ドラマスペシャル 東京地検の男[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマスペシャル 東京地検の男[解][字]

沢村一樹が“庶民の味方”のニューヒーロー検事に!挨拶と割引が大好きな変わり者検事が、絶対に諦めない心で“鉄壁の目撃証言くずし”に挑む、新時代の痛快検察ドラマ!

◇番組内容
東京地検検事・東丸信助(沢村一樹)のもとに、洋食店を営む山岡誠二(平岳大)が殺人容疑で送致されてきた。取り調べでいきなり東丸は、「オムライスはやっぱり薄皮ですよね?」と、およそ事件に関係のないことを山岡に聞き、事務官の桐野圭太(矢本悠馬)に諭される。一方、特捜部のエース・三枝浩一(市川猿之助)は、ある大物政治家の贈収賄事件を追っていたが、やがて無関係と思われた二つの事件が一つに繋がり…!?
◇出演者
東丸信助…沢村一樹
桐野圭太…矢本悠馬
剣崎亮子…名取裕子
三枝浩一…市川猿之助

山岡誠二…平岳大
田所美香…星野真里

村井修三…螢雪次朗
倉田昭夫…野間口徹
田中和也…岡田浩暉
大川克彦…羽場裕一

加藤政則…河相我聞
石森良雄…渡辺正行

東丸恭子…富田靖子
◇脚本
尾崎将也
◇監督
星野和成
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、島田薫(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/tokyochiken/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

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  14. 午後
  15. 今日
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  17. 捜査
  18. 特捜
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  20. 一度

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(パトカーのサイレン)

♬~

(ヘリコプターの飛行音)

(カメラのシャッター音)

(無線の会話)

♬~

(店員)新規開店です!
お願いしまーす!

新規開店です!
お願いしまーす!

どうぞ!
ありがとうございます。

(店員)お願いしまーす!
お願いしまーす。

おはようございます。

おはようございます。
おはようございます。

全品200円引きか…。 へえ~!

(足音)

おっと! おっ あっ…。

あれ? あれ…
あれ? あれ? あれ…?

どこいった? どこいっ…。

ああ…!

(三枝浩一)どいて頂けますか。

あっ… ああ ああ
あっ すいません。 はい。

おはようございます。

(桐野圭太)おはようございます。
ああ おはよう。

先ほど 配点された事件です。
ありがとう。

はい! これ見て。
全品200円引き!

へえ~。
なんか 足跡ついてますけど。

特捜部がガヤガヤ出て行ったけど
何?

知らないんですか!? ほら。

えっ!? 村井っていったら

幹事長まで務めた超大物じゃない。
でかいとこに手ぇ出したね。

この捜査を率いている三枝検事は

次の特捜部長の座を
狙ってるそうです。

この事件にも
相当 気合入ってるみたいですよ。

ふ~ん… そうなんだ。

そういえば 加湿器 直った?
修理来るの 来週です。

ええー! 頼むよ…。
連絡したの 随分前だよね?

連絡したの 昨日じゃないですか。
あれ? そうだっけ…。

よし!

殺しか…。

殺されたのは 大橋妙子。

(東丸の声)
今月2日 午後4時3分。

遺体を発見した 被害者の娘から
110番通報。

鑑識によると 死亡推定時刻は
同日 午後2時から4時。

聞き込みをしたところ

現場近くの東京湾警備保障の役員
石森良雄が

午後3時頃に
現場から立ち去る男を

目撃したと証言。

その人物の背格好が

被害者の知人 山岡誠二 45歳と
似ていた事から

山岡に任意同行を求め
取り調べをしたところ

犯行を自供。

山岡は 大橋妙子から物件を借りて
飲食店を営んでいたが

経営悪化で滞納している
家賃の事で 妙子ともめていた。

事件当日 家賃の事で口論となり
殺害した事を認めた。

店にあった調理用のナイフを
あらかじめ携帯し

犯行後は
近くの豊洲川に捨てたと供述。

しかし 凶器は発見されなかった。

なお 山岡の店の厨房から

ナイフが1本なくなっているのが
確認されている。

単純な事件ですね。
うん…。

(キーボードを打つ音)

「山岡誠二」

あっ オムライスが
人気メニューなんだ。

ここ オムライスある!
えっ?

うん。

まあ…

値段相応というか…。
そうですねえ。

っていうか オムライスはさ…。

(店員)いかがですか?

大変おいしいです!
ありがとうございます。

ごゆっくり。

でも…

家賃でもめたくらいで
人を殺すかな?

そっちですか…。

まあ カッとなって
やる事もあるでしょう。

うん…。

人間 追い詰められると
何するか わからないですよ。

この間の事件の被疑者だって
たった5000円のために

強盗傷害の罪を
犯したじゃないですか。

こういうのって
お店を開店する前に

いろんな人に試食してもらって
意見 聞いたりしてるのかな?

コロコロ 話題を
変えないでもらえます?

変えてる?
はあ…。

奥さんに同情しますよ。

今度 言っとく。

(警察官)
第5系統 総員4名 異状なし!

こんにちは!

そちらへ お座りください。

これから取り調べをします。
私は 検事の東丸です。

よろしくお願いします。
はあ…。

あなたには 黙秘権があります。

答えたくない事には
答えなくて結構です。

はい。

ところで…

オムライスは
やっぱり 薄皮ですよね?

えっ?
(せき払い)

お宅のサイトを
拝見したんですけれども

レストランというよりは洋食屋さん
という感じのお店なんですね。

まあ そういうコンセプトなんで。

オムライスの卵は薄皮ですか?

そうですけど…。

薄皮のオムライス
大好きなんですよ。

ほら チキンライスの上に
オムレツ的なものをのせたやつ

まあ あれはあれでいいんですけど
どうも

オムライスとは別物じゃないか
って思うんですよね。

あくまで個人的見解ですけど。
検事。

話を戻してください。

新メニューとして ビーフストロガノフを
出す予定だったんですね。

ええ…。
今度出すビーフストロガノフは

産地直送の肉と有機野菜を使って

デミグラスソースも
ニンジンとセロリをベースに

自家製のものを作り
それを5周年記念にと…。

おいしそうですねえ。
そうですか 5周年。

ええ 私 1軒目の店は失敗して
潰してしまって

あの店は 2軒目なんです。
そうだったんですね…。

再チャレンジした店をあそこまで。
でも もう…。

どうして 大橋妙子さんと会う時に
凶器を用意していたんですか?

…えっ?

警察の調書に
そう書いてあるでしょ。

山岡さん あなた
署名捺印していますよね。

「あらかじめ 店にあったナイフを
携帯しており 犯行に使った」

「犯行後 それを川に捨てた」って。

…はい。

現場の状況から 犯人は

偶発的に その場にあったもので
殺したのではなく

あらかじめ 凶器を用意していた。
つまり 計画的だった。

あなた
殺すつもりだったんですね。

はい。

本当ですか?

どういう事ですか?

