ファーストペンギン!#08[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ファーストペンギン!#08[解][字][デ]
家なし・金なし・仕事なしのシングルマザーが、荒くれ漁師たちのボスに!?
“奇跡の実話”をもとにした、爽快リアル・サクセスストーリー!出演者
奈緒 堤真一
鈴木伸之 渡辺大知 松本若菜 ファーストサマーウイカ 遠山俊也 志田未来 梶原善 吹越満 梅沢富美男 ほか
番組内容
溝口(松本若菜)の依頼で、全国の漁師が集う水産フェアで講演することになった和佳(奈緒)。そこで出会った元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間から「一緒にビジネスをしたい」と言われ目を輝かせるが、同行していた片岡(堤真一)はそんな和佳の姿にモヤモヤし、帰り道に大喧嘩に!!置き去りにされた片岡は、東京で路頭に迷い…。一方和佳のもとに、銀行から「融資を切り上げたい」と連絡が入り、突然・倒産危機・に…!?
監督・演出
【演出】 内田秀実
原作・脚本
【脚本】 森下佳子【原作】 坪内知佳「ファーストペンギン シングルマザーと漁師たちが挑んだ船団丸の奇跡」(講談社)
音楽
【主題歌】 緑黄色社会「ミチヲユケ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)【音楽】 菅野祐悟
制作
【チーフプロデューサー】
三上絵里子
【企画プロデューサー】
武澤忠
【プロデューサー】
森雅弘
森有紗
阿利極(AX-ON)【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ドラマ – 国内ドラマ
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(和佳)
今日から一緒に働くことになる
新人さんたちです!
(杉浦)
その新しゅう来た3人の誰かが
針っちゅうことか?
(安野) 工作員みたいなんを
中に入れるっちゅう意味なら。
(溝口) 今度 うちの水産フェアで
講演をしてほしいんです。
(溝口) あなたは水産業界を救う
ジャンヌ・ダルクになるんです!
(小峠) 何か~! どねぇしたん!
(磯田) あぁ…!
(片岡) おい! 船 沈むど!
早 網 切れ!
網 切れや~!
(たくみ) ん~ あぁ~!
(杉浦)
信じられんことするな 針…。
(山中) おめぇが仕返しに
ロープ切ったんじゃろうが!
(小森) 山中さんのミスなんじゃ
ないんですか?
(山中) わしのミスやと
思うちょるんか? もうええわ!
(中川) わしら
あっちゃん 信じちょるけぇ。
(磯田) すまんの。
はぁ…。
あっ…。
あっ 片岡さん!
船 転覆しそうになったって
さっき…。
えっ… みんなは?
これで少数精鋭になった。
は?
そういうことっちゃ!
ど… どういうこと?
わしと あんたと そいつと
こっから3人で出直しじゃ!
はぁ!?
忙しゅうなるど!
ドカ~ンと新しいヤツ
入れんにゃあいけんけぇのう!
ちょ… ちょっと待って 片岡さん
どういうこと? みんなは!?
辞めた もう わしとは
一緒にゃあできんて。
えっ 何で…
何で そんなことになってるの?
網 修理に出して来るけぇ!
小森君もついてきぃ。
ちょ… えっ?
えっ?
えっ… えっ 網? えっ?
訳分かんないんだけど!
そうなんだ…。
ロープが切れたのが
誰のせいかで大ゲンカになって
みんな 篤さんに
続いちゃったってことか。
はい。
たくみは分かんない?
これ わざと切ったものなのか
自然に切れたものなのか。
すいません 俺にはちょっと…。
そっか… よくあることなの?
ロープが傷んで切れたりって。
う~ん…
まぁ ないことは ないっすけど
親父ってバカだからこそ
言われたことは小学生みたいに
ちゃんとやるとこあって。
だから あいつが見逃しなんか
するのかなって。
じゃあ 小森君の嫌がらせ?
う~ん… でも
小森さん あの時 下手したら
死ぬとこだったんですよ。
命懸けてまで嫌がらせする人
なんているのかな…。
さんしから融資を引き上げろと?
とにかく そうしろって
先生が言うちょるんじゃ。
やけど さんしには
財布がついちょりますけぇ
うちから金引き上げても
効かんかと…。
財布って
割と よう なくすもんなんて。
先生が
そう言うちょりましたけどな。
財布をなくす…。
へぇ~ 網って 結構するんですね。
おう…。
申し訳ございません!
(そよ) 申し訳ありません!
ホントすいません!
事情があって
漁に出られないことになりまして
。
(そよ) ご希望なら
さんしのものではないですが
汐ヶ崎の魚を用意して
お送りしますが…。
ありがとうございます!
失礼します。
(梨花) ほんなら 取りあえず
これだけ先に確保しとくわ。
あぁ… ありがとう!
お願いします!
おう。
(梨花) うっす。
(たくみ) おじちゃん 網は…。
たくみ 戻って来たんか。
(たくみ) いや 俺 別に
出てったつもりないっすけど。
おぉ… そうか。
まぁ 修理済むまで
1週間ほどじゃって。
すまんけど 社長 これ頼む。
あぁ…。
えっ…。
(そよ) えっ!
