ウチの娘は、彼氏が出来ない!!#07[解][字][デ]あなたのお母さんはかつての私の恋敵でした…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ウチの娘は、彼氏が出来ない!!#07[解][字][デ]あなたのお母さんはかつての私の恋敵でした

ついに明かされる衝撃の事実!「私、すごく好きな人がいました」碧がかつて愛した男、空の父親とは・・・!脚本・北川悦吏子×菅野美穂&浜辺美波、母と娘のラブストーリー

出演者
菅野美穂、浜辺美波、岡田健史、福原遥、東啓介、中村雅俊(特別出演)、川上洋平[Alexandros]、有田哲平、沢村一樹
【ゲスト】豊川悦司(友情出演)
番組内容
碧(菅野美穂)は空(浜辺美波)に、かつて樹海で空を拾ったという衝撃の真実を語る!碧の思いを聞き、血の繋がり以上の絆を感じる空だが、光(岡田健史)はそれが碧の小説の内容と同じであると気づく!空は碧に嘘をつかせないため、ゴンちゃん(沢村一樹)たちを巻き込み碧に迫る。ついに、碧が空に知られたくなかった本当の真実が明らかに!一方、渉(東啓介)は、訪れた海で怪しくも雰囲気のある謎の男(豊川悦司)に出会い…。
監督・演出
【演出】 内田秀実
原作・脚本
【脚本】北川悦吏子
音楽
【ドラマ主題歌】「空と青」 家入レオ(ビクターエンタテインメント) 作詞・北川悦吏子 作曲・川上洋平[Alexandros]
【音楽】得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】加藤正俊
【プロデューサー 】小田玲奈、森雅弘、仲野尚之(AX-ON)

【制作協力】AX-ON
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 樹海
  2. ハァ
  3. 今日
  4. 子供
  5. 俊一郎
  6. 入野
  7. ウソ
  8. 自分
  9. 水無瀬
  10. 名前
  11. 一ノ瀬
  12. キレイ
  13. ケンタ
  14. ホント
  15. 一緒
  16. 出会
  17. 人生
  18. 大丈夫
  19. ウザ
  20. お前

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(水無瀬 空) 母ちゃん。
(水無瀬 碧) ん?

私 母ちゃんの娘じゃ ないの?

だって これ見て。

私 AB型。

母ちゃん O型だよね。

O型から ABって生まれない。

母ちゃん

誰?

私は あの頃 まだ23とか4で。

すごく好きな人がいた。

私は この人に出会うために
生まれて来たんだと思った。

世界の全てだった。

でも彼は 私を裏切った。

その頃 母ちゃん… あっ。

私は

彼に ものすごく甘えていて。

彼をなくしたと思ったら もう
この立ってる地面が

なくなっちゃったような
気になったの。

まだ作家には なってなかったの?
えっ?

母ちゃんが作家になってたら
書くってことが

水無瀬 碧を助けたかなと思って。

逆。

『空の匂いをかぐ』が
ばかみたいに当たって

世間に持ち上げられて

期待されて それがプレッシャーで
次の作品が書けない。

生きてること全部が苦痛だった。

八方ふさがり。

自分には
もう生きてる意味は ない。

自分には
意味は ないんだって思った。

ちょっと 鬱だったかもしれない。

それで…

芦ヶ丘の樹海に行って。

今から思うと
長い人生に魔が差した

一瞬だったと思うんだけど。

母ちゃん…

私は…。

死のうとした。

樹海の入り口から中に進むと…。

木の葉っぱがキレイだった。

何にも怖くなかった。

このまま 前に前に進めば…。

母ちゃん。

死ねると思った。

森の奥深くに進むと…。

でも 声が聞こえたの。

赤ちゃんの泣き声。

♬~

あなたが… 泣いていた。

あなたが生きていた。

小っちゃな籠に入れられて

小っちゃい手で

小っちゃい顔で

顔 真っ赤にして泣いてたの。

私は

知らず知らずのうちに
手を差し伸べてた。

君を 抱き上げた。

そしたら君 温かくて。

温かくて 温かくて。

私もう 何だか

その温かいことに 涙が
ポロポロポロポロこぼれて来て

止まらなくて。

目が覚めたっていうか…。

生きて行こうって…。

この子 育てようって思った。

(入野) すっげぇ話。

うん すげぇ話。

(入野) でも要するに それってさ
捨てられた子供と…。

あっ ごめん。

ううん 事実 事実。

死のうとした水無瀬 碧

2人とも命拾いした
ってことだよね?

