PICU 小児集中治療室 #05【悠太に何が? 知らなかった親友の想い】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
PICU 小児集中治療室 #05【悠太に何が? 知らなかった親友の想い】[字][デ]
意識不明の重体で搬送されてきた男性は、志子田の幼馴染・悠太だった。悠太に一体何があったのか?真相が明かされ、動揺する志子田、桃子、河本たちは…
詳細情報
番組内容
“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)が勤務する丘珠病院に、親友の矢野悠太(高杉真宙)が救急搬送されてきた。ただちに悠太の処置に当たる救命医の東上宗介(中尾明慶)。PICU科長の植野元(安田顕)も東上のヘルプに入る。武四郎は、突然のことに激しいショックを受けながらも、PICUの仕事に取り組もうとする。そんな折、植野は、新たに10歳の立花日菜ちゃんと、12歳の小松圭吾くんをPICUで
番組内容2
受け入れると綿貫りさ(木村文乃)や武四郎たちスタッフに伝える。日菜ちゃんは、急性リンパ性白血病で7歳のころから丘珠病院の小児科を受診しており、武四郎も研修医のころからよく知っている女の子だった。日菜ちゃんは先月から化学療法で寛解を目指して治療していたが、副作用で白血球が急激に減少していた。一方、近いうちに受け入れる予定の圭吾くんは小学校2年生のときに拡張型心筋症を発症し、
番組内容3
函館市内の病院で治療を受けていたが、心拡大が悪化しそこでの治療継続が難しくなっていた。植野は、圭吾くんをより安全にPICUに搬送するため、ついにドクタージェットを使うと武四郎たちに伝えて……。
出演者
吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨、菅野莉央、生田絵梨花、中尾明慶、菊地凛子、松尾諭、正名僕蔵、甲本雅裕、イッセー尾形、大竹しのぶ
スタッフ
【主題歌】
中島みゆき『倶(とも)に』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
【脚本】
倉光泰子
【音楽】
眞鍋昭大
【医療監修(小児外科)】
浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)
【医療監修(PICU)】
植田育也(埼玉県立小児医療センター)
【取材協力】
宮城久之(旭川医科大学)
【プロデュース】
金城綾香
【演出】
平野眞、相沢秀幸、阿部雅和
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/PICU/
【公式Twitter】
https://twitter.com/PICU_cx
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/picu_cx/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(東上)意識 ないですね。
初療室 お願いします。
≪はい。
(東上)大丈夫ですか?
病院 着きましたよ。
悠太?
悠太!
(救急隊員)ストレッチャー入ります!
≪矢野さん!
悠太!?
志子田先生 落ち着いて。
(救急隊員)ストレッチャー出します。
(東上)状況は?
(救急隊員)矢野 悠太
27歳 A型です。
札幌市内のホテルで
チェックアウトの時間になっても
出てこないので
ホテルの従業員が見に行ったところ
室内で昏睡状態で発見されたのが
今朝10時半ごろです。
ベッドのそばに
大量の睡眠薬の瓶が。
(東上)自殺未遂か。
扉 閉めて。
(虎田)はい。
(植野)手伝います。
俺も。
君は外にいなさい。
≪矢野さん 分かりますか?
(救命医)ルート入りました。
(東上)気管挿管するよ。
≪はい。
(心電計の警告音)
♬~
♬~
♬~
(綿貫)最近 徐々に
呼吸が安定してきましたね。
よかった…。
お母さんが来てくれてるの
ちゃんと分かってるんですよ。
不思議ですけどね。
蒼君は ちゃんと分かってるんです。
ちょっとごめんね。 はーい。
よーし。
しこちゃん先生。
んっ?
フフフ…。
飽きた。
えっ?
家に帰りたい。
うーん そうだよねぇ。
俺 結構元気になったよ。
網走の病院じゃ駄目なの?
そうだなあ。
まあ 網走 遠いからさ。
孝之介の誕生日には
おうちに戻りたい。
弟君 誕生日いつ?
