相棒 season 21 #3[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
相棒 season 21 #3[解][字]
第3話「逃亡者 亀山薫」
薫が殺人事件の容疑者に!!
右京と伊丹が事件解明に動き出す!
逃亡に隠された残酷な真実とは…!?◇番組内容
輸入雑貨店の店長が殺害され、犯人が逃亡する事件が発生。現場近くで発見された血ぬれのフライトジャケットや目撃者の証言などから、薫が容疑者として浮上する。美和子によると、薫は最近、運転免許試験場に異動させられていた当時、世話になった塩見という人物について調べていたという。しかし、塩見は4年前に事故死していた。そんな中、右京は塩見が死亡した当時、押収物が署内から消える事件があったという情報をつかむ。
◇出演者
水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、田中隆三、小野了 ほか
【ゲスト】波岡一喜、長谷川公彦 ほか
◇スタッフ
【脚本】川﨑龍太
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
☆最新情報はツイッターでも!
【番組HP】https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
【Twitter】https://twitter.com/aibouNow
【Instagram】https://www.instagram.com/aibou_official/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説
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キーワード出現数ベスト20
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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♬~
(配達員)すいません。
荷物のお届けですが…。
♬~
キャーッ!
♬~
(芹沢慶二)
被害者は須賀都志也さん 42歳。
(芹沢)この輸入雑貨店の店長です。
(益子桑栄)死因は
腹部を鋭利な刃物で
刺された事による失血死。
死亡推定時刻は
午前9時から11時の間
ってとこかな。
店の売上金が手つかずだったので
強盗の線は薄いかと。
(伊丹憲一)おい
目撃者は どう言ってるんだ?
(出雲麗音)
商品の荷物を届けようと
店内に入ったところ
死体の前に男が立っていて
すぐに 店の裏口から
逃げ出したそうです。
その男の特徴は?
(角田六郎)暇か?
(杉下右京)はい。
うん。
なんだよ
コーヒー作ってないの?
あいにく 亀山くんが
お休みなものですから。
ああ… あいつ
昨日も休んでなかった?
しばらく休暇を取りたいと
申し出がありました。
復帰したばかりだってのに
自由気ままだね。
南国気分が
抜けてないんじゃないの?
(伊丹)失礼。
おや これは 皆さん おそろいで。
警部殿 亀山は どちらに?
昨日から休暇中ですが。
それが何か?
亀山に殺人容疑がかかってます。
はい?
(芹沢)池袋で 輸入雑貨店の店長が
殺害されたんですが…。
(麗音)現場近くの路地裏で
血痕が付着した
フライトジャケットが
見つかったんです。
ポケットから 凶器と見られる
ナイフが見つかってます。
(芹沢)目撃者によると
亀山先輩に似た男が
現場から逃走してまして
まさかとは思ったんですが
確認したところ…。
そうです この人!
(芹沢・麗音)えっ!?
亀山くんが?
おいおい…。
(伊丹)あいつは なんで休暇を?
僕には 野暮用があると。
野暮用?
(携帯電話の振動音)
杉下です。
(亀山 薫)俺です 亀山です。
亀山くん 今 どちらですか?
すいません それは ちょっと…。
亀山! てめえ 何しでかした?
伊丹か?
須賀都志也さんを殺したのは
お前なのか?
違う。 俺じゃねえ!
だったら
どうして 現場から逃げた?
それは…。
おい 聞いてるのか!?
右京さん!
君 いつまで
休暇を取るつもりですか?
亀山くん!
いや こうするのが一番なんです。
はい?
すいません。 右京さん
あとは よろしくお願いします。
おい 待ちなさい!
「こうするのが一番」って…
一体 どういう事だ?