まぁ そうだね。

そんな運命の出会いって
あるんだねぇ。

それって
いっそ 産むより すごくない?

そう。

それで母ちゃんは
私を抱き上げた時

その日 初めて上を向いて

今日が晴れだったって気付いて

その空の青さに泣いたんだって。

だから私に「空」って名前を付けた。

泣けるやん… 泣くしかないやん。

泣くなよ。

そしたら 私 血液型なんて…。

血のつながりなんて
どうでもいいような気がして来て。

うん。

何か 逆に そんな所に
私 捨てられてて

死のうとしてた母ちゃんを
救えたのなら

私 樹海に捨てられててよかった

…とさえ思った。

空は母ちゃんの命だな。

えっ?

だって お前がいたから母ちゃんは
生きようとしたんだし

生きて来られたんだ。

うん。

でも 何か ちょっと

どうしたらいいか
分かんない感じなんだよね。

空! ミルバ食べる? ミルバ

ヘーゼルナッツとクリオネ!

クリオネは食えねえ
プラリネだ

あっ そっか! そうだった

ハハハ…
ハハハ…

(空の声)
何か 笑うのも ぎこちない。

(入野) う~ん… でもさ

実際の親子でも そうじゃね?

一緒に暮らしてた時
離れて暮らし始めた時

もっと言うと
結婚して出てってから

何か 家族の距離とか雰囲気とか
変わんじゃん。

うん… そうだよね。

ずっと同じなんて ないよね
ホントは。

たとえ家族でも。

ず~っと同じじゃなくてもさ
いいんじゃね?

寄り添う気持ちさえ あれば

くっつくよ 形は いびつでも。

逆さまに見える。

逆さまの光。

何で いきなり名前なんだよ。

君だって
たまに「空」って呼ぶじゃん。

いいでしょ?

(橘) えっ… 『真夏の空は、夢』
1ページも出来てない?

はい 1行も ひと文字も。

(橘) えっと…。

5ページの連載枠を
取ってありまして…。

はい。

刊行予定も
来年の5月をめどに…。

何か ありましたか?

ハァ… あったんです。

しばらく 私
書けないかもしれない。

「しばらく」というか
ずっと書いてないけど…。

うちの子
本当の子供じゃないんです。

えっ。

私 本当の母親じゃないんです。

それがバレました。

いいんですか?
そんなこと 俺に言って。

(碧の声) 小西も知ってる。

松山さんとか 最初から
空のおしめ替えてくれてたし。

オープンな…。

そういうところは信用できる。

余計なことは言わない
自分の得になることしかしない。

それが小西。

しかし 立ち入ったことを
聞くようですが

どこから どういった経緯で
空ちゃんを…?

樹海で拾いました。

(沙織) えっ? 母ちゃんが
母ちゃんじゃなかったの?

うん。

う~ん! 冷たぁ! フフっ。

混乱して ボケてみた。

でも いいの?
私に そんなこと喋って。

この前 友達になったから。

うちは別に毒親だから
何も思わないけど

空ちゃん ショックでしょ。

うん… ちょっと。

それに私

樹海に 捨てられてたらしい。

いや それ
捨てられたんじゃないと思う。

えっ?

私 その光景 こんなふうに浮かぶ。

あっ。

えっ。

お母さんが森に行くとさ

ピカ~って光ってて

それはそれは
かわいい赤ちゃん いるの。

かぐや姫。

えっ?

空ちゃん
かぐや姫みたいなんだもん。

かわいくて 髪 黒くて 和風で。

和風?