こんなにするんですか
網修理って。
結構 ざっくり
切ってしもうたからのう。
すまんのう わしの腕が悪うて。
(そよ) いえ そういう意味じゃ。
片岡さんの腕は良かったと思うよ。
あの状況で
誰も死ななかったんだから。
お金で済んでよかったじゃん。
じゃけど すまん。
ボックス2000箱分がパ~じゃ。
だね じゃあバリバリ稼がなきゃ!
ってことで お願いに行こう。
お願い?
だって みんな辞めるって
言いだしちゃったんでしょ?
戻ってくれって
お願いしなきゃさ。
そよそよ たくみ 後 任せていい?
(そよ) 分かった。
ありがと。
よし じゃあ
ほら 片岡さん 行くよ!
わしゃ 行かん。
は?
あねぇな無責任なヤツら
戻って来てもろうても
しょうがないんじゃないんか。
え… 無責任?
船 転びそうんなって
ボックス 大変なことになんのを
分かりきっちょるのに
こねぇな時に「辞める 辞める」て。
確かに 仕事への責任感があるなら
放り出しませんね。
(小声で)
誰のせいだと思ってんだよ。
でもさ 片岡さん。
みんなに戻ってもらわないと
漁に出られないよね。
新しいヤツ入れたら
ええんじゃないんか。
新しい人 さばききれなくて
こうなってんだよね。
ありゃ全員が新人やったけぇ
あねぇなったんじゃ のう!
はい 僕以外が経験者であれば
このような事態には
ならなかったと思います。
あのさ…。
(たくみ) あのさ!
小森さんも
引っかき回した一人だからね。
さっきから聞いてりゃあさ
その 人ごとみてぇな言い方
マジでムカつくんだけど!
(そよ) あぁ どうどう…!
社長の講演で
人 募集したらええと思うんじゃ。
は?
あんたのちょうど
漁師らが来るとこで
講演する言うとったじゃろ。
「お魚ボックスやりたいです。
さんしに入りたいです」言うヤツも
ようけ来るんじゃないんか。
無理に決まってんじゃん。
どこも人手不足なんだから
経験者なんて採れないよ。
そねぇなん
やってみんと分からんやろうが。
分かる。
(そよ) そんなに難しいの?
経験者 採るのって。
いや 熟練の漁師なんて
もう奪い合いだよ。
もう要! それダメだって!
そのうち 後ろひっくり返るから。
(要) は~い。
ホント 子供って自分が痛い目
見るまで分かんないよね~。
そうだね。
(進) <これは僕の母の話だ>
自分でこけるまで分かんないか。
(着信音)
<食い詰めたシングルマザーが
お先真っ暗の漁師たちと出会い
何だか業界の
ファーストペンギン になってしまったお話>
やってみよっか。
<僕の母と漁師たちの
土壇場からの一発逆転
汗と涙の奮闘記?>
講演で人集め。
♬~
(小森) よろしくお願いします。
うちで働いてくれんかのう。
(小森) よろしくお願いします。
これを…。
(小森) よろしくお願いします。
はいはい… すいません。
すみません 急に
わがままを申しまして。
いえ 構いませんが
即戦力になる漁師なんて
奪い合いですよ。
まぁ その現実を
知ってもらうことが
大事といいますか。
あの せっかくなんで片岡さんに
ごあいさつしたいんですが。
あっ はい ぜひ。
片岡さん。
何か?
片岡さん 紹介するね。
農林水産省の溝口さん。
はじめまして 溝口と申します。
ちょっと どうしたの!
何か? あん人は…。
いや だから溝口さん。
6次化の時からお世話になってる。
あねぇな…
あねぇなキレイな人やとは
聞いちょらんど!
超美人だと こうなるのか…。
いいじゃん! せっかくだから
お話ししなよ ねっ。
いけん そねぇな そねぇな!
いけん。
わしなんか話し掛けたら
汚れるけぇ。
ちょちょちょ…!
はぁ…。
(中川の声) わしゃ
小森がおる限り戻らんど!
(中川) ロープ切ったの
あいつじゃろうが!
でもさ 現実問題としてさ
みんな 他に
仕事があるわけじゃないでしょ?
(大島) 仕事困るから戻るて…。
そんなん
篤さんに顔向けできんわ。
じゃあ 篤さんと高志さんが
戻るって言えばいい?
(磯田) うん…
無責任じゃとは思うけど
もう気持ちがついて行かんのよ。
お母ちゃんもおるしの。
あの 靖子さんが治るまで
私でよかったら お手伝いしますよ
お掃除とか…。
お母ちゃん
そねぇなん
いっちゃん嫌がるんよ ごめんの。
(たくみ) 実際 漁以外
できねえだろって 親父!
船乗る以外できねえじゃんかよ!
(山中)
ああ じゃけぇ もう引退じゃ。
たくみ 船 やるけぇ
おめぇが養うてくれ の。
(そよ) はぁ~あ~…。
どうだった? 篤さん。
ううん…。
話 聞いてもらえないっすね。
そっちはどうでした?
