ファーストペンギン!#05[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ファーストペンギン!#05[解][字][デ]
家なし・金なし・仕事なしのシングルマザーが、荒くれ漁師たちのボスに!?
“奇跡の実話”をもとにした、爽快リアル・サクセスストーリー!出演者
奈緒 堤真一
鈴木伸之 渡辺大知 ファーストサマーウイカ 遠山俊也 志田未来 中越典子 梶原善 吹越満 梅沢富美男 ほか
番組内容
和佳(奈緒)が発案した「お魚ボックス」の売上は好調!漁師達の報酬も上がり、事務員としてそよ(志田未来)も加わって一同のやる気もアップ。
ある日、和佳が”先生”と呼ぶ相談相手・琴平(渡辺大知)が、「大事な話がある」と東京からはるばる和佳に会いに来た。和佳が男と会っていると知った片岡(堤真一)は内心ヤキモキ。そこに漁協の組合長・杉浦(梅沢富美男)から電話が入り、謎に包まれた”先生”の正体が判明し…!?
監督・演出
【演出】内田秀実
原作・脚本
【脚本】 森下佳子【原作】 坪内知佳「ファーストペンギン シングルマザーと漁師たちが挑んだ船団丸の奇跡」(講談社)
音楽
【主題歌】 緑黄色社会「ミチヲユケ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)【音楽】 菅野祐悟
制作
【チーフプロデューサー】
三上絵里子
【企画プロデューサー】
武澤忠
【プロデューサー】
森雅弘
森有紗
阿利極(AX-ON)【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ドラマ – 国内ドラマ
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- お母さん
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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(和佳) 120万の赤字じゃ!
(杉浦) さんしの赤字も
ここに極まれりに
なって来たからの。
うちへの借金返せ言うたら
さすがにやめるって言うじゃろ。
(流山) そろそろ潮時じゃない?
(安野)
貸し剥がしってやつですか?
(杉浦) 行って来るわ。
(永沢) 都銀の東京支店?
そう さすがに そこまでは
漁協の息も
かかってないと思うんだよね。
(ノック)
私のこと 覚えてます?
あ… え~っと…。
瀬戸中銀行の駐輪場で
自転車を立てるの
手伝っていただいた…。
あっ! はい!
「瀬戸中銀行
汐ヶ崎支店 支店長…」。
(平沼) このたび異動で こちらに
着任することになりました。
実は あの時は 事前の引き継ぎに
来ておりまして
で その後
他行さんなどで ご融資は…。
どうぞ どうぞ!
お入りください! こちらです!
永沢君 永沢君!
お茶入れてます。
OK!
ありがとう。
あの 運転資金
融資していただけるって
考えていいんですか?
えっ はい。
あの後 東京の知り合いに
ボックスを
こっそり頼んでもらったり
あと 岩崎さんから
当行に頂いておりました
資料の取引先に
こちらの評判なども
ヒアリングしておりまして…。
どうでした!? うちの評判。
あっ…。
最初は困ったもんだったけど
どんどん素晴らしくなってる。
うんうん!
何の加工もせずに
この鮮度は驚異的
特許ものだと
おっしゃる方もいて…。
よし! それで それで?
で… 私としては
これは十分に黒字転換が
可能な案件だと判断しまして。
あの! あの…。
ぶっちゃけ お幾らくらい
貸していただけます?
ぶっちゃけ なんぼいるんですか?
(こだま:なんぼいるんですか?)
(車のドアが閉まる音)
ホントにありがとうございました。
(平沼) いえいえ こちらこそ
よろしくお願いします。
あら…。
どうしたんですか?
ちょっと話できるか?
あっ…。
あっ じゃあ 私はこれで。
では また明日。
はい ご融資のお手続きですね。
伺います。
ゆ… 融資?
あっ 瀬戸中銀行さんの
新しい支店長さんなんです。
こちら
汐ヶ崎漁協の組合長さんです。
あぁ そうですか。
私 新しく着任しました
平沼と申します。
何かございましたら。
あの 融資されるんですか?
あっ
非常に将来性を感じてまして。
将来性。
では。
お気を付けて。
あっ 組合長 どうぞ。
いやいや…
あの ちょっと用事 思い出した。
あの… またにするわ
なっ ほいじゃ。
何なの?
さぁ…。
あっ! ど… どうでした?
さんしのほうは。
(進) <こう言うと何だが
金の力は偉大だった>
(中川) ゼロが4つ付いちょるど!
(小峠) 一 十 百 千 万…。
(山中) 万 万万万!
(漁師たち) 万 万 万万万!
(片岡) 落ち着け お前ら。
<漁師たちは初めて出た
まともな額の
梱包手当に狂喜乱舞>
は~い はいはい! 注目 注目!
スマホじゃ!
