PICU 小児集中治療室 #10【消えた志子田…失意の先にあるもの】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
PICU 小児集中治療室 #10【消えた志子田…失意の先にあるもの】[字][デ]
母を亡くし圭吾も救えず、志子田は退職届を残し丘珠病院を去る。心配した矢野たちは、自宅を訪れるが追い返され…。そんな失意の志子田のもとへ、1本の電話が。
詳細情報
番組内容
“しこちゃん先生”こと志子田武四郎(吉沢亮)は、PICU科長・植野元(安田顕)のデスクに退職願を置いて丘珠病院を後にする。それを知った矢野悠太(高杉真宙)、涌井桃子(生田絵梨花)、河本舞(菅野莉央)の3人は、武四郎のことを心配して彼の家を訪ねる。だが武四郎は「ひとりにしてくれ」と言って悠太たちを追い返してしまう。そんな折、武四郎のもとへ1本の電話が入って…。
番組内容2
吉沢亮主演で贈る子どものICUが舞台の医療ドラマ。「生きるとは」「命とは」「家族とは」という普遍的な問いに真っ正面から向き合った“命の物語”をぜひともご覧下さい。
出演者
吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、高梨臨、菅野莉央、生田絵梨花、中尾明慶、菊地凛子、松尾諭、正名僕蔵、野間口徹、甲本雅裕、イッセー尾形、大竹しのぶ
スタッフ
【主題歌】
中島みゆき『倶(とも)に』(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
【脚本】
倉光泰子
【音楽】
眞鍋昭大
【医療監修(小児外科)】
浮山越史(杏林大学病院)、渡邉佳子(杏林大学病院)、川嶋寛(埼玉県立小児医療センター)
【医療監修(PICU)】
植田育也(埼玉県立小児医療センター)
【取材協力】
宮城久之(旭川医科大学)
【プロデュース】
金城綾香
スタッフ2
【演出】
平野眞、相沢秀幸、阿部雅和
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/PICU/
【公式Twitter】
https://twitter.com/PICU_cx
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/picu_cx/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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お母さんだって
死にたいわけじゃないよ。
でも自分の死に方は
自分で決めたい。
武四郎。
愛してるよ。
俺だって…。
大好きだよ 母ちゃん。
(浮田)恐れていたことが
起きましたよ。
感染症が治るまで
補助人工心臓の植え込み手術
できませんよね。
(真美子)
函館に… 帰してやりたいです。
(優里)先生の嘘つき。
圭吾 死んじゃうんでしょ?
お医者さんなら治してよ。
本当に ごめんなさい。
医者って 何なんですかね。
分からなくなってしまいました。
(植野)僕たちにできることは
あれ以上 なかったと思うよ。
(ドアをたたく音)
(矢野)武四郎!
いるんでしょ?
(桃子)たけちゃん?
(ドアをたたく音)
≪ごめん。 一人にしてくれ。
♬~
♬~
♬~
(矢野)
今 本人も混乱してると思うので
少し休ませてやってください。
俺 代わりにシフト入りますので。
私からも お願いします。
(矢野)お願いします。
(植野)いや…。
これは 上長の私の責任です。
♬~
はい。
(山田)あー お久しぶりです。
山田です 稚内の。
鏡花ちゃんのときにお世話になった。
先生 どうされました?
実はですね
7歳の子供なんですけど 学校から
インフルエンザをもらってきちゃってね
ちょっと心配な愁訴が
ありましてね。
ちょっとお話を聞いてもらいたくて
電話したんですけど。
ちょっと待ってくださいね。
お願いします。
心配な愁訴というのは?
少し ぼーっとしてましてね
時々変なことを言うんですよ。
インフルエンザ脳症を
ちょっと懸念してまして。
けいれんを起こすと
いけませんので
薬剤の準備と
症状がおさまらなかった場合の
搬送先の見当をつけた方が
いいと思います。
なるほど 分かりました。
どうもどうも
ホントにありがとうございました。
また何かありましたら
ご連絡下さい。
いやー 心強いよ。
いや… 失礼します。
♬~
♬~
(矢野)あいつ 家にいないっぽい。
(桃子)えっ?
