【土曜時代ドラマ】立花登青春手控え2(2)「幻の女」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜時代ドラマ】立花登青春手控え2(2)「幻の女」[解][字]

藤沢周平原作。若き青年・登が、人間が持つ欲望や苦しみ・悲しみ、希望に向き合い、持ち前の正義感と柔術で事件を解決していく姿を、爽やかに描く「青春時代劇」の決定版。

詳細情報
番組内容
牢(ろう)に、はやり病の疑いのある巳之吉(忍成修吾)という男が送られて来る。巳之吉は、まもなく島送りになる身。登は巳之吉から、幼なじみのおこま(朝倉あき)のことを聞く。巳之吉にとっておこまは、愛しい人。しかしその消息は不明だった。登は巳之吉のためにおこまを探す。おこまは亡くなった親の借金を返すため、職を替え、悪事に加担しているという噂が。登は久坂(渡辺佑太朗)の手を借りて捜索を続けると…。
出演者
【出演】溝端淳平,平祐奈,宮崎美子,マキタスポーツ,正名僕蔵,波岡一喜,鷲尾真知子,石黒賢,古谷一行,忍成修吾,朝倉あき
原作・脚本
【原作】藤沢周平,【脚本】古田求
音楽
【音楽】羽岡佳

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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キーワード出現数ベスト20

  1. 巳之吉
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  3. 立花
  4. フッ
  5. 一緒
  6. 藤吉
  7. ハハハハハハ
  8. 一度
  9. 今日
  10. 野郎
  11. 伊勢甚
  12. 財布
  13. 松坂町
  14. 職人
  15. 深川
  16. 親方
  17. 相手
  18. 島送
  19. 博奕
  20. 父親

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♬~

(刃音)

待ちやがれ!

野郎… んっ!
(巳之吉)でや~!

てめえ!
んっ! ん~!

うわ~! やっ!

あっ!
や~!

(慶斎)巳之吉!
(巳之吉たちの倒れ込む音)

うっ…。
うわっ ああ~!

んっ! あっ…。

あっ…。
てめえ!

(刺す音)
うっ うっ…。

はあ はあ はあ… えっ?

あっ あっ…。

おっ おい… 朝蔵~!

あっ あっ… うわわっ!

あっ あっ あっ…。

はあ…。 あっ あっ…。

はあ はあ… あああ…。

巳之吉…。

この…。

ばか野郎。

巳之吉。

♬~

<立花 登は

小伝馬町の牢医者である。

その日 登は
いつもの見回りを終えると

同僚の土橋桂順と別れ

東の大牢に向かった。

気になる病人が
いたからである。

吟味が終わって
遠島の刑を言い渡され

島から来る迎えの船を待っている
男であった>

(平塚)巳之吉はいるか。
へ~い。

巳之吉 これに控えておりやす。
おい。

先生は お若えが
独り身かい?

(登)そうだが。
あんたには いるのか?

女房じゃねえが
「おこま」って娘がいたんだ。

別れたのは こっちが18

向こうが15の時だけどな。

きれいだったなあ…。

気立てもいいし 優しいし。

あんなに優しい女

そのあと 会った事がねえや。

それで 今は どうしてるんだ?
その おこまという人は。

分からねえよ。

一度は捜してみたんだ。

人並みに
所帯が持ちたくなった頃にな。

見つからなかったのか?

見つからねえ。

ああ… でも 会いてえな。

今頃 何してるかな…。

フッ 先生 笑わねえで下さいよ。

近頃 夢を見るんだ。

もしか
あいつと一緒になってたら

今頃 こんな事に
なってねえんじゃねえかって…

そう思うんだよ。

♬~

あの男は
腕のいい蒔絵師だそうで

若えのに 腕一本で
食っていける男のようだったが

島送りになっちゃ
全部 しめえだな。

先生 何か気になる事でも
あるんですかい?

あっ いえ。
船は いつごろ来るんですか?

