土ドラ・最高のオバハン中島ハルコ #03[字]【名古屋仏壇の危機!嫁姑バトル勃発】…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
土ドラ・最高のオバハン中島ハルコ #03[字]【名古屋仏壇の危機!嫁姑バトル勃発】
名古屋仏壇店で下剋上!?天下分け目のヨメ姑骨肉バトル!ハルコさんはノリノリ&いづみはイケメン和尚とらんでぶー?
おしらせ
「SMBC日本シリーズ2022 第1戦 ヤクルト×オリックス」延長の際は、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
ハルコ(大地真央)のツレで老舗ういろう屋の四代目・三島昭宏(田山涼成)から次なるSOSが!ずばり名古屋の仏壇店で謀反が起きたという。
いづみ(松本まりか)と共に名古屋・大須仏壇通りへ向かうハルコ一行。江戸時代から続く尾上仏壇店では高級な名古屋仏壇を守りたい五代目社長夫人の益代(赤座美代子)と、経営を合理化したい嫁の満寿絵(上野なつひ)が骨肉の嫁姑バトルを展開!さらにハルコが火に油を注ぎ大騒動に!
番組内容2
そんな中、いづみはイケメン和尚の得田(バッドナイス常田)にほのかな恋心を抱く。グルメシ!編集長の尾石(今野浩喜)が愛犬を亡くしたことを知ったいづみは、得田と尾石を引き合わせるが…
仏壇屋のお家騒動の行方やいかに!?いづみの恋の行方やいかに!?
出演者
大地真央
松本まりか
合田雅吏
蕨野友也
飯田基祐
今野浩喜
佐野史郎【3話ゲスト】
赤座美代子
上野なつひ
バッドナイス常田
田山涼成
スタッフ
【原作】
林 真理子『最高のオバハン』シリーズ(文春文庫刊)
(『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』
『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』)【脚本】
西荻弓絵【音楽】
鈴木ヤスヨシ【主題歌】
ENHYPEN「Make the change」(ユニバーサル ミュージック)【オープニング】
大橋ちっぽけ「ソリスト」(ユニバーサル ミュージック)【演出】
金子与志一
スタッフ2
【企画】
市野直親(東海テレビ)【プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ)
古林都子(ジ・アイコン)【制作著作】
ジ・アイコン【制作】
東海テレビ
ご案内
【公式サイト】
https://tk.tokai-tv.com/haruko2/【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitvジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(ハルコ)
シャバーニに よう謝っときゃ~!
(いづみ)[思えば ここで
ハルコさんと出会ったのが1年前]
鵜匠の神髄を分かってから
文句があるなら 言いなさい!
[このオバハンこそが
令和の水戸黄門だったのです]
(小早川)
中島ハルコ氏から こちらが。
(海藤)ハハハハハ…!
(若杉)三島さんから お電話です。
あっちゃん?
ハルコさん!
ツレの仏壇屋が
どえりゃあことになってもうて
助けたってちょ!
[声の主は ハルコさんのツレの
ういろう屋 三島 昭宏さん]
謀反でーす!
[江戸時代
名古屋城と熱田神宮を結ぶ
メインストリートとして栄えた
ここ 本町通には
日本三大観音の一つ
大須観音があり
その門前町 大須商店街の
すぐ近くには
大須仏壇通りがある]
[尾上仏壇店は 創業168年]
[その5代目社長夫人
尾上 益代さんは
体調を崩して寝込んでいた]
(益代)ハルコさん…。
んまぁ!
いったい どうしたの?
いつも 私より元気な益代ちゃんが。
《どんだけ元気!?》
(益代)それがねぇ…。
[益代さんの話では
尾上仏壇店では
6代目社長である
三男の匡さんと
その嫁 満寿絵さんが
仏壇を小型化し 安く海外で
作らせる方針を打ち出し
高級仏壇を
何としても守るべきとする
姑 益代さんと対立]
[そして ついに…]
《匡…》
平取。 益代ちゃんが平取に!?
