祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録#09[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録#09[解][字][デ]

カルテには患者の全てが隠されている。知識も技術もまだない、しかし誰よりも患者の気持ちに寄り添う研修医・諏訪野良太がカルテを通して患者達の秘密と嘘を優しく見破る!

詳細情報
出演者
玉森裕太 池田エライザ 矢本悠馬  濱津隆之 堀未央奈 YU 豊嶋花/原田泰造/片桐仁 植原星空/松雪泰子 椎名桔平
番組内容
諏訪野(玉森裕太)の研修先は腎臓内科。指導医の大賀寛太(片桐仁)と担当患者・桐生鈴音(植原星空)の元へ。彼女は腎臓移植を控えており、移植後にホテル御曹司と結婚を予定。しかし移植手術が決まるたびに謎の異常で延期に!?一方、末期がんが判明した広瀬(原田泰造)に、同期の冴木(椎名桔平)と立石(松雪泰子)は―。そして諏訪野にも大きな決断の時がやってくる!親子である諏訪野と広瀬の関係はどうなっていくのか―。
監督・演出
【演出】鈴木勇馬
原作・脚本
【原作】知念実希人「祈りのカルテ」シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)
【脚本】根本ノンジ
音楽
【主題歌】「想花」Kis-My-Ft2(MENT RECORDING)
【音楽】サキタハヂメ
制作
【プロデューサー】藤森真実、戸倉亮爾
【制作協力】AX-ON
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
■番組HP
https://www.ntv.co.jp/inorinokarte/
■Twitter
https://twitter.com/inorinokartentv
■Instagram
https://www.instagram.com/inorinokarte_ntv/
■Tiktok
https://www.tiktok.com/@inorinokarte.ntv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 鈴音
  2. 広瀬
  3. お母さん
  4. 小笠原
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  6. 透析
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  10. 先生
  11. 良太
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  13. 移植
  14. 大丈夫
  15. 麗香
  16. 手術
  17. 与作
  18. お前
  19. ハァ
  20. 一緒

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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広瀬さん 諏訪野です。

唐揚げ持って来たんで
一緒に食べましょう。

広瀬さん!?
すいません 入ります!

え…?

(エレベーターの到着音)

あっ 冴木先生。
(冴木) どういう状況だった?

僕が着いた時には
もう喀血していて…。

喀血?
広瀬さん 持病があったんですか?

アレルギー性の気管支炎だって
本人は言ってたが…。

広瀬さん 意識 戻られました。

はい!

(走る音)

広瀬さん。

(広瀬) 良太…。

良太先生?

冴木… 何で?
ご自宅で倒れたんです。

諏訪野先生が行ってなかったら
危なかったぞ。

えっ…。

じゃあ ここ 純正医大?

はい。

これから検査する
しっかり診てもらえ。

いやいや 検査しなくていい。

分かってるから 自分の病気。

俺…。

悪性胸膜中皮腫なんだよ。

ガンだよ ガン。

ステージ4 末期だってさ。

確かなのか?

間違いない。

何か せきがひどくてさ。

他の病院で調べてもらった。

諏訪野先生 呼吸器内科の先生
呼んで来てくれ。

はい!

(冴木) どうして黙ってた!?

言っても

冴木を困らせるだけだと思った…。

たださ

死ぬまでに

どうしても
息子のこと ひと目 見たくてさ。

(広瀬の声)
だから お前との約束 破って…。

諏訪野と申します

(広瀬の声) 会いに行った。

ごめん。

クソ…。

何で もっと早く
気付けなかったんだ 俺は…。

冴木。

ちょっと 水が飲みたい。

(冴木) あぁ 水か
ちょっと待ってろ。

(せき込み)

ハァ… ハァ…。

冴木先生
今 呼吸器内科の先生が…。

広瀬さんは?

♬~

(大賀) それ 腎臓内科の
患者さんじゃないね?

あっ すいません
ちょっと知ってる患者さんで…。

いいよ いいよ まだ仕事前だから。
はい…。

(振動音)
(大賀) おっ!

(大賀) マッチング成功~。

臓器移植のドナー
見つかったんですか?

ううん 僕のお相手が見つかった。

えっ?
マッチングアプリの相手!