(たくみ) もしかして…。
やるよ~。
(カメラのシャッター音)
永沢君 写真撮ったど。
じゃあ それ
添付して送ってください。
添付…。
プラス… プラスマークのとこ。
ピッて。
はい ピッ。
何か変なことになったど。
えっ?
<まぁ 若干のトラブルは
ありつつも…>
「とびうお 要りませんか?」。
<懸案だったスマホを使った
受注システムが始動>
速い 速い 速い。
<車の導入も相まって
母のモチベーションも上がり
そして…>
今日から
事務員で入っていただく
山藤そよさんです!
(そよ) よろしくお願いします。
(小峠)
女の子じゃ… 女の子じゃ~!
<風情はそよ風 仕事は疾風>
<そよさんの加入で
みんなモチベーションは爆上がり>
<船団には
活気にあふれた日々が訪れた>
<そして それは
あるお休みの日のことだった>
(そよ)
楽しそうだね 要もスッくんも。
ああやってると
おじいちゃんと孫みたいだよね。
(そよ) おじいちゃん?
だって お父さんじゃないでしょ。
(山中) 逃がすなよ~
逃がすなよ うっし!
ねぇ ちょっと! ねぇ。
ハハっ!
ねぇね 貝殻で お城出来た~
持って来たよ~
あぁ ほら見て見て
キレイ~!
♬~
(山中) ひろ兄!
ん?
そろそろ社長に
プロポーズせんのか?
何で わしが
そねぇなことするんじゃ!
最近は めっきし
ケンカもせんようなったし。
釣り合わんじゃろうが 年が!
そうか? え~ でも 加トちゃん
孫みてぇな奥さん
もろったいうし。
そねぇなんは
加トちゃんだけっちゃ!
(そよ) 和佳ちゃんってさ
再婚とか考えないの?
ウエルカムだよ~ 考えるよ~
相手さえいれば。
ねぇ 相手ってホントにいないの?
え?
(着信音)
あっ ちょっとごめん。
(着信音)
先生…。
(着信音)
はい 岩崎です。
(琴平) あの 今日って
お会いできますか?
すみません
今日は音船のほうにいて…。
実は僕
今 こっちに来てるんですよ。
えっ 先生
この辺に来てるってことですか?
岩崎さんに
大事なお話がありまして。
えっ… あっ 大事なお話って…。
ベンチャー支援。
瀬戸中さん 力入れるみたいで。
今度来た新しい支店長
そこに強いって噂ですよ。
そうですか…。
(店員) いらっしゃいませ。
あっ 先生…。
すみませんね お忙しいところ。
いえいえ とんでもないです。
先生が わざわざ こちらに
いらしてくれてたなんて。
あぁ…。
あの…。
だ… 大事な話って…。
はい。
そろそろ ちゃんと
お話ししなきゃと思って。
ち… ちゃんと。
僕…。
実は…。
(杉浦) 祐介。
祐介でねぇか!
何しちょんじゃ こねぇなとこで。
おめぇら…。
アッハハハ! あっ そうか
あっ そういうことか。
ハハっ まぁまぁ… ごゆっくり。
すいません ちょっと お手洗い…。
どうぞ どうぞ。
先生
組合長とお知り合いなんですか?
(琴平) すみません 取りあえず
浜に向かってもらっても
いいですか?
浜?
あれ? 社長 どこ行ったん?
先生が
こっちに来てるみたいですよ。
先生って 高校か何かのか?
スッくんの東京での
かかりつけ医だった人で
その後もいろいろ
お世話になってるんだって
言ってるんですけどね。
いろいろお世話?
(着信音)
そよそよ
お世話って どねぇなお世話なん?
(着信音)
そこまでは…。
(着信音)
鳴ってますけど。
うんうん。
(着信音)
その先生って男なんか 女なんか?
(着信音)
多分 男だとみてるんですけど。
(着信音)
男!
(着信音)
あぁ…!
はい! 片岡ですけど!
(杉浦) わしじゃ。
組合長。
(杉浦)
まぁ そうピリピリすんなよ。
あんな わし ちょっと今
おかしなもん見たんじゃけどのう。
おたくの社長と
おたくんとこの「せんせ」が
ホテルで密会しちょったど。
お… 「おたくのせんせ」?
えっ あんた… 組合長
社長の先生 知っちょるんですか?
何言うちょるか
お前んとこの祐介じゃ 祐介先生。
えっ… 祐介が あん子のせんせ?
これで謎が解けたわ。
お魚ボックスは
祐介が自分の女 使うて
さんしを
めちゃめちゃにするため
やらしちょったんじゃのう。
何…!
(そよ) ねぇ 篤さん
祐介って人 知ってる?
祐介… 祐ちゃん?
(進) あっ! 先生とママ。
スッくん 要
カニさん 探しに行こっか!
(要) えっ もういいよ。
ママが行きたいの! ほら行こう!
