ファーストペンギン!#09[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ファーストペンギン!#09[解][字][デ]

家なし・金なし・仕事なしのシングルマザーが、荒くれ漁師たちのボスに!?
“奇跡の実話”をもとにした、爽快リアル・サクセスストーリー!

詳細情報
出演者
奈緒 堤真一
鈴木伸之 渡辺大知 松本若菜 ファーストサマーウイカ 遠山俊也 中越典子 梶原善 吹越満 梅沢富美男 ほか
番組内容
さんし船団丸の倒産危機を救った波佐間(小西遼生)の登場にショックを受けた片岡(堤真一)は、「もうワシの居場所はない」と、息子・祐介(渡辺大知)がパートナーの楽(大貫勇輔)と暮らす家に居座っていた。
一方片岡不在の中、波佐間は和佳に「浜の船団を一つの会社にまとめませんか?」と大胆な提案を持ちかける。
急接近する和佳と波佐間の姿にモヤモヤを募らせた永沢は、片岡を連れ戻すべく“ある行動”を起こし…!?
監督・演出
【演出】 小川通仁
原作・脚本
【脚本】 森下佳子

【原作】 坪内知佳「ファーストペンギン シングルマザーと漁師たちが挑んだ船団丸の奇跡」(講談社)
音楽
【主題歌】 緑黄色社会「ミチヲユケ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

【音楽】 菅野祐悟
制作
【チーフプロデューサー】 
 三上絵里子
【企画プロデューサー】
 武澤忠
【プロデューサー】
 森雅弘
 森有紗
 阿利極(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 片岡
  2. 波佐間
  3. 山中
  4. 磯田
  5. 漁協
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  8. ボックス
  9. 永沢君
  10. 漁師
  11. 浜尻
  12. アイナ
  13. 血抜
  14. ラク
  15. 一緒
  16. お父さん
  17. ネクタイ
  18. 永沢
  19. 岩崎
  20. 神饌オーガニクス

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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はじめまして 波佐間と申します。

ぜひ さんしさんとも一緒に
ビジネスさせていただければと。

(片岡) あんたは あん男の
ネクタイは見ちょるけど

わしのネクタイは見ちょらんのよ。

わしゃ 目の前の現実と向き合え
言うちょるんじゃ。

(和佳) 現実と向き合っとらんのは
そっちじゃろうが!

(平沼) 気を付けてください
さんしは大きく出過ぎだと

思っている人たちが
いるのかもしれません。

(そよ)
漁協が貸し剥がしに来ました。

一刻も早く戻って来てくれると
助かります。

(小峠) 救世主じゃ!

(山中) ありがとのう!
さんしを助けてもろうて。

(波佐間)
このタイミングで お付き合いが
始まるのも ご縁かと思います。

(小森) 皆さん
お忘れかもしれませんが

片岡さん
まだ帰って来てないですね。

だよね もう一回 電話してみる。

(戸が開く音)

はぁ…!

な… 永沢君…。

永沢君 どうしたの?

(永沢) いつでも戻って来ていい
って言ってもらったんで。

(山中) おっ! じゃあ 嫁さん
納得してくれたんか!

何か あったの?

父親じゃなかったみたいなんです。

(一同) ≪え~!≫

僕 遠距離で あんまり
会えなかったじゃないですか。

ケンカもあったし。

その間に アイナと他の人が
会ってたみたいで。

お疲れさまでした
お疲れさまでした

(アイナ)
何で あんたがここ来るのよ

ど… どうしても会いたくて…

(アイナ)子供できたし
もうお別れだって言ったじゃん

でも その子って
僕の子じゃないのかな…

(アイナ)何言ってるの…

えっと…

一希が別れるとか
言うからだからね!

一希が悪いんだからね!

(中川)
そこ 永沢君のせいになるんか?

(小峠)
おるおるおるど~ そねぇな子。

でも 気持ちの問題は
いったん置いといて。

(大島) 赤ちゃんもおるもんのう。
はい。

で 結局 白黒はっきりつけよう
ってことになって。

♬~

(磯田の声) そんで永沢君の子じゃ
なかったと。

じゃあ 今から堕ろして来る

何で…

何で あんたの子
産まなきゃいけないのよ

一希も もういいよ
漁村戻って もういいから

えっ… ちょっと待って!

ちょっと待って アイナ!

アイナちゃん! 待って

大体 何で
ここまでするわけ!?

私に二股かけられたことの
復讐!?

でも それでもいいって言ったの
あんただからね!

好きなの!

僕はね
アイナちゃんが好きなの

だから 一緒にいたいの

私なんかのどこが…

好きなの!

僕はね アイナちゃんと
幸せになりたいの

バカじゃないの…

あんた バカなんじゃないの!

(永沢の声) 気が付くと 僕

完全に外野で…。

(磯田) 災難じゃったの。

(小森) でも ここで分かって
よかったんじゃないですか?

(たくみ) 小森さんは黙ってて。
分からなければ

この先 数十年間
他の男の子供を

知らずに扶養するはめに
なっていましたし

その女性は簡単に浮気を
するような女性ってことですから。

寂しかったの! 寂しかったから
そういうことしちゃったの!

