ウチの娘は、彼氏が出来ない!!#08[解][字][デ] 父に会う…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ウチの娘は、彼氏が出来ない!!#08[解][字][デ] 父に会う

母のかつて愛した人、娘にとっては実の父・・・母と娘、運命の男とついに直接対決!事態は最悪の展開へ!?脚本・北川悦吏子×菅野美穂&浜辺美波、母と娘のラブストーリー

出演者
菅野美穂、浜辺美波、岡田健史、福原遥、東啓介、中村雅俊(特別出演)、川上洋平[Alexandros]、有田哲平、沢村一樹
【ゲスト】豊川悦司(友情出演)
番組内容
実の父・風雅(豊川悦司)に鉄拳を食らわせたいと思う空(浜辺美波)と一緒に、碧(菅野美穂)は風雅の暮らす島へ!運命的な恋をした相手との再会を果たす碧だが、風雅は碧のことを覚えていない様子で…!一方、空と光(岡田健史)の関係に嫉妬する渉(東啓介)は、光に恋の宣戦布告!その夜、碧は空と風雅の間の空気にただならぬものを感じて始めていた。屈託のない風雅に自然と馴染んでいく空。事態は最悪の結末に向かっていた!
監督・演出
【演出】 南雲聖一
原作・脚本
【脚本】北川悦吏子
音楽
【ドラマ主題歌】「空と青」 家入レオ(ビクターエンタテインメント) 作詞・北川悦吏子 作曲・川上洋平[Alexandros]
【音楽】得田真裕
制作
【チーフプロデューサー】加藤正俊
【プロデューサー 】小田玲奈、森雅弘、仲野尚之(AX-ON)

【制作協力】AX-ON
【製作著作】日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 流木
  2. 渉先生
  3. 入野
  4. 一ノ瀬風雅
  5. 自分
  6. 週間
  7. サリー
  8. ホント
  9. 今日
  10. 漱石
  11. ケンタ
  12. ハァ
  13. フフ
  14. 一ノ瀬
  15. 俊一郎
  16. 水無瀬
  17. 大丈夫
  18. 電話
  19. 愛梨
  20. 逢瀬島

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(男性) 何? 撮らないの?

雲が行くのを待ってる。
へぇ~ どの雲?

あれ。

ハハっ よく飽きないね。

ただの空でしょ。

空は 今日はどんな顔してんのかな
って思ってるんですよ。

ハハハ… 空に顔なんか あるの?

あっ 表情っていう意味ね。

それだったら
俺にだって ちょっと分かるよ。

♬~

(小田欣次) えっ! 空
そんなこと言い出したのか。

(水無瀬 碧) うん
一ノ瀬風雅に会いたいって。

会って どうすんの?
会って 鉄拳を食らわせる!

…のかな? どうかな?
う~ん。

(小田俊一郎) う~ん。
(ケンタ) う~ん。

お前 余計だろ 何 悩むんだよ。

でも 居場所 分かんないしね。

(渉) こんにちは~。
(俊一郎) こんにちは。

渉先生 それ 持ってるの何?

(渉)
あぁ 流木です 逢瀬島のお土産。

流木を 謎のおっさんから?

はい 何か吸い込まれるように1本
…っていうのでしょうか。

買ってしまいました。

何となく 和の雰囲気の「おだや」に
似合いそうで。

(ケンタ) こちら どうぞ。
へぇ~ 逢瀬島でこれをね~。

渉先生
スキューバやるんだもんね。

はい
ちょっと現世を忘れたくて…。

(沙織) 現世?
あぁ いや…。

こんなこと ここで言うのも
何ですが

最近 空さんが
あんまり僕に興味ないみたいで。

あれっ 何だろう? この空気。

あっ いやいや あの子
ちょっと いろいろあって…。

もしかして渉先生 空ちゃんから
何も聞かされてないんですか?

何も。

あ…
僕には言いたくないんですかね。

あっ いや
そういうことじゃなくて。

まぁ あんまりね…。

人に言うようなことでも
ないかもしれないし。

でも 寂しいですね。

これでも
一応 俺 彼氏のつもりで…。

あっ…
カッコ悪ぃ 俺 カッコ悪ぃ。

男って こうやって
どんどんカッコ悪く

未練がましくなっちゃって
イヤですよね。

あ~
男ってってわけじゃなくて 俺か。

あの~ その ほら! どうした?
ウサギ小屋で約束した女の子は?