はい 行こう 行こう。
(進) でも ママ…。
まぁ 恨まれても当然じゃろ。
あんたは祐介の母親
殺してしもうたような
もんなんじゃけぇ。
(琴平) ご無沙汰してます。
お父さん。
えっ…。
えっ 「お父さん」て…。
いずれは きちんと話さなきゃとは
思ってたんですが。
誰がお父さんじゃ。
(山中) ひろ兄!
お父さん?
誰が お前のお父さんじゃ。
お前とわしとは
もう赤の他人じゃろうが!
じゃあ… 片岡…。
勝手に わしの名前呼ぶな~!
じゃあ 何て呼べばいいんじゃ。
あの… とにかく
話を聞いてもらえませんか。
不倫なんかしちょるヤツの
話なんか誰が聞くか!
耳が腐るんじゃ!
不倫?
あんた こいつとデキてしもうて
旦那に
放り出されたんじゃろうが!
は?
で そいつに言われて
わしに 復讐しに
来たんじゃろうが!
さんしを乗っ取りに!
頭 大丈夫?
わしゃ もうボックスなんか
やらんけぇの!
人の道に外れた腐れ外道らに
金振り込むような
そねぇな商売 誰がやるか~!
片岡さん 待って!
待ってってば!
<これは僕の母の話だ>
片岡さん!
高志さん!
ねぇ 片岡さん捕まえて!
<食い詰めたシングルマザーが
お先真っ暗の漁師たちと出会い
何だか業界の
ファーストペンギン になってしまったお話>
(磯田)
どねぇしたん? 何で逃げるん?
待ってくれっちゃ 止まれっちゃ!
前 前!
あぁ? あ~!
<僕の母と漁師たちの
土壇場からの一発逆転
汗と涙の奮闘記>
高志さん!
♬~
(渡辺)
聞こえてるよ!
(長谷川) いっくよ~! はい!
30歳なら 659円!
さば読みすぎだろ!
節約を考えている方に とてもオススメです!
え~! 年間8万円!?
母がキユーピーを使っていたので
そのまま受け継いだんです
おすすめはレモンマヨソテー
炒め物にも使います
爽やかさとマヨネーズのコクが
両方引き立ちます
どんな調味料とも仲良くなれるので
お子さんも食べやすいんです
家族が喜ぶと料理も楽しくなります
マヨソテーにしませんか?
誰? あの人。
何か
片岡のおじちゃんの元息子で…。
「元」って…。
じゃあ 先生は
片岡さんの亡くなった奥さんの
お子さんで
長男ってことですか?
そうです。
祐ちゃん
5歳ぐらいじゃったかのう?
ここ来たん。
そうですね。
元から
あんまり仲良くなかったとか?
いえ。
ひろっさんは祐介んこと
かわいがっちょったど。
下にできたのも
妹2人じゃったけぇ
男同士っちゅうか のう。
(琴平) はい。
じゃあ 何で片岡さん
あんな怒って…。
高校の時に 母が急死したんです。
お母さん?
(琴平の声) 母は子育て以外にも
会社の事務なんかも
1人でやってたんで忙しくて
自分のことは
後回しにしていたようで。
きちんと病院に行ってれば
救えた命だと言われました。
ひょっとして それがきっかけで
先生は お医者…。
はい 医者になりたいって思って。
でも 何で それで
縁を切るって話になるんですか?
あぁ…。
(磯田) 言うてええか? 祐介。
あっ はい。
祐介は…。
祐介は その学費の援助を
みやこさんの実家に
お願いしたんちゃ。
えっ 片岡さんじゃなく?
うん。
今ほどじゃないけど もう
魚も取れなくなって来てたし
下には まだ 妹2人もいたんで
とても 医学部の学費なんて
言える状態じゃなくて。
で 母の実家
琴平の祖父母が出して来た
援助を受けるための条件は
僕が琴平の養子になること
だったんです。
養子って こっち来て
10何年もたってですか?
みやこさんの実家は
漁師との再婚を
そもそも喜んじょらんかったんよ。
そこに みやこさん
若くして死んでしもうてから。
みやこは 片岡に
殺されたようなもんじゃ言われて。
1人くらい母の忘れ形見を
…ってとこも
あったんだとは思いますけどね。
お前!
お前 何で そねぇな
遠慮なんかするんじゃ!
お前は わしの息子なんじゃ
ないんか!
じゃけど 冷静に考えたら
これが一番ええと思うんちゃ!
(磯田)何じゃ
(琴平)何すんじゃ
何すんじゃ! お父さん!
こん話はなかったことに
してもらうんじゃ!
やめてぇや! やめてっちゃ!
やめっちゃ 2人とも…
やめて言うとろうが!
別に構わんじゃろ 籍なんか!
縁切れ言われちょるわけじゃ…
やかましいわ!
わしが何とかするんじゃ!
お前は わしの息子なんじゃから
わしが何とかするんじゃ!