何それ 大丈夫なの?
(桃子)あたし 車 出すよ。
2人 仕事かもしれないけど 捜す。
桃子は
おなかの子供のことだけを考えて。
予定日 過ぎてるんでしょ。
悠太。 怒ってるでしょ すごく。
(植野)志子田君と話したんです。
彼は 僕に言いました。
医者って何なのか
分からなくなったって。
僕はね 何て返していいのか
分からなかった。
だから はっきりとは
答えなかったんです。
でも それは お母さまを
亡くしたばかりの彼には
無神経だった。
真っすぐな若い医師の
これからを
僕が つぶしてしまったんです。
考え過ぎです。
ここに来て 僕ができたことって
何でしょうね。
丘珠空港にジェットを
常駐させることも かなわない。
道内の他の病院の
理解も得られない。
駄目ですね。
フフ…。
(山田)駄目
行っちゃって 行っちゃって。
病院だから。
うお…。
(山田)行っちゃって ほら!
あっ 志子田先生!?
山田。
えっ! 札幌から来てくれたの?
すいません。
いやいや…。
どこ… どこでも止めちゃって。
こっち こっち止めようか。 こう…。
すいません 遅かったですよね。
(山田)いやいや 先生のおかげで
すっかり明け方には熱が下がってね
さっき帰りました。
座って。
すいません あの
お忙しいと思いますので
すぐ おいとましますので。
なして?
ゆっくりしてってくださいよ。
はい お茶。
あの ほら
前回は日帰りだったでしょ。
はい。
疲れたし おなかすいたね。
朝ご飯 食べましょ 一緒に。
(山田)ホタテのラーメン
よく作るんですよ。
いただきます。
どう?
うまいです。
うまい?
うまいです。
君 今 暇でしょ?
ちょっとさ 手伝ってよ。
はい?
これ。 これ。
(山田)足が悪くてね。
色々ためちゃって すまないね。
あっ 終わった?
じゃ 次 これね。
はい すまないね。 よいしょ。
看護師さんも年だからさ
頼めなくてね すまないね。
先生 あまり
すまないと思ってないですよね。
思ってるよ。
あと まあ
便利で助かるなとは思ってる。
うん そっちの雰囲気
すっごい感じます。
あっ そう?
何かありましたか?
はい?
いや 子供が心配で
来てくれたんでしょうけど
何か晴れない顔してますね。
この辺りの天気みたいに。
先日 母が亡くなりまして。
それは…。
がんでした。
母は 最後まで
がんの治療を拒否して
緩和ケアと呼べるかどうかも
分からないような鎮痛剤 打って
あっという間に亡くなりました。
まあ 悲しいは悲しいんですよ。
でも 「泣くな。 泣くと
余計つらくなる」っていうのが
うちの家訓でしたので
まあ 涙も出ませんし
何というか 親が死んでも
こんなもんなんだなっていうのが
今の感想です。
うん。
僕は息子として 医者としても
母に
何もしてあげられなかったんです。
でも じゃあ 医者として
患者さんに何かできることが
あるのかと言われると
そんなこともない。
生きる希望を持ち始めた
男の子が
今 函館で 命が危うい状況で。
一度
助かるかもしれないと思った子が
やっぱり駄目かもしれないって
思う気持ちは
どれくらい…。
何かすいません こんなベラベラと。
いやいや…。
関係ない人には話しやすいからね。
続けて。
病院に 辞表を出しました。
これから
どうすればいいんでしょう。
何に向かって
働いていけばいいのか
何に向かって
生きていけばいいのか…。
分からないんですよ。
んんっ んっ…。
先生? 僕 臭いですよ。
お風呂 数日 入ってないんで。
(嗅ぐ音)
(山田)うん ホントだ。
生きてるからね 君は。
僕も 君たちが来てくれた後
声を上げて泣きましたよ。
次は君の番かもしれないね。
♬~
君は 子供が心配で
ここまで来たんだ。
ねっ 大丈夫。 立派な医者だよ。
(おえつ)
♬~
(岡田)≪今日 新しい友人ができた≫
新しい友達できたの久しぶりです
(井口)あ 敬語禁止で 了解
(グラスの音)カチン
あぁ~ おぉ~
(注ぐ音)トクトク…
あぁ~~ おぉ~~
(2人)<ようこそプレミアムウイスキーの
新しい世界へ>
<SUNTORY WORLD WHISKY 「碧Ao」>
うちの風呂 寒かったでしょ。
はい…。 あっ いや。
正直でよろしい。
すいません。
(河本)
よかったね 2人とも同室だって。
(大輝)それはいいんだけどね。
(光)しこちゃん先生いないね。
いなーい。
(矢野)志子田先生は
少しお休みなの。
(紀來)いつまで?
