ウチの娘は、彼氏が出来ない!! #4なかったことにしたいキス[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ウチの娘は、彼氏が出来ない!! #4なかったことにしたいキス[解][字][デ]

恋愛小説家の母・碧、映画化をめぐり担当編集と急接近…!オタク娘・空、渉先生とサヨナラして光と…!?脚本・北川悦吏子×菅野美穂&浜辺美波、母と娘のラブストーリー!

出演者
菅野美穂、浜辺美波、岡田 健史、福原遥、東啓介、中村 雅俊(特別出演)、川上洋平[Alexandros]、有田哲平、沢村一樹 【ゲスト】赤楚衛二
番組内容
小説の映画化が決定し、主演俳優との打ち合わせに浮かれる碧(菅野美穂)。しかし原作の内容を変えると言われて怒り心頭!勢い余って漱石(川上洋平)の触れてはいけない過去に踏み込んでしまう。一方、空(浜辺美波)はデートにわざと“つけ鼻毛”をつけてきた渉に別れを告げる!そんな中、空は光(岡田健史)にイラストを見せるため一緒におだやへ。そこに渉や碧やゴンちゃん(沢村一樹)が偶然居合わせ、事態は急展開を迎える!
監督・演出
【演出】南雲聖一
原作・脚本
【脚本】北川悦吏子
音楽
【ドラマ主題歌】 「空と青」 家入レオ(ビクターエンタテインメント) 作詞・北川悦吏子 作曲・川上洋平[Alexandros]
【音楽】 得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】加藤正俊
【プロデューサー】小田玲奈、森雅弘、仲野尚之(AX-ON)
【制作協力】AX-ON
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 悠人
  2. 水無瀬
  3. 自分
  4. 鼻毛
  5. デート
  6. 先生
  7. 入野
  8. 彼女
  9. ダメ
  10. 小西
  11. 彼氏
  12. ハァ
  13. ホント
  14. 映画
  15. 今日
  16. 社長
  17. 渉先生
  18. グルグル
  19. ケンタ
  20. ゴン

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(水無瀬 空) さて ここまでを
ザッとまとめてみましょう。

あっ これ 誰の
モノマネでもないですからね。

(水無瀬 碧) ないです。

第1話 母ちゃん連載打ち切り
散英社にフラれる 男の気配なし。

第2話
母ちゃん 渉先生にフラれる。

第3話 母ちゃん 最後の砦

幼なじみのゴンちゃんにも
フラれる。

これ ウチの娘に
彼氏ができない話じゃなくて

母ちゃんに彼氏ができない話
じゃないか?

「私は、彼氏が出来ない‼」って
タイトルでよくないか?

ほれ 自分で言ってみ。

「私は、彼氏が出来ない‼」。

何? この屈辱的なタイトル!
このタイトルでは通らない!

局に通らない!
世の中にも通らない!

局?
テレビ局。

タイトルに偽りあり!
そんなことない!

今日の回でできる!
彼氏できる! 絶対できる!

だそうです。
彼氏できないの 君だから。

えっ?

『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼』。
あっ!

あっ…。

(橘) お待ちしておりました。

808でしょう?
(橘) よくお分かりで。

散英社で一番立派な応接室だわ。

♬~

(せき払い)

(田山たち) すいません!
(小西) 何なの?

時間 言ってあんだろ?
(田山) もちろん。

サイレントナイフの悠人さん
今 朝ドラ入ってて

ちょっと
撮影 押してるみたいでして…。

(小西) 悪いね。
いいえ 朝ドラ『かんかん照り』?

あぁ いや それ前のやつ
今は『すくすく家族』。

あぁ あれ出るんだ~ 悠人君。

ちょっと まだオフレコです
後半戦の隠し玉みたいで。

(ノック)

いらっしゃいました。

(悠人) お待たせしてすいません。

♬~

(悠人) 水無瀬先生ですよね?

(悠人) 写真で見るより
ずっと若くおキレイだ。

悠人です。

(悠人) ホントに美しい。

フ…。

で 今日ちょっと
先生にお願いあったんですよ。

えっ?

(小田欣次)
『私を忘れないでくれ』が映画化。

(ケンタ) サイレントナイフ
すごいじゃないですか。

うん 母ちゃん 今 会いに行ってる
もうね バリバリのキレッキレで。

サイレントナイト?
何じゃ? そりゃ。

(小田俊一郎) サイレントナイフ
悠人だよ 悠人 今 大人気の。

へぇ~。
母ちゃんね 大ファンなの。

もうキレッキレで
もうね 帽子なんて こんなんで。

こんなん…。
ハハハハ…。

(渉) あの~ すいません。
いらっしゃい!

(渉) あっ いた。
あ…。

(渉) ちゃんと
話したほうがいいと思って。

どうして…

どうしてデートに
わざと鼻毛 付けて来たの!?

(渉) これを僕は付けて行った。

あっ これは まだ新品
使ってないからキレイ。

2個セットだったから。

これが付け鼻毛…。

ちょっと付けてみてもいい?
えっ?

