七人の秘書スペシャル 【映画「七人の秘書 THE MOVIE」10月7日(金)公開!】[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

七人の秘書スペシャル 【映画「七人の秘書 THE MOVIE」10月7日(金)公開!】[解][字]

映画「七人の秘書 THE MOVIE」公開直前!連ドラと映画をつなぐ完全新作スペシャル!2020年・秋のNo.1ドラマが映画&SPドラマでスケールアップして帰ってくる!

◇番組内容
表の顔は名もなき秘書。裏の顔は影の仕事人として、政界の巨悪・粟田口(岸部一徳)を人知れず成敗してから2年。散り散りになっていた千代(木村文乃)、七菜(広瀬アリス)、不二子(菜々緒)、サラン(シム・ウンギョン)、三和(大島優子)、五月(室井滋)、そして萬(江口洋介)の七人が悪を懲らしめるため再び集結!そして、七人の活躍はついにスクリーンへ!過去最大の敵、信州のドン・道山(笑福亭鶴瓶)に立ち向かう!
◇出演者
木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介
【ゲスト】伊武雅刀、玉置玲央、野波麻帆、長谷川朝晴、飯田基祐、三浦誠己、冨手麻妙、芝大輔(モグライダー)/マキタスポーツ
◇原案
中園ミホ
◇脚本
香坂隆史
◇演出
山田勇人
◇音楽
【音楽】沢田完
【ダブル主題歌】milet『Who I Am』『The Hardest』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子
【プロデューサー】大江達樹、浜田壮瑛、峰島あゆみ、遠藤光貴(ザ・ワークス)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆映画『七人の秘書 THE MOVIE』公式ホームページ
 https://7-hisho-movie.jp/

☆『七人の秘書スペシャル』番組ホームページ
 https://www.tv-asahi.co.jp/7-hishoSP/
☆Twitter
 https://twitter.com/7_hisho_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/7_hisho_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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  1. 三和
  2. 社長
  3. 不二子
  4. 五月
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  13. 伍井
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  15. マイク
  16. 失礼
  17. 千代
  18. ウィーバー
  19. 仕事
  20. 七菜

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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〈この世を動かしているのは
誰だ?〉

〈国や財界のトップか?〉

〈いや 違う〉

〈実は 影の黒子たちだ〉

〈例えば この名もなき秘書たち〉

(望月千代)
頭取 おはようございます。

クリーニングをお持ちしました。

(長谷不二子)失礼します。

(風間三和)知事が 新頭取と奥様に
よろしくとの事です。

何やってんだ!
(照井七菜)すいません!

(朴 四朗)18時から
赤坂の料亭を予約致しました。

(鰐淵五月)
家政婦の鰐淵でございます!

(萬 敬太郎)
重要な証言が得られましたので

聞いて頂けますか?

〈ボスを支え 組織に仕え

目立たぬ事こそ 黒子の極意〉

名乗るほどの者では…。

(3人)ございません。
あっ… ございません。

ここからは
引き取らせてもらおうか。

〈だが 彼女たちが
その気になれば

この世を変える事だってできる〉

懲らしめてやりましょう。

絶対 落とし前つける!
懲らしめてやる!

〈この世は万事
表があれば 裏がある〉

〈光があれば 闇がある〉

〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉

秘書 なめんじゃねえ!!

(一同)このカス!!

〈これは
そんな名もなき秘書たちの

秘密の物語である〉

♬~

(青山健一)
本日は お時間をちょうだいし

ありがとうございました。

あとは
この青山にお任せください。

滞りなく
融資を進めさせて頂きます。

おい…。
はい。

うわっ…! ああっ!

(青山)な… 何をやってるんだ!

あっ… すみません!
(青山)おい どけ!

申し訳ございません。
秘書がとんでもない事を…。

お怪我はございませんか?

(青山)どうぞ。

また 当たった…。

♬~

えっ!? もう なんでよ…。

(藍田紀佐子)七菜 大丈夫?

もう こんな事ばっかりだよ…。

昨日は 大事な資料を入れ忘れて
怒られて

今日も また…。

(紀佐子)気にしないほうがいいよ。
ランチ行く?

あっ… ちょっと 今月 厳しくて。

今日はパンで済ませようかな。

オッケー。 じゃあ またあとでね。
うん。

♬~

(白崎幸司)ああ
ご無沙汰しています 鴨志田社長。

わざわざ来て頂いてすみません。
(鴨志田 寿)とんでもない!

(鴨志田)今や 時代の寵児である

白崎社長からご連絡を頂き
光栄です。

(白崎)お座りください。
(代島和也)失礼します。

この間 出ていらしたテレビ
見ましたよ。

(白崎)ああ お恥ずかしい。

ありがたい事に
エクスチューブでの

SDGsに関する動画配信も
好評でして

営業の一環です。

(代島)日本ヘロンズさんの
再生可能エネルギーの開発事業

そして 白崎社長の
地球の未来を考える その姿勢に

私ども
いつも 感銘を受けております。

いやいや 恐縮です。

その白崎さんが
うちのインフィニティギアに

関心を持たれていると聞いて
飛んできました。

代島。
はい。

こちら お目通しください。
(白崎)ありがとうございます。

これは 長年かけて完成させた
我が子同然の特許部品でして

今は まだ 油圧機器ぐらいにしか
使われていませんが

近い将来 世界どころか
宇宙に進出しますよ。

鴨志田ロケット!

なんちゃって…。 ハハハハハッ!

(白崎)いや 鴨志田製作所さんの
技術力は本当に素晴らしい。

こちらの部品を

うちの製品に使わせて頂きたいと
検討していまして。

嬉しいですね。

うちは なんでも協力しますよ!

ぜひとも
ご検討 よろしくお願い致します。

(白崎)こちらこそ。

本日は
本当にありがとうございました。

(鴨志田)いえいえ…。
いつでも はせ参じます!

(白崎)ええ ぜひぜひ…。
(鴨志田)ハハハッ!

遅くなりました。

ありがとう。

社長。
これ つまらないものですが

よかったら
皆さんで召し上がってください。

すいません 何から何まで。

遅いよ。 手土産なんて
なんだっていいだろ。

申し訳ありません。

ああ これ
月亀堂の限定品じゃないですか!

ありがとうございます。
いや 今どき

オンラインで手に入らないものが
あるんですよね。

月の土地も買える時代なのに。

並んで 苦労して買うから
うまいんですよ。

(代島)うちの
インフィニティギアの特許を

日本ヘロンズに使ってもらえれば
大きいですね。

使用料だけで
多大な利益が見込めます。

(鴨志田)白崎くんは まだ若いのに
大したもんだよな。

俺には まねのできないやり方で
会社を伸ばしてる。

(代島)ところで 社長

東都銀行からの融資は
やはり 厳しそうですか?

担当の奴が まあ ごちゃごちゃ
細かい事 言ってくるんだよ。

昔は 銀行も 心意気で
貸してくれたもんだけどなあ。

まあ 時代が違いますから…。

しかし 困りましたね。

失礼します。

そういえば 望月くん
東都銀行の秘書だったんだよな。

なんか コネでもないのか?

実は 頭取の愛人だったとか…。

社長 セクハラです。
(鴨志田)ん?

(代島)社長 このままでは

本当に 人員整理を
検討しなくてはいけません。

うちは 秘書なんか雇ってる余裕は
ないんです。

(鴨志田)まあ そう言うな。

望月くんには
いつも助けてもらってるんだ。

俺がなんとかするよ。
ハハッ… 大丈夫だって。

はい…。 失礼します。

そうだ 望月くん。

オンライン会議って
どうやるか わかる?

はい。
セッティング致しましょうか。

ああ 頼むよ!