さあて… あと ひとつきもしたら
来るんじゃねえんですかね。

あと ひとつき…。

[ 回想 ]
(巳之吉)近頃 夢を見るんだ。

「おこま」って娘がいたんだ。

きれいだったなあ…。

[ 回想 ]
(巳之吉)ああ… 会いてえな。

何だ お前か。

「何だ」とは何よ。
誰と間違えたのよ!

まあ 怒るな。 なかなかの美人が
いると思ったら

お前さんだった。

そんなふうに言われても
別に うれしくなんかない!

何をしていたんだ?
みきのうちに行った帰りよ。

また遊びか。
薬を届けてあげたのよ。

風邪で寝込んでたわ。
ふ~ん。

登は? 今日は どうしたの?
非番なの?

うん。

うちに帰ったら
お母様が待ってるよ。

裏のヒバが伸び過ぎたから 枝を
落としてもらいたいんだって。

はあ…。
フフフフフッ フフフフッ。

はあ…。
アハハハハハ! ハハハッ。

(玄庵)まだ飲んどるのか。
(くしゃみ)

一滴も飲んじゃいかんと
言ったじゃないか!

おい 口開けろ。

酒は害毒だ。
五臓六腑 全てやられるぞ。

酒はやめろ。 命が惜しくば
酒をやめろ。 分かったか!

(患者)へ… へい。
あ~ 酒は いかん。

人には言いたい放題。

酒は いかん。
絶対に いかん!

≪(枝を切る音)
≪(松江)もっと上。

(松江)そう そっち そっち。
そこ みんな落として。

うっとうしいから。
いいの いいの。

本当に こういう仕事

あなたの叔父上に話しても
いい加減な返事ばっかりで

隙があれば ちょろりと抜け出して
吉川さんのところに行くの。

頼りになるのは
登さんだけよ。

後で 水くみの方も
よろしくね。

はい…。

登… 登。

おい ちょ… ちょい。
はい。

急ですまんが
わしの代診に行ってもらえんか。

あら? 今すぐでなきゃ
いけないんですか?

たった今 知らせが来てな。
あ~ 何やら 今日は忙しい。

どうしても抜けられんのだ。
そうですか。

うん。
分かりました。 どこへ?

うん… 松坂町2丁目の大塚屋だ。

はあ… 孫娘が急な腹痛らしい。

松坂町…。
うん。

じゃあ あなた 診察が終わったら
あなたが水くみをして下さる?

あっ? いや… あっ…。

今夜は 吉川と約束があってな
終わり次第 駆けつけねばならん。

すまんな。 あ~ 忙しい 忙しい。

あっ では 行ってまいります。
えっ? あら…。

あ~ 忙しい 忙しい。

私も お供しよっかな~。

あっ! もう~。

ちえ! あなた 草むしり。
はい。

え~?
きよ… きよ!

はい~。
あなたも草むしり。

それから 水くみ。
はいはい 分かりました。

やっぱりね~。

先生 今日は どうも
ありがとうございました。

<南本所の松坂町という場所は

巳之吉から聞いていた
地名であった>

<往診を終えた登は

誘われるように
足を運んでいた>

(慶斎)あの野郎が
うちに奉公に入ったのは

14の年だったかなあ。

初めっから 人より
勝ってたよ。 ハッハッハッハ…。

手先が器用なのは

博奕のせいだった
かもしれねえがな。 フフフフ。

だけど 性根は変わらねえ。

やつが 突然 逃げちまったのは
二十歳になった頃だった。

また 博奕に溺れたんだ。

手引きをしたのは
伊助って渡り職人でね

友達面しながら

逃げても 逃げても 地獄の底に
引きずり込もうとしやがる。

今度の事だって そうだ。

2~3年たった頃に
巳之吉が 突然 帰ってきた。

もう一度 やらせて下さい!

お願いします!

巳之…。

よう戻ってきた。

俺は うれしかった。

ところが
伊助が 博奕で不義理をして

その借金を
巳之吉に かぶせたんだ。

巳之吉は 匕首を持っちゃ
いなかったという事でしたが。

いや~ 相手が持ってたんだよ。

巳之は それを奪い取って刺した。

そうですか。
それで島流しという事に。

あと もう一つ
お聞きしたい事がある。

おこまという女を
ご存じですか?