何の権限もない平取に?
何も そんな駄目押ししなくても。
それより悔しいのは…。
(満寿絵)《もう高級名古屋仏壇は
1本も作りません》
《そんなことしたら
うちが育てた職人
いや… 伝統工芸士たら
どうなるの!?》
《リストラさせていただくしか
ありません》
《匡! あんたお父さんの遺言
無視するいいやすの?》
《遺言っていっても
法的根拠のない
お父さまの経営方針に関する
お気持ちですよね?》
《豪華な名古屋仏壇の伝統は
死んでも守りゃあという》
《ほうだがね!》
《その方針では
もはや 仏壇屋は
やっていけないということです》
《お墓参りも
オンラインで済ませる 今の日本に
どれだけ仏壇のない家が
あると思ってるんですか》
《お母さん 古いんです》
それで言い負かされたの?
(益代)確かに
最後に高級仏壇が売れたのは
1年前に
ハルコさんが紹介してくれた
資産家のお宅だけで それっきり
注文がにゃあのは事実だし…。
あの嫁は いったんスイッチが入ると
どえりゃあ弁が立つんだわ。
取締役会で みんなの前で
どう喝されてまって!
いづみさん この家はね
長男も次男も医者なのよ。
頭のできは悪いけど
人のいい三男坊が継いでくれて
その嫁が しっかり者で
本当によかったって
みんなで喜んでたのよ。
ほんだでね…
3人おる嫁の中でも いっちゃん
かわいがっとったんだわ。
それが こんなふうに
裏切られるなんて まあ…
悔しいの通り越して
何やしら 心が折れてまって。
はぁ?
ほんでも 目みゃあで動けんのに
誰も助けてくれんのだよ ハルコさん。
見て。
ああ… この目まいは
加齢で耳石が動いて起きる
あるある系よ。
酔い止めでも 飲んでおきなさい。
よ… 酔い止め?
その年で 心が折れるなんて
バカじゃないの?
折れない心を鍛えることに
年を取る意味があるんでしょうが。
ほんだって…!
仏壇屋が
このままでは未来がないことは
とっくに分かってることよ。
周りをご覧なさい。
仏壇通りだって 歯抜けのように
仏壇屋が店を畳んでるでしょ?
郊外に持っていた豪邸を
売り飛ばして
駅近のマンションに戻ってきて
優雅な余生を送ってるんでしょ?
そのお仲間に
入ればいいじゃないの!
ここ… 畳まなあかんの?
そうよ。
《出た!》
「ほんだって~」 フンッ!
バカで弱っちい
若いのみたいに
いい年をして心が折れたんなら
仕方ないじゃないの。
《もらい事故…》
ここなら
かなりの高額で売れて
立派なマンションが建つはずよ。
ほんでも…。
まあ 確かに これからの需要は…。
そもそも
仏壇って邪魔ですもんね。
邪魔!?
あっ いや… あの…
部屋が狭いと…。
是非もなし!
これまで肝心の努力を
してこなかった 罰が当たったのよ。
か… 肝心の努力…。
えっ…。
あっ ハ… ハルコさん…。
すいません 失礼します。
あっ ちょっと!
えっ 大丈夫ですか!?
ハルコさん!
うわ~… どれも豪華ですね。
(シャッター音)
これが典型的な名古屋仏壇ね。
知ってるでしょ?
仏壇は1本って数えるの。
これは1本2, 000万。
2…!?
私が紹介した大金持ちが
最後のお客だなんて。
いやいや…
今どき買う人がいる方が
びっくりですけど。
昔は この辺りはね
宮大工が多くて
その技術で仏壇作りが始まった
300年の歴史があるのよ。
尾張藩が保護して 幕末には
下級武士の内職にもなってね。
そもそも 高級仏壇と
普通の仏壇って
どこがどう違うんですかね?
その目は節穴なの!?