俺 もう
こういうの どうも苦手で…。

失礼します。

会議の時は 私もご一緒したほうが
よろしいでしょうか?

いやいやいや!
休みの日に悪いから。

仕事しかない俺と違って

望月くんは
友達 多いんだろうな。

友達… と呼べるかどうか…。

不二子さん それは危険です。

そうです。
下手したら 不二子さんが…。

やるしかないんだよ。 やるしか…。

♬~

あと20分か…。

(医師)よく聞いてください。

ここに 黒い影があるのが
見えますか?

はい…。

大腸がん 肝転移

ステージⅣです。

♬~

道 間違えちゃったのかな?

あっ ちょっと待って。
1本 間違えちゃったかも。

1本 裏の道 行くね。 うん。

承知しました。 これから
法務局へ提出しますので

登記は 1週間ほどで
完了します。

はい。 失礼します。

♬~

ん…?

♬~

先輩!

ああ~!
よかった 無事に会えて!

どうしてますか? 元気ですか?

なんの用?
っていうか 入っていい?

あっ どうぞ どうぞ!

アハハ…! 嬉しい!

(店員)お待たせ致しました。

先輩 今 どこで
秘書やってるんですか?

鴨志田製作所ってところ。
萬さんの紹介で。

萬さん! 懐かしすぎる!

ラーメン屋も閉めちゃうし
みんな 集まり悪くなっちゃって。

私たち7人 自然消滅なんですか?

で? 何?

先輩… 会社でいじめられたりとか
してません?

男にだまされたりとか
捨てられたりとか

不幸だなとか思ったり
してません?

喧嘩 売ってるの?

違いますよ!

実はですね…。

(七菜の声)同僚の間で
ちょっと流行ってたので

初めて 気功っていうのを
受けてみたんです。

(中鉢琢磨)ん? ひじ…?

(中鉢)この ひじのあざは…

階段でつまずいたんですか?

だいぶ急いでいたようだ。

えっ… あっ そうです。

遅刻しそうで
駅の階段で転んじゃって。

えっ なんでわかったんですか?

静かに。 気が散っちゃいますから。

すいません…。
(中鉢)前を向いて。

ハッ! う~ん…!

おおっ… 体内に水流を感じます。

季節的には
海水浴ではないようだ。

ひょっとして…
水泳をやっていますね。

えっ すごい!!
(中鉢)シーッ!

注意しましたよね 私。
しゃべらないで 前を向いて。

すいません…。

ん? こ… これは…。

まずいな…。

一回 止めます。

驚かないで聞いてください。

今から2~3日の間

あなたに
様々な災いが降りかかります。

えっ…?

でも それが当たったんです!

仕事で あり得ないようなミスをして
何度も怒られて。

しかも いろんなものをなくしたり
ヒールが折れたり 頭ぶつけたり。

ドジなだけじゃない?
それで

改めて その先生のところに
行ったらですね…。

あなたは 過去に…

7人で 人に言えない
秘めた行いをしましたね。

♬~

な… なんで その事を…。

(中鉢)やはり…。

あなたの6人のお仲間…

その中の1人に
とてつもない不幸が訪れています。

えっ?

その方の気は あなたの気に
悪い影響を及ぼしているのです。

その方の 悪い気は…。

あなたの命を
脅かすかもしれないのです!

悪い事は言わない。
手遅れになる前に

早急に その方を
私のところに連れてくるのです!

はい…!

うさんくさい。

うさんくさくないです!
本物なんですよ。

じゃなかったら なんで その人が
私たちの事 知ってるんですか?

誰かが不幸になってます。

そのせいで 私は
死んじゃうかもしれないんですよ。

先輩じゃないとしたら
あと5人のうちの誰かです。

皆さん 今 どうしてます?

さあ…。 あれから
1年以上 会ってないから。

♬~

(工場長)残業代?

先月の彼らの残業は
90時間を超えていますが

正規の残業代が
支払われていません。

給与明細も 時間を減らして
記入されています。

ハハッ…。 あのね

こいつらは
日本で稼ぎたいんだろ?

だから 長く働かせてやってるのに
何が悪いの?

(不二子)他にも 彼らの家賃に

使途不明の経費を上乗せして
徴収していますよね。

フフフッ…。

いい加減にしろよ
たかがバイトが!

はい どいて どいて。
おい ちゃんと働けよ お前ら!

(不二子)改善して頂けない場合

知り合いの警察に
相談させてもらいます。

工場長と斡旋会社との
癒着についても調べられますが

よろしいですか?

あっ ちょっ…
駄目よ そんなのは。

(不二子)はい。

不二子さん
ありがとうございます。

(不二子)大した事ないよ。

あんなカスな工場長に
負けちゃ駄目。

これで 家族にお金送れる!

頑張って働きます!

私も頑張らないとね。 よいしょ…。

不二子さん! お客さん。

はーい。

あっ…。

へえ~。 じゃあ
その不幸な人を探さないと

おぼこ 死んじゃうんだ。
そうみたい。

ハッ…。 あいつも成長しないね。

いきなり会いに来るから
何かと思ったら。

ここは バイト?
そう。

秘書の仕事もしてたんだけど
不況で倒産しちゃってね。

どこも大変だね。
うん。

ここは 給料 安いけど

時間の融通 利くから
今の私には合ってるのかな。

「今の私」?

ねえ。

ご飯でも食べに行かない?

駅前のラーメン屋
行列できてたよ。

へえ~。

でも 萬さんのラーメンに比べると
どこも いまいちなんだよね。

同意。 アハハハハ…。

今日は時間ないから ごめん。
また今度。

久々に会えて嬉しかったよ。

不二子。

少し 雰囲気 変わった?

そう? …悪いほうに?

ううん。 いいほうに。

不幸じゃないのは よくわかった。

むしろ 幸せだし。

(医師)このがんは
すでに 相当悪化しています。

この状態だと 持って半年…。

では この場合
どういう術式が考えられますか?

拡大肝左葉切除。

切除不能の場合は
化学療法や放射線療法もできます。

(医師)素晴らしい!

白鳥先生に頼まれたけど

四朗さんには もう
何も教える事はないですね。

いやいやいや…。
そんな事ないです。

いつもありがとうございます!

(医師)ああ…。 よく頑張りました。

お疲れさまです。

(携帯電話の振動音)

(四朗)あっ!

千代さん! アンニョンハセヨ。
お久しぶりです!

うーん…? これでいいのか?
(キーを打つ音)

「こんにちは。 お名前を伺っても
よろしいでしょうか」

えー…
鴨志田です。 鴨志田製作所の。

「鴨志田様
お待ちしておりました」

「当オンラインサロンへ
ようこそ いらっしゃいました」

「まもなく
開始のお時間となります」

「これからお話しさせて頂く
佐々木の

プロフィルをご確認になって
お待ちください」

「♬~(音楽)」

(鴨志田)
ハーバード大学でMBA…。

ネオ・ブラザーズって あの…。

おいおい すごい人だな…。

(佐々木亮介)「皆様 はじめまして」

「経営コンサルタントの
佐々木亮介と申します」

「本日は よろしくお願いします」

私 医師になる夢をかなえると
決めました。

ハハッ…。 医学部 目指して
毎日 勉強とバイトです。

四朗は元々 医療に詳しいから
すぐ合格するよ。

頑張ります。

失敗しない外科医になって
患者の命を救いたい。

恥ずかしい…。

行きましょう!

千代さん 会えて嬉しいです。

何かありましたか?

ああ うん。 あの…
大した事じゃないんだけど…。

うわっ!
おお…。

三和さん!?
(三和)ああ 久しぶり。

あっ ねえ 千代 ごめん。
注文 入りまくっちゃって

時間なくなったから
あとで連絡していい?

デリバリー? やってるの?

