親愛なる僕へ殺意をこめて #03【衝撃の急展開!早くも今夜、誰かが消える】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
親愛なる僕へ殺意をこめて #03【衝撃の急展開!早くも今夜、誰かが消える】[字][解][デ]
第一章完結!衝撃の急展開の第3話!早くも今夜、誰かが消える!エイジの恋人・京花に迫る危機!剥き出しの狂気に震える…残り3分、逆襲の秘策はあるのか…?!
番組内容
帝東大学を訪れた浦島エイジ(山田涼介)とナミ(川栄李奈)は、教育学部教授の白菱正人(佐野史郎)に会う。白菱は、15年前に娘をエイジの父である「LL」こと八野衣真(早乙女太一)に殺されたという過去を持ち、LLへの憎しみと同時に、娘に売春をさせた組織に対しても強い怒りを抱いていた。そんな組織をひとつでも潰すことが娘への償いだと考えた白菱は、葉子(浅川梨奈)を通じて出会ったもう一人のエイジである
番組内容2
“B一”と協力し、“サイ”こと佐井社(尾上松也)率いる半グレ集団『スカル』から6000万円もの金を奪っていた。それは、スカルが暴力団との覚せい剤取引のために用意していた金だった…。スカルから金を奪った後、B一と別れて逃げようとした白菱は、駐車場で葉子に暴行を加え、彼女を連れ去るある人物の姿を目撃し、動画に収めていた。エイジたちに警察への通報を促された白菱は、証拠となるその動画を提出すべく
番組内容3
研究室を出ていく。ところがそのとき、B一のスマートフォンにある動画が送られてくる。そこに映っていたのは、エイジの恋人・雪村京花(門脇麦)の姿だった。ナミは、激しいショックを受けるエイジに代わり白菱に連絡し、警察に行くのを止めさせる。すると、B一のスマホにサイからの連絡が入る。金を盗んだのはエイジだと確信していたサイは「1時間以内に金を返しに来なければ雪村京花を殺す」と告げ…。
出演者
山田涼介
川栄李奈
門脇麦
尾上松也
早乙女太一
・
髙嶋政宏
桜井ユキ
・
佐野史郎
遠藤憲一
他
スタッフ
【原作】
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作:井龍一 漫画:伊藤翔太(講談社ヤングマガジン刊)【脚本】
岡田道尚【音楽】
☆Taku Takahashi(m-flo)【主題歌】
Hey! Say! JUMP「ウラオモテ」【プロデュース】
草ヶ谷大輔【総合演出】
松山博昭【制作著作】
フジテレビジョン
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/shinainarubokue/
【公式Twitter】
https://twitter.com/shinboku_cx
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/shinboku_cx/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 京花
- サイ
- 葉子
- 白菱
- ナミ
- エイジ君
- お前
- ハァ
- リスト
- スカル
- お金
- LL
- 大丈夫
- 彼女
- GPS
- B一
- 警察
- 犯人
- 一緒
- 一人
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから →
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。
(エイジ)[15年前 売春をする
女性ばかりが狙われた
連続殺人事件が発生した]
[殺人鬼・LL]
(犬飼)19日の夜から
行方不明になっていた
畑 葉子さんが
遺体で発見されたんです。
(桃井)彼女は 売春をしていた。
あなた 殺人鬼・LLの息子よね?
まさか それで
僕を疑ってるんですか?
葉子さんを殺したのは
もう一人の僕なのかもしれない。
仮に
もう一人の自分をB一としよう。
自分が犯人かどうか
分からないんです!
実は 僕は二重人格で
葉子さんと会ってたのは
もう一人の僕なんです!
もし B一が殺人犯だったら
僕が京花ちゃんを
殺してしまうかもしれない。
僕たち もう終わりにしよう。
(サイ)辞めたらどうなるか
分かってるよな?
(ナミ)いつも 葉子と一緒に
笑顔つくって
現実 ごまかしながら
やってきたの。
(ナミ)最近 葉子から聞いてたの。
変わったお客さんがいるって。
そいつと会えば何か分かるかもね。
もう一人のあなたのこと。
(白菱)バレたのか?
私たちが犯人だって。
僕たちが
何をしたっていうんですか!
(白菱)スカルから
6, 000万を奪ったじゃないか。
ただ 葉子ちゃんが 私たちの
仲間であることがバレてしまった。
(白菱)それで サイに…。
これを見てほしい。
(白菱)葉子ちゃんを殺したのは
サイなんだ。
≪京花ちゃん。
この動画は いつ?
