【土曜時代ドラマ】立花登青春手控え2 [新](1)「片割れ」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜時代ドラマ】立花登青春手控え2 [新](1)「片割れ」[解][字]

藤沢周平原作。若き青年・登が、人間が持つ欲望や苦しみ・悲しみ、希望に向き合い、持ち前の正義感と柔術で事件を解決していく姿を、爽やかに描く「青春時代劇」の決定版。

番組内容
立花登(溝端淳平)は、小伝馬町の牢医者として働いている。叔父・玄庵(古谷一行)と叔母・松江(宮崎美子)が留守のある日、登は、突然診療所に現れた人相の悪い男(木村祐一)の手当てをする。数日後、牢に刃物の傷をこじらせた与吉(津田寛治)という囚人が来る。与吉は相棒と二人で強盗を働いた罪で捕まった。先日の人相の悪い男が、与吉の片割れではないかと疑いを持つ登。するとある晩、素性の知れない者に登は襲われて…。
出演者
【出演】溝端淳平,平祐奈,宮崎美子,マキタスポーツ,正名僕蔵,波岡一喜,鷲尾真知子,石黒賢,古谷一行,木村祐一,津田寛治
原作・脚本
【原作】藤沢周平,【脚本】古田求
音楽
【音楽】羽岡佳

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 先生
  2. 医者
  3. 与吉
  4. 野郎
  5. 立花
  6. 若先生
  7. 手当
  8. 長助
  9. 藤吉
  10. 平塚
  11. 片割
  12. 奉行所
  13. フフッ
  14. 人相
  15. 千蔵
  16. 相棒
  17. 直蔵
  18. 六助
  19. お前
  20. 一人

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。





ABEMA



NHK
created by Rinker
¥1,320 (2021/06/24 20:08:27時点 Amazon調べ-詳細)

♬~

<若き医学の徒 立花 登は

19の年に
故郷の出羽亀田を後にして

江戸で町医者を営む
叔父夫婦のもとに

やっかいになっていた>

(登)はあ~。

「其用うる所の鍼は

身銀にして
鐡の穂を接したる者を以て

創縁を距ること

左右各鵞徑の處に刺し

鐡穂を通過せしめて
之を抜去り

尚 銀身を創に留めて

其両端を唇外に出し」…。

あ~…。

(松江)しゃきっとして下さい
しゃきっと!

もう…。
うっ…。

お大師様参りは
10日も前から決めてあったのに

夜遅くまで
お酒なんか飲んでるから。

ばか言うな。

しらふの時なら いざ知らず

酒を飲んでれば
しゃきっとしとるわい!

だって 足元が ふらついてますよ。

フッ… うん?

両足とも 片っぽに
入れてらっしゃいますから。

えっ?

あっ…。
ハハッ アハハハハ!

フフフフフ。
ハハハハハ…。

登… 登!

はあ…。
ああ… きよ 脱がせろ。

あっ はい。 はいはい。

登さん。

んっ んん…。

登~!

フッフフ。
はあ…。

あら ちょっと あなた。

あなたが乗るつもり?

いかんのか?
当たり前です。

あなたは歩かなくちゃ。
その方が体にもいいでしょ?

ねっ? おきよ。
そうですとも。

んん…。

登さん 頼りになるのは
あなただけ。

夜までには戻りますからね。

留守番 お願いしますよ。
はい。

なに 川崎大師に行く事は
2~3日前に伝えてあるんだ。

誰も患者なんか来やせんよ。

患者じゃありませんよ。
ちえの事です。

親のまねして
お酒ばっかり飲んで。

ちゃんと 叱って下さいね。

はあ…。

でも その辺は
親のお仕事ですけどね。

親が留守をするから
言ってるんです。
はい。

それじゃ 頼みましたよ。

あなた。

♬~

≪えっほ えっほ…。
おっ おい。

あっ 急いでるもんで。
すいません。

あなた どうかしましたか?
あっ いや…。

さあ 参りましょう。
うん。

えっほ えっほ えっほ えっほ…。

♬~

何だ?
患者さん。

けがしてるみたいで。

怖い人。
怖い?

♬~

先生は いねえのかい?