うん。 注文 よろしく。

じゃあ! またね~!

うい! よいしょ…。

(佐々木)「日本の経済が
停滞している原因は

国が 大企業のご機嫌ばかり
取るからです」

「私が尊敬するのは 名前でなく

確かな技術を持った会社です」

「例えば 今日 ご参加頂いている
鴨志田製作所さん」

えっ…。

(佐々木)「いや~ 鴨志田社長
お会いできて光栄です」

「僕は もう
アメリカにいる時から ずっと

鴨志田製作所さんには
注目していました」

ええっ… 本当ですか!?

(佐々木)「おっと 来てくれた…」

「失礼。 えー 皆さん

実は 今日 スペシャルゲストが
来ているんです」

(マイク・ウィーバー)「ハロー」

えっ! これって あの…。

(佐々木)「皆さんご存じのとおり

マイクロブックCEO

世界長者番付で 常に上位に入る

マイク・ウィーバーです!」

「(拍手)」

「マイクは私の友人でして

お願いして
少しだけ 時間をもらいました」

「こんにちは」

すごいなあ…!

(踏切の警報音)

(ビールを飲む音)
かあ~!

ああ…
萬ちゃんから聞いたんだけどさ

三和ね 秘書の仕事
見つからなかったらしいよ。

絶縁されてる父親から
ことごとく邪魔されたみたいね。

まあ 不幸っちゃ不幸ですね。

ううん! もう吹っ切れちゃってね
楽しんでる。

そんな表情してました。

じゃあ 不二子さん 四朗さん
三和さんは

不幸なオーラがなかった
って事ですね。

オーラはわからないけど…。

五月さんは大丈夫なんですか?
ん?

大丈夫じゃないわよ!

この不況の中ね
もう 家政婦の仕事は減る一方。

だから 雇い主からさ

自分の奥さんの不倫をさ

調査してくれって言われても
断れないのよ。

私はね 探偵かっつうの!
ああ…。

でもね やっぱり

もう 老後の資金をためる
なんていうのは 夢のまた夢よね。

じゃあ 不幸って事ですね。
ん? 全然!

生きるための仕事と
これさえあれば

人は結構 幸せなもんよね。

日本中 みんな この不況の中
頑張ってるんですもんね。

五月さんも違う 先輩も違う。

って事は…。

ところでさ…。
はい。

その気功の先生に
お金 払ったの?

えっ…?

あっ… いや そんなの
要求する人じゃないですもん。

もちろん 施術代は払ってますけど
それだけです。

ふーん…?

ねえ 私ね ここの店
久しぶりに来たんだけどさ

これ ほこり かぶっちゃってるよ。

あんた 掃除してないでしょ?
すみません。

あ~あ!
萬さんのラーメンが恋しいな。

結局 1年以上も
閉めたままなんて。

萬さんは

お兄ちゃんに ここを譲って
司法書士に戻ったのに

あの馬鹿兄貴!
(机をたたく音)

どうも! ファーストマン 社長
望月一男です。

車の購入を考え中の
そこの あなた!

まずは 中古車のファーストマンに
お越しください!

ワン ツー スリー フォー。

カモン! はい!

♬~「シャナナナナナ
ファーストマン♪」

♬~「ファーストマン♪」

「お越しください!」

ファーストマンダンスですね!
あのマイク・ウィーバーが

コメントしたって
ネットニュースで見ました。

まさかの5000万回再生…。

儲けまくってるみたいね。

この間も なんか
どこかの店 買収したって?

私は 一体 なんのために…。

(呼び出し音)

あっ 鴨志田製作所の鴨志田です。

実は 融資の件で
ご相談がありまして…。

7人の誰かに不幸か。

「面白いじゃないか」

面白くないですよ!

もう 萬さんしか
残ってないんです。

注意してください。
事故に遭いますよ。

ちょ ちょ ちょ…。

萬さん どう思います?

東都銀行の秘書
7人体制じゃなかったか?

えっ… あっ お仲間って そっち?

なるほど。

でも 7人で秘めた行いって
言われたんでしょ?

そういえば

ボスの誕生日に 秘書7人で
サプライズを企画してました。

えっ その事?

じゃあ
不幸になるのは 同僚の誰か…?

そういう事か。

そういう事だな。

任せたぞ 千代。

それで 何があったの?

(紀佐子)お父さんが
病気で入院してたんだけど

お母さんまで倒れちゃって…。

飼ってた犬も猫も死んじゃったし

付き合ってる彼も事故に遭って…。

いた…!

もう 嫌! どうして
こんな事ばかり起きるの?

ねえ 一緒に来てくれない?

ああ… ものすごく悪い気だ。

確かに
この方で間違いないようです。

はあ…。

(中鉢)少々お待ちください。

(中鉢)こちらは 普段

人にお見せできるものでは
ないのですが

お困りのお二人を
放っておくわけにはいきません。

どうぞ。 特別にご開帳ください。

そちらは 中国の気功師により
数百年かけて浄化した

浄界石というものです。

厄災を除去致します。

頂けるんですか?

お譲りしたいのは
やまやまなんですが

こちらの石を欲しさに
100万 200万 出すという方も

少なくありません。

お願いします!
お金は払うので譲ってください!

わかりました。
特別に 100万でお譲りしましょう。

あなたも 命の危険が及ぶ前に

どうぞ こちらの石を
お持ち帰りください。

でも 100万は…。

あなた まもなく
西のほうに向かわれますよね?

こちらの石がないと
大事故を起こす可能性があります。

西…?

私 どこにも行く予定
ないですけど。

えっ? だって…。
えっ? ん?

ん?
(中鉢のせき払い)

はい。 いいや。

ともかく この石は
芸能界でも欲しがってる人が

山ほどいるんですよ!

あなたの大好きな あの芸人さんも
持っているかもしれませんね。

私 お笑い 興味ないんですけど…。

えっ だって…。
「だって」?

(中鉢)あれ? ん?
(紀佐子)ほら。

(中鉢)おい。
(紀佐子)ん? ん?

まだ気づかないの?

あんた 本当に鈍いわね!

五月さん! 先輩 四朗さんも。

なんなんですか? あなた方は。

犯罪者に名乗る名前はありません。

七菜 手帳。

手帳?

♬~

新幹線と
お笑いライブのチケット?

返してね。

ボスの関西出張のために取った
チケットだから。

じゃあ
不幸になるのは 同僚の誰か…?

そういう事か。

私 トイレ行ってきます。

それ 取ってください。
えっ?

手帳。

あっ… えっ?

♬~

まさか 紀佐子…。

あんたが
銀行でミスしまくったのも

全部 この子が仕組んだの。

近くにいたら
いろいろと細工できるもんね。

な… なんの事ですか?

私 何も知りません!

うわあーっ! ああ ああ…!

うわっ! おっ…。

(三和)悪い秘書だね~。

あいつから
いくら もらってんの?

どいてよ!

うっ…! うわあ!

痛い! 離して! どけっ!

うっ… 痛い 痛い!
ああーっ!

不二子さん 三和さん!

100万円の石 大事にしないと。

♬~

ああ なるほど…。

あっ あっ ああっ…。

助けて…! 助けてくれ!

あれ? うぐっ…
ちょっと これ…。

ううっ…!

うわあ…!
(紀佐子)うわっ!

ああ 痛え…。 うっ…。

他にも たくさんの人
だましてますね。

どこで それを…。

巻き上げたお金 集めて
おわび行脚に行こうか。

予言できるんだからさ
断ったらどうなるか わかるよね?

(中鉢)くうっ…。

すいませんでした。

勘弁してください!

ごめんなさい!
(中鉢)すいませんでした…。

♬~

よくも だましたな!
ごめんなさい ごめんなさい。

お金 返して!
私の30万 返して!