もう気力が出ない や~だ~って。
ずっと気になってたんすけど
それは何なんすか?
これ 坂さんが
勤めてた会社で作ってた
縫いぐるみなんだけど…。
(たくみ) ふ~ん。
(坂
)
そよさん お待たせしました
レモンサワーです
(そよ:高い声で)
や~だ~ ありがと や~だ~
あっ…
かわいい縫いぐるみですね
お好きなんですか?
あっ はい…
たくみ君 ちょっと手伝って。
たとえば 冬を楽しむフライパン蒸し料理。
つけるという楽しみ方もあります。
深いごまの味わいで まろやかに。
この通りじゃ。
さんしは気ぃ引かれるけんど…。
オヤジのことは裏切れん。
そりゃそうじゃのう。
悪いのう さんしの。
はぁ… 経験者は つかまらんのう。
(溝口) 片岡さん。
もうすぐ岩崎さんの講演が
始まりますんで。
あっ…。
あの… 岩崎さんの講演…。
おぉ…。
片岡さん? あっ…。
おぉ…。
社長 人気あるんじゃのう。
テレビにも出てますし
アイドル的に捉えてる人も
いるみたいですね。
何か ありゃ。
まぁ 社長
そこそこ美人ですからね。
これ 詐欺やないん。
(男性)
すいません これ いいですか?
あぁ… すいません。
同じじゃ。
(溝口)
皆様 本日は足をお運びいただき
ありがとうございます。
毎年 多彩なゲストを
お迎えしております
水産フェアでございますが
今年は この方にお願いしました。
農林水産省の6次化認定事業制度
水産分野での第1号認定者
お魚ボックスで水産流通に新風を
吹き込んだファーストペンギン
さんし船団丸 岩崎和佳さんです。
(拍手)
[ マイクが入っていない ]
ご紹介いただきました 岩崎です。
[ マイクが入っていない ]
本日は… あれ?
(マイクをたたく音)
おいおい 大丈夫か お嬢ちゃん。
おいちゃんが代わってやろうか?
≪ハハハ…≫
≪ハハハ…≫
(マイクをたたく音)
あっ。
ご心配 お掛けしました 岩崎です。
子持ちです 離婚歴ありです。
「お嬢ちゃん」呼び
誠にありがとうございます。
ハハハ…。
≪やるねぇ!≫
そんなお嬢ちゃんの私が
さんしと出会いましたのは
ホントに
ひょんなことからでした。
(野々宮) 紹介
「ファーストペンギン」にしたの?
ジャンヌ・ダルクは
最後 火あぶりになるから
嫌だって言われたんで。
ファーストペンギンも
大概 食べられちゃうけどね。
そうなんですけどね。
≪ハハハハ…≫
え~ 私たちは
そんな感じで お魚ボックスを
やってるんですが
ここからは少し
クイズを出したいと思います。
クイズ?
片岡さんはさ お魚ボックスの
一番すごいところって
どこだと思う?
おっ…。
今 皆さんは お魚を取ったら
それをそのまま
市場に渡しますよね。
取った魚を
幾らで売るかはお任せです。
値段についての注文は
何もできない。
でも お魚ボックスなら
自分たちの取ったお魚の値段を
自分たちで
決めることができるんです。
例えば 1kgのアジを
2500円で売るとします。
すると 400kg売れれば
確実に
100万になると分かります。
≪お~≫
そうなると どうなりますか?
そこの角刈りのお兄さん
どうなりますか?
おぉ… 4t取ったら
年収1000万だべ!
そうなりますよね。
じゃあ それだけ取れたら
どうします?
俺だったら あとは休むべな!
ですよね!
つまり 魚の価格の決定権を握り
付加価値に見合った
適正な価格で売れれば
もう やみくもに漁に出る必要は
なくなるということです。
≪お~≫
≪なるほどね≫
漁師側に価格決定権があれば
収入が安定し 生産性も上がる。
しかも やみくもに魚を取る
必要もなくなるわけですから
結果として大問題である
水産資源の回復まで
見込めるようになるんです。
≪へぇ~ そうなんか≫
これを ひと足先に実現したのが
ノルウェーです。
ノルウェーでは
漁師は収入が高く 休みが多い。
若者に人気ナンバーワンの
職業なんです。
≪へぇ~!≫
しかも同時に
資源量の回復までなされています。
もちろん 海外でのやり方を
そのまま日本でやれば うまく行く
というものでもありません。
≪何だ…≫
でも お魚ボックスなら
これを個人レベルで
実現できるんです。
漁師さん 一人一人
船団 一つ一つが
お魚ボックスを始めて行けば
それは やがて スタンダードと
なって行くでしょう。
漁協の皆さんにも
ご理解いただければ
それは それこそ もっと早く。
いっそ漁協が音頭を取って
お魚ボックスを推進する
という道も
あるかもしれません。
皆さんも ご存じの通り
日本の漁業も 海の状況も今
死の淵に立たされています。
どうかひとつ 立場の違いや
目先の利益に惑わされず
みんなで日本の漁業を 海を
よみがえらせて行きましょう!