留守だ。

だが 私も医者だ。
傷の手当てぐらいはできるぞ。

そうかい。

私が気に入らんのなら
ほかの医者に行ったらよかろう。

刃物の傷だな。

どうしたんだ?

けんかだよ。

ちと大きい。
縫わなきゃならんぞ。

♬~

少し痛いが 動かないでくれ。

♬~

今夜は 傷口が腫れて
少し 熱が出るかもしれないが

大した事はない。

一両日で痛みも引くだろう。

いくらだ?
百文。

高えな。

高くない。 外科医者なら
もっと取るところだ。

釣りはあるか?

すまなかったな。
恩に着るぜ。

はい。

はあ~。

あ~ 怖かった。

この辺りの者じゃなさそ…

なさそうだったな。

違うでしょ。 あんな怖い顔の人
見た事がないもの。

医者は 病人を
顔で えり好みしちゃいかん。

登だって 怖かったくせに!

うっ…。
邪魔だ。

どけ… おい。

どけよ。
フフフッ。

はあ…。

<登は 叔父から
小伝馬町牢屋敷の

牢医者の仕事を
譲ってもらっていた。

ただし
修業のためという事なので

その手当は 全額
叔母に手渡さねばならなかった>

北町奉行所からの
引き渡しである!

(平塚)とても
奉行所の手に負えねえから

こっちに回されてきたんだ。

(平塚)とにかく どうしても
死なせる訳にはいかねえらしい。

どういう事です?
2人組の片割れなんで。

押し込みに入ってやしてね

野郎だけ捕まって
もう一人は逃げちまった。

うっ… うう…。

(平塚)だから 何としても
生かしといて

口を割らせなきゃいけねえんで。

(桂順)立花さん あ~…

よろしく… お願いしますね。

♬~

(水野)あっ 先生。

ああ…。
うっ! うう…。

ううっ。

万平。
(万平)へい。

土橋先生に
焼酎 それに 油紙を

たくさん持ってきてくれるように
言ってくれ。

♬~

手当ては
奉行所で してもらったのか?

いや… てめえで やったのさ。

素人の手に負える傷じゃないな。

(与吉のうめき声)

傷を負ったのは いつの事だ?

はあ… 5日前だ。

うぐっ… うっ うう…。

押し込みに入ったそうだな。
場所は どこなんだ?

はあ… はあ…。

医者だったら 余計な事は
聞かねえ方が身のためだぜ。

うう…。

うう…。

少し痛む。

ううっ!

ううっ… う~っ!

ああっ! うう…。

はあ… ううっ! うっ うう…。

うっ ああ… うう…。

(稽古をする声)

<神田若松町にある

起倒流柔術の鴨井左仲道場で

登は 師範の代わりに
稽古をつけていた>

(稽古をする声)

♬~

や~!

♬~

まだまだ!

もう一本!

♬~

はあ はあ はあ…。

参りました!

強いな~ 立花さんは。

やっぱり強い。

手も足も出ませんよ。

そんな事はない。

私は 生まれ変わるんですから。
ほう?

私は 小旗本の三男坊です。

家督を継げる訳もなく
養子縁組みの話もありません。

どのみち 生涯 冷や飯食らい。
行く末に何の望みも…。

そう思っていたんですが…。

立花さんを見て 変わりました。
えっ?

いや 医学の道は無理と
承知しています。

だから せめて
柔術の腕を磨いて

立派な人間になりたいと
思ってるんです。

やってみろ。 な~に
俺なんか すぐ追い越せるさ。

立花様 久坂様。

さあさあ
ここで 一息お入れ下さい。

これは これは
ありがとうございます。

頂きます。

(せきこみ)

うまい。
フフフフ。

園井様は
私に気があるのかな?

きっと そうだ。
そう思いますよね? 立花さん。

ねっ? 立花さん!
知らんわ。

[ 回想 ]
(平塚)2人組の片割れなんで。

野郎だけ捕まって
もう一人は逃げちまった。

医者だったら 余計な事は
聞かねえ方が身のためだぜ。

♬~

(おせん)あっ 若先生
いらっしゃいまし。

どうぞ 奥へ。

お前さん!