18日。
あー もうすぐだね。
孝之介
レゴ欲しいって言うんだけど
自分一人じゃ作れないんだよ。
だから手伝ってあげないと。
そっか。
じゃあ それまでに戻れるように
頑張ろっか。
うん。
うん。
よーし じゃあ 点滴入れ直すよ。
(淳之介)えー!
何だよ。
頑張るんじゃなかったの?
(淳之介)分かったよ。
フフフ…。
はい。
(鈴木)立花 日菜ちゃん 10歳
急性リンパ性白血病で
7歳の頃から
うちの小児科で診ています。
再発後の
初回の造血幹細胞の移植後に
再再発してしまい 先週
2回目の移植をしたところです。
2回目の移植の後 まだ白血球が
戻りきらないうちに高熱が続き
敗血症を考えています。
今にもショックが起こるかもしれない
危うい状況です。
志子田先生は 日菜ちゃんとは
研修医時代からの間柄だから
状況は よく理解してるよね。
はい。
(植野)鈴木科長
ありがとうございました。
今回の状況から考えると
抗菌薬が効くのを待つ間
心不全に気を付けながら
十分に輸液をして
乗り切りましょう。
過去にDICになったことが
あるんだって?
はい。
それで 脳出血になったことが。
そうなんです。
それも心配で こちらに。
では 志子田先生
担当をお願いできますか?
はい。
(植野)えー もう一人
近いうちに うちで この子を
受け入れようと思います。
小松 圭吾君 12歳。
小学校4年生のとき
拡張型心筋症を発症し
函館市内の病院で
治療を受けていました。
(浮田)
心拡大が悪化してるみたいだねぇ。
先日VTが起き 応急処置で
命は取り留めたものの
心不全が一段と悪化し
函館の病院では
治療継続が難しく
うちで
受け入れることになりました。
搬送中 不安定にならないと
いいんですけど。
今回は ジェット機を
使えることになりました。
ジェット機?
(植野)はい。 ついにドクタージェットを。
すごい。
(植野)とはいえ計画搬送なので
われわれの理想からは
まだ遠いんですが。
次の金曜日 名古屋の空港から
うちに来てもらう形です。
だから圭吾君のジェット機を使う
このタイミングで
淳之介君を
バックトランスファーできないかと。
(今成)いいアイデアだ。
(東上)予算の問題もあるし
それは
かなり難しいんじゃないですか。
(植野)難しいかもしれませんが
名古屋から
函館空港で圭吾君をピックアップし
丘珠に搬送する。
そこから網走の女満別空港に
淳之介君を搬送してもらう。
そうすることで
それぞれで往復するより
コストがかからないはずです。
知事に
働き掛けてるところなんですが。
(鮫島)
《一緒に 頑張っていきましょうね》
鮫島知事なら
頑張ってくれそうな気がします。
いやいや…。
(鈴木)忙しいんだから。
いや ホントここでいいから。
ホント大丈夫!
めちゃめちゃ押されてる。
(2人)フフフ…。
そういえば志子田先生
植野科長が すごーく褒めてたよ。
ホントですか?
ホントだよ。
もったいないことしちゃったかな?
志子田先生 追い出したの。
追い出す?
手放したの。
日菜ちゃんのこと 頼んだよ。
はい。
日菜ちゃん。
(植野)初めまして。
ここの科長の植野です。
(羽生)看護師の羽生 仁子です。
根岸です。
(日菜の母)立花 日菜です。 ねっ。
どう?
ここが今 先生が働いてる所。
今まで大人のICUだったから
ここは かわいくて良かったね。
フフフ。
(根岸)日菜ちゃんは
志子田先生ファンクラブの
会長なんですよ。
(植野)へぇ~。
そんなのあったんですか?
まあ。 ねっ。
メンバーは私だけだけど。
(一同の笑い声)
それ言っちゃ駄目だよ。
≪やっぱり。
やっぱりって。 ヘヘヘ…。
よろしくお願いします。
(今成)おお ここか。
あのさ まだ
意識 戻んないんだって? 矢野君。
(羽生)
ICUの看護師に聞いたけど
自発呼吸はできてるって。
(今成)あ~。
でも妙に元気なあいつが心配だな。
(綿貫)元気ですか?