悪い子じゃないんだよ アイナは。

っていうか 君 誰?
あっ。

はじめまして
小森賢太郎と申します。

はじめまして。

(そよ)
結構 好きだったんだね 永沢君。

まぁ そりゃ 2年間で4回
付き合い直してんだしね。

まぁ でも うん。

こんな言い方は何だけど

うちとしては この状況
正直 ありがたいかな~!

もう今 グダグダでさ。
グダグダ?

ああ 船がひっくり返りそうに
なってのう。

えっ!
そんでまぁ いろいろあってのう

ひろっさん怒って
戻って来んのっちゃ。

えっ!
ということで

うちは今
猫の手も借りたい状態なんです。

ぜひ 働いてください。

はい また よろしくお願いします。

でも… あの…

片岡さん 出てったって…。

あぁ… ちょっとケンカして
戻って来なくなって。

♬~

よっしゃ 大漁じゃ!

引き揚げるど

片岡さんの…。

お~ ラクちゃんさんは
整形外科ですか。

(楽) はい。
ふ~ん。

(琴平) えっ?

(楽) おかえり ユウ君。
おう! おかえり。

「おかえり」じゃなくて
戻ったんじゃなかったの?

ラクちゃんさん
こりゃ うまいですのう!

まだありますよ 食べます?
食べます 食べます!

(琴平) いやいや…。

ちょっとラクちゃん
何で仲良くなってんの?

だって ユウ君のお父さんと仲良く
しないわけにいかないでしょ。

心配せんでも 長居はせんけぇ。

長居しないって
じゃあ これから…。

自分家みたいに思ってくださって
結構ですからね。

ラクちゃんさんは優しいのう。
ちょっと…。

行く当てない人を追い詰めても
いいことないよ。

はい これ持ってって。

どうぞ。
あっ うん。

お父さん 一体 何があったんよ。

戻ったら もう わしの会社じゃ
なくなっとったんちゃ。

えっ それって どういうこと?

もう わしの居場所は
あそこにはないんよ。

ヒヒヒ…。

(音声ガイダンス)
おかけになった電話番号は…。

もう…。

(進) どうしたの?
うん?

片岡のおじちゃんの電話
つながらないんだよ。

(進) お電話なくしちゃったとか?
えっ?

(着信音)
えっ!

(着信音)
先生…。

(着信音)

岩崎です あの ひょっとして
片岡さん そっちに…。

はい 来てます。

はぁ~…。

あの ずっと
そっちにいるんですか?

いえ 一度 帰る気になって
そっちに戻ったんですけど

こっちに とんぼ返りして来て。

しかも 今回は
荷物もまとめて出て来てて。

(琴平)
一体 何があったんですか?

(山中)海外?
物音

(山中)海外!?
さんしの海外デビューじゃ!

気のせいか…

まさか あれ…。

はぁ…。

あっ すいません 先生
片岡さんに代わってもらえます?

あぁ… あっ お父さん
社長 電話代わってって。

えぇ 話すことなんかねえ。

そんなこと言わないで。

すみません スピーカーフォンに
してもらえます?

あっ なるほど。

片岡さん? 聞こえる?
おぉ…!

(スピーカー:和佳)
片岡さん あのさ

私… 片岡さん
何か勘違いしてると思うんだよ。

(スピーカー:和佳)
片岡さん 聞いてる?

(スピーカー:和佳)
確かに波佐間さんに
仲介はしてもらったけど

実際 お金借りたのは
神饌オーガニクスって食品商社だし。

波佐間さんに
会社 乗っ取られたとか

そういう話じゃないんだよ。
じゃけど

金借りたっちゅうことは
あいつの仲間に

うちの船を押さえられとる
っちゅうことじゃろうが!

今までだって
漁協に押さえられてたんだから

一緒じゃん それに漁協よりも
よっぽど安心でしょ?

一緒に商売やろうって人たち
なんだから。

わしゃ 戻らんけぇの! その…

シン何ちゃらっちゅうとこと
手ぇ切らん限り

絶対に戻らんけぇの!

じゃあ 会社 潰れちゃうけど

いいの?

いいの!?

好きにしたらええわ。

そもそも もう
あんたの会社なんじゃから。

わしゃ もう辞めるけぇ
好きにしたらええ!

じゃあ… もう勝手にしな‼

♬~ フッ…。

♬~

♬~ フゥ… フゥ…。

♬~

(磯田) あぁ? 何で ひろっさん

そこまで聞き分けのないことに
なっとるんかのう。

知らない 波佐間さんのことが
気に食わないんじゃない?

あぁ? 何でか?

私がネクタイ褒めなかったから?

(山中) あ? ネクタイ?

小森君。
はい。

水産フェアの場で
片岡さんと波佐間さんが

同じネクタイを
していたのですが

社長は片岡さんの
それには気付かず

波佐間さんのネクタイだけ
褒めたんです。

あぁ~ そりゃ すねるわ!

(小峠) そりゃいけんわぁや 社長。

でもさ 片岡さんだよ?

初めて会った人のネクタイは
話の種に見るけど

片岡さんのネクタイなんて
あえて見る? ねぇ 見る?

見なきゃいけないの?
見て褒めなきゃいけないの?

(磯田) うん… まぁ
他に金の当てもねえし

ここは ひろっさんに
聞き分けてもらうしかねえかの。

でも まっ
そのうち帰って来んじゃね?

