

およそ40キロです。

(車の走行音)

今 通ったのは トラックのようだ。
何キロだ?

30キロです。
見事だ。

今すぐにでも
白バイ隊員になれるな。

いえ まだ…。
今のバイクは?

40でしょうか。

そんなにか?
あまり速くなかったように思うが。

ちょっと待ってください。

30キロぐらいだった
かもしれません。

(窓を閉める音)

それも違うな。
はぁ…。

なぜなら 今
バイクなど通らなかったからだ。

君は 耳をやられてるようだな。

授業のとき チョークを転がしても
君は 気付かなかった。

床に落としても

視界に入らないかぎり
聞こえないらしい。

救助訓練で
プールに飛び込んで…。

(鳥羽)そのときに 耳に痛みが。

病院には?
行きました。

滲出性中耳炎で
耳の奥に うみがたまっていると。

耳が悪いと
白バイ隊員にはなれない。

だから 隠したのか?

君の最近の日記だ。

文章の中に
不自然なまでに増えたものがある。

赤線を引いたところを
読んで聞かせてくれ。

はい。

「響くエンジン音」

「一秒ずつ刻んでいく時計の音」

「子猫の鳴き声」

「木々のざわめき」
音に関する記述だ。

君は自分の耳が よく聞こえてると
暗に アピールしている。

アピールが高じて

ついには 聞いていない音まで
聞いたと書いた。

「昨日の夜 10時ちょうど
寮の部屋で交通事故の音を聞いた」

「車とバイクが
出合い頭で 衝突したようだ」

「ケガ人がいなければいいが」

稲辺のことで偽証したのも
これが 理由だな。

君は
事故の音など聞いていないのに

聞いたと日記に書いた。
書いてしまった以上

その時間は 部屋にいたことに
しなければならなかった。

図書室にいたら
事故の音など聞こえないからな。

だから 稲辺のことも見ていないと
嘘をついた。

教官…。
君は 日記で 私に嘘をつき

稲辺のことで
須賀副教官にも 嘘をついた。

教官。 私は…。
君には ここを辞めてもらう。

サインして 持ってこい。

あしたか あさってか
何なら 今でもいい。

聞こえたな?
はい。

鳥羽!
はい!

警察官になりたい理由も
全部 嘘か?

(ドアの開く音)

(陶子)どうしたんです?
(杣)チーズが載ってないから。

メニューには
チーズハンバーグって。

やだなぁ。 違います。
正確には チーズインハンバーグ。

中に入ってるんです。
ほら おいしいですよ。

ああ…。
(陶子)中 とろっとろでしょ。

ホントだ! カフェか!?
カフェなのかな? ここは!

何 このツインズは 固まって…。

お前らは 大食い選手権か!
いや 漫画盛り!

食べられるのかな!?
それ ホントに!

何だ何だ お前は!
早く座れ そっちとか!

すいません…。
(吉村)隣 いいかな?

あれ? ハンバーグ? 俺 魚!
ハハハッ!

何でだよ! びっくりした!
怖いな! こぼれたわ もう!

何で そこ 座るかな!
先輩。 布巾 借りますね 布巾!

(稲辺)先輩。
床掃除を手伝ってくれませんか?

2人でやるはずだったんだけど
1人 体調 悪くなって。

お願いします。
(鳥羽)まだ 食ってんだよ。

手伝っちゃいます。

行きましょ。

(稲辺)どうぞ 先輩。
(鳥羽)おい 何で 鍵 持ってんだよ。

(鳥羽)
生徒だけで入るの 禁止だろ。

(稲辺)いいから いいから。
ちょっと待ってて。

(鳥羽)いきなり ため口かよ。

(鳥羽)おい 早く やっちゃおうよ。
(稲辺)はい すぐに。

(鳥羽)痛っ!

(鳥羽)おい! おい! おい!

うっ! 痛っ!

おい てめえ
ふざけんじゃねえ!

おい! 何してんだ…。 おい!

何だ…。 おい! おい 何だ これ!
おい!

瞬間接着剤。

無理に取らない方がいいよ。
顔の皮膚 なくなっちゃうから。

あっ これ 返しときますね。

うっ! おい! 早く… 外せ!

(稲辺)うるさい!

(稲辺)副教官に
ぼこぼこにされた腹いせで

いたずらしたと思いますかぁ?
違うよ。

体が痛いのは 我慢できる。
いつか 治るしさ。

(鳥羽)ぐはっ!
(稲辺)でもね

平気で 嘘つかれるのって
相当 胸が痛いんだよ。

♬~

(鳥羽)《いいえ できません。
彼を見ていないので》

(稲辺)初めて
友達できたと思ったのにな…。

ねえ 先輩。

聞こえねえか。

てか 先輩でもねえか。 ハハハ…。

(稲辺)トバ~! …ちゃん。

昔 戦争中に 兵士が ジャングルで
耳に ケガをしました。

あるとき その兵士は

耳元で 爆弾が落ちたような音を
聞きました。

でも 爆弾じゃなく
それは 鼓膜が破れた音でした。

(稲辺)
鼓膜を食いちぎられたんだよ!!

耳の中のうみを
餌だと思い込んだ

アリにね。

(はう音)

(鳥羽)うわああああ…!!