♬~
(伊丹)凶器のナイフから
亀山薫の指紋が検出されました。
それと 今 鑑定中ですが
フライトジャケットも
亀山のもので間違いないと
思われます。
(中園照生)亀山が…。
被害者の須賀都志也には
覚醒剤売買の容疑がかかった
前歴がありました。
今回 自宅からも かなりの量の
覚醒剤が押収されています。
須賀都志也は売人だったのか…。
(前島正造)被疑者を緊急手配して
公開捜査にしたほうが
よろしいのでは?
しかし 今の段階で
事を公にするわけには…。
携帯の位置情報 どうなってる?
電源が切られているようで
特定できていません。
(伊丹)参事官。
事件発生後 亀山は
特命係の杉下警部に
電話をかけてきています。
なんだと?
(伊丹)その電話で 亀山は
「殺したのは自分ではない。
こうするのが一番だ」と
そう言ってます。
(中園)はあ?
どういう意味だ? それ。
大体 「自分はやってない」
「自分は殺してない」
そんなのは
犯人の常套句だろうが。
ですが…。
お前 同期だからって
亀山 かばってるのか?
そういうつもりはありません。
(中園)ともかく
マスコミに嗅ぎつけられる前に
一刻も早く 亀山を見つけ出して
身柄押さえろ!
(捜査員たち)はい!
♬~
♬~
♬~
(携帯電話の振動音)
(伊丹)あっ 警部殿!
あっ どうも。
(伊丹)亀山の捜査なら
我々に任せてもらえませんかね。
そうしたいのは
やまやまなんですが
上司として 黙って
成り行きを見ているわけにも
いきませんからねぇ。
(伊丹)あっ ちょっと…
ちょっと 警部殿!
(麗音)被害者に
心当たりはないんですね?
(亀山美和子)知りません
須賀都志也なんて人は。
でも 皆さん
本当に 薫ちゃんが犯人だと
思ってるんですか?
伊丹さん 薫ちゃんの性格
よく知ってるでしょ?
薫ちゃん
人に刺されるような事あっても
人を刺すなんて事は…。
そうは言ってもなあ…。
いや 現場の状況や
凶器の指紋からすると… ねえ。
亀山が犯人だと疑われても
当然なんだよ。
恐らく 亀山くんは
犯人ではないと思いますよ。
亀山くんは 何者かに
罪を着せられた可能性があります。
(美和子)
どういう事ですか? 右京さん。
凶器のナイフからは
亀山くんと被害者の右手の指紋が
検出されたんでしたねぇ?
ええ そのとおりです。
しかし 被害者の須賀さんは
左利きでした。
店にあった工具が
作業台の左側に
並べられていたのが
気になりましてねぇ。
それに 須賀さんが弾いていたと
思われるギターは
レフティモデル。 左利き用でした。
しかし 凶器に付着していたのは
須賀さんの右手の指紋だけ。
つまり 真犯人は
凶器の指紋を拭き取ったあとに
須賀さんと亀山くんの指紋を
付けたんですよ。
須賀さんが左利きだとは
知らなかったのでしょうねぇ。
犯人じゃないとしたら 亀山は
なんで逃げてるんですか?
何か目的があるのだと思います。
(伊丹)目的…。
角田課長によれば
亀山くんは 課長に
ここ数年の池袋周辺での
覚醒剤取締法違反の
前科者や前歴者の
リストアップを
頼んでいたようですよ。
そんなもん どうするんだ?
いえ ちょっと…。
すいません 恩に着ます。
そのリストの中には
今回の被害者
須賀さんの名前もあったそうです。
(伊丹)えっ?
亀山くんは そのリストを使って
何かを調べていたとも
考えられます。
どうでしょう…。
でも 塩見さんという人の事は
調べてました。
塩見さん?
はい。
薫ちゃん 運転免許試験場に
いたじゃないですか。
その時に
お世話になった先輩だって。
ハハハハッ…。
元気かな? 塩見さん。
誰? 塩見さんって。
えっ 俺の恩人。
運転免許試験場で腐ってる時にさ
よく 愚痴 聞いてくれたんだよ。
(美和子)ふ~ん そうなんだ。
うん。
この人がいなかったら
俺 警察 辞めてたかも。
薫ちゃん 日本に戻ってきた事を
塩見さんに伝えようと
思ってたんですよ。
だけど…
4年前に
事故で亡くなったとかって。
事故? それは どのような?