獣医さん!
しかも めちゃくちゃタイプ!

「お食事でもどうですか?」だって。

よし ホテルの高級ディナー
予約しよう。

えっ いきなりですか?
初デートだよ?

星4つ以上は基本でしょ
あっ バラの花束 持ってかないと。

おぉ… バラの花束。

女の人って
そういうの好きじゃな~い。

いや 人によると思いますけど
若干 古いような…。

古い!? どこが~。

いや~ 今日は
いい一日になりそうだ~!

まずは桐生鈴音ちゃんの所だね。

はい 明日 生体腎移植手術の
予定です。

じゃあ 輸血と免疫抑制剤の準備を
確認しとこうか…。

ん?

検査科の竜崎先生?

何でお前が
うちの科にいるんだよ?

(竜崎) 大賀 俺ら検査科は
院内全ての科に出入りし

院内全ての臨床検査を
取り仕切っている。

いわば 院内の司令塔だ。

自分の科しか考えてない
お前とは違う!

司令塔!? そんな
カッコいいもんじゃねえだろう!

(小声で) 小笠原さん 2人って…。

(小笠原)
医大の頃からライバルなんです。

リュウザキ先生と
タイガ先生だから

純正医大の「竜」と「虎」って
呼ばれてて…。

「竜」と「虎」?

(竜崎) 研修医!
こいつから何も学ぶものはないぞ。

小笠原 こいつ 臨床検査技師を

家来だと思って
こき使うから 気を付けてな。

黙れ! マッチングアプリ野郎!
あ~!?

どうせ フラれまくりなんだろ!
いいえ 今度は獣医さんです!

ドクター同士
絶対 うまく行きます~!

(竜崎) ドクター同士は
うまく行きません~!

大賀先生 行きましょう!
竜崎先生 僕らも…。

(大賀) 頭 おかしいんじゃ
ないですか?

検査科で検査してもらったほうが
いいんじゃないですか~?

鈴音ちゃん どう? 体調は。

(鈴音) 大丈夫です。

ちょっと緊張してるかな?

はい… ちょっとだけ。

お母さんは
ご気分 いかがですか?

(麗香)
私は大丈夫よ 娘のためだもん。

腎臓の1つや2つ
いくらでもあげるわ。

鈴音ちゃん 手術 頑張ろうね。

はい。

(麗香) そうそう 鈴音。

蒼太さんから
お見舞い 届いてるわよ。

(鈴音) また? もういいのに…。

あれ めちゃくちゃ高いやつだよ。
声 デカいです。

(麗香) 蒼太さん
今 ニューヨークみたい。

「本当はすぐにでも
手術に駆け付けたいです。

大事なフィアンセだから」。

フィアンセ?

この子 腎臓移植が終わったら
結婚するんです。

(大賀:諏訪之) 結婚!?

(蒼太) セオリーは
証明されている定石なんです。

(裕也) 知ってる 知ってる~
ホテル王子!

アルファーズホテルチェーンの
御曹司!

(麻友) この人と結婚すんの?
完全に玉の輿じゃん!

(みどり) でも 鈴音ちゃんって
まだ17歳だよね。

みどり 鈴音ちゃん知ってんだ?
うん。

私が腎臓内科で研修してた時から
透析で通ってたから。

そっか
何かお母さんが料亭やってて

鈴音ちゃんが結婚したら
そこのホテルと業務提携すんだって。

はいはいはい 料亭「桐生」ね。

ただ ここ 伝統はあんだけど
落ち目なんだよな~。

(谷川) 何で そんなところと
有名なホテルが業務提携?

(麻友) どうでもよくない?
玉の輿なんだから。

谷川は苔のこと以外
何にも知らねえな~。

いいか? ホテル界の新興勢力
アルファーズホテルは伝統が欲しい。

で 老舗の桐生は名前を残したい。

(着信音)
まさにウィンウィンな関係…。

はい! 点滴から雑用まで
何でもお任せ

諏訪野でございます。
久々に聞いた それ。

えっ?

あっ 大賀先生 すいません。

これ 鈴音ちゃんの
術前採血のデータ。

あっ 肝臓の数値に
異常が見られます。

念のため 検査しよう。
はい。

(小笠原) 息 吸ってくださ~い。

はい 止めてください。

(大賀) あれ?

