PICU 小児集中治療室 #07【母から衝撃の告白…志子田の苦悩】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

PICU 小児集中治療室 #07【母から衝撃の告白…志子田の苦悩】[字][デ]

食欲がない母・南の体調を心配する志子田。南は病院で診てもらっているので大丈夫だと言うが…一方で志子田は泊まり込みで拡張型心筋症の圭吾の治療にあたる。

詳細情報
番組内容
“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)は、食欲がなく、顔色も悪い母・南(大竹しのぶ)の体調を心配するが、南は「すい炎と診断されて薬を処方されただけだ」と答える。説明が面倒だから話さなかった、という南の言葉に武四郎はホッとする。
ある日、武四郎はしばらく丘珠病院に泊まるつもりで荷物をまとめて出勤する。拡張型心筋症を発症後、心拡大が悪化してしまった12歳の少年・小松圭吾(柊木陽太)くんの病状が
番組内容2
心配だったからだ。武四郎は、圭吾くんのわずかな変化も見逃さないよう、寝る間も惜しんで見守る。
そんな折、PICU科長の植野元(安田顕)のもとへ、北海道知事の鮫島立希(菊地凛子)から連絡が入って…。
出演者
吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨、菅野莉央、生田絵梨花、中尾明慶、菊地凛子、松尾諭、正名僕蔵、野間口徹、甲本雅裕、イッセー尾形、大竹しのぶ
スタッフ
【主題歌】
中島みゆき『倶(とも)に』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ) 
【脚本】
倉光泰子 
【音楽】
眞鍋昭大 
【医療監修(小児外科)】
浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)、川嶋寛(埼玉県立小児医療センター) 
【医療監修(PICU)】
植田育也(埼玉県立小児医療センター) 
【取材協力】
宮城久之(旭川医科大学) 
【プロデュース】
金城綾香
スタッフ2
【演出】
平野眞、相沢秀幸、阿部雅和
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/PICU/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/PICU_cx  
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/picu_cx/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(圭吾)どうせ死ぬんだから
ほっといてよ。

(志子田)圭吾君は
心臓移植を希望しておらず…。

(優里)圭吾!

(優里)私 修学旅行
東京タワー のぼらなかった。

(優里)圭吾と一緒にのぼるって
約束したからだよ。

(圭吾)ふざけんな。 じゃあ 願えば
俺が サッカーできんのかよ。

バスケとか釣りとかできるの?

移植をすれば
治る可能性もあるんだよ。

子供が死ぬのを待つのが嫌だ。

頼みたいことあるんだけどさ。
えっ?

バスガイドしてくんない?

これ以上
彼に諦めてほしくないんです。

何すんの?
修学旅行 行こう。

あれ 母ちゃんは?
南ちゃん 腰 痛いんだって。

あいつ 病院 行ってんのかよ。

(児童たちの呼び掛ける声)

(優里)圭吾!

元気になって
東京タワー 一緒にのぼろ!

(圭吾)優里!

大好き!
(優里)私も! だーい好き!

(圭吾)先生。
やっぱり 俺 心臓移植したい。

桃子。 ありがとな。

母ちゃん 何 考えてんだよな。

(桃子)
《ひどい病気なんでしょ?》

《武四郎には言わないで》

《お願いだから!》

ありがとな 桃子。

母ちゃん。
んっ?

最近 全然 飯 食ってねえよな。
食べてるよ。

今日 昼間 コロッケ食べちゃって
まだ 胃に残ってんの。

今日 何で来なかったの?

言ったでしょ?
母ちゃんから聞いてないよ。

母ちゃん。

母ちゃん!
フッ。 怖い顔しないでよ。

母ちゃんが
ちゃんと話さないからだろ。

うーん…。 ハァ…。

軽いすい炎なんだって。

みんなに説明するの
めんどくさいから

話さなかっただけ。

本当?
ホントだよ。

うちの病院で診てもらおう。
いいよ。

この間も採血して
数値 下がってるって言われた。

良くなってるんだって。
薬 飲めば大丈夫だって言われたよ。

嘘じゃないね?
嘘じゃないよ。

薬 何 出された?
あっ 会社に忘れた。

何だよ! 持って帰ったら
ちゃんと見せてよ。

はいはい。 うるさいな。
何か お医者さんみたいだね。

知りませんでした?
あなたの息子さんね

お医者さんなんですよ。
ハハッ…。 ほう~。

治らなかったら
ちゃんと 武四郎の病院 行きます。

うん。

ハァ~…。

うん。 風呂 入ってくる。
はい。

(今成)あっ あっ!
(植野)今成さん!

