ファーストペンギン!#06[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ファーストペンギン!#06[解][字][デ]

家なし・金なし・仕事なしのシングルマザーが、荒くれ漁師たちのボスに!?
“奇跡の実話”をもとにした、爽快リアル・サクセスストーリー!

詳細情報
出演者
奈緒 堤真一
鈴木伸之 渡辺大知 ファーストサマーウイカ 遠山俊也 志田未来 梶原善 吹越満 梅沢富美男 ほか
番組内容
永沢(鈴木伸之)の退社宣言に唖然とする和佳(奈緒)。どうやら妊娠した彼女が「漁師を辞めてほしい」と思っているらしい…。
そんな中、テレビ局から「お魚ボックス」への取材依頼が舞い込む。テレビで取り上げられれば彼女の気持ちも変わるのでは?と思った和佳は、片岡(堤真一)らを説得。「永沢のためなら」と皆で盛り上がるが…。
妬みを募らせた他の船団の漁師たちと大乱闘に!追い込まれた和佳の【逆転の秘策】とは!?
原作・脚本
【脚本】 森下佳子

【原作】 坪内知佳「ファーストペンギン シングルマザーと漁師たちが挑んだ船団丸の奇跡」(講談社)
音楽
【主題歌】 緑黄色社会「ミチヲユケ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

【音楽】 菅野祐悟
制作
【チーフプロデューサー】 
 三上絵里子
【企画プロデューサー】
 武澤忠
【プロデューサー】
 森雅弘
 森有紗
 阿利極(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  14. アイナ
  15. 大丈夫
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  17. 靖子
  18. ホント
  19. 大島
  20. お魚ボックス

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(永沢) 今月で会社辞めます。

俺…

子供が できたらしいんで。

(和佳) 子供?

はい。

それ…。

あっ…
い… いったん 中 入ろっか。

えっ?
うん。

あぁ… はい。

(片岡) 永沢君 彼女おったんか。

(たくみ)
誰なんすか 俺らの知ってる人?

いや あの神戸に住んでる子で。
神戸?

ど… どこで知り合えるんすか
神戸女子と!

もう長いんか どんくらいなんか?
どうやったら知り合えるんすか!

ごめん!
時間ないから ぶった切る。

はい こっち。

で 彼女は神戸に住んでて
そっちで子育てしたい

だから 永沢君は
仕事を辞めようと思ってる。

大体 そんな話?
仰せの通りです。

彼女は産休 育休とか

ちゃんと お給料が出る会社に
勤めてる人?

派遣だし 一度は
辞めることになると思うって。

永沢君的には…。
そねぇなもん

わしについて来いっちゅうたら
済む話じゃろう 永沢君が。

はぁ…。
永沢君…。

バシっと言うちゃったら
ええんじゃ! バシっと。

風が吹いても嵐が来ても
わしがあんたを守る…。

ちょっと黙っててくれるかな!

今は永沢君の話を聞きたいの。

え~っと… どこまで話したっけ?

(そよ) 「永沢君的には」。
そうだ!

永沢君的には どうなの?
ここで子育てするっていうのは。

そりゃ 彼女がいいって
言ってくれるなら 僕的には。

じゃあ…。
ええ… ええか 永沢君。

わしが みやこを落とした時はのう
車の前に立って パ~ン!

「わしは もう死にませんけぇ!」
言うたら ドス~ン当たって

ろっ骨3本じゃ 3本折る…。

あぁ! ん~!

そよそよ 永沢君の話
聞いといてもらってもいい?

(そよ) はい。
永沢君

一度 彼女と会えないかどうか
聞いてみて。

はい。
おい… な… 何じゃ これは。

片岡さんは私と一緒に帰ろ
今晩も漁あるでしょ?

じゃけど 永沢君の…。

私 片岡さんの体が
心配なんだよねぇ。

おぉ… そうか。
休める時に…。

強制終了…。
うまいね。

(進) <ところでウニ潰しである>

<海では
たまにウニが
大量に発生することがあって

これを放っておくと
磯場が死んで

魚が取れなくなり
大変なことになる>

<故に 漁業関係者は

ウニを退治して
回らねばならない>

<汐ヶ崎では これを
漁協の女性部が行っていた>

(靖子) 梨花ちゃん 来たんかね。

(梨花) おばちゃん ウニ潰しは

はぁ~ もう ブチ燃えるんちゃ!

(靖子) ハハハ…!

「白峰アイナちゃん
アパレルの販売員さん」。

ん? この「2年間付き合って
4回別れてる」っていうのは?

それはね…。

何かあっても
すぐには行けないことも

多いじゃないですか 遠いし

そういう時に
「もういい 別れる!」って

それで付き合ったり別れたりを
繰り返してるんだって。

はぁ~ 予想を裏切らない男だね
永沢君。

彼女 会ってくれそうだった?

あぁ… 永沢君
一応 メールはしてたけど…。

あぁ…。
(着信音)

あっ 来た 来た!
(着信音)

もしもし。

このたびは
ホントに おめでとうございます。

あの これ…
つまらない物なんですが。

(アイナ)
わ~! ありがとうございます!

うれしい!
で アイナさん。

永沢君から アイナさんは
お仕事をいったん辞めて

永沢君も神戸でイチから
お仕事を探すつもりだって

聞いたんですけど…。
はい。

それって 結構 経済的に
リスキーな選択だと思うんですよ。

あっ あの 私 お金はあるんです。

えっ?
えっ?