(白菱)10月19日
スカルから現金を奪った後
私たちは ホテルで落ち合った。
(白菱)お金は
私とエイジ君とで隠し持ち
しばらく 会うのはやめる。
私たちは そう決めて
解散することになったんだ。
《よし。
じゃあ あたし 先に出るね》
(白菱)その後
私も すぐに部屋を出て
駐車場に向かった。
≪《あっ!》
(白菱)そしたら…。
≪《うっ…》
《うっ… うう… うっ! 嫌!》
(葉子)《うう…!》
(操作音)
(葉子の泣き声)
誰に頼まれた?
誰の指示だ?
(白菱)この後 葉子ちゃんは
サイに連れ去られた。
きっと そこで…。
何でよ?
そこまで分かってて
何で 今まで黙ってたの?
そうです。 何で 早く
警察に行かなかったんですか!?
君が止めたんじゃないか。
えっ?
しばらく様子を見ようと
君が私に。
僕がですか?
今からでも遅くない。
白菱さん 通報しましょう。
ここで待っててくれ。
警察に行ってくる。
♬~
(キャスター)そもそも LL事件とは
八野衣 真容疑者が
5人もの女性を残酷な方法で
拷問した後に殺害し
山中に遺棄した事件です。
(珠代)エイジは 15年もの間
ずっと大変な思い
してきたっていうのに
いつまで こんなこと…。
過去は 変えられないよ。
これからも あいつがつらいときは
そばで支えてやろう。
家族としてな。
(犬飼)S K A L L。
SKALLというチーム名は
この英文が
もとになってるようです。
(猿渡)I Shall Kill Again.
また殺す。
LL。
ハイブリストフィリアという言葉を
ご存じですか?
犯罪者や殺人鬼に引かれてしまう
特殊な性的嗜好のことで
ボニー&クライド症候群とも
呼ばれています。
無差別殺人であり
カルトの教祖としても有名な
チャールズ・マンソンは 服役中に
毎年6万通ものファンレターが届き
あの有名なゾディアック事件でも
犯人を崇拝した人物による
模倣殺人事件が起きています。
(猿渡)サイも それと同じで
LLを信奉していると?
可能性はあると思います。
まずは 証拠を固めろ。
引っ張るのは それからだ。
(犬飼・桃井)はい。
(猿渡)桃井。
最近 あまり
家に帰ってないんだってな。
お前が この事件に
入れ込むのも分かるが
LL事件は もう終わった…。
お気遣い ありがとうございます。
あの…。
ごめんなさい。
B一が
白菱さんを止めてなければ
もっと早く
事件は解決してたはずです。
(ナミ)ハァ… 別に
あなたが謝ることじゃないし。
事情でもあったんじゃないかな。
だって ほら
もう一人のあなた…。
B一は 本気で 葉子を
守ろうとしてたんだから。
《俺が お前を救い出してやる》
(学生)《今回の事件も
お前が犯人だったりしてな》
どうしたの?
いや…。
あっ。 僕の家にある3, 000万
あれ どうしようかなって
困ってたんですけど
しばらく そのままに
しておこうと思います。
えっ?
だって あのお金がなければ
スカルは つぶれるんですよね?
私ね 葉子と約束してたんだ。
(葉子)《シロツメクサの花言葉は
幸運なんだって》
《2人で幸せになろうね》
《ねえ ナミ》
《もしもだよ》
《ALICEの仕事から
解放されたらさ
お金ためて
一緒に お店やらない?》
《お店?》
《2人で こういうアクセサリー
手作りしてさ
毎日 笑って過ごすの》
《どう? よくない?》
《うん》
お金も経験も何もないのに
2人で盛り上がっちゃってさ。
そもそも あたし
超不器用だっていうのに。
(バイブレーターの音)
もしもし。
(ナミ)白菱さん 今 どこ?
(白菱)警察署の前だが。
ちょっと待って!
えっ?
(ナミ)これが サイから。
エイジの彼女なんだって。
(白菱)いったい何が…。
京花ちゃんは!?
京花ちゃんは無事なんだよな!?
(サイ)お前なんだろ?
えっ?
お前が盗んだんだろ?
お前が 畑 葉子の男だってことは
分かってんだよ。
何のことだ?
お前が そういう態度に出るなら
構わない。
女が痛い目に遭うだけだ。
ま… 待ってくれ!
京花ちゃんは 関係ない。
だから 京花ちゃんだけは…。
分かった…。
認める。
犯人は 僕だ。
1時間だ。
1時間以内に返しに来なければ
雪村 京花を殺す。
(通話の切れる音)
(白菱)やはり スカルなんて
相手にするべきじゃなかったんだ。
(白菱)こうなってしまった以上
やむを得ない。
このお金を返してきてくれ。
何してんの?