あっ… あれ?
おいら 空気 読めてない?

あっ たい焼きも
包んでもらったんで

俺 おいとまします
午後のお客さんも待ってるし。

あっ そう? あ…
流木 ありがとね こんな立派な。

高かったんじゃないの?
あぁ いえ 値段は

あって ないようなもんらしいです
ふっかけられましたが。

じゃあ 気に入ってもらえて
よかった。

(ケンタ) ありがとうございます。

俊一郎さん 何で あんなことを?

いや だって 空ちゃんは光君だろ
誰の目にも明らかじゃん?

いや 空ちゃんは
恋愛経験値が浅いので

自分の相手が光君とは
気が付いてない可能性があります。

足場が悪い暗闇で
誰の手をつかみたくなるか。

誰にすがりたくなるか。

それが恋… とは
思ってない可能性が高い。

明るく晴れたハワイで
誰と海に入りたいか。

…を恋だと思ってる可能性が
高いです。

あの子がハワイの海で男の人と…
なんてことがあるんだろうか?

お前 何 聞いてる?

しかし 流木。

そんなもの売って
暮らしてる人なんて いるんだね。

♬~

何かあったの?

あっ 言いたくなければ
言わなくていい。

(水無瀬 空) あっ… 言います。

だって渉先生
私のボーイフレンド。

母ちゃん
ホントの母ちゃんじゃなくて

ただ 私を育ててくれた。

えっ?

私の本当の母親は
私を産んで すぐに亡くなって

私には遠く離れた所にいる
まだ見ない父ちゃん。

ん… 父ちゃんとは呼びたくない。

私の生みの母と
育ての母を捨てた

事実上の父親がいる。

ハァ… 今まで知らなかったの?

全く ひょんなことで分かった。

そんなこんなで
心の中 いっぱいになってて

私 渉先生に冷たかったら

ごめんなさい。
いや。

大丈夫だったの?
誰か相談する人いた?

うん 同級生の入野に。

そう…。

あっ その 何ていうか
一緒に漫画 描いてたし

たまたまっていうか…。
たまたまじゃないと思うよ。

えっ?

僕も何かしてあげたかったな
できることがあれば。

ごめん… なさい。

でも 渉先生… 入野とは
そういうんじゃないんです。

ただの友達
恋とか愛とかじゃないです。

そうなの?

はい! それに入野
モデルみたいな彼女います。

腰の位置の高い
確か 心ちゃんっていう。

それに 自分より背が高い女じゃ
ないと燃えないとか

意味不明なこと言います。
へぇ…。

そんなことより 私
父に会いたいと思ってるんです。

何となく。

私の生みの母と 育ての母を捨てた
父 極悪人じゃないですか?

鉄拳を食らわしてやりたい。

これ 若き日の父の写真です。

えっ!

ちょっと いい?
えっ はい。

えっ… えっ?

いや 何も暗号は…。
いやいや。

(橘) 「一ノ瀬風雅」。

自分でググりたくないのよね
負けた気がする。

(橘) 何をおっしゃってるのか…。

あっ 出ましたよ。
えっ。

『君といた永遠』。

何か聞いたことあるな。
昔の大ヒットドラマ。

一ノ瀬風雅が
これで大ブレイクしたの。

あっ! 知ってます
母が よく見てました。

何で そこで 自分 若いアピール?
マウント取るの?

でも それ以降 出てないですね。

そう なぜか絶頂期に
姿をくらましたのよね。

引退?

今 どうしてるかなんて
分かんないよね。

(渉) 多分… きっと そう。

えっ?

この人 随分 変わったけれど
逢瀬島で流木 拾ってた人。

りゅ… 流木?
うん。

(入野) 見つかった?

うん 逢瀬島で
流木 拾ってるところを

渉先生に発見された。

ん? ちと ごめん
よく意味が分かんない。

…けど とにかく
一ノ瀬風雅が見つかったと。

うん あっ それ芸名だったから
本名と違うけど。

まぁ そうだろうな…
会いに行くの?

うん 見つかった以上は行く。

あっ 今も荷造りしながら
電話してた。

わ~ 雑 俺の扱い 雑~。

えっ! この流木 売りつけた人が
一ノ瀬風雅!?

