にじいろカルテ #8/三角関係で嫉妬爆発!?-謎の男、現る…アザに隠された正体[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
にじいろカルテ #8/三角関係で嫉妬爆発!?-謎の男、現る…アザに隠された正体[字]
真空(高畑充希)と朔(井浦新)が、なんと恋仲に…!?ショックを受けた太陽(北村匠海)は診療所を飛び出すが、心肺停止の謎の男を発見。少しずつ3人の絆は狂い始め…?
◇番組内容
医者だって人間じゃん?―“秘密“を抱えて山奥にポツンと佇む虹ノ村診療所にやってきたドクター・真空(高畑充希)は、ツナギにグラサン姿のヘンテコ外科医・朔(井浦新)と、優秀だが小うるさい前髪ぱっつん看護師・太陽(北村匠海)と一つ屋根の下で暮らすことに…!全然スーパーじゃないドクターたちは、時に泣き喧嘩しながらも熱く命と向き合っていく。岡田惠和脚本でお送りする、笑って泣けるチーム医療ドラマ!
◇出演者
高畑充希、北村匠海、安達祐実、眞島秀和 ・光石研・ 西田尚美、泉谷しげる、水野美紀、井浦新
◇脚本
岡田惠和
◇演出
深川栄洋
◇主題歌
藤井風『旅路』(HEHN RECORDS / UNIVERSAL SIGMA)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【プロデューサー】貴島彩理(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/nijiiro/
☆Twitter
https://twitter.com/nijiirokarte
☆Instagram
https://www.instagram.com/nijiirokarte/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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- 霧ヶ谷
- 氷月
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- 太陽
- 一緒
- 東京
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- 一回
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- 本当
- フフッ
- 安田
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(トレーの落下音)
(浅黄 朔)おいおいおい…
大丈夫かよ!?
(蒼山太陽)真空先生!
(紅野真空)ごめんなさい…。
いや 謝らないで。
病人向きの部屋じゃなかったなあ
ここ…。
でも 大好き。
真空さんは
良くなるとか 治すとか
それ以外の事は
あまり考えないで
頑張りすぎなくていいと
思うんです。
太陽 つらそうだったからさ…。
そういうとこ 好きですよ 私。
告白?
違います。
あらら~ 残念。
どういたしまして。
(風の音)
♬~
♬~
(喘鳴)
(秒針の音)
(ドアの開く音)
おっ。
あら…。
眠れないですか?
うん… なんかな。
うん…。
夜眠るの早いし 朝も早いから…
珍しい。
じいさんみたいに言うな。
フフフッ…。
俺だってな
眠れない時もあるんだわ。
♬~
なんか変な感じ。
自分と同じくらい 自分の体の事
知ってる人がいるなんて。
でも あれだろ?
俺よりも太陽だろ。
だって あいつさ… はあ…
もう データみたいにさ
もう 細か~いしさ
うるせえからな。
フフッ。
…うん。 フフッ。
あいつ 本気だからさ。
本気?
ああ。
絶対に真空先生を悪化させない
って本気だから。
ちゃんと言う事 聞けよ。
うん。
なあ あいつ寝てるし…。
うん…。
そうだね
なかなか時間なかったから。
(トイレの水を流す音)
違う そうじゃない。
もっと優しく…。
優しくがいいのか?
えっ?
こうか?
そうそう。
真空 初めてか?
初めてに決まってんでしょ。
うっ… うん…。
あっ そこ違う。 下手くそ。
ちょっ… 声がでかい。
聞こえちゃうだろ 太陽に。
んん… ああ…。
こ… こうか?
そうそう いい感じ。
俺も いい感じだ…。
はあ… 眠れなかったし…。
いやいや いやいや…
ないない ないない ないない!
フフッ…。
(ため息)
どうすんだ?
こんなんじゃ
仕事に集中できないよ。
ええ~!?
おっ… あっ!
どうしたの? 俺…。
(太陽の声)えっ?
えっ?
えっ?