お… お父さんの顔見ちょるんが
つらいんじゃ!
お母さんは
ここにさえ来んかったら
まだ
生きちょったんじゃないんか
お母さんは…
お父さんに
殺されたようなもん
なんじゃないんか
それに お母さん
おらんようなったら
僕が ここに おらんにゃいけん
理由もなかろ
分かった…
分かった!
ほんなら もう
親でも子でもない!
元々
親でも子でもないけどな!
あっ だから
先生 黙ってたんですか。
先生が絡んでるってバレると
こじれるから。
はい。
ここまで
深入りしちゃったからには
もう岩崎さんには
事情をお伝えしておいたほうが
いいかって。
その深入りって 祐介 そもそも
どねぇ絡んじょったんか?
例えば 6次化の情報を
教えてくれたのは先生だし
ナガレさん 紹介してくれたり
あと 銀行の話
教えてもらったり
動物園…。
(磯田) ん?
動物園?
(琴平) はい。
(磯田) ん?
動物園行ったら
お魚の勉強になるよって
教えてもらったり。
ん?
(磯田) まとめると 祐介は
社長を助けることで
さんしを立て直そうとしたと
そういうことでええんか?
はい。
そういうことだったのか。
(磯田)
念のために聞くんじゃけど
2人は 何ちゅうか
そういう関係じゃ…。
何言ってんの 高志さん。
ただのお医者さんと
その患者の母親。
ホントに それだけ ねぇ!
あっ はい。
(磯田) よし 分かった なるほど。
よし じゃあ ちょっと わしが
ひろっさんと話して来るけぇ。
行くど 篤。
えっ わしも?
ホント すみません。
(磯田) まぁ 仲直りの
飯の支度でもして
待っちょってくれや!
(山中)
待っちょって お前ら手伝え。
(杉浦) ≪安野!≫
安野 ハハハ! 聞いてくれっちゃ
いや もう傑作なんちゃ!
(浜尻) ちゃんと説明せぇや!
何じゃ 何かあったんか。
(浜尻) 組合長 わしらも
お魚ボックスやりたいけぇ
ここにハンコ
ついてもらえるかのう。
っちゅうことなんですよ~。
だから 言うたじゃろう。
あの詐欺師が
統括さん だまくらかして…。
あいつらは やってええのに
わしらは やったらいけんて
そねぇな おかしな話
なかろうが!
んな お前…。
(磯田の声) 組合長が何をどねぇ
言うちゃったか知らんけど
わしは2人の話を信じるけぇの。
(磯田) 泣かせるのう。
祐介は東京から
ひろっさんのこと思うて
あれこれ 親孝行しちょったんど。
だから何じゃ!
あいつは みやこも
わしが殺したようなもんじゃって。
そもそも
親でも子でもねえじゃろって
ここ出てったんやど!
おい お前
見ちょったじゃろうが!
あれは そうでも言わんと
ひろっさんが無理して
借金してしまうからじゃろうが。
そんなん知らんっちゃ。
ウソつけっちゃ!
ホントは気付いちょったじゃろ!
気付いちょらん!
じゃあ そうなんじゃ!
ひろっさんに無理させんために
祐介は そう言うたんじゃ!
分かったか!
分からん!
どねぇした 篤!
みやこさん
成仏できちょるんかのう。
(磯田) のう。
さぞかし心配じゃろうのう。
自分が死んでしもうたせいで
縁切りじゃあ何じゃあ
旦那と息子が
もめちょるなんてのう。
みやこさん
祐介君に会いたかろうのう~。
のう~。
わしゃ 仲直りせんけぇのう。
(山中) みやこさん…。
(磯田:山中)
かわいそうじゃのう~。
わしゃ 絶対に
仲直りなんかせんけぇの!
(二階堂)生理だからこそ
できるだけ 気持ちいいものを
身につけたい。 うん。
<コットン 100%>
♬「しあわせ素肌」
<ボタニカルコットン 誕生>
うん。
♬「ロリエ」
うまいっすね 魚おろすの。
ここの育ちだからね。
そっか。
(琴平) うん。
あの…。
はい。
先生って
結婚とかはしてないんですか?
(たくみ) は?
してないですけど。
じゃあ お付き合いしてる方とかは
いらっしゃるんですか?
え?
いきなり 何聞いてんすか?
だって 大事なとこじゃない。
(たくみ) は?
お待たせしました~!
(琴平) ありがとうございます。
いえ…。
先生 野菜 これでいいかな?
(琴平) あれ? これって
高志おじちゃん家の?
そうそう! 靖子さんの山芋
おいしいんですよね。
(そよ) ただ今 戻りました~。
おかえり~!
そよそよ ごめんね。
(そよ) ううん!
結局
全然 お休みにならなかったよね。
大丈夫 大丈夫 楽しかったし。
で 結局 どういうことだったの?