そういうインチキくさいとこ
昔からあったのよ。

だから…。

会いに行くことにした。

マジかよ。

空が聞かないんだもん。

あっ 何かね 渉先生に
焼きもち 焼かれたみたい。

は?
この一連のことを

入野には話して
渉先生には話してなかったから。

ほう。

フッ… そういうのと違うのにね。

フフっ そうだな。

入野 腰の位置の高い
モデルみたいな彼女いるし。

心ちゃん。

おぉ いるよ
今日も心ちゃんとラブラブよ。

お前なんか
妹みたいなとも思えないね。

でも入野 あれだね。

彼氏? 恋人? ボーイフレンドが
いるってことは

こうやって
焼きもち 焼かれたりするんだね。

それで私 「冷たくしてごめん」

…なんて言って
フフっ いい女みたい。

やめとけ やめとけ オタクが
そういうこと言ってるとイタいぞ。

自分もオタクのくせに。

あっ だからね 漫画の打ち合わせ
少し間が空いてもいいかな?

ああ それより一ノ瀬風雅だろ?

おう!

♬~

ありがとうございます。
ありがとうございました。

渉先生 住んでるとこ
聞いといてくれて よかったね。

住んでるとこって
わけではないらしい。

えっ? どういうこと?
住所不定。

転々として生きてるらしい。

取りあえず この島の居住方面は
聞いて来た。

きょ… 居住方面?

会いに行ったか。
ん?

昔の男に会いに行ったか。

何だよ その言い方。

ここ?
うん。

チャイム…。

ボケてるのか?
えっ?

えっ? えっ 私?

えっ 君が会いたいって
言ったんじゃん。

え~…。

あっ ちょっと待って。

母ちゃん 顔 大丈夫?

化粧 崩れてる。

直して来る!

≪うちに何かご用ですか?≫

♬~

一ノ瀬さん!

お久しぶりです 碧です。

(風雅) あ… え~っと。
えっ?

あの 碧です 水無瀬 碧。

えっ?

もしかして… 覚えてない?

(風雅) すいません ちょっと失礼。

母ちゃん! 母ちゃ~ん!

大丈夫か?

「母ちゃん」?

お2人は親子で?

はい。

僕に何かご用があって
いらっしゃった?

東京からですか?

はい。

♬~

よかったら 中 入りますか?

どうぞ。

おいしい。

裏山で採れたアシタバのお茶です。

あっ…。

私。
ん?

ちょっと 外 出て 探索して来る。

(戸が開く音)

私 1週間
あなたに恋をしていました。

まだ23歳の
大人になりたての時です。

1週間…。

あなたにとっては
忘れられてしまう1週間でも

私にとっては

今もまだ
鮮明に記憶に残る1週間でした。

あなたは1週間すると

神隠しに遭うみたいに いなくなり
私はあなたを捜しました。

そして…。

鈴さんと出会いました。

私は あなたにとっては
大勢の中の1人で…。

でも

鈴さん。

星野 鈴さんのことは
覚えてらっしゃいますよね?

星野 鈴…。

えっ?

そ… そこも覚えてないの? マ?

「マ」?

「マジですか?」ってことです
娘が よく使って…。

つい私も…。

星野 鈴さん
ホントに覚えてませんか?

あなたと同じ劇団の女優だった。

うん… あぁ そんな人いたかな。

何せもう
20年も前のことだから…。

劇団とか役者やってた頃は。

鈴さん 亡くなりました。

あの! あの子 鈴さんの…

あなたの娘です 空っていいます。

(碧の声)
鈴さん あの子を産んですぐに

心臓の病気で亡くなりました。

その後
私が引き取って育てたんです。

あなたが?

はい。

覚えてなくて 申し訳ない。

いえ…。

あ… あの

こんな時に何なんだけど…。

私 作家をしていて
今日 締め切りなんです。

ここでちょっと 仕事
させてもらってもいいですか?

あぁ いいですよ。

どうぞ。

♬~

あっ。

わっ!

んっ。
おっと… あっ。

ハァ… 大丈夫?

何か いましたか?

あぁ。

イワガニだ。

おっ。

いいのが。

これをキレイにする。

(スイッチを入れる音)

弱い所は朽ち果てているから
すぐに剥がれます。

堅い芯の残っている流木が
いい流木なんです。

こんな所に…。

(スイッチを切る音)
んっ。

こんな所に1人で住んでて
寂しくないんですか?