警察で そう言ったのに
検察で それを疑うんですか。

検察は 警察が作った調書を
鵜呑みにしたりはしません。

もう一度 細部まで確認した上で
起訴するかどうかを決めるんです。

やってません。

警察で お前がやったんだろうと
しつこく言われて

仕方なく うなずいたんです。

そう言ったら
不起訴にしてもらえるんですか?

そう簡単にはいきません。

私は 店の家賃の事で
大橋さんともめていました。

つまり 動機がある。

それに…

殺害時刻に現場から立ち去る私を
見たという目撃証言も…。

それを覆せますか?

どうでしょう。

「どうでしょう」って…。

では 今日の取り調べは
ここまでにします。

…えっ?

また聞きたい事があったら
来て頂きますので。

ありがとうございました!

あっ すいません。
こういう人なんで…。

♬~

東丸さんは この事件に
何か疑問を持ってるんですか?

わかる?
わかりますよ。

東丸さんの事務官になって
もう2年ですからね。

もう2年か…。

新米だった自分を
ここまで支えてくれて

感謝してます 先輩。
やめてくださいよ。

で 何が疑問なんですか?

山岡さんは
事件直前に新メニューを考えて

店に出そうとしてた
って言ってた。

そういう人が同時に 人を殺す事を
考えられるものなのかな?

前の職場に
似たような感じの人がいたよ。

やたら料理にこだわる
総菜売り場の人。

本当に料理が好きじゃないと
ああいうふうにはしゃべれないよ。

事件の事を話す時の冷静さと
妙なギャップがあった。

でも 石森って人の目撃証言は?

それは 被疑者のキャラと
関係ないでしょ。

…だよね。

♬~

正直に話したほうがいいですよ。

あなたと村井議員には
収賄の容疑がかかっています。

あなたが 業者から
現金を受け取った見返りに

村井議員は 国会で
業者に有利な答弁を行った。

(ペンが落ちる音)

♬~

どうも。

いえ…。

我々の調べでは 今月2日に

5000万の現金の受け渡しがあった
という情報があります。

金を払ったとされる

メトロポリス不動産の
矢野課長にも

取り調べをしています。

現金を渡したと認めるのも
時間の問題ですよ…。

そんなわけは…。

口裏合わせは済んでいるから
話すはずがないと?

そんな事はありません。

ああ~ 忠誠心とは実に美しい!

でもねえ 下の者が
いくら忠誠を尽くしても

上は 用が済めば
容赦なく切り捨てる。

たとえ あなたが
国会議員の第一秘書だとしてもだ。

それが世の常というものですよ。

なんと言われようと
私の答えは変わりません。

♬~

あの男さえ落ちれば
一気に捜査が進むんですがね…。

無理ですね。
(太田)どうしてですか?

真面目すぎます。

真面目すぎて… 白状するより
死を選ぶタイプです。

ああっ! ああっ ああ ああ…!
(倉田)すいません。

ごめんなさい ごめんなさい。
失礼しました。

ああ 大丈夫です 大丈夫です。
すいません。

大丈夫ですか?
…ああ。

そういう時はね
深呼吸するといいですよ。

呼吸だから 最初 吐くんです。
こうやって フ~と吐いて

上を向いて ス~って吸って
もう一回 吐いて。

で もう一回 吸って…。
大丈夫です。

あっ…。

どうかしましたか?
ああ なんか

いかにも 特捜に責められました
って感じの人だったな…。

よくわかりますね。

板挟みなんだよ。 上からは
「絶対 言うな!」って言われて

特捜からは 「言え! 言え!」って
言われて… かわいそうに。

同情のポイントがズレてません?
僕もね

上からも下からも叱られてるから
よくわかるんだよねえ。

下って 僕ですか?

他に誰かいる?

(剣崎亮子)
上って もしかして 私の事?

剣崎部長!
その件に関しては黙秘します。

まあ… 私なんて
仏様みたいなもんよ。

問題さえ起こさなければ。

肝に銘じます。

(大川克彦)剣崎くん!

あっ 大川検事長!
(大川)行こう。

今夜のご予定は?
弁護士…。

剣崎部長は

大川検事長の
覚えめでたいようですね。

将来が楽しみな人だな。

(店員)ただ今より 午後7時の
スーパータイムセールでーす!

さあ いらっしゃいませ!
ちょっ ちょっ…

ちょっとすいません すいません!
あの… あのね…。

ちょっと あの どうしよう…。
あの… すいません すいません。

それ それ それ…!
そっちの赤いやつ! その赤い…。

ただいま。
(3人)おかえり。

ただいま。
(鳴き声)

よしよし! いい子にしてか?
いい子にしてたか?

ああ… お肉が取られる。

これ買ってきたよ ほら。
(東丸恭子)ああ…。

ちょっと 見て 見て 見て! これ。

うん?
ほら。

30パーセントオフ。

でかした!
でしょ~!

あっ このままでいいから。
ああ そう。

(東丸真由美)ねえねえ
お父さん お父さん。

お兄ちゃんがさ
特捜部って かっこいいけど

お父さんは微妙だ
って言ってるんだよ。

あらっ。
(東丸茂樹)だって ほら…。

うん?
「東京地検特捜部は 収賄の疑いで

友自党の村井修三衆議院議員の

個人事務所などの関係先を
今日…」

特捜って 父さんの仲間でしょ?

いや 仲間っていうほど
仲良くはないかな…。

お父さんの仕事ってさ
特捜より下なの?

いや 上とか下じゃなくて
種類が違うだけなんだよ。

でも ほら 特捜って… ほら ねえ
ニュースに出たりとか

あと 巨悪をやっつける!
って感じで

かっこいいよね。
(恭子)でもさ

捜査しても
結局 不起訴ばっかりで

上に忖度ばっかり
してるんじゃないの?

まあ… いろいろ
大人の事情があるんですよ。

(鳴き声)
よしよし よしよし…。

ねえ…。
うん?

子供たちの前で もうちょっと

自分の仕事を いいふうに言っても
いいんじゃないの?

まあ でも 嘘ついてもねえ。

あれだけ頑張って 一度は諦めた
司法試験に受かって

やっと検事になれたんじゃない。
そうだっけ?

私の涙ぐましい協力は
なんだったの?

私が必死に支えた事まで
大した事ないみたい。

もちろん 君には感謝してますよ。
でも 子供たちにはね

変なプレッシャー
与えたくないんだよ…。

プレッシャー?
うん…。 あっ そうだ。

コーヒー いれようか。
やったげる。 待ってなさい。

♬~

(石森良雄)あっ。
えーっと 電話をくれた…。

はい! 検事の東丸です。
事務官の桐野です。

石森です。

本日は お時間を頂き
ありがとうございます。

これは ご丁寧に。

まあまあ… どうぞ どうぞ。
はい。

元は 警視庁に
いらしたそうですね。

ずっと捜査畑ですよ。

今日は 石森さんが目撃証言した
事件について。

ああ たまたま…。

刑事をやってた人間が
退職して 目撃者になるとはね。

アハハハッ…。
フフフッ…。

しかし
その事件の担当になるからって

わざわざ
あいさつに来てくれなくても…。

いえ あいさつではありません。

石森さんの目撃証言について
確認したい事がありまして。

えっ?

