アプリで恋する20の条件[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
アプリで恋する20の条件[解][字]
主演 本田翼
“マッチングアプリ”による出会いと新しい恋愛のカタチ
笑って、キュンして、ホロリとくる
6人の男女が織りなすリッチなラブコメディ出演者
本田翼、杉野遥亮、山本舞香、鷲見玲奈、濱津隆之 / 野村周平
番組内容
合コンもなければ飲み会もなくて
とにかくどこにも出会いがない!
そんな現代の男女がリモートでつながる新たな出会いの場“マッチングアプリ”
もともと何の関係もない男女が出会う“アプリ”の世界には、
プロフィールの“盛りテク”や、駆け引き、時に驚きの出会いもある。
アプリで恋する条件とはー?
みんなの「知りたい」が詰まった
笑って、キュンして、ホロリとくる、
6人の男女が織りなすリッチなラブコメディ
監督・演出
【監督】新城毅彦
原作・脚本
【脚本】杉原憲明
音楽
【音楽】牧戸太郎
【主題歌】まふまふ「ユウレイ」 【作詞作編曲】まふまふ
制作
【チーププロデューサー】福士睦
【プロデューサー】 植野浩之 畠山直人 森田美桜( AOI Pro.)
【制作協力】AOI Pro.
【製作著作】日本テレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 糸川
- 咲子
- 妙子
- マッチング
- ヤリモク
- ダメ
- プロフィル
- ハァ
- 振動音
- 長谷川
- 大丈夫
- アプリ
- メシモク
- ヤツ
- 最初
- 実日子
- 出会
- 遥斗君
- タケオ
- ハハハ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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(加瀬妙子)
《休日の街は エグい》
《ひとの幸せがエグ過ぎる》
《誰かを選び 誰かに選ばれ
みんな幸せな週末を
過ごしている》
《なのに 私は…》
(女性) グランドオープンです!
すいませ…。
《なのに 私は
ティッシュ配りにも選ばれない》
《好きな男の子は
いつも私ではなく
友達を選んだ》
《ブスなのに》
《どうして?
どうして私は いつも…》
(荷物が落ちた音)
あっ…! すいません…!
あっ えっ あれ?
あっ…。
割れてる~。
はっ…。
(振動音)
も~う…。
あぁ… うっ!
♬~
《私は いつも選ばれない》
《そういう人生だと思ってた》
あぁ…。
♬~
すいませんでした!
(糸川) 全部 割れちゃってるぞ!
明日の展示会 どうすんだよ!
どうしましょう!
あ~ もう…
クライアントに謝って来る。
お願いします!
電飾代 給料から天引きだからな!
えっ えっ…!
泣きたいのは こっちだよ! もう。
代わりの電飾 手配しとけよ
大至急な!
あ~ もう!
《クソ社長が…!》
う~。
《給料から天引きなんて
どんなブラックだよ!》
《こっちは 休日返上で
働いてんのに》
《辞めてやる!》
《こんな仕事辞めて
最後の手段を使ってやる!》
《私の最後の砦
交際5年 同棲3年
何をしても怒らないことだけが
取りえの私の彼氏!》
タケオ~!
(タケオ) おかえり~。
タケオ~
私 仕事辞める いいよね?
え~ いいけど…
辞めて どうすんの?
タケオ 私たち
付き合って何年? 5年だよ?
交際5年 同棲3年
もうそろそろ ねぇ~?
もう そろそろさ…。
俺も同じこと考えてたんだよね。
えっ?
俺の口から ちゃんと言わせて。
タケオ~。
妙子。
俺たち別れよう。
え?