ジャンヌ・ダルクじゃあやぁ。
(拍手)
ありがとうございます。
ありがとうございます!
ありがとうございました!
(拍手)
お魚ボックス やってみますか。
すいません これ。
うちもやります お魚ボックス。
これ…。
産地直送ってのがいいよね。
これ…。
はぁ…。
こねぇなことになるんか。
(溝口) ≪片岡さん≫
こっちに いらっしゃいませんか?
ありがとうございます。
いや わしぁ…。
ぜひ 片岡さんの話が
聞きたいって。
わしの?
(溝口) 当たり前です。
片岡さんは
お魚ボックスの立役者なんで。
おぉ…。
(溝口) お願いします。
(野々宮) あっ!
船団長の片岡さんですね。
お噂は かねがね。
あぁ…。
いや~ 岩崎さんの苦労も
もちろんですけども
片岡さんの苦労も並大抵じゃ
なかったんじゃないですか?
いや~ わしの苦労なんか…。
(男性) ≪野々宮さん≫
(溝口) 波佐間さん。
(波佐間) お久しぶり 溝口さん。
(野々宮) 波佐間君 来てたのか。
ええ。
あの 岩崎さんに
ご紹介 願ってもいいですか?
はじめまして 波佐間と申します。
あっ 岩崎です。
あの お知り合いの方なんですか?
昔 私の部下で。
えっ! 官僚だったんですか?
すごい! 頭いいんですね。
(野々宮) そのくせに
全く腹芸のできない男で
先生方に正面から
噛みつくもんだから
誰も守れなくなっちゃって。
すいません バカで。
あっ! ネクタイ
ペンギンなんですか?
かわいい!
大好きなんですよ ペンギン
年がいもなく。
そんなこと!
すっごく お似合いですよ!
ありがとうございます。
どうしてたの? 辞めてから。
いろいろな国に行って
漁師してました。
えっ 漁師してたんですか?
役人さんだったのに?
そうなんですよ
それはそれで楽しくて。
でも そろそろ もう一度
日本のお役に立てればと。
「ビジネスコーディネーター」。
1次産業分野の
ビジネスマッチング をしてるんです。
実は日本の1次産業は
伸びしろがありますし
それに食糧難も必ず来ると
予測が出てるので
注目している企業や投資家が
結構いるんですよ。
ぜひ さんしさんとも一緒に
ビジネスさせていただければと。
えっ! うちと… ホントですか?
(波佐間) ええ。
あっ ぜひ!
よろしくお願いします。
あっ すいません 改めまして
さんし船団丸の岩崎です。
(波佐間) 頂戴いたします。
よろしくお願いします。
いや~
すごい人がいるもんだよね。
波佐間さん あんな人いる?
さんしも波佐間さんと組んだら
すごいことになるんじゃ
ないですか?
え? 行っちゃう?
行っちゃう? フフフ。
あんまり調子に乗っちょると
痛い目に遭うんじゃないんか?
ん?
手前のこと ほっぽらかして
先のことば~っかり。
別に ほっぽらかしてないじゃん。
何じゃあ あの講演
夢みてぇなことばっかり言うて。
夢じゃないじゃん
外国では できてんだから。
ここは日本なんちゃ
ジャンヌ・ダルクしゃ~ん。
あのさぁ
やれっつったの片岡さんだよね。
おお 言うたで じゃけど あんた
こねぇな浮ついた話やと
思わんかったんじゃ。
浮ついた?
浮ついとるやろうが。
おっさんに囲まれて
アイドル気取りで。
私のどこが
アイドル気取りなのよ。
何が おめぇ
「ペンギン かわいい!」じゃ。
赤ネクタイに尻尾振りやがって。
尻尾なんか
振ってないでしょうが!
ほんなら なして
わしには言わんのか。
わしも同じネクタイ
しとるやろうが!
同じだったんだ。
そうじゃ! あんたは あん男の
ネクタイは見ちょるけど
わしのネクタイは見ちょらんのよ
そういうことなんよ。
目の前のことを見ちょらんのよ。
わしゃ 目の前の現実と向き合え
言うちょるんじゃ。
あぁ… 現実。
そうじゃ。
現実と向き合っとらんのは
そっちじゃろうが!
この漁師が減ってる世の中でさ
経験者つかまえるとか
普通に考えて
無理に決まってんじゃん。
バカなの?
船だってさ 高志さんのも
篤さんのもあるわけでさ
2人が戻んなきゃ
船だって出せないわけじゃん。
どう考えたって
ボックス続けようと思ったら
みんなに頭下げて 戻ってくれって
言うしかないでしょうが!
バカか!
あんな チラシで何とかって…。
何とかなるわけないじゃん。
小学生かよ!
こら 待て 待てっちゃ!
そねぇなふうに思っちょったのに
わしにチラシ配らせたんか。
自分でやらなきゃ
分かんないじゃん。
片岡さんみたいな人は。
わしみてぇな!