祖父からもらった遺産が
ちょっとあって。

だから一希には ゆっくり仕事を
探してもらえたらいいかなって。

そうだったんだ。

そうですか。

でも 子育てって お金だけじゃ
ないと思うんですよ。

汐ヶ崎って食べ物とかも
すごい良くて

うちの息子も…。
ごめんなさい。

私 ジャンクフード大好きで。

あの お母さん的にも
すごく住みやすいんですよ。

若い人 少ないから
大事にされるし…。

ごめんなさい 私 お年寄り苦手で。

あの!
ごめんなさい。

私 ずっと一希に
漁師を辞めてほしかったんです。

えっ… 辞めてほしいって…。

でも 永沢君は漁師のお仕事
好きだと思いますけど。

でも 漁師って
キツいし 不規則だし

何の将来性もないですよね。

そこは
今 頑張ってるとこなんですよ。

お魚ボックスっていうのをやって。
親になるわけだし

私 経済的にリスキーな選択
避けたいんですよね。

あの… 社長 もう このへんで。

じゃあ… じゃあ うちの会社に

将来性があるって証明できれば
考えてもらえますか。

まぁ

そんな証明していただけるなら
話は別ですけど。

そんなことできます?

何か考えます。

じゃ 今日は
お時間ありがとうございました。

あっ じゃあ
私 ついでに営業するから。

ごゆっくり。

どうするんだろうねぇ。

将来性があるなんて証明。

ねぇ…。

「上場」…。

無理無理…。

(振動音)

はい さんし船団丸 岩崎です。

どうも はじめまして 私

日の本テレビの藤原と申します。

は… はい?
突然のお電話 すみません。

このお電話は 「さな田」の大将に
お聞きしました。

あっ あ~ さな田の大将に。

はい 私 そちらの

お魚を使った刺し身に
感動しまして。

あっ ありがとうございます。

うちのボックスを
ご注文ということですか?

いえ 取材です。

取材?
(藤原) はい。

実は私 大将から お魚ボックスの
仕組みも聞きまして

これは水産流通の硬直を
打ち破る可能性がある試みだなと。

か… 可能性。
その先頭に立っているのが

水産に
何の縁もゆかりもなかった

20代の女性だ
っていうところにも

将来性 感じさせますし。

将来性!?

ど… どうでしょう
一度 ご検討願えますでしょうか。

あの お時間許すなら
今から打ち合わせに伺いますけど。

<これは僕の母の話だ>

<食い詰めたシングルマザーが
お先真っ暗の漁師たちと出会い

何だか業界の
ファーストペンギン になってしまったお話>

(浜尻)組合長 わしらも
お魚ボックスやりたいけぇ

ここにハンコ
ついてもらえるかのう

ここで変われば

この浜を救った偉大な組合長って
銅像 建つかもしれない

(杉浦) 安野。
(安野) はい。

西部漁連の会長の名刺
出してくれんか。

(安野) え?

わし 銅像 建つほう

目指すことにするわ。

<僕の母と漁師たちの

土壇場からの一発逆転
起死回生の奮闘記>

♬~

テレビに出る?
そう。

(山中) それって もしかして
お魚ボックスが?

そう! いい話だと思うんだよね。

テレビで取材されれば
知名度も上がるし

そしたら売り上げもさぁ!

何じゃそりゃ
わしゃ何も聞いちょらんど。

そりゃ 言ってないもん。

「言ってないもん」て

あんた そねぇなもん
勝手にやのう…。

(たくみ) で 何の番組なの?

あっ 『news life』っていう
ニュース番組なんだけど。

(大島) 岩田ちゃんやないですか!

岩田ちゃんが出とる あれ あっ!

そうそう…。
(小峠) あ~! いけん いけん!

(小峠) こりゃ鼻血ブ~…!
(中川) 社長 社長…! いつか!

岩田ちゃん いつ来るんかいのう?
岩田ちゃん 来るのかな。

いやいや
その岩田ちゃん置いといて

そのテレビには
わしらも映るんか?

俺も? 俺も出んの?

おぉ… 映る映る~!
(漁師たち) お~!

あっ それこそテレビ見て
お嫁さんになりたいなんて人も

来るかもしんないよ?
(漁師たち) お~!

じゃあ みんな
取材OKってことでいいね!

わしゃ反対じゃ。
えっ。

ひろ兄 何で?
何でって

おめぇ そねぇなテレビなんか
出たらのう…。

うん。
こ… な…。

(磯田) また漁協を刺激することに
ならんかいのう?

そそそ… そうじゃ!
漁協 刺激して

また氷やら燃料やら言いだしたら
どねぇするんか!

(小峠) じゃけど洋さん
銀行もついてくれちょったし。

氷や燃料とかも
今回 何とかなるじゃろう。

まぁ そうかのう。

じゃじゃじゃ… じゃけど!

でも 永沢君の彼女も
テレビに出れば

納得してくれるんじゃないかって
思うんだよね。

(磯田) ん?

永沢君の彼女って
ななな… 何なん?

え? みんな 聞いてない?

(磯田) ん?

(たくみ) 俺ら 気ぃ使って
黙っちょったのに。

ウソ! あっ… ごめん!
ごめん 永沢君!

いえ 別にいいですけど。

で その永沢君の彼女が納得って
何なん?