(石森)ああ また置きっぱなし~。

どうして 確認が必要かな?

担当刑事には
全部 話したんだけど。

はい。 申し訳ないのですが

もう一度
お話し頂けないでしょうか?

まあ いいけどね…。

ここから見たんだ。

(石森)お前らさ

ここに物を置くなって もう…。
すいません。

あとで片付けます。
(石森)寒いし もう…。

(石森の声)
妙に慌てた様子だったんで

記憶に残ったんだ。

その時の時間は?

午後2時58分。

どうして
そんな正確にわかるんですか?

3時から来客の予定だったんで
急いで戻ってきたんだ。

だから わかるの。
なるほど。

見たのは

この人で間違いないですか?

そう この男。 この制服で。

そうですか…。

(石森)もういいかな?

はい。
今日は ありがとうございました。

石森さんの証言
殺害時刻とも一致してるし

確かなようですね。
うん。

なんで
検事が殺害現場に来るんだ?

…って顔で見てますよ。

あっ!
あっ?

グリーンネックレスだ。

これ育てるの
結構 難しいんだよな。

あの…。

何か ご不審な点でも?

いえ 一応 確認のためです。

捜査して頂くのは
もちろん 結構なんですが

石森さん 元刑事で
我々の大先輩なんですよ。

クレームが来たんですか?

(加藤)
目撃証言だけじゃありません。

動機はありますし

何より 本人が
犯行を自白してるんですから…。

その自白が本当ならね。

(間下)
無理やり自白させたとでも!?

(加藤)なんだよ…
検事さんに その態度は。

(間下)すいません…。
(加藤)どうぞ ご存分に。

いえ! もう結構です。

今日は ありがとうございました。

あっ… ここ 被疑者の店ですよ。

うん。

あっ 誰かいる。
えっ?

(田所美香)キャッ…!

検事さん…。

驚かせてしまって すみません。

(美香)フフフッ…
で なんの用ですか?

どういうお店なのかな?
と思いまして。

それ マスターが有罪かどうかと
関係あるんですか?

判断材料が
多いに越した事はないので。

あの… 中を見せてもらっても
よろしいですか?

いいですよ。

飲みます?
一人で飲んでも あれなんで。

いいですねえ。 ヘヘヘッ…。

いえ! 結構です。

この店は
山岡さんとあなたの お二人で?

ええ。

マスターが厨房で
私がホールを。

じゃあ 調理は
山岡さんがやってたんですね。

ここにあったナイフが

犯行に使われたと
されているんですね。

なくなったナイフは

いつまで ここにあったかは
記憶されていますか?

さあ…。

私 キッチンの事は全然。

今日は
ここで何をされていたんですか?

やる事がなかったので
掃除でもしようかなって。

フフッ… 掃除してないけど。

あなた…。

山岡さんが殺したとは
思っていませんね。

料理が大好きで

みんなに おいしいものを
手軽に食べてもらいたい…。

そんな事ばっかり言ってた人が
人を殺すわけない。

お店の経営が苦しくなったのは
どうしてですか?

駅の向こうに

でっかいショッピングセンターが
できたんです。

それで 商店街の店は
どこも苦しくなった。

なるほど。

よほど
追い詰められてたんですね。

だからって 人殺しなんか…!

では 失礼します。

ありがとうございました。

えっ?
えっ?

ちょい ちょい ちょい ちょい
ちょい ちょい…!

あっ そうそう。

山岡さんは戻ってきますよ。

えっ?

じゃあ。

ありがとうございました。

(桐野の声)いいんですか?
あんな事 言って。

何が?

もう…。

どうも
ナイフが気になるんだよなあ。

確かに 1本なくなってた。

でも いつ なくなったかなんて

使ってる本人にしか
わからないもんな…。

それを確かめに行ったんですか?

それに どうも彼女は
何かを隠してる気がするんだよな。

隠してるって 何を?

あんなのができたんじゃ
商店街はつらいよな。

まだ開発を拡大する予定なんだ…。

(村井修三)どうした。

特捜に責められたのが
そんなにつらかったか?

(倉田)いえ…。

いずれ 俺の地盤を継いで
選挙に出るんじゃないのか。

これぐらいの事で
うろたえて どうする。

申し訳ありません。

倉田さんは人が良すぎるんですよ。

ハハハハハ…。

物事は 俯瞰的に見る事が大事だ。

我々が推進している
豊洲経済特区が完成すれば

国の経済にも
大いに貢献する事になる。

反対する連中は
なんにも わかっちゃいないんだ。

しかし
問題は 反対派より 検察では…。

心配ない。

(店員)お連れ様がお見えです。

ああっ はい! どうぞ。

(村井)ああ… どうも どうも。

(田中)検事長自ら
ありがとうございます!

困りますねえ。

立場上 私は
あなたを追及する立場なんですよ。

まあ そう
固い事をおっしゃらずに…。

(大川・村井)ハハハハ…!

(田中)さあ どうぞ!
(村井)さあ どうぞ。

(大川)ハハッ… 困りますな
こういう事されちゃあ。

(村井)そう言いながら
しっかりメンツを

そろえてらっしゃるじゃ
ないですか。

(大川・村井・田中)ハハハハ…!
(大川)では 早速…。

(村井)どうぞ。 さあさあ どうぞ。
(田中)どうぞ!

(村井)いやいや 今日は
私は手加減は致しませんよ。

こんにちは。

今日も
よろしくお願いします。

起訴は決まったんですか?

ああ… その件なんですけどね。

人生っていうのは
諦めたら そこで終わりですよ。

はっ?

何かを成し遂げる人は
どんな人ですか?

諦めなかった人です。

僕は 意思の弱い人間でして

毎日 日記をつけるとか
英単語をちょっとずつ覚えるとか

そういうのが
続いた試しがないんです。

そういう人間ですから
昔 一度 大きな事を諦めました。

僕は 父と兄が弁護士なんです。

当然 僕も司法試験に受かって
弁護士になる事を期待されたし

自分でも
それが当然だと思っていました。

しかし 司法試験…
これが なかなか難しい。

4回 5回と挑戦して
落ち続けました。

あの頃は 結構 つらかったな…。

あの…。

あっ
もうちょっと聞いてください。

今 半分くらいです。

はあ…。

でもね ある時 思ったんです。

司法試験に
合格しなきゃいけないって

一体 誰が決めたんだって。

父からも
別に命令されたわけじゃない。

自分で勝手に
そう思い込んでただけなんです。

それに気づいたら
自分でも意外なくらい

簡単に諦める事ができました。

それからスーパーマーケットで
働くようになりました。

結婚して 子供も生まれて

司法試験の事は すっかり忘れて
暮らしていました。

スーパーでの仕事では
いろいろな事を学びました。

特に あいさつの大切さ。

どんな時でも 元気よく
笑顔であいさつすれば

相手も自分も
明るい気持ちになれます。

いらっしゃいませ。

(東丸の声)そんな時

顔見知りのお客さんが
詐欺の被害に遭ったんです。

小さな雑貨屋さんをやっている
女性でした。

相手は 金は借りただけ
なんて言って

逃げてるうちに
自己破産してしまい

結局 お金は戻らず
立件される事もありませんでした。

(東丸の声)
その人のお店は潰れました。

悲しむ女性を見て

どうして こんな事が
起こるんだろうと思いました。

(幸恵の泣き声)

(東丸の声)何より悔しかったのは

担当検事が被害者に対して

少しも親身になってくれなかった
事です。

(幸恵)検事さん… 検事さん!
検事さん!