見れば分かるでしょう。
この彫り 金箔の金の純度 塗り。
漆も 日本の漆を使って
木地から手塗りなのよ。
へぇ…。
そもそも 釘を1本も使わない
ほぞ組みという
組立の技術があってこそ
高級仏壇はお洗濯ができるのよ。
へっ!? 今 何て?
お洗濯?
洗濯って…?
昔は家の一番いい部屋を
仏間にして 出世するたびに
仏壇を大きくしたものよ。
せめて 車1台分は
お金かけないとってね。
出世仏壇って言い方
聞いたことあるでしょ?
ないです。
ないの!?
そんな いい時代が
あったんですね…。
でも 二度と
そんな時代は来ないでしょうね。
そうね。 だから 日本は
どんどん貧しくなっているのよ。
まったく…。
この仏壇が絶滅危惧種だなんて…
ああ…。
《さすがに今度こそ ハルコさんも
救えない絶滅危惧種きたー!》
仏壇が絶滅すると
日本は ど貧乏になる!
ど貧乏?
いや~…
さすがに それは飛躍し過ぎでは。
そんなことより許せないのは
自分のご先祖さまが 何を
大事にしてきたかを知らない
バカ嫁とバカ息子よ!
ちょっと
おきゅうを据えてやろうかねえ。
あっ あっちゃん?
あっ あのね あっちゃん
あのね ちょっとね
お願いしたいことがあるのよ。
どういうこと? ハルコさん。
♬~
(昭宏)ハルコ先生が
とにかく首を洗って
待っていろというもんで。
覚悟してちょうよ。
≪ごめんください。
あんたたち!
168年の のれんを
必死で守ってきた親から
実権を奪い取るとは
どういうこと!?
謀反の理由を説明しなさい。
そんな… 謀反だなんて。
母が何て言ったか知りませんが
私たちにも考えが。
それを とっとと説明しろと
言ってるのよ!
(得田)まあまあ
まずは こちらで どうぞ一服。
《イケメン!》
あら…。
(昭宏)こちらは
まあ ありがたい和尚さんで
ここに ずっと住んどった
良枝ばあさんが
足腰が弱くなってね。
介護施設に入らないかんように
なったもんで。
そしたら 大きな仏壇は
持っていけんでしょう。
そこで 閉眼供養を
益代さんに相談したんですわ。
そしたら満寿絵ちゃんが
しゃしゃり出て
和尚さんを紹介してくれて
良枝ばあちゃん
もう 涙流して 感激して。
仏壇とか 仏様を
お守りする人がいないとき
ただ捨てるわけには
いかないでしょ?
お坊さんが魂抜きをして
おたき上げするのよ。
へぇ…。
(満寿絵)実は
和尚さんのお力をお借りして
新しいビジネスを
立ち上げようと考えてるんです。
新しいビジネスとは!?
まずは こちらをお借りして…。
良枝ばあさんにも
家賃は入るし
益代さんも 「私は何の権限もない
ただの平取ですから」って。
《なるほど。
その家賃を介護施設費用に》
それで?
特に若い人たちに向けて
仏教とは 仏壇とは何か
知ってもらうための
サロンにしようと。
座禅 断食
写経体験なども仕掛けて
海外ともオンラインでつないで
併せて 今の時代に合った
ミニサイズの携帯仏壇
仏具を紹介して
売っていこうと思ってるんです。
携帯仏壇?
(得田)ご存じのとおり
墓じまい 仏壇じまいのご時世で
葬儀も法要も
縮小する一方ですから
長年 手伝わせていただいてる
お寺も廃寺寸前で
今は こうして
ご縁を頂いたところで
お役に立てればと。
(満寿絵)お寺事情も大変で
困っているお寺の
互助会もつくってるそうなんです。
それは大変。
何とかしてあげたいものですね。
私の周りでも
戒名の値段が高過ぎるとか
お布施を吹っ掛けられたとか
みんな もやっとしてる中
得田和尚さんは
ホントに良心的で。
おまけに
精進料理の腕前もすごいんです!