≪(ノック)
(教場長)気を付け!

(生徒)よろしく お願いします。

(教場長)敬礼!

(教場長)よろしく お願いします。

(生徒たち)
よろしく お願いします。

(愛子)休め。
(教場長)休め。

199期 石上 史穂です。
休学していましたが

今日から 一緒に授業を受けます。
石上さん。

(史穂)はい。

(史穂)石上 史穂です。
よろしく お願いします。

席は あそこね。 で ロッカーは
一番右の上を使って。

(史穂)はい。

(愛子)え~ 服部副教官は
間もなく いらっしゃいます。

(教場長)気を付け!

敬礼!

(教場長)
ありがとうございました!

(生徒たち)
ありがとうございました!

(ドアの開閉音)

(教場長)休め!

(生徒)警察学校! 1!
(生徒たち)そーれ!

(生徒)2!
(生徒たち)そーれ!

(生徒)1 2 3 4!

(須賀)頭上に!
(生徒たち)頭上!

(須賀)構え!
(生徒たち)おう!

誰だ!? 遅れてるのは!
(めぐみ)はい!

名前を言え!
(めぐみ)忍野… めぐみです。

しゃべれるんだったら
まだ走れる!

(めぐみ)はい!
(須賀)ふらふら するな!

(生徒たちの掛け声)

(生徒)1 2 3 4!
(生徒たち)2 2 3 4!

脇固めからの後ろ固め 用意!
(生徒たち)おう!

(服部)始め!

(生徒たちの掛け声)

えい!

うまいよ 堂本。 経験があるのか?
(真矢)格闘技を少々。

(服部)やめ! 受け取り交代!
(生徒たち)はい!

(服部)どうした? 忍野。

戻れ!
(生徒)はい!

(服部)早く立て!
(めぐみ)はい!

連帯責任!
3教場とも 腕立て 30!

(生徒たち)はい!
(服部)腕立て 用意!

(生徒たち)1 2!
(服部)始め!

(生徒)1!
(生徒たち)1!

(生徒)2!
(生徒たち)2!

(生徒)3!
(生徒たち)3!

(生徒)4!
(生徒たち)4!

(生徒)5!
(生徒たち)5!

(生徒)6!
(生徒たち)6!

(生徒)7!
(生徒たち)7!

(生徒)8!
(生徒たち)8!

≪♬(ハーモニカの演奏)

♬(ハーモニカの演奏)

♬~

♬~

≪♬(ピアノの演奏)

お疲れさまです!

ユダヤ人には
バイオリンの名手が多いそうだな。

はい。
そのように いわれています。

なぜだろう?

つらい目に遭ってきた民族だから
と聞いたことがあります。

言葉で表現できない苦しさを

どうにかして
外に出そうとするから

深みのある音色になると。

続けろ。
はい。

♬(ハーモニカの演奏)

♬~

君の出す音に引かれるのも
同じ理由かもしれないな。

余計なこと 言ったか?
いえ 平気です。

(音程が外れる音)

気持ちを乱してしまったようだな。
そんなこと ありません。

なら 鏡を見てみろ。

はい。

気付かないか?

ポーカーフェースをつくれたとしても
耳たぶだけは ごまかせない。

血管が集まってるから
緊張すると 赤くなる。

≪(千亜季)お疲れさまです。

(千亜季)何 話してたの?

あっ…
いや よく分かんなかったけど…。

(千亜季)えっ?
(めぐみ)うん?

もう!

(千亜季)あれ?
(めぐみ)どうしたの?

マレットが見当たらない…。
(めぐみ)マレット?

私が 木琴で使ってる…。

最近 多いね 物なくなるの。
(千亜季)うん…。

≪(ドアの開く音)

(千亜季・めぐみ)お疲れさまです。

(美沙)出てってくれる?

(千亜季・めぐみ)はい。
≪いやいや

あんたは 出ていかないから。
(めぐみ)えっ?

(香菜)いや 早く行けよ。

(香菜)早く。

(美沙)座って。

(めぐみ)何ですか?

(美沙)これから 嘘発見器で
テストをします。

嘘をつくと
そのポリグラフが 反応します。

どういうこと?
(美沙)好きな異性のタイプは?

別に…。

学校にいる異性で 気になる人は?
(めぐみ)いないけど…。

(美沙)あなたは
異性に 興味がないんですか?

何!?

あんたといると
体力 余計に 消耗すんの。

(香菜)みんな 迷惑してんの。
(美沙)真剣に やらないからよ。

やってるんだけど…。
(香菜)何 言い返してんだよ!

(真矢)今度は あんたの番ね。

あなたは この生徒が
嫌がるようなことをしましたか?

(香菜)痛い!

行くよ!

ありがとう。

(真矢)
新関教場は 荒れてるらしい。

顔が カワイイから
なめられるんじゃないの?

いつも意識して
怖い表情つくるようにしたら?

こんなふう?

(真矢)フフッ。 嘘っぽい。

誰か 許せないと思ってる相手は
いない?

