親愛なる僕へ殺意をこめて #07【父親を殺したのは誰だ!?】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
親愛なる僕へ殺意をこめて #07【父親を殺したのは誰だ!?】[字][解][デ]
主演・山田涼介の二重人格サスペンス!波乱の展開が加速する第7話!15年前に消された真実と警察内部の陰謀…エイジの父親を殺したのは誰だ!?
番組内容
浦島エイジ(山田涼介)のもう一人の人格“B一”は、雪村京花(門脇麦)を刺したのはLLだと知る。そんなB一の前に現れたのは、京花を刺した容疑者となっているエイジを追って、ナミ(川栄李奈)を尾行していた刑事・桃井薫(桜井ユキ)だった。LLが生きているというB一の話を聞いてしまった桃井は、自殺したエイジの父・八野衣真(早乙女太一)がLLだと結論づけた捜査結果に疑念があることを伝え、B一に3日の猶予を
番組内容2
与えると言う。その間に父親の無罪を証明してみせろ、というのだ。また桃井はもう一つ重要な情報を明かす。「この事件には警察の人間が深く関わっている可能性がある」と――。桃井は、15年前に起きたことをB一たちに話す。15年前の4月20日の午後5時頃、警察は匿名の通報から八野衣の潜伏場所を突き止めた。だが、その6時間前の午前11時頃、ある老婦人から八野衣らしき男を見かけたという通報がすでにあった…。
番組内容3
捜査本部に老婦人からの情報が伝わったのは同日の午後8時。つまり、警察内部の何者かが意図的に情報を遅らせたのだ。「おそらく、八野衣真を殺しに行くためだ」。桃井はB一とナミにそう告げた。B一は、エイジになりすまして義理の父・亀一(遠藤憲一)に連絡を取り、ナミが運転する車で彼に会いに行く。亀一は、B一に荷物が入った紙袋と金を手渡すと「いつかは話さなければいけないと思っていたことがある」と切り出し…。
出演者
山田涼介
川栄李奈
門脇麦
尾上松也
早乙女太一
・
髙嶋政宏
桜井ユキ
・
佐野史郎
遠藤憲一
他
スタッフ
【原作】
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作:井龍一 漫画:伊藤翔太(講談社ヤングマガジン刊)【脚本】
岡田道尚【音楽】
☆Taku Takahashi(m-flo)【主題歌】
Hey! Say! JUMP「ウラオモテ」【プロデュース】
草ヶ谷大輔【総合演出】
松山博昭【制作著作】
フジテレビジョン
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/shinainarubokue/
【公式Twitter】
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ドラマ – 国内ドラマ
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(桃井)この事件には
警察の人間が
深く関わっている
可能性があるんだ。
(桃井)15年前の4月20日
午後5時ごろ
警察は匿名の通報から
八野衣 真の潜伏場所を
突き止めた。
だが
その6時間前の午前11時にも
同様の通報があったんだ。
(ナミ)えっ?
(桃井)「八野衣 真らしき人物を
近くの別荘地で見掛けた」と。
なぜ その時点で
父さんは捕まらなかった?
警察内部の誰かが
情報を意図的に遅らせていたんだ。
でも 何のために?
おそらく 八野衣 真を
殺しに行くためだろう。
11時に老婦人の情報をつかんだ
人物は
いち早く
八野衣 真の潜伏先に向かった。
そして 自殺に見せ掛けて殺した。
だとしたら そいつの動機は?
秘密を守るためだろう。
秘密?
LL事件の被害者は全員
同じ売春クラブで働いていた。
そのクラブの顧客リストには
警察関係者の名前が載っていた
という話を聞いたことがある。
《顧客リスト?》
《ただ LL事件の直後
どさくさに紛れて
花坂社長が持ち逃げしちまった》
(桃井)
もし LL事件が長引いていれば
警察官による買春の事実が
公になっていたはずだ。
つまり
そいつは警察内部の人間で
どうにかして顧客リストを
隠蔽したかった。
だから
父さんを犯人に仕立て上げ
事件を早く片付ける必要が
あったってわけか。
あくまで可能性の話だがな。
ありがとうございました。
(亀一)どうも ご苦労さま。
(バイブレーターの音)
父さん
心配かけてホントにごめん。
母さんと乙姉ちゃんにも
僕は大丈夫だからって。
うん ありがとう。
じゃあ またね。
エイジ?