(中鉢)痛い! 返しますから!

やっぱり払ってたんだ。

あくまで施術代ですよ。
1回10万って言われて…。

(五月)あんたさ
少しは疑いなさいよ。

ちゃんと お礼言って。

みんな 忙しいのに
動いてくれたんだから。

ありがとうございました…。

あ~あ…
前なら 懲らしめたあとは

ラーメンだったんだけどな。

萬さんがいないこの店は
寂しいです。

粟田口 やっつけてからはさ
私たちも いろいろ変わったわね。

変わらないのは この国です。

粟田口が消えても
相変わらず クズな権力者ばかり。

私たち 何も
変えられなかったんですかね。

(三和)この世を動かしているのは
結局 国や財界のトップか…。

って事で 下々の私は
バイトの時間でございます。

私も
ご主人様の夕飯作りに参ります。

私も勉強します。

え~ 久しぶりに
みんな集まったのに。

行っちゃうんですか?
(四朗)ではでは。

ごめん 遅れて。

あっ もう解散?

それ 何?

それって言わないで。 仁。

ほら みんなに
「こんばんは」ですよ。

いや 名前じゃなくて。
不二子 誘拐は駄目よ!

(不二子)してません!
どこで拾ってきたんですか?

拾うか。 私の子供。

ハハハハ…!

そんな手の込んだ冗談
やめてよ もう!

あっ まさか 出産祝い詐欺?

ああ そういう事ですか!

ベビーシッターのバイトですか?

違うってば! 私の子。

(不二子)千代 お湯もらうよ。
うん。 えっ… えっ!?

ああ 母子手帳!

(五月)ああ!
(不二子)勝手に見るな!

だから 私の子だってば。

びっくりした!
(三和)父親 誰? 父親!

(不二子)ああ もう!
だから言いたくなかったんだよ。

みんな ちょっと待って。

みんな ちょっと待って!
待って! いったんストップ。

不二子 おめでとう。

ああ…!
(三和)確かに そうだね。

(三和・五月)おめでとう!

(七菜・四朗)
おめでとうございます!

ありがとう。
せーの。

(騒ぎ声)
(泣き声)

(不二子)ああ もう
ほら 泣いちゃった!

お湯 お湯 お湯 お湯!

(五月)泣いてるじゃないの!

(泣き声)
(一同の騒ぎ声)

(代島)日本ヘロンズから
連絡がありまして

インフィニティギアの
部品供給契約は

見送らせてほしいとの事でした。

やはり
他社の特許を使用する事に

難色を示す役員が
多かったようです。

おい 暗くなるなよ。

また 営業を回ればいいだけだろ。

(林)ちなみに日本ヘロンズからは

インフィニティギアの特許買い取りの話は
あったんですか?

(代島)その申し出はありましたが
社長が丁重にお断りしました。

(山口)特許を売れば

今の窮地を脱するだけの額には
なるだろうな。

あの特許は
会社にとって 子供同然だって

社長が いつもおっしゃって…!
(山口)俺だって 反対だよ!

だけど 倒産するよりは
ましだろうが!

(鴨志田)やめろって。

資金繰りは
俺が なんとかするから。

さあ 今日は
もう お開きにしよう。

なんとかといっても 社長…。

いいから 待ってろって。

ほら 仕事 仕事!

さあ 今日も頑張って
いいもの作るぞ!

ハハハハハ…。

♬~

ん…?

♬~

「おかけになった電話番号は
現在 使われておりません」

「番号をお確かめになって…」

「おかけになった電話番号は
現在 使われておりません」

「番号をお確かめになって
おかけ直しください」

(佐々木)「皆様にだけ特別に

高配当が保証される
未公開株の情報をお教えします」

まさか…。

失礼します。

社長 先ほど リネテック工業の
工藤様から お電話がありました。

はあっ… はっ…。
社長?

社長! 社長!

社長 大丈夫ですか!?
社長!

(鴨志田正子)
大した事なくて よかったわ。

(正子)無理しちゃ駄目よ。

社員の前で倒れたら
心配させちゃうじゃない。

やられた…。

えっ?

だまされた…。

(正子)あなた どうしたの?

だまされた…。

ああ もう終わりだ…。

(鴨志田)
ああ… もう終わりだ…!

四朗…。

何かあったんですか?

(鴨志田)ああ… 終わりだ!
終わりだ!

なんでだ… えっ?
おい… なんでだよ…!

千代さん…。

大丈夫だから
萬さんには黙ってて。

でも…。

勉強 頑張ってね。

♬~

♬~

(萬の声)はい お待ち。

♬~

失礼します。

(風の音)

(ドアの開く音)
社長!

(荒い息)

(荒い息)

社長 ラーメン 食べませんか?

ラーメン…?

はい いらっしゃい!

萬さん どうして…。

鴨志田社長!

その節は 千代を引き受けて頂き
ありがとうございました。

さあ どうぞ どうぞ。

♬~

おい 千代 どうした?

お客さんだろ。
お水 お出しして。

はい!

(鴨志田)ああ…。

人間 どんな時でも
うまいものは うまいんだな…。

「ラーメンが美味しいと思う
人生を送れ」。

「腹いっぱい食べて 寝れば
大概の事は なんとかなります」。

なんとかといっても
どうにもならねえよ…。

社長 一体 何があったんですか?

♬~

ある営業先で

小さな会社を経営している
女社長と知り合ったんだ。

時々 連絡を取り合ってるうちに

うちの会社に寄らせてくれって
言うから…。

(鴨志田)すごいなあ。

今年に入ってから
業績が右肩上がりじゃないですか。

一時は
もう駄目だと思ったんですけど

運良く資金調達が間に合って。

(鴨志田)うらやましい。

うちは もう
銀行から いつも融資を渋られて

青息吐息ですよ。 ハハハハハ…。

実は 社長
うちを立て直せたのは

オンラインサロンの
おかげなんです。

オンラインサロン?

経営コンサルタントの方の話が
すごく勉強になって。

あの…。

あっ あの… 本当は
言っちゃいけないんですけど…。

ちょっと お耳を。

その人が 確実に失敗しない
投資先を教えてくださったんです。

フフッ…。

それで
誰にも話さないっていう約束で

そのオンラインサロンを
紹介してもらったんだ。

他にも
経営者が何人も参加していたし

あの
マイク・ウィーバーまで出てきて

こりゃあ すごいと思ったよ。

(佐々木)「この会社は

CPU性能が3倍アップする
PCチップの開発に成功し

近々 上場する予定です」

「投資には 最適な時です」

(鴨志田の声)
マイク・ウィーバーも

そこに投資してるって聞いたんだ。

それで 銀行に無理を言って
8000万を融資してもらった。

8000万…。

半年もすれば 倍以上になるって
言われて…。

金を振り込んだあと
紹介された証券会社はおろか

最初の女社長とも
連絡がつかなくなった… ですか。

ようやく
だまされたって わかったよ。

フッ… 馬鹿だと思うだろ?

俺も そう思うよ。

でも あの時は これで
会社を立て直せるって思ったら

有頂天になって…。

8000万もやられちまったら
はあ… 会社は もう駄目だ。

みんなに なんて言っていいか…。

(三和)
紹介した女社長と証券会社まで

全員グルだね。

(鴨志田)えっ… 誰?

名乗るほどの者ではございません。

参加してた他の経営者たちも
全員サクラでしょ。

えっ あの…。

名乗るほどの者ではございません。

プロの詐欺グループです。

だから 誰なんだ?

名乗るほどの者ではございません。

冷静になれば
気づいていたのかもしれないのに。

詐欺には注意してください。

お前が言うな。

あっ
名乗るほどの者ではございません。

社長のおごりなのに
すみません 飲みすぎちゃって。

おごり…?
あっ 女将さんですか?

