PICU 小児集中治療室 #06【新章突入…!志子田の成長、そして試練…】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
PICU 小児集中治療室 #06【新章突入…!志子田の成長、そして試練…】[字][デ]
拡張型心筋症の圭吾は、心臓移植が必要な状態にも関わらず拒否している。志子田は説得を試みるが上手くいかない。そこへ圭吾の幼馴染・優里が面会にやってきて…
詳細情報
番組内容
“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)は、先輩医師の綿貫りさ(木村文乃)とともに、急性リンパ性白血病で丘珠病院PICUに入院中の立花日菜(小吹奈合緒)ちゃんの回診を行う。日菜ちゃんと会話していると、ずっと意識がない状態が続いていた小松圭吾(柊木陽太)くんが目を覚ます。PICU科長・植野元(安田顕)からカンファレンスを仕切るよう指示された武四郎は、
番組内容2
麻酔科医の今成良平(甲本雅裕)や小児外科科長の浮田彰(正名僕蔵)、救命医の東上宗介(中尾明慶)らとともに、圭吾くんの今後の治療方針を検討する。拡張型心筋症で、心不全の憎悪を何度も経験している圭吾くんには心臓移植が必要だった。だが、圭吾くんは心臓移植を希望しておらず、移植待機の登録もしていなかった。圭吾くんの担当医となった綿貫は、彼にあいさつし、
番組内容3
聴診器を当てようとするが「放っとけよ!」と手を振り払われ……。
出演者
吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨、菅野莉央、生田絵梨花、中尾明慶、菊地凛子、松尾諭、正名僕蔵、野間口徹、甲本雅裕、イッセー尾形、大竹しのぶ
スタッフ
【主題歌】
中島みゆき『倶(とも)に』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
【脚本】
倉光泰子
【音楽】
眞鍋昭大
【医療監修(小児外科)】
浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)、川嶋寛(埼玉県立小児医療センター)
【医療監修(PICU)】
植田育也(埼玉県立小児医療センター)
【取材協力】
宮城久之(旭川医科大学)
【プロデュース】
金城綾香
スタッフ2
【演出】
平野眞、相沢秀幸、阿部雅和
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/PICU/
【公式Twitter】
https://twitter.com/PICU_cx
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/picu_cx/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(音声)
ねえ これ食べてって
言ったじゃん。
あっ ごめん。
置いとく?
いい 持ってって。
そう?
じゃあね 淳之介君。
先生 バイバイ。
あれ? 先生 泣いてる?
フフッ 泣いてないよ。
よく頑張った。
うん!
お手紙 書くね。
うん。
(淳之介)救急車で網走まで
どれくらいかかるの?
途中ね 休みながら行くから
着くのは夕方になっちゃうかな。
飛行機なら早かったかな?
病院の近くに いっぱい飛んでた。
(渡辺)《ドクタージェットを
維持するために年間4億》
《その4億で人材 医療機器
設備を揃えることができる》
《それで救える命の方が
多いんじゃないですかね?》
(植野)そうだよね。
飛行機がよかったよね。
おはよう 具合どう?
まぶしい!
えっ? 大丈夫?
先生がイケメンだから。
そうだよね? ねっ?
今日 検査あるからね。
(日菜)えー。
(綿貫)
ちょっと胸の音 聞かせてね。
(植野)
《函館の南北海道総合病院から
搬送されてきました》
《ご家族は
心臓移植を希望しています》
圭吾君 聞こえる?
おはよう 圭吾君。
フゥー。
(今成)あれっ?
担当 綿貫先生でしょ?
(綿貫)植野先生から カンファは
志子田先生に任せるようにと
言われているので。
スパルタでお願いします。
お願いします。
圭吾君が
5日ぶりに目を覚ましました。
意識が しっかりしていたので
抜管しています。
拡張型心筋症で 心不全の増悪を
何度も経験しているので
再び悪化する可能性があります。
(河本)このままだと治療しても
また悪化の繰り返しですね?
心臓移植をしないかぎりは。
ですが圭吾君は
心臓移植を希望しておらず
移植待機の登録をしていません。
こんな状態が悪いのに?