そいつのことを考えるの。

そしたら 瞳に怖さっていうか
冷たさが 宿る。

そうなんだ…。

≪(生徒)お疲れさまです。
(真矢)お疲れさまです。

(めぐみ)お疲れさまです。

終わったら トレーニング室 来て。

(生徒)お疲れさまです。
(真矢)お疲れさまです。

(めぐみ)音楽室にて 木琴に
使用するマレットが紛失しました。

音楽クラブ全員で捜しましたが
見つかりません。

紛失届を出せ。
書いてきました。

OA実習室から
パソコンのマウス

運動用具室から
ファーストミット

そして マレット。

5~6日置きに備品が紛失してる。
おかしいですね。

どれも使い古された物ですし

持っていても
しょうがない物ばかりです。

一般の学校だったら

同じようなことがあっても
大した騒ぎにはならない。

しかし ここは違う。

物品の紛失は 学校の規律が
乱れてるということになる。

誰かが盗んだんでしょうか?

自分で解いてみろ。

はい。

はい! あっ…。
構わん。 言ってみろ。

はい。

Mouse Mitt Mallet…。

Mつながりでは?

違いますね…。 失礼しました。

失礼します。

(生徒)お疲れさまです。
(めぐみ)お疲れさまです。

すごいね 真矢…。

腕立て やってみて。
(めぐみ)えっ? はい!

(めぐみ)1。

(めぐみ)2…。

駄目だ…。

(真矢)食堂 行くと 何 頼んでる?
(めぐみ)魚とか。

(真矢)今日から 肉。
特に 鶏肉は 疲労回復させるから。

(真矢)盛りは?
(めぐみ)盛り?

(真矢)ご飯。
(めぐみ)いつもは 並だけど。

(真矢)今度から 大。 大盛り。
(めぐみ)いや… 無理だよ。

(真矢)嫌なことがあっても
いっぱい食べれば 吹っ飛ぶ。

おなかに入れた後は 体を動かす。

1人で2人と戦える体をつくるの。
あいつらに なめられないように。

分かった。 何やればいい?

腕立てを20 膝ついていいから。

スクワット30。 マシンは これとあれ。
10回を3セット。

(めぐみ)できるかな? そんなに。
(真矢)20分で できるよ。

今日から毎日。 約束して。
(めぐみ)やってみる。

腕立てを10回。
まずは それが目標ね。

うん!
(真矢)よし。 じゃあ やろうか。

(めぐみ)はい。

(真矢)いくよ。
(めぐみ)うん。

(真矢)スタート。

(真矢)息を吐き出して
そしたら 一気に かきこむ。

うん。
(真矢)ここで生き延びるには

頑丈な体をつくるしかないの。
(めぐみ)分かった。

♬~

♬~

ありがと。
(真矢)ううん。

ねえ
真矢は 何で鍛えてるの?

私?
(めぐみ)うん。

こう見えても いじめられてた。

嘘…。

小学生のとき
ハリガネって言われてて。

でね 学校の帰り道に
格闘技のジムがあって

外から見てたら 声 掛けられた。
(めぐみ)そうなんだ。

(吉村)え~っ!? マジっすか!?
(陶子)総代だったんですか!

ってことは 成績トップ。
(吉村)ならなら 卒業式のとき

代表で 答辞… 答辞を…。
(愛子)読ませていただきました。

うわ~!
(陶子)そうなんですね。

すげえな 愛子副教官は!
俺も総代になりてえ!

って 無理か!
(愛子)そんなことより クイズね。

ここの焼き魚が おいしいのは
何ででしょうか?

焼き魚。 え~…。 はい!
(愛子)比嘉君。

(比嘉)いや
た… 確かに おいしいですけど…。

(陶子)考えたことなかった。
ねえ 分かる?

さあ…。
(吉村)はい!

厨房を家宅捜索したのね。

そしたら
業務用の両面焼きじゃなく

片面のオーブンで
おばちゃんが 丁寧に焼いてたの。

はぁ~!
(愛子)だから

臭みが抜けて おいしいの。
(吉村)なるほど!

それは 知らなかったです!
(愛子)ねえねえ… 吉村君。

座ったら?
(吉村)はい!

隣 近くに…。 おい!
おい お前 何だよ また!

お前 そっち 行けよ。 駄目だよ
今日は。 今日は 駄目だよ!

ハハハハッ。
僕は 唐揚げでしたが

この唐揚げは
両面焼きでしょうか?

どっちでしょうか?

同じメニューですね。
(史穂)はい。

ごちそうさまでした。

(真矢)鳥羽さん 最近 トレーニング室で
見掛けませんけど。

うん?
(真矢)筋トレ やりましょう。

なまった体じゃ
白バイ 乗れませんよ。

稲辺君が
急に いなくなったでしょ。

女子寮で 噂になってます。

その傷の原因が
稲辺君なんじゃないかって…。

何があったんです?

いや…。

(鳥羽)《ああ… ああ… ああ…》

(鳥羽)《助けてください…。
助けてください…》

《助けて…》
《動くな!!》

《助けてください!》

《ああっ!》

《ああっ! ああっ!
ああ~っ!》

(比嘉)面! 面!

(比嘉の気合)
(気合)

(気合)

高校 大学と
国体の選手だったそうだな。

(比嘉)はい。

それで 警察官に?
(比嘉)迷いませんでした。

これからも
稽古の相手をさせてください。

(比嘉)失礼しました!
教官に対して 生意気なことを!