ごめん ごめん…! ちょっとね
久しぶりの… あっ! 発表だから

ちょっと 気合 入っちゃってさ!
おっ!

「今成」 俺だ!

すいません。 実はですね
人が あまり集まってなくて。

大丈夫よ! 一人でもいれば!

えっ? 一人?

(今成)皆さま
ご清聴 ありがとうございました。

(拍手)

(植野)今成先生
素晴らしい発表でした。

俺ね 意外と できちゃうのよ~。

札幌共立大の渡辺先生が
来ないとなると

欠席される方が
こんなにもいるんですね。

(圭吾)先生。 これ どういうこと?
うん?

これはね…。

分かんないの?
うん? ちょっと待って。

今ね 思い出してる。
フフッ。

えっ どうやって やんだっけ?

(圭吾)俺 大きくなったら

先生みたいなお医者さんに
なりたい。

うれしいこと言ってくれるじゃん。

今から頑張れば なれるかな?

なれるよ。
先生だって なれたもん。

じゃあ なれるか。
おい!

はぁ… はぁ…。

無理しないで。

あっ 分かった。
おおっ!

日菜ちゃんには
運動リハビリを行ってもらうため

そろそろ 一般の病棟に
移ってもらおうかと思います。

二度と再発してほしくないですね。

問題は 圭吾君の方ですね。

(今成)心臓は
ドナーの命に関わるもんだからな。

今 移植待機希望の手続きを
始めています。

ですが 移植を受けられるには
時間がかかる。

早く 補助人工心臓の
植え込み手術をするべきかと。

圭吾君 非常に前向きに
治療を頑張ってくれています。

皆さん サポート お願いします。

はい。
(綿貫)はい。

ちょっと チクッとするよ~。

しこちゃん 下手だもんね。

優里ちゃんの手紙
渡さなくてもいいんだよ?

早く やって!

はい。
じゃあ 親指 ぎゅ~っと握って。

はい おしまい!

はい。

えっ それって…。

心臓外科と
色々 検討してみたんだけどね。

腎機能が かなり低下している。

(心臓外科医)補助人工心臓の
植え込み手術をするためには

腎機能が もう少し安定しないと。
そんな…。

圭吾君の病状は
徐々に悪化しています。

時間がないんです。
(浮田)分かりますよ。

でも 何かあったら
ひとたまりもない。

それが 心臓なんだよね。

直接 お話しするべきかと
思ったんですが…。

(鮫島)
早い方がいいかと思いまして。

(鮫島)ドクタージェットを
丘珠に常駐させる件ですが…

今年度では 白紙になりました。

道としては 病院同士の連携が
とれていない中

国に打診するわけにはいかない
という結論です。

植野先生 すいません。

こちらこそ 力が及ばず
すみません。

それで 植野先生…。

はい。

(河本)んっ 綿貫先生
それ 手作りのお弁当ですか?

へぇ~。

どうして 隠すの?
(綿貫)見せ物ではないので。

(今成)絶対 見ないから
ちょっとだけ。

何なんですか…。

わぁ カワイイ!

自分で食べるために凝って悪い?

褒めたのに 何で怒るんですか…。

お疲れさまです。
(羽生)お疲れさまです。

志子田先生 検査結果 出てますよ。
ありがとうございます。

昨日 血液検査
したばっかりじゃないですか。

ちょっとした変化も
見逃したくないので。

それはいいですけど
BNPを検査するときは

事前に相談してくださいって
いっつも言ってますよね?

回数制限あるんですから!
すいません。

はい。

分かりました。 すぐ行きます。

僕も行きます。
成人だから 大丈夫。

東上先生 うちのシフトにも
精力的に入ってくれてるけど

忙し過ぎやしないか?
(植野)そうなんですよね。

PVCだ。 いってきます。

(今成)あいつ 走ってるな。

(植野)
今成先生も そう思いますか?