あ… いいけど…。

どう?

何か かわいい。

かわいくはないけど…。

リアル…。

ホントに失礼なことして
ごめんなさい!

僕は

君に嫌われようとしたんだ。

どうして?

忘れられない人がいて

その人を忘れてはいけなくて。

だから君が万が一…
万が一だけど

僕のことを好きになったりすると
困ると思ったし…。

このデートは
失敗させなきゃって思った。

じゃあ 何でコツメカワウソ
見に行こうって言ったの?

コツメカワウソ見たかった…。

(渉) 君と。

でも 忘れてはいけない人が
いるんだよね?

だったら そうはっきり
言ってくれたほうがよかった。

鼻毛 出して嫌われようなんて
姑息過ぎます。

何か 上から目線。

そんな…。
何か私

子供扱いされたような

自分を見くびられた気がします。

私…。

さよなら。

<生まれて初めて

男の人に「さよなら」と言って
席を立った>

<何か どっかのヒロインみたいな
気分になった>

<ちょっと気持ちよかった>

<悲しいの9 気持ちいいの1>

<心の配分>

(悠人) いやぁ そんな難しいこと
言ってないと思うんですよね 僕。

『私を忘れないでくれ』 最後
彼女 死んでくじゃないですか。

それを 僕が死んで行くっていう
ただそれだけのこと。

タイトルは どうなるの?
(悠人) う~ん。

「僕を忘れないでくれ」?

(小西)
う~ん いいんじゃないかなぁ。

僕 いいと思いますよ ねぇ それ。
はぁ?

映画会社の上の方も
プロデューサー さんも脚本家の先生も

皆さん 了解してらっしゃるん
ですもんね?

(プロデューサー) はい 会社のほうも
それで納得しています。

だってさぁ 死んでくほうが
おいしいじゃん。

女の子 「悠人 わ~ 死んじゃう」
とか言うわけでしょ。

(橘) 悠人じゃありません
シュウジですが。

(悠人) あ~ 名前ね。

名前なんかね どうとだって。
(筧) はいはい。

脚本も もう死ぬで進んでますし。

えっ 原作者の私の
了承も取らずに?

えっ?

あれっ 言ってなかったっけなぁ?

(悠人) 了承とか
そんな難しい言葉 ヤダな。

僕と先生の間で
そんな言葉 使わないでほしいな。

私の原作 なくても
いいんじゃないですか?

だって それ 違う話だし。
(悠人) まさか まさか。

先生の原作じゃなきゃ
ダメなんですよ。

何てったって
セリフがいいじゃないですか。

ねぇ?
(筧) そうそう… 書きましたよ。

あれ 拾いましたよ
拾わせていただきましたよ

水無瀬先生。

「出会いって一度だけだよね
一度 出会ったら

もう二度と出会い直せない」。

そういうの 僕 言いたいの。

あれは 奈緒子のセリフだけど?

だからさぁ…。
(マネジャー) そろそろお時間です。

あぁ… だからね
男女 入れ替えるってことで。

俺が死ぬってことで。

ごめんね 先生
俺 これからレコーディング なんすよ。

あ~ 忙しくて嫌になっちゃう。

完成披露 先生と並んで立てんの
楽しみだな。

じゃあ また。

ハァ…。
(ドアが閉まる音)

(小西) まぁ 碧さん
そういうことだから。

いや~ この映画は
あなたにとっても大きなチャンス。

もう一度 水無瀬 碧の名前が
世間に知れ渡る。

まぁ 宣伝もガンガン

水無瀬 碧推しで
行っちゃいますからね。

ハハハ…。

でね 碧さん 次の描き下ろしの
企画書 全然来ないじゃない?

うちもね 年間 刊行される
新刊の数 決まってるんですよ。

うちで出したいっていう作家も
たくさんいるわけですし。

いや 分かるでしょ
大人の約束ですよ。

映画化 ひとつ協力お願いします。

漫画 ネット ゲーム

いろんなもんに押されて
文芸はどこも厳しいんですよ。

(ドアの開閉音)

君。

知ってたの?
(橘) いえ。

ただ いきなり悠人に会わせるのは
おかしいなと思ってました。

サインしてもらおうと思って
持って来たの。

バカみたい!

抗議しましょう
そして やめてもらいましょう。

今の小西の話 聞いてた?
交換条件だよ。

この原作 渡さないと
次の描き下ろしの場を渡さない

…って私 言われたんだよ。

それもおかしな話です。

碧さん
ここは何か作戦 立てましょう。

私は もうオワコンなんだよ
終わったコンテンツ!

こんな めちゃくちゃな条件でも
映画化 受けないと

次の場ももらえない。

碧さん お言葉ですが

出版業界は どこも厳しく
現実は もっとずっとひどくて

仕事もなくて バイトとかしながら
書いてる作家さんだって…。

私を誰だと思ってんの!?