あぁ…。
それがさ…。
(進) ママ。
どうして片岡のおじちゃん
ママと先生に怒ってたの?
え~っと… それはね…。
(磯田) ≪ほら ひろっさん≫
来た!
(磯田) ≪往生際が悪いんじゃ≫
進 後でお話ししよっか。
(磯田) ほれほれ。
ほれほれ ほれほれ。
ほい!
おい…!
あの えっと…。
お… 「お父さん」じゃ。
「お父さん」でええ。
はい。
お父さん あの時は ひどいこと…。
あぁ… ありがとな 祐介。
え?
千波も美波も何とかの
高校から先も入れてやれたし。
お前のおかげじゃ 助かった。
♬~
進。
実は 先生とおじちゃん
親子だったんだよ。
えっ!
で ママと先生が知り合いなこと
片岡のおじちゃんに
言ってなかったの。
だから さっき怒られてたの
水くさいって。
もう大丈夫?
うん!
ほら もう先生とおじちゃんも
仲直りしたし。
ええ感じじゃのう。
のう~。
おぅおぅ 何か作っちょるんか。
(琴平) あっ あぁ…。
今日 いいアジが取れたって
聞いたから。
あ~!
ママ?
ん?
うちのパパは来ないの?
まだ お仕事 忙しいの?
う~ん…。
もう一回 連絡してみるね。
(進) うん。
おぉ! 覚えちょるもんじゃのう。
あぁ 今もたまに。
たくみ ごめん
俺 用事あるから 先に出るわ。
(梨花) あ~! うっ… うぅ。
あの…。
話し掛けんで。
祐介さんって知ってますよね?
30分後 イチャコラテトラで。
大将 お勘定!
(大将) はいよ!
(杉浦の声) 要するに
さんしが儲かっちょるけぇ
みんなもやりたいと。
(浜尻) 配達のトラック
どんどん大きゅうなるし
車も電話も買いやがったし。
景気よう見えても
ありゃ借金じゃ。
そんなに儲かりゃせんよ。
借金?
漁協が金貸しちょるんか。
貸すわけなかろうが!
ええか?
これをやるということは
どねぇなことになるか
分かっちょるか?
みんなが得手勝手に
直販やりだしてみぃ。
そのうちに漁協も仲買も
いらんじゃろうってことに
なるに決まっちょるじゃろ。
そんで 漁協なんてのは
もう のうなるわ。
そうなったら どねぇする?
漁場は取り合いじゃ。
みんなが使う港の整備
施設の補助金 取って来るヤツも
おらんようになる。
密漁を取り締まる者も
おらんようになる。
無法地帯になって あっという間に
ヤクザだらけじゃ!
ええか!
漁協は漁師を守る
防波堤じゃと思わんか!
へぇ~ 祐介さんって
そんなに人気者だったんですか。
そうそう みんな面倒くさがる
生徒会長やら 何ちゃら委員やら
何でも引き… 何で離れるん!
近過ぎるし…。
仕方ないじゃろ!
ここじゃ こうしちょらんほうが
怪しまれるんじゃけぇ。
けど… ここ 人 来るんですか?
はぁ… そうじゃねぇ。
もう ここ使うような若いヤツは
おらんちゃね。
つまらん。
とにかく まぁ
祐介は ええヤツでね。
真面目もヤンチャも
祐介のこと嫌いなヤツなんて
おらんかったけんね。
何か あったんですか?
こう見えて
うち ブチマブじゃったんよ。
ぶっちゃけ
アイドルじゃったんよ。
ここでイチャコラしちょったら
うちを巡って
タイマン始まったことも
あったんよ。
そねぇな うちが
唯一 自分から告って
フラれたんが祐介なんちゃ。
そうだったんですか。
中学出るまで
結局 祐介 誰が告っても
「うん」と言わんかったんよ。
ひそかに
ずっと思ってる人がいた
…とかなんですかね。
あん時は
そう思っとったんじゃけどねぇ。
あれ? ないのう。
のう スッくんの本
どこにあるん?
本?
ほら いつも持っとる ペンギンの。
あぁ そこ リュックんとこない?
(山中) あっ。
あぁ そう。
これこれ。
これこれ これこれ。
いやぁ 仲ようなったきっかけが
ペンギンじゃったとはのう。
(磯田) うん 因果な話じゃのう。
因果って?
実は母は
ペンギンマニアだったんですよ。
あっ そうだったんですか。
みやこさん 水筒やら
かばんやら タオルやら
何でもかんでもペンペンペン…
しよったからのう。
(そよ) これも下げちゃいますね。
うわっ!
(磯田) ん?
(山中) どねぇしたんじゃ。
えっ いや… 何でもない。
(山中) そういや みやこさん
ペンギン飼いたいって
言うちょったのう。
(そよ) えっ ここでですか?
どっかから500万で
譲ってもらえるっちゅう話が
来たとか何とか。
500万?