一度 動いている心臓を止めて
違う心臓に入れ替えるなんて
大人でも怖い手術だから。
12歳くらいになると
その恐怖が理解できますしね。
(今成)はい! 志子田先生は
どうしたらいいと思いますか?
えー…。
(今成)ささやき女将は
もう いらないよな。
はい。 圭吾君の症状を
少しでも落ち着かせたいので
アミオダロンとミルリノンで
治療していきたいと思っています。
アミオダロンは副作用が強い。
どうする?
副作用を抑えるために
抗甲状腺薬を
投与したいと思っています。
なるほどね。
(浮田)うん いいんじゃない?
その方向で進めていこう。
(今成)綿貫先生 大丈夫?
何か ささやきたいことある?
(綿貫)いえ。
志子田先生が
全部 言ってくれました。
(今成)はい! OK。
(綿貫)圭吾君 担当の綿貫です。
初めまして。
それとサポートしてくれる
東上先生と志子田先生。
よろしく。
よろしくお願いします。
圭吾君 体調どうかな?
圭吾くーん。
じゃ ちょっと胸の音 聞かせてね。
(真美子)圭吾!
先生 すみません。
周りに当たるのはやめなさいよ!
どうせ死ぬんだから
ほっといてよ。
(真美子)お騒がせしてしまって
本っ当にすみません。
まだ目が覚めたばかりで
不安定なんだと思います。
圭吾君 心臓移植の待機登録が
まだですよね?
お母さんとしては
どう お考えですか?
もちろん受けさせたいです。
でしたら できるだけ早く
待機登録をしていただいた方が。
昔は移植に関して
前向きだったんですけど
いつからか嫌だって
言うようになってしまって。
息子に 心臓移植の件
説得してもらえませんか?
最善を尽くします。
(真美子)お願いします。
日に日に良くなってきてるね。
先生 元気ないでしょ?
そう?
応援隊長だから
それぐらい分かるよ。
すごいな。
意地悪されたから?
違うよ。
ねえ 先生。
んっ?
≪悠太!
おお。
荷物。
ああ ありがとう。
(河本)
しばらく ここで3人暮らし?
息子が増えたみたいで うれしい。
(桃子)何か楽しそうだね。
ねえ 悠太 これも。
(矢野)あっ はいはい。
他に何かある?
居候の身だから何でもしますよ。
じゃあね 武四郎の面倒 見てやって。
(矢野)えっ?
おい 何だよ 俺が
何もできねえみてえじゃねえか。
いつまでも
親のすね かじっちゃって。
武四郎は お母さんいないと
駄目なんだよね~。
駄目じゃねえから
全然駄目じゃねえから。
強がっちゃって。 ねえ。
(南)ねえ~。
(桃子)次 ビールいく?
(矢野)ああ うん。
武四郎 ほら。
飲む人?
(矢野)はい。
(南)あっ ついでに灯油 見て。
あとアイスも。
(河本)暑いの寒いの どっち?
動け!
はっ?
母ちゃん 家じゃ
全然 フラの練習してないからね。
活 入れてやってよ。
ハワイ行くんでしょ?
あんたがいないときに
ちゃんとやってるよ。
そうだよ フラは
やりたいときにやればいいの。
ハワイいいね。
俺 一度も行ったことないわ。
俺もない。
みんなで行こうぜ パーッとさ。
(河本)行く行く。
(矢野)パーッと?
アイス持ってきてよ アイス。
人使いの荒いババアだね。
(南)ババア!?
(矢野)わあ ひどい。
(南)ねえ。
(矢野)うん。
仕事は?
まだ そこまでは考えられない。
そっか。
うん。
うち来れば?
植野先生に聞いてみようか?
あのさ 網走の病院 辞めたとき
看護師さんに謝られたんだ。
助けられなくてごめんねって。
俺 逃げてきたのに。
お前は逃げたんじゃないよ。
しばらく休んだっていいんだよ。
悠太 起きてる?
何だよ。
あのさ
母ちゃんのことなんだけど。
どうした?
体調 見てやってほしいんだよね。
はっ?