(今成)器用なタイプじゃないから
心配だよ。

なっ?
(植野)うーん…。

≪植野先生。
はい。

札幌中央循環器センターの
栗原先生に

急きょ お時間
頂けることになりましたので

実際に

補助人工心臓の植え込み手術が
できるのかどうか

じかに聞いてみたいと思います。
分かりました。

いってきます。

すいません。 急に呼び出して。

いえ。

(矢野)
本当に ご心配おかけしました。

何にもかけてませんから
頭 上げてください。

実は 僕からも 植野先生に

ご連絡しようと
思っていたところだったんです。

逃げてきたやつが虫がよすぎるって
思われるかもしれませんが

俺 医者に戻りたいんです。

武四郎と圭吾君と一緒にいて

あいつみたいに
なりたいっていうか…。

一度 駄目だったやつが

働ける病院なんて
ないのかもしれませんが…。

よかった。

えっ?

僕もね 同じ話だったんです。

あなたは 駄目じゃないですから。

頭を上げて!

心ない暴力で殴られた人が

殴られたことを謝ったら
駄目じゃない。

はい。

圭吾君の件なんですけど。
(植野)栗原先生 何て?

腎機能が悪いと言われました。

詳しいことを検査しないと
何とも言えないと。

浮田先生も
色々 調べてくださっています。

一緒に考えていきましょう。

ありがとうございます。

さっき
矢野先生に会ってきました。

そうですか。
うちの病院で

一緒に
働いてくれることになりました。

よかった。

いや そうなればいいなと
思ってたんですけど。

そっか…。 うん。
では 失礼します。

志子田先生。
はい。

圭吾君ですが
色々なケースを考えて

適切なタイミングで 親御さんに
相談していかなければなりません。

私たちは どこかで
最悪の状況を想定して

そのときに備えておく必要が
ありますからね。

はい。

≪(日菜)しこちゃん先生。

うん?

これ。
えっ?

(日菜)火曜日 小児科に移るでしょ。
記念に。

うれしいなぁ。

(日菜)そういうのは あげた人が
いないときに 開けるんだよ。

女心が分かってないな~。
すいません。

(日菜)フフフ…。
フフッ。

じゃあ 後で見さしてもらうね。
ありがとう。

(羽生)ヘッドハンティングじゃないですか。
困りますよ。

今まで
時々あった話なんだけどね。

臨床を
卒業するべきじゃないかって。

今のままじゃ
ドクタージェットの運営は難しい。

それなら 元医師として
行政の立場から

何か働きかけないかって
知事に誘われたよ。

ハァ…。
(植野)いや 実務はね

大丈夫だと思う。

ここも
あと少しで 軌道に乗ります。

綿貫先生や しこちゃん先生が
頑張ってくれてますから。

(羽生)それって この先 どうするか
悩んでるってことですか?

(植野)はい。

はい。

はい。

須藤 七海。 女子。 5歳。
血液型は A型。

はい。 症状は?

急性腹症。

(東上)《急性腹症です》

《腹痛を訴えてからの悪化が
早い》

(鏡花)《ママ…》

受け入れましょう。
(志子田たち)はい!

(救急隊員)ストレッチャー おろします。
(救急隊員)はい。

(救急隊員)須藤 七海ちゃん 5歳。
急性腹症で嘔吐を繰り返してます。

切り返します。
≪はい。

≪1 2の3!

(浮田)CT 撮ろう。
何かあったら オペだ。

オペ室 1つ 空いてます。
(綿貫)検査オーダー できました。

血液検査してきます。
お願いします。

CT室に向かいましょう。
≪はい。

七海ちゃん 頑張って。

植野先生。
ちょっと待ってください。

血糖600でした。 DKAです。

(綿貫)DKA…。
(東上)糖尿病性ケトアシドーシス。

PICUに直行しましょう。

≪よし。

(羽生)切り返します。
(綿貫)ベッド 回ります。

≪1 2…。
(一同)3!

