にじいろカルテ #7/あした僕を忘れる妻へ―君に贈る“奇蹟の結婚式”[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

にじいろカルテ #7/あした僕を忘れる妻へ―君に贈る“奇蹟の結婚式”[字]

認知症の症状が進行しはじめる雪乃(安達祐実)に結婚式を提案する真空(高畑充希)。記憶が消えるタイムリミットは10日間…晴信(眞島秀和)と雪乃が交わした約束とは?

◇番組内容
医者だって人間じゃん?―“秘密“を抱えて山奥にポツンと佇む虹ノ村診療所にやってきたドクター・真空(高畑充希)は、ツナギにグラサン姿のヘンテコ外科医・朔(井浦新)と、優秀だが小うるさい前髪ぱっつん看護師・太陽(北村匠海)と一つ屋根の下で暮らすことに…!全然スーパーじゃないドクターたちは、時に泣き喧嘩しながらも熱く命と向き合っていく。岡田惠和脚本でお送りする、笑って泣けるチーム医療ドラマ!
◇出演者
高畑充希、北村匠海、安達祐実、眞島秀和 ・光石研・ 西田尚美、泉谷しげる、水野美紀、井浦新
◇脚本
岡田惠和
◇演出
深川栄洋
◇主題歌
藤井風『旅路』(HEHN RECORDS / UNIVERSAL SIGMA)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】貴島彩理(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/nijiiro/
☆Twitter
 https://twitter.com/nijiirokarte
☆Instagram
 https://www.instagram.com/nijiirokarte/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 雪乃
  2. 晴信
  3. 大丈夫
  4. 一同
  5. 結婚式
  6. 佐和子
  7. 氷月
  8. 本当
  9. アデシ
  10. ノマド
  11. 次郎
  12. 日出夫
  13. 山下
  14. 微笑
  15. 霧ヶ谷
  16. テラサ
  17. ハハハッ
  18. 何度
  19. 気持
  20. 佐和子先生

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(橙田雪乃)
私は 誰なんでしょうか?

(紅野真空)認知症…。

(浅黄 朔)雪乃さんは
「まだら認知症」っていうケースで

10日とか2週間とか

それぐらいのペースで
繰り返してる。

私の記憶が薄れてないか

彼がテストするんだよね
いろんな質問して。

それを私が?

(雪乃)私の主治医だから。

雪乃さんは
今 おいくつですか?

…ん?

あれ…。

あれ…?

えっ 何歳だっけ…?

(チャイム)

(雪乃)どれぐらい…?

えっ?

今から どれぐらいで

私は 何もわからなくなるの?

晴信さんが書いてきたノートです。

私が引き継いだんですけど…。

はい。

♬~

すごいですよね。

うん。 でもさ…

とっても字が下手だね。

フフフッ… そうなんですよ。

もう すごく解読が大変で。

ハハハッ…。

そこに書いてある感じだと

記憶がまだらというか

覚えてる事と覚えてない事が
混濁してきて

覚えてない事が増えていく。

平均的には
今から10日間くらいで

記憶を失ってしまいます。

つまり 何も覚えてない状況です。

うん…。
はい。

大丈夫?
ん? 私ですか?

だって 手が震えてる…。

ごめんね
きつい事 言わせちゃって。

頑張ったね。

ハハッ… あ~ ダメだな 私
患者さんにね 心配されてたら。

なんか 今 さっき こう

私 ちょっと
できる女医っぽかったのに。

えっ そう?
「そう?」って…。

えっ ちょっと
笑わないでください。

いやいや 笑ってないよ
笑ってないって。

これは笑いじゃなくて

微笑ね 微笑。
微笑?