どこも悪くない…?

大賀 嫌がらせか?

うちの検査技師 忙しいんだよ。
分かってる。

ただ 血液検査で異常があって…。

明日の腎移植の手術
どうしますか?

原因が分からない以上
手術はできない。

延期なんて困ります!

原因は何なんです?

まだ不明でして…。

鈴音ちゃん 採血の前に
何か変わったことしたかな?

いえ 別に。

でも鈴音 友達と会ってたわよね。

友達?

(沙智) 私が鈴音ちゃんに
何かしたってこと?

あ~ そういうわけじゃなくて。
みどり先生

この人 あり得ないんだけど。
参考までに聞いてるだけだから。

ごめんね 沙智ちゃん
変なことで呼んじゃって。

それで 2人は何してたの?

私が連絡したんです。

沙智ちゃん 前に腎臓移植したから
どんな感じか聞きたくて。

だから 寝てる間に終わったよ
って言った。

あとは そんなに不安なら

年上の彼氏に慰めてもらえば?
って。

沙智ちゃん!
いいじゃん 別に。

私に勝ったんだから。
勝った?

勝負してたの
どっちが先に彼氏できるか。

そういうのに勝ちも負けも
ないと思うんだけど。

そうだよ 初恋でしょ?

もっと大事にしなきゃ。

(鈴音:沙智) 初恋?

フフフ…。
ハハハ…。

何か変なこと言った?

あの 私 小6の時には
彼氏いましたけど。

えっ!

先生 何か恋愛観 古くない?
おっさん?

おっさん…。

それで
移植手術はどうなるんですか?

再検査をして
問題がなければ行います。

お願いしますね。

鈴音の移植に うちのお店の
未来が懸かってるんです。

えっ どういう意味ですか?

鈴音の移植が
先方の結婚の条件なんです。

(諏訪野:大賀) えっ!?

あちらに言われたんです。

「結婚して 社長夫人になれば
多忙になる。

週に3回 4時間も透析を
受けている時間はない」って。

それは腎臓内科医としては
納得できません。

透析を受けながら
お仕事をされている方は

たくさんおられます。
先方さんの意見ですから。

あの 差し出がましいですが

鈴音ちゃんの病気に対して
そんな意識の方で

結婚生活
うまく行くんでしょうか?

これは 鈴音の幸せのためでも
あるんです。

(麗香の声)
あの子が腎不全になった時から

私は どうしたら鈴音が幸せに
なれるかだけを考えて来ました。

そんな時 蒼太さんから
いいお話を頂いて…。

彼と結婚すれば
鈴音は一生安泰です。

あの子が幸せになれるんです。

失礼します。

鈴音ちゃん エコー検査終わった?
はい。

小笠原さん どうでした?
前回と変化ありません。

じゃあ 問題ないですね
透析 始めようか。

看護師さん 呼んで来ますね。
はい。

ごめんね
移植 延期になっちゃって。

いえ 大丈夫です。

あっ 鈴音ちゃん家のお店ってさ

すっごい伝統がある
料亭なんだって?

はい
大正時代から続いてるんです。

すごいね。

ただ 私が8歳の時
お父さんが亡くなって。

えっ。

その後 お母さん 一生懸命
お店を支えて来て

私も小さい頃から手伝ってました。

そっか。

あの店は 私にとって
大切な場所なんです。

だから 何があっても守りたくて。

お店を守りたいから結婚するの?

え?

あぁ ごめんね
何か そう聞こえちゃって。

蒼太さん すごくいい人なんです。

海外にいても 毎日 オンラインで
デートしてくれるし。

でも デートってさ
遊園地行ったり 映画見たり…。

ハハ… 古いよね。

また 沙智ちゃんに
おっさんって言われる。

フフ… ごめんね
余計なこと言っちゃって。

うん じゃあ また明日 検査して

問題なかったら
次こそ移植手術 頑張ろう。

はい。
うん。

(救急車のサイレン)

(救急隊員)
広瀬秀太さん 50歳 男性。

スーパーで倒れているところを
店員に発見され救急要請。

おう。

(広瀬) 冴木…。

ってことは ここは…。

純正医大だ。

(広瀬) あ~ またかよ…。

こっちのセリフだよ。

今度はな
スーパーで倒れたそうだ。

(広瀬) スーパーか…。

(せき込み)

ん? どうした?