違う! 違う… 違う 違う 違う。
違う 違う… 違う。
(鳥の鳴き声と風の音)
(ボタンを押す音)
(缶が落ちる音)
♬~(イヤホン)「俺以外皆ゴミ
俺以外皆デス」
♬~「デスデスデスデス
デスデスデスデス…」
(鳥の鳴き声)
♬~「デスデスデスデス…」
(喘鳴)
♬~「生きたい奴は手を挙げろ」
(喘鳴)
♬~「死にたくない奴泣き叫べ」
♬~「命乞いして 皆死ね」
♬~「面倒くさいから 皆デス」
忘れろ 俺。
(目覚まし時計のアラーム)
(ドアの開く音)
よっと!
おはようございます。
おう! おはよう。
よっと。
あれ?
どうしました?
あれ? 太陽は?
ハハッ…。
う~ん まだかな?
珍しいですね。 寝てるかも。
へえ~ 珍しいね。
うん。
(鳥の鳴き声)
はあ… やべえ 寝ちゃった。
はあ…。
うわっ!
えっ…。
もしもーし。
あの… もしもーし。
あの… ちょっと 失礼しますね。
おお… ちょいちょい
ちょいちょい…!
(着信音)
おっ?
(着信音)
(着信音)
はい もしもし。
「もしもし」
うん? 太陽くん?
えっ どうしたの?
っていうか どこにいるの?
「50~60代の男性が
心肺停止の状態で倒れています」
場所は えっと ゆうれい看板の…
ゆうれい看板前のベンチです。
わかった。 すぐ行く。
どうした?
心肺停止状態の男性 50代から60代
目立った外傷なしです。
わかった。 よし 行こう。
はい ありがとうございます。
♬~
瞳孔 対光反射なし。
頸動脈 触知せず。
呼吸 心音なし。
7時32分 死亡確認です。
ああ… はい。
身元とかは?
あっ…
何も持っていなかったです。
じゃあ 霧ヶ谷さんにさ…。
あっ いいや。 俺が電話するわ。
(警察官)他に 何か
気になった事ありました?
他に…。
例えば…。
身元 わかりましたか?
(岡田)いや… わからないですね。
霧ヶ谷さん いいですか?
(霧ヶ谷 桂)はい。
これ どうです?
(霧ヶ谷)いや… 知らないなあ。
霧ヶ谷さんが知らない顔なら
ここの者じゃないんだろうね。
まあ… ずっといるからね 俺。
(警察官)岡田さん。
はい。 ああ…。
じゃあ。
ああ…。
(緑川 嵐)あっ!
あっ あっ あっ…!
ああっ! おまわりさん…。
おい… おい! おい!
(嵐)あっ あっ あっ…。
(霧ヶ谷)えっ?
はあ はあ…。
えっ?
違うよね? 違う…。
(霧ヶ谷)えっ?
違うよね?
(霧ヶ谷氷月)ああ…。
違う 違う 光夫じゃなかった。
うん。
じゃない? はあ…。
(霧ヶ谷)座りなよ ほら。
(氷月)座ろう 座ろう 座ろう。
落ち着こう。
びっくりした…。
ああ よかった。 あっ!
「よかった」って言っちゃ駄目だ。
ごめんなさい。
ちょっと 何? これ。
いや…。
ああっ! はあっ!?
何してるの。
(警察官)では 我々は これで。
(霧ヶ谷)ああ…。
(岡田)失礼します。
ご苦労さまです。
ああ 腹減った!
よし 朝飯 食うぞ!
うち 朝… 朝飯 食ってない。
ほっぽり投げてきちゃった。
私も作ってる途中だったよ。
私も食べないで来た。
(嵐)食べてない…。
誰も食べてないなあ 朝ご飯。
(嵐)いやあ 参った 参った。
(雪乃)日向ちゃんは?
(嵐)じいちゃんに預けてきた。
だってさ もし
元旦那だったりしたらさ… ねえ。
(雪乃)うん そうね。
(嵐)もう…
じいちゃんが悪いんだよ。
今朝さ 隣のばあちゃんが
駆け込んできてさ
あの ゆうれい看板のとこで
若い男の人が死んでるらしい
って言った時に
うちのじいちゃんが もう
光夫じゃないか
って言い出すからさ。
(雪乃)で おたま持って
走ってきたんだ。
人間はね そういう時は 本当に
訳のわからない行動を
するもんだよね…。
(霧ヶ谷)ハハハッ!