月 帰っちゃいそうな感じ
あるもん。

空ちゃん
捨てられたんじゃ ないよ。

空から降りて来た天使だよ。

それを ラッキーガールの
母ちゃんが見つけたんだよ。

サリー。

どうした? 空。

私… 私…。

拾ってくれた母ちゃんには
感謝しかないって思ったけど

自分が捨てられた子だ
っていうのが

どうしても
心の中に引っ掛かってて。

空ちゃん…。

だから そういうふうに
言ってくれると

すごく すごく救われる!

かぐや姫… 月 帰んなよ?

ここに ずっといてくれ。

♬~

(男) う~ん…。

(豊田) 最近 潜ってる?
スカイダイビング。

(渉) スキューバダイビングです。
(豊田) 冬だもんね~。

冬のスキューバも
結構いいんですけどね。

あっ デート 忙しい?

あぁ… いや。

それが全く。
全く?

全然 連絡もなくて
この前 デートしたんですけど…。

何か あった?

(渉の声) 冷たいっていうか

心 ここにあらずっていうか。

何か あったんでしょうかね。

でも 電話で
「何かあったの?」って聞いても

「別に」って
答えてくれないんです。

それでも きっと
何か あったんだろうと思って

「家で何かあったの?」
って聞いても 「別に」。

もしかしたら大学で…。
先生 それウザいわ ウザい。

「何かあったの?」 1回まで。

それで答えてもらえなかったら
諦めないと。

<どんな時も 物語は私を救う>

<母ちゃんの子だな
血は つながってなくても

何かがつながってるな きっと>

♬~

♬~

♬~

ミ…。

ミルバ…。

アイスの名前。

子供かよ。

♬~

♬~

空と碧。

♬~

ん?

ん~?
それ

世にいう へその緒だと思う。

それが家にあった。

母ちゃんのへその緒だったりして。

勘だけど これは私のへその緒。

私が樹海の中に
捨てられた子だとしたら

何でへその緒が?

お前さ これ 読んだことある?

打ち切られた 母ちゃんの小説。

私 漫画以外 読まないから
母ちゃんの小説 一切 読んでない。

この中にさ
そっくりな くだりがあるんだ。

ここ。
ん?

「渚は糸を抱き上げ
樹海の中で泣いた。

そして空を仰ぎ 空の青さに泣く。

この子を育てよう… 今 この子は
私がいなければ死んでしまう。

そして私にも
生きる意味が見つかった。

この子を育てるという
生きる意味」。

お前 もうちょっと
ちゃんと読んでやれよ お前。

クライマックスだ。

まんまやん。
そう おかしくね?

いや あの人は
ネタに困ると何だってやる。

いつだって
本当のことを書くからな。

自分の人生の切り売りなんて
何とも思ってない。

それより それを金に換えて

「はまだ」の焼き肉を
食べる人なんだ。

でもさ その話…
あまりにも出来過ぎで

美し過ぎると俺は思った。

小説みたいだ。

1つ あるとすれば…。

何?

私の中で1つ
引っ掛かることがあるとすれば。

何だよ。

母ちゃん あの人 水無瀬 碧

…は 絶対 自分から
死のうとしないんじゃないかな。

は?
ゴキブリのように

殺されない限り 生きる。

(空の声)
そう 生命力の塊のような。

う~ん…。

全然ダメ。

(小田欣次) う~ん…。

碧が樹海に死にに行って
捨てられてる空を拾って来た。

すっごい あっさり説明しちゃうと
そういうことなんですが…。

(小田俊一郎) そろそろ おいら…
夕方の仕込みに。

ケンタ 働いてます。

逃げちゃダメです。

また碧も 何で そんな…。

ウソなんですね!?

母ちゃん ウソついたんですね!?

あいつ~! 許せん!

あのタイミングで
ウソとか つくか~!?

空ちゃん 冷静に。
だって ひとが血液型 違って

ひと晩 眠れず…!
寝てた 寝れなかったの 俺。

えっ? あっ…。
いつの間に そんな…。

いや そういうの特にないです
何にも! 何にもないです。

ないです! 一切!
ないです。

とにかく 眠れなかったし
苦しかったし…!