水無瀬 碧なのよ。

ハァ…。

ハァ… しばらく
一人にしてくんないかな。

しばらく
一人にしてくんないかな!

分かりました。

♬~

ふぅ…。

♬~

♬~

あっ。

中 お茶 片付けようかと…。

まだ使ってる。
あっ… は~い。

♬~

♬~

忘れられない人がいて…

何だろう…。

いつものとこで 笑えない…。

♬~

(ドアが開く音)
≪ただいま~≫

≪おかえり~≫

♬~

ハァ…。

ハァ…。

(豊田:神林) 申し訳ない!
え?

(豊田) 天国の菜子さんを これで
やっと安心させてあげられる

…と思ったのに申し訳なかった~。

いやいや ちょっと待って 今更。

もうタキシード買っちゃったよ
丸ビルで 結婚式用の。

しかも白いやつ。
ちょ… どういうことなんですか?

(神林) あのね 青葉さん
とっても美人だったでしょ。

まぁ もう そりゃ もう…。

(豊田) 六本木タウンね
レジデンス のほう 人 住んでるほうね。

その そういうお金持ちばっかりの
パーティーがあって

そこでITの社長に
見初められたらしくって…。

息子と… いや せがれと
会っておいて そんなパーティーに?

そういうこと あるらしいのよ
プロ彼女っていうの?

どんどん
条件いいの いいの探して

ここぞっていう時に
手を打つわけよ。

ゴンで
手を打ったわけじゃなかった?

そうそう その後に もっと
いいのが出ちゃったわけよ~。

手 2回ぐらい打ったかもよ
パンパ~ン!なんて ハハハ…。

(せき払い)
あ…。

どうもさ ここに来て
ゴンちゃんの姿を見て

惚れて通ってた
っていうのもウソで。

ここの資産価値っていうの?
それ見てたみたいよ~。

資産価値?
ここ売ったら幾らになるかって。

ね~。
フフ… もう ちょっと豊田さん

あんたのほうが
何でも喋っちゃってるわよ。

この辺 地価 上がってる
高輪ゲートボール

ほら 山手線の新しい駅も
出来るっていうじゃない。

高輪ゲートウェイ!
駅でゲートボール してどうすんの!

要するに
うちが家を売ったら高いと。

(2人) お金目当てだったのよ。

よかったじゃない
そんなメギツネみたいな女ね

お嫁さんにしてたら そりゃもう
あんた苦労したわよ~。

もう 若くてキレイ過ぎたもの
ゴンちゃんには ねぇ。

うん ハハハ…。
アハハハ…。

お二方とも 言いたい放題。

(ケンタ) たい焼き 60個!
ありがとうございました!

じゃあね~ ごめんなさいね。
<豊田さんと神林さんは

お詫びにと
たい焼きを山ほど買って帰った>

どうすんだよ これ~。
おいらが着るよ。

えっ!? 親父 結婚すんの!?

何が起きるか分かんない
っていうことだよ 人生は。

びっくりした…。
お前は ほっとしてる。

何で俺が ほっとすんだよ?

菜子さんのために
結婚しようとしてたからだよ。

自分のためじゃ ない。

この場所は
「おだや」を含む 自分の横は

碧ちゃんのために
空けておきたいんだ。

何 言ってんだよ 親父
とうとうボケたか。

ハハハ… お前がね
そんなひどいことを言う時はね

図星の時なんだよ。
勝手なこと言うなよ。

何で 俺が あんなおてんば娘…
娘というには とうが立った

凶暴な しかも最近太った…。
おいらには分かる。

お前が
フランスから帰って来た時も

エトワールの元から
戻って来た時も。

<ゴンちゃんは その昔
エトワールという

10とか20下のパリジェンヌと
結婚していた>

<世界放浪の旅に出た時に
恋に落ちたのだ>

だから あれはエトワールが
若いパティシエとデキちゃって

俺は捨てられたの!
ノートルダム大聖堂の前で。

表面上は そうかもしれない。

だけど お前は
碧ちゃんの元に戻って来たんだよ。

神様の…

采配だよ。

付き合ってらんねえよ
親父のロマンチックには。

風呂 行ってくらぁ。

あ~ お~…。

ゴンちゃん

嫁に行くの やめませんか?

あぁ… あ~!

(橘) 外枠は
悪い話ではないと思います。

外枠?
大型映画です。

配給も最大手 カミサカ。

主題歌も もちろん

今 飛ぶ鳥を落とす勢いの
サイレントナイフ。

監督もヒットを連発してる
岩田真二です。

まぁ 10億は堅いと思います。
う~ん。

今の悠人人気を考えれば

100億も視野に入れられると
関係者は言っています。

言うのはタダだから。

奈緒子役に真柴リリが
つかまったみたいです。

すごい! 売れっ子じゃない。

そう だから外枠は悪くない。

でもね~
男女 入れ替えるんでしょ?