何か最近 顔色 悪いしさ。
でも 俺が聞くと
変に意地 張っちゃうからさ。
ほら
昔 俺が しつこく心配してさ
腹 痛いの我慢して
盲腸破裂したことあったじゃん。
ああ。
だからさ 気付かれないように
軽く探ってほしいんだよね。
分かった。
頼むわ。
うん。
(綿貫)おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
圭吾君 おはよう。
圭吾君 体調どうかな?
大丈夫かな?
ちょっと確認させてもらうね…。
(真美子)先生 ごめんなさい。
ねえ ふてくされないで
先生の言うこと聞いて。
(圭吾)ハァー…。
綿貫先生 少々 心拍に乱れが。
(心電計の警告音)
(真美子)圭吾!?
お母さん 大丈夫ですよ。
ちょっとすいませんね。
圭吾?
(綿貫)電解質異常かもしれない。
点滴 持ってきて。
(根岸)はい。
(綿貫)血ガスとるよ。
≪はい。
ちょっと押さえるね。
(心電計の警告音)
(圭吾の荒い息遣い)
ちょっと押さえるよ。
(綿貫)ごめんね。
ちょっとチクッとするよ。
12誘導 お願いできる?
はい。
(心電計の警告音)
(圭吾の荒い息遣い)
気分はどう?
少しでも苦しいときは
ちゃんと教えてね。
何でだよ。
何で助けたんだよ。
死んだ方が楽だった!
圭吾君 駄目だよ!
圭吾君 駄目。 大丈夫だよ。
(今成)おっと おっと おっと?
何があった?
(羽生)大丈夫?
しこちゃん先生!
(今成)大丈夫だよ~!
はい 羽生さん。
(羽生)大丈夫だよ。
(今成)血圧 測って。
(綿貫)圭吾君さ…。
あっ 大丈夫です。
大丈夫なんで。
♬~
(ボトルを開ける音)プシューッ!
<サントリー
「THE STRONG」 激泡>
(山本)まあ
PSBはイクとして (堺)イクとして?
春巻きか~?
焼売か~?
≪(女性店員・男性店員)
いらっしゃい!
焼き餃子(堺・山本)か~!
<「パーフェクトサントリービール」 糖質ゼロ>
あっ… 痛え…。
結構 パカッといったね。
まあ 大したことないんで。
人を傷つけるのは駄目って
ちゃんと言った方がいい。
分かってます。
でも 日菜ちゃんと約束したんで。
先生 今日 あんまり
調子よくなかったですか?
えっ?
何か代われる作業あったら
僕 やりますよ。
別に。
ちょっと疲れただけだよ。
すいません
ありがとうございます。
(綿貫)志子田先生に
素直に謝っといたら?
大丈夫だよ 大したことないから。
5針 縫ったんだよ。
志子田先生
顔が唯一の取りえだから
かわいそうだねぇ。
気にしないで。 確かに先生
顔はすごくいい方だけども
縫ってないからね。
(優里)圭吾!
(圭吾)優里!
ねえ どうして
返事 返してくれないの?
病院でスマホ使えないから。
(優里)使ってんじゃん。
あっ これ…。
(圭吾)来るな!
行って。 早く!
(綿貫)検査あるから行くね。
私 修学旅行
東京タワー のぼらなかった。
はっ?
(優里)圭吾と一緒にのぼるって
約束したからだよ。
ねえ 圭吾…。
(圭吾)来るなって言ってんだろ!
志子田先生 お願いします。
はい。
ちょっとごめんね。
まだ話せないんだ。
圭吾君のお友達?
保育園から ずっと一緒で。
へぇ~。 函館から来たの?
うん。 おばあちゃんが札幌で
この土日だけ。
そうなんだ。
2年ぶりです。
んっ?
圭吾と会えたの。
どうして
子供は会っちゃ駄目なんですか?
おかしいよ…。
それはね 病院には
病気の子が たくさんいるでしょ?
その子たちは免疫が下がってて…。
あっ 病気と闘う力が
弱ってるから
他の病気がうつらないように
予防してるんだ。
どうしよう さっき会っちゃった。
大丈夫。
まあ しばらくは
会えないと思うけど。
連絡は取ったりしてる?
LINE 無視されてる。
おお そっか。
じゃあ 手紙は?
先生の所に送ってくれたら
渡せるよ。
既読スルーはさせない。
フフッ ホントに?