(嵐)で 結局 誰だったの?
わかんないの?
そうだな。
そうか。
霧ヶ谷さん わかんないんじゃ
村に関係ない人だろうね。
(霧ヶ谷)ああ…。
(雪乃)ん? どういう事?
この村の人ってさ
大体 一回は村離れるのよ
学校の寮だったり
就職だったりさ。
私も高校と短大は
あの… 山梨のほう行ってたし。
(雪乃)ふ~ん。
(氷月)私も そうだったな。
就職もね 市内で したから
その間 離れてた。
(雪乃)あっ 私もだよね。
雪乃は…
よく東京 行ってたよ。
(氷月)うん。
旅行で。
(雪乃)フフフッ…。
ねっ。 でさ 原宿に行ってさ
スカウトされなかったから
「東京 終わってる」とか言って。
(氷月)言ってたね。
(雪乃)ええ~!
あんまり
知りたくなかったんですけど。
あれ? 霧ヶ谷さんは違うの?
うん。 俺は 一度も
違うとこで暮らした事ねえから。
(雪乃)そうなんだ。
好きなんだね ここが そんなに。
まあ そうだな。
ハハハ~。
もう 汚いです 霧ヶ谷さん。
っていうかさ…
太陽 なんで あそこにいたの?
いや… 特に
理由はないんですけど。
そうなの?
なんだ… てっきりさ
まだ寝てるのかな
って思ってたよ。 なあ?
うん。
(朔の声)優しくがいいのか?
ハハッ…。
よくわかんねえよ…。
何? 寝てたの? ベンチで。
あの…
音楽聴いてたら いつの間にか
寝ちゃってたみたいで。
すいません。
別に 謝る事じゃないよ。
(朔の声)真空 初めてか?
(真空の声)
初めてに決まってんでしょ。
(机をたたく音)
すいません! あの…
俺が なんで あそこにいたかって
話じゃないんですけど…。
俺 自販機で
飲み物を買ったんですよ。
で ひと口飲んで こう 横に
置いておいたと思うんですけど
空になってて。
あっ えっ…
じゃあ あの… あの人が?
はい… 多分。
少し裂傷とかもあったし
泥だらけだったじゃないですか。
ああ。
だから…。
だから やっと…。
やっとの思いで
あそこまで歩いてきて
で 飲み物を見つけて
ひと口 飲んで
で あそこに座って…。
だから 俺が
もっと早く気づいてれば…。
俺が もっと早く気づいてれば…!
やめろ! そういう考え方!
だってさ…
だって そうじゃないっすか!
そうじゃん!
(舌打ち)
ああ そうだな!
はあ…。
お前が もっと早く気づいてたら
その人 死ななくて済んだかも
しんねえなあ!
(茶碗を置く音)
(机をたたく音)
でも!
それ言っても
どうする事もできねえだろ。
まあ そ… そうですけど。
過去はさ 戻せないからさ。
まあ 君が もし その… 見てて
気づかないふりしたとか
無視したとかなら
反省するべきだけど
違うでしょ?
だから いいんだよ 別に
反省なんかしなくて。
そういう事。
…ありがとうございます。
理由は わかんないけどさ
山の中で迷って
で 必死に歩いてきて
そしたら なんか ベンチに
知らないお兄ちゃん 寝ててさ。
普通 助け求めたかったら
声かけたり
起こしたりするじゃん。
うん うん!
でも その人 多分
悪いな~ と思いながら
飲み物 飲んでさ。
それで ちょっと ホッとして
俺も なんか
ちょっと 座ろうかなと思って
で 一緒に隣に座ってさ…。
ちょっと
いい時間だったんじゃないかな
と思うけどね 私は。
…違うか。
(霧ヶ谷)ああ すいません。
ハハハッ… すごい。
死因は 恐らく大動脈解離。
今 ちゃんと
調べてるんだろうけどさ。
苦しんでないよ きっと。
座った状態で
「うっ!」ってなったぐらいだよ。
最後にさ のど潤せて
よかったんじゃない?
うまい! ってなったと思うよ。
ねえ?
(雪乃)ねえ そうだね。
あれ 何? お茶?