だから ほほ笑みだから。
なんていうの? ほら

「ワハハハハハ!」じゃなくて
「フフフフッ…」のほうね。

よかった よかった~!
みたいな顔。 なっ。

いや…
うん まあ そうなんですけど

なんか そういう説明されると
なんか ちょっと…。

あっ ちなみに これは
苦笑 苦笑い あきれ笑いです。

は?
ハハハッ…。

あっ あっ…
今 これ ため息笑いです。

は? 何 言ってるの? 2人とも。
えっ ため息笑い。

あっ 今日
我々 往診の日なんです。

往診?
はい。

普段は 基本的に こう

どこかしら体の具合が悪い
村の人に会うじゃないですか。

でも 往診の時は
そうじゃないので 楽しいです。

なるほど。 楽しいんだね。

はい。

あっ 一緒に行きますか?

えっ 私も?
うん。 なんか…

もうちょっと
一緒にいたいなって…。

ハハッ…。

うん。
やったー!

はい おばあちゃん 大丈夫です。
おばあちゃん 健康です。

ありがとう。
(山下)そうですか…。

私は できるだけ早く

おじいさんに
迎えに来てほしいんだけど…。

何か嫌な事とかありますかね?

別にないんだけど
毎日 やる事もないしね…。

おばあちゃん
今度 うちの畑 手伝ってよ。

(山下)うん… いいんだけど

診療所まで行くと
せがれが心配するからな…。

まあ ここからだと
少し遠いですね。

山下のおばあちゃん

腰 治療したら
良くなるんだけどな…。

ああ…。

♬~

♬~(太陽・朔)「ところが」
♬~(雪乃)「ところが」

♬~(太陽・朔)「くまさんが」
♬~(雪乃)「くまさんが」

♬~

うわあ かわいい~!

小麦 かわいい~!

あれ…? あれっ?

えっ 何? これ!

えっ マジ?
これ 古代小麦じゃない!? これ。

レモングラスじゃん! 嘘!

楽しいな~! ハハハハッ!

ハッハ~!

はい 佐和子さん 血圧測りまーす。

楽しい~!
楽しい~!

アハハッ! アハハハッ!

佐和子先生! 佐和子先生!
ねえねえねえ 佐和子先生さ

ねえねえ
あのさ あの レモングラスさ

あれ ちょっと
もらっていってもいいかな?

(佐和子)ええ 持っていって。
やったー!

イエーイ!
レモングラスジンジャーほうじ茶 飲める~!

やったー!

(雪乃)これって…。

(佐和子)そう 私。

ほ~。
ふーん。

これはね 虹ノ風穴っていうの。
(雪乃)ふーん。

昔はね この村の人は
婚礼は ここだったの。

素敵…。

(佐和子)隣の町に
結婚式場ができてからは

みんな
そっちになってしまったわね。

広いしね
ドレスも着たいしね…。

(佐和子)雪乃ちゃんも そうよね?
隣町の式場。

今もあるんですか?
(佐和子)あるわよ。

壊したりはしないもの。
あっ そうか。

えっ どこだろう?
見た事ないな…。

♬~

(朔の声)えっ どこ?

(佐和子の声)森の守護神前の
バス停があるでしょ。

そこを曲がった所。

誰も使ってないけど

管理は
ちゃんとしてるはずよ。

(博)よいしょ…。

♬~

食べさせすぎなんですよ 冬瓜を。

おいしい おいしい。

できたかな?
おっ できてる できてる。

えっ 何?
はい いくよ。

これは 佐和子先生の畑で採れた
ジャガイモ。

最高!
(雪乃)うわっ 大きい!

熱っ!
熱い!

熱いでしょ。
気をつけてください 本当。

うん! うん!
おいしい?

おいしい!
おいしい おいしい!

(雪乃)熱い!
最高!

いや~…
佐和子先生のね 畑はね

宝の山なの。 本当 すごいの!

佐和子先生って?

うん?

あっ…。

あれ? 私 また…。

ごめんなさい…。
謝らないで。

謝らないで。
ハハハッ…。

微笑だね その顔は。

フフフッ…。
えっ?

微笑でしょ。
微笑だった?