ホント。
(2人)フフ…。
小学生でも高学年となると
やっぱり すごく難しいですね。
大きくなってくると自分の意思を
ちゃんと持てるようになる。
治療についても
意見が言えるようになるからね。
移植には 早く
手を挙げた方がいいと思うんです。
治療っていうのは
その子にとって良いものを
こちらが
用意してあげるものだと思う。
医療行為は もちろん大切です。
薬を出す 手術をする。
でも それだけじゃないと
僕は思います。
本心を聞いてあげられると
よいですね。
彼の人生ですから。
はい。
先生 おケガ 本っ当にすみません。
あの ホントに大丈夫ですよ。
僕が変なとこ立っちゃってたんで。
圭吾。
これ 優里ちゃんが
持ってきてくれたのよ。
東京のお土産だって。
どうして?
せっかく持ってきてくれたのに。
ほら 「願いが叶う」って
書いてあるよ。
(圭吾)
こんなの嘘に決まってんだろ。
ふざけんな。 じゃあ 願えば
俺がサッカーできんのかよ。
バスケとか釣りとかできるの?
願い事するだけで 治るの?
どうせ もう死ぬんだよ!
何で そんなこと言うの?
移植すれば治るの。
何回も言ってるでしょ?
そんなの嫌なんだって!
もう ほっといてくれよ。
帰れ! 帰れよ!
圭吾君。
(真美子の泣き声)
(羽生)お母さん 大丈夫ですか?
ちょっと休みましょう。
こちらへどうぞ。
優里ちゃん…。
♬~
♬~
(すすり泣き)
先生も 実はさ
自分のお母さんには
結構きつく当たっちゃうんだよね。
中学のときなんか もう
毎日 怒鳴り合ってたよ。
先生には
俺の気持ちなんか分かんない。
分からないよ。
だから知りたいんだよ。
隣の子
日菜ちゃんっていうんだけどね
日菜ちゃんが教えてくれたんだ。
《圭吾君って子 怖いんだと思う》
《だから先生たちに
あんな態度 取るんだよ》
《私も分かる》
《倒れて 目を覚ました後が
一番怖いの》
(日菜)《もう次は
目を覚まさないかもしれないって
思うから。
だから怒ったりしないでね》
《約束して》
《うん 分かった》
先生 それ聞いて
圭吾君も 目を覚ました瞬間
怖かったのかもしれないなって
思ったの。
先生たちも お母さんも
圭吾君の気持ちが知りたいんだよ。
本心が。
(はなをすする音)
何でもいいよ 話してごらん。
今 感じてること 何でもいい。
怖い…。
すぐ疲れるのが嫌だ。
体が ずっとダルい。
みんなが楽しそうなのが悔しい。
俺ばっか置いてかれてくみたいで
悔しい。
うん。
どうせ死ぬなら
早く死んだ方がいい。
でもね 圭吾君
心臓移植 分かるでしょ?
移植をすれば
治る可能性もあるんだよ。
(圭吾)
そんなことするぐらいだったら
死んだ方がいい。
どうして そんなに嫌なのかな?
子供が死ぬのを待つのが嫌だ。
きっとね 心臓をくれる子は
誰かの役に立ててよかったって
思ってくれると思うよ。
でも 僕より大変な子がいて
その子から もらうんでしょ?
それに 早く子供が
死んじゃいますようにって
お願いするみたいだ。
かわいそうだよ。
(男の子)待ってヤバい 塾 遅れる!
(男の子)俺もヤバい!
(男の子)早く!
(男の子)ちょっと待ってよ!
悠太は?
(南)いい部屋が見つかったんだって。
(南)不動産屋さん 行ってる。
もう?
もっとゆっくりしていいのにね。
寂しいね。
母ちゃんが こき使うからだよ。
違うよ。
あんたのいびきがうるさいんだよ。
えっ かいてる?
知らないよ。
何だよ。
えっ 俺 いびきかいてる?
うるさいな。
時々しか かいてないよ。
時々かいてる?
ハァ…。
かいてんだ。
♬~
今はさ 12歳の子も大人だね。
精神年齢が
あんたより高いんじゃない?