わしみてぇなって
そりゃ どねぇな意味か!
(自動改札機のエラー音)
おい 何か こりゃ!
おい! おい 待てっちゃ!
おい こら!
おいおい 小森君
こりゃ どうなっちょるんか!
助けてくれ!
小森君?
おい 小森!
おめぇ… おめぇ! こら!
(駅員) お客様 お客様 お客様!
あの こちらに
切符を通していただかないと。
切符? あん子…!
き… 切符は… 逃げた~!
はぁ… まっ
小森君ついてるし 大丈夫か。
(小森) いや~ 大変でしたよね。
何で こっち ついて来てんの。
社長について行ったほうが
未来があると思いましたので。
片岡さん 置き去りにして来たの?
置き去りって
少し大げさではありませんか?
片岡さんが東京で1人ってことは
私たちが外国の ど真ん中で
置き去りにされるような…。
(着信音)
あっ!
(着信音)
たくみ?
たくみ? どうしたの?
社長 ヤバいっすよ!
ロープ ロープ!
あれ 坂さんの
仕業だったかもしんないっす!
えっ…。
(電車の警笛)
♬~ ≪(母)お父さん迎えに行った~
(黒木)はーい じゃあね~
≪帰れば 「金麦」 帰れば ワイワイ≫
あ~おかえり~
≪帰れば おでんと≫
(缶を開ける音)シュカッ
≪帰れば…!≫
(父)おっ
(泡の音)シュワー
<帰れば 幸せ 帰れば 「金麦」>
(梅沢)やっぱ王道だわ~
(缶を開ける音)プシュ!
(大久保)何をごちゃごちゃと…
(缶を開ける音)プシュ!
(グラスの音)カチン!
<サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」>
え…。
♬~
かぁ~…。
祐介に借りるしかねえか…。
ん?
何じゃ?
ん?
おい… おい!
おめぇ どねぇしたんか
しっかりせぇ!
起きろい… 起きろい!
(山中) ≪坂君が犯人?≫
これ 坂さんが
勤めてたって言ってた
会社の縫いぐるみなんだけどね。
坂さん
この縫いぐるみのこと
知らなかったの。
(そよの声) まぁ そんなことも
ないわけじゃないかって
思ってたんだけど。
こうなって来ると
やっぱり引っ掛かって。
たくみ君と履歴書やら身分証やら
もう一度 確認したのね。
そしたら…。
そしたら?
ウソだらけでした。
(山中) ウソだらけ?
現住所でもらってた
この丸丘橋町ってのは
5丁目までしかないのに
「6丁目」って書いてあるし
免許証もウソ住所の偽造だし。
≪偽造!?≫
SNSで
坂さんが勤めてたはずの
サンエピカの人
つかまえて聞いたら
「坂なんて人はいなかった
」って。
≪はぁ~…≫
(たくみ) しかも ケータイも
プリペイドなんで
「もう つながりません
チャンチャン」って。
じゃけど 何で… 何で坂…
。
あぁ…
坂って名乗っちょったヤツ?
何で そねぇなことしに来たんか。
(小峠) 漁協か? 漁協が わしらに
嫌がらせするために
送り込んで来たとかなんか?
それいや!
まぁ そこらへんは
分かんないけど
要は 私たち
踊らされてたってことよ。
ロープ切られて
仲たがいさせられて
修理代は1000万。
(中川) あ~ ブチ腹立つのう!
あんメガネウツボ
ナメくさりやがって~!
おう 捕まえちゃろ!
もうとっくに逃げてるでしょ。
それより 私たちが今
しなきゃいけないことは何?
ひろ兄じゃ。
わし
ひろ兄に ひでぇことば~っかし
言うてしもうた!
僕にも ひどいこと言いましたよ。
ひろ兄に
こんこと ちゃんと話して
もっぺん 一緒に漁に行くんじゃ!
(大島) 待って 篤さん!
私 行って来る。
高志さん 行かない?
(山中) 小森君も行くど!
高志さん 一緒に来てくれ!
うん… けど…
わしは もう一遍
頑張れるかのう…。
(メールの受信音)
何じゃ…。
(磯田) ん?
(靖子の声)
「梨花ちゃんに家のこと
お手伝い頼んだけぇ。
がんばれ」。
フッ… お母ちゃん。
一緒に行こっか 高志さん。
おう!
(ノック)
(山中) ひろ兄。
(ノック)
(山中) ひろ兄!
電気ついてないよね。
≪ああ≫
(山中) 入るど!
ひろ兄?
片岡さん?
(小峠) お邪魔します~。
(中川) ひろ兄!
おじちゃん。
(山中) ひろ兄!
どっか行ってしもうたんかのう。
(山中) そうじゃのう…。
まさか… まだ帰ってないのかな。
(音声ガイダンス)
おかけになった電話番号は
現在 電源が入っていないため…。
落ちたままだ マジか…。
どねぇしたん。
あぁ… 実は
東京でちょっとケンカしちゃって。
えっ? えっ 何で?