私なりに真実を受け止めて…。

必死に受け止めて…。

私 母ちゃんの娘じゃ
ないの?

何なの これ!

せっかく せっかく
樹海の話を信じて

母ちゃんの話 信じて
受け止めて

私なりに噛み砕いて…。

「ありがとう」と思って!

母ちゃんと これからも…
これからも やって行けると

やって行こうと思って…。

(泣き声)

空ちゃん

こんなものが出て来たのが
いけないんだ!

(入野) え~! 食べた!
(沙織) ハッ!

親父! 何やって…
何やってんだ!

吐き出せ! 吐き出せ 吐き出せ
吐き出せって!

鈴さんがよ!
鈴さんが泣くぞ おい!

鈴さん?

手品みたいなもんだよ
飲み込んだように見えたでしょ?

もう びっくりしましたよ。
ハハハ…。

はい。
は~い。

じゃあ ケンタ
ちょっと行って来るからよ。

(ケンタ) どうぞ。
ほい サンキュ。

いってらっしゃい。
えっ 俺も行っていいの?

できれば。

空ちゃん これ ごめんね。

ホントに
飲み込んでくれてよかったのに。

あっ 空ちゃん そんなこと言うと
俊一郎さん ホントに食べちゃう。

俊一郎さん 空ちゃんのこと
すっごい かわいく思ってるから。

みんなに心配かけて 申し訳ない。

そんなことないよ。

サリー…。

じゃあ 私も
俊一郎さんと空ちゃん家。

(ケンタ) えっ 何か みんな

事の成り行き 知りたいだけとか
そういうことないっすか?

あう!

♬~

ごめん 全然書けない。

あの 取りあえず
僕 あのプロットを基に

4シークエンスに分けてみました。

書きやすいように。

助かる。
どうでしょう?

でも こういうの
自由に発想できなくなる!

私の飛躍する想像力が死ぬ!

ふぅ~…。

すいません ウソです。

こういう芸術家みたいなこと
一回やってみたかっただけです。

参考にさせていただきます。

(チャイム)

こんにちは。

ずいずいっと お忙しい中。
はいはいはい… お邪魔します。

どうぞ 座ってください。

じゃあ 俊一郎さんとサリーは
こっちで

ゴンちゃん どうしようかな?
じゃ ゴンちゃんは こっちで…。

あっ…。

あっ!

君が漱石君ですか?
あっ…。

何で分かるの? 俊一郎さん。
いやいや 分かるよ。

髪が目に刺さりそうで
シュっとして 下半身が細い。

このたびは 誠に申し訳なかった。
別に謝られるようなことじゃ…。

ちょちょ…! ちょっと待って
今日 そういう場じゃないから。

そういう話をするために
ここに みんな

「おだや」
これから忙しくなるのに

ケンタに任せて ここに
来てもらったわけじゃないから。

何か 君 仕切ってんな。

えっ 何?
何 何 何 何? その態度。

お茶 入れようかな お茶。

あ~ そう お茶ね
みんな 集まってるから。

俺 あの… たい焼き
かすめ取って来たから

サンマ焼きも…。
サンマ焼き 出すの手伝いますよ。

逃げるな!

(せき払い)

私は ここで昼下がりのお茶会を
やろうとしたわけではなく

皆さんに
集まっていただいたのは

母ちゃんが
私と2人だとウソをつくから。

どうやら
昔の事情を知っているらしい

「おだや」の面々。

母ちゃん…。

これ へその緒だよね?

『アンビリカルコード』だよね?

(せき払い)

何で 私を樹海から
拾って来たなんて ウソついた?

ホントのこと言ってくれ。

こうしてね
これを売り物にするんです。

へぇ~。

君は
こうやって冬も潜るんですか?

はい ハナダイが美しい。

あと… ちょっと気晴らしです。

気晴らし?
はい。

彼女にフラれそうで…。

いいですね 若いってことは。

えっ フラれそうなんですよ?