今どきの子は。
うちの患者さんなんだけどさ
その子は自分より大変な子を
思いやれるんだよ。
そんな立派な子がいるんだ。
誰かの心臓をもらうくらいなら
死んでもいいってさ。
その子は
きっと分かってるんだね。
子供の命って
ものすごく重いってこと。
未来や可能性が詰まってるから
子供の命には。
あたしとか 長く生きた
大人の命なんかと違って。
これぐらい食べる?
ん? もう少し減らして。
最近 小食じゃね?
ダイエットしてんだよ。
誰も見てねえよ。
一応 現役のバスガイドです。
食べてないからか知らないけどさ
しわ増えたよ。
えぇ!?
何か顔色もさ。
医者の目は ごまかせませんよ。
ちゃんと食べて。
子供の命も大事だよ。
でもさ 母ちゃんも大事だから。
体つらかったら言えよ。
予約 取るから。
ああ… ありがとう。
ああ そっか。
うれし泣きだろ?
泣くなよ 家訓だぞ。
泣いてねえわ!
ハァー…。
(矢野)
ヘルニアだって おばちゃん。
病院には通ってるって?
うん。
薬 飲んでるから大丈夫って
言ってた。
うん…。
まあ 年齢的にも色々出てくるか。
優しくしてやれよ。
ざけんなよ。
ああいうのは
甘やかしちゃいけねえんだよ。
何くそっつって
元気になるタイプなんだよ。
はい。 分かりました。
(心電計の警告音)
(圭吾のもだえる声)
同期カルディオバージョン 頼む。
(羽生)はい。
うっ うっ… 助けて。
うぅー…。
(今成)はい 寝かせるよ。
はい よしっ。
圭吾君 ゆっくり息 吸おう。
大丈夫。
(羽生)頭 押さえます。
(今成)はい。 フェンタニルまだ?
(綿貫)準備してます。
(今成)よしっ。
(圭吾のもだえる声)
大丈夫だ。
代わりますよ。
(圭吾のもだえる声)
(今成)頑張れ 頑張れ 頑張れ。
(羽生)頑張ろうね 頑張ろうね。
(今成)よーし 大丈夫だぞ。
フェンタニル入りました。
(今成)OK!
(植野)これだけの短期間で
2度の心不全の増悪です。
非常に危険な状態です。
お薬で しばらく眠らせて
安静にしてもらうのが
良い方法ではないかと
思っています。
眠らせて… そのまま逝ってしまう
可能性はないんですか?
(圭吾の父)何てこと言うんだよ。
(真美子)だってそうでしょ?
(植野)残念ながら あり得ないこと
ではないと思います。
人生に絶望して…。
そのまま亡くなってしまったら…。
(真美子)あの子の人生って
いったい何だったんでしょうか…。
(真美子の泣き声)
今日も来てくれたんだ。
(優里)圭吾のおばちゃん 泣いてた。
圭吾 そんなに悪いの?
今 頑張ってるんだよ。
頑張ってるのに
どうして元気になれないの?
意地悪な人とか
悪い人とか いっぱいいるのに…。
圭吾が治らないなんて
おかしいよね?
そうだね。 おかしいね。
圭吾が前に言ってた。
(優里)
俺は大金持ちになりたいとか
空 飛びたいとか
そんなすごいこと言ってない。
(優里)ただ 普通の生活が
したいだけなんだって。
(優里のはなをすする音)
それくらいさせてあげても
いいじゃんね。
ひどいよ…。
♬~
ねえ
頼みたいことあるんだけどさ。
えっ?
バスガイドしてくんない?
いかがでしょうか?
(植野)圭吾君の心臓の状態
分かっていますね?
(東上)短時間の移動でも
今の彼には負担が大き過ぎる。
体力のことを考えると
3時間が限界だと思っています。
外に出なければ 体力も消耗せず
感染症も防げると。
心室頻拍もあるし
リスクあり過ぎない?
俺も そう思います。
(今成)何かあったら
責任 取れないだろ。
圭吾君は 移植を拒んでいます。
それは 彼が優しいからです。
だから諦めてしまっているんです。
でも彼は まだ12歳なんです。
やりたいことが
いっぱいあると思うんです。
いっぱい諦めてきたと思うんです。
危険性があることは
理解しているつもりです。
ですが これ以上
彼に諦めてほしくないんです。
しこちゃん。
(植野)志子田先生にとって
これが
最良の治療計画なんですね?