人気だねぇ 志子田先生は。
じゃあ これ渡しといて。
フフッ。 うん 渡しておく。
これ見ると元気になるね!
じゃあね。
(大輝)また来たら よろしくね。
来なくていい。
ていうか 来ちゃ駄目。
またケガしないように
今度は 気を付けて遊んでね。
(大輝・光)はーい。
♬~
山田先生は? 死んじゃった?
死んでないですよ。
訪問診療 行ってますんで
僕が代わりに お手伝いで。
あんた この辺りの人じゃないね。
分かります? 札幌です。
都会って感じする。
そうかい? そうでもないだろ。
稚内!?
(東上)ここから5~6時間はかかる。
神崎 鏡花ちゃんの件で
お世話になった
稚内の山田病院に今いるそうです。
先ほど 先生から お電話が。
植野先生 住所 教えてください。
俺 あいつに
渡したいものがあるんです。
(矢野)武四郎。
悠太。
お前 電話ぐらい出ろよな。
あっ…。
手伝うよ。
サンキュー。
何で これ運んでんの?
分かんねえ。
お前 よくそんな勝手に
人様のおうちで お茶 出せるな。
えっ?
そうだよね。
僕も そう思ってた。
(矢野)はい。
えっ?
先生が好きに使ってくれって。
いや 言葉のあやだろ。
そういうの
はっきり言ってもらわないと
分かんないな。
そういうとこだぞ お前は。
そんなわけで
銭湯 行ってきます 私。
あの うちの風呂 寒いからね。
えっ?
(山田)このままでいいから
何も片付けないでいいからね。
で あの 鍵も掛けないでいいから
好きなときに出ていって。 ねっ。
若いっていいな。
武四郎 これ読んでくれ。
(矢野)悪い 先に読んだ。
(圭吾)「しこちゃん先生」
「忙しいと思いますが
どうか僕に会いに
函館に来てください」
(矢野)取りあえず行くぞ。
そうしないと
お前 死ぬまで後悔する。
悠太 運転代わるよ。
もう少し行ったら代わってよ。
函館まで
まだ9時間はかかるんだからさ。
(浮田)植野先生 ちょっと。
渡辺先生 どうして こちらに?
志子田先生はどこですか?
(植野)はっ?
(二階堂)生理だからこそ
できるだけ 気持ちいいものを
身につけたい。 うん。
<コットン 100%>
♬「しあわせ素肌」
<ボタニカルコットン 誕生>
うん。
♬「ロリエ」
(矢野)武四郎 取って。
何でだよ。
運転してんだから。
大事な電話だったら
どうすんだよ。
誰?
植野先生。
早く出ろよ 仕事の話だろ。
いや でも…。
「でも」じゃねえよ 早く出ろって。
(矢野)何だよ。
はい 矢野です。
志子田君?
はい。 あっ…。
(植野)君ね いつの間に
何てことしてくれたんですか。
はい?