(広瀬) 帰る。

帰っても またどこかで倒れて
病院に運ばれるだけだ。

どれだけの人に
迷惑を掛けているのか

医者を志したお前なら
分かるだろ。

(冴木) うちに入院しろ。

俺に調べさせろ。

(広瀬) いいよ…。

どうせ
もう長く生きられないしさ。

今更 入院してもしょうがない。

まだ分かんないだろ。

きっと 何か治療法はある。

俺は諦めないぞ。

お前に できる限りのことをする。

ありがとう 冴木。

でも 本当にもういいんだよ。

(せき込み)
ダメだ うちに入院しろ。

嫌だ。
どうして!

良太にさ…。

息子に
こんな姿 見せたくないんだ。

お前も父親なら分かるだろ。

(キーボードを打つ音)

鈴音ちゃん 大丈夫ですかね?

お母さんとはいえ 別の人の腎臓を
自分の体に移植するっていう

大変な手術の前日に延期なんて…。

精神的には もちろんよくないよ。

でも わずかな数値の乱れでも
移植手術は慎重に行うべきだ。

確かに。

とにかく 改めて再検査しよう。
はい。

大丈夫 きっとうまく行くさ。
そうですね。

じゃあ マッチングアプリの
獣医さんとデートして来る!

えっ あっ…。

頑張ってください。

(メッセージの受信音)

えっ?

(田中)「Biore The Hand」
あっ…。

(花之枝)いい香り。
手 洗っていきませんか?
えっ?

忙しい朝は ローズ香る 生クリーム泡を。

はぁ~… いいことありそう。

香りでひと息 「Biore The Hand」薬用です。

♬~与作は木をきる

♬~テンテンスリー

(母)えっ?
(アヤ)テンテンスリー?
(父)何だこの歌は!

(西島)《テンテンスリー…》

♬~与作は誰かな テンテンスリー

♬~テンテンスリー

《何なんだ テンテンスリーって》

(2人)♬~与作
≪♬~与作
(長谷川)はーい!

えっ 転勤?
(幸一) そう。

(幸一) 春から静岡の支店に
移ることになって。

(亜衣)
私も転校だって 超めんどい。

えっ 単身赴任じゃなくて
2人も行くの?

(千絵)
お父さん一人じゃ心配だから。

それでね 良太君。

はい。

静岡 一緒に行かないか?

えっ?

ここの院長先生がね
お父さんの先輩の知り合いでね。

事情を話したら
ぜひ いらっしゃいって。

良太 よく考えなさいよ。

あっ うん。

僕は

良太君と一緒に住みたい。

はい そ… それは もちろん。

僕も… です。

どうすんの?

どの科に行くかは
決めてないけど

純正医大以外は
考えてないからな…。

じゃあ 断ればいいじゃん。

まぁ そうなんだけど…。

言っとくけど 俺は決めたぜ。

えっ ホント?
どこの科?

外科。

えっ そこだけは絶対行かないって
言ってたのに。

え~ 何で?

ずばり モテるからだ。

(みどり:諏訪野) は?

正直 親父がいるから悩んだけど
モテの魅力には勝てなかった。

みどり。

外科 行ったら 俺らライバルな。

まだ 外科って
決めたわけじゃないし。

えっ 外科一択じゃなかったの?

う~ん 最初は
お母さんの病気 治したくて

外科しかないって思ってたけど

いろんな先生 見てるうちに

いろんな道があるんじゃないか
って思って。

そっか。

ステキなものを
ありがとうございます。

手術 頑張ってね 鈴音。

はい。
バ~イ。

(通話が切れた音)

(マウスをクリックする音)

大賀先生 鈴音ちゃんの
今日の血液検査は問題なしです。

よかった~
じゃあ 3日後には手術できるね。

ドナーのお母さんは?
あっ。

今 心電図の検査結果待ちです。

これで問題なければ
移植の準備を始めよう。

はい。

あっ どうでした? 昨日のデート。

フラれたよ。
あっ そうですか。

でも 全然 大丈夫。

次のマッチング相手 スッチー。

えっ スッチー? 今は
キャビンアテンダント っていうんですよ。

だから古くさいって言われ…。
あ?