冬瓜ポタージュです。
えっ… 冬瓜ポタージュ!?
(嵐)冬瓜ポタージュ?
うわっ! ってなったかもね。
うん なった。
いや だって
のど カラカラなんだよ。
うお~ 求めてねえわ…
今じゃねえわって思ったかもよ。
(氷月)ハハハ…!
(嵐)なんだよ 兄ちゃん! って…
思ったかもね。
思った 思った 思った。
でも 誰だったんでしょうね?
なんか
何も持ってなかったわけでしょ
財布とか携帯とか。
まあね 都会とかだったら
わかるけど
でも 少なくとも この村に
来ようと思ったわけだから。
(嵐)うん…。
(氷月)そうだよね。
あっ!
うん?
汚い! 飛ばさない!
何? 何?
大丈夫? どうした?
(嵐)汚っ!
安田たけし。
(霧ヶ谷)覚えてないよな?
氷月も嵐も
まだ こんなだったから。
そうだよ あの痣。
汚っ!
ティッシュちょうだい。
(霧ヶ谷)そうだ。
あれ 安田たけしだ。
霧ヶ谷さん ティッシュ。
ちょっと…。
もう…。
ちょっと… うわあ!
ちょっと すごい テーブル汚した。
(嵐)はあっ!?
(霧ヶ谷)ああ… ちょっと待って。
知ってる? 安田っていう人。
あっ わからないです。 安田さん?
(霧ヶ谷)あっ もしもし?
あっ あの 役場の霧ヶ谷です。
ええ。 ええ あの…
あのね あの
さっきのご遺体だけど… ええ。
(霧ヶ谷)たけしはな
親の仕事の都合で この村に…
あれ 何年だったかな?
…いた奴でさ。
あっ 同い年で それで フフフッ…
東京から来た奴なんだよ。
(霧ヶ谷)住宅が うちの近くでさ
だから いろいろ
親とか学校とかに
お前が面倒見ろって言われてさ。
あるよね。 学校遠いからさ
絶対 誰かと一緒に
行動しなきゃいけないのよ。
(霧ヶ谷)そう。 でもな 俺
たけしは苦手っていうか
嫌いでさ。
それで もう 嫌で嫌で
しょうがなかったんだよ。
でも ほら
子供なんて そんなもんだよ。
そんなに なあ
優しくなんてないよ。
特に俺は… あの当時の俺は
フフフッ…
東京が大っ嫌いだったんだよ。
(嵐)へえ… なんで?
(霧ヶ谷)うん?
まあ あの…
まあ それは また あとで話す。
(霧ヶ谷)
で たけしは都会っ子でさ
もう メソメソ メソメソ
してるんだよ。
最初なんか 毎晩泣いて
それが うちに聞こえてくるの。
う~ん 簡単に言うと
もう こんな所 嫌だ!
東京に戻りたい!
って話なんだよ。
最初の晩だけだったら
あれだけどさ
もう 毎晩 泣いてさ
学校の行き帰りとか
学校でも泣いて。
そんなに嫌だったら 帰れ!
と思ったよ。
いつまでメソメソしてんだ!
って思ったよ。
お前が 嫌だ 嫌だって言う場所で
こっちは生まれたんだって。
嫌だ 嫌だなんて
気分悪いと思って。
そうだよね… わかるよ。
(霧ヶ谷)で 結局 あんまり
好きじゃなかったんだけど
ずーっと一緒にいたんだよ。
(霧ヶ谷)で そしたら また あいつ
引っ越す事になったんだよ。
正直 俺 ホッとしたんだよ。
あいつの事 苦手だったからさ。
フフフッ…。
そしたらさ
あいつ 転校する前に
俺んち来たんだよ。
うん… フフフッ。
「本当にありがとう!」って
フフッ… 泣いてるんだよ。
「友達は霧ヶ谷くんだけだった」
って
「大好きだった」って
ビービー泣いてるんだよ。
フフッ…。
「いっぱいお話ししてくれて
ありがとうね」って
「いっぱい一緒に遊んでくれて
ありがとう!」って
あいつ わんわん泣きながらさ
礼 言ってくれたんだよ。
俺だってさ あんな…
あんなに嫌ってたのにさ。
フフフッ ああ…。
その人… なの?