いや~ ちょうど 荷物
まとめてたとこなんだよね~。
やっぱ5年も付き合うと
すごいわ。
え~ ちょっ えっ…。
疲れて帰って来てさ
お前の愚痴聞くの
もう無理だもん。
やっぱ 俺 妙子 選べないわ。
(高木遥斗) それで
最後の砦だった結婚も消えて
そうなっちゃったわけですか。
どうせ私なんか
誰にも選ばれない人生ですよ。
眼鏡ぐらい変えましょうよ。
どうせ私なんか
一生 視界不良の人生ですよ…。
ハァ…。
(通知音)
おっ 来た来た来た…。
え?
ほら 美人でしょ?
今 マッチングしました。
何? 出会い系?
違いますよ。
マッチングアプリです。
妙子さんも やりませんか?
え~ 何か怖いよ。
大丈夫ですって
本人確認も厳しいし
出会い系と違って
ちゃんと真面目な出会いを
探すやつですから。
真面目な出会い? あんたが?
どうせ遊びでしょ?
俺は みんなに
愛を与えたいだけなんです。
ほら。
俺のこと 「いいね」って
思ってくれる子が
こんなにいるんですよ?
だったら
その思いに応えてあげないと。
それを遊びって言うんだよ!
ハァ…。
(通知音)
あぁ…。
たまに こういうしつこい女と
マッチングしちゃうんですよね。
ブロックと…。
(実日子) ん~ もう何なの!?
(エリ)気を付けなよ? 何だかんだ
ヤリモクって多いからね。
この私が遊ばれたなんて…。
許せない!
そんなヤツ 忘れちゃいなよ。
マッチングアプリなんて
自分が楽しむために
あるんだからさ。
ごはん おごらせたり
エントリーシートを
見てもらったりしてさ。
あんた そんなことしてんの?
へぇ~ ホントですか?
すごいですねぇ。
部下がミスした時
いかに冷静に対応できるか。
経営者としての資質が
問われるのは
そこなんだよ。
う~ん なるほどですね~。
ところで 実日子ちゃん
この後 どうする?
いや 変なあれじゃないんだけど
偶然にも家が近所でね。
もしよかったら…。
ご結婚記念日
おめでとうございます。
(男性) ありがとう。
ステキですね。
(女性) ありがとう あなた。
私も いつか あんなふうに…。
えっ! どうされました?
大丈夫ですか?
妻が… 出てっちゃったんだ…。
えっ…。
(泣き声)
こんなキレイな方と
マッチングするなんて
驚きました。
(咲子) ううん 全然ダメ。
(咲子) みんな敬遠するの
29歳 バツイチの女なんて。
俺には年齢も過去も
関係ないですけどね。
遥斗君
「いいね」の数 すごいんでしょ?
プロフィル いつも
上のほうに出て来るもんね。
遊んでるんだ?
フッ。
あっ そういえば
もう電車ないですよね。
(咲子) あっ うん。
どうします?
俺 祐天寺なんですけど
咲子さんは?
ねぇ いいこと教えてあげる。
え?
乗って。
「いいね」をいくら集めても
それは
誰かに愛されたわけじゃ
ないからね。
えっ…。
今日はありがとう 楽しかった。
運転手さん 祐天寺まで。
(運転手) はい。
いや ちょちょ…。
どういうこと?
(泣き声)
♪~
♪~ (アプリの起動音)
♪~
♪~ ブッ!
♪~
ひっどい写真…。
何だかんだ多いですからね
メシモク。
やっぱり そうかぁ。
レストランまで指定して来て
おかしいと思ったんだよ。
物だけ買わせて何もさせない
カイモクにも注意です。
ん?
シャンプーとか
メイク落としとか
まぁ それくらいだったらいいか
っていう安いものを
買わせるのが特徴です。
何て恐ろしいんだ。
ありがとう 勉強になったよ。
しかし 加瀬の知り合いに
こんな頼もしい友達が
いるなんてな。
頼もしいって
ただのヤリモクですけどね。
トゲのある言い方しますね。
妙子さんだって 結局
アプリやってるじゃないですか。
ハァ… ずっと独りでいる恐怖に
耐え切れずに
登録してみたものの…。
現実を思い知ってるところで…。
アハハハ…! たったの8!
