土曜ドラマ9「最果てから、徒歩5分」第6話[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
土曜ドラマ9「最果てから、徒歩5分」第6話[字]
ギルダに膳の娘・沙良(加藤小夏)が来る。偶然に出会い連れて来たシングルマザー・志織(谷村美月)が、5歳の娘と無理心中を企てていた事に気がついた沙良は…
詳細情報
番組内容
ギルダに膳の娘・沙良(加藤小夏)が訪ねて来る。彼女は志手の岬の近くで偶然出会ったシングルマザーの志織(谷村美月)と娘の結(磯村アメリ)を連れている。沙良はお腹を空かせた結の為、「何か作って」とすもも(岡田結実)に詰め寄る。膳(竹財輝之助)が不在の為に料理の提供はできないとすももが断るが、沙良はずかずかと厨房に入り、見事な手際でフレンチトーストを作り上げる。
番組内容続き
食事をすますと、志織が無理心中をするためにこの地に来たと告白する。そして、沙良は自分自身も無理心中で両親をなくし、膳は養父であると告げる。膳の知られざる壮絶な過去が紐解かれてゆく…
番組概要
「生きること」も「死ぬこと」もできず、自殺の名所『志手の岬』から徒歩5分にあるオーベルジュ・ギルダを訪れた幸田すもも(岡田結実)。店主の白石夕雨子(内山理名)の言葉を受け、店員の是枝息吹(柳俊太郎)やシェフの大森膳(竹財輝之助)と共に、住み込みで働くことになる。最果ての地のオーベルジュだけに、訪れる客はそれぞれワケありで…『不倫でバッシングされている女優』『定年退職した日に離婚を突き付けられた男』ーー
番組概要続き
彼らは滞在を通して“生きること”を選び、再生してゆく。その様子を目の当たりにし、すももの心境にも変化が生まれる。しかし彼女は、夕雨子の秘密を知りーー!?崖っぷちのオーベルジュで紡がれる、悲劇と喜劇のヒューマンドラマ
出演者
幸田すもも … 岡田結実
是枝息吹 ギルダの従業員 … 柳俊太郎(※柳は旧字)
大森膳 ギルダのシェフ … 竹財輝之助
馬場志織 シングルマザー … 谷村美月
馬場結 志織の娘 … 磯村アメリ
田中元 志織の上司 … 城野マサト
子どもの頃の沙良 … 和智柚葉
出演者続き
大森沙良 膳の娘 … 加藤小夏
白石夕雨子 ギルダのマネージャー … 内山理名
原作脚本
【原作】糸井のぞ「最果てから、徒歩5分」(新潮社バンチコミックス刊)
【脚本】川﨑いづみ
監督・演出
【監督】大内隆弘、小路紘史、祖山聡
音楽
【主題歌】Chara「A・O・U」(日本コロムビア)
制作
【制作】BSテレ東/PROTX
【製作著作】『最果てから、徒歩5分』製作委員会2022
4K制作番組
この番組は4Kで制作しています。BSテレ東4Kチャンネル(4K+7ch)では超高精細映像でお楽しみいただけます。ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 沙良
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< すもも:ここ ギルダを訪れた
元雑誌記者>
(鮎川)アンタやっぱり
どっかで見た顔なんだよな。
(息吹)おい アイツ追い出すぞ。
<彼は妻から離婚を突きつけられ
絶望の淵にいた>
あの岬で 俺の背中を
押してほしいんだ。
(夕雨子)押しますよ。
あら あそこ。 あなたより先に
飛んでしまいそうです。
やめろ~!
やっぱり 飛べなかった。
やっぱ これ返すわ。
(すもも)ステッカーがない。
え?
ちょっと ホントに見つけてください。
俺? いや 俺か。
(すもも)俺ですよ!
<ギルダで 新たな騒動が
起ころうとしていた>
(結)ヤダ ヤダ ヤダ ヤダ お子様ランチ!
(志織)結ちゃん お願いだから
ママの言うこと聞いて。
ヤダ! だってお腹減ったもん!
ねぇママ お腹空いた
お子様ランチ食べたい!
そんな店 こんなところに
あるわけないでしょ。
(沙良)ありますよ。
え?