おいおい 小森君 何があったんか。
さぁ 僕には
よく分からないんですけど
何でか急に怒りだして。
(磯田) は?
(操作音)
はぁ… よし。
とにかく ちょっと待とうか ね。
(磯田) うん。
(山中) 座布団取って たくみ。
(たくみ) うん。
(山中) 高志さん これ 座布団。
(着信音)
あっ!
(着信音)
(磯田) ひろっさんか?
あぁ… 平沼さんかな?
はい。
さんし船団丸の
岩崎さんのケータイですか?
はい。
私 平沼の後任の黒沼と申します。
突然ですが 融資を切り上げさせて
いただきたいんですが。
えっ? あ… どうしてですか?
融資不適格案件だと
本店の審査部から
判断が下りまして
詳細は追って連絡いたします。
いやいや あの
ちょ… ちょっと待ってくださ…。
(通話が切れる音)
ん? どねぇしたん?
ごめん… 私 ちょっと抜ける。
(磯田) え?
あ… 後 お願い!
≪社長!≫
どこ行くそ?
(二階堂)生理だからこそ
できるだけ 気持ちいいものを
身につけたい。 うん。
<コットン 100%>
♬「しあわせ素肌」
<ボタニカルコットン 誕生>
うん。
♬「ロリエ」
(田中)「Biore The Hand」
(なお)いい香り。
手 洗っていきませんか?
はい?
頑張った1日に ハーブ香る 生クリーム泡を。
気分 和む~。
香りでひと息 「Biore The Hand」薬用です。
(平沼) はい
部は新設されたんですけど…。
私の仕事は上がって来た要件に
意見を言うだけで。
実際の融資の裁量は
一切ないんです。
実質的には
飛ばされたのかもしれません。
えっ?
(平沼) 気を付けてください。
もう現場のレベルじゃないとこで
さんしは大きく出過ぎだと
思っている人たちが
いるのかもしれません。
えっ あの… 現場のレベルじゃ
ないとこって…。
ごめんなさい 力になれなくて。
いえ こちらこそ
今まで お世話になりまして。
(戸が開く音)
社長 邪魔するど。
すいません 平沼さん また。
急で悪いんやけど さんしの金
今日明日中に返してくれるか。
え… えっ? 何でですか?
何でもじゃ!
そんなこと許されるんですか?
許されるも何もあるか!
やらんにゃあ
こっちが 簀巻きにされるけぇ。
簀巻き?
ええか 耳そろえて返してくれや!
あの…。
和佳ちゃん…。
そよそよ 私 東京行って来る。
(山中) ひろ兄
東京で何かあったんかのう。
(磯田) うん… おっ!
祐介に電話しちょくか。
(山中) あっ そうじゃのう。
番号 誰か分かるか?
(音声ガイダンス)
おかけになった電話番号は
現在 電源が入っていないため…。
おかけになった電話番号は
現在…。
(同僚) どうしたの?
(琴平) いや… どうも父が
今日 東京に
来てるらしいんですけど
電話がつながらないんですよ。
何か ご病気とか?
そんなに心配な感じなの?
(琴平)
いや そっちの心配じゃなくて。
漁師って ほとんど
漁協のツケが利く世界に
住んでるんで
お金とかカードとか
持ち歩く習慣がないんですよ。
(同僚) そうなんだ。
はぁ… どうしよっかなぁ。
♬~
ん…。
(店員) お客様… お客様。
あぁ… お客様 すいません。
さすがに そろそろ
お会計いただけると…。
おぉ…。
あっ あんた
琴平祐介っちゅう医者が勤めてる
病院 知らんか?
は?
知るわきゃねえのう。
すまんの。
おい…。
(溝口) お待たせしました。
ホント すみません 急に。
いえ 何か とんでもない事態に
なってるんですね。
あの… あり得ないって
思われるかもしれないですけど
うち 誰かに狙われてるような
気がするんです。
また 漁協にってことですか?
いえ もっと 何か大きな。
もしかしたら 漁協も
脅されてるんじゃないかって。
分かりました
こちらでも調べてみます。
とにかく対抗措置を取りましょう。
はい。
こちらです。
「水産事業経営支援資金」。
(溝口) 審査は できるだけ
急ぐように計らいますので。
用意していただく書類が
こちらになります。
過去3年間の帳簿?
何か問題が。
あの…
ないんです 帳簿。
は?
私が来てからの分は
ちゃんと付けてるんですけど…。
何とかなりませんか?
せめて 後付けで整理して
提出させてもらうとか。
(溝口) すみません
民間の金融ではないので
そういった融通が どうしても…。
ですよね…。
ありがとうございました
他を当たってみます。
あの! 私 個人的に
友人に当たってみます。
銀行勤めもいるんで。
ありがとうございます
お待ちしてます。
じゃあ 失礼します。
♬~
もう こういうとこしか…。
「は」
「ザ」
「ま」。
はざま…。
ぜひ さんしさんとも一緒に
ビジネスさせていただければと
(波佐間) では こちらのほうで
進めさせていただきます。
(振動音)
(波佐間) ちょっと失礼します。
(振動音)
はい 波佐間です。
夜分 突然のご連絡
失礼いたします。
私 水産フェアでお会いした
さんし船団丸の岩崎と申します。
あぁ!