エイジなの?
残念だったな。
家の人にも黙ってたんだ。
二重人格のこと。
目的を隠し通すためだ。
なら どうして養子なんかに?
家族なんて持たない方が
秘密にしやすいでしょ。
親を亡くした後
俺は 施設に預けられた。
事件を調べたくても
何もできない状況が続いてたんだ。
だが そんなとき
浦島家が声を掛けてくれたんだよ。
俺を引き取りたいってな。
要するに 優しさにつけ込んで
15年間
ずっと利用してきたってことね。
これから浦島 亀一に会いに行く。
車を出してくれ。
父さん。
あっ エイジ。
(亀一)これ持ってきたぞ。
それと少ないけど
お金も持ってきた。
あっ ありがとう。 助かるよ。
その手…。
ああ 今度はアイロンでやっちまった。
いつものことだ。
それより…。
ホントに
このまま逃げ続けるつもりか?
警察が京花ちゃんを刺した犯人を
捕まえるまでは
どこかに隠れてようと思う。
そっか。
迷惑かけて ホントにごめん。
じゃあ そろそろ行くね。
(亀一)なあ エイジ。
お前に どうしても いつか
話さなければいけないと
思ってたことがあんだ。
15年前のことだ。
お前の父親 八野衣 真は
若いころ ずいぶん悪さをして
何度も警察の世話になってたんだ。
(亀一)でも 根は真面目で
困ってる人を見ると
黙っていられない
優しい一面もあったんだ。
(亀一)私は そんなあいつを
放っておくことができなかった。
だから 更生に手を尽くしてきた。
ところが あの事件が起きた。
真は やっていない。
私は そう言って
警察から真をかばおうとした。
だけど それは
あいつを信じていたからではない。
私自身の間違いを
認めたくなかった。
(亀一)私は あいつが抱える闇に
気付いてやれなかった。
結果的に 八野衣 真を
社会に解き放つ手助けを
してしまった。
LL事件の責任の一端は
私にある。
だから 私は
お前に手を差し伸べた。
だけど それは
お前を救いたかったんじゃない。
お前を救うことで
過ちを償いたかった。
(亀一)私自身を救いたかった。
(亀一)私は 自分のために
この15年間
ずっとお前を利用してた。
すまない。
(亀一)すまない エイジ。
何 受け取ってきたの?
(車のドアを閉める音)
(ナミ)ハァ…。
お父さん
すごく心配してたでしょ。
何も思わないの?
自分を育ててくれた人に対して
とか
自分を信じてくれた人に対して
とか
罪悪感みたいなものはないの?
おい。
さっさと出せ。
(エンジンをかける音)
(女性)15年前
たまたまLLを見掛けたんです。
怖くなって すぐ近くの警察署に。
(ナミ)対応してくれた警察の人って
どんな人でしたか?
(女性)あー 確か 最初は
若い女の人だった気がします。
最初は?
こうして2人で 車 転がしてると
あのころを思い出すな。
お互い 年を取りましたね。
ああ。
無駄に年を重ねたせいで
出世もしちまったがな。
で 何なんだ? 話って。
15年前の事件のことで
協力をお願いしたいんです。
♬~
こっちです。
(猿渡)おい。
どこだ ここは?
どうして お前がここに?
猿渡 敬三。
お前が父さんを殺した犯人だな。
俺が 八野衣 真を殺した?
桃井 これは いったい
何のつもりだ?
15年前の4月20日。
父さんを目撃した老婦人が
秩父中央警察署に駆け込んだ。
そのとき女性職員に代わって
対応したのが
途中で現れた男性刑事だった。
そいつは老婦人の情報を
すぐに捜査本部には伝えず
ひそかに父さんの所へと向かった。
そこで父さんを自殺に見せ掛けて
殺したんだ。
そいつが俺だと言いたいのか。
とぼけても無駄だ。
花坂トオルという男が
5年前に姿を消した。
それが15年前の事件と
何の関係がある?