なんとかならないでしょうか?

(検事)この証拠では
どうしようもないですね。

検事は 人を助けるのが
仕事なんじゃないんですか!?

(東丸の声)
その時 僕は 急に思ったんです。

こういう人を救いたいって。

(東丸の声)
もう一度 司法試験に挑戦して

検事になろうって。

(東丸の声)それから 僕は
司法試験に再挑戦しました。

妻には 3回落ちたら諦めると
約束して 猛勉強して…。

で 3回目に
なんとか合格したんです。

♬~

人生 一度 諦めても
必ず またチャンスはある。

あなたも同じでしょ?

一度 店を潰して 再挑戦して…。

そうやって つかんだ
検事の仕事です。

人を救うために
この仕事に就いたんです。

検事が起訴すれば
裁判での有罪率は99パーセント。

いわば 検察は最後の砦なんです。

真実を知るのが 私の仕事です。

教えてください。 真実を。

それに あなたには
美香さんがいるじゃないですか。

彼女は
あなたの事を待っていますよ。

♬~

山岡さん。

あの日 あなたは 本当は

大橋妙子さんと言い争いなんて
していませんよね?

…そうなんですね。

はい…
言い争いなんかしてません。

ただ 話をして別れただけです。

まして
大橋さんを殺してなんかいません。

その時刻は?

訪ねたのが 昼12時半過ぎだから…
出たのは 1時過ぎです。

石森さんが
あなたを目撃したのは2時58分。

食い違ってますね。
警察でも それは言われました。

(加藤)目撃者がいるんだ。

午後1時過ぎに現場を出た
というのは嘘だろ?

嘘じゃないって…。
何度も言ってるでしょう。

何度でも聞く。

(机をたたく音)
(加藤)お前がやったんだろう?

(山岡の声)取り調べは
いつまでも続きました。

「やった」と言うまで…。

弁護士には
その事は話したんですか?

もちろんです! でも…。

しかし それを証明する事は
できませんね。

えっ? あなた
私がやったと思ってるんですか?

いや そんな事はありませんが…。

こうなったら
有罪になった場合に

少しでも罪を軽くする事を
考えたほうがいいでしょう。

(山岡の声)店は潰れかけだったし
なんの希望もなかった…。

どうせ有罪になるんだったら
無罪を主張して罪が重くなるより

弁護士が言うように
罪を認めて

少しでも軽くなるほうがマシだと
思ったんです。

(ため息)

最低な弁護士ですね…。

それで あなたは 「やった」と
言ってしまったんですね。

はい…。

今からでも
どうにかなるんでしょうか?

人生に遅すぎる
という事はありません。

でも その時間に私を見たと
言ってる人もいるんでしょう?

あなたが やっていないなら

その目撃情報は
間違いという事です。

それを崩す方法は 必ずあります。

はい…。

方法を考えましょう。

何しろ 美香さんには

「山岡さんは戻ってくる」って
言っちゃったんで。

えっ?

あの日の事を教えてください。

はい。

大橋さんに 家賃の事で
相談にのってもらったんですが…。

(大橋妙子)家賃 なんとか
待ってあげたいんだけど…。

いや…
そちらも大変なんですよね。

ああ…。

何… こっちは こっちで
なんとかしますよ。

本当に大丈夫なの?

はい。

(山岡の声)
それで 私は途方に暮れて

町を歩き回りました。

いくら歩いても 解決法が
見つかるわけないのにね…。

その間に 誰か知り合いと会った
という事は?

さあ…。

電話でもいいんですよ。
通話記録が残ってるはずです。

いやあ… 店の事をどうしようかと
悩みながら

当てもなく歩いてたので…。

どこかの防犯カメラに
映ってるんじゃないですかね。

調べよう!

その時に歩いた
経路を教えてください。

(山岡)よろしくお願いします。
こちらこそ。

♬~

(山岡)検事さん…!

検事さん!
(警察官)おい…!

(山岡)これ! これです!
どうしました?

(山岡)検事さん!
これ… これなんです!

えっ? これが 何か?

この人… この人と会ったんです!

えっ?

倉田…。
誰? 誰?

村井議員の秘書ですよ。
えっ?

大丈夫ですか?

はっ! ちょっと
あの あの あの…

ちょっと いいですか?
ちょっと ちょっと ちょっと…。

特捜部で取り調べを受けてた?
はい。

どこで この人と?

あの時…。

(山岡の声)大橋さんを訪ねたあと
豊洲川公園を歩いてた時…。

あ… すいませんでした
ボーッとしてて。

こちらこそ。

それが この人?

間違いありません。

倉田が それを証言すれば
山岡さんの無実が…。

こんにちは。

いらっしゃいませ。
何か ご用でしょうか?

議員秘書の倉田さんに
お会いしたいんですけど。

(倉田)お待たせしました。

あっ どうも。 こんにちは。

お体 大丈夫ですか?

ああ… あの時の…。

今日は 何か?

(倉田)今月の2日…。

はい。 その日の午後3時頃
豊洲川公園で

この人と
言葉を交わしていませんか?

拝借します。

さあ… 覚えがありません。

あの… その時刻には
どちらにいました?

えっと… その日は休みで
自宅におりました。

確かですか?
はい。

それを証明できる人はいますか?

いえ…
ずっと一人で過ごしていたもので。

大事な事なんです。

人ひとりの人生が
懸かってるんです。

よく思い出してください。

人ひとりの人生って
どういう事ですか?

この人は 今
殺人罪に問われています。

その日時に豊洲川公園で

あなたが
この人と会ったと証言すれば

疑いが晴れるんです。

お願いします!

もう一度 よろしいですか?
はい!

やはり この方の勘違いでしょう。

そうですか…。

ありがとうございました。

あれ?
出口って どこでしたっけ?

ああ… ご案内します。

ああ… すいません。

議員秘書も大変ですね。

いえ…。
先日も特捜に…。

あの人たち
しつこいですからねえ。

いつも 一番苦労するのは
下の人間ですよ。

上の人たちは
自分を守るシステムを

ちゃんと確保してますから。

下の人間が それに
入れてもらえてると思ったら

大間違いだ。

本当の希望は
他人任せでは手に入らない。

ああ…。
エレベーターは そこを右です。

はい。 ありがとうございました。

ああっ そうだ!

あの… これ さっき
すぐ そこで もらったんですけど

もし よかったら…。

どうも…。

♬~

(ため息)

(ノック)
(亮子)どうぞ。

失礼します。

お呼びでしょうか?
忙しいんですが…。

あなた 検事の仕事って
何かわかってる?