(霧ヶ谷)う~ん…
ああ そんな気がするよ。
あいつ それで
こう 痣があってさ
あいつ それを
いつも隠すんだよな。
そういうのも
俺 ちょっと嫌だった…。
会いに来たんですよ
霧ヶ谷さんに。
(霧ヶ谷)いや わかんねえけどさ。
顔で わからなかったですか!?
いや
もう40年近く前の事だからさ。
友達だって…
親友だって思ってたんですよね?
きっと その たけしさんは。
でも 霧ヶ谷さんは違った。
切なくないですか? それって。
きっと たけしさんは
霧ヶ谷さんが
すごい いい思い出で…
何十年も いい思い出で!
だから 会いに来たんじゃ
ないんですかね。
人生もつらいし
会いたくなって…。
だから 来たんじゃないんですか!
フッ… フフフ… ハハハハハ…。
おう… おう おう おう おう。
そうかもな。 ヘヘヘ…。
太陽くん…。
えっ?
(2人)えっ?
えっ?
霧ヶ谷さん あの… 俺は
別に 霧ヶ谷さんを責めたいとか
そういうんじゃなくて
たけしさんの気持ち ちょっと
わかるなっていうだけで…。
すいません。
♬~
(雪乃)あっ… ねえ あのさ
東京が嫌いな理由
あとで話すって言ったでしょ?
ああ… うん。
私が代わりに話すね。
うん。
この人のお母さん
家族 捨てて 出て行ったの。
(霧ヶ谷)ハハハハ…。
(氷月)この人が12歳の時にね。
ハハハ…。
(氷月)ねっ。
で 東京 行ったんだよね。
(霧ヶ谷)ハハハハ…。
(嵐)そうなんだ…。
で 別れ際 この人にね
「いつか 必ず会いに来るから」って
約束してさ。
ハハハハ…。
(氷月)
「絶対 会いに来るから」って。
フフフ…。
(氷月)東京は この人にとって
お母さんを奪った場所
っていうか…。
そういうものだから。
(霧ヶ谷)ヘヘヘヘ…。
あの もしかして
村を出なかった理由って…。
ああ… フフッ 馬鹿みてえだろ?
ハハハハハハ…。
(氷月)
だから ここにいたいの この人。
ようこそ! 紅野真空先生!
(拍手)
内科の先生 待ってたのよ みんな。
いてください!!
(携帯電話の着信音)
警察…。
(携帯電話の着信音)
(霧ヶ谷)あっ… はい もしもし。
霧ヶ谷です はい。 はい…。
えっ? 本当にですか? はい。
皆さん います。 はい。
ええ わかりました。
はい ありがとうございました。
(氷月)大丈夫なの?
言いにくいんだけどさ…。
違ったって。
(嵐)えっ?
えっ… えっ?
(霧ヶ谷)
たけしじゃなかったって。
違うの?
(氷月)どういう事?
えっ いや だから…。
(嵐)違うのかよ!
(氷月)待って… どういう事?
(霧ヶ谷)いや だから
たけしじゃなかったって事…。
(雪乃)じゃあ さっきの… ねえ。
(嵐)何? じゃあ 誰なの?
(霧ヶ谷)ああ いや だから その
さっきのご遺体は あの…
山の向こう側のさ ほら
水ノ村っていう所の方で
ご家族で
帰ってきてらしたんだって。
それで 散歩がてら
お一人で山に入って
それで
道に迷っちゃったんだって。
(嵐)全然
知らない人だったんじゃん。
(霧ヶ谷)いや まあ だけど
その ご家族は あの…
まあ とても穏やかな顔だった
よかったって
おっしゃってたって。
(嵐)よかったけどさ…。
よかったけどさ…。
(嵐)なんなの?
じゃあ その… ねえ?
安田… 安田…。
(霧ヶ谷)たけし? たけし?
(嵐)たけし。
(霧ヶ谷)たけしは…
生きてるって。
元気だって。
とっても元気だって。 それで…。
(嵐)そうなんだ。
(霧ヶ谷)うん。
家族もあるんだって。
(一同)へえ~。
幸せだって…。
すごいじゃん。 最高じゃん。
(嵐)よかったよ。
けど なんなの? さっきの。
(氷月)今までの時間は?