(満寿絵)和尚さんの精進料理を
サロンで紹介して
新たな客層を広げていけたらと。
(得田)ハルコ先生にも
ぜひ召し上がっていただいて
ご意見 頂戴できれば。
(満寿絵)
どうか 力になってください。
お願いします。
それは!
偉い。
(満寿絵)えっ?
仏壇屋とお坊さん
絶滅危惧種同士が
手を組むということね。
面白いじゃないの!
応援するわ。
(いづみ・昭宏)えっ!?
私は益代ちゃんとは違うのよ。
うまくいくかどうかは
知らないけれど
チャレンジするのが
偉いじゃないの。
よかった! ハルコさんの
応援があれば 百人力です!
(得田)ごま豆腐でございます。
白くて なめらかな…。
(シャッター音)
いただきます。
いただきます。
ん~… 何もかも上品な。
どちらで修行なさったのかしら?
仙雲寺で
しばらくお世話になりました。
そう。
そう。
(得田)オクラの
擂りながしでございます。
(シャッター音)
(得田)八寸でございます。
(辰悦)《絢爛豪華な仏壇は
和ろうそくの灯りでこそ
映えるがや》
《この古き良き日本の美を
後世に伝えてかな あかん》
《売らんことには
職人の仕事が
技術が絶えてしまうだろう》
お父さん。
(辰悦)《わしが売ってくるがや》
お父さん!
ハァ… 夢か…。
それがもう… 野菜一つ一つに
命を感じられるといいますか
ごま豆腐も美しい上に
まろ~やかで 滑~らかで
マーベラス…
そう あれはマーベラス!
(はなをかむ音)
花粉症ですか?
(尾石)違えよ。
うちの… うちのお嬢が…!
お嬢?
ああ… あのお嬢さんが?
くっ… うう…。
(泣き声)
亡くなったんですか?
わ~!
言わないで!
[聞けば21歳 大往生だが…]
そこらの他人の犬を見ても
泣けてきちゃって。
編集長。
今は手元供養というものが
ありまして。
ああ…。
ちっちゃな骨つぼや ペンダントに
遺骨の一部を納めて
いつでも どこでも
供養できるっていう…。
よければ一度
得田和尚に相談してみませんか?
手元供養。
手元供養。
編集長の愛犬のお手元供養を
得田和尚さんに頼もうかと。
あら いいんじゃない?
(バイブレーターの音)
先生 尾上 益代さんからです。
切り替えます。
ハルコさん
私 このまま死んだら
お父さんに合わせる顔がないわ。
ほんだで ハルコさんに
ぜひとも応援してほしいんだわ。
やる気になったのね。
よろしい。
応援するわ!
《二枚舌外交かい!》
手術 手術。 アハハ!
この間は
満寿絵さん応援するって。
泥沼必至じゃないですか。
嫁姑バトル。
嫁姑… 苦手な分野ですな。
くわばら くわばら。
大谷さん 愛妻家だから。
いえ 恐妻家のマザコンです。
ぎょっ!
いや ちょっと待ってよ!
注文もないのに
高級仏壇 また作るなんて。
ねえ 母さん!
もう代表取締役じゃないんだし。
勝手な指示 出さないでよ!
怒られるのは俺なんだからさ。
(益代)
私が 必ず売ってみせたる。
もし駄目なら
私が尾上家に嫁に入るときに
おばあちゃんが持たせてくれた
この守り刀で
切腹する覚悟だで。
(匡)えっ!?
(満寿絵)そんな物騒な物まで
出して 大丈夫ですか?
(益代)そっちこそ
ちゃっちい仏壇作って 大丈夫かい?
(益代)尾上家の のれんに
傷でも付けたら
切腹する覚悟が
できてるんやろね?
フフフ… 切腹だなんて
時代錯誤も甚だしい。
匡さんも私も
会社の利益と未来を考えてます。
お手並み拝見。
どきゃあせ。
切腹するなら
先に遺言書 書いてくださいね。
あんたを除いて書いたるわ。
ひぃ…。
泥沼!