ずっとひどい顔ですけど。
(今成)マジか。
いや もっと心配だな それ。
何か甘いもんでも食わしてやるか。
(今成)この椅子いいね。
あれ 何だっけな?
売店のあれ。
はい 植野です。
ほら 交代するよ。
えっ?
でも まだ交代の時間じゃ…。
気が変わる前に早く行け。
ありがとうございます。
(亮平)あっ 先生。
(亮平・志子田)こんにちは。
こんにちは。
(亮平)こんにちは。
(綿貫)淳之介君 お父さん 来たよ。
♬~
♬~
(桃子)悠太のお父さんとお母さん
もうすぐ戻るって。
うん。
あ… すいません。
今日も6時間かけて?
(亮平)ああ…。
いやいや 妻は家で
1人で子供2人も見てますから。
早く網走にお帰りいただけるよう
考えてますからね。
ありがとうございます。
あたし 見てられなかった。
悠太のお父さんとお母さんのこと。
あたしの悩み
悠太 いっつも聞いてくれて…。
(桃子)どうして気付いて
あげられなかったんだろう…。
私 自分の話ばっかり…。
泣かないで。 おなかに良くないよ。
俺は あいつを信じてる。
あいつが
自殺なんかするわけねえよ。
あいつは そんなことしない。
私だって そう思いたいよ。
でも… だから悠太は
何も話せなかったんだよ。
帰るね。
桃子。
送るよ。
♬~
(菅田)おっ!
(村上)おかえり~!
(長男)汚れ。
(次男)ニオイ。
(三男)菌。
(4人)これぞ 洗濯悩み!
トモ姉ちゃんち まとまってるね~。
でしょ~!
そんな姉ちゃんちには 「アタック抗菌EX」!
(4人)「抗菌EX」?
汚れ ニオイ 菌 まとめて 「抗菌EX」!
(4人)おぉ…。
息子たち いくわよ。
(4人)汚れ ニオイ 菌 まとめて 「抗菌EX」!
まとめて 「抗菌EX」!
(4人)まとめて 「抗菌EX」!
すげえ まとまってる。
<汚れ ニオイ 菌のエサを まとめて根本洗浄!>
<「アタック抗菌EX」>
ただいま。
≪(南)おかえり。
飯 作ったの?
(南)うん 鍋に肉と野菜
ぶっ込んだだけだけどね。
ホントじゃん。
いい いい 俺がやる。
ありがとう。
ちょっとごめんね。
(南)ねえ 何で外国だと
生卵食べられないか知ってる?
いいよ その話は。
卵って お尻から出てくるじゃない。
サルモネラ菌が
付いてるかもしれないんだって。
日本の卵は ちゃんと殻を…。
ねえ 飯 食ってんだからさ
やめろよ そんな話。
ていうかさ
何で肉も一緒に入れちゃったの?
えっ?
肉は食べる直前に
入れればいいんだよ。
硬くなっちゃうじゃん。
息子が帰ってきたら
すぐに食べられるようにって
思ったんでしょ。
人の親切を いったい この子は…。
は~ 親の顔が見てみたいね。
好きね そのボケ。
いっぱい食べなさい。
母ちゃんも食べなよ。
あたしは これから入れて
軟らかくなったやつを食べるから。
フッ ふざけんなよ。
悠太 まだ 目 覚まさないの?