シュウジが死んで奈緒子が生きる。

はい
悠人のマストの条件はそれです。

男女を入れ替えた場合の
『僕を忘れないでくれ』。

ストーリーライン プロットです。

えっ?
検証してみました。

男女逆にして成立するかどうか。

非常に失礼だと思ったんですが
所々 アレンジしてます。

君 これ何日で書いたの?

3日です。

寝てないんじゃない?
大丈夫です。

でも ごめん。

私の『私を忘れないでくれ』は

奈緒子が死ぬ物語なの。

そして
シュウジが生きる物語なの。

断りましょう 映画化。

お金も欲しいし
次の場所も欲しい。

次の場所が欲しい。

ねぇ… 私の代表作は
次の作品なのよ。

今度の作品がいつだって
一番素晴らしいはずなの。

ちょっと小耳に挟んだんだけど
君 盗作したってホント?

漫画にいたのよね?
散英社の『少年アップ』。

そこで『ゼファー』や『シノギ』
ヒットさせたのよね?

はい…。

そして『ヤングモンスター』で
ネタに尽きて

海外の小説
そっくりそのままパクって

それを漫画家に自分のアイデア
として渡して描かせた

由辺 譲さん 有名な人よね。

結構 話題になってたよね それ。

もう みんな忘れたけど
何か『文春』か何かで読んだよ。

まさか それが君だとは…。

そのせいで
漫画から文芸に異動になって

そして私の担当になった。

私たち 落ちこぼれ同士だね。

まぁ

私は ひとのもの
パクったことないけど。

碧さんは
落ちこぼれじゃないです。

ティファニーです。

え?

時の流れや 世の中の空騒ぎや

そういうものに負けない本物です。

世代を超えて人々から愛される
そんな小説を書きます。

失礼します。

(ドアの開閉音)

(松山) ちょっと待って! ワオ!
それはダメ そっちは…。

それはダメ!

あっ ごめん 忙しいね
ちょっとかけ直す。

いや大丈夫 もうすぐ娘が…
髪 切りに行ったのよ あ~…。

(チャイム)
あっ 帰って来た。

えっ それ違う 違う。

えっ 違うの?

違うよ
『ヤングモンスター』でしょ。

あれは由辺 譲先生がパクったの。

(松山) でも『少年アップ』
海外出版してるから

作者本人に見つかって
訴えられたの。

それを漱石が由辺 譲先生の名前に
傷を付けるわけにはいかない

…って かぶったわけよ。

マ!? でもさ

それで漱石 異動させるの
会社 ひどくない?

碧さん 会社っていうのはね

理不尽なことの嵐なの。

まぁ…
あれだけ優秀な松山さんが

早期退職者に手を挙げた時点で
そうは思ったけど…。

だから 漱石は潔白よ。

う~わ~! どうしよ~う!

私 すっごい追い詰めちゃった!

まるで極悪非道の罪人に
膝に石 載せるみたいに!

何 言ってるかよく分かんないけど
漱石 潔白。

だってさ だって だって
松山さん 聞いてくれる?

私さ あいつといると
何か心の中 喋っちゃうのよ。

喋んなくてもいいようなことまで
喋ってんのよ。

金が欲しいとか
次の場が欲しいとか

次が代表作とか…。

う~わ もう イタい イタ過ぎる。

すっごい みっともないこと
喋っちゃって

何か もう勝手に
憎たらしくなっちゃって

攻撃的な気分になって
もう やり込めたくなっちゃって。

碧さん。

悪い癖 出てませんか?

えっ?

好きになったり
してないでしょうね?

それは ない。

ない ない ない ない ナイルワニ。

うん。

≪チーズハットグ食べ行こうよ≫
≪おっ いいね≫

≪あの
めっちゃ伸びるやつでしょ≫

(入野) ハットグ~。
入野!

…君。

ちょっと。

入って 入って。
(入野) お前 ただのバイトだろ?

自分家みたいに… 痛てて。
≪いらっしゃい!≫

たい焼きとサンマ焼き
どちらにするか…。

そんなメニュー
ガン見しなくたって

バイトしてるんだから
頭 入ってるでしょ。

え?
こうやって どれにしようかな

…って考えるのが楽しいんじゃん。
ふ~ん。

(ケンタ)
はい ありがとうございました。

あのさ…。
ケンちゃん お水 下さい。

はい。

はい お水。
たい焼き 2つ。

えっ 俺 メシ食ってない
焼きそば 食べたい。

その場合は自己負担で
お願いします 金欠につき。

え~ こんなとこまで連れて来て?
まっ いいや ここ うまいもんね。

自腹で焼きそば追加。
ありがとうございます。

こんなのと働いてて
嫌になんないの?

痛った!

痛った…。

で 何?

こんなとこまで連れて来たのは
理由があって

大学近辺では
こういうの見せづらいと…。

君 オタクってバレるし。
ん?

描いてみた。
えっ…。

描いてみたの。

ここではない 今ではない ある国。

物語が禁止された ある国…。

すっげぇ~!

ホント?
もう出来上がってんじゃん

イメージボード… はぁ~。
どう? 合ってる?