おじちゃんの「辞める」は
顔洗うんと同じやけぇの。

≪ハハハ…≫
だよね。

わしゃ
歯磨きやと思うちょったよ。

だよね。

(山中) まぁ ひろ兄の「辞める」は
日々のごあいさつじゃ。

のう! ハハハ…!

(小峠) わし 朝シャンかと
思うちょった。

じゃあ
私は お詫び行脚に行って来ます。

(山中) いってらっしゃ~い!

だよね。

(進) <これは僕の母の話だ>

<食い詰めたシングルマザーが
お先真っ暗の漁師たちと出会い

何だか業界の
ファーストペンギン になってしまったお話>

♬~

片岡さん ごめんなさい!

保育園に進のこと
迎えに行ってほしいんですよ

<僕の母と

漁師たちの

土壇場からの一発逆転

汗と涙の奮闘記?>

早く 帰って来てくださいよ。

♬~

≪その節は 誠に
お騒がせいたしまして…≫

(溝口) 聞いてよろしければ
どのように資金調達を…。

波佐間さんに

ご支援くださる企業を
ご紹介いただいたんです。

波佐間さんに?
はい。

援助してくださった
神饌オーガニクスさん

ボックスをもっと大々的に

将来的には
海外にも流通させて行こうって

考えてくださってるみたいで。

♬~

(野々宮) ちょっと気になるね。

波佐間君の仲立ちとはいえ。

はい…。

(秘書)
金の流れをたどったところ

さんしは神饌オーガニクスという
食品商社から

資金援助を受けたようですね。

(辰海) 取引先は中国が多いんか。

中国は今 富裕層が続々誕生して
グルメブームですから。

まぁ よく売れるんでしょう。

(辰海) もう少し調べてくれ。

たとえば 冬を楽しむフライパン蒸し料理。

つけるという楽しみ方もあります。

深いごまの味わいで まろやかに。

このたびはホントに
ご迷惑をお掛けいたしました。

いやぁ 大変だったね。

船がひっくり返りそうに
なるなんて。

それで みんな ケガのほうは?

ご心配いただきまして
おかげさまで大事なく。

えっ じゃあ
片岡さんもケガはしてないの?

はい。

あっ ボックス
無事に届いたんですね。

うん じゃあ 何で
片岡さんの締めた魚が来ないの?

えっ?

失礼します。

何で そんなこと分かるんですか?

毎日 おろしてりゃ分かるよ
あの人の血抜きは最高だ。

まぁ これも問題のあるレベルじゃ
ないんだけどな。

他にも何件か同じ指摘があって

今 血抜きやってるのって誰?

あっ 僕です。
あぁ!

ひろっさん抜いたら
永沢君が一番 手早いんよ。

えっ 手早い?

洋さんは ああ見えて
手先が器用じゃったけぇ。

あぁ~ あっ そうなんだ。
社長 知らんかったん?

片岡さんが血抜きやってるのは
知ってたけど 誰がやるかで

そんなに違いが出るもんだとは
認識してなくって。

取りあえず
僕が血抜きの練習しますよ。

ありがとう 永沢君。

(戸が開く音)

おっ! ひろ兄じゃないん?

おっ! おっ おっ おっ…。
あっ いやいや…。

ひろ兄! 待っとったど…。

波佐間さ~ん!

どうも ご足労いただきまして
ありがとうございます。

どうぞ お入りください。
(波佐間) では 失礼いたします。

(山中) どうぞ。
どうぞ どうぞ。

(山中) 救世主来たぞ 救世主!
(漁師たち) こんにちは!

どうぞ こちらに。
(波佐間) ありがとうございます。

何か分からない点はありますか?
あっ 大丈夫です。

≪あの人が例のネクタイの人…≫
(磯田) ≪うん≫

どういう人なんですか?
(山中) 小森君。

はい。

東京大学を卒業後
農水省の官僚に。

政治家とやり合って
更迭された後は

世界の海を漁体験をしながら放浪。

現在は日本の
第1次産業の救済を目指し

孤軍奮闘している
波佐間成志さんという方です。

(磯田) こりゃ まぁ ひろっさんが
気に入らん気持ちも

分からんこともないのう。
うん。

どこに気に入らない要素が
あるんですか?

完璧じゃないですか。
そういうことじゃねえんだよ。

波佐間成志…。

成志…。

すいません 疑ってるとか
そういうことじゃないんですが…。

とんでもありません。

弁護士に契約書類の
確認を受けるのは

当然のことですから。

ありがとうございます
急ぎますんで。

あの さっきの
「ひろ兄」って何ですか?

あぁ… あの

フェアの時に一緒にいたおじさん
覚えてます?

うちの船団長なんですけど
ちょっと今 欠勤状態で…。

そうなんですか お体がどこか?

いえ 大したことじゃないんで。

あの よかったらなんですが…。

えっ? 波佐間さんが
漁 手伝ってくれるん?

(波佐間) はい 今後
お仕事 一緒にするためにも

ぜひ さんしさんのボックスが
どうやって出来るか

実地で見ておきたい
というのもありまして。

そんなら どねぇするか
網か運搬船か。

お魚ボックスっちゅうたら
やっぱ運搬船じゃないん?

まぁ 網は普通の網じゃからのう。

けど!