(美和子)ごめんなさい
ちょっと 詳しくは…。
警部殿 その塩見って人の事故と
今回の事件
何か関係があるとでも?
さあ それは どうでしょうねぇ。
しかし 一課の皆さんが
そこまで
手が回らないというのであれば
致し方ありません。
この件は 僕のほうで調べます。
出た…。
ええ。
♬~
(パトカーのサイレン)
(羽柴亮平)亀山だ!
(羽柴)待て!
(捜査員)コラ!
♬~
(荒い息)
やっぱり 俺は
事件の捜査がしたいんですよね。
このままだったら いっその事
警察 辞めちゃおうかな…。
(塩見耕太郎)おお そうか。
本気で そう思ってるなら
辞めちまえ。
いや まあ 別に本気ってわけじゃ
ないんですけど…。
それなら 腐らずに
目の前の仕事を
精いっぱいやるしかないだろ。
ほら。
あっ すいません。
愚痴なら
俺が いつでも聞いてやる。
いや でも 塩見さんも
昔は 捜査一課の
バリバリの刑事だったんでしょ?
戻りたいと思わないんですか?
俺は もう未練はない。
今は 家族で
ゆっくり過ごす時間を
大事にしたいんだ。
これ 息子。 男前だろ?
ああ 本当だ。
いやあ よかったですね
奥さんに似て。
なんだと? ちょっと返せ!
どう見ても 俺似だろうよ。
どの辺がですか?
♬~
(塩見恭子)どうぞ こちらへ。
突然 押し掛けて
申し訳ありません。
(恭子)亀山さん
主人が亡くなったと知って
とてもショックを受けてました。
失礼ですが
ご主人は どのような事故で?
4年前 非常階段の踊り場から…。
(衝撃音)
事故を目撃した
警察署の方によると
スマホを落として身を乗り出し
誤って転落したそうです。
事故は署内であったのですか?
ええ。 池袋中央署です。
当時 主人は そこで
会計課の課長をしておりまして。
池袋中央署… なるほど。
(塩見優馬)ただいま。
(恭子)おかえり。
息子の優馬です。
警視庁の杉下です。
お邪魔しております。
こんばんは。
ちょっと お父さんの事で
お話があるんだって。
そうなんだ。
じゃあ 失礼します。
♬~
見つからないで
済む話じゃないんだぞ!
現に 亀山は
この近くに姿を現してるんだ。
防犯カメラ等 徹底的に洗い出せ!
いいな?
(捜査員たち)はい!
(中園)ああ…。
それにしても なぜ
亀山は署の近くに現れたんだ?
(前島)参事官 ちょっとお話が。
池袋中央署 組織犯罪対策課の
羽柴です。
彼が言うには 捜査本部に
亀山薫の協力者が
いるのではないかと。
協力者?
(羽柴)もちろん 臆測です。
ただ 捜査一課の伊丹刑事は
被疑者と同期だとか。
ああ… 奴らは
同期といっても犬猿の仲で
寄ると触ると
いがみ合っていて…。
そうは言っても
伊丹刑事が 捜査に
私情を挟まないとは言いきれない。
違いますか?
おい 羽柴。
♬~
羽柴さんですね?
あなたは?
警視庁特命係の杉下と申します。
特命係…。
ええ。 亀山薫の上司です。
あなたに 4年前の
塩見耕太郎さんの事故について
お聞きしたい事が。
塩見さんの?
事故を目撃していたのは
あなただと聞きました。
ええ そうですけど。
事故当時 あなたは こちらで
たばこを吸っていたそうですね。
そして 6階の踊り場から
塩見さんが転落するのを目撃した。
ええ。
塩見さん
スマホを落としたんですよ。
それで 身を乗り出して…。
つまり あなたは 塩見さんが
携帯を落とすところから
見ていたという事になりますねぇ。
そうですよ。
それが なんだっていうんです?