ごゆっくり。
あっ… ありがとうございます。

それで 5日前の
押し込みの事だが…。

はあ…。

先生がお聞きになりてえのは

蔵前の戸塚屋の一件ですね。

へい。 2人組の盗っ人でさあ。

(藤吉)50両余りの金を奪ったが

引き揚げようとしたやさきに

六助って奉公人が
襲いかかったんでさあ。

(六助)うわ~! 泥棒!

♬~

おめえ…。

(藤吉)知ってる面だった
って言うんでさ。

六助は深手を負いやしたが

命は取り留めやした。

それで その六助が言うには

そいつは みつきほど前に
戸塚屋に雇われてきた男で

名前は与吉。

与吉…。 それで?

回されてきた筋は
分かっておりやしたから

奉行所の方じゃ
その口入れ屋の筋をたぐって

本所長崎町の裏長屋に
たどりついたんで。

♬~

あっ! あっ 痛っ。
与吉!

おら~! わっ…。
うらっ…。

よしよし よしよし。
ああ~!

チキショウ! 観念しやがれ!
チキショウ!

与吉のねぐらは かまどの
灰の下まで捜しやしたが

盗んだ50両は出てこねえ。

多分 もう一人の相棒ってやつが
持ってるに違えねえんでさ。

野郎 まだ
口を割っちゃいねえんですかい?

ああ。
傷の具合は?

2晩ほど ひどい熱が出たが
どうやら 峠は越したようだ。

(直蔵)…って事は
奉行所のお調べで

そう長引く事はねえ。
程なく 一件落着だ。

(藤吉)そうはいかねえよ。

いいですかい? 先生。
悪党同志ってのはね

俺たちには思いも寄らねえ
かてえ つながりがあるんでさ。

どういう事だ?

やつらは 命懸けで
修羅場を渡ってんだ。

そう やすやすと
口は割らねえよ。

では 片割れの男を捜し出す
手だては

ほかに何もないのか? 親分。

そんな事はありませんよ。
僅かな手がかりを探して

この直蔵は
江戸中を走り回ってるし

あちこちの医者にも
当たってるんで。

何かあるんですかい? 先生。
いやに 熱心にお聞きだが。

いや…。

[ 回想 ] 怖い人。
すごく 人相が悪いの。

刃物の傷だな。
けんかだよ。

♬~

終わったら 声かけて下さい。

先生よう。
何だ?

別に 急いで
手当てする事はねえんだぜ。

なぜだ?
フンッ。

どうせ 三尺高え木の上で
往生する盗っ人だ。

慌てて 傷を治す事もねえのさ。

ほう。 自分のした事を
よく分かっているな。

だが 私は医者だ。

咎人であろうと
精いっぱいの治療をする。

さあ さっさと横になれ。

(舌打ち)

んん…。

まだ痛むか?
いや。

4~5日もすれば
すっかり治ろう。

ふんっ。

そして お白洲行きという訳だ。

犯した罪は いずれ あらわれる。
正直に申し上げる事だ。

フッ… ハッハッハッハッハッハ…。

はあ… なぜ 押し込みの
相棒の事について 口を割らん。

とても利口なやり方とは思えん。

お前が牢で苦しんでる間に

相棒は盗んだ金で
のうのうと 楽しんでいるんだぞ。

お上にも 慈悲というものがある。

進んで白状すれば

死罪が減じられて

一命を拾うという事もあるんだぞ。

先生よう

やけに白状を勧めるが

お上の回し者かい?

そうではない。

盗っ人には 盗っ人の
仁義ってもんがあるんだ。

先生には分からねえよ。

実を言うとな…。

私は お前さんの相棒の顔を
見ている。

うそじゃないぞ。

不精ひげを生やして

齢は 40がらみ。

蛇のように気味悪く
ひどく 人相の悪い男だ。

いいか? お前が白状しなくとも

私が お上に申し上げれば

お前の言う盗っ人の仁義など
何の役にも立たん。

ああっ! ぐっ…。

あっ 痛っ…。
んん… んっ!

あっ… うっ…。

ううっ! はあ はあ はあ はあ…。

済みました。

♬~

入れ。
ご苦労さんでした。

<登の疑惑は 確信に変わっていった>

<やはり あの男は 押し込みの片割れだったのだ>

お聞きしたい事があるんですが。

何だい?