(服部)今日も
生徒とランチしてましたよね。

ちょっと あなたね

生徒と友達のように接するのは
やめなさい。 須賀さんからも。

まあ ねえ…。
(服部)けじめは 必要です。

須賀さんも そう思いますか?
(須賀)まあ ねえ。

あらっ!? 私が来たとき 生徒と
仲良くしたら 怒られましたけど!

ずいぶん 態度が
お違いになりますのね!

まあ ねえ…。
(服部)聞いてるんですか!?

まあ ねえ。
(愛子)お疲れさまです。

(服部・須賀)お疲れさまです。
(須賀)通達書類 置いときました。

ありがとう。

失礼します。

失礼します。

生徒と仲良くしては
いけませんか?

皆さん 厳し過ぎます。

たまには
優しく接してあげないと。

確か ここに来るまでは
板倉中央署の刑事だったな。

はい。 強行犯係の。

生徒たちのそばにいて
何か気付いたことはなかったか?

ささいなことで構わない。

忍野めぐみが 女子の中で ちょっと
孤立してるのは ご存じですね?

堂本が守ってあげています。

トレーニングに誘って
鍛えているようです。

それから 元気がなくなった
鳥羽にも 声を掛けて

励ましているようです。

君に 授業を任せてみよう。
ホントですか!?

(愛子)事件が起きて
犯人が逃走した場合

被害者や目撃者から
犯人の特徴を証言してもらい

似顔絵を作ります。 アナログですけど
非常に 効果があります。

今日は 一人が
別の生徒の特徴を証言して

もう一人が 似顔絵を作ります。

男女1枚ずつ 描いてもらいます。
では やってみましょう。

(生徒たち)はい。

(愛子)
うまく描かなくてもいいからね。

(生徒たち)はい。
(愛子)詳しく聞き出して。

座っていいぞ。
(2人)はい。

(愛子)
顔は どんな感じって聞いても

証言者は 答えにくいでしょ。
(杣)はい。

コツは 顔のパーツごとに聞くの。

輪郭は まる? 四角?
細長い? って。

次に 髪形は? 目は? 鼻は?
口は? って。

ねっ?
(比嘉)はい。

みんな OK?
(生徒たち)はい。

任せると言ったが
こういうことではない。

(生徒たち)お疲れさまです。
お疲れさまです。

(須賀)いいか? 事件事故現場で
傷病者の手当てをする場合

まずは 脈拍など
生命の兆候を観察する。

成人の脈拍は
1分間につき 60から100。

ケガ人の場合は 緊急時だ。

15秒間 観察したものを
4倍にして 算出する。

では 実際に 2人1組で
倒れている者の脈を測ってもらう。

(須賀)4人 前へ出ろ。 志願者は?

坂根。
はい。

1人目は 君だ。
あとの3人は 君が指名しろ。

はい。 忍野さん
甲斐さん 入江さん お願いします。

≪はい。
(めぐみ)はい。

(須賀)呼ばれた者は 前へ出ろ。
他の者は 座れ。

(生徒たち)はい。

(須賀)始め。

教官は
どうして あなたのことを?

言われたの。
この3人を指名しろって。

♬(ハーモニカの演奏)

♬~

♬~

憎い相手 いたよ。

誰にも言わないでね。

小さいとき 男の人に
公園のトイレ 連れてかれて

いたずらされたの。
体 触られたりして…。

顔とか覚えてないんだけど

ニュースで同じような事件 見ると
今も カッとなる。

でも そのときね
お巡りさんが 助けてくれたの。

交番 連れてってくれて
手 ぎゅ~って握ってくれて…。

もう大丈夫だよって。

だから ここに?

うん。

(ノック)
(めぐみ)忍野めぐみです。

≪入れ。
失礼します。

何でしょうか?

授業で測った脈拍だ。
みんなに返しといてくれ。

分かりました。
共通点は?

はい?
坂根が指名した3人の共通点だ。

私を含め 3人は
紛失物の届け出をした者です。

なかなか いい目をしてるな。
刑事を目指してるのか?

志望は 生活安全課です。
性犯罪の防止を。

ところで 君は 堂本に
筋トレを教わってるそうだな。

はい。 それが何か?

筋トレを教えることで
堂本は 君に見返りを求めたか?

見返りとは?
コーチ代だ。

そんなこと言われてません。
どういうことですか?

真矢は そんな人じゃありません。
そうか。

生徒が変わった動きをすると
気になってな。

たとえ 教官でも
失礼だと思います。

真矢は 私を心配して 力を
貸してくれてるんだと信じてます。

失礼します。

坂根のことで忘れていた。
彼女が証言した。

なくなった3つの物は
彼女が使っていた物だそうだ。

ミットもマウスも マレットも

ここ2週間以内に
彼女が使用している。

つまり

坂根が触れた物を 生徒の誰かが
盗んだということになる。

なら 犯人は…。

すみません。
これを拾ったんですけど。

少々 お待ちください。
(千亜季)はい。

駄目だ。 応えてない。

善意で持ってきてくれている。
それに ちゃんと応えろ。

ありがとうございます。

どうぞ お座りください。
(千亜季)はい。

特に 子供や ご年配の方には
絶対に忘れるな。

(生徒たち)はい。

続けろ。
(千亜季)はい。

どこで拾われましたか?
(千亜季)すぐそこの児童公園です。

公園の どの辺りで?
(千亜季)ベンチの下です。

はい。

どうした?
相手を不安にさせるな。

はい。 申し訳ありません。

中身は 何か入っていましたか?
(千亜季)はい。 これだけです。

ありがとうございます。

違う。 「財布」「十円玉」「一枚」

書き方が 正しくない。
どこがでしょうか?