そんなにするの? ペンギンって。
「こんな話 二度とない」って言って
ねぇ。
い~!
(磯田) ん?
いやぁ… あ~…
あん時は大変じゃった~。
ペンギン飼わんと
こん浜つぶれるて
訳分からんこと言いだしてのう。
けど ペンギン飼ってたら
観光収入とか入ってはいたかもね。
そんな浜 他にないし。
餌代のほうが
高くつくんじゃないですか?
いや 意外と そんなことも
ないんじゃないですかね。
(みやこ)ペンギン飼ったら
人が見に来ると思うんよ
そしたら 料理屋もできるし
宿屋もできるし
けど そねぇなもんより
餌代のほうが
高うつくっちゅう話やど?
んなことない!
ペンギンの餌って…。
(琴平) まぁ 魚…。
♬~
えっ どうしたの? お父さん。
(せき払い)
祐介 お前 将来のことは
どねぇ考えちょるんか。
あの… 高窪医院って知ってる?
郵便局 ちょっと行ったとこのか。
(琴平) そう。
実は そこの先生が
病院閉めるらしくて
そのまま そこを引き継ぐ人を
探してるらしくって。
ちょっと手を挙げてみてて。
えっ 先生 こっちに
帰って来るってことですか?
(琴平) まだ交渉中なんで
決まりじゃないですよ。
祐介 お前 ひょっとして
初めから こっち
戻って来るつもりやったんか。
(琴平) まぁ… でも 戻るなら
琴平の祖父母も納得する形に
したかったんですよ。
去年 やっと認めてくれて。
僕が ここで開業したら
お母さんの菩提を
弔うことにもなるだろうって
言ってくれました。
お前… 一人で そねぇなことまで
やっちょったんか。
そうか そしたらのう
その…
お前ら 一緒になる気はないんか。
(磯田) ん?
ん?
一緒には ならんのか。
ひろっさん いきなり そこか。
え… ええんか? それで
ひろ兄は。
何がじゃ。
何がじゃて。
加トちゃんじゃのうて。
加トちゃんは加トちゃん。
洋ちゃんは洋ちゃん。
(山中) 洋ちゃん…。
何かのう わし みやこが ここん
来ちょるような気がするんよ。
多分 その辺におって。
「こん子 私と似ちょるんよ
連れて来たんよ。
きっと気ぃ合うと思うんよ」って。
さっきから やかましいんちゃ
ハハっ。
まぁ ペンギンも
飼うてやれんかったしのう。
死んだ後ぐらい
わしが願い かなえてやらんにゃ
いけんじゃろうが。
(山中) 男前じゃ
今日のひろ兄は男前じゃ~!
アホ! わしは24時間
365日 男前じゃ。
ハハハ…!
(山中) ハハハ…!
で どうなんか 祐介
社長と一緒んなる気は。
あぁ… いや…。
だから そういうんじゃないって
もう 言ったでしょ。
ただのお医者さんと
患者のお母さんだから。
(磯田) 動物園は行かんじゃろ。
えっ…。
ただの医者と
患者の母親が一緒で
動物園行くんは
おかしゅうないか?
まぁ… ですよねぇ。
(山中) ハハハ…!
やっぱ そっか!
い… いいですよ 先生
そんな気 使わないで。
まぁ… はい。
(山中) えっ! えっ えっ…!
これ めでたいんじゃないん?
どうなん あんたのほうは。
こねぇなフニャフニャ
しちょるんでもええんか。
えっ… あっ…。
私は…。
はい。
結婚は しません。
誰ともするつもりはありません。
祐介 ひょっとしたら…
(着信音)
(母)PayPayクーポンで!
(西島)彼女は 半額相当のポイントが
戻ってくる。
(父)誰だ!
シアワセも…あれっ…あれっ…
大丈夫?
クックックッ!
(杏)エステ行ってきます。
《このうるおい 未来までず~っと!》
<「AQUALABEL」 オールインワン>
な… 何じゃ 誰とも結婚せんって。
僕の恋愛対象は
男性なんです。
男の人のほうが
好きいうことなん?
(琴平) はい。
(磯田) 男なのに。
(琴平) はい。
(磯田) 東京行って かぶれたん?
生まれた時からですかね。
(磯田) おぅ…。
それは治らんのか?
そもそも病気じゃありませんから。
(山中)
祐ちゃん どえらい ひでぇ女に
だまされたんじゃろ それで。
何度 女の人に だまされても
山中のおじさんは
男の人を好きになったり
しないでしょ。
ん? う~ん… うん。
(琴平) だから 何か経験があって
変わるもんじゃないんですよ。
あの お父さん。
ん…。
そういうことなんで。
あっ…。
お前… その あの あれ…。
そりゃ ここだけの話じゃの。
周りには言わんのじゃろ?
隠すんじゃな?