名乗るほどの者では
ございませんけど

ごちそうさまです。

(4人)ごちそうさまでした。

これは 一体…?

社長 ここからは
引き取らせてもらおうか。

(ホイッスル)

(五月)
七菜ちゃん! 溺れてるから!

力まないの 七菜!

(三和の声)
しかし 手の込んだ詐欺だね。

これ 他にも
被害者 たくさんいるでしょ。

(五月の声)でも なんで
マイク・ウィーバーが

そんなサロンに
参加してるのかしら?

(千代の声)社長は 本人に
間違いないって言ってましたけど。

(三和の声)そっくりさんでも
使ったんじゃないの?

(七菜の声)
あっ 私 わかっちゃいました。

ドッペルゲンガーですよ!

ほら 世界に3人 同じ顔がいる
っていうじゃないですか。

3人… 3人も!

(四朗)犯人たち
どうやって見つけますか?

無視ですか?

最初に うちの社長を引っかけた
女社長

うちに来た時に
防犯カメラに映ってた。

♬~

(五月)でも 顔だけじゃね…。

どうせ 偽名 使ってるんでしょ?

名刺 調べましたけど
全部デタラメです。

ちょっと すいません。

あっ 私 この人 知ってます。

えっ?
何?

うちの銀行に来た事があって
私 この人に お茶出しました。

(千代の声)社長は 東都銀行から

8000万の融資を受けたって
言ってた。

担当は誰?

(七菜の声)確か その時
この人と会ってたのは…。

♬~

(七菜の声)青山部長です。

(不二子)
その女の素性 わかったよ。

本名は天野みゆき。
住所も書いてある。

どうやって調べたんですか?

企業秘密。

さすが 元警察秘書。

ありがとう。 助かった。
うん。

じゃあ 私は ここまで。
えっ?

あっ… 悪いんだけど

今の私には
誰かを助けてる余裕ないの。

仕事以外の時間は
子育てで手いっぱいだし。

なんか 私たちが暇
みたいな言い方。

そんな事 言ってない。

時短でいいから
一緒にやりましょうよ。

時間だけの問題じゃなくて…。

何?

とにかく やらない。

(三和)出た! 秘密主義。

主義じゃないし。
いや 主義でしょ。

子供 産んでも秘密だし
父親 誰かも秘密だし。

別に なんでも話し合う仲でも
ないでしょ。

(ホイッスル)

ちょっと ちょっと もう…
喧嘩しないの! ねえ もう…。

確かに 子供育てるの大変よね。

あっ もし 手が必要だったらさ
不二子 いつでも言って。

私ね 子守に行くからね。 ねっ。
遠慮なく言ってね。 うん…。

(不二子)ありがとうございます。

じゃあ お疲れ。

(五月)あんたも子守行きなさい。
あんたも。

はい。
(五月)あんたも。

(四朗)はい。
(五月)あんたもだよ!

♬~

せっかく
久しぶりに7人そろったのに…。

やる気ない人は
バイバイでいいよ。

あとは 暇人でやろう。

あっ すねてます?
(三和)すねてない。

あっ… 怖い 四朗さん…。

とにかく まずは

詐欺グループ全員を
割り出す事から。 ねっ。

秘書の仕事はボスを守る事。

懲らしめてやりましょう!

(一同)オーッ!

♬~

出てきた。

(三和)つけるよ。

♬~

(エレベーターの到着音)

♬~

入っちゃった。

「伍井企画」…。

何かの会社みたい。

了解。
そこは五月さんに任せようか。

四朗 その会社 調べてくれる?

了解です。

(キーボードを打つ音)

ごめんくださいまし。
清掃サービスの者ですけれども。

オフィスのお掃除を
行っております。

間に合ってるよ。

アハハ…
せめてチラシだけでも…。

(せき込み)
おい!

(五月)ごめんなさい。
冷え性なもんで…。

「知らねえよ!」
(五月)「すみません。 あっ ああ…」

「なんだ? コラッ お前…」
(五月)「はい はい はい…」

はい…。

「四朗 どう? うまく撮れた?」

ばっちりです。

(キーボードを打つ音)

その男の本名は伍井保です。

会社は何も出てきません。

恐らく 幽霊会社です。

その伍井のパソコン 入り込める?

(四朗)「やってみます」

七菜は 融資部長の青山を探って。

天野みゆきとの繋がりと

過去の融資に
不審な点がないかどうか。

わかりました。

♬~

あっ!
印刷したばかりの資料が…!

えっ? えっ? ちょっと待って
待って 待って! えっ?

(青山)まったく
どこまで使えないんだ お前は!

申し訳ありません!
私が印刷しておきますので

部長は お昼に行ってください。

…ったく 余計な仕事ばっかり
増やしやがって。

申し訳ありません!
(ため息)

融資のデータ 融資のデータ…。
えーっと…。

♬~

(マウスのクリック音)

(マウスのクリック音)

なんだろ? これ。

青山が融資した会社のリストか…。

そうなんですけど

家族とかプライベートな事まで
書いてあって なんか妙なんです。

調べたら 半分ぐらいは
もう倒産しちゃってました。

このリスト もしかして

詐欺グループに渡すために
作られたんじゃない?

えっ?
ああ~ 経営が行き詰まってて

おいしそうな話に乗ってきそうな
カモのリストってわけね。

詐欺の基本だなあ。

ターゲットの内情を知れば
だますのが容易になる。

うん… 誰かさんも
それでやられたんだったわよね?

うちのボスも… ほら!

その青山から情報が漏れた
ってわけね!

あいつ… 性格 最悪の上に
詐欺グループの一員だったなんて。

ようやく見えてきたなあ。

銀行の青山が
ターゲットを見つけて

情報を流す。

(萬の声)天野みゆきが
ターゲットに近づき

オンラインサロンを紹介する。

伍井が経営コンサルタントを装い

すっかり信じ込んだターゲットに
おいしい投資先を紹介。

青山が金を融資し

ターゲットが投資したら

ドロンってわけだ。

でもさ マイク・ウィーバーは?
あのマイクがさ

日本の詐欺グループとさ
知り合いなわけないじゃない。

そこなんですよね…。

まさか
本当にドッペルゲンガーとか?

(四朗)みんな!
みんな これ見てください!

どうした? 四朗。

伍井のパソコンに入れたんですが

今 また オンラインサロンを
開いているんです。

ターゲットは誰?

えー… 恐らく この人です。

「根木省吾」…。

あっ リストに載ってる!

信じちゃ駄目です! 詐欺ですよ!

七菜さん 声は届きません。

(三和)ちょっと 私 行ってくるわ。

状況 教えて。
(四朗)三和さん!

おい 三和 気をつけろ。
(三和)はーい。

(伍井 保)「おっと… 今 こちらに
ゲストが到着しまして

参加して頂けるという事なので
入ってもらいましょう」

(伍井)
「皆さん ご存じかと思いますが

日本ヘロンズソリューションの
白崎幸司社長です」

「白崎です。
よろしくお願いします」

白崎社長…
私 エクスチューブ見てますよ。

ああ 最近
よくテレビに出てくるよね。

でも なんで 白崎社長がさ

詐欺のオンラインサロンに
出てるわけ?

えっ?
四朗 どうした?

これ… 偽者かもしれません。

♬~

あの… ディープフェイク動画
知ってますか?

ディープフェイク?
あっ あの

AIで 本物そっくりの動画を
作るやつですよね。

アメリカ大統領とか あと
ハリウッド俳優とかの偽物動画

私 見た事あります。

生配信でできるかどうか
わかりませんが…。

って事は ここにいるのは
白崎社長の偽者って事?