うん。
どうして薬なんか
飲んじゃったんだろうね。
あいつは自分で飲んでねえよ。
じゃあ どうやって飲んだのよ。
あいつ ちっちゃいときから
医者になりたいって言ってたんだよ。
大好きなじいちゃんが
病気で死んじゃってから ずっと。
あいつの病院から来た
男の子の患者さんのこと
毎日 心配するメール来るんだよ。
色々勉強して ああした方がいい
こうした方がいいってさ。
俺くらいはさ
あいつのこと 信じてやんねえと。
あいつが かわいそうだよ。
そう。
お風呂 沸いてるから
入っちゃいなね。
今 食べてるんですけど。
あ…。
♬~
《おわっ!》
《はい 3万ね~》
《はっ? 3万? 高過ぎだろ》
(バスのドアの閉まる音)
(植野)予定どおり
函館から圭吾君は
次の金曜日に搬送されてきます。
ですが 同じ機体を使っての
淳之介君のバックトランスファーは
できないと
道から連絡がありました。
そんな…。
(綿貫)若いご両親ですし 何とか
網走に帰してあげられませんか?
(東上)術後
順調に回復しているとはいえ
まだジェット機以外で帰すのは
リスキーだと思います。
(植野)そうかもしれませんね。
あの でも 淳之介君
早く帰りたがってます。
帰すのに
税金が使えないってことですか。
お金が絡んでくると
そう簡単じゃねんだよ。
安全に帰してあげるのも
立派な医療行為ですよ。
や~だ! や~だ!
(亮平)ごめんな 淳之介。
(淳之介)帰る 帰りたい!
(亮平)もうちょっと頑張ろうな。
どうしました?
(淳之介)おうちに帰りたい!
(亮平)俺が もうすぐ帰れるかも
って この間 言っちゃったから
まだ先になるって言ったら
泣きだしちゃって。
(淳之介)ねえ 何で 何で…。
淳之介君 ごめんね。
ごめん パパ 適当なこと言ったな。
(淳之介)帰れるって言ったじゃん!
ねえ 何で…。
(亮平)ごめんな 淳之介。
(淳之介)やだ やだ やだ…。
(亮平)パパもいるから
もうちょっと頑張ろう。 なっ?
(淳之介)やだ やだ やだ…。
帰る 帰る 帰る!
(亮平)淳之介 ごめんごめん。
(淳之介)か~え~る…。
≪(ノック)
≪(林)失礼します。
(ドアの開く音)
あなたが 志子田先生でしたか。
先日は…。
(植野)鮫島知事 バックトランスファーの件を
再度お願いしに来ました。
植野先生のお気持ちは
よく分かります。
私も色々掛け合ってみましたが
うまくいきませんでした。
抵抗が そこまで?
道が100%負担することは
どうやっても難しく…。
知事。
知事は僕に言いましたよね?
北海道中の子供が
元気に健康に
楽しく過ごせるように
なればいいなって。
淳之介君の親御さん
他に子供が2人もいて
それだけで大変なのに
飛行機代がかかるから
往復12時間かけて
車で 丘珠と網走を
行き来してるんです。
理解しています。
知事は北海道の医療を変えたいと
おっしゃいました。
僕は 知事を信じています。
知事
厚生労働省の方とのお約束が。
すいません 次の約束があるので。
急にもかかわらず
時間をつくっていただき
ありがとうございました。
ありがとうございました。
今日は ずいぶんと強い味方を
連れてきましたね。
では。
(ドアの開く音)
(植野)3年前 PICUを
立ち上げようと話したときから
知事は やると言ったことは
実現してくれました。
でも きっと私には見せない
苦労があったでしょう。
だから私だけでも
彼女の味方でいようかと。
はい。
(植野)努力は報われるって
言葉があるでしょう。
そうとは限らない。
でも 努力しないと
始まりませんから。
まあ そんなこと言って
若いころは心が折れて
もう仕事を何度も
逃げ出したくなりましたよ。
先生がですか?
(植野)ええ。
医者になると華やかな世界が
待ってると思ってて。
バンバン患者 救って
看護師さんたちにキャーキャー言われて。
ハハハ しこちゃん先生も
妄想してたでしょ?
フフフ ちょっとだけ。
ハハハ…。
でも 理想と現実って
違うじゃない。
そういうときはね。
先生も もう駄目だってなったこと
あります?
そりゃありますよ。
どうやって そこから?
仲間が 近くにいたからね。
そうですか。
あっ 失礼します。
(根岸)日菜ちゃん ご飯 来たよ。
(日菜)食べたくない。
(日菜の母)日菜。
おいしくないもん。
しこちゃん先生!