そんなことも分からないで
よく 警察官を目指してるな。

気付かないか?
申し訳ありません。

考えておけ。 下がっていい。
はい。

矢野。
(矢野)はい。

代われ。
(矢野)はい。

(めぐみ)お疲れさまです。

次の犯人の狙いは
この中の十円玉だ。

そうですね。
坂根さんが 触りましたから。

数日中に盗むだろう。

どうしますか?
別の所に隠しますか?

それとも
倉庫に 鍵を掛けますか?

かけよう。
ただし 鍵ではない。

あえて 盗ませる。
わなをかけるんですね。

♬~

どこがいけなかったんだろ…。

今日の逮捕術でも
やってくれましたね。

連帯責任は
もう勘弁してほしいの。

ねえ 分かってんの?

(めぐみ)ああっ!

しーっ。 片付けといて。

♬~

♬~

♬~

(生徒)お疲れさまです。

(服部)鑑識捜査の概論は 以上。
では 実際に やってみましょう。

先日 交番実習で使った硬貨から
指紋を採取してみます。

この容器には
アルミの粉末が入っています。

はけにつけて
硬貨を 軽く はいていきます。

満遍なく塗ったら
余分な粉を落とす。 ここは繊細に。

指紋が 浮き出ました。

(服部)次に ゼラチン紙をはって
指紋を転写します。

注意するのは
空気の泡を入れないこと。

(愛子)転写できました。
(服部)転写したら

剥がして 台紙に はります。

(愛子)誰の指紋でしょう?
(千亜季)はい。 私のだと思います。

(千亜季)交番実習で
手に持ちましたから。

(服部)じゃあ 調べてみましょう。

《次の授業で使う十円玉には
坂根の指紋は ついていない》

《犯人は
この中の硬貨を抜き取った後

自分の持っていた硬貨と
すり替えるはずだ》

《その硬貨についている
指紋の主が 犯人だ》

(愛子)そうですね。 指紋は
坂根さん あなたのものです。

(服部)戻って。
(千亜季)はい。

(服部)それでは 皆さんにも
やってもらいましょう。

手元にある瓶から
指紋を採取してください。

お疲れさまです。 交代します。
(めぐみ)お願いします。

当直勤務には慣れたか?

はい。
宿題は できたのか?

できました。

拾得物の欄には 財布ではなく

がまぐちと書かないと
いけませんでした。

拾得物の特徴を 正確に記すため
両者を 厳密に区別します。

そのとおりだ。 よく勉強したな。

君には ここを辞めてもらう。
サインして 持ってこい。

いつにする?
あしたか? あさってか?

何なら 今でもいい。

私が 何か…。
犯人をかばったな?

救急法の授業で
最初に 脈拍を測ったのは

坂根と
紛失届を出した3人だった。

犯人は それを見て
冷静でいられるはずがない。

自分は 揺さぶりをかけられている
そう思うだろう。

案の定 脈拍の高い生徒が
一人だけ いた。

問題は その後だ。

《授業で測った脈拍だ。
みんなに返しといてくれ》

《分かりました》
君は 私から預かった用紙で

生徒全員の脈拍を見て
犯人が 誰だか知った。

なぜか 君は 犯人をかばおうと

財布の中にあった硬貨を
前もって 別の硬貨に すり替えた。

犯人の指紋が検出されないように。

犯人が それを盗んだ後
君は 元の硬貨を戻した。

なぜ そんなことをしたのか…。

犯人と君は
深い信頼関係にあるからだ。

知りません 何も。

鏡を見てみろ。

教官が わなをかけたのは…。
君にだ。

それが 本当の友情か
自分で 見極めてみろ。

犯人は
男子生徒だと思ってました!

特別な感情を持った相手ほど

どうしても
荒々しい筆遣いで描いてしまう。

胸の内に抱いた
相手への特別な思いが

知らずに
手元へ伝わってしまうからだ。

この2枚とも 描いたのは
堂本 真矢だ。

窃盗の罪は 重い。

堂本には
今夜中に 退校を言い渡す。

この先 君は ひとりだ。
覚悟は いいか?

♬~

めぐみ。

ねえ ちょっと見てて。

(めぐみ)1。

2。

3。

4。

5。

6。

7。

8。

9。

10。
(真矢)できるようになったね。

これが いっぱい いっぱい。
(真矢)腕立ての話じゃない。

怖い顔が できるようになった。
もう大丈夫。 一人で立ち向かえる。

真矢が助けてくれたから。

(真矢)めぐみも助けてくれたのね
私のこと。

かばってくれたんでしょ。

《指紋は
坂根さん あなたのものです》

(真矢)十円玉に
私の指紋がついてなかった。

すり替えてくれたのね。

そんなことしたって
風間教官には かなわないのに。

もう会えないね。

めぐみは 辞めちゃ駄目だよ!