花坂は きっと殺されたんだ。
犯人にホワイトラビットの
顧客リストを奪われてな。
だが いまだに
失踪事件として扱われてる。
犯人は
花坂の死を もみ消したんだ。
もみ消した?
そんなこと できるわけ…。
犯人が
警察内部の人間なら可能だ。
そのリストには
警察関係者の名前があったという
話があったらしい。
つまり 犯人は
買春の証拠を隠蔽するために
花坂を消したんだ。
面白い推理だな。
それで?
父さんを殺した犯人の動機も
同じなんだよ。
(ナミ)《つまり
そいつは警察内部の人間で
どうにかして顧客リストを
隠蔽したかった》
《だから
父さんを犯人に仕立て上げ
事件を早く片付ける必要が
あったってわけか》
花坂と父さんは
同一人物に殺された可能性がある。
俺は そう考えて
桃井に ある頼み事をした。
《花坂の失踪事件を担当した
刑事の写真を用意してほしい》
そして 今日 その写真を
老婦人に見てもらったんだ。
《ああ いました。 この人です。
この人で間違いありません》
たったそれだけか。
写真割りは
適正な手段を踏まなければ
証言価値はない。
確かに 花坂の失踪事件を
担当したのは俺だ。
だが 俺が花坂を殺したという
証拠はあるのか?
俺が 八野衣 真を殺したという
証拠はあるのか?
(猿渡)お前の話は
全て臆測でしかない。
八野衣 真の自殺現場からは
身元不明のDNAが見つかっています。
管理官が犯人でないのなら
当然そのDNAとも
一致しないはずです。
自らの無実を証明するためにも
DNAサンプルの提供に
協力していただけませんか?
よろしいですね? 管理官。
(猿渡)ハァ…。
(猿渡)分かった。
(桃井)銃を下ろしてください。
管理官 銃を!
♬~
♬~
♬~
♬~
お前は 買春の事実を隠すために
2人の人間を殺したのか?
保身のために
父さんに殺人の罪を着せ
殺人鬼・LLに仕立て上げたのか?
俺には それだけだとは思えない。
お前には 買春より知られたくない
秘密があった。
例えば お前は殺人鬼・LLで
父さんは お前の正体に
気付いたんじゃないのか?
どうなんだ 猿渡。
地獄で親父に聞いてみろ。
(銃声)
♬~
♬~
終わったな。
いえ まだです。
浦島エイジの協力者が
いるかもしれません。
(猿渡)分かった。 分かれて捜すぞ。
(桃井)はい。
≪(桃井)止まれ!
手を上げろ。
残念だが お前らの負けだ。
「お前らの負け」?
それは こっちのせりふだから。
(ナミ)さっきの会話は
全部ここに入ってる。
私がタップするのと
そっちが撃つの
どっちが早いと思う?
(舌打ち)
(ナミ)何で裏切ったの?
いや さっきの様子だと
初めから猿渡とグルだったと
考えた方がよさそうね。
お前たちは
一つ大きな勘違いをしている。
(ナミ)えっ?
真実を知りたいか?
15年前 何があったのか。
お待たせしました。
(猿渡)おう。
お前 昨日も
捜査本部 泊まったらしいな。
そんなんじゃ
いつまでたっても男できねえぞ。
大きなお世話です。
結婚とか… 考えてないのか。
今は仕事で手いっぱいなんで。
(桃井)猿さんの方こそ
どうなんですか?
このまんまだと
行き遅れちゃいますよ。 アハハ!
それこそ大きなお世話だよ。
あー。
珍しいな。
お前が酒にのまれるなんて。
何かあったのか?
私だって悩みの一つくらい
ありますよ。
悩み?
♬~
う~!
(猿渡)おっ おい。
(ドアの開閉音)
(猿渡)お前 さっき
何 言いかけたんだ?
桃井…。
俺と結婚しよう。
はぁ!?