[早速 ハルコさんに
報告すると…]
ハハハハ…!
もっと やれい!
ハハハ!
(得田の読経)
[そんな中 つかの間の癒やし]
本日は
わざわざお越しいただきまして。
お手元で
ご供養されたいということで
どんな形でも
よろしいかと思います。
はい。
はい。
例えば尾上さんでは
このような
小さなお手元用の骨つぼを
扱っていらっしゃるようです。
1, 000円もしないものから…。
100万?
これ
ダイヤが付いてるんですか?
さあ… 私には分かりかねますが
大切なのは お気持ちですので
ゆっくりお考えになられては。
そうですね。
そう 気持ちだ。
う~ん…。
お好きだった食べ物を
かたどった物ですとか。
食べ物… うっ…!
≪(匡)和尚さん聞いてください。
母が勝手に職人さんたちに
高級仏壇作れ…。
指示出しちゃったんですよ。
(得田)尾上さん
私には
商売のことは分かりません。
占いでも 暦と方位しか
見ることができません。
そういうことでしたら
経営コンサルタントの…
何ておっしゃいましたか…。
(匡)小喜多さん。
そうですね
小喜多さんに相談してみます。
(得田)おつらいことを
思い出させてしまいましたか。
先日は誕生石で選んだ方も。
すてきですね。
《和尚さんが》
(バイブレーターの音)
あっ… すいません。
ハルコさん?
今から隆行ちゃんと行くから。
得田和尚さんの精進料理
用意しておいてちょうだい。
はい。
お嬢の誕生石は…。
これだ!!
80万!?
オロ…。
あっ お待たせ。
隆行君 久しぶり。
ういっす。
《名大辞めた!?》
《名大?》
《ういっす》
《♬「いずれまた出会える
そうだろう」》
(ハルコ・隆行)《♬「東へ」》
(昭宏)今のところ
結婚話も順調で
ホント 何もかも
ハルコさんのおかげだわ。
(隆行)ういっす。
でしょ?
そんなことより隆行ちゃん
このごま豆腐 食べてみて。
ういっす。
どう?
あっ… これは…
禄願寺のごま豆腐と
おんなじ味っす。
やっぱり。
禄願寺?
(昭宏)うん 奈良の精進料理で
定評のある尼寺。
たぶん 裏ごしが
1回しかされてないっすね。
あたりごまの滑らかさが
感じられないっす。
あと… 弾力が足りなくて
喉越しが いまいちっす。
おだしは?
あ~ これはちょっと…。
人工甘味料の特徴を
感じるっすね。
ああ…。
ど… どういうことですか?
バカには教えない。
(小喜多)昨今の状況を鑑みて
今 高級仏壇を作ると
経費が
およそ3, 000万円はかかります。
それを
どこから捻出するおつもりなのか。
母のことなので 自分の懐から
出すつもりだと思うんですけど。
(小喜多)
差し出がましいようですが
今月も資金繰りは厳しいのは
ご存じですよね?
実は私 出資してもいいと
考えているんです。
えっ?
それはどういうお考えで?
どんなに時代が変わろうと
人もペットも亡くなるのは同じです。
(小喜多)得田和尚さんとの
新規ビジネスも
今後の展開に
期待ができると思うんです。
小さくても仏壇は
これからも売れるはずです。
私も実は 姉に買ってあげたいって
思ってるんです。
義理の兄が突然亡くなったので。
そうでしたか。
何も知らず ごめんなさい。
いえ。 それで
出資に際して 一つだけ条件が。
(満寿絵)何ですか?
私を取締役の一人に
加えていただきたいんです。
当事者として
経営を見ていきたいので。
(満寿絵)それはもう!
願ったりかなったりです! ねえ?
ああ…。
(小喜多)ありがとうございます。
ついては
新規ビジネスのファンドとして
出資者を募ることも
考えてはどうかと。
それでは弊社と懇意のお客さまに
お声掛けしてみては?