真矢…。

トレーニング… 続けるのよ。

真矢…。

もう一度 聴きたい。

うん…。

♬(ハーモニカの演奏)

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(めぐみの泣き声)

(ノック)
(真矢)堂本 真矢です。

≪入れ。
失礼します。

♬~

失礼しました。

しっかり 思いは伝えたか?

♬~

♬~

いいえ。

サインして 持ってこい。

失礼しました。

♬~

♬~

ねえ 鳥羽さん
運転のコツとかって あります?

あっ?
(陶子)白バイ隊員になりたいって。

バイク乗ってる写真
女子に見せたでしょ?

噂 あっという間。
(鳥羽)知らねえよ。

怖っ。
ちょっと教えてくださいよ!

(入江)
ねえ ねえ あの噂 知ってる?

何?
(甲斐)聞いたけど

それ ホントなのかよ。
(吉村)何が? 何が?

副教官に聞いたけど
そんなこと知らなくていいって

どやされた。
(川添)それ ますます怪しくない?

怪しい。
えっ 何が? 何が怪しい?

(乙坂)去年 この学校で
事故があったらしいの。

(吉村)え~っ!?
(小泉)生徒が何人か

大ケガしたって。
(吉村)マジか。

石… 石上さん 石上さん
前の期で 授業 受けてたよね?

事故のこと 知ってるでしょ?

(吉村)ひょっとして 君が
休学したのって それと関係あり?

≪(物音)

(須賀)大丈夫か!?
≪誰だ? あれ 誰だ?

だ… 誰? 誰だ? あれ。

ハァ… ハァ… ハァ…。

(漆原)ハァ ハァ ハァ…。

すいません! 遅れました!
(鳥羽)またかよ。

あっ…。 小さいときから
時間の感覚がつかめなくて…。

何だ それ。
(比嘉)漆原。

(比嘉)頭の中で 10秒 数えて
手を上げて。

(漆原)えっ?
(比嘉)よーい スタート。

おい 嘘だろ お前。
(比嘉)どうなってんだ お前の時計。

(漆原)でもですね
親が ここは 厳しいから

卒業するまでには
まともになるって。

人任せかよ。

(教場長)気を付け!

(教場長)教官に注目!

(教場長)なおれ!
よろしく お願いします!

(生徒たち)
よろしく お願いします!

休め。
(教場長)休め。

今日は 事件現場への臨場 および
初動捜査について 学んでもらう。

交番に通報があり
現場へ駆け付ける際の注意点は?

分かるやつ いないのか! 杣!
(杣)はい。

現場へ向かう途中も
周囲への注意を怠らず

不審者の発見に努めること。
(須賀)臨場後は?

はい。 110番で
本部に 飛び越え報告をして

通報者に
状況を話してもらいます。

それから?
(比嘉)それから…。

他の者も分からないなら
全員 腕立て…。

通報内容を署活系無線で
幹部 および 相勤者に知らせる。

同時に 通報した者の挙動に
注意を払う。

分かってんだったら
最初から言え! まあ いいだろう。

第一班は 事件現場へ移動。
(生徒たち)はい。

第二班は 交番で待機。
(生徒たち)はい。

第三班から第八班は 見学。
(生徒たち)はい。

気を付け! 始め!
(生徒たち)おう!

はい。 練習交番 比嘉です。

大変です!
人が倒れて 血を流しています!

人が倒れて 血を流している。
場所は どちらですか?

第3教場です! 早く来て!
声を掛けても 動かないんです!

すぐに行きます。
そちらで お待ちください。

第3教場だ。 行くぞ!
(吉村たち)おう! よし!

(比嘉)漆原が来てない!
(吉村)漆原!

死体役 誰かな!?
(比嘉)走れ!

(杣)ちょっと待て!
(比嘉)何だよ!?

教官は 授業を
何重にも仕組んでくるよな。

もしかしたら…。
(比嘉)ここまで来て

何 言ってんだ…。

あれあれ?

あれ? 死体ちゃんがいない…。
(杣)しくじったかも…。

≪えっ?
(杣)戻ろう!

♬~

(吉村)えっ? えっ? えっ!?

≪そこまで。
(陶子たち)すいません…。

盗んじゃいました。

仲良しこよしで
全員 揃って 臨場か。

あきれて ものも言えないとは
このことだ。

すいません。
誘い出し事案と呼ばれるものだ。

通報を真に受けた警察官が
一人残らず 臨場した後

交番から
物が盗まれることがある。

電話機なら 始末書で済むが

これが もし 拳銃ともなれば
重大な事案になる。

警察官が動いたところは
全て 現場だ。

この交番ですら
現場になることを忘れるな。

(須賀)返事は?
(生徒たち)はい!

杣。

教科書を ただ覚えるだけでは
現場で 役に立たない。

(須賀)
お前ら4人で行ったんだよな。

もう一人は?
(吉村)はい。 あっ え~…。

(漆原)すいません!
すいません すいません…。

(須賀)遅い!
(漆原)はい!

(須賀)お前は 遅刻が多過ぎる!
(漆原)すいません!