僕は そう思います。
分かりました。
皆さん 検討してみましょう。
ここは子供たちを
生かすための場所ですから。
(植野)今成先生
予備の酸素ボンベって借りられるか
確認してもらえますか?
仕方ねえなあ! よしっ!
(今成の気合)
よし 行こう。
はっ? 検査?
何で毛布?
いいから。
いや よくねえし。
よーし 行くぞ~。
戻って スマホ忘れた。
ごめん 無理 時間ない。
はあ?
(矢野)こっち こっち!
おお 悠太。
誰? あの人。
優秀な救命医だよ。
今日 手伝いに来てくれたの。
何を?
(矢野)初めまして 矢野 悠太です。
何すんの?
修学旅行 行こう。
(綿貫)ホント迷惑ですよね。
どうしたら
ああいう考えになるんだろ。
だな。
(植野)彼 子供の気持ちは
よく分かるんで。
(今成)子供だからね。
何なの? 意味分かんない。
乗らないと スマホ返さないぞ。
はあ?
じゃーん。
(圭吾)うわ 最悪。
フフフッ。
ほら 行くよ。
おっせえな。
桃子?
あれ 母ちゃんは?
南ちゃん 腰 痛いんだって。
えぇ?
あいつ 病院 行ってんのかよ。
(桃子)本日
ガイドをさせていただきます
涌井 桃子と申します。
皆さま ぜひ
「桃ちゃん」と呼んでくださいね。
(志子田たち)桃ちゃーん。
(真美子)ほら 圭吾。
アホくさ。
では 東京の旅へ 出発進行。
東京?
(二階堂)生理だからこそ
できるだけ 気持ちいいものを
身につけたい。 うん。
<コットン 100%>
♬「しあわせ素肌」
<ボタニカルコットン 誕生>
うん。
♬「ロリエ」
(河本)修学旅行といえば
これですよね~。
はい。
(羽生)はい 圭吾君。 はい。
お~。
(桃子)さあ 早速 東京名物の
一つが見えてまいります。
あちらに見えるのが
あの有名な東京ドームです。
(志子田たち)お~!
何なの 札幌ドームだし。
(桃子)じゃあ ここでクイズです。
北海道は あの東京ドーム
何個分の広さでしょうか?
えっ 何個分だろ?
(河本)何個だ?
東上先生 知ってます?
(東上)178万4, 921個。
(河本)えっ ホントですか?
(桃子)東上先生 大正解です!
拍手~!
(拍手)
(桃子)あちらに見えるのが
上野動物園です。
(圭吾)何が上野だよ。
円山動物園じゃん。
(子供たちの話し声)
♬~
おっ ハチ公だ ハチ公!
(桃子)
そうです あれがハチ公ですよ!
ただの犬じゃん。
おっ ハチ公!
ハチ公 尻尾 振ってる!
おーい!
(桃子)あちらに見えますのが
東京タワーになります。
高さは 333m ぞろ目
縁起がいいですね。
札幌のテレビ塔だから…。
(真美子)圭吾。
お母さんとお父さんね
東京タワーに一緒にのぼってね
初めて 手つないだの。
え~ すてき~。
♬~
♬~
はい。
ここの有名なんだよ。
(河本)そこの弁当
食べてみたかったんだ。
悠太 これ嫌いだよね もらうね。
(矢野)ちょっ 勝手に取んなって。
(真美子)おいしいですね。
(河本)うまっ。
(羽生)東上先生は
苦手な食べ物とかあるんですか?
ピーマン。
(羽生)えっ? フフフ…。
♬~
♬~
♬~
そして最後に あちらには…。
(児童たちの呼び掛ける声)
5分だけだよ。
(児童たちの呼び掛ける声)
(児童)圭吾 久しぶり!
(児童)圭吾君 待ってたよ!
(児童)会えてうれしい!
(児童)圭吾がいないと駄目なんだ。
(児童)圭吾君 笑って!
(児童)
算数 今度 教えてやるからな!
(児童)圭吾 早く遊ぼうよ!