マイク・ウィーバーの次は

最近流行りの白崎社長を
作ってきたってわけか…。

三和に知らせよう。

(ノック)

お待たせしました。
中華のデリバリーです。

(天野みゆき)
そんなの頼んでないけど。

中までお運びしますね。

ラーメンは 熱々のスープが
別になっていますので

食べる際は 麺を入れて
混ぜて頂くよう お願いしますね。

(みゆき)ちょっと!

やっぱり こういう事か…。

(みゆき)「頼んでないって
言ってるでしょ!」

(三和)「でも
確かに この住所なんです」

社長さんからの注文かも
しれません。

聞いてみましょう。
(みゆき)ちょっと…。

(三和)「すいません。
デリバリーです」

「知らない…」
(三和)「違います?」

「すいません…」

「お邪魔します。
中華 頼まれました?」

(根木省吾)なんだ?
えっ? はあ?

(三和)
「すいません お邪魔しました」

「あっ すみ… あっ!」

何? 何? 何?

(三和)「社長さんって
あっちですか?」

「うん。
ああ 違う違う 違う違う!」

♬~

すいません すいません
すいません…。

はい 失礼しまーす!
はーい。

止まりなさい!

なんで
全員 同じ場所にいるんだよ。

まさか 詐欺…?

(タッチパッドのクリック音)

やった! 退出してくれました。
ああ よかった…。

三和 よくやった。
すぐ そこを出ろ。

ここまで来たんだから
偽者の化けの皮 剥いでやろうよ。

逃げられたぞ。

どうなってんだ…。

なんなんだよ
このデリバリーの女!

なんだ? お前。

そちらの偽者さんに
用があるんです。

あれ?

えっ 嘘… 本物ですよ。

ええっ?
えっ…。

ディープフェイクじゃない…。

あっ 閉じられた!
(四朗)えっ…!

三和が やばい!

ガチで本物じゃん。

えっ… どうなってんの?

ちょっと 先輩
これ 何が起こってるんですか?

♬~

(三和)ハハッ。

(伍井)誰だ? お前。

名乗るほどの者では…。

はい~。
おいおいおい…。

あっ…!

アハハハハハ… ああ~…。
ハハハハ… はあ…。

誰だ? お前。

捕まえろ!

待て…!

♬~

(みゆき)ああっ! 痛っ…!

♬~

おい!
嘘だろ!?

待てー!
おい! おい!

いけると思ったんだけどな。
受け身 取り損ねちゃった。

打撲だけで済んで よかったです。
(三和)フフッ…。

萬さん お弁当作って
持ってきてくれるって。

やったー!
やったー!

あっ… 不二子さんにも

三和さんが入院するって
知らせました。

言わなくていいよ。

暇人の私と違って忙しいんだから
来るわけないでしょ。

嫌み言えるぐらい元気なら
安心した。

不二子…。

通り道で寄っただけだから。

不二子さん 汗かいてます。

本当は心配で走ってきたんだ。

違うってば。 何 言ってんの?

ありがとう。

3階から飛び降りるなんて
むちゃしすぎ。

で 子供の父親 誰なの?

(不二子)あんた
それしか言えないわけ?

ああ イテテテテテテ…!
頭が急に…。

手遅れになる前に 教えて 教えて。
早く 早く。

来て損した。

あっ 聞いたよ。

詐欺グループのアジトに
白崎社長がいたんだって?

うん。 今 五月さんが
探り入れてくれてる。

(五月)まあ~ いい会社だこと。

社長室は あの辺りかな?

(白崎)お寿司でいいですか?

会員制のところ
お昼 貸し切ったから。

(みゆき)仕事中にデートとか
いいんですか?

女性と同伴出勤なんて
いつもですよ。

(みゆき)ちょっと!
それ 私に言う?

ほう… チャンス到来。
(舌を鳴らす音)

おお~ 忙しい! おお~!

白崎社長と伍井は 地元が同じで
大学の同窓生なんだけどね…。

だからって 普通
詐欺に協力はしないでしょ。

フェイク動画だと
思ったんですが…。

まさか マイク・ウィーバーも
本物ですか?

いや まさかでしょ。

本物かも。
(四朗・不二子)えっ?

私 見ちゃったんだよね。
何を?

マイク・ウィーバー。

(みゆき)ああっ! 痛っ…!

億万長者のマイク・ウィーバーが
なんで そんなとこに?

わかんないけど いたんだってば。

えっ… どういう事ですか?

♬~

ほっ… ほっ! はい ゴー!

ふ~ん…。

ほっ ほっ ほっ… おお~。

おお~! おお…。

さあ さあ さあ
何が出てくるかな~?

うん?

「鴨志田」って
これ 千代の会社じゃないの?

(マウスのクリック音)

(五月)よし…。
(キーを打つ音)

はあ…。

(みゆき)別に スマホとか
なくてもいいじゃん。

(白崎)待ってろ。
すぐ取ってくるから。

あっ…。

♬~

早く…! ああっ…!

♬~

うん?

ねえ 行こうよ~。
おなかすいた。

(白崎)ああ 悪い。
行こう 行こう。

♬~

おお… 危ない 危ない…。

おお~…。

おおっ…。

日本ヘロンズが開発している
次世代ソーラーパネルのようだな。

自動潤滑システムに
インフィニティギアを使う事で

耐久性とコストパフォーマンスが
倍増すると書いてある。

このソーラーパネルに

千代の会社の特許部品を
使おうとしたって事ね。

だが その場合
ライセンス契約が必要となり

日本ヘロンズは
代金に加えて 多額の使用料を

鴨志田製作所に
払い続けなければならない。

特許を丸ごと買っちゃえば

全部 自社でできて
儲けも倍増ですね。

じゃあ その特許を奪うために…。

詐欺ではめて 経営を傾かせ

特許を売らざるを得ない状況を
作った。

つまり 最初から

千代の会社の社長を
狙ってたって事じゃないの!

こんな卑怯なやり方
許せませんよ!

(鴨志田)
インフィニティギアの特許を

手放そうと思ってる。

(代島)しかし 社長 あの特許は…。

日本ヘロンズの白崎くんから

特許を買い取らせてくれないかと
改めてお願いされたんだ。

会社を救うには 今すぐ
まとまった金が必要なんだ。

わかりました。

♬~

申し訳ない。

全ては俺の責任だ。

この件が片付いたら
社長の座を退くつもりだ。

(代島)社長…。

望月くん どうした?

社長…!
(代島)なんだ?

大事な話の途中だぞ。

いえ 失礼しました。

♬~

(戸の開く音)

おっ どうした? 不二子。
こんな時間に。

ちょっと
萬さんの顔が見たくなって。

寝てるのか?
うん。

寝てる時は 本当 天使みたい。

でも これが
起きちゃうんだよなあ…。

腹減ってるのか?

ペコペコ。

よーし 待ってろ。

はい お待ちどおさま。

はあ… いただきます。

う~ん!

疲れた体に
萬さんのラーメンは染みるね。

まだ夜泣きがひどくて 私も
寝られないまま 毎日 仕事で。

♬~

何?

たまには体を休めろ。

いいよ。
まだ借金も返してないのに。

お前が倒れたら どうするんだ?

子供の事を第一に考えろ。

♬~

ありがとう。
フフッ…。

♬~

萬さん…。
うん?

詐欺グループの件 どうなった?

残念ながら
向こうが一枚上手だったな。

お前は関わらないほうがいいぞ。

三和みたいに
怪我する可能性がある。

私も そう思った。
うん…。

守るものができて
もう危険な事はしたくないって。

うん…。

でも…

カスどもを見て見ぬふりする
母親にもなりたくない。

フフッ…。

萬さんに
見てもらいたいものがある。

うん?

(青山)何してる?

人のスマホを盗み見るのが
趣味か?