フッ その呼び方。
淳之介君が教えてくれた。
フフッ。
駄目だよ。 せっかく
熱も下がってきたんだから
ちゃんと食べないと。
(日菜)だって いっぱい
口内炎ができてて 味しないもん。
うーん…。
でもね うれしくても悲しくても
取りあえず食べよう。
食べれば
ひとまずエネルギーになるから。
エネルギー?
うん。
日菜ちゃんの血液が「頑張るぞ」って
病気と闘ってくれるからね。
まあ 先生のお母さんの
受け売りなんだけどね。
受け売りって何?
パクリってこと。
おっ いいぞ。
食べちゃえ 食べちゃえ。
ぱくりっていっちゃえ。
どれからいく?
(おなかの鳴る音)
フゥー…。
いった びっくりした…。
あれだけ ちゃんと食べろって
患者に言っておきながら。
あ… すいません わざわざ。
今 売店で1個買うと
もう1個 付いてくるから。
聞いたことないですけど。
は? 食べなくていいんですけど。
ああ 食べます 食べます
ありがとうございます。
いただきます。
ありがとうございます。
あっ! あぁ のり持ってかれた。
フフフ…。
笑った。
あんたの顔が
ちょっと変だったから。
ちょっとって。
知り合いをたどって
矢野先生の病院の人に話を聞いた。
ひどい病院みたいだね。
勤務環境が良くなくて
鬱になる人が多いって。
去年 ERから4人辞めたらしい。
そうですか。
♬~
(南)おはよう。
おはよう。
弁当 久々に作ったよ。
今日 休みだよ。
えっ!?
あっ フラあるから食べるよ。
ありがとう。
(日菜)ねえ しこちゃん先生。
んっ?
何かあるの?
新しいお友達が来るんだよ。
どこから?
すっごい遠く。
あのさ 北海道が
こうあるでしょ?
で この尻尾の函館から来る。
どうやって?
飛行機。
今 名古屋から
お迎えに行ってるよ。
日菜ちゃんより
ちょっとだけお兄さんかな。
しこちゃん先生よりイケメン?
おお… どうだろうね?
フフフ…。
(植野)小松 圭吾君 12歳。
函館の南北海道総合病院から
本日 丘珠病院に
搬送されてきました。
病院 着いたからね。
(植野)搬送直前に またVTが起き
一度 ケタミンとミダゾラムで眠った状態で
搬送してもらいました。
(今成)かなり悪いな。
(植野)不整脈が
かなりの頻度で起きてます。
ご家族は
心臓移植を希望しています。
心臓移植…。
(綿貫)この状態だと
リストの上位にのるのでは。
(植野)小児の心臓は
そんなに多くは出ないですからね。
(羽生)ご家族は?
おうちで ご商売をされてるので
こちらには
あまり頻繁には来れないかと。
これ以上 悪化するようなら
すぐECMOに乗せられるよう
準備しましょう。
(一同)はい。
♬~
しーっ。
先生。 悠太 どうですか?
数値は安定してるよ。
目 覚ましませんね。
(東上)まあ 待とう。
悠太。
研修医の頃から診てる子が
いるんだけどさ
白血病の子でさ。
さっき お母さんが
「先生が言うから
ご飯 残さなくなりましたよ」って。
何か うれしいよな
そういう ちょっとしたことがさ。
悠太。 ホントはお前…。
南ちゃん 迎え来たよ。
≪(南)ありがとう。
ごめんね 今日 お昼
一緒に食べようって言ってたのに
武四郎がお弁当 作ってくれた。
(桃子)ううん。
私も翔ちゃんの作るついでに
自分の持ってきちゃった。
よいしょ。
相変わらず大きいお弁当箱だね…。
南ちゃん? 南ちゃん どうした?
苦しい?
(南)ごめんね もう大丈夫。
(桃子)ホントに?