(浮田)非定型抗酸菌症はないです。
(植野)君からの
質問攻めのメールが止まって
心配して
何人も先生がいらっしゃってます。
圭吾君の件で
こんなに たくさんの先生に
相談してたんですね。
(今成)はーい 先生方!
(矢野)カッコつけやがって。
何が?
(矢野)先生に内緒で
圭吾君の感染症 調べてるって
カッコつけ以外 何物でもないだろ。
別にそんなんじゃねえよ。
お前は いっつもそうだよ。
俺たちにカッコつけて。
でも だいたいバレてんだからな。
お前… ダサいんだよ ベースが。
何お前 ケンカ売ってんの?
売ってるわけねえだろ。
これから あしたの朝まで
二人きりなのに。
んだよ その言い方。
怒ってんだよ 自分に。
俺は お前に
色々気を使ってるつもりで
結果 何にもしなかった。
お前がバカでダサくて
カッコつけだって分かってたのに。
大丈夫なわけないのに。
お前が色々ぎりぎりだって
分かってたのに。
俺が… 俺だけは
お前に絶対に気付くべきだった。
もういいから。
お前が調べてた
圭吾君の感染症の件だけど。
えっ?
調べてたんだろ。
お前の見解 教えてくれよ。
膠原病の可能性があると思ってさ
札幌共立大の渡辺先生に
2012年の論文の件で
連絡したんだけど。
先生にも 志子田君が
連絡を取っていたなんて驚きです。
彼は何にも知らないんだなと
メールを読んで すぐ分かりました。
すみません。
でも 先生が どうして
力を貸してくださるんですか?
あなたは勘違いしてる。
私たちは医者なんです。
具体的な患者のことになれば
力を貸します。
あれとこれとは話が別ですから。
(矢野)次 運転 俺な。
ああ サンキュー。
♬~
圭吾。
圭吾君。
ごめんね 遅くなった。
すごい。 来た。
うん。
ねえ。
どうした?
俺… 先生の病院に戻りたい。
やれるから。
(圭吾)連れて帰って…。
俺 絶対 死にたくない。
よし。 分かった。
♬~
さすが。
♬~
悠太。
んっ?
俺 ちょっと こっち残るわ。
分かった。
何か途中で こう隣からカップルなのか
よく分かんない2人組が
スッて来て
俺が座ろうとしたとこに
スッて座ったの。 俺 もう
完全に こうなってるからさ
ヤバい これ 座ろうとしてるの
バレてると思って…。
おはよう。
おはよう。
♬~
♬~
フゥー…。
失礼します。
植野先生
本当にすいませんでした。
圭吾君 どうでしたか?
依然 危険な状態であることは
事実です。
ただ 圭吾君
昨日 自分で ご飯を食べたんです。
大きな一歩だと思います。
はい。
彼は まだ ここで
治療をしたいと思っていました。
浮田先生 今成先生が
中心になって
いろんな先生の意見を
サマリーにまとめています。
われわれも もう少しだけ
検討してみますから。
ありがとうございます。
志子田君。
はい。
スクラブに着替えてきてください。
はい。
(河本)
も~ どこ ほっつき歩いてんだ。
バカ! バカ四郎!
パンツです!
(河本)そんなこと
どうでもいいから早く来い!
はい! 1回閉めて 1回閉めて。
(河本)早く来いよ。
早く。
あっ パンツ… 1回マジで
マジで ちょっと恥ずかしい。
(河本)おっそいな~!
桃子 昨日から入院してるの。
前期破水したみたいだけど
まだ産まれてない。
陣痛促進剤は?
使ってる。
ずっと武四郎のこと呼んでる。
桃子!
(桃子)あーっ! 違う違う。
右 右 右… 違う…
下 下 下 下!
だから もっと下だってば~!
すいません。
(桃子)水 水 水…。
翔ちゃん 水 持ってきて。
(翔)水 水…。
(桃子)死ぬ~!
(翔)桃ちゃん 桃ちゃん 水。
ストロー!
(翔)あっ そっか!