(沙良)とってもおいしい料理を
作る人がいる店が。
あの…。
え 行きましょう。
私の目的地も そこなので。
オーベルジュってわかります?
宿泊もできるレストラン。
オーベルジュ・ギルダ。
よいしょ。
は~ 疲れた~。
でも 私もこの仕事慣れてきたし
今日も頑張ろうっと!
あっ… 痛ぇな
何すんだよ お前!
タイミング悪っ。
おい 出てねえか?
ん?
血 出てねえかって。
ごめん! 出てる!
おい 何してくれてんだよ。
あぁ ごめん ごめん!
ちょっと待って。
あ わかった わかった!
ティッシュ ティッシュ。
(膳)産直野菜のお店と
リカーショップも行かないとね。
あと コーヒーショップね。
そうだね。
は~!
ちょっと動かないでってば!
強いって。
痛い!
だって動くんだもん。
えっと 君たち どういう状況?
急展開ね。
え?
え?
いってらっしゃい。
じゃあ お留守番よろしくね。
息吹くん いつの間に?
だから違いますって。
アイツに鼻殴られたんすよ。
へぇ そうなんだ~?
へぇ そうなんだ~?
だから 違いますって!
とんだ勘違い 大迷惑だよ。
ん~…。
どうしたの? なんか捜し物?
あ いや えっと…。
そこに落ちてたの。
お客様の忘れ物かしら。
すももちゃん 預かっててくれる?
はい
すももちゃん
かわいいお名前ね
(すもも)ユココ…。
やっぱり アイドルしてたときの
記憶がないんだ。
(沙良)すみません。
あ はい。
ランチ いいですか?
本日のランチタイムは終了しまして…。
あ~ シェフいます?
あ~ 今 外出中です。
え なんで?
(すもも)え?
どこ行ったの?
どこって言われましても…。
あの じゃあ 私たちはこれで。
ヤダ! お腹空いた 喉渇いた!
お子様ランチ!
結…。
食べる 絶対食べるの!
ちょっとあなた
何か作れないの?
いや 私はただの従業員でして…。
従業員でも何か作れるでしょ。
こんな小さい子が
お腹空かせてるのに。
いや ホントに何も作れなくて…。
ハァ どんだけ甘やかされた
お嬢ちゃんよ。
えっ?
わかった じゃあキッチン借りるわよ。
結ちゃん ちょっと待っててね。
行こう!
あっ いや
ちょっと待ってください!
キッチンとか 勝手に入られたら
ちょっと困るんですけど…。
あの ちょっと…。
(沙良)はい どうぞ~。
(すもも)中 誰もいなくて…。
え~っと。
困ります! お店のもの勝手に…。
あぁ こっちはいいから
あの2人に飲み物出してあげて。
いや それでもちょっと…。
(結)喉渇いた オレンジジュース!
ほら。
うさたんも飲む? はい どうぞ。
本当に よろしかったんですか?
あ もちろんです ハハ…。
(呼び出し音)
息吹さん 早く出て 息吹さん。
お待ちどおさま~。
えっ はやっ。
うわ~!
(沙良)ごめんね
お子様ランチじゃなくて。
うわぁ。
すっごくおいしそう。
いただきます!
おいしい!
はい どうぞ お母さんも。
私にも?
はい。
この子の分だけで
よかったんですよ。
だって お母さんも
お腹空いてるでしょ?
どうぞ 熱いうちに。
すみません。
おいしい。
おいしい?
いただきます。
ごちそうさまでした。
ごちそうさまでした!
すみません。
お見苦しかったですよね。
ううん いえ。
実は 私
3日間 何も食べてなくて。
え 3日も?
すみません
今 これだけしかなくて…。
え…。
あ あの 残りは…。
(沙良)あ お代はいいですよ。
え ちょっと。
私が代わりに支払いますんで。
そんな さっき会ったばかりの方に
そこまでしていただくには…。
さっき会った?
支払う代わりに
教えてほしいことがあるんです。
なんですか?
あなた 死ぬつもりで
ここに来たんですよね?
ん? そうですよね?
あの ちょっと…。
あの… ん なんで…。
そりゃあ わかりますよ。
だってここ 自殺の名所ですし
あなたの様子 見てたら。
1人で死ぬつもりなんですか?