うん 腰痛がひどくて。
ヘルニアかもしれない。
ホントに大丈夫。 一時的に
痛みが強かっただけだから。
今日 フラお休みするね。
♬~
♬~
自分で洗っとけよ。
(心電計の警告音)
(日菜の母)日菜… 日菜!
(羽生)日菜ちゃん!
≪お願いします。
日菜ちゃん 大丈夫だよ
しっかりして。
志子田先生 ロラゼパムをお願いします。
分かりました。
(綿貫)点滴 漏れてますね。
ルートとり直します。
(植野)大丈夫 僕が代わります。
口腔内 吸引します。
(今成)はい。
ロラゼパムお願いします。
はい。
(植野)今回のけいれんは
幸い頭部CTで出血はなく
低ナトリウムが原因でした。
(東上)原因が分かれば
まず静脈注射でナトリウムを補充すれば
安定すると思います。
(植野)普段の内服量が
少なかったからかもしれませんね。
薬剤師さんと
相談はしていたのですが。
小まめに採血して
チェックが必要だな。
(綿貫)植野先生。
気付きましたよね?
ええ。
裁判が落ち着けば
治ると思ったんです。
でも…
癖になってるみたいで 震えが。
そうですか。
(綿貫)志子田先生に
散々言ってしまったけど
私が 一番
役立たずかもしれません。
すみません。
焦らないで。
ゆっくり向き合っていく方法を
探っていきましょう。
(綿貫)悪化してるんです。
治らないんです 全然。
お母さんも休んでくださいね。
日菜 先生がPICUに行っちゃった後
結構泣いたんですよ。
フフ… 僕もさみしかったですよ。
日菜ちゃん 大好きだから。
それ 起きたら
日菜に言わないでくださいね。
えっ?
本気にしちゃいますよ。
この子 学校も行けてないから
知ってる男の子がいないんです。
(日菜の母)いくら治療を頑張っても
また急変して…。
たまに思うんですよ。
命を粗末にしている人を見ると
うちの子の体と
かわってくれって。
何で うちの子ばっかりが…。
こんなに頑張ってるのに。
(日菜の母のおえつ)
♬~
(河本)あっ お疲れ。
お疲れさま。
(河本)悠太んとこ 昨日 行った?
夜 行ったよ。
色々考えたんだけど
やっぱり 悠太は
自分で飲んだんだと思う。
私は そう思ってるから。
♬~
志子田さん お荷物です。
ありがとうございます。
あっ サイン結構です。
ありがとうございました。
(矢野)《この服 送るわ》
《お前んち 置いといて》
《俺が泊まったとき着る》
《分かった》
おかえり。
何だよ これ…。
何だよ これ…。
ふざけんなよ 何だよ…。
最っ低だよ くそっ!
ちょっと どうしたの?
ホンットに見損なった。
何!?
あいつ 自殺しようとしてた。
生きたくても 助けたくても…。
あの子たちが
あんな頑張ってんのに
あいつ 自殺しようとしたんだよ。
最っ低だよ。
ホンットに見損なった。
♬~
でも悠太の命は
あんたのもんじゃないよ。
いくら苦しくても
生きたいって思える人もいる。
でも その反対の人だっているの。
私だって 悠太 大好きだよ。
死のうと思ったなんて 悲しいよ。
でも 悠太の命は
悠太のものだから。
私たちのものじゃないから。
見損なうんじゃなくて
悠太のこれからを
一緒に考えてあげな。
♬~
フラ 行ってくる。
(矢野)《元気?》
《うん。 昨日 話したばっかじゃん》
《ああ…。 だな》
(矢野)《俺…》
《悠太? 何があった?》
《何でもない》
《やっぱ札幌はいいな》
《どうしたの? 急に》
《この前 電話で
何か言おうとしてたよな?》
《何だっけ? 忘れちゃったわ》
♬~
(はなをすする音)
はい。
(ドアの開閉音)
(戸の開閉音)
おう。
やっと 目 覚ましたか。
でも お前 寝過ぎだろ。
俺 めっちゃびっくりしたわ。
桃子も 河本も。
荷物 届いた。
あと… 手紙も。
ごめん。
何か…。
疲れちゃってさ。
そっか。
ごめん。
なあ 悠太。
昔さ 俺の母ちゃんに
エロ本バレたの 覚えてる?