俺より少ない!
クッ… どうせ私なんか
誰にも選ばれない女ですよ。
妙子さん アプリ変えましょう。
え?
俺みたいな上級者になると
何種類ものアプリを使い分けます。
なぜか。
アプリには それぞれ
特徴があるんです。
今 妙子さんが登録してるのは
低年齢層向けの
カジュアルなやつです。
だから より結婚を意識したものに
登録し直したほうがいい。
なるほど!
次に 「いいね」です。
当然 「いいね」を増やしたほうが
いい人とのアポにつながります。
だから その「いいね」が
つかないんだって!
任せてください。
え?
俺を誰だと思ってるんですか?
500の「いいね」を
持つ男ですよ?
ホホホ… オホホホ…。
(高木の声) 写真は盛り過ぎも
ダメですが 盛らな過ぎもダメ
自撮りもダメです。
根暗かナルシシストにしか
見えません。
趣味は少しでもかじっていたら
チェック入れてOK。
多少の誇張は 盛りの範囲と
考えてください。
私 モテてる…?
(高木の声) 条件を明確にする
ことがアポにつながります。
女性は「いいね」がつきやすいから
最初は強気で行きましょう。
まいります。
ない… 「いいね」じゃ ない。
「いいね」…。
「いいね」じゃ ない
超いいね! いいね…。
「いいね」じゃ ないよ…。
《アポイントナンバー①
都内在住 経営コンサルタント 42歳》
写真写りがいいって
よく言われるんです。
ですよね…。
170あればいいでしょう。
体形も まぁ 普通なら…。
《アポイントナンバー②
千葉県在住 会計士 28歳》
実は妙子さんに
会っていただきたい人がいます。
ちょっと いくら何でも
早過ぎますって もう…。
僕と一緒に
最高な人生を送りませんか?
600万で行こう。
あ~… 166.5 うん!
《アポイントナンバー③
茨城県在住 会社員 38歳!》
妙子さんといると
何だか落ち着きます。
また連絡してもいいですか?
えっ ぜひ! 連絡 待ってます。
アハハ…!
よかった ハハハ…。
わ~ うれしい。
それから1週間
待てど暮らせど連絡は来ず…。
今日 見たら
プロフィルが消されてて…。
決まった相手が見つかったら
プロフィルを消す。
それが
マッチングアプリの作法です。
あんないい感じだったのに
どうして…!
(通知音)
あっ あっ… マッチングした!
マッチングした! えっ!
はっ あぁ…。
《アポイントナンバー
都内在住 公務員 28歳
超イケメン!》
あ~! あ~ 来た!
来た~! 来た来た… 来た~!
アハハハ…!
ハァ… あぁ! もう最悪!
もう 何で… あ~…。
《大丈夫 大事なのは中身!
中身で勝負!》
(傘を振る音)
うっ うっ…! ん?
はっ…。
♬~
あ…。
あっ あの…。
HASEさんですよね?
はじめまして 私 あの…。
♬~
(長谷川 誠)
何か プロフィルと違いません?
(キーボードを打つ音)
俺は一体 何をやっているんだ…。
助かります。
エントリーシートって
よく分からなくて。
(糸川)
ファミレスでいいって言うから
メシモクじゃ ないって
喜んだのに。
ハァ…。
いつも こんなことしてるわけ?
アプリ使って。
最初は違ったんです。
でも とんでもないクズに
出会っちゃって。
うれしいです
また咲子さんに会えるなんて。
遥斗君を
2回も独占しちゃうなんて
「いいね」をつけた女の子たちに
恨まれちゃうね。
フッ。
500の「いいね」なんかより
俺は咲子さんですから。
《最初のアポなのに このお店?》
(振動音)
(スマホを置く音)
《いやいや お金じゃ ない
大事なのは 中身!》
あぁ 何か すみません 私だけ…
お酒飲めないんでしたっけ?