(サイ)《辞めたらどうなるか
分かってるよな?》
《あのお金がなければ
スカルは つぶれるんですよね?》
早く行きなよ。
はい。
♬~
(電子音)
(アナウンス)チャージしてください。
♬~
♬~
(葉子)《ALICEの仕事から
解放されたらさ
2人で こういうアクセサリー
手作りしてさ
毎日 笑って過ごすの》
(バイブレーターの音)
どう? 彼女は無事だった?
まだ お金は返してません。
はっ? 何してんの?
ナミさん
これから会えませんか?
いい方法を思い付いたんです。
えっ?
スカルの覚醒剤取引は 今日です。
僕が このお金を返した後
ナミさんと白菱さんには
スカルの連中を追って
取引現場を撮影してもらいます。
僕が京花ちゃんの無事を
確認したら
警察に通報してください。
警察さえ動かせたら
サイもろとも スカルを
つぶすことができるはずです。
大丈夫です。
これさえあれば
絶対に 成功します。
(葉子)《シロツメクサの花言葉は
幸運なんだって》
何で?
何で そこまで
スカルに こだわるの?
それは…。
だって ナミさん
スカルに脅されてるんですよね?
何 甘いこと言ってんの?
相手は あのスカルだよ。
もし 計画がバレたら
あなたは 確実に殺される。
お金を返すだけで
彼女は 戻ってくるの。
あえて
危険を冒す必要なんてないから。
でも…。
だから ウザいって言ってんの!
そもそも あなたには
何の関係もないでしょ?
僕の父親は LLです。
そのせいで どこにいても
つらいことばかりで
それが
ずっと ずっと続いてました。
だから 過去を
なるべく遠ざけるようにして
毎日 楽しければ
それでいいやって
いつも笑ってきたんです。
ナミさんも言ってましたよね。
笑顔をつくってたって。
(ナミ)《いつも 葉子と一緒に
笑顔つくって
現実 ごまかしながら
やってきたの》
僕と同じなんです。
だから ナミさんには
心から笑っててほしいんです。
ハァ…。
♬~
何 ぼーっとしてんの。
さっさと 彼女 助けてきなよ。
あっ… はい。
ナミさん。
アクセサリー屋さん
いつか 本当に
やれるといいですね。
《ナミさんと白菱さんには
スカルの連中を追って
取引現場を撮影してもらいます》
《僕が京花ちゃんの無事を
確認したら
警察に通報してください》
♬~
京花ちゃんは どこにいる?
お金は 返したんだ
早く 京花ちゃんを…。
返せよ。
はっ?
早く 返せよ。
だって お金は 今…。
(サイ)俺はな
ALICEの顧客リストを
返せって言ってんだよ!
顧客リスト?
お前が持ってることは
分かってんだよ。
《サイさん 大変です!》
《金が奪われました》
《どこだ!?》
(一同の怒号)
(一同)《おい!》
(サイ)お前は そのすきに
リストを盗んだんだ。
どうやって!?
お金と同時に盗む…。
だから あいつを使ったんだろ?
あいつ?
ああ。
畑 葉子だよ。
(一同の怒号)
(沢井)
《俺たちが ここを空けてる間
畑 葉子を
見たやつがいたんです》
《開店前に来てるなんて
おかしいですよね》
お前は 襲撃の裏で
畑 葉子を動かしていた。
つまり 本当の狙いは
リストの方だったんだよな?
《顧客リストのフォルダは
見つかったんですけど
ファイルが 一つもありません》
(ナミ)《一度 誰かに データが
狙われたんじゃないかって》
(サイ)リストは どこだ?
え… えっと…。
リストは どこだっつってんだよ。
え… えっと…。
沢井。
雪村 京花を…。
ままま… 待ってくれ!
待ってくれ! 待ってくれ…。
リ… リストは…。
家にある。
か… 返す。
返すから
京花ちゃんには
手を出さないでくれ。
家に行くぞ。
金は 任せた。
(沢井)はい。
早くしろ。
すぐ 取ってくる。
♬~
顧客リスト!?
(白菱)おい。
(ナミ)何? 顧客リストって。
B一が盗んでたんです!
だから あのとき
リストがなかったんですよ。
でも B一は 何で そんなもの…。
分かりません!
それより ナミさん
一つ お願いがあります。
後で 僕のことをGPSで
追跡してください。
えっ? どういうこと?
これから サイと交渉して
京花ちゃんの…。
(物音)
いつまで やってんだ。
もしもし? もしもし エイジ?