けど…
運搬船は片岡さんの船ですし。

(磯田) うん…。

(小森) でも どう考えても
運搬船が理にかなってますよね。

まぁ そこはそうじゃのう。
そうじゃろ?

じゃあ 永沢君
そういうことでいいかな。

はい…。

(波佐間) 懐かしいな。

あの 僕が注意しておくことは
何かありますか?

あっ 通常の運搬船と
基本変わらないんですが

魚が揚がったら
市場への出荷用とは別に

お魚ボックス用の
魚の手当てをすることになります。

なるほど ボックス用の
魚のリストとかあるんですか?

取りあえず これで。

あとは まじりが揚がったら
僕に言ってもらえると。

分かりました。
えっ?

あっ いいですよ 持ってて。

覚えましたんで 大丈夫です。

(波佐間) これでメモ分 全てです。
はい!

あと まじりでショウゴとカサゴ
カマスが揚がってますけど

どうしましょう。
あっ はい!

写真を撮って グループに
アップすればいいだけなら

僕がやりますよ。
あっ…。

じゃあ お願いします。
はい。

よっと!

(カメラのシャッター音)

(カメラのシャッター音)

(カメラのシャッター音)

永沢さん
まじり ここ 置いときます。

えっ… あっ はい
ありがとうございます。

永沢君 もういっちょうじゃ!

はい!
頼むど!

1人じゃ大変でしょう
僕もやりますよ 血抜き。

えっ…。

そんなふうにやるんですか。

片岡さんも こうしてたんじゃ
ないかって思いますけど。

違います?

ええっちゃ ええっちゃ
こりゃ わしがやるけぇ

僕も手伝いますよ
えぇ えぇ

育ち盛りは
ちょっとでも休んどけ

僕を休ませるために
1人でやってたんで…。

アッハハハ…。

じゃあ 片岡さんが戻って来たら
今度は片岡さんに

休んでもらえるように
しましょうよ。

速っ。

♬~

(たくみ) 波佐間さん
ブチクソ手際よくて

血抜きもブチ速いんすよ。
えっ!

ほら それ。
ん?

えっ? これ

波佐間さんが血抜きしたの?
(磯田) おう。

ひょっとしたら ひろっさんよりも
うまいかもしれんのう。

えっ ホント?
(磯田) うん。

永沢君 習った?
あっ はい。

ずっといてくれないですかね
波佐間さん。

無理に決まってんじゃん
そんなの。

(波佐間)
しばらくなら大丈夫ですよ。

えっ! あっ いや
でも お仕事ありますよね。

僕は基本 自由業ですし。

今 他に詰まってる仕事も
ないんで。

えっ いいんですか? ホントに。
すいません 社長。

鮮度は時間との闘いなんで
話は後で。

パーフェクトっすね あの人。

ホントにねぇ。

よそから来た人たちには

この先の空き家を
使ってもらってて。

懐かしいな この感じ。

えっ 懐かしい?

あぁ 言ってなかったでしたっけ?

僕 元々 浜の生まれなんですよ。

えっ?

汐ヶ崎よりもずっとずっと小さな
東北の漁村で…。

僕が15くらいの時かなぁ
浜 潰れちゃって。

そうだったんですか。

親父は
漁師しかできない男だったから

そのまま酒浸りになって
母親は出てっちゃって。

親父はある日
酔っぱらって船から落ちて。

もう こんな悲惨な思いは
散々だって

何とか
農水の官僚になったんですけど。

ある先生に この話をしたら

「まぁ アホだからな 漁師は。

魚を取るしか能がないから」って。

えっ…。

親父は確かにアホでしたけど…。

「でも アホでも

だからこそ 生きて行けるように

してやらなきゃ
いけないんじゃないですか。

それが選ばれた民たる
賢い先生方の

仕事なんじゃないですか?」
って返したら

そこから煙たがられるように
なっちゃって。

それでクビに…。

この国の上はダメです。

現実を見ようともしないし

見たところで変革を成し遂げる
知恵も胆力もない。

今はもう 民の力で現状を変えて
行くしかないと思ってます。

溝口さんも
そんなこと言ってました。

岩崎さん。

浜の船団を
一つの会社にまとめませんか?

浜を一つの会社に?

(波佐間) この浜で仮にさんしが
その頭に来れば

それこそ浜の規模でボックスを
自由にできることになる。

浜 全体が潤うことになると
思いませんか?

いや でも… でも
そんなことできるんですか?

この浜を一つの会社になんて。

できませんかね?

さんしのように お魚ボックスを
やりたいと思ってる人は

この浜にこそ多い
そう踏んでるんですが。

実はのう 浜尻も
ボックスやりたい言うて

漁協にハンコもらいに
行ったんじゃって

そう… かもしれません。

岩崎さん やってみませんか?

僕と一緒に

新しい日本の水産の形を
つくってみませんか?

♬~

好きなの!

僕は アイナちゃんと
幸せになりたいの

♬~ ≪(母)お父さん迎えに行った~
(黒木)はーい じゃあね~

≪帰れば 「金麦」 帰れば ワイワイ≫
あ~おかえり~

≪帰れば おでんと≫
(缶を開ける音)シュカッ

≪帰れば…!≫
(父)おっ
(泡の音)シュワー

<帰れば 幸せ 帰れば 「金麦」>

♬~ (川口)みんな よくやりました~!
(山田)結構がんばってんだよね 俺・・・

(宮沢)<日本中のみなさん。>

(小栗)2022年も ほんっとに

お疲れさまでした~!