(霧ヶ谷)いや…。
泣いちゃってるよ? みんな。
太陽くんなんか もう
マジになっちゃって…。
ほら 行っちゃった! ほら。
もう どうすんの
傷つけちゃってさ…。
♬~
(タフトン)可能性の星空へ!
ジブン、 オープン!
(中川)おぉ~!
みんな キラキラしてるね~。
…って 熱っ!
(ノブ)<星空SUV ダイハツ「タフト」>
<買うならワンクレ1.5%>
(大泉)《ん? 「タント」?》
《大人の感性に響くデザイン》
《上質で洗練されたデザインは…》
やはり「タント」だ。
<ダイハツ NEW「タント」>
<買うならワンクレ1.5%>
(氷月)ごめんね もう 長々とさ
みんなの時間 取らせちゃって
もう 本当に…。
謝らなくていいって!
誰だってあるだろ そんなの。
いや 誰だって ないない!
もう あんな時間取って
あんなに説明したのにさ。
ひどすぎる。
ねえ! 本当 ごめんね。
ごめん ごめん。
もう もう もう もう…。
あの あの
このタイミングで
なんなんですけど
例のあれは 予定どおりという事で
大丈夫だよね?
大丈夫? お願いします。
順番なんだけど
一番最初がキャンディーズ。
2番目が聖子ちゃんで
3番目が東京コミックショウ…。
これ すごいね。
(雪乃)大きい 本当だ。
これ 何? 最高じゃない?
(嵐)最高よ。 この… ねえ。
(雪乃)うん。 すごい いいと思う。
あの…
さっきは すいませんでした。
なんか おなか すいた。
(氷月)ねえ。
♬~
こちら
診察券と領収書になります。
で お薬がですね 10日分
朝昼晩 食後にお飲みください。
(男性)ありがとうございました。
お大事に。
青木さん 青木敏子さん。
(青木敏子)はい。
ああ…!
(青木久志)真空先生!
うおお…!
(敏子)真空先生!
もうすぐね。 楽しみね!
あっ…。
太陽くん 大丈夫です。
えっ…。
(敏子)聞こえちゃったかしら?
シーッ! ですから。
(敏子)すいません。
(電話)
(橙田晴信)はいはい はいはい…。
はい! にじいろ商店です。
えっ? 太陽くん?
えっ えっ… 今から?
いやいや 無理 無理。
いや 無理… 無理だよ。
えっ! もう着く? もし…。
(霧ヶ谷)えっ?
いや 太陽くん
今から ここに来るって…。
えっ!?
(晴信)もう着くって!
駄目じゃん! それ。
なんで 止めないの!?
(氷月)やばい やばい…
これ しまって…。
♬~(オルガン)
こんにちは。
♬~(オルガン)
何してるんですか?
あっ… 晴信さん。
すいません
ランチタイム 終わってるのに。
いいよ いいよ。 はい はい はい。
750円。
あっ… 頭…。
いじられるの 好きじゃないから。
いじってないです。
いじ…。
ありがと。
♬~(オルガン)
お元気ですか?
♬~(オルガン)
♬~
(まじょたく君)どうも~。
うおっ…!
まじょたく君!
ちょっと まじょたく君!
ちょっと待って! 速い…。
んっ? どうかした?
ちょっと聞いてくださいよ。
なんか みんな 変なんですよ。
俺に なんか…
絶対 なんか 隠してるし。
はあ? 感じ悪っ!
(まじょたく君)
それ 勘違いでしょ。 うん。
いや なんで そんな すぐ
勘違いとか言えるんですか?
はあ? 軽っ!
ああ… 配達 急がないと。
ごめんね。 おめでとう。
あっ… ごめんなさい!
♬~
ただいま。
おい! ちょ… ちょっと待って!
ちょっと待って!
ちょっと待って!
ちょっと待って…。
ちょっと待って ちょっと…
待って 待って…。
あっ… はあ… おかえり。
おう。
暑い… 暑いね。
なあ!
いや 寒いです。
♬~
(夫)
<妻が妊娠。 わが家は自給自足を決意した>
まずは井戸だ!