お前 「俺が買いました
すいません」って
頭 下げてくれたよな。
その代わりに
エロビデオ買わされたんだよ。
忘れたとは言わせねえぞ。
あと…。
あれだよ 謎に訳分かんねえ
展覧会 行ったの覚えてる?
(矢野)いつ?
中1だよ。
お前の初彼女とのさ 初デートに
なぜか俺も付き合わされたんだよ。
(嗅ぐ音)
《何か つけた?》
(矢野)《いや》
《女の子とデートだから?》
何で あんな訳分かんねえとこ
デート行ったんだよ。
その3日後に
お前 フラれたんだよな。
めっちゃくちゃ退屈だったもん。
1週間も付き合ってないのに
お前 めちゃくちゃ泣いてたよな。
あと… 桃子の結婚式。
慰めてくれたよな。
《武四郎》
《漏れそう》
一緒に 2次会
ばっくれてくれてさ。
俺 お前に全部 見せてきたよ。
駄目なところも
カッコ悪いところも。
お前の駄目なところも
カッコ悪いところも
全部 見てきたと思ってた。
俺とお前にしか
分からないことが
いっぱいあるんだと思ってた。
友達だから。
何度も…。
俺に伝えようと
してくれてたんだよな。
お前が こんなことになって…。
初めて気付いたんだ。
俺が自分のことばっかりで
お前にばっかり頼って
気付かなかった。
(はなをすする音)
ホントにごめん。
(はなをすする音)
違う…。
武四郎は悪くない。
(矢野)俺が悪いんだ。
疲れちゃって 休みたくて…。
けど家に帰れなくて。
患者さんとか 先輩とかに
きついこと言われるたびに
逃げたくなって…。
けど…。
そんなの医者失格だ。
駄目だ ちゃんとしなくちゃって
言い聞かせて。
けど… 死んだら
全部 終わらせられるかなって
そう思って…。
ごめん…。
ごめん…。
(矢野の泣き声)
悠太の命は 悠太のもんだよ。
でもさ お前が死んだらさ
俺の駄目な話
誰ともできないじゃん。
お前の駄目な話も。
(泣き声)
死なないでよ。 悠太!
俺たちさ
医者でもあるんだからさ。
なっ?
なっ?
ああ。
もういい?
痛っ。
(河本)ふざけんな バカ! バカ…。
妊婦 心配させんなよ!
(矢野)ごめん。
俺にも殴らせろ。
何でだよ。
(殴る音)
(矢野)痛えって。 ごめん。
ふざけんなよ お前。
ふざけんな。
(矢野)やめろって。
フフ… ふざけんなよ お前。
(矢野)やめろ。
(桃子)ふざけんな。
(植野)私の同期にね
新人の頃に ある日 突然
病院に来なくなって
先輩が家に行ったら
そのまま亡くなってたってことが
ありました。
それは 自分で?
うん。
昔は そういうことがあったね。
そのとき 「またか」って
思ったことを覚えてる。
同時にね
いや
医者がそれじゃ駄目だろって。
いろんなことを抱えて
働いてもいいと思う。
でも 一人で抱えないでね。
♬~
悠太はさ 網走に帰らない方が
いいと思ってんだよね。
あいつがさ つらくて
どうしようもないときに
そばにいてやりたいから。
(桃子)そうだね。
おーっし
これは また みんなでキャンプだな。
この子が生まれたらね。
フッ 生まれたら。
俺が カヌー乗せてやるよ。
悠太のカヌーがいいな。
何でだよ。
(2人の笑い声)
バスは まだかな~。
[『PICU 小児集中治療室』の…]
[無料期間の終了後も…]
<体重60キロの人が 1日5000歩
歩くと
約360トンの荷重が脚にかかります>
<筋肉成分と軟骨成分で
守ってあげてください>
♬~ <サントリー 「ロコモア」
明日のチラシで>