飲めないんじゃ ない
飲まないんです。
そうなんですね~。
《何? 今の言い方》
《いやいやいや…
きっと緊張してんだ》
《きっと不器用な人なんだ》
(店員) お待たせしました~。
わ~ おいしそ~う。
あっ 私 取り分けますね。
何やってんですか。
え?
気が利くアピールをしてるなら
逆効果ですよ?
焼き鳥は串から外すと味が落ちる
常識でしょ。
ですよね…。
《何か今
嫌みを言われたような》
《それも 相当な…》
おいおい マジかよ。
はい?
関節を逆に折る こう。
手羽中から先に食べる。
こう!
はぁ…。
その年齢で手羽先の食べ方も
知らないなんて。
《おい 今 何つった?》
気を付けたほうが
いいと思いますよ。
あと5歳若ければ かわいく見える
かもしれないけど
その年齢だと
気の毒にしか映らない。
《こいつ 嫌なヤツだ》
《それも特大級の!》
なるほど ヤリモクにヤリステ。
いや メシモクがヤリモクに
ヤリス…。
ばかにしてます?
ごめんなさい。
今もどこかで
遊んでるかと思うと…。
あ~! 腹立つ!
今度 手伝ってください。
いつか捜し出してやろうと
思ってるんです その最低野郎。
(糸川)
あ~ でも 捜してどうするの?
決まってるじゃないですか。
ぶん殴ってやるんですよ!
こうして…。
送ってくれて ありがとう
じゃあね。
え… これで終わりって…。
私は ここまでで満足なの。
若くてモテるあなたが
やりたがってるっていう
事実だけで。
からかってたってことですか?
ごめんね。
私もね 若い頃は それなりに
ちやほやされてたの。
今の遥斗君みたいに。
でも いつの間にか
私の周りにいた男の人は
みんな いなくなっちゃった。
自己満足に
俺を利用したってことですか?
でも遥斗君だって そうだよね?
ヤリモクなんでしょ?
それとも 私のこと 好き?
好きなわけないでしょ。
何で俺が
バツイチのアラサーなんか…。
遊びに決まってるじゃないですか。
それで慰められてたとか
どんだけ惨めな…。
あっ いや…。
♬~
うっ… あれ?
だから 何で そうなるんですか?
関節をひねって こう!
手羽中を こう!
《何で手羽先くらいで
こんな目に…》
帰りたい… マジで帰りたい…。
何か言いました?
(振動音)
さっきから ずっと鳴ってますよ?
マッチングしてるんです
こうしてる間にも次々と。
正直な方ですね 長谷川さんって。
マッチングアプリなんて
こんなもんでしょ。
他にも会ってる人がいるのが前提
言ってみれば公然浮気だ。
はぁ… 今まで何人くらいの方と
お会いされたんですか?
これで 108人目。
108人!?
プロフィルと違い過ぎて
どういう人間か分からない女が
多過ぎるんです。
《何だ? こいつ》
《私だって
こんなヤツだと知ってたら
あんたに「いいね」なんか
つけないっつうの!》
まぁ そういう長谷川さんも
プロフィルとは違いますけどね。
プロフィルは
もっと爽やかな笑顔なのに。
随分と嫌みな言い方するんですね。
面白ければ笑う
面白くないから笑わない。
それだけでしょ。
悪かったですね つまらない女で。
そんなつまらない女から
1つアドバイスですけど
最初のアポぐらい もっとオシャレな
お店にしたらどうです?
センス 疑われますよ?
その割には よく食べてる。
だって… おいしいから。
よかったですね
僕の店選びのセンスが良くて。
(振動音)
ハァ…。
はい… はい…。
はい すぐ行きます。
急用ができました 帰ります。
えっ?
顔色 悪いですよ?
君も長居しないほうがいい。
(足音)
何なの あいつ!