寂しいですよ。

何年くらい?
ん?

何年くらい かかるんですか?
堅い芯が残るには。

どうでしょう? 2~3年…。

もっとかな。

自然の力で 岩に ぶつかったり
波に もまれたり

砂浜に
打ち付けられたりしながら

時が経つごとに
流木は強くなって行きます。

旅する中で 強くなって行く。

ぶつかったり
打ち付けられたりしないと

強くなれない…。

やってみたい。

うん どうぞ。

♬~

(橘) 碧さん 聞いてますか?
碧さん?

あっ ごめん ごめん。

今日の4時までです 原稿。

あっ はい
ちゃんと仕事はするから。

すいません こんな時に。
いやいや。

『真夏の空は、夢』
連載 始まるわけだし

ここは頑張んないと。

「山椒魚は悲しんだ」的な
出だしにしたいんだよね。

えっ それは どういう…。

えっ 井伏鱒二よ 知らない?

もちろん知ってますけど…。

パンチのある一文から出たい。

あ~ なるほど
井伏鱒二も考え付いた時

「やった」と思った可能性
ありますよね。

ありますとも う~ん。

ところで どうっすか? そちらは。

ハァ… どうもこうも
私 忘れられてた 一ノ瀬風雅に。

えっ ウソ。
ホント。

しかも 鈴さんのことまで
忘れたふり しようとした。

私が運命の恋だと思ってた
1週間は

向こうにとっては ただの
何でもない1週間だったんだよ。

月曜から日曜日 7日間 1週間。

きっと他にも
女 いっぱい いたんだよ。

芸の肥やし的な。

あぁ…
役者さんだったんですよね。

母ちゃんに聞きました。

何で 売れて ブレイクして
絶頂期に 芸能界やめたんですか?

芸能界っていうか役者ね。

はい…。

つまんなくなっちゃったん
ですよね 売れたら。

えっ?

「カ~ン! 終了」って音がして

売れてるとか 売れてないとか
数字に振り回されて…。

朝から晩までスケジュールが入る。

マネジャーが 惑星を取り巻く
衛星みたいに僕を取り囲む。

大きな家を買う
そこから動けなくなる。

揚げ句に 台本に書かれている
セリフさえ不自由に感じました。

なぜ俺は思ってもないことを
言わなきゃいけない?

ロボットか。

そんなんで
よく役者になろうとしましたね。

あ…。

ごめんなさい。

いや その通りです。

空さんは大学生ですか?

はい まだ。

これからですね。

はい。

夕ごはんの魚を
釣りに行きましょう。

うまくするとメジナが釣れます。

(ナオキ) ねっ 何か食おうよ。
(愛梨) 愛梨 甘いの食べたい。

(渉) あの。

おっ 鼻毛。

ハッ… いつの話ですか。

(愛梨) 決めた?

何で あの人たち
ついて来てるんですか?

あぁ
ここの たい焼き食べたいって。

ご注文は?
たい焼きと焼きそば。

たい焼きと焼きそば。
俺 サンマ焼きってやつ

食べてみたい。
はい 分かりました。

(ナオキ:愛梨) お願いします。
あの。

俺 空ちゃん 諦めませんから。

は?
「は?」ってことは ないでしょ。

あ… あの ご注文は?

(渉:入野) サンマ焼き。

あっ… 気が合いますね。

(渉:入野) 合わないです。

あ… はい。

あぁ てか
俺 空とは何でもないっすよ。

今 でも「空」って呼び捨て…。

もしもし?

空ちゃん モテてる!

はぁ?

今ね 光君と渉先生が
「おだや」来て

空ちゃんの取り合いしてるよ。

まさか。

大体 僕に宣戦布告みたいなこと
って意味不明だと思います。

えっ?
恋愛って2人のことでしょ。

2人の密室の出来事ですよ
第三者は そこには入れない。

ハァ… 何かレベル違う 君。

彼女のことが好きなら
彼女に言えばいいでしょ。

そうか…。

あぁ いや… お恥ずかしながら
恋愛とか あんま慣れてなくて。

整体院で じいさん ばあさん
診てるうちに

この年になってしまって…。

(愛梨) あの さっきから
聞いてたんですけど。

いや 聞くなよ。
いや 聞こえたのよ。

この人と水無瀬 空は
何にもないですから。

手すら つないだこと
ないですから。

あっ… 俺 手はつないだ。

はっ! 勝ってます! 圧勝。

大丈夫。

お友達ですか?