これ 微笑…。
微笑だよ。

(ドアの開く音)

(雪乃)ただいま。

(晴信)おかえり。

じゃあ…

雪乃さん 大丈夫?

うん 大丈夫…。

楽しかった。

はい。
はい ありがとうございます。

♬~

(ドアの開閉音)

♬~

何かできる事ないかな?

えっ 何…? 何? どうした?

あの… 雪乃さんの気持ち
感じませんでした?

えっ?
気持ち?

なんか… 感じませんでした?
わかりませんでしたかね?

いや ちょっと
そういう質問の仕方は… なあ。

どうなんですか!?
どうなんですか!?

なんで 俺に振るんだよ…。

えっ… えっ
わからなかったの? お前。

はあ!? 汚えな…。

いや…
そ… そんな…。

いや ちょっと…。

ご… ごめんなさい
わかりませんでした。

…ハッ!

何? 「ハッ!」って…。
すいませんでした…。

(ため息)

ちょっと そんな怒らなくたって
いいんじゃないの? それ。

ほら! ほら なんかさ もう
口の中に どんぐり

ぶわって いっぱい入れた
リスみたいにさ…。

(机をたたく音)
そんな顔してないけど!

もう 今日は食堂に行こう。

うん 今夜は外食です。

あっ あの… お米
研いじゃったんです… けど…。

大丈夫です。 わかりました。
ありがとう。

で 何?

その雪乃さんの気持ち
っていうのは なんなんだよ?

雪乃さんは…!

やっぱり みんなの前で言おう。
(朔と太陽が崩れる音)

痛っ…!

みんなに電話しよう。

(緑川 嵐)むちゃくちゃ
長生きするんだって。

(筑紫次郎)違うよ。
ニンジンはいらない…。

(霧ヶ谷 桂)ダメだよ。 食べなよ!

あっ みんな… みんな!

(雪乃)みんな ありがとう。

あの… 最近 ちょっと
記憶が怪しくなってきて

落ち込んでるからだよね。
ごめんね。 ありがとう。

そうだよ。

ハハハハッ… だよね~!

(雪乃)ありがとう。

…あれ? 誰だっけ?

えっ…。

嵐ちゃん。

なんだ フェイントかよ!
ちょっと!

(嵐)いいの? これ。
(次郎)ダメだろ 今の。

(嵐)待って これ いいの?
これ ダメでしょ!

これはダメでしょ!

あっ… そうだ そうだ そうだ!

あの 霧ヶ谷さんって…
あれですか?

隣町の会場でやったんですか?
結婚式。

(霧ヶ谷)そう。
(雪乃)へえ~。

いやいやいや ちょちょ…
ちょっと待ってよ!

今さ 2人に聞こうとして
「あっ そういえば この人

旦那に逃げられたんだ」って
思い直して

氷月だけにしたでしょ。
ねえ そうでしょ?

そうだよ。
(一同の笑い声)

私も話すから。
自分の話もするから 次に。

先にどうぞ。 どうぞ どうぞ。
「どうぞ」って言われても… 私?

うん… ねえ。
うちは そうだよ 鶴亀会館。

できてすぐの頃だったよね?
そう。 すぐ すぐ!

泣いてなあ
こいつが ピーピー泣いてさ

もう 涙 ザーザー流して
「本日は… 本日は…」。

それ… それ見て
みんなで笑うっていう。

(嵐)あったよね! ハハハハッ!

私はね 私はね あの…。

あっ…。
(日出夫)なんだよ? なんだよ?

あっ… いや 旦那 ちょっとね
行方不明になったのよ 会場でね。

みんなで ちょっと捜したりして。

(博)あったな
捜したな みんなでな。

結局 家にいたんだけど
お酒 飲んでたのよ。

で その時は
「あっ 緊張してるんだな

お酒なんか飲んで かわいいな」
って思ってたけど

今 思えばさ
あれ あの頃から嫌だったの?