積極的に
触れ回るつもりはありませんが
隠すつもりもありません。
戻るんなら僕のパートナーも
連れて帰るつもりですし。
パ… パートナー?
ここで一緒に暮らして
病院も一緒にやるつもりです。
あぁ… あぁ そうなんか。
(琴平) はい。
いけん! そんなん。
いけん そんなん 絶対いけん!
そんなんじゃったら
戻って来んでくれ。
どうしてですか?
そねぇな… そねぇな お前…。
東京なら あれかもしれんけど
そねぇな訳分からんもん
ここん持ち込まれても困るんちゃ。
(琴平) 困りますかね。
当たりめぇじゃ!
そねぇなもん お前
分かれ言うほうが無理じゃし
第一 そねぇな
男が好きな医者なんか
そねぇな気味悪い医者
誰が通うんじゃ!
今どき そんなふうに思う人
いないんじゃない?
でも 僕の夢は ここで
医者をやることなんです。
うちの魚 売れんようになったら
どねぇしてくれるんじゃ!
そんなことには ならないと思う。
僕は
お母さんみたいな人が
1人でも減るようにしたいんです。
ほんなら もう一回 縁切りじゃ。
それじゃったら好きにしてええ。
他人の子供が
何をどねぇしようが
わしにゃ
関係ないことじゃけぇのう!
お前なんか親でも子でもない。
元々
親でも子でもなかったけどな!
片岡さん!
(進のせき込み)
お… おい…。
進?
どねぇしたんか。
おい…。
(進のせき込み)
ごめんなさい。
(進のせき込み)
進 何で…。
(進のせき込み)
奥の部屋 行きましょうか。
はい。
(進) ハァ ハァ…。
進 ちょっと奥 行こうね。
(進) ハァ ハァ…。
キツいね。
(進) ハァ ハァ…。
(琴平) もう大丈夫だとは
思いますけど
何かあったら連絡ください。
はい 先生 いつもいつも
ありがとうございます。
(琴平) あの 岩崎さん。
これ 父に。
「医者は いたほうがいいと
思わないか」って。
分かりました 伝えておきます。
はぁ…。
あの すまんかった。
あぁ…。
スッくん わしがビックリさせて
しもうたんじゃろ。
あぁ… 片岡さんが
謝るようなことじゃないよ。
私の監督不行き届きだよ。
あんたにも すまんかった。
私?
わしが余計なこと言ったけぇ
祐介のおかしな話
聞かせることになってしもうて。
その… ショックじゃったじゃろ?
♬~
片岡さん 私さ
このカードに救われたんだよ。
救われた?
ちょっと重い話になるけど
私 昔 いろいろあって
一家離散みたいになっちゃって。
大学続けるどころじゃ
なくなっちゃってさ。
その時に助けてくれたのが
元旦那だったの。
バイト先の会社の人でね。
「実家住みで 1人暮らし始めた
お姉さんの部屋が空いてるから
住むとこないなら来る?」って。
そういう流れで
自然と付き合うことになって
進ができて 結婚して。
そこまでは よかったんだけど
3人の暮らしになると 何か
うまく行かなくなっちゃって。
旦那とは うまく行かないし
進は ほら 病気がちで。
何か精神的に参ってて。
(和佳の声)
そんな時に現れたのが
琴平先生でさ。
進君はペンギンが好きなの?
うん!
(琴平)そっか
今度 多摩セントラル動物園
連れてってもらいなよ
あそこのペンギンショー
面白いんだよ
お休みに家族みんなでさ
(進)うん!
はなをすする音
(琴平)あの…
ハハ…
すいません
私 最近 涙腺ぶっ壊れてて…
あの よかったら
僕 火曜日しか
ここには来られませんけど
お気軽に ご相談ください
あの…
お母さんの育児の悩みや
相談もOKですよ
お母さんが疲れているのは
子供の健康にもよくないです
はい
それからは ホント
あれこれ相談乗ってもらって。
でも 結局 旦那とは
別れることになっちゃって。
じゃけど その旦那
何で別れるなんちゅう。
旦那も若かったし
重荷だったんじゃない?
おかしかったのが 琴平先生でさ。
あの ひょっとして
僕とのメールが
旦那さんに悪印象…
ほっといても
こうなってたんです
先生とは全く関係ないです
(和佳の声)
いくら そう言っても
勝手に責任感じてくれちゃって。
「仕事は 住む場所は」
ここ来てからも しょっちゅう。
「大丈夫ですか 困ってませんか」
って電話くれて
ほんのちょびっと
これくらいの期待はしながらも
いや あんな神様みたいな人が
わざわざ
私を選ぶ理由ないよなって
自覚してたのも ホント。
だから まぁ…
そんな
落ち込むようなことじゃないよ。
そうなんか?