<ごほうびプレモル いっちゃいましょう>

<サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」>
あ~!

(鼻歌)
(波佐間) 手伝いましょうか?

(浜尻) あ?
あぁ…。

僕 ちょっと
さんしに厄介になってる

波佐間っていいます。
さんしに?

(波佐間) お手伝いしますよ。
いや ええっちゃ。

(波佐間)
これ まき網漁の網ですね。

(浜尻) そうじゃけど。

(山中の声)
浜を一つの会社にする?

そりゃ どねぇなことか?

浜のそれぞれの船団が
うちにもお金出してくれた

神饌オーガニクスさん
ってところから

それぞれ資金提供を受けるの。

そうやって漁協からの借金を
肩代わりしてもらった上で

うちを頭にした
一つの会社に統合するってこと。

漁師は痩せても枯れても
一国一城の主じゃ。

うちの下に入るなんちゅうことは
無理じゃないんか?

でも 浜尻は
乗って来ると思うんだよ。

え~ 浜尻が?

浜尻 実はボックス
やりたかったらしいの。

漁協に はねつけられた
らしいんだけどさ。

浜尻は うちの下に入ったら
漁協の了承が

いらんようになるから
いうことか。

そう しかも シンセンさんは
食品商社だから

ボックスの販路も広がる。

売り先の問題は
クリアできるだろうし

浜尻 乗ったら
みんなも乗って来ないかな。

でも こねぇなこと

ひろ兄がおらん間に
進めてええんかのう。

でも これってね

実は片岡さんの夢が

完成することなんだと思うんだよ。
(磯田) ん?

いや 初めて ここで会った時にさ
言ったのよ。

「この浜を立ち直らせてほしい」
って。

片岡さんが気に入らないのは
たった一つ。

それを助けてくれてるのが
波佐間さんだってことだけでさ。

そこは冷静になれば
分かってもらえないかな。

う~ん… うん。

まぁ 社長は好きにやりぃ。

ひろっさんのことは
わしらが何とかするけぇ。

どうせ止めてもやるんじゃろ。

ありがとう 高志さん。

よし 篤
ひろっさんとこ行ってみるど。

はいよ~ いってきます。

(たくみ) 永沢さん。

こんな顔してますけど。

波佐間さんに
文句があるわけじゃないし

浜のためだってのも
分かるんだけど。

ついて行けないんだよ。

知らないうちに
いろいろ変わってて。

それが ちょっとね
寂しいっていうか…。

♬~

ほんなら ひろっさん
まだ そっちおるんか。

はい 今 やんわりと

里心をつけさせて
帰そうとしてるところです。

お父さん。
ん?

白身のお魚 選んでください
今日はアクアパッツァにするんで。

アクマパッパ? 嫌みか!

フフっ… アクアは「水」
パッツァは「暴れる」。

「水の中で具材が暴れる」ってこと。

鍋か!
大正解!

お鍋みたいなもんです
イタリアの。

そんなら 白身やったら
何でもええんか?

何でもいいんじゃない?
元は漁師料理だったらしいから。

漁師料理… へぇ~ 漁師。

ヘッ… 漁師のう!

(店員) へい らっしゃい!
何にしましょう。

今日はね いいスズキが
入ってんすよ これ!

あんた
これ なんぼで入れちょるん?

は?

うちやったら あんた
気持ちええ状態で

1尾 800円ぐらいで
入れられるけどのう。

うち?
あっ…。

(せき払い)
(店員) 毎度!

お父さん
めちゃめちゃ手早いですね。

そりゃあ あんた
わしゃ 毎日毎日 血抜き…。

血抜き?
はい! でけた!

あとはラクちゃんに任すけぇ。
はい。

ピッ。

祐介 その… 何か…

連絡ないか?

どこから?
いや~ なかったらええんよ うん。

電話してみよっか? 僕から。
えぇ えぇ えぇ…。

連絡なかったら うまく行っとる
っちゅうことやけぇ 別に。

はぁ…。

(電源が入る音)

(着信音)

おぉ… えっ?
(着信音)

(着信音)

誰か?

あっ… はい。

片岡さんのケータイですか?

ああ はい… どちらさん?

わし 水産フェアで
お話ししてもろうた

五十嵐いう者ですけど。
(片岡の声) あぁ!

その節はどうも。

(五十嵐) 実は あの後
うちのオヤジと話し合うて

うちも お魚ボックス考えよう
っちゅうことんなりましたんで

片岡さんに いろいろ お話を
聞かせてもらえんやろかって。

(杉浦) 片岡んところに
新しい漁師が入ったんか?

(安野) はい
ブチようできるヤツみたいで。

(杉浦)
それ 「針」とは関係ないんか?

どうも さんしに金入れたサイドの
人間みたいなんで

違うと思いますけど。

さんしの借金
肩代わりしたとこのヤツか。

多分。

そんで ちょっと今日
気になることがありまして。

今朝の漁明けから
汐ヶ崎の船が続々と

音船んほうに向かっちょりまして。

何?

(菅田)おっ!
(村上)おかえり~!