警察から送検された被疑者を
起訴するかどうか決めるのが

主な仕事だと認識していますが…。

あなたは そこから
逸脱した行為をしてませんか?

うーん…
特に記憶にはありませんけど。

とぼけないで頂きたい。

あっ!

村井の秘書の倉田と
会いましたね?

さすが 特捜は情報が早いですね。

今 やってる事件で
参考に話を聞いただけで

職務逸脱はしておりません。

時と場所を わきまえなさい!

こっちは 今…。

もちろん わかっています。

贈収賄の件とは 一切関係ないと
相手にも話してありますので。

そっちが 何を調べているかは
関係ありません。

あなたのせいで
余計な警戒をされたら

どうするんですか!

その時は ごめんなさい。
はあ?

「ごめんなさい」では
済まないでしょう?

村井は
豊洲経済特区の旗振り役になって

巨額の政治献金を
受け取るだけじゃなくて

収賄までしてるの。

その腐敗に 特捜は
メスを入れようとしてるのよ。

落とせるといいですね。

あなたは その邪魔をしてるの。

小さな事件で
邪魔をしないで頂きたい。

事件に 大きいも小さいも
ないと思うんですけれども。

あります~!

社会に与える影響も 大と小が。

なるほど。

大が小をのみ込む。

そのほうが効率的で

社会に与える影響も
大きいですもんね。

あっ! それって
村井がやってる事と同じだ。

警告はしましたからね。

(ドアの開閉音)
勝った。

勝ってません。

申し訳ないです。
しかしですね…。

私は 検察庁という大きな組織の
かじ取りの一角を担ってるのよ。

あなたの勝手な行動を

「はい そうですか」と
認めるわけにはいきません。

以前 「主婦の勘」って
いつも言っていた

現場主義の女性検事が
いたそうですが

部長は さすがですね。

女性初の検事長を
目指すだけの事はある。

ああ 知ってるわ。
あの 主婦の…。

ちゃかさないで。

私のやっている事を
認めなくてもいいので

見逃してください。

待ちなさい!
(ドアの開く音)

(ドアの閉まる音)
(ため息)

♬~

(亮子)お待たせしました。

(大川)報告を聞こう。
(亮子)はい。

東丸には

自分の担当事件を捜査する以上の
意図はないようです。

でも 仰せのとおり
釘を刺しておきました。

物事は 俯瞰的に見ないとな。

(亮子)そのとおりですわ。

♬~

部長 なんですって?

「頑張れ」って激励されたよ。
本当ですか?

防犯カメラのほうは どう?

なかなか…。

あっ… それから これ。

田所美香には
やはり 前科がありました。

詐欺罪か…。

悪い男と付き合って
犯行に引き込まれたみたいです。

ふーん。

もう 更生してるようですし

今回の事件と
何か関係があるんですか?

一応 念のため。

(村井)検事が訪ねてきた件だが

大川検事長によれば
あくまでも別件の捜査だそうだ。

そういう事だな?
はい。

ご心配をおかけして
申し訳ありませんでした。

しかし 思わぬところから
傷口が広がるという事もある。

マスコミに嗅ぎつけられたら
まずいですよ。

(村井)万一の時は

金は お前の一存で
受け取った事にするんだ。

いいな?

もちろん そのつもりです。

♬~

♬~

なくなったナイフは

いつまで ここにあったかは
記憶されていますか?

さあ…。

♬~

何? 仕事 お持ち帰り?

うん まあ…。

誰かのため?

うん…。

誰かのため。

そして 別の誰かのため…。

それから また 別の誰かのため。

要するに 世のためね。

そうだね。

体を壊しちゃ 元も子もないよ。

フフフ… ありがとう。

おやすみ。
おやすみ。

(戸の開閉音)

♬~

本当の希望は
他人任せでは手に入らない。

♬~

(携帯電話の着信音)

えっ?

はい。

「もしもし 東丸検事ですね?」

はい そうですけど…。
どちら様でしょうか?

村井事務所の倉田です。

「話したい事があります。
会えますか?」

もちろんです。
ありがとうございます。

希望を見つけたいんです。

えっ?

あっ いえ…。

明日の午後1時
今から言う場所に来てください。

あれ?

あれ?

えっ…?

♬~

(加藤)ご苦労さまです。

(加藤)あれ? 検事さん?
どうも。

どうして こちらに?

あの人と
ここで会う予定だったんです。

倉田昭夫さん。
村井議員の秘書です。

えっ?

殺された可能性が…。

いや 捜査に予断を与えるのは
良くないですね。

必要があれば お話しします。
はあ…。

♬~

(アナウンサーの声)「今日 午後1時頃

豊洲海浜埠頭の海上で
男性が浮かんでいるのが見つかり

警察と消防が駆けつけましたが
その場で死亡が確認されました」

「遺体で見つかったのは

都内に住む倉田昭夫さん 43歳で

村井修三議員の
公設秘書を務めていて…」

(携帯電話の振動音)

はい 東丸です。

倉田は どうやら自殺ですね。

えっ どうしてですか?

事務所の引き出しから
遺書が発見されました。

遺書!?

そんな…。

♬~

はい どう責任を
取るおつもりでしょうか?

(ため息)

これで
村井の捜査も行き詰まりです。

それだけではありません。

じきに 検察の厳しい取り調べが
倉田を自殺に追いやったと

マスコミが騒ぎ始めるでしょう。

聞けば 遺書は
パソコン入力されたものです。

他人が偽造するのは簡単です。

自殺と決まったわけでは
ありません。

マスコミは その線で報じるに
決まっています。

私は 倉田さんは
自殺したとは思っていません。

殺された可能性があります。

えっ? その根拠は?

手を組みませんか?

情報交換をすれば
お互いにウィンウィンでしょ。

余計なお世話です。

何を そんなに
カリカリしてるんですか。

カルシウムが
足りないんじゃないですか?

フフ… 足りてま~す。

♬~

(店員)いらっしゃいませ。

おお~ 来た 来た 来た。
こっち… こっち こっち。

座って 座って ここ。
はい…。

どう どう? これ。
意外なツーショットじゃない?

意外です。
すいません カシスオレ…。

お水 1つ ください。
お水 1つ ください。

この人が カルシウム補給したい
って言うからさ

見て見て これこれ。
しらすたっぷりパスタ。

そんな事 言ってません!

もらう?
いえ 結構です。

ちょっとだけ。 いい?
いや 本当に結構です。 はい。

情報
提供してくださるんですよね?

この事は 他言無用で
お願いを致します。

私の進退に関わる事ですから。
もちろんです。

ねえ。
はい もちろんです。

これが
倉田に金を渡したとされる

メトロポリス不動産に関する
資料です。

この会社の矢野課長が

倉田に金を渡したのが今月の2日。

えっ 2日!?

大橋妙子さんが殺害された日だ。

そして 山岡さんが

倉田さんと会ったと
供述している日…。

この日 矢野は

豊洲の杜ホテルに行っている事が
わかっています。

これが
そのホテルのラウンジの伝票。

豊洲の杜ホテル?

豊洲の杜ホテルは 確か…

豊洲川公園の近くですよ。

という事は…!