何か私 モテてるみたいです。
えっ?

あっ いえ。

空さん かわいいから。
えっ…。

私 オタクですよ。

オタクだって何だって
かわいいもんは かわいいですよ。

えっ…。

一ノ瀬さん モテたんですよね?

いやいやいや 僕はモテませんよ。

だって 私の生みの母と 育ての母
転がしてました。

転がすって あなた…
言葉 悪いなぁ。

(リールが回る音)
あっ。

(リールが回る音)
おぉ 引いたかな?

おっ ホントだ! わぁ!
おっ ホントだ ホントだ…。

あれ? んん…!
もしかして 釣り 初めて?

はい えっ…
生魚! 生魚 来るんですよね?

んっ…!

リールが逆だ。
えっ?

もっとしっかり巻いて。
こっちか。

もっと巻いて。
はい あっ!

そう! おっとっと…。
うお~…。

Wi-Fiがないかね
聞きに行ったんです。

Wi-Fi?
インターネットです。

ネットつながないと
原稿 送れない。

ネットって何?
母ちゃん 無理だ この人。

原始人みたいな暮らししてる
海で魚 釣って。

冗談ですよ。

(戸が開く音)

(キーボードを打つ音)

どうぞ。

(魚が跳ねる音)
うわ~! 魚! 魚!

ハハハ…。
おぉ…。

生きが いいですね。

おっ! おっ…。

ぶわっ すごい。
アハハ…。

(蛇口をひねる音)

お仕事 大変ですね。

あぁ はい。

でも これで書き上げて
原稿 送ってしまえば…。

(キーボードを打つ音)
どうぞ ごゆっくり。

これから 夕ごはんの準備に
取り掛かります。

えっ 夕ごはん?

僕はテントを張って
外で寝ましょう お2人はここで。

えっ 泊まるの? ここに?

小さな世界ですね。

10本の指がそこで動く
半径10cm。

僕は世界中の流木を拾います。

それぞれ 形が違う。

それぞれの歴史が違う。

流れて来た歴史。

それは!

母ちゃんの仕事は
流木を拾うのとは違う。

世界は ない 小さい。

母ちゃんの
この小さい頭の中だけだ。

脳みそだって そんなに
入ってないかもしれない。

おい。

でも そこから つくられた世界は
とてつもなく大きい 無限大だ。

いろんな人を幸せにする。

うわ~! うわ…!

いい子に育ちましたね。

♬~

(小西) あっ いいじゃない
出だしとか。

井伏鱒二の『山椒魚』を
意識してるそうです。

(小西) 「ママが死んだ 二週間前
私は まだ泣けてない」。

これが?
分からないです。

作家の頭は独特なので。

独特のつながり方を
しているのでは…。

うん まぁ
これで『レモンページ』もさぁ

ドカ~ンと水無瀬 碧の名前
出してもらっちゃってさぁ。

それは もう。
これで水無瀬 碧も復活かな。

よし! じゃあ景気づけに
今日は 飲み 行くか!

えっ。

いや ちょっ…
たまには付き合えよ 漱石ちゃん。

はぁ…。

よく見たら
かわいい顔してんじゃない ん?

フフ… 漱石の顔 見てるとさ
あいつ 思い出すんだよ。

あのさぁ あの クラスでさ

牛乳 飲めずに ずっと残されてた
あいつ 似てんだよな。

タケシ 元気かな? あいつ。
ごめんなさい。

俺 ちょっと用事が…。
用事っつったって お前

どうせ 家 帰ってHulu見るとか
そんなんだろ?

何で そこ 決め打ちHulu?

大人の事情だよ 空気 読めよ
まぁ いいや。

おい 田山! 飲み行くぞ。
(田山) はい あざす。

あぁ いらっしゃい。
(ケンタ) いらっしゃい。

まだ いいですか?
あぁ どうぞ。

はい お待ち。

あれ? 碧んとこの帰り?
あぁ いえ。

あっ そうか
あいつ 今 逢瀬島だった。

ちょっと この辺まで来たんで…。

どうして?
この辺 店 いっぱいあるのに

何で うちみたいなとこに?