合ってる 合ってる 合ってる。

ていうか 俺 こういうの
全然 自分じゃ浮かばないからさ

こう… 何? 自分の中で
モヤ~ンとしてたのが こう

形になって現れたって感じ。

すげぇな お前!
「お前」やめて。

あぁ… 水無瀬さん? 様…。

あっ 水無瀬!
水無瀬

入野
「水無瀬」でいいよ。
おう 俺も「入野」でいいよ。

いや これ
がぜんイメージ湧くなぁ。

ストーリー
ガンガン浮かんで来るわ。

帰って直そ。

あれ? っていうか お前…
あっ 違った 水無瀬

一緒にやってくれんの?

忙しいんじゃなかったっけ?
デートで。

あっ…。

鼻毛で なくなったんだったな。

それ 付け鼻毛だった。

付け鼻毛?

忘れられない人がいるから
私に嫌われるように…。

はぁ?

それ聞かされた日
すごくグルグルして

ここんとこ グルグル グルグル…。

何それ 頭くる グルグルする。

このグルグル
どうにか忘れたいと思って

入野の言ってたイメージボード
思い付くまま描いてみた。

忘れられない人がいるから
嫌われるように…?

そう。

何で それ「好きな人」って
言わないんだろうね?

「彼女」とか…。

好きな人がいるからでも
彼女がいるからでも ない。

あぁ… それ細かいし 鋭い。

確かに…。

忘れられない昔の彼女とか?

だとしたら 何でそれを
忘れちゃいけないんだろう?

昔の彼女 忘れてもいいでしょ。
君 恋愛のプロ?

いやぁ 俺は
上っ面な恋愛しかしてないから。

上っ面な恋愛…。

こう よこしまな恋愛?
よこしまな恋愛とは?

あぁ… 何ていうか こう
なし崩し的な? なし崩し的…。

肉体関係から始まる的な?

そういうことを
キラキラした目で言うな。

未知との遭遇。

(ケンタ) お待たせしました~。

じゃあ そろそろ帰るわ
ごちそうさま。

いや~ 今日もよく食べたね
碧ちゃん。

やけ食い。
あんま くよくよすんなよ。

難しい業界のことは
分かんないけどよ 映画とか。

次 考えろ 次。
そうだね~。

あ~あ でも ここに来られるのも
あともうちょっとか。

え?
ほら だって 青葉さんと結婚。

碧ちゃん いろいろあってね
それはね…。

あっ!
満喫しろ 今を。

胸に刻んどけ 俺の笑顔を ほら。
何 言ってんだか。

≪また来るね~≫
≪もう来んな!≫

(俊一郎) ≪親父に向かって…≫
あっ 何だ 空 来てたんだ…。

えっ?

えっ えっ えっ… イケメン。

母ちゃん 心の声 オンになってる
オフにして オフに。

わっ…!

やっぱり水無瀬 碧さんですよね?

うわ! 俺 ファンで!
つうか そもそも 母が大ファンで。

あの ほ… 本とか読んでます。

そんな~。
あっ 失礼しました。

俺 入野 光っていいます。

うわ~ 感激…!
≪すいませ~ん≫

まだ お昼 食べられますか?

(ケンタ) はい どうぞ。
おっ 渉先生。

あっ…。

何なの この
松竹新喜劇みたいな展開!

…ってか見たことないけど。

この間 教えてもらった鼻毛!
面白くてさ。

見せたら ウケて ウケて…。
えっ 鼻毛 この人?

鼻毛?
いや

みんなで ひとを鼻毛 鼻毛って…。
どうぞ どうぞ こちら。

焼きそばだけ
終わっちゃってますけど。

すみません。
今日は鼻毛 付けてないんですか?

あぁ いや…。

忘れられない人って
誰なんですか? 元カノ?

何!?
だって この人

胸 グルグルになっちゃって
苦しかったんですよ。

そうよ 落ち込んでたよ。
母ちゃんは口 出さないで!

もう子供じゃ ないんだから。
あぁ… すいません。

何なの? おいら 話が見えない。

どんなこと? 何が起きた?

彼女でも 好きな人でもないんだ。

でも… 忘れられない人。

忘れちゃいけない人っていうか…。

あっ 分かった
もしかして死んじゃった?

えっ。
恋人 死んじゃったの?

婚約者 死んじゃった?
お前 ちょっと!

クイズじゃないんだよ
事実なんだよ!

もし当たったら どうするんだよ
無神経だろ!

違います 死んでません
生きてます。

どこかで…。
どっかで?

僕たち ウサギ小屋の前で
約束したんです。

ウサギ小屋?
はい。

2人ともウサギ係で
一緒にミュウに餌あげてて…。

ミュウ?

ウサギの名前よ。

あの… 渉先生
その時 おいくつだったんですか?