(鳥の鳴き声)
ちょっと失礼。

(男)
日が暮れる前に 空の写真です。

(渉) あぁ… 今日の空

穏やかでキレイな空ですよね。

(男) はい。
(カメラのシャッター音)

(男) 空は毎日変わります。

(渉) 同じ日 ないですよね。

まるで 私たちの心のように。

私は 恋をしました。

それは 今までの恋とは違って

雷に打たれたような
圧倒的な恋でした。

や… やっぱり おいら
ちょっとお茶をね。

あ~ 俺も 俺も
うん うん… ワット君は?

えっ 俺 聞きたいっす
水無瀬 碧のガチ恋バナ。

うん うん!
雷に打たれたような恋…。

知り合って1週間
私たちは ずっと一緒でした。

あっ すいません
僕 今日 校了なんで

ちょっと失礼して。
えっ 何で? 何で あなた

碧の恋の話 聞きたくないのかな?

何で? 何で…? こいつと
何かあったりするのかな?

あの 皆さん! いろんな思いが
錯綜するとは思いますが

今日のところは ここはひとつ

私の気持ちを一番に
尊重していただけませんか?

私 母ちゃん… この人。

私を育ててくれた この人と
どういうふうに巡り合って

どういう いきさつで
今 親子になっているのか

知りたいんです。

私 あの人のこと好きでした。

今でも好きかもしれない。

何度 恋をしても

どうしても
あの人のことは超えられない

…と 思ってるような
ところがあります。

忘れられない。

(男) 忘れられない人?
(渉) はい…。

元々は 俺 小学校3年生の時の

同級生のことが
忘れられなかったんです。

ハハ… おかしいですよね?

(男) いえ 分かります。

私にもいます 忘れられない人。

時がたてば たつほど
記憶の輪郭が濃くなるような。

(碧の声)
一ノ瀬風雅っていいます。

えっ 芸名?
これが写真。

何だこれ!
母ちゃん すっげぇイケメン。

ブロマイドだ。
ブロマイドって

いつの時代よ 俊一郎さん。
いや 今も言う。

3枚600円ぐらいで売ってる。

3枚1000円で買った
ぼったくられたかな?

もしかして お布施?

下北沢の駅近劇場。

彼のお芝居に 何度も通いました。

人生は 歩く影にすぎない!

涙は! 人間が作る
一番小さな海だ

…てか 客3人かよ

今日は やめ やめ

待って やめないで!

私 見てます

(碧の声) それが私たちの出会い。

それ 出会いか?
「推しが私 見た」って

「目が合った」って騒いでる
オタクと一緒じゃないか。

ううん 出会い。

そして 私たちは恋に落ちた。

そして 1週間した頃

彼は姿を消した。

えっ!

それ 遊ばれたんじゃ…。

私 彼の劇団に行って
彼の居場所を突き止めて。

チャイム

えっ?

あっ… ごめんなさい
一ノ瀬なら いないんで

半年前に出てったきりで

ごめんなさい

ハァ…

ちょっと待って
あなた 顔色悪い

ハァ… あっ…

ハァ ハァ…

えっ? 身重?

あなた 赤ちゃん…

それが鈴さん?

そう。

あなたのお母さん。

(碧の声)
元々 心臓に持病があって

鈴さんは 無理をして
出産をしようとしていた。

どうしても
君を産みたかったのよ。

何やってんだよ お前は

お前の好きな男の
前の彼女だろ?

何で お前が世話してんだよ

身寄りもいないんだよ

いや いるんだけど
当てにならない

だからっつって
何で お前が病院 通ってんだ

困ってる人 見たら
ほっとけないじゃん

(鈴)うん おいしい!

フフフ 無理しないでね

一ノ瀬さん 半年前に
出てったっきりってことは

鈴さんの妊娠 知らないの?

知らない

こんなこと言うの あれだけど

碧さん以外にもアパートに
女 いっぱい訪ねて来て

私ね 女優だったんだよ

一ノ瀬と同じ劇団の

うん すごくキレイだもん
そう思った

でもね
そんなに頑張れなかった

うん?