ご迷惑でしたか?
あぁ いやいや。

客商売だもん
ご迷惑なわけないよ。

お客様は神様… あっ。

あれ? 昔の彼女?
サリーちゃんの顔 見に来た?

サリーちゃんね 今 俊一郎さん
まぁ 俺の親父なんだけれども

それと すずらん温泉行った 隣の。
あぁ…。

その後 何か食って
飲んで来るんじゃないかな?

もうラブラブ。
あ…。

俺 今 塩 塗った?
傷口に塩 塗った? ごめん!

いえ サリーのことは もう何とも
幸せになってくれてれば…。

いや すまん もう 俺
デリカシーのかけらもない。

よく碧が言うよ 「デリカシー
忘れて生まれて来た」って。

あぁ こんなとこ座ってたら
食べづらいよね。

あっ いえ あの…。

よろしかったら。

いいの?

僕も
何で ここ来たかっていったら

知り合い いるとこ
来たかったのかもしれないです。

行きつけとか ないんで。

あっ そう?

1人が こたえますよね 冬って。

ケンタ おちょこ。
(ケンタ) はい。

マシュマロ?

(空の声) そうそう… よく
キャンプとかでやるじゃない?

いや テレビとかでしか
見たことなかったけど。

へぇ~ テント 張ったんだ。
うん。

ここに泊まるのは
一ノ瀬さんなんだけどね。

あっ 釣って来た魚とか
焼いて食べた。

あと
白菜と豚肉のミルフィーユ鍋。

これは材料 買って来た
一ノ瀬さんが。

あとね あとね ハマグリも採れて
醤油とバターで焼いて食べた。

う~ん うまそう。

これから食後のティータイム。

星がキレイ。

一ノ瀬風雅は どんな感じ?

あ…。

ん~ 何かね 不思議な感じ。

鉄拳 食らわせたの?

何ていうか…。

そういう次元に いない感じ。

水族館にいるジンベエザメみたい。

ふ~ん…。

ていうかさぁ
お前 何で俺に電話して来るの?

は?

だってさ 普通 こういう時って
彼氏に電話するんじゃないの?

迷惑?
いや…。

別に迷惑とかではないけど。

暇だったら
別に い… いいけどさ。

内緒にしといてって言われたから
言わないけどさ

今日 渉先生に会ったよ。
言ってるじゃん。

まぁ ちょっと伏せてんだよ
これでも。

偶然 会ったんだよ 「おだや」で。

あっ… はい。
(入野) 手 つないだんだろ?

手 つないだら それはもう恋人だ。

何? 光らしからぬピュア。

渉先生が好きなんだろ?
だったら 渉先生に電話しろ。

は?
じゃあな。

(通話が切れた音)
えっ ちょ…。

えっ 何なの…?

うわ~ 大人げな~ 俺。

(風雅)
あっ こっち お湯 出ますよ。

(蛇口をひねる音)
あっ。

随分 仲 良さそうですね。

空と。

あの子は都会の子だから
魚釣りとか やったことないから。

(戸が開く音)
一ノ瀬さん!

たき火の火が消えそうです。
あっ はいはい。

ねぇ 見て あれ。
(橘) はい。

その一ノ瀬風雅が
拾ったっていう流木。

いやらしい 何か いやらしい。
いやらしいですか?

うさんくさい
拾った流木 売りつけるなんてさ。

たい焼き作って売るほうが
誠実な気はしますよね。

そうよ 小麦粉だもん
小麦粉とあんこだもん。

素性が知れてんじゃん。

あいつはさ お人よし過ぎんだよ。

碧さんですか?
うん。

男に捨てられて その女の子供…
まぁ 空なんだけど育てて

それを今度は「親父に会いたい」
って言われて 連れてって…。

碧さんも 一ノ瀬さんに

会いたかったんじゃ
ないでしょうか?

何だと?
だって

すごい恋をしたって
言ってましたよね。

私は 恋をしました

それは 今までの恋とは違って

雷に打たれたような
圧倒的な恋でした

忘れられてたらしいけど…。

は? 忘れられてたの?

はい 電話で言ってました。
ハハハハ…。

ア~ハハ… ハッハッハッ…。

うれしそうですね?