武四郎…。
はい。
(桃子)いつまで
ウジウジ ウジウジしてんだ!
はい 水。
(桃子)今までどこにいたんだよ
バカ!
すいません。
南ちゃんが安心して
天国に行けないでしょうが!
南ちゃんが
どんだけ あんたを応援してたか。
ハァ… 母親の気持ちも
少しは考えろ バカタレ!
桃ちゃん
もう それくらいにしとこう。
翔ちゃんのバカ~!
(翔)ああっ!
桃子 大丈夫か?
武四郎は自分の心配しろ!
駄目だよ。
(桃子)医者 辞めようとか
思ってんじゃないでしょうね!?
南ちゃんが許さないからね
そんなの!
(翔)やめて…。
(桃子)私が…。
元気でカワイイ赤ちゃんを
産むんだから
見て 色々反省しろ!
小児科医だろ!
私の子供の命もかかってんだよ!
あ… 痛い。
痛い 痛い 痛い…。
戻ろ…。
(桃子)痛い痛い 痛いよ…。
あ~!
(翔)大丈夫? 安心。 もう大丈夫。
(矢野)お母さんって すごいな。
(河本)うん。
(矢野)そして旦那さんって すごい。
(河本)うん。
≪(産声)
(冷蔵庫を閉める音)
♬~
<帰れば 「金麦」>
<帰れば 好きな格好で>
<帰れば 好きなもの食べて>
<帰れば 空を見上げて>
<帰れば ちょっと浮かれて>
<帰れば なんだかんだ>
<1日がんばったジブンに>
<1年がんばったジブンに
おつかれさん と>
(泡の音)シュワー <帰れば 「金麦」>
(桃子)たけちゃん
いつ 帰ってきたの?
えっ 覚えてないの?
えっ? 何が?
さっき 会ったよ。
全然 覚えてない。
まあ まあ まあ まあ。
すごい ちっちゃい
カワイイ。
ヤバい。 泣く。
≪え~?
(矢野)だって。
(翔)武四郎君 抱っこしてみて。
えっ?
(桃子)よいしょっと。
うわ~ めっちゃ緊張する。
(翔)大丈夫だよ。 プロでしょ?
大丈夫 大丈夫。
大丈夫よ。
ちょっとは 反省した?
覚えてんじゃん。
(桃子)たけちゃん。
子供を救うお医者さんって
すごいよ。
だって もう この子
私の命より大事だもん。
3人とも すごいよ。
(翔)俺はさ この子
南ちゃんから 一文字 もらって
名前 つけたいよ。
南ちゃん
もともと 一文字だから。
うん… そうなんだけど。
(桃子)うん。
(翔)分かるでしょ? フフ。
桃子 お疲れ。
(桃子)ありがとう。
(紀來)あっ しこちゃん先生!
紀來ちゃん。
風邪でも ひいたの?
(今成)違うよ~。
しこちゃん先生は
旅行に行ってたんだよ。
(紀來)旅行?
ずるいよね~。
あ~ お土産 何だろな~。
何だろな~。
おいしいものが いいな。
あっ あと お金。
(根岸)いいですね。 お金のお土産。
それは
お土産じゃなくて賄賂だ。
賄賂というより 罰金だな。
オーダーと処方
早めにチェックして。
ただいま~。
♬~
♬~
いただきます。
♬~
(むせる音)
(矢野)東上先生。
(東上)何?
先日 現場に出たときに
思ったのですが
色々な薬の分量を
子供体重別に
判別できるような
一覧表を作ってみるのは
どうかなと思いまして。
駄目ですかね?