(長男)汚れ。
(次男)ニオイ。
(三男)菌。

(4人)これぞ 洗濯悩み!
トモ姉ちゃんち まとまってるね~。
でしょ~!

そんな姉ちゃんちには 「アタック抗菌EX」!
(4人)「抗菌EX」?

汚れ ニオイ 菌 まとめて 「抗菌EX」!
(4人)おぉ…。

息子たち いくわよ。
(4人)汚れ ニオイ 菌 まとめて 「抗菌EX」!

まとめて 「抗菌EX」!
(4人)まとめて 「抗菌EX」!

すげえ まとまってる。

<汚れ ニオイ 菌のエサを まとめて根本洗浄!>

<「アタック抗菌EX」>

話は分かるんやけど
何で さんしが頭なんじゃ。

(貝塚) そうじゃ!
何でわしらが さんしの下に!

浜尻なんか
さんしよりデカいやろうが!

だから それはボックスが
できるようにするためなんだって。

実際 そんな上下とかないし
ボックスやる以外

そんな変わらないから ねっ。

やることは変わりませんが

皆さんの生活は
劇的に変わりますよ。

まず 神饌オーガニクスが
資金を提供しますので

皆さんの悩みの種である
漁協への借金はなくなります。

その上で 皆さんは
改めて さんしの社員になります。

やる仕事は同じですが
会社員ですので

今後は給料制になります。

えっ! 大漁んなっても
金は増えんっちゅうことか!?

でも もう 大漁なんてあります?

えっ…。

今 得ていらっしゃる収入よりは
いい額をご用意しますし

業績が上がれば
昇給もお約束します。

で ボックスの梱包から先

これは仲買さんに
お願いしようかと。

(梨花) なっ… えっ… うちらに?

はい できれば 仲買各社も

さんしの一部門に
なってもらえれば。

けど そこまでしたら

漁協が黙っちょらんのやないん?
(戸が開く音)

お前ら! コソコソ集まって
何やっちょるか! ん!

「浜の一企業化…」。

こら! わしに内緒で

こねぇなことできると
思っちょるのか!

いや…。
できますよ 全然。

大体 漁協がやってる業務なんて
別に誰でも代行できますし。

フン! お前 普通の企業じゃ
できんこともあるじゃろうが!

ん!?
漁場の争いとか港の整備とか!

できますよ。

普通の企業の人間 ナメてます?

第一 漁場の争いなんて
なくなりますよ。

一つの会社になるんですから。

そうか…。

一つの会社を
もり立てて行くってなれば

漁師はライバルではなく
仲間になるんです でしょ?

そんな お前! か… 金…!
ご安心ください。

お金のことはシンセンが
まとめて手配しますので。

いいかげん 分かりませんか?

組合長さん あなたは既に
勝ち目はないんです。

なぜなら
ここにいる皆さんは全員

組合員なんですから。

この人数で
あなたの解任動議を出せば

あなたの立場なんて
吹っ飛ぶんですよ?

どうぞ お帰りはあちらです。

(安野) えっ… えっ えっ…。

(浜尻) よ~し 乗った!

わしゃ なるど! さんしの社員!

おう わしもじゃ!
僕もじゃ!

(波佐間) では 契約の内容は
こちらをもう一度…。

(山中) すげぇ…。

波佐間さん ブチすげぇ。

賢い人っちゅうのは
本当に賢いんやのう。

ねぇ~ かなわないよね。

専門家で 漁師で 頼もしくて。

私とは説得力が違うよね。

うん… あっ いや…。

≪すぐサインするっちゃ!≫
≪すぐ持って来るけぇ!≫

≪ブチすげぇのう!≫

(浜尻) あん人が来たら
浜は絶対に変わるわ。

あねぇな人のことを
救世主っちゅうんじゃ!

こん浜のニューリーダーに
なるかもしれんけぇのう!

≪そうじゃ!≫

勢いで言ってるだけっすよ。

うん…。

(波佐間) では この内容で
よろしいですね。

はい ありがとうございます。

全て こちらの言う通りに
訂正していただいて。

シンセンの弁護士は

さんしの弁護士さんが言うことは
もっともだって。

あぁ… じゃあ…。

では 一部は
そちらで保管ください。

みんな
受け入れてくれたんですね。

一企業化の提案。
はい。

全会社からサインを頂きました。

いや… ビックリしました。

あんなに みんなが
すんなり受け入れるなんて。

ホントは みんな
分かってたんですよ。

このままじゃ未来はないって。

でも… あの 漁協の立場って
これから どうなるんですかね。

まぁ 実質

さんしの下部組織みたいに
なるんじゃないですか。

あぁ… あの それって

それでいいんですかね。

(波佐間) っていうか

別になくなってもよくないですか
漁協なんて。

えっ?

流通の未発達な時代には
全国に魚を送るためにも

必要な組織だったかも
しれませんが

今は世間的に そういう意味での
存在意義もありませんし。

岩崎さんが例えに出した
ノルウェーでは

国が漁業を
全面的に管理してるので

存在していないも同然ですし。

えっ… えっ
あっ そうなんですか?