あいつはさぁ
アイドルと一緒なんだよ。

えっ?
二十歳すぎでさ

まぁ 昔から頭は良かったよ
顔もかわいかったし

性格も良かったからな
威張ったようなところなくて。

はい…。
で いい高校 行って

いい大学入って 小説なんてのを
書いたら いきなりデビューよ。

はい。

下積みも ほとんどなくてよ。

原宿で 声 掛けられたアイドルと
一緒よ。

訳 分かんないうちに 何か
持ち上げられて 持ち上げられて

はしご外されて。
いやいや… 外してないですよ。

でも 下りられなくなって
知らないうちに

トーシューズ履かされてさぁ。

死ぬまで踊んなきゃいけない
バレリーナよ。

そんな大層なものにならなくて
俺と結婚して 「おだや」来て

たい焼き 焼いてりゃ
よかったんだよ。

碧さんのことが…
好きなんですか? 今でも。

う~ん… ん?

う~ん…。

好きなんですよね。

いつまででも 飽きないでしょう?

みんなの顔が キレイ… です。

ホント。

(沙織) 漱石? 漱石 起きて。

いいよ 寝かせといてやって
明日の朝 帰りゃいい。

飲めないのに 飲むから…。

♪~ 電話のそばから

♪~ 離れられないの

♪~ わかってる二度とは

♪~ 声も聞けないこと

空ちゃん。

私は 空ちゃん間違ってると
思ってた。

えっ?

(沙織) 想像して。

暗闇で 手 伸ばしてみて。

えっと… ちょっと待って 何か変。

サリー 今 どこ?
「おだや」。

漱石 飲めないのに
飲んで眠ってるから。

えっ 漱石?

この人
一度寝ると 起きないから。

昔の男の懐かしいニオイがする。

何やってんの? サリー。

私 比べてるの。

俊一郎さんの胸の中と
漱石の胸の中。

どちらが安心するか
どちらが私のいる場所か。

な… 何で 今 比べる?
もう決めたんじゃなかったの?

恋に 時なんか ないから。

戻る時は 戻るし。

時 平気で飛び越えるから。

う~ん よく分かんないけど…。

すごいな プロだな。

昔の男の胸の中は
恋とは違うから。

古巣で ちょっとね

鳥が羽 休ませるようなもんなの。

もう 俊一郎さんなんだね?

ちょっとドキドキした。

フフっ だって 2階に俊一郎さん。

大人の遊びは ほどほどに。

空ちゃん。

暗闇で手 伸ばしてみて。

(沙織の声) 君の手が
誰かの肩に触れて安心する。

それが 空にとって
一番 必要な人だよ。

恋って そういうもんなの?

まぁ 今の私の意見は
1つの考察として聞いといてくれ。

ラジャ。

うん。

(橘) サリー。

えっ?

幸せになれよ。

お前もな。

俺…
サリーの左利き 好きだったよ。

直すなよ。

もう直んないよ…。

♬~

♬~ (障子の開閉音)

♬~

♬~

《あの人が私のお父さん》

《父親》

あっ。

おいしい。
そうですか それはよかった。

これ この島の焼酎です。

空さんは
いつも何を飲むんですか?

そんなには飲まないです
リモンチェッロを少し。

ん? 何ですか? それ。

あっ レモンのお酒です
おいしいです。

へぇ~ 僕はダメだろうな。

甘いの苦手で。

何で 甘いって分かります?

レモンチェッロだなんて
いかにも甘そうだ。

「リ」です リモンチェッロ。

寒くないですか?

いえ。

お?

あぁ…。

外 気持ちいい。

あの… さっきの話の続き
聞いていいですか?

ん? 何でしたっけ?

だから…
絶頂期で俳優やめて その後…。

流木?

いえいえいえ。

そうですね…。

僕は 売れて
いろんなものを得たので

今度は いろんなものを
捨ててみようと思いました。

お金を捨てました 寄付しました。

えっ。

家を捨てました。

全部 捨てました。

でも 流木を拾う。

ウソです。

流木を拾い始めたのは
10年ぐらい前。

その間 いろんなことをしました。

いろんなこと?
はい。

南の島の民宿で働いてみたり。

歌を歌ってみたり。

えっ 歌?
はい 路上で。

ストリートミュージシャン
みたいに。

へぇ~。

ありとあらゆることをしたなぁ。

ありとあらゆる所に行きました。

そんなんで
暮らして行けるんですか?