倉田さんは 豊洲の杜ホテルで
矢野から金を受け取った。

その帰りに 豊洲川公園で
山岡さんと会った。

だから 倉田さんは

豊洲川公園で山岡さんに会った
とは言えなかったんだ。

正直に言ってしまえば

金を受け取ったという疑いが
一気に強まってしまう。

恐らく その日の
倉田さんのかばんの中には

受け取った金が入ってたはず。

ホテルの防犯カメラを
調べましょう!

そんな事は
もうとっくに調べてあります!

残念ながら
カメラに映っていたのは

矢野だけ~!

倉田と確認できる人物は
映っていませんでした。

倉田さん
どんな気持ちだったろう…。

自分の嘘のせいで 山岡さんは
殺人の罪を着せられたままに…。

(桐野の声)
苦しかったでしょうね…。

う~ん
実に センチメンタルですな。

苦しんだ倉田さんは
僕に全てを話そうとしたんだよ。

自殺するつもりなら

僕に電話なんか
かけてくるはずがない。

まあ 筋は通っています。
でしょ?

あとは こちらでやります。
(2人)えっ?

これ以上
この件に関わらないで頂きたい。

いやいや そんな…!
「そんな」って…。

私たち特捜部と
あなた方との捜査能力は

比べものにもならない。

(机をたたく音)

お任せください。

あっ いや… いやいや…。

ちょ… ちょっと! ちょっと…!
まあまあ まあまあ…。

やってくれるんなら
いいんじゃないですか?

えっ… えっ!? じゃあ

この支払いは こっち持ち?
そこですか!?

♬~

(ため息)

ただいま。
(茂樹・真由美・恭子)おかえり。

ああ… 疲れた…。

(恭子)えっ
そんなに大変だったの?

いや あの…
ちょっと いろいろあって。

あっ これ 買ってきたよ。
あっ ありがとう~。

ちょっと
いい加減に勉強しなさい!

うん。
はーい。

あなたからも言ってやって。
えっ?

まあ いいんじゃない?
テレビぐらい。

えっ?

家族はね 平和なほうがいいよ。
それが一番。

フフッ そうそう。

父さん わかってる~。

もう~!

えっ… これじゃない。
えっ?

頼んだのは これ。

嘘… ちょっと…。

あれ!? そっくりじゃない?

そっくりと言えば
そっくりだけど…。

いや そっくりだよ。
前に スーパーに勤めてた時は

こんなデザインじゃ
なかったんだけどな…。

あれ?

どうかした?

あっ いや…。

♬~

えっと…。

えっと… あった。

(携帯電話の着信音)

(ため息)

(携帯電話の着信音)

なんですか?

あのさ ちょっと 一緒に
調べてほしい事があるんだけど。

週明けに聞きます。

ちょっとでも早く
動きたいんだよね。

まさか 土日にやれって
言うんですか?

…駄目?

駄目に決まってるでしょ!

お願いします 先輩。

嫌です。
お願いします。

本当 週末 働くとか
あり得ないですからね。

ご苦労さまです。

本当 予定が丸潰れです。
あら。

何か おいしいものを
おごってもらいたいですね 俺は。

うちの近所に
安くて おいしい焼き肉あるけど。

ちょっと わからないですね。
そうですか…。

わかりました。
ありがとうございます。

ありがとうございました。
ありがとうございました。

ちょっと わからないです。
ああ そうですか…。

もう 週明けに出直しましょうよ。
お腹すいたね。

あと5軒 回ったら ちょっと
軽く なんか食べようか。

いやいやいや もう…。

♬~

なかなか 見つかりませんね。

タイムセールか…。

えっ?
行こう。

いや 今は
そういう場合じゃないでしょ。

♬~

ありがとう。

優秀な事務官でよかった。

焼き肉 絶対ですよ。

もちろん。
霜降りですよ。

(ドアの開く音)

(ため息)

まだ何か?
はい。

もう一度 確認したい事が
できまして。

いいですね?

どうぞ。

あっ きれいになりましたね。

罰金を取る事にしたんだ。
罰金…。

えっと… この窓でしたよね?

そう。

では もう一度
あなたが見た事を話してください。

う~ん… なんで?

お願いします。

だから 今月の2日 午後2時58分

私が歯医者から帰ってきたら

あそこを
白いユニホームを着た男が…。

あれ…?

今月の2日 午後2時58分

私が歯医者から帰ってきたら

あそこを
白いユニホームを着た男が…。

あれ…?

ああいう人ですか?

ああ… そう。

どうも デイリーピザです。
(男性)はい どうも。

調べたところ あの事務所の人は

毎週月曜日は会合があって
いつもピザを注文するそうです。

あの日も 同じように
ピザを注文した事が

ピザの店と 部屋の人の双方から
確認が取れました。

配達時間は午後3時。

今と同じ時間です。

あなたが嘘をついているようには
見えないし

嘘をつく理由もない。

だとすると
可能性としてあるのは

そっくりな服装で
同じ年格好をした人と

見間違えたんじゃないか?
そう思ったんです。

こういうユニホームを着た方が
働いてらっしゃるお店

この近辺には…?

失礼しまーす。

♬~

あなたが警察で見せられたのは
この写真ですね?

ああ。

これに似たユニホームはないか

それを着た人が あの日 あの時間
ここを通った事はないか

調べてみたら わかったんです。

3時という昼食にしては遅い時間
それは…。

タイムセールの時間だったんです。

いや しかし…。
(加藤)その事が

石森さんが見たのが山岡ではない
という証明にはなりませんよ。

今でも

あなたが見たのは この人だったと
自信を持って言えますか?

誰にでも
思い違いというものはあります。

失礼ですよ!

これで 私の証言に
信憑性がなくなったのは確かだ。

しかし…。

いや…。

現場を離れたのが寂しくて

役に立つ証言をして
後輩に いい顔をしたい。

そんな気持ちが
あったのかもしれない。

♬~

(東丸の声)こんにちは。

今日は いいニュースと
悪いニュースがあります。

(山岡の声)
じゃあ いいほうから…。

石森さんという人の目撃証言が
崩れました。

本当ですか?
一歩前進です。

あとは あなたが豊洲川公園で

倉田さんという人と
会った事さえ証明できれば…。

ありがとうございます。

その倉田さんが亡くなりました。

えっ…?

それが悪いニュースです。

しかし
まだ諦める必要はありません。

はい… お願いします。

ただ 私は
別の事が気になっていまして…。

なんでしょう?

ナイフです。
えっ…?

ナイフ?

1本だけ
なくなっているナイフ…。

あなたが犯人でないとすれば

そのナイフは どこへ
行ってしまったのでしょう?

そ… それは…。

確か だいぶ前に なくしたって…。

はい。

今回の事とは関係ありません。

それなのに 警察は
それが凶器だったんだろうって…。

なくなったのは いつですか?