逃げようとしてたって事かな?
(日出夫)そういう事だよ!

いや マジか…。

いやいや… だけど 私が
めちゃくちゃ きれいだったのよ

これが また もう どうしましょう
っていうぐらい。 ねっ。

…事に 誰か賛同しろよ。 コラッ!

あっ 目合った! 目合った!
うんうん。 いや…

きれい… きれいだったよ 嵐さん。
だよね。 晴信 ねっ。

でも 雪乃のほうが
かわいかったけどね。

(嵐)なんだよ それ!
(一同)ああ~。

(氷月)ねえ 写真見たの? 雪乃
自分の結婚式の。

(雪乃)うん 見た。

うん… きれいだった。

(嵐)あっ 自分で言ってる!

でも 本当 ごめんなさい
なんにも覚えてなくて…。

(晴信)いやいや 全然…
それは… 大丈夫。

俺 覚えてるから ちゃんと。
(雪乃)うん。 ごめんね。

(博)飲むか 飲むか 飲むか。
(次郎)食べよう 食べようよ。

雪乃さん。

雪乃さん したいんじゃない?
うん?

結婚式。

そうなの?

(氷月)結婚式したいの? 雪乃。

あっ 違った?

ほら 佐和子さんのお家で
写真見た時に

したいって思ったかなって…。

だって…。

(嵐)あっ 認めた。

えっ 「だって」しか
言ってなくないですか?

(氷月)女の「だって」は
認めたって事だから。

ああ なるほど。
そうだよ。

覚えてろよ お前 そんなの。
はあ?

(晴信)えっ…
もう一回 結婚式したい?

えっ… 嫌なの?

いや そういう事じゃなくてさ…。

えっ 嫌なんですか?
(氷月)嫌なの?

(嵐)えっ 何? 嫌なの?

や…
嫌なわけじゃないんだけどな…。

どういう事ですか?

いや なんていうのかな… その…。

(霧ヶ谷)だから…
なんか あれじゃない?

男で あんまり もう一度挙げる
っていうのは なかなか…。

(日出夫)そりゃあそうだよ。
(晴信)ですよね ですよね…。

いや ほら もう一回
来てもらうっていうのも

お客さんに ほら… ねえ。
(博)そうそうそう…。

なんで?

(晴信)「なんで?」…
もう一回もらうの? お祝い。

申し訳ない…。
(次郎)申し訳ないよな。

いいじゃないですか!
そんなの どうでも。

(晴信)「どうでも」って…。

…やりましょう。

(一同)えっ?

…えっ?

ごめん。 あの…
今まで考えた事なかったけど

よく考えたら…。

あっ…。

(晴信)やりましょう!

(霧ヶ谷)偉い!

偉いよな。
(拍手)

(日出夫)ちょっと待った!
ちょっと待った ちょっと待った。

おい 雪乃よ お前

佐和子のとこの… お前
写真を見て そう思ったのか?

うん。

(日出夫)ああ~
という事は あれか? お前

村の歴史ある婚礼
虹ノ風穴で やりてえって事か?

うん。 なんか
素敵だなと思って…。

(博)えっ… えー! ええーっ!!

ほ ほ ほ ほ…。
(次郎)本当か?

うん そうだよ。
えっ… えっ 何?

(日出夫)博… 博…。
(雪乃)あっ 大丈夫? あれ?

(氷月)どうしたの?
博さん?

(博)嬉しいなあ…。

(日出夫)あのな
こいつのとこはな

代々 虹ノ風穴の
管理をしてたとこなんだよ。

今は 誰も使わねえけどよ
こいつのとこが やってたんだよ。

(博)賛成 賛成 賛成~!

(嵐)賛成とか反対とか
聞いてないんだよ。

晴ちゃん 本当かよ?

本当に… 本当 やるのか?
(晴信)やります。

(緑川日向)
雪乃さん 結婚式するの?