今さら
4年前の事を何度も何度も…。
「何度も何度も」…。
ひょっとして
亀山くんも来ましたか?
ええ 来ましたよ。
塩見さん
本当に事故で死んだのか?
しつこいな。
何度も言ってるでしょ。
この目で見たんだから
間違いないですよ。
でも 塩見さんの息子が
言ってるんだよ
本当は 事故死じゃ
なかったんじゃないかって。
塩見さんの息子さんが
父親の死に疑念を持っていた
という事ですか?
フッ…
しょせんは子供の妄想ですよ。
あの人 そんな話を真に受けて。
今度は 人を殺して逃亡だ。
あなたも災難ですね
あんな部下を持って。
♬~
(携帯電話の着信音)
(冨樫昌孝)おう 冨樫だ。
うん? ハハッ…。
そいつは悪かったな。
昨日は
ひと晩中 引き回されてよ。
ああ 今 帰りだ。
冨樫か…。
(中園)亀山が
誰かに はめられただと?
(伊丹)はい。
何者かが亀山に罪を着せようと
偽装工作した可能性があります。
偽装工作?
ええ。
凶器の指紋もそうですし
それが 現場近くに
投げ捨てられているというのも
どうにも。
やはり 亀山の犯行だと
決めつけるのは…。
伊丹 お前 この捜査から外れろ。
どういう事ですか? 参事官。
今は とにかく 亀山の居所だ。
お前のように
私情を挟む者がいると
捜査に支障をきたす恐れがある。
(伊丹)いや 待ってください!
いいか?
今後 一切 お前は関わるな。
(携帯電話の着信音)
「どうも」
「どうも」じゃないでしょ。
芹沢さんから聞きました。
今回の捜査から
外されたそうですね。
ええ 私情を挟んでるなんて
納得いかない理由でね。
出戻り亀のせいで
散々な目に遭ってますよ。
それは お気の毒に。
慰めの電話なら もう切りますよ。
「調べてもらいたい事があります」
伊丹さんが
私情を挟んでいない事を
証明するためにも。
はあ?
千石佐織さんですね?
(千石佐織)はい…。
捜しました。
少しお時間よろしいでしょうか?
(佐織)はい…。
以前は 池袋中央署に
勤務されていたそうですねぇ。
(佐織)ええ。
4年ほど前に辞めましたけど。
塩見さんと同じ
会計課にいらっしゃった。
えっ…?
あなたは
「塩見さんは 事故ではなく
殺されたのではないか」と
話していたそうですねぇ。
「父親は
事故じゃなかったのではないか」
亀山くんに
そう言ったそうですね?
はい…。
父の葬式の時
警察署の人が話してるのを
聞いたんです。
こんな事 言うのも
なんだけど…。
「本当は
殺されたんじゃないか」って…。
人違いです。 私じゃありません。
優馬くんは 警察官を目指して
公務員試験の予備校に
通っています。
警察官だった父親の事を
尊敬しているそうです。
ただ その一方で
父親の死の真相が
今も心に引っ掛かっていると。
なぜ 事故ではないと
あなたは思ったのでしょう?
話して頂けませんか?
♬~
4年前 うちの署で
覚醒剤の紛失事件が
あったんですよ。
覚醒剤の紛失…。
(佐織の声)最初に気づいたのは
私と塩見課長です。
管理責任者だった課長は
すぐ 上に報告しました。
でも 事件は
表沙汰にはならなくて…。
署の体面のために隠蔽された…
そう考えられますねぇ。
しかし 保管庫から忽然と
覚醒剤が消えるはずはありません。
誰かが盗んだとしか…。
塩見さんは
責任感の強い人だったから
自分で 犯人を
捜してたかもしれません。
だから 私…
覚醒剤を盗んだ犯人が
口封じのために 塩見さんを
殺したんじゃないかと思って…。
それで 葬儀の際に
そのような発言を…。
それが いつの間にか
署長の耳にも入ったみたいで
おかげで 署内に居づらくなって
警察を辞めました。
そうでしたか…。
最後に ひとつだけ。
最近 その話を
誰かにしましたか?