(猿渡)ストレッチャー 下げます。
≪はい。

(アラーム)

頻脈だ。
(綿貫)ショックになりかけてる。

生食100ミリリットル
ポンピングします。

Aライン とろう。
(河本)はい。

インスリン 持続静注を開始しよう。
(綿貫)オーダーします。

(植野)猿ちゃん
点滴 もう一本とる準備。

(猿渡)はい。

(植野)
浮田先生 すいませんでした。

(浮田)ちゃんと 診断がついて
本当に よかった。

はい。

(綿貫)見逃しがちな血糖だったから
助かった。

いや。
(植野)DKA つまり

糖尿病性ケトアシドーシスが

子供の腹痛嘔吐の原因に
なることもあります。

先生が指摘してくれたから
気付けました。

よく勉強してますね。
(今成)よくやった しこちゃん!

ありがとうございます。
(今成)あっ この件さ

植野先生に
直接 相談きたんだろ?

はい。
(今成)うちのことが

ちょっと浸透してきたんじゃねえか
おい!

うれしいですね。

(植野)じゃあ この子の担当は
河本先生 お願いできますか?

DKAの管理の勉強になると
思います。

分かりました。

(綿貫)治療の内容とか
話してあげたいけど ご両親は?

仕事が忙しくて
来られないそうです。

七海ちゃんを安心させるためにも
早く来てほしいんですけどね。

(東上)救急車を呼んだの

隣に住んでる
おばあちゃんだったらしいです。

喉が渇いて
水をもらいに来たって。

♬~

♬~

≪(圭吾)しこちゃん先生。

どうした?

(圭吾)女の子 死んじゃうの?

そんなことないよ。 大丈夫。

よかった。

うん。
だから 安心して ぐっすり眠りな。

うん。

♬~

♬~

日菜ちゃん。

はい。

お返事だ。

お手紙は あげた人がいない所で
開けないと。

男心が分かってないな~。
そうだった。

じゃあね。 バイバ~イ!
バイバイ。

≪(七海の泣き声)

(七海の泣き声)

どうしたの?

(七海の泣き声)

≪(圭吾)しこちゃん先生。

うん?

(圭吾)カーテン 閉めてあげた方が
いいかも。

僕たちは 慣れてるけど

機械とか そういうの
怖いんだと思うから。

分かった。

(七海の泣き声)

(羽生)優しい子だね 圭吾君。

ですが
僕たちが気付くべきだったと。

そうだね。 お互い 気を付けよう。
はい。

七海ちゃんのご両親
まだ来ないんですか?

(羽生)はい。
親御さんが来てくれないと

今後の治療の話も
できないですし…。

七海ちゃんにも話せないから
不安が続いちゃうんですよね。

もう一回
植野先生から連絡してもらいます。

分かりました。

皆さん すいません。

うちの新しいスタッフを
紹介します。

矢野 悠太です。
皆さん よろしく お願いします。

こちらとも 兼務していこうと
思ってます。

よろしく お願いします。

(拍手)

七海ちゃんね。 で 圭吾君。

3人が ここで集まると
変な感じだね。

俺は うれしいけどね。
いや 私も うれしいから。

(矢野)フフ…。

☎(呼び出し音)

(植野)七海ちゃん。

おなか痛くなったのは
いつからかな?

ずっと前からかな?

そっか。 それ
お母さんと お父さんに言った?

何て言ってた?

うるさいって。

(綿貫)来院時には DKAが
すごく悪化していました。

七海ちゃん本人にも
自覚症状はあったはずです。

(今成)親が ちゃんと
子供の面倒を見ていれば

気付いただろうな。
医療ネグレクト…。

(綿貫)虐待となると

親が 面会に来ない不自然さも
理解できます。

植野先生
今後の対応は どうしましょうか?

今後 もし 親が 面会を希望しても
謝絶しましょう。

児童相談所と
ソーシャルワーカーと共に

七海ちゃんを保護する方向で
進めます。

それがいいと思います。

虐待を想定して
取り組まなければ

家に帰してしまって
今度 ここに運ばれたとき

最悪のケースに
なってしまうかもしれませんから。

(羽生)分かりました。
(植野)じゃあ お願いします。

はい。

(植野)羽生さん。
(羽生)はい。

志子田君 いつから帰ってない?