それとも結ちゃんも一緒に?
ちょっと。
教えてください。
私の両親もおんなじだったから
知りたいんですよ。
え?
お~い 帰ったぞ。
(夕雨子)あら お客様?
おかえり 膳!
(膳)沙良。
久しぶり お父さん!
えっ お父さん!?
沙良 来るなら来るって…。
手紙に書いたじゃん。
近々遊びに行くねって。
いや でも そんなに突然…。
そのほうがおもしろいじゃん。
(結)ペシペシ ペシペシ。
(息吹)ヒヒーン! ヒヒーン!
ペシペシ ペシ。
ペヒンペヒン ペヒーン!
ヒヒーン!
ペヒンペヒン ペヒーン!
ヒヒーン!
ペヒンペヒン ペヒーン!
なぁ もういいだろ?
ペヒンペヒン ペヒンペヒン ペヒーン!
ヒヒーン。
~
どうぞ。
ありがとうございます。
おいしい。
ホントに すごくおいしい。
さっき買ってきたばかりの豆を
使いました。
そうなんですか。
おいしいコーヒーの魔法も
かけましたよ。
こんなにゆっくり
コーヒーを飲むなんて
何年ぶりかな。
働いて働いて ずっと働きづめで。
夫がある日
突然 家に帰ってこなくなって。
逃げたんだなって
気付いたときには
大きな借金をつくってたんです。
彼は自由気ままな人で。
周りの反対を押し切って
結婚したから
誰にも頼ることができなくて。
(バイブ音)
(志織)でも 生活費を稼ぐのが
精いっぱいで
借金は膨らんでいく一方で…。
働いて あの子の世話をして
また働いて…。
毎日 ほとんど眠れなくて。
こんな生活
いつまで続くんだろうって。
これから何十年も
あの子が大人になるまで
ずっと続くのかなって。
ホント バカですよ。
男を見る目がなかったんです。
だから自業自得なんです。
そんな…。
あの…。
それって
後悔してるってことですか?
その人と結婚したことも
それと 結ちゃんを産んだことも。
沙良。
いいえ 後悔してません。
あの子を初めて胸に抱いたとき
やっと会えたって思ったから。
私が今まで生きてきたのは
このためだったって思ったから。
どんな失敗も 苦労も
全部あの子を産んだことに
つながるから。
《すもも:お母さんも
こんなふうに思ったこと
あるのかな》
あの…
じゃあ さっきの質問ですけど。
はい。
あなたは 1人で
死のうとしていたんですか?
それとも 結ちゃんと一緒に…。
沙良。
どっちですか?
一緒に 死のうと思ってました。
馬場さん。
はい。
ちょっといい?
あの 悪いんだけど
契約? 今月いっぱいで。
え どうして?
ほら 子どもがいると
シフトの融通利かないじゃん。
上からいろいろ言われちゃってさ。
けど…。
大丈夫。 君まだ若いし
他で十分やっていけるよ。
じゃあ そういうことで。
ママ 見て!
結ちゃん上手に絵描けたよ!
これは…。
海だよ。
海…。
結ちゃん…。
ん?
見に行こうか 海。
え ホント? 行く 行く!
楽しみだね 海ね
私が1人で死んで
あの子がたった1人
残されるかと思うと
そうするしかないって。
何があっても あの子の手を
離すことはできない。
こんな人生…。
夢も希望もない人生
送るはずじゃなかった。
(沙良)あの…。
まだ食べられますよね?
3日も何も食べてなかったなら。
膳! 行くよ!
え? えっ ちょ…。
おい沙良 何してるんだ?
はい。
了解。
は~い お待ちどおさま。
わぁ~!
うわぁ お子様ランチだ!
あ うさたんだ!
いただきます!
うん おいしい!
お待たせ~ 沙良。
わぁ 膳のお子様ランチだ!
お店のマークと一緒だね。
そうだね。
どうぞ召し上がれ お嬢様。
うん! おいしい!
よかった
どうぞ 召し上がってください。
いいんですか?
私まで お子様ランチなんて。
今日は特別です。
夢のかたまり 食べてください。
夢のかたまり?