あっ…
亀山さんという方が訪ねてきて
その人には…。
♬~
覚醒剤を盗んだのは
羽柴かもしれませんよ。
組織犯罪対策課の
刑事ですからね。
盗んだ覚醒剤を横流しできる
ツテもあります。
それに 警部殿に言われて
羽柴をいろいろと探ってみたら
6年前に 悪性の腫瘍で
小学生の息子を亡くし
妻とは離婚した事がわかりました。
もしかしたら やけになって
金欲しさのために
覚醒剤を盗んだって事も…。
そもそも 塩見さんの事故の
目撃証言も嘘っぱちで
羽柴が塩見さんを突き落とした
って可能性もあります。
4年前に盗まれた覚醒剤を
買い取った人物は誰か
それがわかれば
塩見さんの死の真相の糸口も
つかめる。
亀山くんは
そう思ったのでしょうねぇ。
おい!
今 亀山から電話があった。
なんですって!?
足立区 三善に住む
冨樫って男の事を教えてくれって。
冨樫? どういった人物ですか?
冨樫昌孝。 暴力団の息のかかった
池袋辺りの売人の元締だ。
冨樫だな?
お前は…!
おお… お友達から
俺の事 聞いてるみたいだな。
須賀を殺したのは
あんたなのか!?
お前 売人の元締だろ?
お前と須賀は 4年前
池袋中央署の刑事から
覚醒剤を買い取った。 違うか?
知るかよ!
暴れんなよ この野郎…!
…ああっ!
待て コラ!
♬~
この野郎…! ああーっ!
おい この野郎…!
おいおい おいおい…!
ああーっ!
♬~
オラーッ!
♬~
おい!
お前らに覚醒剤売ったの誰だ!?
羽柴なんだろ!?
知らねえよ!
ああ そうかい!
ああっ…!
おい… しらばっくれんなよ。
ゆうべ 羽柴と会ってただろ!
ああ!?
口止めされてたんだよ!
4年前の事を
嗅ぎ回ってる男がいるけど
何も話すなって…。
って事は 覚醒剤を売ったのは
羽柴なんだな!?
俺は知らねえって!
あっ そう。 あっ そう!
うわあっ…!
手術費用を工面したい奴が
警察にいるって
須賀から聞いただけで…!
手術費用!?
子供が病気だから
手術を受けさせたいって…。
俺は 金を用意しただけで
そいつには会ってねえんだよ!
手術って… それ 本当か!?
本当だよ!
亀山!
♬~
あっ…。
(荒い息)
亀山くん…。
冨樫の事…
角田課長に聞いたんですね?
ええ。
君は 羽柴さんが
覚醒剤を横流しした証拠を
つかもうとしていたんですね。
そのために リストアップされた
前歴者に接触し
売人の須賀都志也に行き当たった。
はい。
でも 須賀を殺したのは
俺じゃないんです。
一度 問い詰めに行ったけど
埒が明かなくて
次の日も行ってみたら
殺されてて…。
須賀…!
♬~
どうなってんだ? こりゃ…。
(殴る音)
うっ…!
ん…? うっ…。
ああ…!
♬~
(亀山の声)すぐに 誰かが俺に
罪をなすりつけたんだって
わかったんです。
思い当たるのは
羽柴しかいなかった。
君が逃亡したのは
優馬くんとの約束が
あったからですか?
えっ…?
優馬くんから聞きました。
わかった。 俺が調べてみる。
本当ですか?