叔父上が お大師様に行った日

けが人の手当てをしたと
言いましたよね。

うん 聞いたぞ。

その男
叔父上を知ってたようなんです。

「先生は いないのか」って
言ってましたから。

そりゃ知ってるだろうさ。

この辺りで わしを知らん者は
もぐりだ。

じゃあ
叔父上も知ってるんですか?

誰を?
いや だから 今言った

ひどく凶悪そうな
人相のよくない男です。

いやいや 知らんな。

…で その男がどうした?

もしかすると その男は

盗っ人の一味だったかも
しれないんです。 えっ?

顔を見てる以上
私は ともかく

いつか おちえを襲ってくる事が
あるかもしれません。

おちえを…。

考え過ぎじゃないのか?

ですが…。
まあ

用心するに越した事はないが
心配のし過ぎもよくない。

人相の悪いやつにも
善人はいる。

人を顔で決めつけるのも
よくないぞ。

じゃあ わしは行ってくる。

♬~

[ 回想 ] 刃物の傷だな。
けんかだよ。

うっ…。

ううっ!

♬~

どうしよう…
おちえ まだ戻らないのよ。

すぐに戻りますよ。
お友達のところに行ったんです。

近頃は いい子なんですよ。
若先生のおかげで。 フフッ。

登さん。 あなた 今夜は
牢屋敷に泊まりでしょ?

ええ。 ちょっとだけ
抜けてきたんです。

ああ… 胸が苦しくなってきた。

はあ はあ…。

登さん なんとかなりませんか?

叔母上 これは
用心のために言ってるんです。

奉行所の方でも捜してるし

その男が必ず来るとは
限りません。

そうは言ってもねえ。
はあ…。

あの人は お酒ばっかり飲んで

こんな時の役には立たないから。
ほんとに。

周りがいけないんですよ!
吉川さんとか 矢沢さんとか。

あの人 本当は そんなに
お酒が好きでもないのに

人がいいから
悪い仲間に誘われると

断れなくて しかたなく 毎晩。

ほんとに お気の毒にね~。

吉川さんとか 矢沢さんとか。

(犬の吠え声)

♬~

(かんぬきを外す音)

先生! おけがは?

いや。
何者です?

分かりません。
ただ… 待ち伏せされたようです。

待ち伏せ? 大胆な。

賊は 先生が牢医者だって事を
知ってたんですな。

♬~

牢医者だって知っていた…。

だから どうだって
おっしゃるんで?

叔父の家に来た男は

私が医者である事さえ
知らなかったんだ。

先生は いねえのかい?

私が牢勤めをしている事を
知る方法は たった一つ。

牢の中にいる男から
聞くよりほかはない。

なるほど… それで。

牢屋同心の平塚さんに

近頃 牢を出た囚人はいなかったか
聞くと 1人いた。

私が 与吉とつかみ合いをやった
翌日に

長助という男が 牢から
解き放たれていたんです。

しかも お解き放ちの前の晩

長い事
与吉と話し合っていたのを

牢名主が見ている。

すぐに直蔵に探らせやす。

先生 ひょっとすると
大捕物になりますぜ。

(女性)ありがとう 長助さん。

(長助)
こんな事しかできねえからさ 俺。

(女性)子どもの分も いいかい?
あっ 子どもの分…。

長助だな?

えっ… へい。

随分と気前がいいじゃねえか。

(長助)あっ へい。

ちょっと聞きたい事があるんだが。

与吉から 頼まれものをしたろう。

な… 何の事だか分かりませんが。

野郎…
また お縄にかかりてえか?

いかほどの駄賃をもらって
やった事だか知らねえがな

おかげで 先生は
襲われなすったんだ。

おめえのせいだぜ。

だって… そ そんな…

そんな事になるなんて
ちっとも…。

(藤吉)与吉が どんないきさつで
小伝馬町に送り込まれたのか

知ってるよな?

(直蔵)どこのどいつに
どんな話をしに行ったのか

きれいさっぱり
しゃべってもらおうか。

…でねえと てめえも
盗っ人の一味だ。

三尺高え木の上で
さらしっ首だぜ?

えっ! えっ えっ… そんな…。

あっしなんか何も!

た… ただ 小遣いもらって

医者の先生が
みんな知ってるって。

「みんな知ってる」って
誰に言いに行ったんだ?