小学校3年生 9歳です。

ミュウが死にそうになった日
みんな帰っちゃったんだけど

僕ら2人だけ残って
ミュウをみとりました。

そしたら最後にミュウが
ぴょんって跳んだんです。

んっ ハハ…。

つい想像したら…。

それが 「ありがとう」の
サインだったのかなって…。

ブッ…。
笑うとこじゃないから 今 ここは。

でも
彼女が転校することになって

僕たち 結婚の約束をしました。

えっ…。

家族が欲しかったんです。

あぁ うまく言えてないな。

実は僕 幼い頃
両親を事故で亡くしました。

それで おじの所に引き取られて。

おじには感謝しかありません。

でも
やっぱり本当の家族とは違って

ウサギ係の女の子とミュウが
自分の家族なんだって…。

勝手に空想したんです。

ほっとできる場所っていうか。

それから その彼女とは?

会ってません
どこにいるかも分からない。

ず~っとその子のことを?

あぁ いや まぁ… 年齢なりに

「遊びでいいんで」とか言われると
つい…。

いや そんな詳しく聞いてない
聞いてない…。

その9歳の時の約束を
ず~っと守りたいと。

守らなきゃいけないんじゃ
ないかって…。

ウサギ小屋の前で
僕たち 手をつなぎました。

女の子と手をつなぐのは

オクラホマミキサー以外には
初めてで。

あの時の 彼女の小さな手の
感触が忘れられないんです。

(ケンタ) 焼きそば お待ち。
(渉) でも

変なヤツですよね
気持ち悪いですよね。

いやぁ… いや 人間ってのはさ

まぁ あの どっかに
気持ち悪い部分 持ってるんだよ。

ねっ それでこそだ ねっ。

でも 空ちゃん よかった。

こんなステキな
ボーイフレンドができて。

えっ?
僕なんかと関わるより

ずっと いいよ
あっ デートの邪魔だよね。

今日は 昼 マックにします
また来ます。

でも すごいねぇ 小3の時の
女の子を思い続けるなんて…。

ごめん! ちょっと これで。

えっ ちょっ…。

♬~

渉先生!

(渉) 空ちゃん…。

私… 私…。

何?

えっと…。

私では ダメでしょうが

百もそれは承知ですが…。

先生が… 渉先生が… あの…。

その子の小さな手を
忘れられないように

私も あの… ソイペチーノ…
すっ転んだ時に

眼鏡を直してもらった時…。

あの時のことが
どうしても忘れられないんです!

いや 全然 渉先生の その

手をつないだのには
負けるとは思うんですけど…。

勝ちとか 負けとか
ないと思うけど…。

だから…

だったら…

だったら私と もう一度
デートしてもらえませんか!?

付け鼻毛なしで!

ウソのデートじゃなくて
ホントのデート…。

♬~

君は戦いを挑んだ
9歳の女の子相手に。

しかも記憶の中の女の子だ
この上なく美化されている。

強敵~!
やめて~! やめてあげて~!

負ける気しかしな~い!

≪うわっ≫
頑張れ 空。

≪苦し~い! やめてけれ!≫

母ちゃんは あんたが ずっと
引っ込み思案なのを気にしていた。

授業参観に行っても
分かってる問題でも

手を挙げなかった。
≪母ちゃんは授業参観の時

いつも舞台あいさつみたいな
服を着て来て恥ずかしかった!≫

それが今日 自分から
走りだして行って 感動した!

人生は自分から動いて
傷ついてこそ!

≪勝手にフラれるって決めるな≫
とにかく母ちゃんは

あんたが一歩 踏み出したのが…。
苦しいって

言ってるだろうが~!
うわ~!

痛てて…。
えっ…。

えっ あっ 母ちゃん?

う~…。
大丈夫か?

泣いてるのか?
いきなりだな 戸惑うな。

映画 ヤダ~ ホントはヤダ~。

やめた~い!

私のファンが泣く…。

私も泣く~。

(泣き声)

<私が生まれた頃から置いてある
あの箱の中には

母ちゃんのファンの人たち

ファンさんからの
ファンレターが入っている>

<母ちゃんの小説は
私や母ちゃんが

会ったこともない
たくさんの人に愛されている>

(泣き声)

(入野) 何で?
何で電話なんかして来んの?

(未羽) 本格的に
結婚することになったから

知らせようと思って。

あっ 光君も呼んだら来る?

(未羽) 結婚式。
おかしいでしょう それ。

そうかなぁ
面白いと思うんだけど。

もう何か 俺 そういう 人の心とか
自分の心とか試すような

もてあそぶようなこと やめたい。

(未羽) あら。

シンプルで 簡単で いたい。

だったら私と もう一度
デートしてもらえませんか!?

どういう心境の変化?

あっ もしかして好きな子できた?

はぁ?
枝豆 投げ付けた子。

えっ そんな話 したっけ? 俺。
したよ。

君が女の子の話 したの
初めてだったから覚えてる。

変なこと覚えてんね。

分かった。

いたいけな若者の将来を
邪魔してはいけないし

もう電話しないね。

おう。

ケータイから番号 消すね。

うん ラジャ。

幸せに。

フッ…。

マジで。

何?
これは ないと思います。

(小西) あぁ それね。
めちゃくちゃじゃないですか。

男と女を入れ替えるのは
聞いてましたけど

何で シュウジ死んだと思ったら
生き返ってんですか?