すごく いいと思う。
(矢野)あっ…。
(綿貫)すごく いいと思う。
私も手伝うよ。
えっ…。
何か 悪いね。 いつも
安い店しか 連れてってないのに。
いやいや。
ここ そんなに高くないんで。
でも めちゃくちゃ
おいしいんですよ。
それに 先生
ここは 僕に出させてください。
え~? いやいや 悪いよ。
いや… ホントに
ご迷惑を おかけしましたので。
じゃあ
ウニと 大トロと イクラ 下さい。
(大将)はい。
じゃ 僕 あの…
イカと マグロで。
(大将)はい。
圭吾君の件ですが
札幌共立大の渡辺先生が
各所を すごく
うまく つないでくれて
研究チームを
つくってくれました。
函館の先生にも
いろんなデータを
送ってくださってると
聞いています。
僕はね はなから 札幌の病院は
助けてくれないだろうって
思って
うちの病院でできることが
全てなんだって
そう思ってしまっていた。
皆さん 僕が思ってるような
浅はかな人ではなかった。
ちゃんと 医者で ちゃんと
この土地に生きる人たちでした。
(植野)山田先生 元気でした?
はい。 さっき お電話しました。
丘珠病院に戻ることを
報告して 圭吾君のことも。
そしたら 「よかったね。
鮭とば 送るよ」って。
植野先生のことも
気にされてました。
あら。 じゃあ 今度
遊びに行ってみよう。
ホタテラーメン 最高でしたよ。
あ~ じゃあ 牡蠣じゃなくて
そっちだね。
はい。
(植野)ハハハハ…。
(植野)いただきます。
う~ん。
北海道って広いじゃない。
でも 何だろう。
近いんだね。 心の距離が。
病院の名前を話せば
すぐに 先生の名前が
ぽんって出てくる。
中心地から遠い病院のことを
都市部の先生たちが
すごく よく気にしている。
素晴らしいね。
やっぱり 北海道は
一つの街なんだって思った。
道民としては うれしいです。
うん。
医者って何だろうって
言ったでしょ。
正直 分からない。
でもね 僕にとっては
実は いつも 君が
教えてくれるような気がする。
経験とかは 僕の方が
確かに あるでしょう。
でもね うん…
ちょっと 先に 君がいて
こっちですよ~って
君が道を 指さしてる感じが
するんだよな。
そんなことないですよ。
フフ… きっと無意識だよ。
そこが 君の 一番
いいところだから。
僕は 医者を
生涯の仕事にしてしまった。
後悔はしてないよ。
でも それでも
年々 気付くのは
自分の駄目なところとか
足りないところとか
そういう
嫌な部分ばっかりだ。
医者を
生涯の仕事にするかどうかは
人生を懸けて 考えてください。
最後まで 僕たちの仕事が
何だったのか
分からないかもしれないけどね。
はい。
先生
いっぱい
いっぱい 教えてください。
僕は 先生のような医者に
なりたいので。
先生?
大将 ウニと イクラと
トロタク 2つ 下さい。
(大将)はい。
あっ すいません 僕 あの…
イクラ 駄目なんですけど。
何 言ってんですか。
全部 僕の分ですよ。
えっ?
フフフ…。
おいしい。
もしもし。
分かりました。
(ノック)
失礼します。
植野先生。 圭吾君が…。
(一同)エアジェットォ!
(寺島)おいおい 「エアジェット」
おまえ ホントに
こすらず30秒で 汚れ 落ちちゃうの?
(こする音)キュキュッ!
(千葉・子ども)落ちてるよ~!
マジ!?
(千葉)お義父さん!
おん!?
「エアジェット」は 細か~いミストが 汚れに密着。
そして 速効分解。
うわ! 汚れが溶けてる!
だから こすらず30秒で…。
(こする音)キュキュッ!
速効キュキュッ!じゃ~ん!
それが 「エアジェット」
♬「バスマジックリン」
「エアジェット」!
(炭治郎)
今年の汚れ、今年のうちに。
圭吾君は 南北海道総合病院に
移ってからも
感染症のフォーカスは
依然 不明のままでしたが
この1週間で
炎症反応が 消え始めています。
今は 経口摂取も進み
食事と点滴の半々となり
近いうちには 輸液を
終了することが できそうです。
そうなると 補助人工心臓の
植え込み手術に
再トライできますね。
以上が 小松 圭吾君についての
カンファレンスリポートです。
奇跡ですね。
(植野)はい。 だからこそ
この奇跡を 絶対に無駄にしない。
(一同)うん。
(植野)圭吾君のご家族には
志子田先生
連絡してあげてください。
はい!