おこま?
幼い頃の知り合いだそうです。

巳之吉の口から 何か
聞いた事はありませんか?

さあ…。

(藤吉)それじゃあ
先生は なんですかい?

そのおこまって女を
捜し出そうってんですかい?

うん… できれば
そうしてやりたいと思うんだが。

そいつは ちょいと難しいな。

雲をつかむような
話じゃありませんか。

それにね 用心しねえと その話
うそっぱちかもしれませんぜ。

うそ?
うそっていったって

人をだます うそじゃねえ。
てめえをだます うそでね。

人間 どん底に落ちて
何の望みもなくなると

妙な作り話をこさえるやつが
いるんだ。

どこかに母親がいるんだとか
ガキがいるんだとか。

好きな女がいるんだとか。

そして だんだんと
信じ始めるんだよ 本人がね。

てめえのうそに すがるしか

生きた証しを確かめる事が
できねえんでさ。

妄想か…。

野郎が夢の中でこさえた
幻の女ですよ。

幻の女…。

(巳之吉)おこまは
同じ町の生まれじゃねえ。

10の時に父親に連れられて
引っ越してきたんだ。

よその町から来たってのも
あったんでしょうが

おこまは
おとなしい子どもだった。

遊びに加わっても

一歩 みんなより
後ろに控えてるような…。

フッ そんなところが
ありやした。

だから お前が
一緒に遊んでやったのか。

(巳之吉)その時 俺は13だぜ?

娘っ子と遊ぶような
そんな年じゃねえ。

地回りどもと いっつも つるんで
悪さばっかりしていたさ。

それに 14の年の頃にゃ
親方んとこに奉公に出ちまって

一緒にいたのは1年くれえかな。

それなのに忘れられない…。

そうなんだよな。

俺も そんなつもりじゃ
なかったんだけどな。

年に2回の藪入りで家に戻るのが
楽しみだったよ。

18の年の正月だったかな

思いがけねえ事があってね。

(戸をたたく音)

初詣で もらってきた

蔵前の八幡様のお守りだった。

俺は 親も兄弟もいねえから

そんなもの もらうのは
生まれて初めてだったよ。

そのあとにも 一ぺんもねえや。

(巳之吉)だけどな
俺にとっては それが

おこまをこの目で見た
最後になった。

次の藪入りで帰った時には

父親と一緒に
その町からいなくなってた。

行った先を聞いても
誰も知らねえんだ。

一度は捜したと言っていたが
それは いつごろの事だ?

26の時でさ。

親方から そろそろ

所帯を持ったらどうかと
言われましてね。

言われてみりゃ 改めて
思い当たる女なんていやしねえ。

おこましかいねえって
気が付いたんだ。

フッ だけど 手遅れだったね。

夜逃げみてえに
町を出たもんだから

事情が さっぱり分からねえ。

ハッ 江戸は広えから

捜し出そうなんて
どだい無理な話だ。

そう思って 諦めてたんだけどな。

もうじき 江戸から
おさらばするって決まったら

フッ…。

何だかよ…。

フッ ああ…。

何だかなあ。

<藤吉は おこまの父親が
職人で働いていた

指物師を突き止め…>
(直蔵)ここです。

<その糸をたぐった>

(お松)娘って もしかしたら
おこまちゃんの事かい?

おう。 おっ 分かるのかい?
分かるよ~。

だって 惣六さんが死んだ時には…
ねえ? (おちか)うん。

長屋のみ~んなで
お弔い 出してやったんだから~。

おこまちゃんは
いい娘だったね~。
ねえ。

せっせと内職してて。

ここを出て どこへ行ったか
分からねえかい?

あ~ そうなんだよね~。

何しろ ふ~っと
出ていっちまったから。

そう。 ある晩
急に荷物をまとめて。

男が2人 手伝いに来ててね。

身寄りはないって
聞いてたし

まあ よくできた
おとなしい子で

男づきあいなんか
なさそうだったしね。

みんな 不思議だ 不思議だって
言ってたのよ。

♬~

(藤吉)それで それっきりかい?