あっ あの… いや その…。

お前はクビだ。

クビだと言ったんだ。

出ていけ。

詐欺師のくせに…。

えっ?

詐欺師のくせに!

あんたのやってる事
こっちは全部お見通しなの!

何を言ってる!

たかが秘書が… わきまえろ!

見てなさい! いつか
絶対 天罰が下るんだから!

(鴨志田)特許の件

ありがたい金額を提示してくれて
感謝するよ。

(鴨志田)
あれは 我が子同然の技術だが

白崎くんに譲るなら安心だ。

社長 ご安心ください。

鴨志田製作所さんの技術…。

フフッ…。
(せき払い)

地球の未来のために
大切に使わせて頂きます。

はい。 では 失礼します。

(一同の笑い声)

あ~ 最高すぎる。

先輩たちが 詐欺をやめらんない
理由がわかりますよ。

だろ? これがクセになるんだよ。

ようやく特許を売る決断を
してくれましたよ。

いやあ 先輩には感謝感謝です。

あっ いろいろ動いてくれた君にも
礼を言わないとね。

お役に立てて嬉しいです。

時代遅れのおっさんに
あの特許はもったいない。

俺が利用して金にしたほうが
世の中のためだ。

特許の売却が済んだら
退職届を出しますので

私の事 よろしくお願いします。

うん。 特別ボーナス用意して
待ってるよ。

ありがとうございます。

(伍井)悪い奴だね。

長年世話になった社長を
裏切るなんて。

社長は 本当にいい人なんです。

私も人間ですから 心が痛んで…。

…るわけないですよ。 ハハッ。

特許が我が子同然なんて
キモいっつうの。 ハハハッ…!

(ドアの開く音)
おい まずいぞ。

ああ? どうした?

(青山)うちの秘書が

俺たちのやってる事を
知ってると言ってた。

俺の事を詐欺師だと。

(伍井)秘書?

(青山)
全部 バレてるかもしれない。

どうする?

(伍井)落ち着けって。

あんたが詐欺師みたいな顔
してっからだろ。

ふざけないでくれ!

リスクが大きすぎて割に合わない。

今回は約束の倍をくれ。
1000万だ。

金額は約束どおりだ。

1000万だ!

この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ。

いいですね?

(伍井)調子に乗るなよ!

失うものが大きいのは
あんただぞ。

♬~

ったく… ビビりが。

大丈夫ですか?

ここまで来て
面倒はごめんですよ。

ほっとけ。

もし その女が
何かつかんでたとして

たかが秘書に何ができるんだよ。
ハハッ…。

♬~

私 やっちゃったかもしれません。

(五月)部長の事
詐欺師って言ったんだって?

えっ あっ
な… なんで その事を!?

はあ…。 オンラインサロン
しばらく閉じるみたいです。

あーあ 警戒されちゃったね。

ああ… ごめんなさい。
つい キレちゃって。

あの… 私のせいで
もう終わりですよね?

でかした。

えっ…?

相変わらず ドジだけど
持ってるね おぼこ。

よーし できたぞ。

食べながら作戦会議だ。

(一同)いただきまーす!

(三和)これも取って。
はーい。

(白崎)次は バンクシー
落札しようと思ってるんだよね。

なんか欲しいのある?

え~ 絵とか よくわかんない。

(白崎)金がジャブジャブ
入ってくるから 使わないと。

SDGsとか環境とか言ってりゃ
金になるんだから

いい時代だよな。
(みゆき)ウフフッ…。

(着信音)
(白崎)ん?

(白崎の声)「あ~ 最高すぎる」

「先輩たちが 詐欺をやめらんない
理由がわかりますよ」

(伍井の声)「だろ?
これがクセになるんだよ」

(白崎の声)「時代遅れのおっさんに
あの特許はもったいない」

なんだ? これ…。

(着信音)

(青山の声)「1000万だ!」

「この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ。 いいですね?」

おい… ふざけんなよ!

(青山の声)「この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ」

あの野郎… ぶっ殺してやる。

(携帯電話の着信音)

ああ 俺にも来たよ。

落ち着けって。
奴に そんな度胸ねえから。

痛い目見せて わからせてやるよ。

あんなもの公開されたら
俺は終わりだよ!

なんとかしろ!

ねえ どうするの!?

こうなったら さっさと
ソーラーパネル 発表しちまおう。

会見開いて 株価ぶち上げてやる。

おい 急げ。
証拠は何も残すな。

おい かばん よこせ。 金詰める。
(男)はい。

♬~

(男)こっちだよ!
(青山)離せ…!

(男)連れてきました。

伍井さん
この人が いきなり俺を…。

どういう事なんだ!?

俺を脅迫して
のんきに仕事してるとは

いい度胸じゃねえか。
脅迫? なんの事だ?

とぼけてんじゃねえぞ!

ふざけたもん送ってきやがって。

(青山の声)「1000万。 この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ」

なんだ? これ…。

いや… こんなの送ってない。
っていうか これ 俺じゃない!

どう見ても お前だろうが!

♬~

デリバリーです。
(不二子)同じく。

(三和)同じく。

♬~ (芦田)泡ボディソープの泡って段々
ヘタるイメージありません?

(中谷)ある!
「hadakara」の泡は

増えるんです
ほんとだ~

《洗い終わりまで ずっと
もこもこ増え続けます!》

すっごい!

<増える泡ボディソープ>
♬~「hadakara」

♬~
(濱田)ねえ‼せっかく除菌洗剤で洗っても

濡れたままってイヤじゃない?

だから!
カラッと除菌は 除菌と速乾 ダブルの清潔!

しっかり除菌!しかも速く乾く!優秀~!

♬~「マジカ」
カラッと除菌

あの… 伍井さん
デリバリー 来てるんですけど。

(伍井)頼んでねえし
それどころじゃねえ!

あっ いや…。

失礼します。 デリバリーです。

懲らしめをお持ちしました。

だから 出前なんか
頼んでねえって言ってんだろ!

っていうか これ 結構重いね。
慣れると そうでもないけどね。

おい 無視してんじゃねえよ!

(男)聞いてんのか? ああ?

うっ…!
(蹴る音)

代金は その金庫にあるだけのお金
ちょうだいします。

何が どうなってんだ? 一体。

詐欺には詐欺って事。

♬~

あ~ うちの部長だ!

これが
ディープフェイクってやつですね。

えっ すごい! 四朗さん
こんな事までできるんですか?

やった事ないですけど
勉強しました。

七菜さん 音声に合わせて
口を動かしてくださいね。

はい。
(キーを打つ音)

(青山の声)「1000万。 この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ。 いいですね?」

うわっ…!
(三和)すごーい!

三和が
盗聴器を仕掛けてくれてな。

あっ…!

アハハハハハ… ああ~…。
ハハハハ…。

1000万だ!

この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ。

♬~

ふう…。

なんだ? これ…。

(青山の声)「この事を
世間にバラされたくなかったら

払ってくれ」

あんなもの公開されたら
俺は終わりだよ!

なんとかしろ!

詐欺で奪い取ったお金

全額 返してもらいます。

アホか お前。

連れ出せ!
(男たち)はい!

♬~

(三和)木刀。

♬~

(伍井)フッ! ハッ!

ハッ!

うっ…! あっ…。

ああっ…!

(梶川)もっともっと 集まって。

(藤本)今 3000人待機中です。
(社員たち)おお~!

(和田)じゃあ 社長 よろしければ。
(白崎)うん。

(和田)では 配信 始めます。

皆様 こんにちは。
日本ヘロンズ…。

(白崎の声)「こんにちは」

「日本ヘロンズソリューション
社長の白崎幸司です」

えっ?

(白崎の声)「本日は
重大な発表がありまして

急きょ
オンラインという形ですが…」

なんか変だぞ。 なんで
俺が勝手にしゃべってるんだ?