うん。
それよりもガッカリだったのは…。
片岡さんが
先生をまた突き放したことかな。
あれは…
あれ ああ言うしかなかろうが。
分かるよ 分かるけど
もう少し言い方が。
東京は違うかもしれんけど
ここは東京じゃねえ。
あいつが戻って来たら
つらいことになるのは
分かりきっちょるじゃろうが。
わしも わしらも みんなも
何よりあいつが!
あれぐらい言わんと
あいつ戻って来よるじゃろうが。
そんなこと
先生だって分かってるよ。
それでも そうしたいんだよ。
その時に きっと
一番つらい思いをするのは
片岡さんで
だからこそ分かってほしいんだよ。
「しんどい思いさせますよね」って。
「でも 僕はこうしたいんです。
分かってください お父さん」って。
そう言ってるんじゃないのかな。
片岡さん。
片岡さんが
「私を疑う人がいたら
私はいい子だって言って回る」
って言ってくれた時
私 すっごい うれしかったよ。
「この人が分かってくれてるなら
いいや。
一人じゃ ない 前を向ける」って。
そう思った… よ。
♬~
よし じゃあ
そろそろ 進 起こすかな。
♬~
進さ 先生とおじちゃんの
ケンカが怖かった?
だから せき出たの?
おじちゃんが先生に
「親子じゃ ない」って言って
そしたら。
そっか…。
ママ。
パパに電話した?
進。
パパは ず~っと進のパパ。
それはもう
ずっと変わらないから 安心して。
でもね この先 また
一緒に暮らすことは
ないと思うんだ。
何で?
ママが嫌われちゃったから。
パパは
進を嫌いになったんじゃなくて
ママを嫌いになったんだよ。
だから 進は嫌いじゃないけど
ママといる限り
パパが ここに来ることは
ないと思うんだ。
ごめんね ママ 嫌われちゃって。
ごめんね。
でも 僕はママのこと好きだよ。
一番… 一番大好きだよ。
♬~
ハハ… 進。
大っきくなったら
ママ お嫁さんにして。
え~。
ハハハ… こら!
「うん」って言え!
ハハハ…!
フフっ フフっ…。
ハハハ…!
(進) フフフ…。
(山中) お~ こんちは!
(漁師たちの話し声)
(大島) ショウちゃん
タイ来とる? そっち。
(安野) あの…。
ホントは もう気付いちょるんじゃ
ないんですか 組合長。
追い風 吹いちょるのは
向こうじゃって。
今回は諦めるか…。
(振動音)
はい。
わしじゃ。
お前 その…。
お母さんに手も合わせんと
帰ったじゃろ。
お母さんも お前の顔見たいて
思うちょるじゃろうし
近いうち 手ぇ合わせに来い。
はい… お父さん。
うん… じゃあの。
はぁ…。
これでよかったかのう みやこ。
先生の恋愛のことを
何で たくみから
永沢君に言うわけ?
だから
ダメかって聞いてんじゃん。
そんなプライバシーに関すること
私が判断することじゃないよ。
そもそも たくみ君は
何で永沢君に それ言いたいの?
だって 永沢さんって
絶対 社長のこと
好きだと思うんすよ。
は?
(たくみ) 今日だって
こんな顔して作業してたし。
はぁ… もう 何でもかんでも
そういうことと結び付けんのって
どうなのかねぇ。
(小声で) そうじゃ そうじゃ。
けど 私はたくみ君の言ってること
当たってる気がするけどなぁ。
えっ…。
何を言いだしとるんか そよそよ。
和佳ちゃんの話 聞いてるとさ
永沢君だけは どんな時も
和佳ちゃんの味方なんだよね。
確かに。
片岡さん。
え~! な… ん?
すみません いいですか。
お…。
お… おい! 永沢君
おはよう! 元気?
社長 ちょっと お話 いいですか?
♬~
これ 告っちゃうんすかね。
何か今日
ちょっとキリっとしてたよね。
な… 何? 話って。
社長。
俺…。
俺…。
今月で会社 辞めます。
♬~
♬~ あらま!
♬~
えっ… 何で? いきなり。
一身上の都合です。
あの!
先生とのことは誤解だからね。
えっ?
あ… あの
先生と私は何でもないから!
先生 別に 大事な人が
ちゃんといるから!
あっ… そうだったんですか。
うん。
だから その…。
永沢君が辞める理由って
ないんじゃないかな!
えっ?
えっ?
えっ?
あれ? これ…。
せ… 先生のことと
永沢君が辞めたいのって
関係ない?
あぁ はい。
あちゃ~ やらかしたなぁ 社長。
え~…。
これ フッ…。
永沢君には その気がない
っちゅうことじゃのう。
あっ あっ あっ… アハハ!
あっ あっ… そうなんだ!
あっ え~ あっ 違う違う…。
あの いや…。
経営者が そういう浮ついてんのが
嫌なのかなと思って。
ハハハハ!
じゃあ 何で辞めんの?
俺…
子供が できたらしいんで。
子供?
はい。