あっ いえ 自分も
ひとのこと言えないんで

健闘を祈ってます。
フフ…。

大賀!

何しに来たんだ 竜崎!

ドナーの体調管理も
お前らの仕事だろ!

(大賀) ドナー?
えっ。

鈴音ちゃんのお母さんに
何かあったんですか?

桐生麗香さんの心電図で
心房細動が見られたんです。

心房細動?

(マウスをクリックする音)

波形がかなり乱れてます。

何なんですか? また延期って!

すいません こんなことは
めったにないんですが…。

あの 心房細動を
指摘されたことは?

あるわけないじゃないですか
そんなの!

(聡美) ん?

(聡美) 「たれカツ丼」…。

カツ丼とどう違うんだろう?

(看護師) ≪ダメですよ!≫

病室 戻りましょう 広瀬さん!

ごめんね 俺 入院したくないの。

(階段を駆け降りる音)

(広瀬) ハァ… ハァ…。

(冴木) ほら~。

いいかげん 腹を決めろ。

(広瀬) ほっといてくれよ…。

(聡美) 広瀬…?

やっぱり その長い顔。

広瀬だ。

あれ? 立石?
ああ。

お前の天敵だ。

ちょっと ツラ貸して。

《あ~ もう! 何でうまくいかないんだろう
ムカつく》

《こんな時は プリン》

《…と 「DORONJO/ドロンジョ」》

(スマートフォン:ドレミ)
あんなんじゃ終われないよな 私とお前は。

《頑張って!》
(スマートフォン)≪ドレミ~!

《うわぁ!》
(着信音)

はい… すぐ行きます。

《いいとこだったのに~!》

<WOWOWオンデマンドなら
「DORONJO/ドロンジョ」の続きが

いつでもどこでも見られます>
《私も負けられない!》

(広瀬) ねぇ そんな怒んないでよ。

怒るに決まってる。
そりゃ そうだ。

いや… 冴木君にも怒ってるから。

(冴木) 何で 俺?

何で 今の今まで黙ってた?

立石さぁ
広瀬が大学をやめた時に

「未来永劫 私の前で
広瀬という名を口にするな」

…って言ったろ?

えっ そこまで
俺 嫌われてたのか…。

ねぇ 広瀬君。

私に何やったか覚えてる?

えっ…。

あぁ… あれかな?

立石が買い置きしてたアイス
食べたやつ?

そんなんで
26年 怒ってられるか。

逆に怖いわ そっちのほうが。

はい。

ハァ…。

大学2年の時

私が付き合ってた人が自殺した。

私は大学をやめようとした。

医者になることも諦めようとした。

そしたら 広瀬君 言ったよね。

「話 聞こうか?」って。

思いの丈をぶちまけたら

言ったよね?

「絶対にやめるな 俺が支える。

同期全員で医者になろう」って。

覚えてる。

広瀬 泣きながら言ってた。

(聡美) あの言葉のおかげで

私は踏みとどまったの。

精神科医になろうと思ったのも
それがきっかけ。

それなのに 半年後

手紙だけ残していなくなって。

私 今でも文面 覚えてる。

「立石 ごめん 俺 大学やめる。

医者になるより 大切にしたい
ものが見つかった」って。

うん… ごめん。

あの時は

どうしても
そばにいてあげたかったんだよ。

奥さんと
生まれて来る子供のそばにさ。

俺は止めたんだ。

しばらく 生活が大変でも

医師免許を取ったほうが
家族のためになるって。

なのに こいつ 聞かなくてさ…。

ん…。

まぁ 今 思うと

間違った選択だったんだろうな。

ん~… ただ あの頃ってさ

研修医になっても

金は稼げないし

忙しくて家にも帰れなかっただろ。

いやぁ…。

それよりも 家族のそばに
いたかったんだ。

だったら
そう言ってくれればよかった。

言えないよ。

立石のこと支えるって言って
やめたんだもん。

(聡美) そこ!