はい。
おいしい。
いただきます。
どうしました?
どこから食べていいのか…。
全部 食べていいんだと思うと…。
ごはんは いつも
この子が残したものを
食べてたから。
それが
お母さんってものですよね。
ん~ でも 今日は
お母さん忘れてください!
どこからでも食べてください。
全部あなたのものですよ。
おいしい。
ケチャップ 甘い。
子どもの頃 いっぱい集めてたな。
これが欲しくて
お子様ランチ食べたいってねだって。
はい。
あ… 俺も 俺も。
あの旗 引き出しいっぱいに。
え…。
なんでそこ引くんだよ。
おいしい。
ねぇママ。
何?
おいしい?
うん とってもおいしい。
ママも お子様ランチ好きなんだね。
うん 大好きだよ。
結と一緒だね!
あ… これ 結のもあげる。
ありがとう。
どういたしまして。
あ~ おいしかった!
(2人)ごちそうさまでした!
おいしかった。
見てほら お腹パンパン ほら…。
どうぞ。
こんなによくしてもらって…。
でも どうやって
お支払いすればいいか。
当店には お支払いに関する
特別ルールがございます。
特別ルール?
これは 先代のオーナーシェフからの
引き継ぎなんですが…。
お支払いが難しいお客様には
その方の いちばん大事なものを
お預かりしてるんです。
後日
お支払いが可能になったときに
お代金と引き換えに そのお品を
返すことになっているんです。
そんなルールが?
(夕雨子)ええ。
でも 何も持っていません。
大事なものなんて 何も…。
はい これあげる。
え?
これは
結の いちばん大事なものだから。
結…。
ねぇ ママ。
ママのいちばん大事なものは
私でしょ?
でも 私は 誰にも
あげられないでしょ?
結…。
ママ? どうしたの?
ママ。
ごめん… ごめんね。
ママ どうしたの? ママ。
ごめん…。
ごめん。
ホントに ありがとうございました。
この子と一緒に待ってますから
また来てくださいね。
うん!
バイバイ。
バイバーイ。
あ ねぇ息吹。
ん?
今度来たら また遊んであげるね!
はぁ?
また増えちゃったね。
ええ。
持ち主さん
早く迎えに来てくれるといいね。
そうね。
ねぇ ママ。
これから どこ行くの?
あそこよ。
(結)あそこ?
高いね ママ。
あっ。
どうしたの?
怖い。
結。
ん?
ほら 目を開けて見て。
わぁ!
キレイ。
ママも すっかり忘れてたよ。
何を?
海がこんなにキレイだってこと。
志織さん
こちら お持ちください。
え?
結ちゃんが大事なのは
あなただけじゃないですよ。
みんなにとって
結ちゃんは大事な存在です
ねぇ 結。
ん?
ママ お引っ越ししてもいい?
お引っ越し?
今度は おじいちゃんと
おばあちゃんと
みんなで一緒に暮らすの。
え? 結 おじいちゃんと
おばあちゃんがいるの?
うん。 そこはね こんなふうに
キレイな海が見える所なの。
やった~!
イエーイ やった~!
膳さん 上手っすね。
そう?
うん。
夕雨子さん 何描いてるんすか?
雪だるま~。
雪だるまって 今 夏だし。
よっしゃ できた~。
完成!
すももちゃんも描かない?
あ 私はいいです。
食べましょう。
Bon appetit… 召し上がれ。
(一同)いただきます。
ん~ 最高!
あっ 実は
結ちゃんが食べてるとき
ずっと見てて
いいな~って思ってたんですよ。
もちろん 気付いてたよ。
すみません 食い意地が張ってて。
う~ん うまいなぁ。
やっぱ お子様ランチ最高だわ。
はい これどうぞ~。
ありがとう。
って 俺もう子どもじゃないから。
ほら 沙良のもあげなさい。
はい どうぞ 息吹ちゃ~ん。
ありがとう。
って いらないから。
はい すもも。
ありがとう。
上手。
ん?
皆さん 改めまして 大森沙良です。
大森?
はい。
膳さんの名字って
大森っていうんだ?
え? あ うん 実は…。
大森膳…。
(息吹/すもも)あっ!