たぶん 日曜から。

♬~

♬~

♬~

(河本)武四郎は 知ってるの?

(桃子)南ちゃんに 武四郎には
言わないでって言われて。

私 どうしたらいいか
分かんなくて…。

(矢野)俺は おばちゃんが
早く 武四郎に話すべきだと思う。

(河本)少し待ってあげない?

病気のこと 家族に話すのは
心の準備に 時間がかかると思う。

それに 今 武四郎が担当してる
圭吾君 大変なときだから。

分かった。

七海ちゃん 退院したら 施設に
預けられることになりそうです。

親は
何か 処罰とかないんですかね。

医療ネグレクトは
殴ったり蹴ったりする

分かりやすい暴力
じゃないですからね。

はい。

ERですね。 すぐ行きます。

僕も行きます。
志子田君。

ERは 綿貫先生が
行ってくれましたから

もう大丈夫です。
今日は もう帰ってください。

えっ…。
いや でも まだ やることが…。

何があるんですか?
圭吾君の経過観察と

あと 肝機能…。
今日は 僕が夜勤ですから

僕が やっておきますよ。
いや でも…。

僕じゃ そんなに不安ですか?

ちゃんと見てないと
思ってるんですか?

いや そんなことは…。
じゃあ 帰ってください。

言ったでしょう。
ここは チーム医療なんです。

休むのも立派な仕事なんですから。

すいません。

(綿貫)さっきの子 今晩 入院したら
あしたには帰れそうだね。

ああ…。 ありがとうございました。

っていうか
超音波エコー うまかったね。

前の病院で よくやってたので。
(綿貫)そう。

これ コンビニで 1つ買うと
もう一個 ついてくるんだ。

ありがとうございます。

あの…。

俺 色々とあったの
先生も ご存じだと思うので

この先生 大丈夫かって
思うかもしれないんですけど…。

私も。 手がね 時々 駄目なんだ。
震えちゃうっていうか…。

だから そのときになったら
ちゃんと言うから 助けてね。

はい。

♬~

♬~

ただいま。

♬~

(黒島)やっほ~ (柄本・渡邊)おっつ~
すみません「ビアボール」ひとつ! ≪「ビアボール」ひとつ…≫

(柄本)なにそれ ビール? (渡邊)ハイボール?

(店員)どうぞ~
(柄本・渡邊)「ビアボール」って なに?

<サントリー「ビアボール」>

飲みたい?

(柄本)ねえねえこの「ビアボール」ってなに?
(黒島)つくってみる?

(柄本・渡邊)つくっちゃう~?
まずは氷からの炭酸!
(柄本・渡邊)入れ~の~

1:3で~
(柄本・渡邊)
「ビアボール」!

<サントリー「ビアボール」>

(3人)初「ビアボール」!

何 帰ってるなら 言ってよ。

座って。

何よ。
いいから 座って。

これ 何?

勝手に…。
言ったでしょ。 すい炎の。

これ モルヒネだぞ。
すい炎には使わない。

知らないよ。
処方した病院 教えて。 電話する。

いいから。
母ちゃん。

母ちゃん!

8月ぐらいかな
たまに 腰がね 痛くて。

いよいよ痛いなと思って
先月 病院に行った。

そしたら…。

がんかもしれないって言われて。

うん。

札幌共立大 紹介されて
一度 行ったけど…。

そこで まあ 検査結果が出て。

紙でもらったりした?
ある。 ちょっと待ってて。

ハァ…。

分かった。

ごめん 武四郎。

何が ごめんなの?

病気になっちゃって。

そこじゃないだろ。
何で 早く言わなかったんだよ。

すい炎なんて 嘘ついてさ。
そこだろ。

病気になったのは しょうがないよ。
悪くない。

ごめん。

体調は?

うーん…。
体を動かしたりすると 痛いかな。

あと おなかが ずっと張ってて
あんまり食べられない。

とにかく… 痛いかな。

あのさ うちの病院に
がんに強い先生いるから

その先生に
すぐ相談してみるからさ

一回 うちの病院 来て。
俺も 何でもするから。

武四郎…。
仕事とか趣味とかは

ちょっと お預けになっちゃうけど
でもさ 一緒に頑張ろう。

武四郎…。
金のことなら 心配すんな。

武四郎。
何?