私は そこに怒ってんの。

いきなり 大学やめたこと?
違う。

そんな大切なこと

ちゃんと広瀬君の口から
直接 聞きたかった。

だから許せなかった。

医者になるより

大切なものなんでしょ?

諏訪野良太君が。

(聡美) だったら

どんなに惨めな姿になっても
最後まで向き合うべきじゃない?

今度こそ

正しい選択しなさい。

♬~

移植手術が決まるたびに
異常が起きてる。

明らかにおかしい。

誰かが邪魔してるんじゃないか?

邪魔…。

原因をはっきりさせない限り
腎移植手術はできない。

仕方ない いったん準備を止めて
しばらく様子を見よう。

はい。

ごめんね 移植手術
1か月ぐらい先になりそうなんだ。

そうですか。

鈴音ちゃん 14歳から
ずっと透析 受けてるんだよね。

はい。

またしばらく 透析 受けてもらう
ことになっちゃうんだけど…。

大丈夫です。

私 病院にいる時間も

透析 受けてる時間も
全部 好きだから。

ごめんね 鈴音ちゃんのことで
ちょっと聞きたくて。

えっ 腎移植
終わったんじゃないの?

あっ… それが まぁ ちょっと
いろいろあって まだなんだ。

そう…。

ねぇ 沙智ちゃんさ

鈴音ちゃんと ずっと一緒に
透析 受けてたよね。

うん。
彼女 どんな感じだった?

どんな感じって?
あ~ ほら

透析 受けてる時の様子とか
何か覚えてることない?

あ~…。

まぁ 最初の頃は 心 閉ざしてた。

前の私みたいに。

でも 途中から変わった。

明るくなったし
よく笑うようになった。

それは どうして?

支えてくれる人が
できたからじゃない?

私も そうだったから。

沙智ちゃんも?

これ みどり先生に言わないでよ。

みどり? あっ…。

あの人 いっつもムカつくムカつく
って言いながら

ずっと 私のこと
気に掛けてくれて…。

移植 終わった後も
しょっちゅう電話して来るの。

直電だよ? 「メールでよくない?」
って言ったのに

「声 聞きたい」って。

私が変われたのは
みどり先生のおかげ。

鈴音ちゃんも そばで
支えてくれた人がいるから

変われたんだと思う。

そばで支えてくれた人…。

♬~

♬~

(鈴音)あの店は 私にとって
大切な場所なんです

何があっても守りたくて

(麗香)鈴音の移植が
先方の結婚の条件なんです

鈴音の幸せのためでも
あるんです

何なんですか?
また延期って!

心房細動を
指摘されたことは?

あるわけないじゃないですか
そんなの!

(沙智)そんなに不安なら
年上の彼氏に慰めてもらえば?

沙智ちゃん!

鈴音ちゃん 14歳から
ずっと透析 受けてるんだよね

(竜崎)
院内全ての科に出入りし

院内全ての臨床検査を
取り仕切っている

(沙智)鈴音ちゃんも そばで
支えてくれた人がいるから

変われたんだと思う

(鈴音)病院にいる時間も

透析 受けてる時間も
全部 好きだから

♬~

大賀!
(大賀) 何だよ!

チリチリ頭で目障りなんだよ!

あ~! 髪の毛だけは
いじらない約束だろうが~!

すいません!
そんな約束しません!

しました!
大学3年の時にしました~!

話 聞いて!

カルテが
全て 教えてくれたんです。

(神木)よっ! えっ! 女の靴!?

(杉咲)あれ? りゅう兄!
なんだ おまえか~

兄ちゃん ご飯まだ?
(小栗)うちは食堂じゃねぇって言ってんだろ

俺も腹減ったな~
(2人)兄ちゃん

兄ちゃん 野菜は?
全部入れちゃえ
肉も入れちゃえ

これだけで 立派なおかず
デカ!

あぁ~ うんめ~
お母さん元気かな~?

<一杯を たべよう
うちの満菜みそ汁「ほんだし」で>

♬~
≪(観客の拍手)

(女の子A・女の子B)久しぶり~!

(女の子A)大丈夫。
(女の子B)うん。

(男性)ただいま。
(女性)おかえり。

(母)ありがとうございます。

(娘)頑張った人~?
(父)は~い!