というわけで
うちの1周年記念パーティーを
妙子さんの会社で
仕切ってもらい…。
聞いてます?
あぁ ダメだ…
期待が大きかった分
最低な男とマッチングしてしまった
ダメージ が想像以上で…。
…っていうか あんたのせいよ
言う通りにしたのに
ろくな男とマッチングしなか…。
(くしゃみ)
ハァ… あ~…。
ちょっと失礼。
ん…。
すごい熱あるじゃないですか。
(看護師)
≪加瀬妙子さん どうぞ≫
は~い…。
あ~…。
このクソ忙しい時に…。
はい 胸の音を聞きますよ。
(2人) え…。
あなた… 公務員じゃないの?
お医者さん!?
他に何に見える?
最悪…。
あれ?
余計な仕事 増やして…
体調管理もできないんですか?
そんな言い方…。
もう大丈夫だ 熱は下がってる。
抜いて。
(看護師) はい。
雨に濡れて体が冷えたんだ。
長居するなって言ったのに
どうせあの後も
食べまくってたんでしょ 焼き鳥。
あなたこそ いきなり先に帰って…
失礼ですよ。
医者には緊急呼び出しがある。
呼び出されたら
駆け付けなきゃいけない。
忙しいんですよ 僕は。
ほら とっととベッド空けて。
分かってます。
ありがとうございました。
(戸が閉まる音)
何やってんだよ…。
(キーボードを打つ音)
まさに運命の出会いじゃ
ないかよ! それ。
でも 嫌なヤツなんですよ?
連絡は したのか?
嫌なヤツなんですって もう。
我慢しろよ!
医者でイケメンなんだろ?
さっさと連絡しろって ほら
早く 今すぐ…。
うるさいなぁ!
こっちは眼鏡もなくして
踏んだり蹴ったりなんだ…!
(振動音)
も~う…。
(スマホを取る音)
(足音)
どうぞ。
ハァ…。
あぁ 言ってくれれば
こっちから取りに行ったのに…。
これ…。
掛けてみて。
♬~
うん 眼鏡も悪くない。
まぁ 僕が選んだんだ
似合って当然だ。
いいんですか? これ。
じゃあ… ありがとうございます。
♬~
お医者さんなんですよね?
どうして
プロフィルが公務員に…?
職業や年収で言い寄って来る
ような女ばっかりで
うんざりしてるんだ。
まぁ 盛るよりはマシでしょ。
すいませんね
盛り盛りのプロフィルで。
♬~
次の日曜 空けといて
休みが そこしかない。
はい?
店を予約した。
え…?
嫌ですか?
行きます…。
♬~
(糸川)
もう お腹ちゃぷんちゃぷんだよ。
しょうがないじゃん。
カフェで働いてるっていう
情報しかないんだもん。
その執念 就活に使いなさいよ。
いい人だよね~ 糸川さんって。
何で奥さん出てっちゃったんだろ。
え…。
ねぇ 何でですか?
浮気したんだ。
俺が。
うわっ! その顔で?
最低…。
自分でも そう思う。
美人でさ
俺なんかには
もったいない嫁だったんだよ。
(泣き声)
ちょっと こんな所で…。
(泣き声)
(泣き声)
ほら!
返さなくていいから うん。
(泣き声)
いつまでも泣いてるわけにも
いかないんだしさ
土下座でも何でもして
もう一度 謝ってみたら?
(糸川) でも…
電話もメールもスルーなんだよ…。
う~ん…
浮気しちゃったからねぇ。
(泣き声)
も~う ほら 泣くなって!
もう カフェ近いからさぁ
ほら 行くよ!
(泣き声)
ここに食事と で そこの壁と
あっちの窓の所に飾りを。
飾りで はい。
はい。
(店員) 妙子さん お疲れさまです。
お疲れさまです~。
(咲子)ヤリモクなんでしょ?
それとも 私のこと 好き?