(すもも)大盛りの 膳!
(一同)アハハハハッ…。
ひどいな~
みんなで僕を笑い者にして。
だって…。
あ 膳さんのウソつき。
ん?
だって 娘さんいないって
言ってたじゃないですか。
え? そんなこと言ったっけ?
言ってましたよ~。
膳さんて
娘さんいたんですよね?
え? いないけど?
ん~ そのほうがミステリアスかなって。
はぁ?
まぁ 娘だけど
血はつながってないんだ。
世話になった人の娘さんでね
沙良は。
膳は
私の両親がやっているレストランの
従業員だったんです。
え じゃあ…。
膳は 両親が心中したあと
私を引き取って育ててくれたから。
心中?
でも私 全然さみしいなんて
思ったことなくて。
膳のお母さんは
おもしろくて オシャレで
私のこと
とってもかわいがってくれたし。
膳は とってもいいパパだし。
(すもも)へぇ。
沙良を引き取ってから
ここで働くようになったからね。
家に帰れるのは月に数日。
だから
せめて帰れたときくらいはね。
あの マネジャーさん。
はい。
私 しばらく
ここにいてもいいですか?
沙良 学校は?
夏休みって言ったじゃん。
え いいでしょ? 膳。
いや でも…。
どうぞ。 お部屋は空いてますから
ゆっくり過ごしてください。
やった。
あ コーヒーも持ってきますね。
でも沙良
ここにいる間 タダ飯はダメだぞ。
みんなのこと手伝うんだぞ。
わかってるよ。
すももちゃん 沙良にいろいろ
教えてやってくれる?
はい もちろんです。
よろしくね。
よろしくお願いします。
沙良ちゃんのカップ
どっちがいいかしら?
こっちかな?
じゃあ これで…。
うん。
夜更かししないで寝るんだぞ。
寝る子は育つ。
私もう大人なんだけど。
まだ未成年だろ。
成人年齢18歳。
時代遅れなんだから。
とにかく寝なさい おやすみ~。
今日も
盛りだくさんの一日だったな。
盛りだくさん…。
大盛り 膳 フフフフフ…。
上手だなぁ。
(ノック)
はい?
沙良です ちょっといいですか?
どうぞ。
おじゃまします。
へぇ こんな感じの部屋なんだ。
あぁ そうだけど。
すももさんは
いつから ここにいるんですか?
えっと 1か月くらいかな。
へぇ… で どうしてここに?
なんで?
それは… ちょっと秘密。
そっか。 すももさんも
死にたがりってことか。
えっ?
でしょ?
ん?
そんな ニコニコして言わなくても…。
フッ だって私
人が死ぬの慣れてるから。
死にたがりの娘だし。
そんな…。
膳はね とっても優しくて
両親が生きてた頃から
私のこと かわいがってくれてね。
そうなんだ。
うん。
うちのレストラン
初めはよかったんだけど
だんだん経営が傾いちゃって。
そしたら 父が母に
暴力を振るうようになって
家ん中 殺伐としちゃって。
私の居場所 どこにもなくて。
そしたら膳が
私を遊びに連れ出してくれたの。
ずっと見たかったアニメの映画に。
楽しかった?
うん! 膳も楽しかった?
うん! 特にラストは泣いちゃった。
大人なのに?
大人なのに!
ねぇ 今日は
膳のお子様ランチ食べたい!
Oui.
雨 やまないかな~?
そうだね
あの日は楽しかったな。
でも 家に帰ってきたら…。
ただいま。
どうしたの?
沙良 ここにいなさい。
あぁ~! あぁ~!
(沙良)膳 どうしたの!?
来ちゃダメだ!
え?
そこにいなさい!
どうして?
あぁ…
そんなことが…。
だからね 膳は私の命の恩人なの。
え?
あの日 私が家にいたら
両親に 道連れに
されてたかもしれないし。
あのさ…。
ん?
あの マネジャーさんのことなんだけど。
夕雨子さん?
うん。
あの人って…。
もしかして つきあってるの?
膳と。
え?
キレイだね。
< そして
私の知らない3人の秘密が
暴かれようとしていた>
超高齢社会 介護が楽しい時代にと
願う人がいる。