(雪乃)うん そうだよ。
日向も行っていい?

えっ 来て~!
(日向)やったー!

日向 初めて~!

(青木久志)じゃあ
俺たちも結婚しよう。

まだ 私たちは早いと思う。

(一同の笑い声)

(嵐)聞いた?
すごくない? 今の。

微妙にキープするっていう。

さすがだね。 日向 偉い。

久志~! かわいそうに。

博さん 博さん!
どんな事するんですか?

いや 別に 特別に
なんかあるわけじゃないよ。

式は 虹ノ風穴っていうとこで
行うんだけど

そこを 俺が一生懸命
毎日 保ってきたんだよ。

そこを 一生懸命
そこを 保ってきたんだよ。

この2人のためにな。
ハハハハハッ!

今日は
次郎にやってもらってるけど

式の当日まで 交代で
ご神体をお世話してもらう。

まあ みんなも
よく知ってると思うが

ここに祭られているのは
由緒正しいご神体だ。

かの源頼朝公が…。

(石が水に落ちる音)

(博)この地を訪れ
勝利を祈願した際に

懐に忍ばせたというのが
このご神体だ。

世界に二つとない
貴重な品であるから

みんなも細心の注意を払って

慎重 かつ丁重に
扱ってもらいたい。

よろしく頼む。

(一同)はい。

(博)おい 次郎 大丈夫か?

(佐和子)よいしょ…
はい ちょっと そっち置いて。

さあ…。
(女性)あっ きれい~!

じゃあ これ 掛けて。
(女性)はい。

♬~

似合いそうじゃない?
似合いそう!

うん だよね。
(嵐)アハハッ! 「だよね」…。

毒 隠してもらいな あの着物に。

さあ ねえ あててみて。

(雪乃)えっ…。
さあさあ。

どう?

(拍手)

♬~

(次郎)よーし オーケー!
(一同)せーの… よいしょ!

(博)ご苦労さん ご苦労さん。

かかれーっ!

何? 何? 何? えっ?
ちょっと… 痛い 痛い 痛い。

ちょっと ちょっと ちょっと!
えっ? えっ!?

なんですか? これは!

(日出夫)これはな
村のしきたりなんだよ。

博 いけ!

(晴信)痛い 痛い…。 はい はい…。
(次郎)入れ 入れ ほら。

いいか? 新郎はな 山のお堂で
神様にお仕えしてもらう。

で そのまま 結婚式の日まで
過ごさなきゃなんねえんだよ!

ええっ!? ちょっと…。
(博)よーし 運ぶぞ!

オー!
(晴信)ええ~!? ちょっと待った!

大丈夫ですかね? これ。

これ いいの?

いけにえじゃーっ!

山の神へのいけにえじゃー!
朔先生!?

はい これ全部で
いくらでしょう?

え~… 477円。

正解。 フフフ。

診察 終わった?

あっ はい 大丈夫です。

真空先生に

このわらを
洋服に巻き付けてほしいんだよ。

えっ なんで?

(次郎)ヘヘヘヘヘ…。
フッフッフッ…。

(一同)フッフッフッ…。

(一同)わあ~!

(博)ハハハッ!
(拍手)

(博)これもな
村に古くから伝わる事でな

未婚の女性に
馬の役割をしてもらう

習わしなんだよ。

で その馬役には
結婚式の当日まで

新婦の世話をしてもらう事に
なってるんだ。

なんか… ごめんね。

なんで 私が…。

いや 差し当たって
未婚の女性が近くにいねえんだよ。

これ… これだけ…。
ええ~!

それ 一番かっこいいのに
とさかみたいで。

ちょっと
もう一回 乗っけてくれる?

ああ… いいなあ!

俺がな 今まで見た中で
一番似合う!

俺… 俺の代で
もうおしまいかと思ってたけど…。

ああ 嬉しいなあ!

本当に… 本当にありがとう!