お母さん 行かないからね。

何が?

治療しないから。

はっ?

うん? うん? うん? 何で?

お母さん そう決めたの。

先生に言われた。
もう ずいぶん悪いから。

もういいの。

もういいのじゃないよ。

そうじゃない。 何 言ってんの。

お母さん 決めたから。

うん?
ちょっと待って。 話し合おう。

今度にしよう。

ひどい顔。 寝ないと。

そりゃなるよ ひどい顔にも。

病院 行こう。
行かない。

俺も行くから。
ううん。

何で行かないの?
もう決めたの。

お母さん 決めたら 変えないから。

分かってるよ。
分かってるけど…。

何なの。

もう…。

ハァ…。

ねえ。

ねえ。

ご飯 食べたの?
ご飯とか 今 どうでもいいから。

母ちゃんの体だろ。
食べたの?

しつけえな。 食ってねえよ。
駄目じゃん。

いいんだよ 別に。
よくないよ。

ちょっと待ってて。
何か作るから。

うどんでいいか。

手伝うよ。

七味は?
お母さん ゆずこしょうがいい。

何だよ…。

いいね。
病気になると 息子が優しい。

ふざけんな。

怖~い。

ねえ 母ちゃん
取りあえず 病院 行こう。

うちの病院で
すぐ 予約 取るからさ。

いいの。
よくねえよ。

いいのよ。 これ
お母さん 話し合う気ないから。

スプーン。

ふざけんなよ。

怖~い。

んっ。
ありがとう。

(南)《お金
足りないんじゃないの?》

《大丈夫?》
《俺を誰だと思ってんだよ》

《お医者さまですよ》
《来月からね》

《医者だろ
医師免許 持ってんだから》

《研修医が偉そうに。
親の顔が見てみたいね》

《フフフ…》

《10年後には 大金持ちだからな》

《札幌駅んとこのさ

あの新しいマンションの最上階とか
買っちゃう?》

《だったらさ
ハワイに 別荘 買ってよ》

《マンションも別荘も
両方 買っちゃいましょう》

《全然 稼げてなかったら
20年後に 怖~いおばばになって

ずーっと 恨み言 言うからね》

《安心して
長生きしてくださいませ》

♬~

(角田)≪メンチに「翠ジンソーダ」 推せる…≫
(桜井)推せる…!!

いたの?
勝手に飲んでんじゃねぇ!

えっ何それ
ん~! んーじゃなくてさぁ

(店員)≪「翠ジンソーダ」の缶です!
それもしかして もう流行ってんの?

まだ

<缶だよ。サントリー>

♬~ ≪(母)お父さん迎えに行った~
(黒木)はーい じゃあね~

≪帰れば 「金麦」 帰れば ワイワイ≫
あ~おかえり~

≪帰れば おでんと≫
(缶を開ける音)シュカッ

≪帰れば…!≫
(父)おっ
(泡の音)シュワー

<帰れば 幸せ 帰れば 「金麦」>

ネーザルハイフローになったんだ。

(浮田)恐れていたことが
起きましたよ。

発熱があるから
まさかと思ってたんだけど。

(綿貫)感染症…。

感染症が治るまで

補助人工心臓の植え込み手術
できませんよね。

それどころか… 移植できない。

治るまで 圭吾君 持ちますかね?

♬~

♬~

≪(植野)しこちゃん。

(植野)しこちゃん先生。

はい。

今日は 帰りなさい。

いや 昨日も お休み頂いたので…。

昨日の朝より 顔色が悪いです。

僕も夜勤明けだから
一緒に帰りましょう。

圭吾君のこと
思い詰めないでください。

先生 違うんです。

あの… あの 僕
頭 ぐっちゃぐちゃで…。

すいません。
ちょっと狭い所なんですけど。

いえいえ…。

ジャ~ン!
すし とったの?