あ… えっと… いい?

実は永沢君

彼女との間に
子供ができたんだって。

(漁師たち) え~!
(山中) できちゃった?

できちゃった?
聞いちょらんど!

でも 彼女は将来に不安を感じてて
永沢君に漁師を辞めて

別の仕事をしてほしいって
思ってるんだよね。

(山中) え~…。

その意味でも出たいんだよね。

テレビで将来有望なビジネスだ
って紹介されれば

彼女も安心。

ダメかな 片岡さん。

そねぇならそねぇで
何で先にそねぇ言わんのか。

永沢君のことがあるんじゃったら
反対なんかするかいの。

じゃあ いいってことだよね?

あの! あの
気持ちは うれしいんですけど

僕の話は考えないでもらえると…。

何で?
「考える」とは言ってましたけど

実際 考える気あるのかどうか。

まっ とにかくやってみようよ!

みんなも
永沢君にいてほしいだろうし。

のう!
(山中) やってみよう。

うん じゃあ 決まり!
出るって連絡しとくね!

(山中) ほい!
よし じゃあ わしらも行くか!

おう!
(山中) っしゃ~!

あっ あっ! あの

漁協に知られると
いろいろ面倒だから

お口 絶対チャックでね。
(山中) は~い。

会長 賛成してくれますかいねぇ?

おう 電話で話 した時は
感触は悪うなかったで。

まぁ こういうことも

これから考えて行かにゃ
いけんからのう。

(ドアが開く音)

(杉浦) あっ 会長!

わざわざ お時間頂きまして。

はい さぁさぁ。

(小声で)
近所の組合長さんたちですよね。

汐ヶ岬 汐ヶ浦 汐ヶ元。

(杉浦) あの 会長

何でまた 皆さん ご一緒…。
あぁ。

まぁ どうせなら
直接 話してもろうたほうが

ええんじゃないかと思うてな。
話?

(組合長1)
何やってくれちょるんか!

おたくでやっちょる
お魚ボックス

うちはあれで
ブチ迷惑しちょるんじゃ!

(組合長2) うちも 直販売

やりてぇやりてぇ言いだす連中が
出て来てから!

(組合長3)
うちなんか認めんのじゃったら

わしの首 すげ替える言いだして
来やがったんど!

首…。
(会長) …っちゅうことでの

杉浦さん
あんたが野放しにしたせいで

漁協を中心とした水産流通が
壊れかねん話になっちょるんよ。

どねぇするつもりか? え?

あの どねぇするって…。

もし… うん。

もし そねぇなことんなったら

あんたは戦犯!

日本中の漁協から
袋だたきんなるど。

戦犯…。

ほいで そっちから
相談したいことって何かの?

いや! わしも同じですよ!

ええ まぁ あいつらには
もう手を焼いておりましてな!

ビッとしてくれや
わしら人前に出るけぇのう。

(小峠:山中) そうそう!
結婚式でもあるんかね?

(中川) アハハ…!

あの 今 若い子に人気なんは
どねぇな髪形かね?

おめぇ その頭 どねぇもこねぇも
なるまぁがいな のう?

そうは言うても 岩田ちゃんに
嫌われんようにせんにゃあの。

もう! やめてください~ね~!

(理容師) 岩田ちゃんって誰?
(小峠:山中) シ~!

(理容師)
岩田ちゃんって誰なの? 誰?

(小峠:山中) シ~!
(理容師) 誰や 岩田ちゃん。

(小峠:山中) シ~!
(理容師) 岩田ちゃん?

(小峠:山中) シ~!

(竹下)♬「ブローネ」
<「ルミエスト」>

(友人A)髪色 変えた?
(友人B)なんか いいね!

プロが選んでくれた色なの!

<「ブローネ」の髪色診断は

カラーコーディネーター 監修>

おっ! 春色タイプなんだ。

<あなたに似合う色を おすすめ>

いいね。

<白髪も黒髪も明るく染まる>

似合う髪色 まだまだあった!

♬「ブローネ」
<「ルミエスト」>

安野。

何で わしばっかり
こねぇな目に遭うのかのう。

(ドアが開く音)

(安野) あっ あの…
な… 何ですか?

組合長 さんしがテレビに出る
っちゅうのはホントなんか。

テレビって何かの?
さんしの連中が

アナウンサーの岩田ちゃんが
来る来るっちゅうて

騒いじょったんじゃ。
岩田ちゃんが?

組合長
この前 言うちゃったぁのう。

「あねぇな勝手なヤツら
のさばらしたら

漁協全体が壊れる じゃけぇ

わしらは やったらいけん」
っちゅうたのう!

どねぇするんじゃ
あいつらが正義面して

テレビで持ち上げられる
ようなことんなったら。

(会長)
もし そねぇなことんなったら

あんたは戦犯!

日本中の漁協から
袋だたきんなるど

いけん!
そんなん 絶対にいけん!

組合長?
あんなヤツら

これ以上 世間の人に
絶対に知られたらいけんのじゃ!

いけんのじゃ‼

テレビに出ることになりまして。

(琴平) へぇ~ テレビ。
はい。

ニュース番組の特集コーナーで。

先生も出ます?