ど う し た? 失恋でもした?
そんなわけないじゃないですか。
何で俺がフラれなきゃ
いけないんですか?
ってか そもそも好きじゃないんで
何度も言ってるでしょ。
ヤリモクなんですよ 俺は!
そ… そう。
そんなことより
例の男と
デートじゃないですか 今夜。
あっ…。
正念場ですよ
ぐっと距離を縮めて
彼の家に お泊まりするのも
ありですから。
いやいや…
ないないない な~い!
男を落とす必勝法
教えましょうか。
まぁ 一応 聞いとこうか。
男を落とす必勝法 それは…。
ボディータッチです。
Body!
あっ あった これだ。
よいしょ。
ちょっと
腕 上げてもらっていいですか。
まぁ多分 少し
お酒も入って来ると思うんで
最初は ゆっくり…。 あっ!
肩を触っていただいて
そのまま腕に…。
あ あ あ…。
♬~
クソが…。
あ… 実日…!
(実日子:はなをすする音)
(糸川) やぁ よかったよ。
傷害事件が起こると思って
ひやひやしちゃったよ。
泣くなよ… 何でも おごるからさ。
ほら はい。
いらない!
♬~
ん~ おいしい。
当たり前だろ
僕が選んだ店なんだから。
フッ… その傲慢な言い方にも
だんだん慣れて来た。
そっちこそ
心の声が どんどん漏れてる。
フフフ… ハハハ…。
(振動音)
あのさぁ どうして私を?
だって どんどん
マッチングしてるでしょ?
それなのに 何で私なんか…。
自虐的な女は嫌われるぞ。
どうせ私は
誰にも選ばれない女です。
何?
5年も付き合ってた彼氏に
言われたの。
「君みたいな愚痴っぽい女は
選べない」って。
確かに 愚痴っぽい女は最低だな。
おまけに君は意外と気が短い。
言いたいことを
ズケズケ言って来る。
ほっといてよ。
でも
悪いことじゃ ない。
え?
いつまでも気を使って
すぐに おべんちゃらを言う
107人よりはマシだ。
ぐっと距離を縮めて
彼の家に お泊まりしちゃうのも
ありなんですから
ボディータッチ!
刺し身って どうして
刺し身というか知ってるか?
《全くタイミングがつかめない》
《非モテの私には
ハードルが高過ぎる!》
《深い! 深過ぎるぞ
ボディータッチ…》
でも 昔の人は
切るという言葉を嫌った。
《ダメだ…
諦めたら そこで試合終了!》
《やるしかない!》
おい!
はっ!
何やってんだよ。
刺し身が乾いちゃうだろ?
早く食えよ。
はい…。
う…。
アシカみたいなヤツだな。
そんなに刺し身 好きかよ。
あぁ そうなんですよ ハハハ…。
《シメが来てしまった》
《マズい このままじゃ
本当に試合終了に…》
《あぁ!》
《ご飯粒 付いてる…》
《来た 最大のチャンスが
やって来た!》
♬~
ん~!
何だ? この手は。
まさか 俺の目を狙ってんのか?
ご飯粒が付いてます…。
あっ…。
♬~
あぁ…。
あっ それ お酒…。
(せき込み)
大丈夫?
大丈夫に決まってる。
別に飲めないわけじゃ ない。
持ち帰られるつもりが
持ち帰ってしまった…。
(振動音)
長谷川さん 長谷川さん…。
長谷川さん もう…。
ヤバい! ちょ… ちょ…。
♬~
はっ!
わ~!
どこだ? ここは。
何だ? この汚い部屋は!
いや 私の部屋だよ! 落ち着いて。
まさか 僕をお持ち帰りしたのか?
いや 酔っぱらって寝ちゃうから。
何?
やっぱ飲めないんじゃん お酒!
違う! 久しぶりだったからだ
別に飲めないわけじゃ ない。
ま~だ言ってる
何の強がりだよ それ!