ああ。 だって
もし 事故じゃなかったとしたら
お父さん 浮かばれないだろ。
そうですよね…。
任せとけって。
俺が必ず真相を突き止める。
約束する。
お願いします。
自分の手で 塩見さんの真相を
明らかにしたかったんです。
それに…。
自分が逃亡すれば
必ず 羽柴は動く…。
そう読んだんですね?
そうです。 そしたら 案の定…。
君の思惑どおりに
冨樫という人物があぶり出された。
俺には 一つだけ
確かめなきゃいけない事が
あるんです。
右京さん お願いです。
最後までやらせてください!
亀山!
追わなくていいんですか!?
(伊丹)そいつは
子供の手術のために
覚醒剤を盗み出した
っていうのか?
ああ…。
(話し声)
(優馬)このバッジですか?
これは
ボランティアのバッジです。
ドナー登録を呼びかける
ボランティアをやってて。
やはり そうでしたか。
僕も 肺高血圧症って病気を
発症して
移植手術を受けた事があるんで。
ひょっとして
その手術を受けたのは
4年前ではありませんか?
はい。
国内で
ドナーが見つからなかったんで
アメリカで手術をしました。
アメリカで…。
そうですか。
杉下さん… もういいかい?
益子さん 最後に ひとつだけ。
えっ?
これ なんでしょう?
ああ これは…
遺体の下に落ちてたもんだな。
♬~
そういう事でしたか…。
♬~
どこまでおいしくなるだろう。
かけるだけでテイスティなサラダに。
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♬~
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優馬くんから聞きました。
4年前 優馬くんは アメリカで
肺の移植手術をしたそうですね。
費用は高額だったはずです。
失礼ですが…
お金は どのように
工面したんでしょうか?
恭子さん…。
夫が用意しました。
先日 殺された
須賀都志也という男は
これも 4年前
警察官から覚醒剤を買い取った
売人でした。
その事は?
知りませんでした。
本当に
ご存じないのでしょうか?
失礼します。
右京さん!
♬~
これは 被害者の雑貨店で
見つけたものです。
これ…。
あなたのネックレスですよね?
♬~
何があったのか
話して頂けますか?
覚醒剤を横流ししたのは
塩見さんだったんですね。
須賀という男は
その事で ゆすってきたんです。
(須賀都志也)「100万でいい。
明日 店に持ってきてよ」
(恭子)なんですか? 突然…。
(須賀)息子さん
なんも知らないんだよね?
いいの?
「あんたの夫がした事 バラしても」
(須賀)また必要になったら
連絡しますね。
(恭子)待ってください。
話が違います。
誰のおかげで 息子の手術が
できたと思ってるわけ?
俺のおかげで あんたの夫は
金が手に入ったんだよ?
あんたが
金を用意できなくなったら
息子から搾り取ってやっても
いいんだけどね。
ハハハハ…!
やめて… やめて…。
やめてーっ!!
優馬は何も知らないんです!
わかったから落ち着けよ…。
なあ!?
(恭子)ああっ…!
(須賀)うわあーっ…!
(恭子)キャーッ!
♬~(オルゴール)
(刺す音)
♬~
あっ…。
ああっ…!
(ノック)
おい! 入るぞ。
♬~
須賀…!
(恭子の声)私が捕まったら
優馬を独りぼっちにしてしまう…。
なんとかしなきゃ…
なんとかって事で
頭がいっぱいで…。
(殴る音)
うっ…!
すみませんでした 亀山さん…。
息子の将来を… 夫の秘密を
守りたい一心で…。
(泣き声)
♬~
塩見さんは 本当に
事故で死んだのか?
本当は
自ら命を絶ったんじゃないのか?
優馬くんは 自分の父親が
殺されたんじゃないかって
ずっと悩んでる。
彼に真実を伝えたいんだ。
それが
残酷な真実だったとしてもか?
…ああ。
4年前に何があったのですか?