遠慮しときま~す。

あっ 先生 ちょっと何か印象が…。

カミングアウトしちゃったし
何か気楽になっちゃって。

あっ そういうもんなんですか。

あっ でも テレビ 出るんなら
注意したほうがいいと思いますよ。

さんしを快く思う人ばっかりじゃ
ないと思うし。

一応 撮影が終わるまでは
「絶対に お口チャック」って。

(進) ママ?
ん?

(進) 何で これあるの?

あっ 進 これ危ない!

(画びょうを落とす音)

♬~

♬~ え…。

♬~

(浜尻) お~
ブチオシャレさんじゃのう。

(大島:山中:小峠:中川) あ~?

そうか?

(山中) 何じゃ お前ら。

岩田ちゃんに
会わにゃいけんからか。

あぁ?

(根岸) すまんのう!

(山中) 何すんじゃ!
(貝塚) 邪魔でのう!

(大島) おい! やめろ!

(根岸) うっとうしいんじゃ!
どりゃ~!

(貝塚) 邪魔じゃけぇ
あっちでやれ言うちょるんじゃ!

やんのか! コラ!
ここは漁協の土地じゃけぇ

さんしは出て行け
言うちょるんじゃ。

わしらも漁協の組合員じゃ
ここ使う権利はあるじゃろ。

そうじゃ!
わしら みんな 仲間じゃろうが。

(浜尻) てめぇらなんか
仲間なんかじゃねえわ。

あ?
勝手なことばっかりしやがって。

みんな おめぇらんこと

仲間じゃなんて
思っちょらんわい!

ハハ… みんな?
みんなって どこのみんなか。

♬~

わりゃ テレビに出るの やめぇや。

あ?

おめぇらみてぇな
勝手なヤツらに

浜の代表みてぇな面
されとうないんじゃ!

あの 僕たちは何も
勝手なことはしてないですよ。

国からも漁協からも
許可をもらって。

能書きばっかり垂れやがって。

てめぇらだけ
うめぇ汁吸えるように

抜け駆けしただけの
話じゃろうが!

(大島) おぉ…!
おい!

永沢君に何するんか!

ダメです。
どけ 永沢君。

ダメです 手出したら
僕は大丈夫なんで。

じゃけど!
(浜尻) 何じゃあ

女の尻に敷かれた腰抜けは
ケンカもできねえか。

まるでオカマじゃのう!

(浜尻) のう!
≪ハハハ…!≫

オカマの何が悪いんか おら!

♬~

ありがとう。
お願いします。

(ベル)

もしもし。

(通話が切れる音)
はぁ…。

どした?
無言電話 これで3回目。

え…。
≪あ~ ゴミ降ろしちょいて≫

ん? 帰って来た?
おかえり。

はい。
≪あ~… たたた…≫

はい。
え…。

ハハハ。
ちょちょちょ!

何があったの?
(山中) いや まぁ… ちょっとね。

は?

(砂原) ≪あぁ ショウちゃん!≫
(小峠) ≪分かっちょるよ≫

(小峠) くそ!

何なんだ こりゃ!

(たくみ) 知らないっすよ はい。

(砂原) ブチブチ言わんと
しゃんとせっちゃ のう。

ほい。

男らしゅうないぞ ショウちゃん。

えっ! あのゴミ 何?

廃棄処分
受け付けてくれんかったんじゃ。

「今日は締め切った」っちゅうて。
え…。

今日はボックス出せんけぇ

お客さんに断りの電話
入れてもらえんかのう。

い… 一体 何があったの?

テレビに出ることがバレて
因縁つけられたんちゃ。

…ったく けったくそ悪ぃ!

あの片岡さん。

今日って これだけしか
水揚げなかったんですか?

いつもの3分の1くらい
なんですけど 合ってます?

(磯田) ひろっさん こりゃ…。

あぁ 抜かれちょるな。
抜かれるって?

50箱納入しても
25箱しか入れちょらんことに

されるっちゅうことじゃ。
えっ…。

あっ じゃあ「おかしいですよ」って
仲買さんに言えばいいんですか?

そねぇなもん
こっちも数えちょらんけぇ

いちいち何箱入れたとか。
えっ…。

漁の後はクタクタじゃけぇ

漁協と仲買に任せるっちゅう
仕組みになっちょるんよ。

お互いの信用の上に
成り立ってるってことですか。

そういうこっちゃ。

(砂原) ブチブチ言わんと
しゃんとせぇ…。

(小峠) バカたれが! ホント…。

あれ? どねぇしたん。

社長
テレビ やっぱり やめんかのう。

市場の売り買いだけじゃのうて

漁協の管轄の下で共同で
使うちょるもんなんか山ほどある。

それ全部突っぱねて

全部自分たちで
都合するっちゅうんは

なんぼ銀行がついちょっても
さすがに無理じゃ。

何とかなるって。
あんたは見ちょらんから

そねぇなこと言えるんちゃ。

漁協だけじゃのうて

あねぇに
みんなに目の敵にされたら。

でも ここで折れるのは
最悪だと思うんだよね。

テレビに出れば 世の中の人に
知ってもらえるってことじゃん。

世の中の人に知ってもらえれば
漁協や周りの人も

私たちに こういうことを
しにくくなると思うの。

抑止力っていうの。
よ… 抑止力?

(大島) そうそう そう!
出るべきです 出るべき!

(山中) 永沢君のこともあるしの。

あの 僕のことは…。

じゃあ もうちょっとだけ
粘ってみよう ねっ!

アジ サバ タチウオ
いる人 こっから!