(猿渡)何だ 起きてんじゃねえかよ。
えっ あの えっと
えっ 今のって冗談ですよね?
ハァ~。
フゥ…。
猿さん すいません。
私…。
(猿渡)バカ 冗談に決まってんだろ。
(猿渡)今ので酔いは さめたろ。
帰るぞ。
(猿渡)八野衣 真のやつ
どこに逃げたんだろうな。
(刑事)桃井さん 郵便です。
(桃井)ありがとう。
失礼します。
どうした?
いえ 何でもありません。
♬~
♬~
(猿渡)
ホワイトラビットの女なのか?
(桃井)はい。
飲み屋で声を掛けられて
何度か会った後 彼女の方から。
「お金で買わないか」と。
(猿渡)フゥ…。
今思えば
LLが私をはめる気で
彼女を近づかせたのかも
しれません。
誰か知ってんのか?
脅迫されたことじゃなく
お前が その…。
いいえ。
このことは 一生 自分だけで
抱えていくつもりでした。
猿さん いつも迷惑ばかりかけて
すみません。
(すすり泣く声)
辞表を 提出します。
桃井。
この件 少しの間 俺に預けろ。
(猿渡)この辺りの地取りは
済んでるんですが。
(係長)では 周辺の全体…。
(警察官)失礼します。
(係長)どうした?
八野衣 真の目撃情報が。
(係長)何!?
指名手配の男だったんです!
早く来てください!
≪代わろう。 すいません。
もう一度 初めから
お話 聞かせてもらえますか?
15年前の4月20日。
管理官は
そうやって誰よりも早く
八野衣 真の潜伏場所を
突き止めた。
≪動くな。
警察だ。
何で警察は俺を追い回すんだよ。
なあ!? 刑事さん!
俺は殺人犯なんかじゃねえって。
やっぱり
お前がLLだったんだな。
(猿渡)
お前が送り付けてきたんだろ?
だから 何の話だって!
もしかして 犯人が この写真を
あんたに送り付けてきたのか?
だったら
そいつが全部 仕組んでんだよ!
お前みたいなクズは
平気で嘘をつく。
お前は 生まれながらのクズだ。
ここで殺してしまった方が
よっぽど世の中のためになる。
ちょっと待ってくれ。 待て。
待ってくれ! 待てよ!
俺は 本当にやってないんだ!
俺には 家族がいるんだ。
息子が 俺の帰りを待ってんだよ!
うわぁ~!
エイジ…。
うわぁ~!
(猿渡)うおっ。
うっ あ…。
エイジ…。
エイジ 父さん 必ず帰るからな。
(真のもがく声)
(猿渡)だ~ ま~ れ~!
お前に!
(真)うっ!
お前なんかに あいつの人生…。
(真)うっ うっ…!
桃井の人生
台無しにされてたまるか!
俺は 俺は あいつに…。
あいつのために…。
あいつ あいつ…。
ハァハァ ハァハァ
ハァハァ ハァハァ…。
♬~
(猿渡)指名手配中の男を
見掛けました。
間違いありません。
♬~
♬~
(桃井)猿渡さん!
一足 遅かった。
俺たちが到着したときには
もう このありさまだ。
八野衣 真は?
(猿渡)きっと中だ。
逃げ切れないと思って
火を放ったんだろう。
≪おい 見ろ!
(真)うあ~!
≪人だ! 人だ!
おい… おい!
おい おい。 桃井! 桃井!
(真)ああ… ああ…!
あああ~っ!!
(桃井)現場で発見した写真から
誰のものか分からない血液が
検出されたんです。
せめて そのDNAの
身元特定だけでも…。
その辺にしとけ。
桃井 諦めろ。
終わったんだよ。
LL事件は。
♬~
♬~
ハァ…。
つまり 買春してたのは
猿渡じゃなくて あなただった。
あなたは 自分の秘密を
知られるのが怖くて
猿渡を告発できなかった。
そういうことでしょ?
(桃井)違う。
(ナミ)何が違うの!?
15年間も黙ってたのは
自分を守るためじゃない!