誰か そのあとの事を
知ってる者は いねえのかい?

(2人)さあね~。

大家さんも
行き先は知らなかったし。

≪(おりく)あたしゃ 聞いてるよ。
(2人)えっ?

(おりく)
松ちゃんが 偶然 会ったってさ。

(お松)いつ? どこで?
2~3年前かな。

深川の… 何とかって所。

深川の馬場通りにある

伊勢甚って料理屋で
女中をしてたっていうんでさ。

いや 松五郎は
客で行ったんじゃなくて

親方と一緒に 離れ座敷の修理に
入ってたんですがね。

間違いなく おこまだったのか?

へい。 松五郎は そう言ってます。

どんな話をしたんだ?

それが 何にも覚えてねえって
言うんでさ。

廊下で呼びかけても 逃げるように
いなくなったっていうんで。

先生 どうなさいます?
えっ?

深川のあの辺りは悪所ですぜ。

女の生き血をすすってる町だ。
先生だって ご存じでしょう?

アッハハハハハハ!
ハハハハハハ!

ごめん。

ちと 尋ねたい事がある。

(きん)どちらさん?

医者だ。 立花 登という。

医者が 何の用だい?

人を捜していてね

おこまという女だ。

おこま? 知らないねえ。

うちは 大概 若い子ばかりでね

25より上の女は 私だけさ。

フッ 私は
年までは言ってないが。

4年前に 確かに この場所で
見たという人がいるんだ。

うそは やめてくれ。
知らないんだよ。

あの女は 1年もいないで
この店を出ていったんだ。

知ったこっちゃないよ。

どこに行ったか分からんか?

あんた…。

おこまの身内か何か?

いや 人に頼まれてきた。

フッ だったら 教えてやるよ。

あの女は 伊勢甚の顔に
泥を塗ったんだよ!

酔っ払った客を介抱するふりして
財布を抜いたんだよ。

だから 追い出されたのさ。

今 どこにいるのかなんて
知るもんか。

♬~

(女たちの笑い声)

おにいさん 遊ぼうよ。
にいさん 寄っとくれよ。

かわいい顔してんね。

あら いい男。

安くしとくよ~。
おにいさん 遊ぼうよ。

おにいさん 寄ってきなよ。

(女性たちの笑い声)

♬~

≪(男性)立花さん… 立花さん?

立花さん!

立花さん。
久坂。

驚いたな 立花さん。
こんな所に遊びに来るんですか。

違う。 人を捜してるんだ。

誰をですか? 女ですか?

お前 この辺りに詳しいのか?

いや~ まあ… ヘヘッ。

三男坊の冷や飯食らい
先行きの見通しも暗いんで

やけになって ヘヘヘヘッ。

本当ですよ?
いや うそだとは思わんよ。

尋ね人なら
お手伝いしましょうか?

そうか。 そりゃ ありがたい。

それじゃあ とにかく
どこか 話せる店に。

ああ~。 そりゃ 立花さん
うそですよ。

やつらは きっと その女の
居所だって知ってるはずだ。

隠してるんです。
なぜ 隠すんだ?

裏があるからです。

酒に酔わせて 財布を抜くって
話がありましたね。

詳しくは分かりませんが
多分 その絡みです。

立花さんね 女のしでかした事にゃ
必ず 男が絡んでるんです。

店を変わるにも
悪さをするにもね。

何人もの女を動かして
裏で糸を引いていて

やばくなると
さっと姿を消す。

タチが悪いんです。

伊勢甚で騒ぎがあったのは
知ってるよ。

客と女が もめたんだろ?
いつの話だ?

最近だよ~。 みつきばかり前。

フフフフフ…。

来たわ あいつら。

困るわよ。
店の外で やってよ!

♬~

てめえ いつまで
うろついてんだ?

何 ほじくり出そうとしてんだ?