ありがとね。
(雪乃)あっ はい…。

(博)本当にありがとう!

(霧ヶ谷)よかった よかった!
ありがとう! ありがとう!

(拍手)

よし! これは あれだ。
村で主催しよう。

そうさせてくれ!
(一同)わあ~!

(日出夫)よく言った!

(霧ヶ谷)あれだ あれだ!
あの 式はさ…

YouTubeで発信しよう!

(拍手)

そしたらさ 世界中の人がさ

この虹ノ村で 式を挙げたいって
言ってくるかもしれないじゃない。

(次郎)素晴らしい!
(霧ヶ谷)そうしよう! なっ?

よーし 絶対 成功させようぜ!

もし 成功できなかったらな
俺 頭 丸めるよ。

(博)あっ…
ここ 笑うとこなんだけど。

(鳥の鳴き声)

(鳥の鳴き声)

ああ 雪乃…。

(雪乃)大丈夫? ああ…。
(晴信)大丈夫…。

寒いでしょ?
(晴信)うん… 大丈夫 大丈夫…。

ごめんね。 私のせいで…。

いや… 大丈夫。

(雪乃)これさ
温かいもの 持ってきたから。

ああ… ありがとう。
(雪乃)はい。 飲んで。

はい これ おにぎり。
(晴信)うわあ 温かい! 嬉しい。

はい。
(晴信)あっ… ありがとう。

なんかなあ…。

なんか違うなあ。

こうかな? こう…。

(日出夫)あっ!
(石が水に落ちる音)

くっ…!

(息を吹きかける音)

(山下)昔は
勾玉の石を作るために

山に探しに行かなければ
ならなかったのよ。

そうか…。

この辺じゃ 手に入らないものも
多かったんだね。

えっ 何? 山に 石取りに行って
で 作ってたの? 勾玉を。

すごいね。

勾玉の石なんて言われたって
わかんないよね。

大丈夫よ。 今は もう
なんでも手に入る世の中なのよ。

もう 全て 手配済み。

(まじょたく君)どうも!
(佐和子)ほら 来た!

(まじょたく君)よいしょ!
失礼します… おお~。

ハハハハッ。

ものすごいお取り寄せですね
これ。

♬~

本当に… いいのかな?

んっ?

(雪乃)ほら 私…
すぐ忘れちゃうし。

(雪乃)もう始まってるし…。

こうやって 今 話してるのも

その時までに
忘れてしまうかもしれないでしょ。

わかんないですよ… そんなの。

えっ?

まあ… 医者がね

こんな事 言うべきじゃないとは
思うんですけど。

でも わかんないですよ
そんなの。

記憶としてのプログラムは

なくなってしまうのかも
しれないけど…。

でも

体が 全く何も覚えてないとは
言いきれないと思うし。

それに いいじゃないですか。

忘れたら 何度も結婚式すれば
いいじゃないですか。

何度も結婚式できるなんて
幸せじゃないですか。

雪乃さんの病気じゃなかったら
できない事じゃないですか。

病気だからこそ
できる幸せじゃないですか。

そうでしょ?

ありがとう。

♬~

(雪乃)ありがとう…。

(雪乃)今日ね… あっ これ。

(晴信)んっ?
(雪乃)体 拭きたいかなと思って。

(晴信)ああ ああ… ハハハッ。
(雪乃)よいしょ。

ねえ なんかね…。
(雪乃)んっ?

楽しくなってきた。

私も。
(晴信)ハハハッ。

(雪乃)はい。 ああ…
ちょっと冷めちゃったかも。

(晴信)ああ~! ハハハ…。

気持ちいい?
(晴信)うん 気持ちいい。

(晴信)だいぶ慣れてきちゃってさ。
(雪乃)そう?

えーっと…。

えっ 嘘… ええ~!?

あっ 山下のおばあちゃんじゃん!
ええ~!