お互いに
子供が重い病気だったから
塩見さんとは
よく 子供の話をしてました。
俺の子供が亡くなった時も
塩見さん 俺の事を ずっと
気にかけてくれてましたし…。
優馬くんの病状が悪化したのは
4年前でした。
ありがとう。
(羽柴の声)助かる道は
海外での移植手術しかないって…。
そんな時に 署内で
覚醒剤の紛失があったっていう
噂を耳にして…。
あなたは
塩見さんの犯行だと直感した。
問い詰めたら… 認めたんです。
頼む! 見逃してくれ!
優馬を救うには
これしかないんだ。
手術を受けさせてやらないと
優馬は…。
(杉下の声)
覚醒剤を売りさばくために
売人の須賀を紹介したのは
あなたですね?
塩見さんに頼まれて…。
自殺したのは
自分の過ちを責めての事か…。
いや…
きっと 塩見さんは
最初から覚悟してたんですよ。
自分の手で
けじめをつけるって…。
(足音)
塩見さん!!
♬~
(衝撃音)
(亀山の声)
なんで 事故だなんて証言を…。
優馬くんを傷つけないために
でしょうか?
自殺だと処理されたら
優馬くんに知られるかもしれない
と思ったんです。
自分の手術費用のために
父親が犯罪に手を染めた事を…。
間違ってる…。 それは違うよ!
どうして 塩見さんに
手 貸したんだ!?
あんただったら止めたのか?
優馬くんの手術を
止められたのか!?
俺は 息子を…
塩見さんのように
救ってやれなかった…。
命をかけて
金をかき集めるなんて
これっぽっちも考えなかった…。
それが
父親としては正しかったのか?
もっと 金さえあったら
息子は
助かったかもしれないのに…。
だとしても 俺なら止めるよ!
つらいけど…
止めなきゃいけないんだよ
全力で!
本当に 他に方法は
ありませんでしたかねぇ。
しかし それ以前に…。
いいですか?
あなた方は 警察官として
最もやってはいけない事を
やってしまったんですよ。
わかっていますか?
残念ですよ。
♬~
何があっても
俺にとって お父さんが
恩人である事は変わらないんだ。
お父さんに対する
感謝の気持ちもな。
(優馬)ありがとうございます。
なんだか… ごめんな。
(優馬)…いいえ。
♬~
(優馬のすすり泣き)
♬~
(亀山の声)俺のした事って
結果的に 優馬くんに
つらい思いをさせただけですよね。
これで
本当によかったんでしょうか?
少なくとも
真実は明らかになりました。
不都合な真実を隠し通す事が
真の愛情とは思えませんからね。
はい…。
でも… 信じてました。
はい?
一を聞いて十を知る人ですから
右京さんなら
俺の思いをくみ取って
真相を突き止めてくれるって。
君…。
少しは 君に振り回された
こっちの身にもなってくださいね。
あっ…。
あっ どうぞ。 これ どうぞ。
はいはい。
こんばんは。
ああ…。
(小出茉梨)いらっしゃいませ。
ああ 右京さん!
今度の事
薫ちゃんが迷惑をかけて
本当に申し訳ありませんでした!
いえいえ。
成り代わりまして謝ります。
このとおりです!
ちょっと! 薫ちゃんも!
ああ そうか…。
どうも すいませんでした。
美和子さん 亀山さんの事
本当に心配してたんですからね。
ああ… 反省してます。
小手鞠さん 右京さんに
一番いいお酒 お願いします。
かしこまりました。
薫ちゃんのおごりね。
えっ… ちょっと待ってよ!
今回の件で 俺 減給なんだぞ。
プラス 3日間の謹慎ですよ。
はい… はい。
はい。
そうですか?
では お言葉に甘えて。
ああ… ああ…。
あっ…。
俺も ひと口…。
こりゃ!
君は お預け!
はい…。
これ 血液に見えますね。
(芹沢)殺されてるって事ですか?
一体 どこの誰なのか…。
女性を巡る三角関係か?
果たして ハッピーエンドか
バッドエンドか…。
そこで 事件は起こったのですね。