あっ…。
言えよ。

どこへ 誰に言いに行ったんだ?
ヘッ ヘッ ヘヘヘヘッ。

言わねえか!
あっ あっ!

(小声で)い… 入谷の外れの
百姓家がねぐらの…。

聞こえねえよ!
大きな声で!

(大きな声で)入谷の外れの
百姓家がねぐらの

せ… 千蔵って野郎で…。

ん~ やっ!

あっ… んん。

(小判を数える声)
(千蔵)ヘヘヘヘヘ…。

(藤吉)千蔵 神妙にしろい!
じたばたするんじゃねえ!

(千蔵)野郎~ あっ!

(もみ合う声)

あっ ああ… あっ!

♬~

ううっ。

親分。

押し込みの片割れだな?

(松江)別人?

別人だったって言うんですか?
うちに来た人とは。

はい。 全く 私の思い違いでした。

お騒がせして
申し訳ございませんでした。

謝る事はないよ。

我が家を思っての事だ。
なあ?

それで? その男は
どうなったんです?

少々 てこずりましたが
昨日 お縄に。

まあ…。
ああ そうか そうか。

それなら これで
一安心という訳だな。

そうはいきませんよ!
うん?

だって それじゃあ うちに
来た人は どうなるんですか?

怖い人だったんでしょう?

その男の正体が分からないうちは
油断ができませんよ。

もしかしたら 3人目の男かも
しれないでしょう?

う~ん。 それは まあ
そうかもしれんが…。

おちえ!
はい。

あなたは まだ
当分 1人歩きはいけません。

え~!
どうしても出ていく場合には

登さんに
ついていってもらいなさい。

あっ いえ しかし…。
警固のためです。

当然の役目ですよ。

はあ~。

フフフフ…。

ウフフフフ!

お嬢様 笑ってらっしゃいますよ。

ああ… 笑ってるな。

フフッ アハハハハ!

♬~

風車!
(子どもたち)わ~!

ねえ 登 どっちが似合う?

どっちも似合うよ。

ねえ ちょっと
ちゃんと見てないでしょ?

≪(あき)おちえ。 おちえちゃん。

あら おあき。

(あき)お久しぶり。 フフフ。

今日は若先生と逢い引きね。
やだ もう。 ばか言って。

てれないでよ。
願いが かなったんでしょ?

若先生 この間は うちの人が
大層 お世話になりまして。

うちの人?
フフッ。

多分 もうじき そうなるのよ。

清次郎さん。

あんた この間の…。

フフッ 私のお婿さんになる人。

(2人)え~?

(あき)顔も おっかないし
けんかっ早くって。

私も こんな人 嫌だって
言ったのよ。

でも お父っつぁんが

「江戸に 二人といねえ職人だ!」
って言い張って

一歩も引かないのよ。

いつ?
だから まだ。

でも もうすぐ。

はあ… ちっとも知らなかった。

あの節は どうも。
ああ…。

若先生のお手当てで
助かりやした!

百文は 高かござんせんでしたよ。
よかった。

やくざ者と
けんかしたんですって。

もう~ いつまで
若いつもりでいるんだか。

行きますか。

驚いたな~。
うん。 びっくり。

色白の二枚目が
お好みだったのに。

まったく。 人は
見かけで決めちゃいかんな。

それもそうね。

ちょっと 登! もう 待ってよ~。

ねえ。
こら 離せ。

もう 警固は終わりだ。
何で? ねえ いいでしょ?

道場に行ってくる。
何で 道場行くのよ!

ねえ 登! 待ってよ。

ねえねえ かんざし買って。

買わないよ。
登… もう!

♬~

「おこま」って娘がいたんだ。

もしか あいつと
一緒になってたら

今頃 こんな事に
なってねえんじゃねえかって。

腕のいい蒔絵師だそうで

島送りになっちゃ
全部 しめえだな。

そのおこまって女を
捜し出そうってんですかい?

野郎が夢の中でこさえた…。
幻の女…。

捜し出そうなんて
どだい無理な話だ。

男?
女のしでかした事にゃ

必ず 男が絡んでるんです。

お前たちが隠しているなら
ちょうどいい。

ここで教えてもらおうか。

♬~