(小喜多)それはいいですね。
こんばんは~。
得田和尚さんの断食体験
ハルコさんも 一緒にいかがかと。
何が悲しくて
断食しなきゃいけないのよ。
いつ地震が起きるか分からない
日本で。 バカバカしい。
何か おなかにためておく方が
危機管理上 正解よ。
言われてみれば…。
でしょ?
(若杉)先生
尾上 満寿絵さんから お電話です。
満寿絵さんから?
はい。
もしもし 満寿絵さん。
どうした?
出資?
得田和尚との
新規ビジネスに
出資しろと?
面白いじゃない。
話に乗ってもいいわよ。
ええ。 アハハハ…
大丈夫。 うんうん。
あのドケチなハルコさんが出資?
仏壇屋に未来があるとでも?
ハァ… 今回は厄介ですな…。
今度こそ血の雨が降るかも。
血の雨…。
(益代)尾上の仏壇を振り返ると
一番売れたのが この30cm四方の
1尺仏壇なんだわ。
これならマンションにも置けるし
必ず売れる。
この小さな箱を
三千世界の宇宙にするような
伝統の技を見せてちょうだい。
これから100年…
いや 200年
人々が手を合わせて
拝むにふさわしい物 作るまい!
うれしいこと言ってくれますね。
注文入ったんですか!?
あら。 いいえ これからよ。
これから?
私が売ってきたる。
暴走か?
[一方 若夫婦は
出資者を募るための
精進料理付き説明会を開催]
(満寿絵)本日は お運びいただき
ありがとうございます。
私ども 尾上仏壇店は
未来へ向けて
こちらの得田和尚さんの
お力をお借りして
新しいビジネスモデルを
打ち出したいと考えております。
(小喜多)尾上仏壇店の
顧問会計士をしております
小喜多です。
尾上仏壇店は
大須観音から徒歩8分。
永代供養のお仏壇を1, 000本納める
ビルを建築する予定です。
その1~2階に
得田和尚さまの料理監修による
精進料理をお出しする
精進サロンをつくり…。
すごい。
(小喜多)それに加えて
若者に向け 岐阜のデザイナーさんと
コラボした豆仏壇を販売し
広い年齢層に
親しんでいただけるよう
努めてまいります。
けど… お安いなりか?
(満寿絵)
ご賛同いただけるようでしたら
ぜひ ご出資のほど
よろしくお願いいたします。
本日 ご出資いただいた方には
永代供養が必ず受けられる
権利がございますので
どうぞ ご安心ください。
(得田)皆さま
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
おかげさまで申し込み
想像以上に頂けそうです。
≪(昭宏)ああ こっち こっち。
気を付けて ちょうだあよ。
ねえ。
あっ ハルコさん。 こちらが
この家のあるじの良枝さん。
ごきげんよう。
あっ どうぞ こちらへ。
何しろ
施設の部屋は狭いもんで。
ほんでも やっぱり
枕元に小さなお仏壇が欲しいで。
(満寿絵)ありがとうございます。
(昭宏)で こちらが
良枝さんの俳句仲間の小林さん。
だいぶ前に
うちの仏壇のお洗濯を
お願いしとったんですけど
いったい
いつまで待てばいいんですか?
《クレーム…》
(満寿絵)
母がお受けしたものですよね?
お待たせして申し訳ありません。
修復に どうしてもお時間が。
その点 永代供養塔は
定期的管理を 私どもが
させていただきますので
お待たせするようなことは
ありません。
(昭宏)尾上さんとこは
丁寧な仕事をするもんで。
そう。 信用の尾上ですもの。
きっと すてきに仕上がるはず。
楽しみにお待ちになっては?
それもそうですね。
(得田)ハルコ先生のように
ご理解のある方が
いらっしゃることが
本当にありがたいです。
でしょう?
《何て すてきなお姿》
<日清のお椀で食べるシリーズは
いつもの あの味が お椀で食べられるんです>
♬~おわんわーん おわんわーん
(斉藤)みんな大好き あの味が
オワウェウィ~!