頑張るタイプじゃ ないの
野心とかもなくて

好きな男と いたかった

それだけ

それだけの女なの

シンプルで
カッコいいと思うけど

一ノ瀬の子供 産みたいって…

うん

あんなクズだけど

好きだから
どうしても産みたいって

でも この子のこと
何にも考えてなかった

私 死んじゃうかもしれない

そしたら この子…

この子 どうしよう

大丈夫! 私に任せて

えっ?

もし 鈴さんに 何かあったら

その時は
私が鈴さんの子供を育てる!

だから 安心して産んで!

碧さん… 本気?

本気

どうして…

どうして
そんな してくれるの?

同じクズに
ひどい目に遭ったんだもん

運命共同体

何度か 鈴さん お腹
触らせてくれたじゃない?

触って

この子 動いてる

生きてる

この子 幸せになるために
生まれて来るんだよ

幸せになるために
この世に生まれて来る!

だから 私は それを助ける

(碧の声) キレイに晴れた日に

鈴さん 空を産んで…。

それから しばらくして
亡くなったの。

勝手な女だな!
は?

勝手に人 好きになって
後先 考えずに子供 産んで

母ちゃんに… 赤の他人である
母ちゃんに 子供 押し付けて。

何だ それ?
頭 おかしいよ その女!

恋に狂ってるバカだよ!

空! 何てこと言う!?

だって 無責任過ぎる!

だったら 私は 樹海に
捨てられてたほうがよかったよ!

命懸けで産んでもらっといて
何てこと言う!

鈴さんに謝れ‼

この世は

そんなに
君に厳しいか? つらいか?

この世は 生きるに値しないか?

鈴さんが
どれだけ つらい思いをして

あんたを産んだか!
頼んでない‼

何で… 何で こんなことで

母ちゃんに 初めて
ぶたれなきゃいけないんだ!

何で ぶつんだよ~~…‼

(俊一郎) 空ちゃん 空ちゃん
だ… 大丈夫だ。

大丈夫だ ねっ?
俊一郎さん いるぞ。

空ちゃん 落ち着いて ねっ?

(沙織) お水 お水 飲む?
(泣き声)

ちょっと 空
「おだや」 連れてくわ。

(泣き声)

♬~ (杉咲)自動車保険の進化?

(山中)もし事故にあったら? アワアワします

東京海上日動の通信機能付き

ドライブレコーダー DAPは 事故後すぐ

自動的に数秒で
オペレーターにつながり

アドバイスをもらえるんです

AIで事故状況を解析したデータで

事故の解決をサポートします
アワアワしなくてすみそう!

私たち代理店と 東京海上日動が

安心をお届けする 人の力とデジタルの

合わせ技です! おっうまい!
アワアワせ技ですね!

東京海上日動のDAP

なぜ 「樹海で…」なんて
ウソついたんですか?

こういうことになるって
分かってたから?

本当のことは言いたくなかった。

だって

鈴さんは 亡くなったけど

あの子の父親は 多分 生きていて。

それは
血のつながった父親だから…。

あの子 お父さんのほうに
行っちゃうかも。

空を取られちゃうかもしれない。

血のつながりって
そんなに濃いんですかね?

私には 分からない。

子供 産んだことないもの。

♬~

ゴンさん 呼びましょうか?

えっ… えっ? 何で?

ずっと
碧さんのこと 知っていて

きっと 今 一緒にいてほしい人
なんじゃないかと。

漱石 ごめん。

その「ごめん」は
何の「ごめん」でしょうか?

「私が求めてるのは
君じゃなくて ごめん」の

「ごめん」でしょうか?

すいません 絡みました。

(ドアが開く音)

空ちゃん。

俊一郎さんとゴンちゃんが
お汁粉 作ってくれたよ。

いただきま~す。

あぁ… おいしい。

♬~

おいしい…。

フフっ。

何だ どうした?

空が こわれそうで心配です。

こわれねえよ
そんなヤワじゃないよ。

ハァ… 俺もいい年して
泣くとか情けなさ過ぎ。

いいんだよ。

まだ二十歳か そこいらだろ?
人生 長いんだからさ。

子供のふりして泣いとけ。

でも

空の前では泣くなよ。

もちろんです
その覚悟はできています。

よし じゃあ 今 泣いとけ。

男同士の秘密だ
内緒にしといてやる。

飲むか?