(山中) はいよ~!

(杉浦の声)
港で のけ者にされても

やめるたぁ言うて来ん。
(安野) はい。

そうか…。

(砂原)今日はおごっちょるけぇの。
(店員)あ~! すみません!

今日は いっぱいなんよ~。

(砂原) 何で 席 空いちょらぁや。

(小峠) 暇じゃろ?
(大島) 急に どしたんよ。

(靖子) おはようございます。

(靖子) 今日は どこへ?
(部長) はい これ。

(靖子) え… うち 1人なん?

(部長) ほんじゃあ 皆さん
行きましょう。

(女性たち) は~い。

(靖子) あっ… ちょ… ちょっと!

♬~

(山中) はい ご苦労さん。

あっ! あれ? また
廃棄処分してくれんかったんか。

あいつら居留守 使いよるんよ。

(磯田) わ~ わ~…。

(山中) あぁ あぁ…!
(磯田) カラスにやられたんか。

うわぁ たまらんのう こりゃ。
(山中) そよさん 交代して。

(そよ) ありがとうございます。
(着信音)

はい 山藤です
いつもお世話になっております。

(保育士) すいません 要君が
お友達殴っちゃって。

えっ…。

(吉高)人生 山あり 谷あり…

♬~
「トリス」あり!

(泡の音)シュワー

<人間っていいナ。>
はぁー

<新しい「トリス」>

(山本)まあ
PSBはイクとして (堺)イクとして?

春巻きか~?
焼売か~?

≪(女性店員・男性店員)
いらっしゃい!

焼き餃子(堺・山本)か~!

<「パーフェクトサントリービール」 糖質ゼロ>

すいません ほら 要も!

(要) だって こいつが先に
やったんだよ スッくんの絵。

これが進君の絵なんです。

あの テレビ出るんて やめて
もらうことって できんのですか。

えっ?
うちの人が

「さんしは わがままじゃ」って
この子の前で言うけぇ

この子も こねぇなことに
なっちょるんです。

やめてもらえると助かるんやけど。

すいません。

さんしが ちょっと欲かくん
やめりゃあ ええことですよねぇ。

(そよ) 一応 業務連絡 ごめんね。

何で そよそよが謝るの
こっちこそ ホントごめん。

ううん いや 私はいいんだけど

子供たち巻き込んでるのは
ちょっとね…。

来るね…。

もう ウニ行かんでええ思うんよ
おばちゃん。

やけど 海はみんなのもんやけぇね
みんなでやらんとね。

そやけど…。

(靖子) ありがとね。

ほんならね。

ん? お母ちゃん ウニ 大丈夫か?

バリバリ潰しちょるけぇ
もうすぐ大漁来るで~。

フゥ…。

まぁ これで
カラスも諦めて帰るじゃろうで。

あの 片岡さん。
ん?

あの!

もう誰なん これ!
もう落ちんちゃ!

すみません
あの 私 やりますんで。

あぁ はい!

すみません。

(振動音)

あっ…。
(振動音)

(振動音)

はい。

社長

テレビ やめんか?

ん?

永沢君が もうやめてほしいんて。

えっ 永沢君が?

自分のことで
みんな粘らせて

さんしも音船の人にも
迷惑掛けるんが

もう心苦しいって。

まぁ みんなに知られんでも

売り上げは
右肩上がりじゃったわけやし。

テレビは もう諦めんか。

うん。

うん。

分かった。

♬~

まぁ また 機会もあるし の。

うん。
うん。

♬~

おい 社長。

おい!

ハァ ハァ ハァ…。
おい おい!

どねぇしたんか。
ハァ ハァ…。

テレビやめるって言ったら

ボックスもやめろって
言われないかな。

っていうか 私が組合長なら
そう言うよなって。

そんなことんなったら
おしまいだよね。

じゃ… じゃけど どねぇするんか。

こねぇなん 漁どころか
暮らして行けんようになるじゃろ。

そこは何か考えるから。

何かって何じゃ
テレビ出たからっちゅうて

村八分が
終わるわけじゃねえじゃろ。

いや だから
何か考えるって言ってんじゃん。

じゃけぇ わしゃ
やめとけっちゅうたじゃろうが。

分かってるって!
私のせいだって!

だから 何とかするって!

ごめん。

八つ当たり。

(着信音)

はぁ…。
(着信音)

(着信音)

ん?
(着信音)

はい。

えっ…。

おい どねぇしたんか
何があったんか!

ウニ潰し 靖子おばちゃん
のけ者にされちょって

1人で海 入っちょったんよ。

えっ…。
うち 見て見んふりして。

じゃけど やっぱり1人は
危ない思って見に行ったんよ。

そしたら おばちゃん

岩場に足挟まれて
動けんようなっちょって。

満ち潮で水飲んでしもうて。

(戸が開く音)

先生 お母ちゃん…

は… 母は…。

一時は意識が
朦朧とされちょったんですが

もう大丈夫です。

はぁ…。
ただ…

足首を複雑骨折されてて
年も年だし

歩行は困難になるかもしれません。

あの… 歩けんようになる
っちゅうことですか?

経過を見んと何とも言えませんが。

では。

うちのせいじゃ…。

うちが おばちゃんと
一緒におったらよかったんちゃ!