言ったとおりだ。
おこまさんを捜している。

余計な事に
首 突っ込むんじゃねえ!

痛え目を見るぜ。

お前たちが隠しているなら
ちょうどいい。

ここで教えてもらおうか。

♬~

さあ 言え。 おこまは どこだ?
隠し立ては許さんぞ!

あっ ああっ! はあ はあ…
おこまの居所だと?

そんなもの知って
どうする気だ?

もちろん 会いに行く。
伝えたい事があるんだ。

ハハハハ… ハハハハハハ!

何がおかしい!
はあ はあ…。

そんな事はできねえよ。
できない事があるか!

できるもんなら
会いに行ってみろよ!

おこまはな… おこまは

小伝馬町の牢屋敷にいるんだ!

ハハハハハハ! ハ~ッハッハッハ!

何?

♬~

ハハハハハハ!

(殴る音)
うぐっ! あっ あっ…。

♬~

<島送りの日が決まると

その前日 囚人たちは
遠島部屋とも呼ばれる

東ノ口揚屋に移される>

そうですかい。

おこまは 結局
見つからなかったんですかい。

なんとか 今日までに
間に合わせたかったんだが

私の力が足りなかった。

申し訳ないと思ってるよ。

あっ いえ とんでもねえよ。

先生は 俺みてえな者のために
骨を折って下さったんだ。

それだけで十分でさ。

先生 長え間
ご面倒をおかけして

申し訳ございませんでした。

ありがとうございました。

はあ…。

どだい無理な話だ。

何しろ
10年以上も会ってねえ女だ。

そう やすやすと
見つかるはずがねえや。

あれから 俺も
いろいろ考えたんだよ 先生。

仮に めっかったとしてもだよ

相手は もう
きっと 所帯持ちだ。

ひょっとしたら 5人も6人も
ガキがいるかもしれねえ。

そんな中

俺みてえな人殺しが
面 出したって フッ…。

相手は 迷惑なだけだよな。
ヘヘッ。

♬~

(藤吉)そうですかい。

いや それは ようござんした。

これから 島での暮らしが
始まろうってのに

重い荷物を抱え込む事は
ありませんからね。

おこまをお縄にしたのは

富吉町の政之助って
親分でござんした。

したたかな女だったって
言ってやしたよ。

客を酔わせて 財布の金を抜く。

暴れだすやつがいれば

男たちが 寄ってたかって
半殺しの目に遭わせる。

しっかり グルなんでさ。

(ほらがい)

♬~

(藤吉)巳之吉の頭ん中にゃ

今でも 昔のまんまのおこまが
住んでるんだ。

そのまんまにしといた方がいい。

(藤吉)その方がいい。

♬~

ハハハハハ!

おめえだろ!
違います。

本当の事 言え。
ほら 吐けよ~。

おこまは いるか?

はあ~。

あんたが おこまさんか…。

随分 捜したよ。

まさか ここにいるとは
思わないからね。

何のために?

人に頼まれてね。

巳之吉という男を覚えているか?

えっ?

会いたがっていたよ。

一度は 嫁にしようと
本気で捜した事もあったらしい。

巳之吉は いい職人だったが

人を殺めて 島送りになった。

今朝までは
隣の遠島部屋にいたんだが

今は もう船の中だ。

あんたによろしくと
言っていたよ。

あああ…。

♬~

あの…。

あの人は 私が ここにいるって

知っていたでしょうか?

いや 知らないで 出ていったよ。

♬~

高瀬様の牢問ですが ちと
腑に落ちかねるところがあります。

あっしには隠している事なんて
ございませんので。

どうして うちの人が?
おつぎって名だったな。

房五郎の女房は。
6両ですかい!?

手籠めにされかかっただけで?
あの男は盗賊の片割れじゃ。

かわいそうに あの人
濡れ衣まで着せられて。

おちえと仲良くな。
伽羅屋って知ってる?

化粧道具を売ってる店か。
よかったら 一緒に行ってみない?

おつぎ?

♬~

♬~