おかずに!おやつに!お夜食に!
♬~おわんわん おわんわん
オーケー おなじみの味で間違いないよね! ね!
(ジャングルポケット)<このサイズがちょうどいい!「お椀で食べるシリーズ」>
(得田)ずいぶんと集まったな。
あとは私が筆頭株主兼
取締役になっちゃえば
こっちのもんよ。
(得田)土地と看板さえあれば
3~4年かけて
骨まで しゃぶり尽くせるぞ。
尾上所有のビルと土地をかたに
5億は引っ張れるわ。
まだまだ出資者は集まりそうだ。
いや 坊主に化けたら
こんなに簡単に人をだませるとは。
ハルコって偉そうな医者も
いい かもだぜ。
≪誰が かもですって?
われこそは 美の守護神
中島ハルコである。
ハルコ先生…
いったい これは…。
黙れ 小僧!
その方の悪事 全てお見通しよ。
このクソ生臭偽坊主が。
恥を知れ!
逃げろ!
(小喜多)キャー!
得田。
本名 古井戸 快。
あんたの ごま豆腐で
奈良の尼寺を思い出したんだよ。
庵主さんが かわいがっていた
若いイケメン坊主が
突然いなくなったって
さみしがっていたこともね。
そこで ずいぶんと 料理の腕を
磨いたんじゃないのかえ?
仙雲寺にいたなんて
細かい嘘ついたのが
あだになったね。
坊主に成り済ました
このクズ詐欺師め!
(いづみ・満寿絵)嘘!?
小喜多 真理
あんた 元AV女優だね。
どうりで芝居がうまいわけだ。
あんたたちが
出入りしていたアジトも
ちゃーんと
調べがついているんだよ。
(小喜多)《それで
出資に際して 一つだけ条件が》
(満寿絵)《何ですか?》
(小喜多)《私を取締役の一人に
加えていただきたいんです》
♬(音楽)
♬(音楽)
(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
(若杉)表向きは
不動産屋を装っている
乗っ取り屋あるある。
(小喜多)仏壇屋は
手に入ったも同然ね。
(得田)ああ。
(匡)はぁ!?
(得田)これで兄貴にも
いい顔ができるぜ。
兄貴は今ごろ お縄だよ。
乗っ取り屋!?
坊主!
あんたが坊主になる前は
何に化けていたかも
分かっているんだよ。
(大谷)着物デザイナーと称して
金沢の呉服屋を
同じ手口で乗っ取り
手にした総額 3億円。
新規ビジネスを持ち掛け
出資者を募り
その後 合法的に会社をつぶす
ステレオタイプの乗っ取り屋が
この私から逃げおおせると思ったら
大間違いだよ!
≪(益代)こっちです!
お巡りさん こっち こっち!
古井戸 快
小喜多 真理。
(警察官)
偽計業務妨害罪で逮捕する!
(小喜多)ちょっと… 痛いな!
(小喜多)放せよ おい!
ハァ… 危うく
創業168年の尾上の のれんに
傷が付くところだったわね。
夫婦でだまされて
あんたたち若造に
会社経営は まだまだ無理よ。
まずは益代ちゃんに謝りなさい。
(匡・満寿絵)
申し訳ございませんでした。
まったく あんたらときたら
危なっかしいったら ありゃせんわ!
そういう益代ちゃんだって
結局は
何にも分かってないじゃないの。
えっ?
うん。
若夫婦の知恵は浅過ぎて駄目。
安ければ売れるなんて
一過性のものよ。
すぐ尻すぼみになるに
決まってるわ。
目先のことに
振り回されていては駄目なのよ。
その点 高級仏壇を
作り続けるべきという
先代の遺言は正しい。
(益代)ほうでしょう。
しかし 時代の変遷の中で生き残る
肝心の努力が足りなかった。
(益代)分かっとる。
ハルコさんに叱られて目が覚めた。
肝心なのは
自分の足で売る努力でしょう?
いいえ。
違うんですか?