冷凍人間になって
30年後に生き返って

奈緒子の娘と結ばれるって
これ 何ですか?

ハハ… 何でも それ
悠人のアイデアらしいよ。

何かバッドエンド
当たんないんだって。

映画会社も 今 そういう
スケールの大きい話のほうが

当たるからっつってさ…。
しかも このシナリオ

穴だらけですよ
つじつま合ってない!

まぁ まぁ まぁ
もう映画会社も製作委員会も

それでOK出ちゃってんだから
もう あとはゴー! ゴーするだけ。

とてもじゃないけど
水無瀬先生に見せられませんよ。

え? もう送ったけど?
は?

これ 何…?

ありがとうございました~!
ありがとうございました~!

何やってんの? 親父。

誰か いんの?

(沙織) あっ…。

いやいや… 誰もいないよ ヘヘ。

ちょっとね そうなの
いや~ そうなのよ。

商店街のさ 理事長の真鍋さんに
呼ばれてて

ちょっと行って来るから ねっ…。

さぁ グッチのコートでも
着て行こうかな~。

(振動音)

あっ もしもし。
あっ 私ですけど 映画の脚本。

(筧) はい サンキュー。
あっ 碧さん 後でかけ直します。

筧さん!

(筧) えっ 誰?
散英社の橘です。

水無瀬 碧先生の担当の。
何? 出待ち? 参るな~。

(女性) ヒロちゃん 迎えに来たよ。
(筧) 今日も美女 やってんね~。

脚本のことなんですが。
はい?

少し どうにか なりませんかね?
これじゃ あんまり…。

(筧) ひとの玉稿に
付箋 貼ってんじゃないよ。

失礼とは思ったんですが

ストーリーのつじつま
合わせるためのプランも…。

ん? 何の話だっけ?

『僕を忘れないでくれ』
あぁ あれか。

何本もやってっからさ
これ 誰 やってんだっけ? 下井。

(下井)
あぁ オノとサカチンが何か
ごちゃごちゃ やってたような。

(筧) あ~。

ご自分で
お書きになってないんですか?

関係ないだろ。

はい はい はい…。

あのアイドル映画ね
こんなの あれだ。

ヤンキーの高校生が
ボウリングの待ち時間に

地方のイオンで見る映画だよ
誰も分かりゃしねえよ。

ってか つじつまなんか合わない
ほうが喜ぶんだよ あいつら。

ツッコミどころ満載!とか
言ってさぁ。

自分の頭 良くなった気持ちに
なってさ。

じゃ まぁ そういうことで。

筧さん 自分の作品を見る人を
信用してないんですか?

何?

そんなんで 書いてて
楽しいんですか?

素人が口 出すんじゃねえよ!

全くの素人ではないです。

漫画の編集を10年

作家を支え
導いて来た自負はあります。

何 言ってんの? 君!
書くのなんか何も楽しくないよ。

だから なるべく
書かないようにしてるわけ。

楽しいのは

稼いだ金で
こうして美女と遊ぶこと!

(車のエンジン音)

(橘)
碧さんは動いちゃダメです。

どうして!?
こんなもの見せられて私

居ても立ってもいられない!

小西に… うぅ
小西に言ってもダメか!

私が映画会社に乗り込むとか!?

(橘) 面白おかしく
ウワサが立って終わりです。

碧さんは水無瀬 碧なんだから
動いちゃダメです。

カッコ悪いだけです
僕に任せてください。

泥 かぶるのが君の仕事なの!?

だから 由辺 譲先生の盗作の罪も
肩代わりしたの?

由辺先生は才能のある方です。

才能は神からのギフトです
全力で守ります。

それが僕の仕事だから。

でも…。

どうする? これ。

これから サイレントナイフの
悠人の所に直談判しに行きます。

そ… そんなことしたら 君!
最悪 クビになるかもだよ!?

いえ クビはさすがに…。

まぁ 社史編纂室かな。

碧さん… 僕が編纂した社史
読んでくださいね。

♪~

(悠人) 何? これ。
(マネジャー) 都築さんのアレンジです。

いやいや… 冗談じゃないよ
これじゃ 俺の楽曲 台無しじゃん。

社長 これ ないよね?

(社長) いやぁ あるかないかは
個人の主観だからなぁ。

音楽なんて趣味だから。

天下のプロデューサー 都築勝也
連れて来たのは俺なんだからさ。

顔 立ててくれよ 悠人。

はぁ?

こんなアレンジしたら
楽曲 死ぬじゃん。

上から電子音だらけの
安っぽいコーティングして

本物が偽物になっちまう
イントロもダセェ。

(社長) 売り上げ 落ちてんだろ。

曲の売り上げ
少しずつだけど落ちてる。

右肩下がり こうなったら早い
転がり落ちる。

だから俺 映画もやるって
言ってんだろ!