はい。

鈴さん?

生みの母ちゃんだって

空ちゃんのこと
すっごく愛してたと思うよ。

お腹の中にいる空ちゃんをさ。

私さ

津軽から男 追っ掛けて
東京 出て来たじゃない?

そん時 妊娠しででさ…。

えっ?

恥ずかしいはんで 津軽弁だ。

分がるが?
うん。

分がる。

だばって 男 親になる気も

責任 取る気も全然なぐでさ。

一人でなんか産めね。

わの人生 終わるど思っで

堕ろした。

空ちゃん産んだ 鈴さん

私 すごいと思う。

勇気ある。

愛がある。

そんなに愛されて
産んでもらって

こんな愛されて育ててもらって

何がご不満ですか?

私… 私は

やっぱり 母ちゃんが好きだから

今の母ちゃんが好きだから。

私… 私…。

母ちゃんの娘がよかった~~‼

ハァ…。

(操作音)

何やってんの?

頂きました 今のひと言。

ここに証拠が 愛の告白。

君さぁ…。

(2人) フフフ…。

(メッセージの受信音)

(空の声) 「私… 私…

母ちゃんの娘がよかった~~‼」。

♬~

鈴さん よく頑張ったねぇ

元気 女の子 かわいい

ありがとう

名前 考えないとね

名前か

あっ もう朝だね
カーテン開けるね

うん

鳥の鳴き声

(2人)空…

えっ?

「空」 よくない? 名前

うん 私もそう思った

<そして その空の青は続き

私は生きている>

<こんなことがあっても
毎日は24時間で

金曜日の3限は
ケインズゼミで

日々は変わりなく過ぎて行く>

<世界ってたくましい>

<私に お構いなし>

≪最高じゃん イェ~イ!≫

≪フェスっしょ?
ぶち上がろうぜ≫

≪アハハ 最高≫

(愛梨) 誰 捜してんの?

(愛梨) 今 こうやって
誰か捜してたよね?

カラス。

教室にカラスでもいるかなって。

光でしょ?

あんたさ
最近 光のこと独り占めして

どういうつもり?

別に独り占めしてない。

ヤツは誰のものでもない 自由。

陰キャのオタクのくせに!

何 生意気 言ってんの? こいつ。

やめてよ ウザっ。
ウザって何?

臭っせぇんだよ! 香水が!

ふざけんなよ!
やめろよ!

ムカつくんだよ!
離せ!

ウゼェ~!

(ナオキ) やめろって!
どうした!? 水無瀬さんも…!

ちょちょちょ… 何やって…
何やってんの 何やってんの!?

<私は初めて

ウェイ系のパリピと
ケンカをする>

痛っ! 痛い痛い…。
(入野) ごめん ごめん ごめん…。

愛梨んとこ
行かなくてよかったの?

行かねえよ。
何だ。

今の彼女は愛梨じゃないのか。

もっとすげぇモデルみたいなのが
いんだよ。

腰の位置とか高いのが。
ふ~ん…。

光はスタイル重視だよね。

名前 何? その彼女。

心ちゃんっていうの。
ふ~ん。

いい名前。
フッ…。

このたびは お騒がせしまして。

碧ちゃん 今日はね
お汁粉じゃなくてね ぜんざい。

好物だよね?

たまたま 十勝のいいアズキが
手に入ってさ。

ごめんなさい
今日はちょっと私 お茶で。

えっ? 碧ちゃん 食欲ないの?

ごめんなさい。
鬼のかく乱。

空ちゃんのこと心配だよね
どうなの? 様子は。

あ はい… まぁ 何となく。

ただいま
おかえり

そうかよ。

まぁ 日にち薬だね。

うん。

(入野) あん?