(新婦)おばあちゃん!
(祖母)来たよ。

♬~

ありがとうございます。
どういたしまして。

お母さん。

先生が また来てくれって。

まさか また
延期じゃないでしょうね?

いえ 今日で もう検査異常は
起こらないと思います。

(麗香) どういうこと?

それは
諏訪野先生がご説明します。

はい。

ようやく 鈴音ちゃんの採血で
異常が出たことや

お母さんの心電図で心房細動が
出た原因が分かったんです。

何だったんですか?

全ては 1人の人物が
故意に起こしていたことでした。

それは 院内の病棟を
自由に行き来でき

なおかつ 全ての検査に
関わることができる…。

臨床検査技師の小笠原さん
あなたですよね?

あなたは
検査技師の立場を利用して

鈴音ちゃんの血液や
お母さんの心電図のデータを

別の患者さんのものと
差し替えたんじゃないですか?

(麗香) どういうこと?
何のために そんなこと…!

鈴音ちゃんの手術を
止めるためですよね?

(麗香) 何で この人が
そんなことするんですか?

鈴音ちゃんと小笠原さんが
恋人同士だからです。

恋人!?

鈴音! 先生の言ってることは
本当なの!?

ちゃんと説明しなさい!

私 病気になって…。

何もかもが嫌になって

生きるのもつらかった。

でも

ずっと 小笠原さんが
励ましてくれた。

(小笠原)
鈴音ちゃんは 血液型B?

知ってる?
ゴリラも全員B型なの

ゴリラ?

(鈴音の声)
いつも 緊張をほぐしてくれて

どんどん 小笠原さんと
仲良くなって…。

(小笠原)うちのおばあちゃんが
くれたのと同じやつ あげる

病院の人が
神頼みしていいの?

ハハハ… 大丈夫
すっごく効くから

(鈴音の声) それから
大っ嫌いだった透析の時間も

病院に来るのも好きになって

頑張ろうって思えた。

私は小笠原さんに

病気と向き合う勇気をもらったの。

でも 付き合うっていっても

この場所で週に3回

透析をしている間 話をするだけ。

ただ もう お別れした。

蒼太さんとのお話を
もらってから よく考えた。

あのお店は
私にとって大切な場所。

お母さんが
一生懸命 守ってるんだから

私も守らなきゃって思って
だから…。

申し訳ありません。

鈴音さんから この結婚が不安だ
って いつも相談を受けていて

それで
どうにかしたいと思って…。

でも こんなやり方は
完全に間違っていました。

医療従事者として失格です。

どんな処罰でも受けるつもりです。

ホントに勝手なことをして

申し訳ございませんでした!

ただ 中途半端な気持ちで
やったわけじゃありません。

僕は鈴音さんに
全てをささげるつもりなんです。

全てって…。

配偶者なら
腎臓を移植することができます。

鈴音さんと結婚して

僕の腎臓をあげたいんです。

鈴音 何とか言いなさい。

彼のこと どう思ってるの?

鈴音ちゃん。

鈴音ちゃんの人生は

鈴音ちゃんが
決めるべきじゃないかな。

ホントの自分の気持ちは
ちゃんと自分で伝えないと。

お母さん。

病気で手がかかる私を
大事に育ててくれて

私の幸せを一番に考えてくれて

本当に感謝してる ありがとう。

(鈴音) ただ

私は 小笠原さんのおかげで
生きる希望が持てた。

つらいことしかないって思ってた
世界が変わった。

彼は 私にとって
かけがえのない大切な人なの。

私 小笠原さんのことが好き!
ずっと一緒にいたい!

だから 今回の結婚は断りたい。

ごめんなさい。

ううん。

お母さんのほうこそ
ごめんなさい。

お母さん

鈴音の幸せ 勝手に決め付けてた。

でも 何で言ってくれなかったの?

(麗香) 一人で苦しまないで
何でも言ってよ。

たった一人の家族なんだから。

お母さん ありがとう。

♬~

(竜崎) 今 病院長と話して来た。

本来なら警察沙汰だが

鈴音さんのお母様が
望まなかったため

通報はしないことになった。

あいつから 退職願は受け取った。

俺も 上司としての責任を
甘んじて受けるつもりだ。

本当に申し訳なかった。

分かったから あとは
鈴音ちゃんと ご家族に謝れ。

それと 移植の準備を
何度もしてくれた

腎臓内科と移植チームに謝れ。

本当に このたびは…。
もう俺には謝るな!