<水は出なかった。
しかし僕の心には火がついた>
<牛を飼い 稲を植え…>
<鶏を飼った>
自給自足 サイコー。
(妻)はぁ…。
<石を削り 布を織り 時は流れた>
<そして ある日 力尽きた>
これだけ…。
<というわけで わが家の自給自足は
電気だけ
ということになった>
<電気を自給自足する家。 大和ハウス>
(嵐)行こう 行こう
行こう 行こう…。
(緑川日向)真空先生 見てー!
おお~ いいね!
美人だ… いいね!
あの 用って なんですか?
(晴信)あの…。
どう? 最近。
最近か…。
えっ… なんか 重い感じ?
いや 別に そういうのを
求めてたわけじゃないんだけど…。
悩んでる感じ?
なんだ それ!
ごめん…。
(ため息)
なんか 言わないでモヤモヤするの
嫌だな…。
うん。
そんな事の繰り返しなんだよ
俺の人生は。
う… うん うん…。
帰ります。
えっ?
あの 帰って 2人に話します。
ああ いや ちょっと ちょっと…
一回… 一回 座ろう。
一回 座ろう。 駄目だ…。
帰ります。
2人に話す… 話すから!
怒られるから。
一回 座ろう。
帰ります!
ちょっと待って…。
失礼します!
やべ やべ やべ…
やばい! やばい!
えっ 気づいてないの?
太陽くん。
どうなんだろう? あれは。
うーん…。
いやあ なんか 変だなとは
感じてるとは思うんだけど。
(霧ヶ谷)でも 普通 気づかない?
自分の誕生日に みんながさ…。
(携帯電話の着信音)
(雪乃)えっ?
「太陽くん 悩み事があって
真空さんと朔さんに話がある
って言って
そっち行っちゃった」…。
ええっ!?
あっ! やばい! どうしよう…。
チェック チェック…
ワン ツー…。
あの…。
ど… どうした?
やめてください。
なんか 俺に隠れて…
みたいなの。
それは…。
わかってます。
えっ?
あっ…。
えっ? あっ あっ… そうなの?
あっ… ああ…。 わかってるって?
ずっと そうなんで。
子供の時から 俺。
例えば ずっと
仲良し3人組だと思ってたのに
向こうは違ってて
いっつも くっついてくる俺が
嫌だったみたいで
誕生日会をね
3人でやろうと思って 誘ったら
3人でやりたかったのに
2人から「欠席」って来て。
来れないの?
えっ?
中学生の時は
ずっと 部活も一緒で仲良くて…
3人でね。
で 同じ高校行こうって
思ってたら
2人はさ もう
一緒に行く高校 決めててさ。
じゃあ 俺もって
なるじゃないですか。
って言ったら…。
(2人)えっ?
えっ?
高校の時なんか
男子 男子 女子で…。
まあ こんな感じですよ。
でも なんか
俺は そういうのを超えてさ
なんか もう 最高…
この3人最高って思ってたのに
2人は
しっかり付き合ってやがってさ。
いや もう
めっちゃかわいいじゃん。
本当?
うん。
似合ってる 似合ってる。
ありがとう。
えっ?
しかも その日… その日ですよ
俺の誕生日ですよ。
なんか 2人 変だな
様子 変だなと思って。
あっ サプライズかって思ってたら
全然 連絡も来ないし。
そしたら 2人
ディズニーランドですよ。
シーですよ。 泊まりですよ。
なんだ それ! って話ですよ。
そんなんばっかなんです 俺。
えっ… えっ?
うん? んっ?
俺 もう そういうの嫌なんです。
この3人でいたいんです。
ずっと いたいんです。
だから お願いしますよ。
なんか わかんないですけど…
いや いいんですけど。
2人が恋愛関係でも
我慢しますよ。
でもさ…
3人でいたいんですよ。
お願いします。
こんな気持ち 初めてで…。
だから お願いします。
何? それ。
「何? それ」って…。
えっ 何? 今の その
「お願いします」みたいな…
なんだ? それ。
えっ? 君は その程度なの?
あの…。
そんなさ
「お願いします」みたいな
そんな… そんな程度の関係なの?