悪いのは私だよ。

私が一人で突っ走って

結局 みんなのこと不幸にして。

(山中) いや
わしがいけんかったんじゃ。

散髪屋行ってペラペラ ペラペラ
しゃべったけぇ…。

うんにゃ!
わしがお母ちゃんのこと

ちゃんと見ちょったら
よかったんちゃ。

悪いのは
のけ者にしちょったヤツらじゃ。

わしら 一生懸命やって

それがテレビん人の目に留まって
じゃけぇ 出ることにした。

浜を立ち直らせるっちゅう
目標んために。

それの
どこに悪いことがあるんか!

悪いんは わしらじゃねえ。

お門違いの反省なんか
するなっちゃ!

社長 この際 テレビん出て

そこで全部しゃべっちゃる
っちゅうんはどうか。

テレビでしゃべる?
あいつらの悪事

テレビで洗いざらい
ぶちまけちゃるんじゃ!

あいつら ぶっ潰しちゃる!

うん… やろう。

あいつら 潰してやろう。

キユーピーハーフの11回の改良は

新しいおいしさをめざした

ヒトも新しくなろうとする

基本は健康だ

キユーピーハーフは健康のために生まれた

そして 静かに変化している

Life is young.

それは新しくなるという意識

えっ 要するに
告発をしたいってことですか?

はい この際
漁協や周囲の人から

受けている被害も
訴えたいと思って。

それも取材していただくことは
可能ですか?

取材はできますけど

裏が取れないものは
電波に乗せられませんよ。

裏って
どんなものがいるんですか?

…ということなんだけど。

(たくみ) あいつらの悪事の
証拠を集める?

裏を取るっちゅうことじゃ
ほしたらのう あいつらの悪事を

全国放送してくれる
っちゅうんじゃ。

(漁師たち) お~!
そうしたら さすがに

村八分も やりにくくなるでしょう
ってことでね。

じゃけど
証拠集めって何するんじゃ。

それはね…。

ハハハ… こんちは!
あ~ すいません!

今日は終わりなんよ~。
まだ営業時間じゃろう!

来るたんびに これやのう。

(店員) すいません。

(大島:中川:小峠)
おっ! 何でかのう~。

(和佳の声)
ダイ チュウ ショウさんは

たこ伝に行って断られて
それが そのまま証拠になるから。

お待たせしました
こちらですね どうぞ。

(和佳の声) 高志さんは
靖子さんのケガのこと。

漁協の業務と
因果関係はありませんなんて

絶対に言わせないように。

そして これが一番肝。

魚が抜かれてる件。

(重森) あぁ? こねぇなもん
貼っちょったかいのう?

前からあったやん。

そうじゃったかいのう?

おかしいですよ!

今日は
40箱あったと思うんですけど。

そうじゃ そうじゃ。
じゃけど

ホントに
20箱しかなかったんですよ。

それ ホントか?

ホントですけど~。

(受信音)
来た!

(梨花)
今日のさんしの水揚げっちゃ。

40箱あるけぇ。

全部で40箱 そよそよ 伝票は?

(そよ) 20箱だね ほら ここ。

(浜尻) あいつら
全然動じる気配ねえんじゃけど。

大丈夫っちゃ。

こねぇな針のむしろで
暮らせんことぐらい

なんぼ何でも分かるじゃろ。

あの ひょっとしたらなんですけど
あいつら…。

(ドアが開く音)
(根岸) 杉浦さん!

(根岸) 何や カメラやら
ようけ来ちょる!

(藤原) こちらではどのような漁を
されてるんでしょうか。

まき網漁っちゅうてですね
大きな…。

(杉浦) 出てけ!

撮影許可なんて出しちょらんど!

あぁ あん人が
うちの漁協の親分です。

何しちょるか!
無断で撮ったら訴えるけぇ!

許可のない映像は撮りませんので
ここは撮影ダメですか?

いけん 市場も港もいけん
漁協の持ち物じゃけぇ!

分かりました。

じゃあ さんしの人間と
その持ち物以外は

映さないようにしますんで
それならいいですよね。

船の舳先でも映っとったら
訴えるど! ん! コラ!

もうヤクザみたいでしょ
うちの漁協。

すぐに脅すんですよ。

今回だって
テレビに出る言うたら

寄ってたかって
わしらを村八分にして

そのせいで
ケガ人まで出たんですよ。

ケガ人までですか
それ ひどいですね。

他にも
ゴミ持ってってくれんとか

落書きとか。
お前 何言うちょる…。

あの よかったら これ

私たちの受けた被害の
証拠映像です。

ご参考までに。
(藤原) はい。

こっちは魚の抜きの証拠が
入っちょりますけぇ。

貴重なデータ
ありがとうございます。

よろしくお願いします。
(藤原) はい。

じゃあ ここは やめて
船のほうへ移りましょうか。

そうですね。
こちらです。

やっぱり
あいつら やられるふりして

証拠 集めちょったんですよ!

♬~

お~ 酒頼んだのか。

これ!
岩田ちゃんのサインじゃ~!

ダイ よかったのう!
うわ~ ダイ ハートブ~じゃろ!

あっ 永沢君
アイナさんには連絡した?