一杯おごれ それでチャラだ。

大賀…。
ハァ~。

お前が辛気くさい顔してると
嫌みの言いがいがない!

ほら! 行くぞ。

ハァ…。

ただいま。

おかえり。
お兄ちゃん。

おう 良太君 どうした?

お父さんに
ちょっと大事な話があって。

もしかして
静岡の件 決めてくれたか?

うん。

ごめん。

静岡には一緒に行けない。

純正医大で働く。

お世話になって来た先生たちや

一緒に研修して来た同期たちと
働くことにする。

「する」ってことは
良太君 もう決めたってこと?

うん 決めた。

そうか…。

お父さんに 今までちゃんと
自分の気持ち 伝えて来なかった。

ずっと お父さんに
嫌われないように

気を使って 顔色うかがってた。

でも もう それもやめる。

このままじゃ
本当の家族になれないから。

だから もう 気を使わない
思ったことを言う。

例えば
お父さんが作るハンバーグ。

ハ… ハンバーグ?
うん。

さすがに トートバッグサイズは
デカ過ぎ 普通のサイズにして。

それにカレー
こだわり過ぎて辛いだけ。

あれ もう凶器だから。

ラーメンもそう お父さん
何時間も煮込んでるけど

味 ゼロ
完全にインスタントに負けてるから。

てか お父さん 味覚ゼロなの?

ハハ…。

言い過ぎだぞ!

良太。

えっ。

おう 分かった
俺も もう 気 使わない。

よし。

これからはさ お互い

思ったこと
ちゃんと伝え合おうよ。

うん。
(幸一) なっ。

良太。

どんどん言ってこうよ 良太
なっ 良太。

「良太 良太」言い過ぎ。
アハハ…。

これで やっと家族になれたな。

うん。

ほら 2人とも ごはん食べよう。

(亜衣) お腹すいた。
食べよう 食べよう。

(幸一) 今日 タレ自家製ですから。

えっ。
タマネギ リンゴ ニンニク そこになんと

キウイ入れてます!
じゃあ 俺 塩コショウで。

お~い! 良太!
アハハハ…。

塩コショウと比べてくれよ
どっちがおいしいかっていうね。

塩コショウでしょ 絶対。
(幸一) ハハハ…。

あ~あ 私も彼氏 欲しい。

また言ってる。

みどり先生は?
彼氏 いないでしょ?

私は 一人前の医者になるまで
彼氏つくらないって

願掛けしてる。
願掛け? 古っ!

え~ じゃあ 何て言うの?
フフフ…。

研修終わったら行く科 決めた?

まだ。

私みたいな めんどい子供
手なずけたんだから

意外と そっち方面
向いてんじゃない?

そっち方面って?

じゃあね バイバイ。

♬~

みどりが小児科!?

うん 決めた。

まさか 一番遠いところ選ぶとは。

(牧村) 僕はうれしいよ~
みどりちゃんと同じ科になれて。

これで大体 行き先 決まったな。

えっ 谷川 決めたの?
うん。

えっ… 橘は?
うん とっくに決めたよ。

諏訪野は どうすんの?

う~ん…。

お~い あと1か月だぞ。

もう とっくに
決まってる時期だろ。

いや 分かってるよ。
最後は どの科で研修?

最後は…。

今日から研修します
諏訪野良太と申します。

窪です。

ここ 緩和ケア科は

命を脅かす疾患に
直面している患者さんの

苦痛を和らげることが仕事です。

はい。

早速ですが

諏訪野先生に担当してもらいたい
患者さんがいます。

はい。

(ノック)
≪失礼します≫

広瀬さん…。

(玉森) このドラマの主題歌…。

♬~与作は木をきる
(父)与作?

♬~テンテンスリー
(アヤ)テンテンスリー?

(西島)何なんだ テンテンスリーって…

(2人)♬~与作
≪♬~与作
(長谷川)はーい!

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