親愛なる僕へ殺意をこめて #08【今夜、ついに殺人鬼LLの正体が明らかに】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

親愛なる僕へ殺意をこめて #08【今夜、ついに殺人鬼LLの正体が明らかに】[字][解][デ]

主演・山田涼介の二重人格サスペンス!今夜、ついに殺人鬼・LLの正体が明らかに!今日で全て終わりにする…さらなる波乱の連続、物語は最終局面へ!

番組内容
浦島エイジ(山田涼介)のもうひとりの人格“B一”とナミ(川栄李奈)の目の前で、刑事の桃井薫(桜井ユキ)と、桃井の上司である管理官の猿渡敬三(髙嶋政宏)が命を絶った。

B一は、エイジの人格が6日以上、表に出てきていないという状況に不審を抱いていた。「これからどうするつもりなの?」。ナミからそう問われたB一は、雪村京花(門脇麦)が住んでいたマンションに向かうと返す。10月30日の時点では、
番組内容2
京花はLLが八野衣真(早乙女太一)だと信じ込んでいた。だが、11月3日になると、京花は「LLが生きていた」と言い出す。B一は、その3日の間に京花が何かを知ったのではないかと推測し、彼女の足取りを調査しようと考えたのだ。

京花のマンションに侵入したB一は、彼女の部屋で車のキーを見つける。カーナビの履歴を調べたB一は、11月1日に京花が、とある町を訪れていることを知る。
番組内容3
B一は、ナミとともにその町へと向かうが…。
出演者
山田涼介 
川栄李奈 
門脇麦 
尾上松也 
早乙女太一
 ・ 
髙嶋政宏 
桜井ユキ
 ・ 
佐野史郎 
遠藤憲一 

スタッフ
【原作】
『親愛なる僕へ殺意をこめて』原作:井龍一 漫画:伊藤翔太(講談社ヤングマガジン刊) 

【脚本】
岡田道尚 

【音楽】
☆Taku Takahashi(m-flo) 

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「ウラオモテ」 

【プロデュース】
草ヶ谷大輔 

【総合演出】
松山博昭 

【制作著作】
フジテレビジョン
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/shinainarubokue/  
【公式Twitter】
https://twitter.com/shinboku_cx  
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/shinboku_cx/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  10. 珠代
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  13. 被害者
  14. ナミ
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  19. 病院
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(桃井)《これで… 地獄が終わる》

(銃声)

ハァ…。

(ナミ)もう そんなにたつんだ。

これまでにエイジが6日以上
出てこなかったことは?

今回が初めてだ。

治療の効果なのか。

それとも 入れ替わってる間に
エイジの身に何か起きたのか。

《どうなんだよ 白菱!》

《どうして お前が…》

♬~

♬~

10月30日。

その時点で雪村 京花は
俺の父さん

八野衣 真がLLだと
信じ込んでいた。

《これで
嫌でも分かったでしょ?》

《LLは 八野衣 真》

ところが 11月3日。

《じゃあ 誰にやられた?》

《L… L》

《LLは 生きてたの》

つまり
LLは別の人間だと言い始めた。

10月31日から
11月2日の3日間

そこで 雪村 京花は
何かを知ったんだ。

この3日間に何が起きたのか
雪村 京花の足取りを調べる。

やっぱり まだ諦めてないのね。

桃井と猿渡の死体が見つかれば

今まで以上に
警察に追われると思う。

LLを追うのは危険すぎる。

シロツメクサ。

花言葉は知ってるか?

「幸運」でしょ。

それと もう一つ。

「復讐」

15年前 俺は心に決めたんだ。

何を犠牲にしたとしても
必ず復讐をやり遂げる。

LLを見つけだして
この手で殺すまでは

俺の復讐は終わらない。

(解錠音)

♬~

♬~

あっ 遠出してる日があるけど。

♬~

おそらく栃木に行ったのは
雪村 京花だ。

えっ?
11月1日に大学を休んでる。

(京花)《ごめん 高校の友達が
突然こっちに戻ってきてて

これから会うことになったの》

(ナミ)はい お昼。

(ナミ)この写真って…。

見てもいい?

優しそうな顔してるね。

警察は どうして
お父さんを疑ったりしたんだろう。

父さんは LL事件の被害者たちが
働いていた

ホワイトラビットの
従業員だったんだ。

(ナミ)たったそれだけ?