ゆっくりで大丈夫。
ゆっくりね ゆっくり ゆっくり。

ああ~ 山下さん!

すごい…
お一人でいらしたんですか?

そう。
結婚式の準備が 毎日 忙しくてね。

会いに来たよ。
え~ 嬉しいです。

えっ 歩いて? いらっしゃった?

うーん…。

うわあ~ よく頑張ったね!
すごいよ!

じゃあ ちょっと座って 座って。
ちょっと 背中 見るよ?

真空先生 待合室 すごいですよ。

♬~

これ みんな 外科です。

婚礼に参加するために

今のうちに診てもらおう
って事らしいです。

へえ~…。

みんな 元気になってます。

♬~

というわけで
神様のお手伝いやってまーす。

あっ…
ちょっとかぶっちゃったね…。

はーい 初めてでーす!

あっ!
(石が水に落ちる音)

(操作音)

神様のお手伝いやってまーす。

(鳥の鳴き声)

おーい!

晴ちゃーん! 生きてるかー?

晴信さーん!

(晴信)はーい!

あっ… 大丈夫だね。

生きてるんなら…。
うん。

大丈夫ですよね。
大丈夫だね。

行こうか。

またね!

(晴信)ちょっと待って!

熊 出るからな
うちらも気をつけないとな。

いやあ でも 面白いなあ 診療所。

なんか もっと こう…

単調な暮らしになるかと
思ってました。

へえ~。
面白いなあ。

今日 いい顔してるな!
なんすか? やめてください。

(動く音)

あっ…。
ハ~ッ…!

えっ… います…?

いるよな?

ど… どうします?
ええ~?

行きますか? 行きます?
行くしかないだろ これ!

行くしかない…
うわっ ちょっと!

ちょ… すぐ そうやって盾にして。
うわっ ちょっ…!

うわうわ うわうわ…。
(鳴き声)

おめでとうございます。
(雪乃)ありがとうございます。

おめでとうございます。
ありがとうございます。

はい。
(雪乃)はい。

あ~… 明日から本番まで
しばらく会えないですもんね。

(雪乃)うん…。

いってらっしゃい。

いってきます。

どう? 大丈夫?

(雪乃)うん。 フフッ…
大丈夫。

(晴信)そうか。

晴信くん 私ね…。

(晴信)うん… どうした?

君に愛されて…

とっても幸せだよ。

(雪乃)愛してくれて…

ありがとう。

こちらこそ…。

何度も素敵な出会いを
させてもらって…。

最高に 俺は幸せです。

ありがとう。

♬~

また好きになってくれる?

何度でも。

(晴信)好きが
どんどん増えてるよ。

ありがとう。

私さ…

婚礼の衣装…。
(晴信)うん。

ものすごい似合うと思う。

ほれ直しちゃうと思うよ。

(晴信)ハハッ。 楽しみだな。

あっ… やばい やばい。
(晴信)んっ?

暗くなっちゃったら
もう会えないから。

(晴信)ああ… そうか。
うん。

(雪乃)じゃあ… 行くね。 またね。

うん…。

気をつけて。

♬~

じゃあね。

♬~

(妻)どうした?
(夫)早く帰ってきてください。

シャンプーしてたら 後ろに気配が…。

そういうときあるから。

≪(猫の鳴き声)ニャーオ!

何かいる! 早く帰ってきてください!

無理だよ メキシコだし。

いつ帰ってきますか?
あした? あした? あしたとか?

No te preocupes!

え? ねぇ ちょっと…。
<部屋があなたを守ります>

<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>
おかえりなさい。

ニャーオ!
ひぃ!

ふふっ。 ただいま。
<見学会やります>

(大泉)
《新しい暮らしの機能として》
うん。

《「タント」が
まさに 人と人をつなぐ 入り口になる》

やはり「タント」だ。
<ダイハツ NEW「タント」>

<買うならワンクレ1.5%>

(江口)
<これからは 豊かさよりも
心地よさだと思う>

<その全てが心地いい>

<ニューノーマルで いこう。
ダイハツ「ミラ イース」>

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(博)ノマド! アデシ!
(一同)ノマド! アデシ!