覚えていらっしゃいますか?
もちろんです どうなさいました?
あの…。
うちのビジネスを
支援していただけないでしょうか。
はぁ…
どこまでツイちょらんのか。
もう…。
(琴平) あぁ!
祐介?
いたいた!
祐介 祐介!
よかった~!
よかった~!
こねぇな偶然もあるんか!
偶然じゃないよ!
え?
心配して電話くれたんだよ
高志おじちゃんが。
電話つながらないし
家にも帰って来ないからって。
えっ 高志が?
みんな 心配しちょるって
言うちょったよ。
(琴平) どうぞ。
おぉ!
えらいツルっとしたとこ
住んどるんじゃのう。
(琴平) 一緒に住んでる人の趣味。
いいい… 一緒にって
あの… パートナーとか
言うとった人か。
(琴平) そう。
あっ…。
おぉ~! 魚!
そん人 魚 好きなんか?
でも 今日は夜勤で
戻って来ないから。
はぁ…。
ごはんは食べた?
いや… 腹へった。
じゃあ 風呂でも入っててよ。
(ボタンを押す音)
(機械音声) お湯張りをします。
誰… 誰がしゃべった?
(波佐間)事情は分かりました
時間をください
えっ 何とかなりますか?
(波佐間)
さすがに いきなりなんで…
あっ ですよね…
でも
力になってくれそうなところを
当たってみます
いったん 切りますね
♬~
うん うん。
岩崎さんと…。
ん?
ケンカしたんだって?
何でケンカしたの?
水産フェアっちゅうので
あん子が調子のええこと
ばっかり言うけぇ。
調子いいこと?
お魚ボックスは
日本を
ノルウェーみてぇにするとか。
そこに訳分からん男も出て来て
さらに夢みてぇな話を
ワ~ワ~しよるけぇ
くぎ刺してやったんじゃ。
ちょっと調子に乗っとるんじゃ
ないんかって。
船団 今
グチャグチャになっちょるのに。
船団がグチャグチャって
こないだ言ってた…。
そうそう…
あん後 船 転覆しそうになって
みんな 辞めるって言いだして。
えっ それ…
それ めちゃくちゃ大変じゃない。
そうじゃろ? そうなんちゃ!
こねぇな時に お前
社長は先のことば~っかり
ワ~ワ~…。
…っていうかさ
ここで のんびりしてる場合じゃ
ないんじゃない?
困ったらええんちゃ。
は?
社長も みんなも
勝手なことばっかり言うて。
でも…
お客さんは どうするの?
(琴平) お魚ボックス 待ってる人
いっぱい いるでしょ。
来なかったら困る人
たくさんいるんじゃない?
ちょっと無責任なんじゃないの。
どうせ わしが悪いんちゃ。
え?
船 ひっくり返りそうになるんも
みんなが辞める言うんも
社長が赤ネクタイに
キャ~キャ~するんも
全部 わしのせいなんじゃ。
全部 わしのせいにしとったら
ええんじゃ! なっ!
はい ごちそうさん!
♬~
電源 落ちてんのか。
(電源が入る音)
ん?
(そよ) あっ 和佳ちゃん!
そよ…。
えっ みんな
こんな時間まで何してんの?
社長 これ。
えっ これ…。
(山中)
みんなから かき集めたんじゃ。
見てくれていいですよ 僕の通帳
結構 ため込んでますから。
(磯田) よう分からんけど
金が必要なんじゃろ?
ありがとう。
ありがとう。
でも うん…。
これは いったん納めて。
やっぱり こねぇなんじゃ
どねぇもならんか。
ううん
どうにもならなくなったら
最後は お願いする。
どうにか なりそうってこと?
1件 まだ
返事待ってるところがあって。
そこは大丈夫そうなんか?
ダメだったら
みんなにお願いする。
そん時は もう お客さんたちに
頭下げて回ってでも 何でもして
とにかく何とかするから。
さんしは絶対に潰させないから。
(着信音)
(操作音)
はぁ…。
はい。
うん!
う~ん。
あぁ…。
はぁ…。
ん?
(琴平の声) 「お父さんへ
仕事なんで 先出ます。
10時ごろには
家主も帰ってきます」。
「一応 鍵は置いておきます。
帰る場合は 郵便ポストに
入れておいてください」。
「お小遣い」って フッ…。
あっ 勝手に充電しよって。
ん? な… 何か こりゃ!
≪それでは失礼します≫
(秘書) 「針」から無事出国したと
連絡がありました。
(辰海) ふ~ん。
お小遣いは ちゃんと渡したんか?
(秘書) 「1人 変な若い者が
おったせいで
とどめ刺すだけの
楽な仕事だったのに
ありがとうございます」
とのことでした。
瀬戸中も汐ヶ崎も
財布 剥がしましたし
さんしは これで
まぁ 潰れるでしょう。
(辰海) これでね
反省でもしてくれたら
いいんですけどねぇ。
(辰海)
古いもんを壊して 新しいことを
やっちょる気になる
そういうのを「浅知恵」いいます。
みんな 漁協のある
ホントの意味を
な~んも分かっちょらんのですよ。
(着信音)
はい。
えっ?