いって…。
リストは?
ホントに
どこにも見つからなくて…。
うっ! あっ…。
次も嘘をついたら
雪村 京花を殺す。
分かった…。
本当のことを言う…。
リストは…。
リストは 別の場所にある。
言ったはずだ。
次も嘘をついた…。
嘘じゃない! 本当なんだ!
どこにある?
それは…。
い… 今から教える。
その代わり
京花ちゃんを
まず解放してほしい。
うっ!
ふざけんな。 リストが先だ。
だったら 京花ちゃんの所に
僕を連れてってくれ。
彼女の無事を確かめないかぎり
リストの場所は
教えることができない。
いいだろう。
その前に 携帯を出せ。
えっ?
早く出せ。
ど… どうして。
うっ! うっ…。
フッ…。
ふん…。
ううっ… うっ!
♬~
♬~
♬~
京花ちゃん!
あっ… エイジ君!
大丈夫? ケガは?
ううん。
(サイ)さあ…。
リストの在りかを
教えてもらおうか。
リストが どこにあるか
ホントは 知らないんだ。
僕は どうなっても構わない。
だから 京花ちゃんだけは
助けてくれ!
フッ… ブッ! ハハハハ…。
ハハハハ…。
何で お前の言うことを
素直に聞いてやったか分かるか?
(サイ)ここに来れば
必ず 口を割ることになるからだ。
♬~
な… 何を…。
もともと 拷問の目的は
罪人に罪を告白させるための
司法手段だった。
うっ…。
(サイ)重要なのは
生かしたまま 罪人に
最大限の苦痛を与えること。
死なせると
役人が罪に問われたらしい。
お前の父親 LLが優れていたのが
まさに そこだ。
LLは 全ての拷問で
被害者たちに苦痛を与え続けた。
うっ! うっ うっ うっ…。
うっ! うっ…!
(サイ)
どうだ? 呼吸できないだろ。
(京花)エイジ君!
(京花)エイジ君!
(サイ)ハハハハ…。
(京花)うっ!
(せき)
(京花)エイジ君!
ハァ ハァ…。
(サイ)吐く気になったか?
ハァ… だから… ハァハァ…。
(むちを打つ音)
うわ~!
ううう… うう…。
気は 変わったか?
だから… 知らないものは
知らないって
そう言ってるだろ!
フッ… それでいい。
うううーっ!
(サイ)ハハハハ…。
この つるし責めを前にした
罪人たちの中には
自殺する人間も多かったらしい。
何でか 分かるか?
(サイ)死んだ方がましだからだ!
うわー!
(サイ)ハッハッハッハッハ!
(京花)ハァ ハァ ハァ…。
私のエイジ君に
何するんだ!
(京花)ハァ ハァ ハァ…。
うわっ!
(京花)エイジ君!
ハッ… ハッ… ハッ…。
ハァ…。
いっ…。
京花ちゃん 手が…。
ハァー。
ハァ…。
(京花の泣き声)
ごめん 京花ちゃん。
君に こんな怖い思いさせて。
(京花の泣き声)
早く逃げないとね。
うん。
(京花)
車の鍵 どこにあるか分かる?
たぶん あいつが。
いっ…!
(京花)あっ 大丈夫?
あたし 取ってくる。
♬~
♬~
(物音)
(京花)あっ…。
京花ちゃん!
京花ちゃん 大丈夫?
(サイ)分からないな。
なぜ そうまでして
その女を守ろうとする?
どうせ 後で
殺すつもりなんだろ?
何を言ってる…。
ああ~ なるほど。
そうやって 味方のふりをして
畑 葉子も殺したのか。
はっ?
(一同の怒号)
(サイ)リストが盗まれた後
俺は あの女を捕まえた。
(サイ)
《誰に頼まれた? あっ?》
《誰の指示だ?》
《ああ~…》
《お前の男か》
《うっ!》
だが 俺が殺す前に
助けに来たやつがいたんだよ。
≪(非常ベルの音)
(サイ)黒いミニバンに
乗っていたのは
お前だろ?
畑 葉子は
思いもしなかっただろうな。
まさか その直後に裏切られて
拷問を受けることになるとは。
(桃井)《指は切り取られ
生皮は剥がされ
両耳は引きちぎられていた》
(サイ)お前は
リストを奪うために
畑 葉子を利用するだけ利用して
殺したんだ。
(京花)あり得ません!
エイジ君は 人を殺せるような
人間じゃないんです!
フッ…。
また殺す。
LL。
(サイ)こいつにはな
LLの血が流れてるんだよ。
さあ 続きだ。
(京花)あっ! エイジ君!