15年前 埼玉県の榛野山で
5人の遺体が見つかった。

その中で唯一
死亡推定時刻が確認できたのが

5人目の被害者 白菱 凜だ。

白菱 凜は榛野山付近にある廃虚で
しばらく監禁され

15年前の3月29日に殺害された。

その日 父さんには
アリバイがなかったんだよ。

そして 決定的だったのが
目撃情報だ。

被害者全員 失踪したその日に
父さんと会ってたんだ。

真犯人は その状況を利用して
父さんに罪を着せたんだろ。

被害者全員と…。

あっ いや お父さん
被害者全員と何してたのかなって。

あちらの病院への移送は
予定どおりに できそうですか?

容体は安定しています。
(ナミ)どうしたの?

この近くにバス停は?
えっ?

雪村 京花が
別の病院に移送される。

取り調べが始まるらしい。

東京に戻って
雪村 京花の移送先を調べてくれ。

俺は1人で益沢町に向かう。

何か分かったら連絡してくれ。

うん。

《LLを見つけだして
この手で殺すまでは

俺の復讐は終わらない》

逃亡中なんだし

こんな所に1人でいたら
怪しまれるでしょ。

本当に終わるの?

LLを見つけだして
LLを殺して。

それで あなたの復讐は
本当に終わるの?

何が言いたい。

別に。

ただ お父さんの敵をとった後は
どうなるのかなと思って。

(バスの自動ドアの開く音)
先のことなんて どうでもいい。

♬~

♬~

♬~

(ドアベルの音)

ごめんなさい 5時からなんです。

すいません 最近 店に
この女性が来ませんでしたか?

(火災報知器の音)

(看護師)今から向かいます。
気管挿管の準備してください。

(看護師)すいません
患者さんが通ります。

通してください。

(刑事)雪村 京花が
また何者かに襲われたようです。

こちら 目撃者の確保と
病院の警戒にあたります。

《正体を知られたLLが

口封じのために
また 姿を現すかもしれない》

♬~

《L…》
《LL》

《LL》
《L》

《LLを見つけだして
この手で殺すまでは…》

11月1日 雪村 京花ちゃんが
突然お店に訪ねてきたの。

(ドアベルの音)

《いらっしゃい》

彼女とは どういう?

初対面よ。
えっ?

私 ここに来る前は
あちこち転々としながら

スナックの雇われママをやってて。

いっとき 私の下で
マナっていう子が働いてたの。

その子が
彼女のお姉さんだったみたい。

それって 白菱 凜のことですか?

そう 偽名を使ってたようね。

だから 京花ちゃんに聞いて
驚いちゃった。

まさか
LL事件の被害者だったなんて。

どうやら家を出るときに

妹にだけは
行き先を教えてたらしくて。

《行くとこなくて 本当に
どうしようもなくなったらさ

ここに連絡して》

(オバタ)彼女
今になって電話したみたい。

で 色々調べるうちに
私にたどり着いたんだって。

それで 彼女は何しに?

お姉さんが
働いてたときのこと

聞きたかったらしいの。

だけど 私 ほとんど覚えてなくて。

だから この写真だけ見せて
帰ってもらったわ。

ちょっとすいません。

もしもし。

(ナミ)雪村 京花が襲われた。

今 病院から出ていった
怪しいやつを追ってるんだけど。

分かった。
そのまま尾行してくれ。

すぐに
監視カメラの映像を確認する。

(映像の戻る音)

脈拍は どうですか?
脈拍は 55で落ち着いてます。

♬~

(火災報知器の音)

♬~

(ドアの開閉音)

えっ…。

♬~

♬~

何でお前が!?

♬~

♬~

あっ おかえり。
どこ行ってたの?

久しぶりの外 寒かっただろ。

(サイレン)

♬~

(リポーター)本日 都内の病院で
雪村 京花さんが襲われた事件で

警視庁は
浦島 乙容疑者を逮捕しました。

警視庁によると
浦島 乙容疑者は

今月2日に
雪村 京花さんが刺された

殺人未遂事件についても

全面的に
容疑を認めているとのことです。

≪(足音)

すみません 浦島さん。

今日も 娘さんが
面会を拒否されました。

そうですか。

では また あした来ます。

(解錠音)

エイジか?

驚かせてごめん。

どうした? 突然。

何だ 写真なんか見ちゃって。

まあ いいよ。 座れ ほら。

父さん。
ん?