(波佐間)
そうですよ なきゃないで

別にやって行けるんですよ 全然。

でも…

そこで ごはん食べてる人たちも
いるわけですし

商売は三方よしっていいますし

私は漁協を潰したほうがいいとは
思わないです。

もっと前向きな組織になって
ほしいとは思ってますけど。

敵を潰すなんて
せこい考えは捨ててさ

前だけを見て
真っすぐ歩いて行こう

分かってさえもらえれば

敵もいつか 味方になって
くれるんじゃないですかね。

優しいんですね 岩崎さんは。

向こう側の人に
あんな散々な目に遭わされたのに。

いや 優しいとかじゃ…。

優しさじゃないなら 甘いです。

敵もいつか味方になんて
幻想ですよ。

そう… なんですかね。

漁村に生まれて
水産行政の ど真ん中に行って

僕は何度も何度も

それは幻想だって
思い知らされて来ました。

彼らは何も変わりませんよ。

そうでしょうか。

あなたは まだ知らないんですよ。

♬~

ちょっと 永沢さん
どうしたんすか。

俺…

何か やだ!
は?

何か 分かんないけど…。

けど 社長
ちょっと寂しそうじゃったのう。

うん…。
≪高志さん 篤さん!≫

親父。
(山中) どうした?

いいですか?
(磯田) ん? あぁ。

あの 片岡さんって
今 どうしてるんですか?

まだ祐介んとこ
おると思うけどのう。

ちょっと連絡してもらっても
いいですか?

ん? うん。

(琴平) それが… 高知の船団に

転職するって言いだして。
(磯田) は?

僕も今 電話もらったばっかり
なんですけど。

転職?
高志さん

電話 代わってもいいですか?
(磯田) おう。

もしもし
お電話代わりました 永沢です。

あっ どうも。
あの

一つ お願いしたいことが
あるんですが。

2人には世話んなったのう。

おっ これ…。

しょうもないもんじゃけど はい。

あぁ… お箸。
ありがとうございます。

ヘヘっ!

お父さん。
ん?

転職するならするで

一度 戻ったほうが
いいんじゃない?

きちんと みんなにも報告してさ。

そのうち 時間見て戻るけぇ。

お父さん。

すねてたら
ホントに居場所なくなるよ?

最初は みんな困ってたって

お父さんがいなくなった穴は

どうにかしなきゃ
ってことになって

そのうち穴は埋まっちゃうんだよ。

組織って そういうもんだよ。

ほんなら
それでええんじゃねえか?

わしがおらんでも
うまく行くんじゃったら。

(楽) でも 私はお父さんに
戻ってほしいですよ。

ラクちゃん。

向こうでも こうして一緒に
ごはん食べたいし。

ユウ君と2人で 知らないとこで
病院始めるとか

心細くて…。
大丈夫じゃ。

ラクちゃんは優しいからのう
きっと すぐ みんな

ラクちゃん先生 ラクちゃん先生
っちゅうて

寄って来てくれるように
なるっちゃ。

の!
フフっ。

じゃあ 今日は飲みましょう!

いっぱい いっぱい飲みましょう!

もちのろんスケじゃ!

(いびき)
(楽) よく飲んだね お父さん。

うん。

大丈夫? 付き合ってたもんね。

まぁ これも親孝行。

(チャイム)
来た。

お待ちしておりました。

(いびき)

(保育士) 今朝のお熱は?
36度6です。

スッくん おはよう!

おはよう!

おっ…。

進…。
仲直りしたの!

あぁ…。
≪岩崎さん≫

その節は すいませんでした!
あぁ いえ…。

あの うちの人から

今度 さんしと一つの会社になる
って聞いたんやけど。

あぁ…。
その…

よろしくお願いします。

あっ あの… こちらこそ
よろしくお願いします。

ありがとうございます。

(そよ) ≪何か すごいね!≫

(そよ) 浜が一つになるって。

ねぇ。

ママは?
ん?

片岡のおじちゃんと仲直りした?

あぁ…。

もう一回 電話してみたら?

そうだね。

(振動音)

あっ…。
(振動音)

(振動音)

あっ…。
(振動音)

溝口さん。

(溝口)
今日 お時間 頂けますか?

あっ…。

(いびき)

(山中) しかし よう寝ちょるのう
ひろ兄。

あっ 起きた。

(山中) ハハハ…!

ブチビックリしちょる。
そりゃそうじゃろ。

誰か!

おい!

ウエっ!
(磯田:山中) うわ~。

おい!
こりゃ どうなっちょるんか!

(山中) 焼きそば 食う?
食べるか!

こりゃ どねぇなことかって
聞いちょるんじゃ!

あんまり戻って来んから
もう強制送還しに来たんちゃ。

わしゃ 辞めるっちゅうて
社長にも言うたはずじゃ!

それに わしゃ 高知で りょ…。

ウッ…!
(磯田:山中) うわ~!

そんな意地張らんと
戻って来たらええわぁや。

意地張っちょるんじゃ ない。

わしゃ 向こうで
ボックス手伝うんじゃ!

(磯田:山中) あぁ?

社長の講演を
聞いちょった人がのう

ボックス始めたいけぇ
いろいろ教えてほしいんて。

社長の夢は
ボックスが日本中に広がって

日本中の浜が
よみがえることやけぇ。

そねぇなふうに
役に立てるんやったらっちゅうて。

もう… わしだって 別に

すねとるだけじゃないんよ!