(児童)ゲーセン行こうぜ!
(児童)雪合戦 またやろう!
(児童)ドッジボール 次は勝つからな!
(児童)サッカー 見に行こうよ!
(児童)寂しくて困ってないか?
(児童)圭吾 いつも一緒だからな!
(児童)早く戻ってこいよ!
(児童)約束だぞ!
おう!
圭吾! 絶対だからね!
元気になって
東京タワー 一緒にのぼろ!
おう!
(児童たち)圭吾~! 圭吾~!
頑張れよ~!
(児童たちの呼び掛ける声)
(アラーム)
≪(児童たちの呼び掛ける声)
≪(優里)圭吾!
(優里)圭吾!
中学んなったら
一緒に部活に入ろう!
高校に入ったら
一緒にバイトしよう!
大学になったら
一緒に 東京に旅行に行こう!
約束だよ!
優里!
大好き!
私も! だーい好き!
♬~
♬~
(はなをすする音)
大丈夫だね 問題ないよ。
あれ いいじゃん。
うん 願いがかなうらしい。
いいね。
俺 去年 約束したんだ。
優里ちゃんと?
うん。 早く元気になって
修学旅行に行って
一緒に東京タワーのぼるって。
そうか。
あれは札幌のテレビ塔だったけど。
バレた?
バレるだろ。
フフフ… そうだね。
先生。
やっぱり俺 心臓移植したい。
うん。
心臓をくれる子の分も
長く生きたいと思う。
ゲーセンも行くし
釣りもするし。
大きくなったら
優里と同じ大学 行って
結婚するわ。
だから 俺
先生みたいな大人になりたい。
えっ? 俺?
うん。
カッコイイじゃん。
フフ…。
分かってんじゃん。
何が。
フフフ…。
ありがとうございます。
あの 1人で大丈夫ですよ。
これくらいさせて。
この発想 私にはなかった。
褒めてます?
うん。
志子田先生 気付いてたんだね。
私の手のこと。
あ… はい。
自分ができないことがあっても
補ってもらえるって
すごくいいね。
お疲れ。
お疲れさまです。
(ドアの開く音)
お疲れさまです。
しこちゃん先生 ありがとう。
えっ?
しこちゃん先生が持っている
真っすぐな気持ちが
人の心を動かすって
気付かせてくれました。
あ… そうですか?
どうしよう…。
圭吾君が生きたいと思う意志が
きっと いい影響を
与えてくれるはずです。
はい。
桃子。 ありがとな。
これ 差し入れ みんなで。
こんなたくさん ありがとね。
いや マジで助かったわ。
母ちゃん 何 考えてんだよな。
《あ… あっ…》
(桃子)
《南ちゃん? 南ちゃん!》
《南ちゃん 大丈夫?》
《大丈夫 大丈夫》
《さっき 薬 飲んだから》
《救急車 呼ぶね》
(南)《やめて》
《ひどい病気なんでしょ?》
《武四郎には言わないで》
《ねえ お願いだから…》
《お願いだから!》
たけちゃん あのさ…。
どうした?
ううん 違うの。
何か 最近 涙もろくて。
妊娠してから何かな…。
ごめん。
泣くな 泣くな。
ありがとな 桃子。
ただいま。
おかえり。
今日 ごめんね
代わってもらっちゃって 桃ちゃんに。
うまくいった?
桃子の方が若いし カワイイから
結果 よかったわ。
それはよかったです。
サケ安かったから
今日 シチューな。
あっ。
鶏がいいとか言うなよ。
ごめん 食べちゃった。
えっ?
お客さんからお弁当もらって。
シチュー あしたのお昼にする。
何だよ。
ご飯 炊いといたのに
ホワイトシチューか。
母ちゃん。
んっ?
最近 全然 飯 食ってねえよな。
食べてるよ。
お昼 コロッケ食べちゃって
まだ胃に残ってんのよ。
顔色も悪いし。
お母さんだって若くないから そう
ピチピチってわけにはいかないよ。
今日 何で来なかったの?
言ったでしょ?
母ちゃんから聞いてないよ。
ねえ 母ちゃん。
[『PICU 小児集中治療室』の…]
[無料期間の終了後も…]