漆原は 僕らと時間の感覚が
違うみたいで…。

(須賀)どういうことか 説明しろ。

まだ時間に余裕がある
と思ってると

時計の針が
急に はやく動き始めて…。

はぁ!?
(漆原)気が付くと

もう ぎりぎりになってるんです。
(須賀)言い訳だ!

今度 指示された時間に
一秒でも遅れたら お前は クビだ。

覚えとけ!
(漆原)は… はい。

(須賀)よし。 次 第三班は 現場へ
第四班は 交番で待機。

(生徒)失礼します。

失礼します。
(生徒たち)お疲れさまです。

失礼します。
(生徒)失礼します。

≪お疲れさまです。
≪お疲れさまでした。

あっ。 何 どこ行くの?

どこ行くの?

どいて。
≪はっ?

何 あいつ…。
(吉村)あれあれ… あれ?

何? 2人とも。 あれ? ご飯?
一緒に ご飯を…。

ちょちょ…。

(鳥羽)堂本と一緒に
筋トレ やってたよな。

何で 急に いなくなった?

(鳥羽)退校届 もらったんだろ。
何があった?

(めぐみ)何でですか?

(鳥羽)トレーニングに誘ってもらった礼を
言えなかった。

(鳥羽)いつから
警察官になりたいと思った?

(めぐみ)高校のときです。

親が許してくれなかったから
大学 行きましたけど。

(鳥羽)俺は 警察官になって
白バイ隊員になりたい。

白バイ
カッコイイじゃないですか。

全部 嘘なんだな…。

教官に聞かれたから
そう答えただけで。

何ですか? それ。

(鳥羽)小さいころは そう思って
耳を鍛えた…。

バイクも乗ったし。

けど 夢なんて
そう続くもんじゃない。

じゃあ 何で 警察学校に?

バイク便のバイトをしてて…。

もうすぐ 30だし そろそろ
定職に就いた方がいいかなって。

冗談で言ってます?

だから 稲辺のことで
平気で 嘘をついた。

みんなと年が離れてるから
仲間意識もないし

自分が卒業できれば
それでいいって…。

悪いことしたよ…。
鑑識やりたいって言ってたのに…。

みんな 真剣に
警察官 目指してるんですよ。

退校届 もらったんですよね?
サインして とっとと 辞めれば?

そんな簡単なことじゃないんだよ。

♬~

♬~

♬~

(矢野・椎名)お疲れ。
(杣)お疲れ。

(椎名)あれ? 帰んなかったの?
(杣)うん。

(矢野)実家から
お菓子もらったからさ

後で みんなで食べよう。
(杣)ああ ありがとう。

(矢野)杣って 先週もいたよね。
(椎名)珍しいよな。

≪(椎名)俺も無理だよ。
友達いねえのかな?

≪(矢野)聞こえるから…。

お疲れさまです。 当直ですか?
(愛子)ええ。

街に出て 買い物してきた。
私だって 息抜きが必要だもん。

毎日 ガキ相手に大変ですからね。

ガキだとは思ってないわ
あなたたちのこと。

大人として見てる。

風間教官って いつも
あの花の世話をしてるでしょ。

あの花って 風間教官と一緒に
捜査してた刑事なんですって。

花が好きで
いつも手入れしてたそうよ。

≪失礼しました!
(須賀)5分前には 戻れよ。

漆原 透介 入ります!

(須賀)
おい 何時だと思ってんだ。

聞いてんのか!?

門限ぎりぎりだぞ!
待て! 漆原!

ああっ!
(須賀)おい! 止まれ! 漆原!

ちょっと待てよ!

おい! 漆原!

どうした!? 何で逃げる!?
(漆原)あっ! あっ!

(須賀)おい!

どうしちまった?

♬~

ああっ! おはようございます!

今 何時だか分かってるのか?
起床時間前だ。

どこに行く?

ラ… ランニング…。
何?

ランニングです! ああっ!

漆原が?
(須賀)ああ おかしいんだ。

きょろきょろしながら
廊下を走って

すぐまた戻ってきたり
外に飛び出したり…。

汗は?

かいてた。
まあ 異常なほどじゃないが。

目の焦点は?

まともじゃなかった。

なら…。
(須賀)うん…。

(教場長)敬礼!
よろしく お願いします!

(生徒たち)
よろしく お願いします!

休め。
(教場長)休め。

すいません! ト… トイレに
行ってきてもいいですか?

(生徒たち)おい。 漆原。 おい…。

静かに。
前回の続きから 始めます。

♬~

♬~

♬~

何をなさってるんです?

漆原君のことですよね?

授業でも
集中力が欠けていました。

《すいません! トイレに
行ってきてもいいですか?》

《ああっ!》
(生徒)《漆原!》

(愛子)
やはり あれの症状なのでは?

薬物…。
何が見える?

言ってみろ。

教室のドアとか 窓 壁のポスター
ごみ箱 消火器 蛍光灯…。

走り回っていたのは なぜだ?

公衆電話を探していたのでは?

私の場合 仮入校したのを
実家の親に伝えたくて

公衆電話を探し回った…。
今は 6月の終わりだ。

(ノック)
(漆原)し… し… 失礼します。

う… 漆原 透介 参りました。

教練には もう慣れたか?
いい… いえ。

なら 補習をしよう。
お… お願いします。

上がれ。
はい。

気を付け!