さあ… はっきりとは…。

お店を拝見したところ

調理道具にも
相当な こだわりがあって

大事に使っているように
見えました。

以前 勤めていたスーパーでも
そうでした。

精肉コーナーの人も
鮮魚コーナーの人も

包丁には こだわりがあって
大切に扱っていましたよ。

プロのシェフが
1本なくなったのを

そのままに
しておくものでしょうか?

そのナイフで あなたが
大橋妙子さんを殺したのではない。

しかし 店から1本のナイフが
なくなったまま

見つかっていない事が

警察にとって
重要な状況証拠となっています。

あなたには
そのナイフが どこへ行ったのか

何か言えない理由が
あるんじゃないですか?

それさえ言えば
簡単に無実を証明できるのに。

でも 言えない理由が…。

♬~

私にも言えない事ですか?

すいません。

終わりにしてください…。

(ため息)

(ノック)

(亮子)どうぞ。

失礼します。

また 特捜部からクレームですか?

クレーム?

もっと厄介な事になったわ。

えっ?

上から圧力がかかったのよ。
捜査をやめろって。

上といいますと…?

上は上よ。

大川検事長ですか…。

ご想像にお任せするわ。

あの… 前にも申しましたように

私は 村井の汚職事件の
担当じゃないんで

どうこうしようという気は
ありません。

山岡さんが無実かどうか
確かめたいだけです。

それじゃ済まないのよ。
わかってるでしょ。

う~ん… いや

ちょっと 何 言ってるか
わからないですね。

空気読めない人ねえ…。

私は 忖度というものが
苦手でして。

あれですね。
もう この年になると

性分というものは
変わらないものなんですねえ。

じゃあ 話すわ。

検察庁の上のほうの人と
政界の ある方面の人との間で

村井議員は不起訴という事で
話がまとまりかけてたの。

あなたの行動は

別件の捜査と言いながら
それを邪魔してるのよ。

部長は そこまで

上の事情まで
食い込んでるんですね。

偉くなられたもんだ。
ついこの間までは

親しみやすい上司
っていう感じだったのに。

私は ガラスの天井を突き破って
とことん上まで行くわ。

邪魔者は排除するという事ですか。

(ため息)

そういう事もある。

私のやる事が
お気に召さないのなら

左遷でもなんでも
して頂いて結構ですので。

失礼致します。

(切る音)

♬~

ああ…。

左遷か…。

寒いとこは嫌だなあ…。

南のほうがいいな。

(足音)

ついてきてくれる?
嫌です。

あっ…。

(息を吹きかける音)

♬~

はあ…。

圧力をかけに来たんですか?

私としても

このまま 村井が不起訴になるのは
悔しいんです。

そうなんですか?
そうなんです!

でも 仕方ない。
そう言って諦めるんですか?

正義は必ず勝つ。

…なんて 甘い事
言うんじゃないでしょうねえ?

そこまでは言いません。 でも…。

検事は 人を助けるのが
仕事なんじゃないんですか!?

検事は 人を救うのが
仕事じゃないんですか?

うーん… 人を救うのが仕事ね…。

ハハハハ…。

♬~

ついておいで!

おお~! 特捜だ!

状況は
刻一刻と変化をしています。

我々が ただ
手をこまねいているだけだと

思わないで頂きたい。
…ん?

説明してもらえます?

もし 倉田は殺されたとしたら…

その真相を暴く事で

芋づる式に 村井の汚職も
明るみに出せる可能性が出てくる

という事です。

ああ…。

事件当日 現場の対岸では

プロモーションビデオの撮影が
行われていました。

その映像に 倉田を殺した人物が
映っている可能性があります。

えっ…?
これ よく入手しましたね。

特捜を なめないで頂きたい。

対岸は 確かに映ってるけど…

遠すぎるでしょ。
うん…。

諦めるのは まだ早いですよ。

♬~

おおっ!

おお…!

えっ…?

あれ? ちょ… ちょっと ちょっと
これ これ これ! ここ ここ!

ここ! さっきみたいなやつで

こう こう…
こういうやつ こういうやつ…。

そうそうそう… これ これ これ!

♬~

(東丸・桐野)あっ…!

誰?
だ… 誰ですか? これ。

村井の秘書の

田中…!

えっ…?

あっ…。

田中さんですね?

検事の東丸です。
事務官の桐野です。

存じております。
何かご用でしょうか?

検察庁まで
ご同行願えますでしょうか?

あいにく
これから用事があります。

では いつなら来て頂けますか?

さあ…。 当分無理かと。

何しろ これから
警察に行くもので。

えっ?
えっ?

倉田は 確かに自殺です。

私は そばで見ていたんです。

そばにいて 止める事もできたのに
しなかった…。

自殺幇助に当たる
可能性もあるので

それを
警察で正直に話すつもりです。

では。

(ため息)

やられた…。

(アナウンサー)「村井修三衆議院議員の
公設秘書 倉田昭夫さんが

遺体で発見された事件で

同じく 村井議員の公設秘書
田中和也氏が

今日 警察に出頭し
取り調べを受けました」

「田中秘書は

自殺幇助をほのめかす
供述をしていて 警察では…」

くう…! 先手を打たれました!

自殺幇助で処分を受ければ

倉田さんの自殺も
確定って事ですよね。

自殺幇助なら 確実に執行猶予。
不起訴もあり得ます!

やられましたね…。

まだ わかりませんよ。

警察に送検されて
田中は ここへ来ます。

その時に 真実を語らせるんです。

そんな事ができるんですか?

どうでしょうね…。

♬~

入れますよ。

お願いします。

こんにちは。

そちらへお座りください。

これから 取り調べをします。
あなたには黙秘権があります。

話したくない事は
話さなくて結構です。

(田中)はい。

調書によると
田中さん あなたは

以前から 倉田さんとは
そりが合わなかったそうですね。

はい。

あの日 あなたは
倉田さんに自殺をほのめかされ

止めるために
あの場所まで行った。

はい…。 死にたいと言うのを
本気だと思えず

つい 「そんなに死にたきゃ死ね」
なんて言ってしまったんです。

あの人が泳げないのは
知ってたのに…。

あなたは怖くなって
そのまま立ち去った。

はい…。

そうですか…。

(田中)さっさと起訴してください。
それが あなたの仕事でしょう。

わかりました。

田中さん あなたを
自殺幇助の罪で起訴します。

そのネクタイ おしゃれですね。

えっ…? それが何か?

雑談です。

ネクタイには
こだわりがあるんですか?

私は どうも そういうセンスが
なくてですね…。

以前 勤めていたスーパーでも

衣料品売り場の人に
よく相談したものです。

(田中)ああ…。

ネクタイの選び方は
まず 色ですよ。

赤系は 頼もしい印象
青系は 誠実な印象を与えます。

初対面の人に会うなら

親しみやすい イエロー系が
いいかもしれませんね。

その3つを知っていれば
迷う事はありませんよ。

なるほど。 それはいいですね。

初対面はイエロー…。

あの日 倉田さんが自殺する前
話したのは何分くらいですか?

ん? はあ…?

あっ すいません。
この人 話題が飛ぶ癖があって。

何分ぐらいですか?

さあ…。
まあ 15分ほどでしょうか。

15分… そうですか。

あの日の倉田さんのネクタイは
何色でしたっけ?