音楽ぐらい好きに作らせろよ!

(社長)
こっちも だてや酔狂でこの仕事
やってんじゃねえんだよ 悠人。

商売なんだよ。

チッ…
何で部外者が入って来んだよ!

(社長)
映画の主題歌にするんだろ?

関係者にお披露目して何が悪い。

いや 俺は…。

あんなアレンジじゃ
ダメなんだって! 曲が死ぬ!

誰が餃子屋でバイトしながら

ネズミみたいに
路上でライブやってるお前

拾ってやったと思ってんだよ。
(悠人) んだと…。

あぁ! ここは社長…!
悠人さんも! 落ち着いて!

日を改めましょう!
散英社さん すいません!

(カーステレオ)♪~

♪~

♪~
悠人さん。

♪~
こちらのほうがいいと思います。

♪~

♪~
だろう?

♪~
素人が聴いたって そう思うよな。

♪~
素人にも心はあるし
感じる力もあります。

♪~
あ… 悪ぃ。

アレンジの良しあしは
趣味じゃ ないと思っています。

正解がある。

より良いものを探すのが
僕らの仕事です。

「僕ら」?

あ… 僕の場合 編集なんで

あの 小説とか漫画とかですけど。

は~ん。

悠人さん さっき

「曲が死ぬ」とおっしゃってました。

あなたの曲に命があるように
物語にも命があります。

あなた方の
やろうとしてることは

この脚本を読む限り

物語を…
水無瀬 碧の作品を殺すことです。

あなたなら
分かるんじゃないですか?

命があると思われるものを
生み出すために

どれだけの苦労や
悩みの時間があったか。

楽しいだけじゃ作れない。

分かってたよ。

こんなの あり得ねえって。

俺は餃子屋でドブネズミみたいに
バイトしてる

時給900円の
フリーターだったけどさ…。

その頃から水無瀬 碧の小説が
本当に好きだったんだよ。

言葉が

宝石みたいにキラキラしててよ…。

ごめんなさい。

先生に謝っておいてください。

(施術員)
渉先生 吉田のおじいちゃん
今 電話あって

夜になると膝が痛むって
相談したいんだけどって。

あぁ 代わります。
あぁ いや

今 お昼だから 先生 手が空いたら
かけ直すって言っときました。

(渉) 助かります これ食べたら。

吉田さん 先生に構ってほしい
だけなのよ~ ウフフ…。

(ドアの開閉音)

♬~

(呼び出し音)

あっ もしもし?

あっ… はい。

え?

だから 今 電話あったの。

ケータイ 手にした時 ふと 私に
かけようと思い立ったんだって。

へぇ~…。

デート! 今度こそ本物のデート!

すげぇじゃん 頑張って追い掛けて
告白したかいあったな。

うん 入野のおかげ。

ほらさ あの時

「忘れられない人は誰ですか?」
って聞いてくれたでしょ。

あそこから道が開けた
入野のおかげ!

今度おごってくれ。

ホントに?

はい ちゃんと原作通りに。

脚本家も
ちゃんとした人に代えて

ちゃんとつくり直すこと
約束してくれました。

少なくともそうでないと
自分は やらないと宣言するって。

やった~‼
フフフ…。

じゃあ 僕は取りあえず
それだけお知らせしに来たんで

失礼して…。
あれ? 漱石 ここ。

切れてる ここ。

(橘) ハァ… 緊張した。

え?
いや サイレントナイフ。

前に サリーと一緒に
ドーム行ったことがあって。

そんな人と渡り合うの緊張する。

ハァ… 俺 庶民。

あ… あぁ
向こう スターだもんね。

はい。
どうも。

あっ 何か飲む?

酒 分かんないです。

空のレモンチェッロあるよ
甘いやつ。

あっ それなら いただきます。

(お腹が鳴る音)

フフフ… お腹すいてるの?
あ… 朝から何も食べてなくて。

あ~ 大変だったもんね。

まさか… 食べないと思うけど
カレーヌードルなら。

ぜひ 2分47秒で。

♬~

街が逆さまに見えて
面白かったから

♬~

(グラスが触れ合う音)

甘っ!

フフ… おいしいでしょ。

うん うまい。

ありがとう。

えっ?

お疲れさま ありがとう。

♬~

「ありがとう」とか言われると…

ヤバい。

えっ?

僕は 『私を忘れないでくれ』が
好きで編集者になった。

『空の匂いをかぐ』も好きだ。

水無瀬 碧の担当になりたくて

散英社に入ったんです。

何でそんなこと 今 言うの?

ずっと
言わないつもりだったのに…。

(泣き声)

♬~

♬~

バカ…。

♬~

♬~

(橘) <それは カップヌードルの
出来上がりを待つ

2分47秒の間の出来事>

♬~

『ウチの娘は、彼氏が出来ない‼』。
ハハハ…。

♬~

♬~

痛った! 痛った…!

♬~

♬~