空さん。

お金がなくても 生きて行けます。

人がいれば いいんです。

人…。
はい。

自分を助けてくれる人。

自分が助けたいと思う人。

持ちつ持たれつ。

いろんな所を旅しながら
いろんな人と知り合って。

何とか食べるに困らず。

朝 起きて 働いて。

夜が来たら
少しおいしいものを食べて 寝て。

何かを
目指したりはしないんですか?

夢とか。

僕の夢は 役者になることでした。

夢は 33歳の時に終わりました。

かなったので。

そして 窮屈になったので。

僕は家を捨てました。

そして
いろんな所を転々としました。

どこにだって住める。

世界中を自分の家にしたんです。

世界中を家に…。
はい。

渡り鳥みたい。
ん?

渡り鳥って あの小さな体で

一年に 地球の半分もの距離を
飛ぶんです。

世界中が渡り鳥の家なんです。

うん いいですね。

♬~

何なの…。

血がつながってるから
気が合うの?

ヤバ… 私 このままじゃ
子離れできない?

ハァ… 寝よ。

♪~ 『Will You Dance?』

♪~

♪~

♪~ おっ 夜中だ。

♪~

♪~[ 音量を下げている ]

♪~

♪~ この曲 知ってますか?

♪~ いえ。

『Will You Dance?』って
♪~ いいます。

♪~ いい曲。

♪~

踊りますか?
♪~ えっ。

踊りましょう。
♪~ いやいや…。

無理です 私 生まれてから
♪~ 踊ったことないです。

では 生まれて初めての
♪~ ダンスを。

♪~ えっ… いや 無理。

♪~ えっ。

♪~

♪~ お~…。

♪~ フフ…。

♪~ え~…。

♪~

♪~ フフ…。

♪~

♪~ はぁ~。

♬~

♬~ (渉) ハァ…。

♬~

星がキレイなのか… いいなぁ。

何 描いてるの?

母ちゃん
えっ

うれし~い

アハハ…

象さん 象さん
象さん どこ行った

あっ

今日のは まあまあ
えっ マジ?

うん

うまっ
うん

母ちゃん 早く!
ごめん ごめん!

よいしょ… あっ! カメラ

あ~ もう いいから~

カメラのシャッター音

♬~

姫! 私は

空さん欲しさに宝の山を

ティファニー!
ハリー・ウィンストン ブルガリ

私は 洋服やバッグ 靴

まるで
リカちゃん人形のように

いつまでだって
自分に着せ替えができます

プラダ グッチ マルジェラ!

サンローラン ステラ
セリーヌ ボッテガ

私は ここに登記書が

ハワイにニュージーランド
ゴールドコースト

スイスの別荘です

そして ヨーロッパの古城も1つ
プレゼントしましょう

姫! 私は『幸せカナコ』の
著者サイン入り

そして宝の箱 中身は
『チェンソーマン』設定資料集

コミケ即完売の
限定フィギュア

『EDENS ZERO』の
フルカラー塗装済みコレクション

そして そして そして

『はたらく細胞』の
ヴィレヴァンコラボ 限定描き下ろし

デザイン入り絆創膏
おぉ

姫の推しキャラ 白血球も
もちろん入っていますよ

お~!
空 ダメ!

不動産 不動産
何てったって不動産よ

私は…

ミルバ ミルク&バイオレット
全種類です

過去のものから
これから出るものまで

こちらは
セクシャルバイオレットといいます

どんな味?
いえ 私は

月に帰らねばならぬので

どの殿方のプロポーズも
お受けできません

えっ 月に帰るの?
そもそも私は

樹海で光る竹から
そなたに拾っていただいた身

えっ 拾ってない 拾ってない
あれ ウソじゃん

苦しゅうない 遠ざかれ

「近う寄れ」だよ そこ普通

じゃあね 母ちゃん

えっ かぐや姫って
牛車で帰るんじゃなかった?

何でここだけ
『アラビアンナイト』?

今までありがとう

えっ ちょっ 待っ…!

ハッ!

夢か…。

まぁ 夢だろうな…。

えっ?

(空の声)
「かーちゃん 空はしばらく

旅に出ることにした フーガとな。

達者でな 連絡するね」。

取られた…。

♬~

♬~

♬~ 母ちゃ~ん! 大丈夫…。

♬~

♬~

♬~