社長も同じこと言うちょった。

えっ?
(磯田) ひろっさん 実は今

浜は一つの会社に
なろうとしとるんやけどのう。

えっ? それ… 何なんか。

ほら ひろっさんが
気に入っちょらん

あ~… 赤ネクタイの男がの

それがええんやないんかって
提案して。

社長は
それは ひろっさんの夢が

叶うことやけぇ やろうって

頑張っちょる。

えっ… わしのために?

(磯田) そうじゃ じゃけぇ
戻って来てくれんかの。

それ… うまく行っとらんのか?

それがのう
ブチうまく行っちょる。

(山中) ブチ。

ほんなら 別に ええじゃろうが
わしが帰らんでも。

(磯田) まぁ わしは正直なとこ

ひろっさんがおらんでも
うまく回る。

いや むしろ おらんほうが
うまく回る思うちょる。

けどの それでも ひろっさんに

どうしてもいてほしい言う
おかしなヤツがおるんよ。

のう!

永沢君! 何で!

また 片岡さんと一緒に
船 乗るんだって戻って来たら

片岡さん いなくて。

代わりにスーパー頭いい人が
船 乗って来て

漁の腕も確かで
血抜きも 魚の扱いも

片岡さんよりうまくて
しかも 人格者で。

ほうほう… ほうなんか。

あっという間に
浜の船団の心つかんで

漁協だって ぐうの音も出ないほど
とっちめて。

そんなら やっぱり わしなんか
今更 いらんじゃねえか!

でも 僕は! 僕は…。

はぁ…。

はぁ…。

好きになれないんです。

これから僕の言うことは
人として最低です。

あの人は何も悪くないんです。

でも 僕は

どうしても どうしても
あの人を好きになれないんです!

あの人といる時の社長が
好きになれないんです!

ど… どねぇな意味か?

社長
ずっと のまれっ放しなんです。

あの人が提案したら
「いいですね」。

言い負かされたら 「そうですね」。

あんなの社長じゃないです
全然らしくないです!

あん子が…。
まぁ ちょっと

よろめいちょるところも
あったかのう。

よろめいとる!?
そうです。

知識を盾に強く言われると
認めちゃって。

社長 押しの強い夫に逆らえない
妻みたいになっちゃって。

いいんですか 片岡さん それで。

浜の人たちは もう
あの赤ネクタイを

「ニューリーダー」とか
言いだしてるんですよ!

嫌がらせされても

ここまで頑張って来たのは
社長なのに

片岡さんなのに さんしなのに!

結局 最後は持ってかれるなんて。

ポッと出て来た間男に

ぜ~んぶ持ってかれるなんて‼

永沢さん?
何か 混ざっとりゃせんか?

ハァ…。

僕が入ったのは
篤と高志と洋の「さんし」です。

篤と高志と 成志の…。

そんな「さんし」じゃないんです。

(山中)♪~ あつし~

♪~ たかし~

♪~ ひろし~

(一同:ハモりで)♪~ さんし~

おっしゃあ 帰るど!

(磯田:山中) おう!
はい!

えっ 神饌オーガニクスって
普通の企業じゃないんですか?

登記上は ごく普通の

しかも 業績も優秀な
日本企業です。

ただ その奥にいる

株主全員が外国人
もしくは外国企業なんです。

それって何か問題なんですか?

ひょっとして 浜の他の船団にも

話を持ち掛けて
いませんでしたか?

例えば 一つの会社に
してしまおうなどと。

あぁ… どうして それを…。

岩崎さん これは一種の
経済的な侵略ともいえるんです。

侵略?

神饌オーガニクス
つまり 外国資本が

ここで取れる海洋資源を
根こそぎ手に入れることが

可能になる
ってことじゃないですか。

例えば おいしい水の湧く
水源があったとします。

その土地の所有者が
二束三文で外国資本に

土地を売り払ったら
どう思いますか?

そんなの 何で よその国に
売っちゃうのって思います。

そう つまりは
これは そういうことなんです。

それに これは さらに
ピンと来ないかもしれませんが

防衛上の問題もあります。

防衛上?

沿岸を自由に航行できる船が
実質 外国資本に牛耳られている。

それは時と場合によって

恐ろしいことになると
思いませんか。

沿岸漁業に関して
いまだ法律上も

外国企業の参入を認めていない
背景には そんな事情があります。

そして 沿岸の各種漁業者に
許可を与える権限は漁協にある。

副次的な要素ですが

漁協には怪しい企業を
はじくという

防衛機能があるんです。

けれど 多くの組合員を
実質的に自社の社員にして

漁協を実効支配すれば

それらは すり抜けられる。

これは そういう
非常に巧妙なスキームなんです。

詐欺ってことですか?

違法ではありません。

ただ 極めて意図的な

脱法行為であると思います。

♬~

ビジネスの内容は
高品質の食料品流通。

実際に資金を入れてのアグリ
水ビジネスも展開しています。

それを理由にした
不動産取得も多いですね。

農地 山林。

日本を買いあさっとる連中
っちゅうことか。

♬~

そよそよ ごめん これもお願い。
うん。

何やっちょるんか。

あぁ… その…
いろいろ大騒ぎして…。

ごめんなさい 片岡さん。

いや 悪いのは わしじゃ。

私…

さんしを…。

この浜を…

売り渡してしまった!