(植野)圭吾君の感染症は
依然 原因不明なので
念のため
個室で管理する予定です。
皆さん 準備をお願いします。
(一同)おうっ。 はい!
(真美子)圭吾
丘珠病院に戻れるって。
志子田先生に また会えるよ。
♬~
(真美子)はい。
♬~
(真美子)おはようございます。
おはようございます。
♬~
♬~
♬~
♬~
ただいまだね。
これで 最後にするからね。
圭吾君を ちゃんと治して
もう ここに戻ってこなくて
いいようにするから。
うん。 俺も頑張る。
それは どういう意味ですか?
(植野)言葉どおりの意味です。
おやめになると
そういうことですか?
(植野)丘珠に
ドクタージェットを
常駐させる必要が
あるというのは
私も 痛いほど
理解しています。
そして そのために
札幌の病院が 連携する必要が
あるということも。
私は いろんな病院が
助けてくれないとばかり
思っていた。
(植野)でも 違ったんです。
もっと
助けを呼んだらよかった。
それに すでに 出来上がった
コミュニティーを
崩す必要はないんです。
私は 先生のご経験を買って
お願いしたんです。
今回 丘珠病院で
多数の病院と交流があったと
聞いています。
ここで 引かないでください。
何か われわれが 経験したことの
ないような事態が
発生したときに 先生の知見が…。
(植野)私が いなければ…。
私が いなければ
ドクタージェットを 丘珠に
常設させることが
できるんですよね。
ただ 一つ
約束していただきたいんです。
渡辺先生が おっしゃるように
札幌共立大の方が
うちのPICUの科長になるのは
何の問題もないです。
しかし…。
(一同)バイバイ。
(植野)今いるスタッフを…。
(綿貫)続き やるよ。
(植野)誰一人 首にしないで
いただきたいんです。
それだけ 守ってくださるなら。
分かりました。
タイミングを見て
スタッフには 私から話します。
失礼します。
(圭吾)先生。
これ。
手術室には 持っていけないから。
先生 持ってて。
うん。
しっかり 預かっとくね。
先生の念も
ハーって込めてるから。
フフ。
フフ。
行きましょう。
♬~
圭吾君 じゃあ 行こうか。
圭吾 頑張ってね。
うん。
(真美子)うん。
(今成)よし。
♬~
圭吾君 頑張ってほしいですね。
(植野)手術自体は
きっと うまくいくでしょう。
でも 術後管理が肝だからね。
はい。
(遠藤)これから 補助人工心臓の
植え込み手術を開始します。
(一同)お願いします。
(遠藤)メス。
≪はい。
(今成)地震だ!
いったん 止まって。
(浮田)強いな。
(植野)大丈夫ですか?
≪大丈夫です。
コンセントなど 外れてないか
確認してください。
(羽生)補助電源があるので
大丈夫かと思いますが。
僕 手術室 行ってきます!
≪はい。
(鮫島)状況を教えてください。
(道庁職員)震源地に近い
山琶町では 消防が混乱していると
連絡が入っています。
雪が すでに 深い地域もあります。
二次災害も避けられないかと。
分かりました。
知事!
(今成)しこちゃん。
先生 圭吾君は?
(今成)ちょうど
メスを入れる直前だったから
いったん 中断してる。
余震だ。
(遠藤)今日の手術は
延期にしましょう。
(浮田)そうですね。
そんな…。
圭吾君 もう一度
VFになったら
今度こそ 助かりませんよ。
(今成)それは われわれだって
分かってるから。
(地鳴り)
[『PICU 小児集中治療室』の…]
<あの 「TSUBAKI」から
ダメージケアの黒 誕生>