うるさい。
フッ ハハハ…。
何 笑ってんだよ。
ハハハ…
不思議な人だなと思って。
一緒にいるとさ
ついつい素の自分が出て
好き放題 言っちゃう。
あ~ そうだ。
今度 知り合いのお店で
パーティーがあってさ
もし よかったら 一緒に…。
(振動音)
あ… コーヒーでも入れようかな。
(チラシを置く音)
(お湯を注ぐ音)
(ゴミ箱から紙を取る音)
ちょ ちょ ちょ…!
ちょちょちょ…!
年齢 身長 職業 年収。
君とマッチングするのは大変だな。
いや 違うの! これ
最初 よく分かんなくて
強気で行けって言われてさ…。
君が食事に来たのは
僕が医者だからだ そうだろ?
そんな… 私は ただ
長谷川さんのこと
もっと知りたいと思って…。
君が見ているのは
高収入の医者としての僕だ。
違う! 職業なんか…。
何が違うんだよ。
君が書いた この事細かな条件が
それを証明している。
君も結局は
他の107人と同じだ。
こんなに熱心に条件を付けて
品定めして…。
だから 違うって言ってんでしょ!
どうしてそんなに
ひとを信用できないの?
年収とか職業とか そんな理由で
あんたみたいな口の悪い人と
食事に行くと思う?
そんなんだから いつまでたっても
マッチングアプリ やめられないんだよ!
一緒にいたって こんなにスマホが
ブンブン ブンブンうるさい人
好きになるわけないでしょ!
誰も言ってくれないなら
私が言ってあげる。
107人に選ばれなかったのは
あんたのほうだから!
あ…。
♬~
♬~ (ドアが閉まる音)
♬~
もう会わないほうが
いいんじゃない?
分かってますよ それぐらい。
俺の店のイベントです
来てください。
これ
ヤリモクじゃありませんから。
♬~
もうダメなんですか?
例の医者とは。
メッセージを送っても返信なし。
まぁ しょうがないよね。
私が
ひどいこと言っちゃったから。
俺は諦めませんから。
えっ?
俺も大事な人を呼んでるんです。
絶対 来てくれるって信じてます。
だから妙子さんも
諦めちゃダメです。
もう一度 メッセージを送って
みればいいんじゃないですか?
ほら…。
妙子さん?
♬~
決まった人ができた
ってことだよね これ…。
ハァ… やっぱダメだなぁ。
私 選ばれない女なんだ。
妙子さん。
その人のこと好きなんですよね?
このまま終わっちゃって
本当にいいんですか?
よくないよ!
だったら…!
選ばれるのを待ってちゃダメです。
運命の相手は
自分から選ばないと!
(糸川) そうだ!
えっ?
遥斗君の言う通りだ。
俺も
出て行った嫁を呼んでるんだ。
留守電に吹き込んだっきり
何の返事もない 完全にスルーだ。
でも 絶対に諦めたくはない!
糸川さんもですか… 心強いです。
俺たちは諦めません
だから妙子さんも…。
えっ?
えっ?
(糸川) 実日子ちゃん!
一体 何しに…。
決まってるじゃないですか。
遥斗君に会いに来たんです。
糸川さんに飯たかってたのって…。
えっ。
うわ…。
お久しぶり。
ごめん!
今なら実日子の気持ちが分かる。
ブロックされるのが
こんなに つらいなんて。
俺 最低な男だった。
本当に ごめんなさい。
顔上げて。
私は もう一度会えて
うれしいんだから。
うわっ!
うわっ! わっ! えっ…!?
(どよめき)
えっ… えっ!?
(糸川) 大丈夫か?
罰が当たったんですよ。
あの人も きっと来ない。
切ないですね 糸川さん…!
(泣き声)
(糸川) バカ! 諦めちゃダメだ!
(泣き声)
糸川さん…!