確認します。
おう。

フェイク動画は
1つじゃないですよ。

「この度は
私が ある特許を奪い取るために

悪質な詐欺に加担している
という事実を認め

謝罪するために
この会見を開かせて頂きました」

「オンラインサロンを利用した
詐欺で

たくさんの方から
お金をだまし取ってきました」

「その経緯を
全て お話しします」

(白崎)なんだ? これ…。
おい どうなってる!?

わかりません。
全世界に配信されています。

さっさと切れ!
(和田)はい。

「以下の者が 私の共犯者です」

「伍井保」

「青山健一」

「天野みゆき」

ちょっと どういう事よ!?

やめろ! 黙れ 俺!
シーッ! シーッ!

「このメンバーで
何人ものカモをだまし

数億に上る金を
だまし取ってきました」

俺じゃない…。
おい 早く切れっつってんだろ!

(和田)駄目です。
完全に乗っ取られてます。

ああ!?

(梶川)社長 詐欺って
どういう事ですか?

(社員)社長!
(社員)社長!

(社員)どうなってるんですか?

(和田)社長 嘘っすよね!?
嘘っすよね!?

社長!
説明してください!

マスコミ各社から問い合わせが!
表にも集まり始めています。

社長 何 隠してるんですか!?

(和田)社長!?
(社員)社長!

えっ…!?

♬~

捕まってたまるか…。

月まで逃げてやる!

♬~

♬~

あっ!

(ファスナーを開ける音)

まあ お金が空から降ってきたわ!

ハッハッハッ
ハーッハッハッハッ!

待て ババア!
それ 俺の金だ!

♬~

あんたの敗因は
うちのボスをだました事!

うるせえ!

♬~

うっ… ああっ…。

♬~

(三和)金が逃げた!

♬~

(四朗)三和さん 不二子さん…。

うわっ… あっ… うわっ!

ああーっ!
(蹴る音)

ああーっ! ああっ!
(蹴る音)

うわあ… 怖い…。

ああ…。
おお~!

♬~

車回すから ここで待ってろ。
うん。

♬~

金 のせろ。

♬~

開けてよ。

ねえ! ちょっと!

ちょっと 待ってよ!

あっ… ああ…。

あれ? おい 金はどうした?

えっ 今 えっ…?
あ?

えっ… だって 渡したよね?

はあ!?
えっ!?

(エンジン音)
あっ!

ああ…。

毎度 どうも。

フフフ…。
えっ なんですか? これ。

はあ… すごい出来よね。

かぶれば誰でも
マイク・ウィーバーよね。

うちの工場で作ってる
シリコンマスク。

調べてみたら

過去に 伍井の会社から
発注があった。

(四朗)こんなアナログな方法
思いつきませんでした。 ああ…。

奴らは この手で偽者を作って

オンラインサロンに
出演させてたって事ね。

♬~

(三和)一瞬だったから
つい だまされちゃった。

じゃあ マスクには
マスクでいこうじゃないか。

(三和)えっ?
(五月)ん?

頂きました。

えっ?

(白崎)おい… おい おい
おい 待て! 金返せ!

俺の金… アイタッ!

おーい!!

(記者)いたぞ! 白崎社長だ!

白崎社長!
今回のオンライン詐欺に関して

ひと言 お願いします。
(記者)ここまでして欲しかった

特許とは なんなんですか?
うるせえ! うるせえーっ!

(記者)答えてください!
黙れ! うわあーっ!!

♬~

(三和)四朗 すごかったじゃん。

テコンドー 少しやってました。
(三和)へえ~!

大成功だったけどさ
なんか忘れてないか?

♬~

あーっ!
あっ ちょっと待ってください!

あっ 遅っ!

何してたの?

すみません。
ちょっと ビル間違えちゃって

普通の会社に
殴り込み かけちゃいました。

成長しないね おぼこは。

もう 全部 終わったよ。
ほら 持って。

えっ…。

せっかく準備したのに…。

あっ 萬さん!

ラーメン 食うか?

(一同)食べるーっ!
イエーイ! イエーイ!

おおっ ありがとう。

(五月・不二子)ラーメン ラーメン
ラーメン ラーメン!

(一同)ラーメン ラーメン
ラーメン ラーメン!

うわっ!
(五月)ラーメン ラーメン!

♬~

これ あの時 だまし取られた…。

なんで…?

♬~

ありがとうございます…。

ありがとうございます…。

ありがとうございます…!

♬~

ああ…。

(足音)

何?

♬~

なんだよ? これ。

専務の退職に関する書類です。

退職金の計算もしてあります。

退職!? なんで 俺が…。

なんでかは

専務が よくおわかりのはず。

白崎社長との関係
みんなに話しましょうか?

社長の悲しむ姿は
見たくありません。

専務は
一身上の都合をお考えください。

♬~

あんた 何者だ?

名乗るほどの者ではございません。

♬~

(鴨志田)おい みんな!

今日の昼は 俺のおごりだ!

(指を鳴らす音)
うなぎ取ろう。 うなぎ。

あっ 望月くん
特上を人数分 頼むよ。

かしこまりました。

(社員たち)よっしゃー!
(鴨志田)あっ 望月くん

自分の分を忘れるなよ。

若いんだから
うなぎ食べて精つけないと。

セクハラです。
(鴨志田)ハハハハッ!

これで うちも うなぎ上りだ!
なんちゃって ハッハハハ…!

(不二子)被害者全員に配ったら
報酬 ほぼゼロか…。

厚揚げ期待してたのになあ…。

バイトもクビだし
これから どうしようかな。

「腹いっぱい食べて 寝れば
大抵の事は なんとかなる」。

司法書士を続けながら
ここも開ける事にした。

いつでも みんな 食べに来い。

イエーイ!
(三和)萬さん さすが!

じゃあ 裏稼業も復活ですね?

もう~ ノリ悪いな。

私たちにだって きっと
世の中を変えられるんですよ。

確かにね。

確かに 次から次へと
ああいうカス 出てくるしね。

萬さんのラーメン食べられるなら
私もやる。

お金持ちの依頼者が来たら

老後の資金の
足しになるかもしんないな。

不二子 無理しなくていいよ。

♬~

この子が生まれてから思ったの。

この子たちが 希望が持てる未来を
残していかなきゃって。

そのためには 今の世の中を
良くしていかなきゃね。

じゃあ…。

でも 基本 9時5時でよろしく。
(一同の笑い声)

よし 四朗。
(机をたたく音)

これからも
懲らしめてやりましょう!

イエーイ!
完全復活だー!

ねえ 抱っこさせて。
(不二子)えっ 落とさないでよ。

(三和)仁ちゃん。
(不二子)ほら 仁。

(五月)わあ~!
(泣き声)

(不二子)泣いちゃった。

(三和)不二子 そっくりじゃん。

(三和)父親 誰?
(五月)誰?

萬さん チャーシュー大盛り。
おうよ。

で 萬さんは知ってるんですか?

ほい しょう油ラーメン お待ち。

(三和)えっ もう 誰なの?
はい お待ちどおさま。

(不二子)ほら ラーメンできたよ
みんな。

〈この世は 万事
表があれば 裏がある〉

〈光があれば 闇がある〉

〈そして その闇の中にこそ
光る真がある〉

〈これは
そんな名もなき秘書たちの

秘密の物語である〉

♬~

〈TELASA ABEMA
TVerでは

今夜放送した
『七人の秘書スペシャル』に加え

連続ドラマ『七人の秘書』も
配信中!〉

(一同)食べるーっ!

(矢沢)《今日何かを始めれば

明日が変わる。》

《変わります。》

<「実感年齢」で いきましょう。>
いきましょう。

<エネルギッシュに。
サントリー「セサミン」>