もっと肝心な努力。
それは若い世代に 時代を超える
仏壇の極意を伝えることよ。
えっ?
それを このバカ夫婦に
ちゃんと
伝えてこなかったでしょうが。
もしかして…。
時代を超える仏壇の極意って
何ですか?
仏壇の極意は洗濯にあり
ということよ。
はっ。
分解して 本物の漆を塗って
金箔を押して組み立てる。
つまり バラして掃除することで
昔の人の才能と技術を学び
継承すると同時に
今の職人さんの新しい才能
思いが またこもる。
それを理解して
手を合わせてきたのが
日本の心なのよ。
丁寧に洗濯すれば 100年
いえ 200~300年は持つ。
高級仏壇は究極のエコなのよ。
だから これからも
本物を作れば
物の価値が分かる人は
必ず買うはずよ。
(大谷)おお…。
きれい!
美しい。
こうして何度でもやり直し
生まれ変わる。
人生と同じよ。
それが極意。
お宅のような日本の古い会社も
ちゃんとお洗濯ができれば
未来へと続く。
そう思わない?
なるほど… さすがハルコさん。
(昭宏)おっ ハルコさん!
(益代)ああ 小林さん。
今 ちょうど洗濯終えたとこです。
(匡)どうぞ ご覧ください。
ハァ… どえりゃあ きれいに。
(佐都子の泣き声)
夫も息子も亡くして
毎日 この仏壇で
2人に話し掛けることで
頑張ってこれたんだが…。
ホントに
ありがとうございました。
(益代)ハルコさんの言うとおり
洗濯を終えた仏壇は
前にも増して輝くんだわ。
それも いにしえの知恵が
あってこそだがね。
古くて何が悪い!
なんて思いながら
いにしえの知恵を
ちゃんと伝えてこんかった
私の落ち度だで。
ごめんなさい。
そんな…。
(匡)母さん。
これからは
きっちり伝えていくで
覚悟してちょうだい。
(満寿絵・匡)
よろしくお願いします。
これにて 一件落着。
(若杉・大谷)はっ!
人のお肌も
仏壇のお洗濯も
下手っぴの手にかかると
取り返しのつかないことに
なるのよ。
(静香)仏壇?
(患者)先生
そんなこと おっしゃらず
何とかしてください!
あなた 私を誰だと思ってるの?
美のスーパードクター
中島ハルコよ。
局所麻酔の用意して。
(静香)はい。
そもそも 仏壇とは
家の中のお寺さん。
ご本尊を祭るもので
遺灰は脇役だったんですよね?
そうよ。
ぶっちゃけ言うと
仏壇なんて
あってもなくても いいのよ。
先祖を敬う心さえあれば。
なるほど…。
《真実》
(大谷)そういえば 良枝おばあさん
自分用の1尺仏壇のついでに
老人ホームに 2, 000万の大仏壇を
寄付したそうで。
2, 000万? 寄付!?
えっ ついでに!?
聞いてるわ。
これで当面の間
職人さんたちも食べていけるわね。
(大谷)やっぱり 良枝おばあさんは
生粋の名古屋人ですな。
そうだが。
あの見えっ張りがおるかぎり
名古屋仏壇はなくならんがね。
はい。
ハハハ…!
(大谷)ハハハ。
《まさかの大金持ち》
(若杉)あの豆仏壇が。
うん!?
(男性)♬「最近 推してる
コスパがいい」
♬「君も知らないとは
言わせない」
♬「スタイルは様々 うちはうちって
豆仏壇だけにプチバズり イェア」
《豆仏壇だけにプチバズり?》
そういえばハルコさんは
お墓とか仏壇とかって
どうするんですか?
私は お金を動かす財団をつくって
死んでも生きてやるわ。
ハルコ先生
猪俣さんの奥さまから
お電話です。
あらっ。
あら~ お久しぶり。
(順子)ハルコ先生!
夫が行方不明なんです!
行方不明?
(もう中学生)
次回も おたのしみに!