先生 今 瀬戸中から
連絡が入りまして
さんしが
全額 返済して来たそうです。
(安野) 一 十 百 千 万
十万 百万 千万
2億…。
どねぇしたんか この金。
とにかく これで耳をそろえて
お返ししましたんで
これでいいですよね。
いいですよね。
はい。
お待たせしました。
うまく行きましたか?
はい。
あの ホントに
ありがとうございました。
夜通し ご対応いただいて
こんな所まで
いらしていただいて。
いえ 緊急事態ですし。
あの このお礼は必ず。
僕は あの人たちに
やられ続けた側の人間ですから。
敵は同じです。
はい…。
それより 資金を提供してくれた
神饌オーガニクスのホームページ
見てくれましたか?
あっ はい 見ました。
こういう食品商社があるんですね。
スローフードに
力を入れていたり
貧困や飢饉の撲滅にも
取り組んでいる。
こういうところが
うちに支援してくださるなんて。
シンセンオーガは ずっと
魚を扱いたいと言ってたんです。
海外では日本と逆に
魚食が増えて来ていますし
さんしと組んで
世界に向けて日本の魚を
もっとブランド化して
売って行けるんじゃないかって。
世界に向けて…。
そう。
世界って
そんなに遠くないんですよ。
♬~
(琴平) 帰った?
そうみたいだよ。
メモ。
「飯 うまかった
ごちそうさん ありがとう。
金借りる」。
あと 私によろしくって。
そう。
♬~
ん? な… 何か こりゃ!
おい…
(さな田の大将の声)
「社長! 大丈夫か!?
できることがあったら
なんでも言ってくれ! な!」
「しばらく漁に出られないと
お伺いしましたが
大丈夫でしょうか?」
「さんしの魚に勝る魚はないと
改めて実感しました」
「さんしの魚が恋しいって
みんなから言われちゃって
参ってます
どれだけ時間がかかっても
さんしの復活待ってます!」
(たくみの声)
「ご心配ありがとうございます!
ほんとすみません!
できるだけ早く
再開を目指します!」
♬~
(和佳の声) 「片岡さん
置き去りにして ごめん
みんな待ってるから!
とにかく話 しよう!」
(山中の声)
「ごめん ごめん ごめん
ごめん ごめん ごめん!
ごめんやけぇ帰ってきて!
ひろ兄ぃ おらんにゃぁ
寂しいけぇ」
(磯田の声) 「説明するとのぉ
ロープ切ったんは
別のヤツっぽいんよ
ちゃんと話したいけぇ
まず電話くれ」
(中川の声) 「ひろ兄ぃ
すんませんでした!」
(小峠の声) 「ひろっさん
キャバ奢るけぇ!」
(大島の声)
「すんま千円 ごめんな菜園」
♬~
(そよの声)
「いきなり違う話になりますが
漁協が貸し剥がしに来ました」
貸し剥がし?
(そよの声) 「今 社長が
走り回ってくれてます
色々あるのも分かりますが
一刻も早く戻って来てくれると
助かります」
おっ…
♬~
♬~
ハァ ハァ ハァ…。
みんな すまん。
すまんかった!
ハァ ハァ…。
(漁師たち) お~!
(拍手)
(小峠) 救世主じゃ!
(中川) さんしの救世主じゃのう!
(漁師たち) お~!
(拍手)
♬~
ありがとの ありがとのう!
さんしを助けてもろうて。
ホントに助けてくれちゃって…。
(漁師たち)
ありがとうございます!
(波佐間) 突然のことでしたけど
さんしさんのボックスには
ずっと興味があったんで
このタイミングで お付き合いが
始まるのも ご縁かと思います。
(たくみ)
お付き合いって どんな?
(波佐間) そうですね…。
まずは国内の販路を広げて
ゆくゆくは海外にも。
(小森) 海外!?
≪お~!≫
≪すごいっちゃ!≫
≪まずは?≫
≪アメリカ≫
≪アメリカな!≫
(物音)
≪すご~!≫
≪海外デビューじゃ!≫
♬~
♬~ 気のせいか…。
♬~
♬~
あ~…。
(そよ) 片岡さん?
うん メッセージは
読んでるみたいなんだけど。
(戸が開く音)
(山中) みんな!
網 直ったど~!
(漁師たち) イェ~イ!
(山中) はい これ 社長 納品書。
(磯田) だいぶ休んだしのう
これからは取って取って
取りまくらんにゃあのう!
(山中) お~!
(たくみ) 外国にも売るしのう!
(小森) 皆さん
お忘れかもしれませんが
片岡さん
まだ帰って来てないですね。
だよね もう一回 電話してみる。
(戸が開く音)
♬~
♬~ あっ…。
♬~ 永沢君?
♬~
緑黄色社会が歌う
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