私たち。 ねえ。
はあ…?
あっ いや あのさ 真空…。
ああ ちょっと
黙ってもらっていいですか?
私 今 頭にきてるんで。
えっ?
私はさ そんな この3人さ
そんな レベルの低い関係だと
思ってなかったよ。
えっ… がっかりした。
何? それ。
最強の3人だと思ってたよ。
そんな… 別に
お願いします 一緒にいてください
みたいなの なくてもさ
そんなの当たり前だと思ってたよ。
絶対 何があっても
死んだって一緒にいたいって
思ってたよ。
男とか女とか 超えてるもん
こっちからしたら。
君の事もさ 朔先生の事もさ
愛してるよ 大好きだよ。
毎朝さ 顔 見たらさ
ハグしてさ チューしたいって
思うぐらいさ 大好きだよ。
まあ… しないけどさ! そんなの。
だって
めんどくさい女みたいになるし
反感 買うから… しないけど!
でも それぐらいの気持ちなんだよ
大好きなんだよ。
ああ 今日も3人で
一緒にご飯食べて 仕事してって
できるんだなって
今日も一緒に過ごせるんだなって
思ったらさ
もう 毎日 嬉しくて嬉しくて
涙 出ちゃうぐらいだよ。
なのに なんだ? 今のは。
「一緒にいてください」みたいな。
「そんな まあ
2人がそういう関係だったら
まあ それはそれで 俺は…」
みたいな。
馬鹿野郎!
そっちが なんて言ったってさ…。
離してなんかやんないんだよ
馬鹿!
病気が悪化して
動けなくなったって
絶対 離してやんないんだからな
馬鹿太陽!
♬~
(一同の泣き声)
何よ もう…。
(氷月)もう なんだよ…。
あの なんすか? これ。
なんすか…?
「なんすか?」じゃねえだろ
いい加減に お前…。
サプライズだろうが!
お前のための。
なんで?
誕生日だろ? お前の!
いや 誕生日じゃねえし。
(一同)えっ?
えっ?
(氷月)いや ちょ ちょ ちょ…
誕生日でしょ?
(霧ヶ谷)あっ いやいや…。
(雪乃)言ったよね?
いや… いや いや いや いや…。
(晴信)はあ?
(霧ヶ谷)いや いや いや…。
あんた あの
履歴書の誕生日のところに
自分 あの 「3月3日」って
書いてたよね? 自分。
5月5日です。
(霧ヶ谷)えっ?
あっ… ひーちゃん 出た。
この人 3月3日生まれ。
3 3のゾロ目だよ。
ハハッ… ゾロ目。 3 3。
(氷月)ゾロ目?
えっ!?
(嵐)ないわ…。
(氷月)何 もう! ちょっと…!
(嵐)ないわ… それは ないわ。
ないわ ないわ…。
ちょっと!
どうすんの?
(嵐)どうすんのよ これ!
いや どうすんのって
俺に言われても…。
(日向)え~!
せっかく練習したのに!
やりたい!
(嵐)やりたいよね! じゃあ もう
やろうよ! やろう。
本番の誕生日の日は
もう 何もなしだから。
ええ! なんですか!
なんで… なんでですか…。
はい はい! おめでとう! はい。
(霧ヶ谷)おっ! いいじゃん。
(拍手)
おめでたくないし!
うるせえな!
こどもの日生まれのくせに。
あっ 今…! えっ 今…。
はい 言いました。 いいから…。
今… 今 「くせに」って…。
♬~
♬~
♬~
(一同)あーっ!
ちゃんと…
ちゃんと 口 開けてよ! これ…。
開けてます! あっ…。
もう 下手くそ!
どう? どう?
そうそう そうそう…。
こうか?
あっ あっ…。
そこ… そこじゃない! 下手くそ。
いや… ちょっと 声がでかい。
聞こえちゃうだろ 太陽に。
すいません。
もう一回 もう一回…。
♬~
♬~
♬~
真空先生?
もっと強く握れ! ほら!
一緒に生きるんでしょ? 俺たち。
真空さんが必要なんだよ。
医者でも患者でも
どっちでもいいよ。
帰ってこい。 絶対 帰ってこい。
真空先生!