着帽!

敬礼!

何度 言ったら 身に付くんだ?
手のひらが 湾曲してる。

肘と肩を同じ高さに。
そのままの姿勢。

はい。

なおれ。 休め。 楽に休め。

昨日 君は 門限ぎりぎりに
帰ってきたのは 覚えてるな?

はい。
その後

校舎の中を
走り回っていたそうだな。

どういうことなのか
君の口から 説明してくれないか?

あっ… えっ…。
言いたくないか。

ならば 代わりに
私が答えてみよう。

あのとき 君は 校舎の中で
あるものを探していた。

そのあるものとは

携帯のような情報ツールさえ
持っていれば

探さなくても
済んだかもしれないものだ。

携帯電話は 取り上げられてる。
パソコンは 使えない。

公衆電話でもない。

掲示板だな?
あっ…。

場所は
分からないわけないだろう。

答えろ。

何カ所も見ないと 全部 見ないと
急いで見ないと…。

ああっ! ああっ! 今もです!

行かないと! 早く見ないと!

ここでしか知ることができず

しかも
早く知りたいこととは 何だ!?

ああっ!

あの人が!
あの人が どうなったのか!

あの人が…。

♬~

(漆原)ハァ… ハァ…。

ハァ…。 ハァ ハァ…。

(漆原)ハァ ハァ ハァ…。

(漆原)ううっ…。 ううっ…。

≪(ノック)
(四方田)どうぞ。

失礼します。

所轄署から 届きました。

(5人)お疲れさまです。
(須賀)来たか。

風間教官ね? 視聴覚室に。

(ドアの開く音)
≪失礼します。

(日下部)あの…
ホントなんでしょうか?

(都築)あいつが…。

(菱沼)そんなことって…。

(楠本)どうして 宮坂君が…。
近くの交差点だ。

信号機が故障して
宮坂が 交通整理を行った。

そこで 車に はねられた。

今朝 病院で 息を引き取った。

(石山)定…。

今期の生徒だ。

遅刻しそうになったところを
宮坂が通してやった。

そいつは…。

覚醒剤の使用を疑うほど
錯乱していた。

あの生徒のことかな…。

宮坂君から聞きました。
指導員をやってるときに

遅刻ばかりする生徒がいるって…。
毎日 励ましてるって。

「学校に入ったときの自分を
見てるようだ」

「力になってやりたい」
と言っていた。

風間教官。

宮坂が 198期のみんなに
送ってきてくれたものです。

「早く行け。 頑張れよ」って
言ってるみたい…。

♬~

♬~

≪(足音)

♬~

(漆原)あ… あの…。

200期 う… 漆原 透介です。

198期 日下部だ。

198期 石山だ。

198期 都築。

(菱沼)198期 菱沼です。

(楠本)198期 楠本。

み… み… 宮坂先輩の…。

お前か。

す… すいません!
すいませんでした! すいません。

あいつはな…。

あいつはな…!
(都築)日下部さん!

宮坂が どんな思いで
警察官になったか!

日下部!

菱沼。

石山。

都築。

楠本。

君たちは 警察官失格だな。

今 このときに 街で 何も
起きてないとでも思ってるのか。

職務で弔え!

横隊に集まれ。

気を付け!

宮坂 定に 敬礼!

♬~

♬~

なおれ!

職務に戻ります。

♬~

(漆原のすすり泣き)

僕が だらしないから…。

(すすり泣き)

学校にいる資格ありません!

教官!
部屋に戻れ。

教官!

一人にしてくれ。

僕… 学校 辞め…。
戻れ。

♬~

♬~

(須賀)警棒!

(須賀)伸ばせ!

(須賀)納め!

≪(物音)

♬~

♬~

お疲れさまです。
(生徒)お疲れ。

(生徒)お疲れさまです。

おやすみ~!

♬~

♬~

(愛子)何時だと思ってるの。
部屋に戻りなさい。

(生徒たち)
はい! 申し訳ございません!

(史穂)うっ…。

♬~

ハァ ハァ ハァ…。

ハァ…。

♬~

♬~

♬~

「風間教官に
聞いたことがあるの」

「警察官にとって

一番大切なことは
何ですか? って」

「このまま卒業させても
いいという生徒は

まだ一人もいない」

「彼の右目のことは?」
「聞いています」

「射撃が
うまくなるコツだ」

「頭の中で
的に重ね合わせて

想像するだけでいい。
憎んでる相手の顔だ」

「風間教官は 警察に

恨みがある
と言っていました」

「あのことがあったから
生徒にも

君にだって
厳しいんです」

「警察官が
手製の爆弾を造って

書類送検された」

「こんな生徒が
警察官になるなんて

世も末です!」
「君を失うのは残念だ」

「卒業して
警察官になる」

「それが
償いになるんじゃ…」

「俺は 警察官になる
資格なんか あんのか」

「君が教わったことは
君だけのものではない」

「はい!」
「絶対 警察官なれるよ」

「ならなきゃ
いけないんです」

「君は なぜ また
ここに帰ってきた?」

「このことが知れたら
風間教官が

クビになると脅されて」
「君は

警察が欲しい人材だ」

「風間教官を
おとしめるのが

目的だったんですね」