はい 一応。

あぁ そっか。

何時からかのう。
4時のニュース 言うちょったわ。

もうすぐっちゃ。
どうじゃろうのう。

大丈夫なんかのう。

♪~

(ナレーション) 『news life』。

(2人) こんにちは。

(菅谷) 『news life』の時間です。

(岩田) 今日も気になるニュースを
まとめてお伝えして行きます。

(菅谷) さて岩田さん
今日は とても暖かくて…。

わしら
捕まってしもうたりせんかのう。

そんなぁ…。

弁護士の先生に聞いて
手 打ったけぇ。

何があっても言い逃れはできる。

大丈夫 大丈夫…
大丈夫じゃ 大丈夫。

(赤楚)
<脂肪を分解するとか 吸収を抑えるとか>

…の その先へ!

<新時代の脂肪対策>
始まる。

<明治 脂肪対策ヨーグルト>
ご一緒に!

♬~
(芦田)パパ、グローブ買ったの~?

(出川)1000円でおトクだったのだ!

1000円でおトクだって
え?

(小池)おトクってのはねぇ…

1000円でお釣りがくるのよ!

♬~ (芦田)パパ、バット買ったの?
(小池)また無駄遣いして!

もったいな~い!
あ、今月2ギガも余ってる!

(出川)あ~‼ もったいないのだ~‼
もったいなくないし

くりこせるし
くりこせる!?

もったいなくな~い
もったいなくな~い

続いては
「今日の特集」のコーナーです。

(ナレーション) 「Today’s topic」。
始まった!

♪~

(岩田) 菅谷さん これ何だか…。
(山中) おっ 出た~!

(菅谷) ただの
発泡スチロールの箱ですよね。

(岩田) これ お魚なんです!

(菅谷) うわっ!

(山中) うぇ~い!
≪ハハハ…≫

岩田ちゃん。

(岩田) 実は これ

さんし船団丸さんがやっている
お魚ボックスといいまして

食にこだわる方たちを
今 ひそかに

とりこにしているそうなんです。

しかも
このビジネスを始めたのが

漁業と全く縁のない
一人の勇気あるお母さんなんです。

取材して来ました。

(進) ママだ!

この浜の漁師さんたちは

全然 儲かってなくて

「それを何とかしないと浜は死ぬ
何とかしてくれ」って

1万円渡されたのが始まりでした。

べっぴんに映っちょらぁや!
えっ?

ホンマじゃのう。

(藤原)その評判はいかがですか。

さんし船団丸のお魚は

新鮮でおいしいと
評判頂いております。

そのお魚を
取って来てくれているのが

彼らです。
(漁師たち) お~!

(藤原) よろしくお願いします。

(小峠) うわぁ!
(大島) あ~!

ハハっ!

こちらが船団長の…。

あぁ… 片岡です。

わ… わしや ヘヘヘ…。
≪ハハハ…≫

(藤原) 漁師の皆さんから見て

岩崎社長は
どんな存在なんですか?

今は いっぱしの顔
しちょってですけど

初めは こん人 サバ食って
「アジじゃ」っちゅうて。

ハハハハ…!

漁業のことは
全く知らんかったもん のう。

ホンマ ど素人でのう
魚も素手で触ったことない…。

告発は ないんかのう。
後じゃない?

あぁ…。

実際に取れたものを
その場で やりとりしてるんです。

(たくみ) 競りなんかもスマホで
できんじゃないかなと思って。

魚の血抜きをしちょるんです。

丁寧に扱われた魚にしか
出せん味があるんですよ。

元々 わしら 漁師は
自分たちが食う分は血抜きして

生臭さ取ってから
食べちょったんです。

取れたてを血抜きして食うと
ブチうまいけぇ!

(進) 永沢君だ!

大変ですけど楽しいっすよ。

こんな楽しい仕事ないです。

天候次第で漁に出れない日も
あるんですけど

魚がたくさん取れた時は
もう うれしくって。

みんなで飲むお酒も
おいしいですし

やりがいを感じてます。

(藤原) 地元の皆さんの反応は。

皆さん すごく
歓迎してくれました。

(藤原) そうですか。

はい。

(藤原)
岩崎さんの今後の目標は。

まずは
このボックスが売れて

もう一度 うちの浜がにぎわって
そのうち 日本中の浜が

にぎわうようになったら
いいですね。

いや 今後期待したいですね。

そうですね。

また 新しい面白いビジネスが
出て来ました。

さぁ それでは お天気です。

(岩田) 明日は四国から本州
太平洋側は おおむね晴れ。

九州と本州 日本海側は…。
これで終わりなんか。

(岩田) 北海道も東部で…。
みたいだねぇ。

(岩田) 気温は平年並みですが

朝方は少し今日より
低くなるところも多いようです。

続いては関東地方の予報です。

明日の降水確率は0%
傘は必要なさそうです。

明後日は気圧の谷の影響で…。

どこ行ったんじゃ。

(そよ) あっち行こ あっち…
はい 早く早く…。

わしの告発は

どこに行ったんじゃ~!

(山中) ひろ兄。
カットされたのかなぁ。

裏取れないと放送できないって
言ってたし。

裏 取ったじゃろうが!
あの程度じゃダメだったのかもね。

これじゃ意味ねえじゃろうが。

こりゃ ただの… ただの…

「頑張れ お魚ボックス物語」
じゃ~や~!

あの片岡さん! これ!

これ…。
そよそよ こねぇ…。

最近の伝票なんですけど。
何じゃ…。

ちょっと多くねえか?
(山中) えっ?

(そよ) ですよね このところ
ずっと こんな感じなんです。

これって 今までの分 しれっと
返金されてるってことじゃ…。

(たくみ) あっ そういや…。

お~!