(桃井)私のことなんか
どうだってよかった。
私は あの人に…。
あの人にだけは
刑事を続けてもらいたかったんだ。
(猿渡)《桃井
お前 これからも好きにやれ》
《けつは俺が拭いてやる》
管理官を守るためには
私の秘密を隠し通すしか
方法がなかったんだ。
ふざけないで。
あなたたちの
なれ合いのせいで
エイジがどれだけ
つらい目に遭ったか分からない?
分かってる。
ただ どうにもならなかったんだ。
(桃井)《警察だ。
売春防止法違反の疑いで
デートクラブ ALICEを
調べさせてもらう》
(もめる声)
≪《桃井さん》
《お久しぶりです》
《お前も この店に
一枚かんでたのか》
《ええ》
《それで 今日のところは
勘弁してもらえませんか》
(花坂)《うちの客だった
ってことは内緒にしとくんで》
(桃井)《待て》
♬~
(桃井)《私は
どこで間違えてしまったのか》
《どこで道を
踏み外してしまったのか》
《こんなはずではなかった》
《こんなはずでは…》
《安心してください。
秘密は絶対に守りますから》
《桃井 薫さん》
(桃井)拭っても 拭っても…。
(銃声)
(桃井)罪は消えるどころか
積み重なっていくばかりだった。
いったい いつまで続くんだろうな
この地獄は。
(ナミ)何 言ってんのよ。
全部あなたの責任でしょ。
自分じゃ
どうにもならないって言うなら
私が 今 ここで終わらせてあげる。
B一!?
♬~ (芦田)パパ、バット買ったの?
(小池)また無駄遣いして!
もったいな~い!
あ、今月2ギガも余ってる!
(出川)あ~‼ もったいないのだ~‼
もったいなくないし
くりこせるし
くりこせる!?
もったいなくな~い
もったいなくな~い
銃を渡せ。
♬~
(桃井)お前 どうして…。
もしかして あのときの。
とんだ安物だな。
意識が飛んで危うく死にかけたよ。
(桃井)なぜだ?
なぜ私が裏切ると。
俺は はなから
誰も信用してねえんだよ。
お前 もともと俺たちを
消すつもりでいただろ。
だが 部下の前で俺たちを
殺すわけにはいかなかった。
(桃井)《こちら 桃井。
空振りだ。 全員 引き揚げろ》
だから お前は
俺たちに手掛かりを与え
あえて猿渡にたどり着かせた。
ここに俺たちを
おびき出すためにな。
そして 俺に銃を握らせた。
逃亡犯と それを ほう助した女が
警官に銃を向け
警官は やむなく
被疑者を射殺した。
最終的な筋書きは こんなとこか。
桃井 15年前 八野衣 真に
冤罪の可能性があると
捜査本部に訴えようとしてたのは
本当なのか?
八野衣 真は冤罪。
私が そう考えていたのは
事実だ。
そして その考えは
間違っていなかったと
今も そう信じている。
だとしたら LLの正体に
心当たりはあるのか?
ああ。
LLの正体を教えたら
その銃を下ろしてくれるか?
このまま
私たちを見逃してくれたら
LLの逮捕に協力する。
もちろん お前の父親の冤罪を
晴らす協力もな。
見逃してくれだと?
何 能天気なこと言ってんだ。
殺すぞ。
お前らは 俺が ぶっ殺してやる。
相棒の秘密を守るためだとか
自分を助けてくれた人間を
守るためだとか。
たったそれだけの理由で
お前らは父さんを…。
(猿渡)待て。
♬~
♬~
LLの正体が
そんなに知りたいのか。
だったら俺が教えてやる。
LLは…。
お前の親父だ。
お前の親父は
拷問好きの変態野郎なんだよ。
♬~
♬~
(桃井)うっ!
ゲホッ!
(桃井)ハァッ ハァッ。
(桃井)ゲホッ!
(桃井のせき)
お前 今…。
(桃井の荒い息遣い)
これで… これでいい。
♬~
♬~
これで… 地獄が終わる。
♬~
桃井!
♬~
♬~
今日 初めて知ったんだ。
あいつの…。
この15年間を。
俺は…。
(銃声)