あっ… うっ…。
(京花)エイジ君!
うわっ!
あっ… うう… あっ…。
3分。
それが お前に残された時間だ。
死ぬか しゃべるか
好きな方を選べ。
エイジ君…。
そうか!
じゃあ 死ね!
ああっ…!
うう… がっ… がっ…。
僕の… 勝ちだ…。
僕の… 勝ちだ…。
僕の… 勝ちだ サイ。
あぁ?
≪(パトカーのサイレン)
どうして ここが…。
ハァ… GPSだよ。
GPS?
さっき 俺が捨てたはずだ。
あれは おとりだ。
(サイ)おとり?
(せき)
ああ…。 ハァ ハァ…。
お前の裏をかくためのな。
どういうことだ?
お前たちに返した 6, 000万
あのかばんには もともと
GPSを仕掛けてあったんだよ。
《このストラップの中には
GPSが仕込んであります》
《何をたくらんでるの?》
《スカルの覚醒剤取引は
今日です》
《僕が このお金を返した後
ナミさんと白菱さんには
スカルの連中を追って
取引現場を撮影してもらいます》
《これさえあれば
絶対に成功します》
京花ちゃんを守るには
彼女がいる場所から
助けを呼ぶしかなかった。
だから 僕は
そのGPSを利用したんだ。
《家に行くぞ》
まさか…。
《一つ お願いがあります》
《後で 僕のことを
GPSで追跡してください》
あとは 警察が来るまで
時間を稼げばいい。
リストを返さないかぎり
お前が僕を殺さないことは
分かってたからな。
この勝負 僕の勝ちだ。
ふざけるな! お前みたいな
腰抜けに 俺が負けるわけねえ…。
それだよ!
確かに 僕は
腰抜けだし 強くもない。
自分で 何かを
成し遂げたことなんて一度もない。
お前が 僕のことを
駄目なやつだって
思ってるってことも
分かってた。
だからこそ
お前を油断させることも
お前を出し抜くこともできたんだ。
サイ
お前も これで終わりだ!
≪あそこにいたぞ!
(銃声)
≪(足音)
よかった 間に合って。
≪か… 確保!
≪本部に報告しろ。
≪はい。
(警察官)大丈夫ですか?
(救急隊員)大丈夫ですか?
僕は 大丈夫なんで
彼女を先に。
(救急隊員)分かりました。
≪エイジ君。
白菱さん ナミさん。
遅れて すまなかった。
この山までは
すぐに たどりついたんだが
そこからは
手探りの捜索になってしまって。
いえ 間に合ったんで
結果オーライです。
何が 結果オーライよ。
ふざけないで。
私たちが
あと少しでも遅れてたら
ホントに
死んでたかもしれないの!
ごめんなさい。
早く治療 受けてきて。
(白菱)さあ 行こう。
いっ…。
大丈夫か?
ありがとうございます。
私は 警告と威嚇射撃を怠った。
処分は 免れないだろう。
桃井さん…。
サイには
畑 葉子を殺害した疑いがある。
工場内を徹底的に調べるぞ。
(一同)はい。
(救急隊員)では このまま
しばらく お待ちください。
ありがとうございました。
(京花)エイジ君。
(京花)助けに来てくれて
ホントに ありがとう。
ううん。 僕の方こそ。
京花ちゃん。
君に伝えなきゃいけないことが
あるんだ。
僕は
本当に
人を殺してるかもしれない。
えっ?
僕は…。
二重人格なんだ。
驚いたよね。
うん… かなり。
でも ちょっと ほっとしたかな。
あたし エイジ君に
嫌われたと思ってたから。
嫌いだなんて…。
一つだけ聞いていい?
うん。
私の目の前にいるエイジ君は
私のこと好き?
君より大事なものなんて
僕には ないよ。
だからこそ
一緒にはいられないんだ。
うん 決めた。
あたしも一緒に
B一君のこと調べてみる。
えっ?
だって まだ B一君が
犯人だって
決まったわけじゃないし。
そもそも 私たち
B一君のこと知らなさすぎる。
だから 今度
直接 B一君と話してみる。
そんなの危険すぎる!
それだって
まだ 分かんないでしょ。
正直 混乱してる部分もあるし
不安もある。
でも あたしにとって
一番 重要なのは
今 目の前にいるエイジ君が
あたしの知ってる
エイジ君だってことだから。
京花ちゃん…。
フフ…。
いっ…。
いったい…。
あっ 大丈夫?
痛い… いっ…。
いいよ ちょっと休んでも。
ありがとう。
♬~
♬~