ゴミがなくなっちょる!
あぁ!

ゴミがなくなっちょる!
キレイさっぱり!

(磯田) ん?

あぁ あの酒 誰か注文したんか?
(漁師たち) いや。

(磯田) ん? あ?

高志さん これ何?

知らん。
(たくみ) 勝手に開けんな…。

(磯田) たこ伝からのお詫びじゃ!

(漁師たち) えっ?

高志さん。

お母ちゃんへの見舞金じゃ。
ん?

あの… いつの間にか
全部 嫌がらせって終わってます?

(藤原)貴重なデータ
ありがとうございます

よろしくお願いします

はい

まさか…。

(磯田) 社長 初めっから

告発するって
思わせただけじゃったんか?

どういうこと?
だから

あいつら
チクられるってビビったけぇ

慌てて元に戻したんよ。
あぁ!

まぁ…

ここまで うまく行くとは
思わなかったけどね。

あんた… あんた
わしらも だましちょったんか。

ごめんね でも 今回ばかりは

ホント 途中でバレたら
終わりだったからさ。

じゃけど せっかく漁協を
追い込むチャンスじゃったのに。

でもさ 片岡さん。

私たちの夢は

別に 漁協をぶっ潰すことじゃ
ないんじゃん。

お魚ボックスが売れて
みんなのお給料が上がって

若い人も「働きたいです」
って来たりとかして。

そうやって ここが

昔みたいに活気ある浜に
戻ることじゃん。

じゃけど 漁協はこれからも

それを邪魔しよるわけじゃろ
汚い手 使うて。

でも…

最後は私たちが勝つよ。

だって

私たちは間違ってないから。

だからさ そんな

敵を潰すなんて
せこい考えは捨ててさ

「ボックスやりたい」
「やらなきゃダメだ」っていう

仲間を増やして行こうよ。

そうやって
日本中に仲間が増えて行けば

それは きっといつか
大きな波になってさ

日本中の浜が
よみがえって行ってさ。

その時は 漁協も

私たちを
認めるしかなくなると思うんだ。

そんなふうになるには

5年? 10年?
かかるかもしんない。

でも いつか

そんなふうに きっとなる。

だって

私たちは間違ってないから。

♬~

だから よそ見せず

前だけを見て

真っすぐ歩いて行こう。

♬~

何じゃあ…。

またカッコええこと言うて。

まぁ…

私 ロマンチストだからさ。

何…!
≪フフっ…≫

♬~

永沢君。

アイナさん どうだった?
番組見たって?

見たみたいですけど…。
あぁ…。

うん。

(アイナの声) 「正直 だから何って
感じだったかな」。

はぁ…。

あれでもダメか。

アイナは初めから
受け入れるつもりないんです。

えっ?
社長と一緒ですよ。

アイナの目的は

最初から 社長を
走り回らせることだったんです。

えっ? 何で?

何で そんなことするの?

そこまでしてくれる
社長も会社も捨てて

僕が彼女の願いを叶える。

彼女にとっては
それが大事にされるってことで…。

大事なことだからです。

彼女って
永沢君のこと 好きなの?

永沢君のこと 好きなら

永沢君の大事なもの
捨てさせようなんてしないよね。

僕が もっと

彼女を大事にすれば

変わるのかなって。

ん?

時間 かかるかもしれませんけど。

そっか…。

♬~

そういうもんかもね。

社長。

僕 実は前の職場で
ハブられてました。

業務の改善を提案して。

でも それは一部の人を
否定することだったから

はじかれたのは僕のほうで

心折れて…。

だから…。

はぁ…。

社長が戦ってる姿が
すっごくカッコよく見えて。

何で
あそこまでやるんですか?

昔 長い物に巻かれたの

また ここで同じこと繰り返して
自分に失望するのも やだし

♬~

僕は…

絶対に

この人の力になろうって
決めました。

僕 元々 強い気持ちとか
湧きにくいたちで

あんまり執着とかないんです。

だから…

こういうの 初めてで

ちょっと びっくりしてます。

僕は今…。

自分は…。

(泣き声)

俺は本当は

ここにいたいのにって思ってます。

社長のロマンが好きでした。

社長の隣で みんなと一緒に

この先の景色を見たかったです。

(泣き声)

社長に会えて よかったです。

それは…

私のほうこそ。

永沢君がいなかったら

私 今 ここに立ってないと思う。

だから…。

その…。

(はなをすする音)

(はなをすする音)

私は

ずっと ここにいるからね。

いつ帰って来ても
いいんだからね。

永沢君と

気持ちの変わったアイナさんと

かわいい子供と 3人で。

そんなふうに

この先の景色

見たっていいんだから。

はい。

うん。

<こうして 永沢君は
去ることになったが…>

(ベル)
ご注文ありがとうございます。

(そよ) はい さんし船団丸です。
サイズのほう いかがいたしますか?

お魚ボックス
はい こちらで承ります。

ご要望があれば できる限り
対応させていただきます。

<認知度の上がった効果は
すさまじく

船団は かつてないほどの繁忙期>

<母にも今までとは種類の違う
繁忙期が訪れた>

お疲れさまでした。

<ファーストペンギンは
大海に出た>

<だけど
そこで待っていたのは…>

<想像したこともないような
種類の

敵>

♬~