何だ 借りたことないのか。
わがまま言うなよ。

一緒に 自転車
乗ってやろうとしてんのに。

ふぅ…。

あっ… 今のは言い過ぎたな。

わがまま言ったんじゃないな
俺が勝手に自転車…。

(ロックが外れる音)
おっ。

外れました。

(空の声) 体 動かしてるとさ

少しずつ 重いの飛んでくね。

風で。

(空の声)
少しずつ景色が変わって行って

真実がゆっくり落ちて来る。

お腹の中に。

(入野の声)
焦んなくていいんじゃね?
あんま無理すんな。

(空の声) おう。

(入野の声)
でも お前の母ちゃんはさ

一日一日ずつ… 365×20年?

ず~っと一日ずつ
そんな思いをさ 持ちながら

水無瀬 育てて来たんだよな。

それ 血よりも濃くね?

それでさ。
うん?

お前の母ちゃん
お前 育てようと思ったの

23だろ? 俺ら今 二十歳。

あと3年後じゃん すぐじゃん。

そんな根性あるか? 普通。

すっげぇよなぁ。

すっげぇ覚悟と決心。

(タイヤが乗り上げる音)
あっ。

(入野) おい おい! 前 前…!
あっ あっ あっ…。

(木にぶつかる音)

大丈夫か?

大丈夫。
おぉ…。

(ノック)
はい。

空。
おう おかえり。

ミルバ 買って来た。

新作の すみれりんご。

謎! 時々 ミルバ 謎だよね
迷走を感じる。

母ちゃん 歯 磨いちゃった
冷凍庫 入れといて 明日 食う。

何やってた?
運動不足なんで平泳ぎ。

ホントに泳げや プールで。

ハァ ハァ…。

ハァ… プールは溺れるもんなぁ。

溺れるものは体育が2。

≪なんつって≫

(ノック)
≪はい?≫

母ちゃん。

ありがとう。

今までありがとう。

えっ あっ ちょ…
待って 待って 待って 待って。

誰? 彼氏? 光君?
渉先生? 結婚?

早過ぎない?
大学 卒業してからでよくない?

『秋桜』的状況だよね? 今。

山口百恵の淡紅の秋桜。
何 言ってる?

やだ もしかして… まさか

お子? お子ができたとか?
母ちゃん 気を確かに。

オタクの娘が同級生と
自転車乗って 帰って来ただけだ。

先は長い 孫までの道は長い。

てか その道に
つながってる気はしない。

そして ここは都心の一等地。

この家は捨て難い
まだ スネはかじる。

そうか
じゃあ 何の「ありがとう」?

今まで育ててくれて ありがとう。

感謝します。

えぇ ウソ… これからも育てたい。

いや もう育ったのか?
二十歳だから。

いや そういうことじゃなくて。

自分の娘でもないのに
育ててくれた。

やっと
自分の気持ちの整理がついた。

無理やり つけたとも いえるけど。

お礼を言わねばと思った。

空。

鈴さんの写真 見たい?

えっ?

キレイな人。
似てる。

そうかな?

鈴さんが亡くなった後

母ちゃん…
私は おっぱいが出ないから

哺乳瓶であげるしかなくて。

でも空は
ゴムのニオイが嫌いで

ミルク飲まなくて…。

この子は このまま
死んじゃうんじゃないかなって。

この子 ちゃんと育つかなって

不安で 不安で。

母ちゃん。

母ちゃん 泣くな。

空は育った こんなに立派に。

空は生きてる。

♬~

母ちゃん。

私は
母ちゃんにもお礼を言ったが

この 鈴さんにも お礼を言いたい。

私を産んでくれた。

空。

私を見せたい。

♬~

いつか あんたを
ここに連れて来たかった。

よかった。

うん。

でも 鈴さんを置き去りにして。
うん?

母ちゃん捨てて。
えっ?

姿をくらました 一ノ瀬なにがし。

どんなヤツなんだ?

空?

一体 どんなヤツなんだ?

私は 鉄拳 食らわせてやりたい!

母ちゃん! 一ノ瀬なにがしは
どこにいる!?

へっ?
私が ぶん殴ってやる!

(カメラのシャッター音)

今日も いい空だ。