(南)だって あんたの先生が
いらっしゃるって言うから。

もっと早く分かってたら
ちゃんと用意したんですけど。

すいません。
(植野)いえいえ。

こちらも
急に お邪魔してしまって。

先生 こちらに。
あっ…。

お口に合ったらいいんですけど

これ 丘珠病院の横の
ケーキ屋さんです。

結構 いけるんですよ。
母ちゃんの嫌いなモンブランじゃん。

ホント 失礼な息子で すいません。

ご迷惑かけてませんか?
かけてますよね。

はい。 あっ いえいえ…。
(南)すいません ホントに。

じゃあ いただきます。
(植野)他のケーキ どうぞ。

あっ はい。 こっちをいただきます。

あぁ…。 あ~ おいしい!

よかった。
(植野)おいしいね しこちゃん!

しこちゃん?

植野先生が そう呼ぶから

子供たちも みんな
この名前で呼ぶんだ。

うちの主人も
昔 そう呼ばれてました。

えっ そうなの?
うん。

ふ~ん。

私が パイオニアかと思いましたが
先を越されました。

(3人の笑い声)

あの… 今日はですね
お話ししに参ったんです。

志子田君から聞きました。

治療されないんですよね。

(植野)
おせっかいだと思ったんですが

医者として
居ても立ってもいられなくて

来てしまいました。

はい。

母ちゃん。
(植野)あの…

治療というのは

その人その人によって
最適な形があります。

われわれ医者は

こうしてみたら どうですか? と
提案はできますが

最後に決めるのは
ご本人だと思います。

息子が お世話になってる上に
ご心配まで おかけして

ホントに 申し訳ありません。

頭を上げてください。

がんの治療に 何か嫌な思い出が
あるのでしょうか?

はい。

(植野)そうですか。

詳しくは話したくありませんが。

分かりました。

では 何か困ってることは
ありませんか?

痛みや苦しみを
取り除くだけの治療もあります。

そういうケアが得意な医者も
うちの病院にいます。

そういった治療をしに 一度
お越しいただけないでしょうか。

分かりました。

♬~

先生のおかげで 母は
病院に行くと言ってくれました。

ホントに ありがとうございます。

いやぁ あんなふうに
話してあげれば よかったんですね。

いやいや
しこちゃんは 話せないよ。

えっ?

フフッ。
ご家族は冷静な判断ができない。

そんなご家族の代わりに
医者がいるんです。

先生。 僕 初めて
医者になったことを後悔しました。

医者なのに 母親の病気に
気付けないっていうのは

どれだけ バカなんでしょう。

医者になれば 母のことも
いつでも診てあげられるとか

そういうこと考えてたんですよ
昔。

すいがんは 難しいですよ。

母がもらった診断書を読みました。

骨転移があるんです。

知識だけ 中途半端にあって
母の診断書を読んで 思いました。

あっ これは 最悪の場合を
考えなければならないケースだと。

医者でなければ
そんなことにも気付かず

前向きになれたかもしれません。

母が これから どれだけの痛みや
苦しみを負うことになるのか。

治療しないのであれば どれだけの
残された時間があるのかとか

そういうことの予想が
ついてしまって。

圭吾君のことも…。

あっ すいません。

僕たちがやれることは

あるところまでは
人間の仕事なんだけど

あるところから先は
神様の領域で

どんなに頑張っても
たどりつけない。

家族のことが 一番 悲しい。

それは
まったく恥ずかしいことでも

申し訳ないと思うことでもないよ。

泣いてもいいんだよ。

フッ。 泣かないです。 家訓なんで。

♬~

一般病棟 行っても
会いに行くからね。

うん。

先生。

先生 ありがとう。

♬~

(植野)せっかくのお声掛けでしたが
私は 臨床をやり続けます。

現場で 人と接するのが
好きなんです。

そうですか…。 残念です。

(植野)私は 現場から

ドクタージェットの理想を
掲げていこうと思います。

北海道の理想の医療のために。

♬~

♬~

≪(アラーム)

≪圭吾君!

圭吾君 大丈夫だよ!

VFです!
(東上)まただ。 すぐ 蘇生しよう。

≪分かりました!
除細動器 お願いします!

はい!
1 2 3 4 5…。

40ジュールで。
(羽生)準備できました。

かけます。 離れて。

(除細動器の音)

1 2 3 4 5 6 7…。

[『PICU 小児集中治療室』の…]

[無料期間の終了後も…]