(博)ノマド! アデシ!
(一同)ノマド! アデシ!

(博)テラサ! テラサ!
(一同)テラサ! テラサ!

(博)ノマド! アデシ!
(一同)ノマド! アデシ!

ヒーッ! オーッ!

オウッ オウッ オウッ…。

♬~

雪乃さーん。

はい お茶。

どうしよう…。

真空先生…。

♬~

お願い。

うん。

(操作音)

…はい。

テラサ!

(一同)テラサ!

ノマド!

(一同)ノマド!

アデシ!
(一同)アデシ!

ノマド!
(一同)ノマド!

(博)アデシ!
(一同)アデシ!

あっ 安定してきました 多分。

ブルル… ってやってみて。

遊んでませんか? 嵐さん。
やってってば!

ブルル…。
いい いい! いいね。

恥ずかしすぎる…。

馬になってきた 馬に。
馬だよ。 完璧なる馬だよ。

うわあ~!
あっ… ああ~!

素敵!
(氷月)すごい!

♬~

♬~

(雪乃のすすり泣き)
雪乃さん…?

なんですか? これ…。

(雪乃)なんですか?

(雪乃の泣き声)

うん… 大丈夫ですよ。

♬~

大丈夫ですよ。

大丈夫 大丈夫。

(嵐)どうも どうも どうも。

ハハハ… 大丈夫 大丈夫。
とりあえず…。

(氷月)座ろう。
(嵐)座ろうか。

あっ お茶でも飲みましょう。
(嵐)飲みましょう。

(氷月)大丈夫だよ。
(嵐)びっくりするよね。

あのね 私たちね
もうね あなたの友達なの。

ずーっと前から。
(氷月)ずーっと友達だよ。

(嵐)ずーっと友達なの。
はい お茶。

(氷月)持てるかな?

(嵐)びっくりするよね。
突然さ こんな格好して。

♬~

山下のおばあちゃん
だいぶ良くなったよ!

いつものお薬 出しとくからね。

(山下)はい。
お大事に。

フフッ。 よいしょ…。

山下さん こんにちは。

あっ 先生…。

嘘…。

先生。 ああ~…。

楽しかったわね 婚礼の準備。

ねえ。
楽しかったですね。

また あるんでしょ?

生きる楽しみがさ できたわ。

アハハハ…。

はい…。

♬~

(雪乃)「これを見ている… 私」

(晴信)また それ?

はい。

「何もわからなくて

世界中の事がわからなくて…

怖くて仕方ないと思う」

「でも…

大丈夫だよ」

「みんな あなたの味方だよ」

「あなたは とっても幸せ者です」

「だから 心配しないで」

「安心して…」

「大丈夫… 大丈夫」

「そこが…

あなたの居場所だよ」

(晴信)幸せだな 俺は。

(晴信)何度も何度も
君と出会えて。

(晴信)あっ…。

今の いい感じだったよね?

アハハ…。

恋に落ちた?

(雪乃)いえ そこまでは…。
(晴信)あっ うん…。

アハハ… そうか ハハハ…。

(雪乃)でも…

好感は… 持ちました。

おおっ…。

(晴信)やった…!

ハハハ… やった。

(晴信)アハハハハ…。
よし よし… よし。

(博)よかったな。

雪乃のおかげだな。 フッ…。

♬~

あーっ!
(石が水に落ちる音)

あっ…!

♬~

心肺停止の状態で倒れています。
死亡確認です。

あいつ 本気だからさ。

こんなんじゃ
仕事に集中できないよ。

こんな気持ち 初めてで。
お前が もっと早く気づいてたら

死ななくて
済んだかもしんねえな!

この3人さ 死んだって
一緒にいたいって思ってたよ。