(糸川) 大丈夫!
(足音)
諦めるんじゃ ない!
さ…。
(糸川) 咲子!
えっ?
(糸川) 来てくれたのか!
(糸川)
よかった… 本当に よかった!
妻です! 妻の咲子です!
咲子さんの元旦那って…。
知り合いか?
俺と咲子さんは
マッチングしてたんですよ。
ほら!
(糸川)
えっ… どういうことだよ 咲子。
おい これ 一体どういうことだよ。
別にいいでしょう
離婚してんだから。
まだ してない!
まだ離婚届は出してない!
それなのに てめぇ…
よくも うちの嫁を!
あんたも実日子と
マッチングしてたでしょ。
はぁ!?
(糸川) いや… 違うんだ 咲子。
いや そうなんだけど
そういう関係じゃ ない。
そうなんです!
私たちは ただのメシモクで。
また性懲りもなく
こんな若い子と…!
あぁ!
うわっ!
あぁ! キャっ!
(糸川) う…。
別れるなんて嫌だ!
俺が愛してるのは
咲子だけなんだ!
何 言ってんだよ
浮気してたくせに。
ヤリモクの お前が言うな!
メシモクの小娘は黙ってて!
はぁ~? 何? 小娘って 昭和か!
何 言ってんの バカ
平成生まれですぅ~。
あんたのせいで 咲子さんが
どれだけ傷ついたと思ってんだ!
何だ お前… お前は
咲子の何を知ってるんだ?
おい お前…
うちの嫁とやったな!?
やってねえから
おかしなことになってんだろ!
いいかげん諦めろ
このヤリモクが!
諦めんのはお前だ この浮気男!
だから俺は ただのメシモクだ
っつってんだろうが!
わっ!
あぁ!
あぁ… うぅ…。
咲子さん…。
好きなんです。
あなたを諦められません。
諦められないんだよ~…。
諦められないんだ…。
(糸川)
お前らしくないぞ もう諦めろ!
だって
好きになっちゃったんだもん!
(糸川) 何が「だもん」だ!
咲子は俺の嫁だ!
離婚すればいいじゃん!
(糸川) だから まだ離婚届は
出してないって言ってんだろ!
諦めろ! このヤリモクが…!
やってないって…!
(糸川) お前が諦めれば済む…!
ハハ… ハハハハ…!
何 笑ってんだよ!
行って来る。
みんな
諦めずに頑張ってください。
さようなら。
♬~
(看護師) すみません。
長谷川先生は もう
お帰りになられてました。
そうですか…。
はい。
ありがとうございます。
《知ってた… 全部 知ってた》
(振動音)
《結局 私は独りぼっち》
《やっぱり私は
誰からも選ばれない》
(泣き声)
何 泣いてんだよ。
パーティーに行ったら
ひどい目に遭った。
あれ知り合いか?
ろくなもんじゃないな。
どうして?
会いに行ったんだよ 君に。
あんだけ言いたい放題
言われたんだ。
ひと言くらい
言い返してもいいだろ。
悪かった。
君のことを信じてやれなくて。
僕は自分のことすら
信じられなくて
君のことを
ちゃんと見られなくなってた。
君は いつも本音で
ぶつかって来てくれたのに。
でも…
決まった人ができたんですよね?
だってプロフィル…。
もうアプリは必要ない。
えっ?
僕は君を選ぶ。
♬~
♬~
違うよ 長谷川さん!
私が 長谷川さんを選ぶの!
♬~
♬~
<この番組の終了直後から
動画配信サイトHuluでは
交際を始めた…>
<…を盛り込んだ
「アプリの向こう側編」の
独占配信がスタート>
あぁ もう最悪。
どうしてこうなってしまったんだ。
しつこいのよ あんたは!
<あのシーンの裏側で
こんなことが?>
<もっとラブラブな
2人の
キュンキュンシーンを
ご堪能ください>
《好き~!》