えっ…?

向き合って話したんでしょ?
ネクタイ 見てますよね?

いや そんなの覚えてないですよ。

15分間 向き合って
しゃべったのに?

私は あの日の
倉田さんのネクタイを見ましたが

結構 特徴のあるものでしたよ。

ネクタイに こだわりがあるのなら
記憶に残るはずです。

覚えていないのは
見ていないからではないですか?

後ろから近づいて
海へ突き落としたから

ネクタイは見ていないんだ。

(田中)ああっ…!

♬~

そんなのは…
そんなのは臆測でしょう!

倉田さんを殺せと指示したのは
誰ですか?

そんな… 馬鹿馬鹿しい。

あなたは 何を…

いや 誰を守ってるんですか?

えっ…?

倉田さんは切り捨てられました。

あなたは切り捨てられないとでも
思っているんですか?

いや… もう切り捨てられたんだ。

人に いいように使われて

ロボットのように
生きていくんですか?

政治家の秘書になったのは
将来 政治家になって

国を良くするために働きたいと
思ったからじゃないんですか?

その理想を
いつ 失ってしまったんですか?

いつ 人生に絶望したんですか?

俺は 絶望なんかしてませんよ!
そうですか?

絶望してたのは 倉田さんだ!

遺書にだって
そう書いてあったでしょう!

遺書に そう書いてあった…?

どうして そんな事を
知っているんですか?

遺書の内容を知っているのは
我々検察と警察だけのはずです。

なのに どうして
それを知っているんですか?

書いたのが
あなただからじゃないですか?

(キーボードを打つ音)

♬~

いや… それは…。

警察に あなたのパソコンを
調べてもらいます。

たとえ 消去したつもりでも
必ず痕跡が残っているはずです。

あっ… あっ… はあ…。

田中さん あなた

口封じのために
倉田さんを殺しましたね?

♬~

田中さん あなたを
殺人罪で起訴します。

倉田さんは
絶望なんてしていなかった。

必死で 希望を見つけようと
していたんです。

希望を見つけたいんです。

権力者は いつでも 我々を
力で押さえつけようとします。

でも どんな力にも
正義で対抗できるはずです。

勇気さえあれば。

人は いつからだって
やり直せるんですよ。

気持ち一つで。

ああ…。

ああっ…!

♬~

(太田)東京地検特捜部です。
ご同行願います。

(村井)うん? なんでだ?

私 三枝と申します。

お宅の秘書の田中が

あなたに指示をされて
倉田を殺害したと自供しました。

ハッ… そんなはずがあるか!

倉田の口封じを あなたに
指示されたと話しています。

まさか!

嘘だ!

お前ら
私を罠にはめようとしているな!?

お話は 検察庁で
ゆっくりお聞きします。

メトロポリス不動産の
収賄の容疑についても… ねっ?

お前たち… ただで済むと思うな!

覚悟しろ!

覚悟するのは… あんただよ!

♬~

山岡誠二さん。

あなたを不起訴処分とします。

はい。 ありがとうございます。

ご苦労さまでした。

♬~

石森さんの目撃証言が崩れた上

山岡が 別の場所で
倉田と会っていた事がわかった。

釈放するのが妥当だ。

(携帯電話の振動音)

捜査は振り出しですね…。

東丸検事からメールだ。

「さしでがましいようですが

動機のある人間を洗い直しては
いかがでしょうか」

そんな事 言われなくても
わかってますよ!

おかえりなさい…。

ただいま…。

(美香)あっ…。

すいません お呼び立てして。

いえ…。 あの事ですよね?

(山岡)はい…。

(美香)あの事って…?

ナイフです。
あのナイフが どうなったのか。

お話しします。

お願いします。

事件のあった日です。
私が店に戻ると…。

(美香)ああっ…!
(山岡)何やってる!?

(美香)あっ… この人…。

ごめんなさい… ごめんなさい…!

(山岡)そいつは 彼女を詐欺事件に
引き込んだ男だったんです。

よりを戻そうと やって来て…。

(男)てめえ…!
(美香)ああっ…!

この事は黙ってる。
お前も そうしろ。

なんだと!?

警察 行くか?

今でも 人に言えないような事
やってるんだろ。

それも調べてもらうか?

…クソッ!

♬~

はあっ…!

捨ててくる。

(東丸の声)美香さんを守るために
黙ってたんですね。

すみませんでした!

(山岡)彼女は やっと更生して

ここで
一生懸命 働いてくれてたんです。

(美香)私…。

警察に行きます…。

悪いのは 俺なんだよ。
一緒に行こう。

その事は もう忘れましょう。
(美香)えっ…?

警察に行ったところで
男からの訴えもないし

凶器も出てこない。

立件は不可能です。

♬~

いいですね 守るものがあるって。

まずは この店を立て直す事から
考えてみましょうか。

ありがとうございます!

東丸さんのまねですよ。
えっ?

ほら 取り調べの時

「こんにちは」とか
「ありがとうございました」とか。

面食らいましたよ。
ちょっと元気になった。

ハハハハ…。

あの…
一つ お願いがあるんですが。

なんでしょう?

オムライス
作って頂けないでしょうか?

薄皮の?
はい!

はい!

♬~

そうですか… 部長が あなたに?

東丸と組めと
耳元で ささやかれましてね。

あら そんな事したかしら?
ささやき女将じゃあるまいし。

あの… おかげで解決できました。
ありがとうございました。

まあ 仕方な~く…。 ハハッ。

ウィンウィンという事で お互い。

ハハッ…。
ハハハハ…。

部長 ありがとうございました。

この度は
ご心配をおかけしました。

まったく…
ヒヤヒヤさせられたわ。

結果オーライ
というやつですかね?

北のほうは寒いから
気をつけてね。

はい。

…えっ? 左遷ですか?

嘘よ!

はあ…。
ハハハ…。

ふう…。

これからも
職務に邁進してちょうだい。

ただし 逸脱は なしで。

はい。 ああっ…。
肝に銘じます。

では 私は この辺で。

結構なお点前でございました。

♬~

(亮子)大川検事長は
村井との繋がりを切る事で

自分の身を守った。

ああいう人を上に抱えて

我々は
仕事をしていく事になるのよ。

嵐は これからって事ですね。

♬~

(ドアの開閉音)

先ほど配点された事件です。

ありがとう。

ん? これって…。

(携帯電話の振動音)

はい。

(恭子)仕事中 ごめん。

今晩のご飯
親子丼とカツ丼 どっちがいい?

オムライスでお願いします。

えっ…? じゃあ

ベーコンとグリーンピース
買ってきてくれる?

わかりました。

はーい。

ふう…。

東丸さん。
ん?

この事件 あの大橋妙子殺しの…。

ええ。 警察も頑張りましたね。

殺害を自供してます。
真犯人が見つかったんですね。

真犯人かどうかは
これから判断します。

被疑者を入れてください。

はい!

(ドアの開く音)

こんにちは。
こちらへお座りください。

これから 取り調べをします。

私は 検事の東丸です。
よろしくお願いします。