この前 俺に謝ってくれたよね。

《私は 自分のために

この15年間
ずっとお前を利用してきた》

《すまない エイジ》

だけど 本当に
謝らなくちゃならないのは

俺の方なんだ。

ん?

15年前のLL事件。

俺は 父さん…。

八野衣 真がLLだとは
どうしても思えなかった。

真犯人は他にいる。

俺は LLを見つけだし
復讐をするつもりだったんだ。

ちょっと待て お前。

復讐って 今まで そんなそぶり
一度も見せなかったじゃないか。

ああ。

だって 父さんが一緒にいたのは
俺じゃなかったから。

どういう意味だ?

俺 二重人格だったんだよ。

父さんたちが気付かないことを
いいことに

俺は 15年間
みんなをだまし続けた。

でも それが原因だったんだ。

乙姉さんが
ああなってしまったのは。

15年間 この日が来るのを
ずっと待っていたんです。

(犬飼)どういうことですか?

私は 一人っ子でした。

♬(ピアノの演奏)

(歓声)

《乙 うまくなったね》
《発表会 楽しみだな 乙》

《うん》
(亀一・珠代)《すごい すごい》

「乙」 「乙」 「乙」

ママとパパは

毎日 私のことだけを
見てくれていたんです。

あの日が来るまでは。

(珠代)《はーい お待たせ》
(亀一)《うわー すごいな》

《エイジ君 今日からここが
君の家だからね》

《遠慮しないで
たくさん食べてね》

(亀一)《よし食べようか》
(珠代)《そうね》

(亀一)《じゃ いただきます》
(エイジ・珠代)《いただきます》

《ねっ 見て!》
(エイジの泣き声)

(エイジの泣き声)
(亀一)《よしよし よしよし》

(乙)それからは
私が どんなに頑張っても。

私が どんなにさみしいときでも。

(亀一)《心配すんな エイジ》

《父さんと母さん 何があっても
お前の味方だからな》

(珠代)《そうよ エイジ》

「エイジ」 「エイジ」 「エイジ」

「エイジ」「エイジ」「エイジ」!
哀れな殺人鬼の息子!

浦島エイジには
どうやっても勝てなくて。

子供のころ 乙姉さんに
気付かれてしまったんだ。

《出てって》

《この家から出てってよ》

《そうしないと
パパとママに言うから》

《私 知ってるよ》

《夜中に エイジが
そのノートパソコンで

こそこそ何か調べてること》

《LLって何なの?》

《ホントに言うから》

《言ったらどうなるか
分かるよな?》

俺は そんな乙姉さんを脅し
追い詰めてしまった。

乙姉さんと雪村 京花には
一切関係がない。

もし動機があるんだとしたら
きっと俺なんだと思う。

(犬飼)それで どうして
雪村 京花を襲ったんですか?

私 とっても うれしかったんです。

うれしかった?

だって
あんなに幸せそうな顔見るのは

初めてだったんですから。

《乙姉ちゃん。
紹介するよ 雪村 京花さん》

あ~ 弟は ようやく

かけがえのない存在を
手に入れたんだなって。

ウフッ。

私は この瞬間を
ずっと待ち焦がれていたんです!

私の人生を めちゃくちゃにした
あの野郎から

一番大切なものを奪い取ってやる
その瞬間を。

(京花)
《エイジ君 これから時間ある?》

《うん》

(京花)《エイジ君に
ぜひ見てほしい場所があるの》

《そこで話すね》

《今まで誰にも言えなかった
私の過去》

《私…》

《今から エイジ君を殺すね》

《えっ?》

《さよなら 浦島エイジ君》

(乙)フフッ。

私は ただ あいつに絶望を
与えてやりたかっただけなんです。

たとえ どんな手を使っても。

どんな形であっても。

(笑い声)

俺は復讐のために
多くの人間を利用し 巻き込んだ。

乙姉さんが
こんなことになってしまったのも

全部 俺のせいなんだよ。

そっか。

そんなことがあったのか。

でも 今日で全て終わりにする。

実は 乙姉さんの話には
まだ続きがあるんだ。

雪村 京花が
俺に こう言ったんだよ。

《じゃあ 誰にやられた?》

《L… L》

《私たちの すぐ近くで
生きてたの》

どういうことだ?

年齢的に
乙姉さんがLLのはずがない。

だけど LLは
確かに生きていた。

それ ホントの話なのか?

ああ 真犯人は存在する。

誰だ?

誰が犯人なんだ?

被害者に できる限りの
苦痛を与えてから殺す。

それが
殺人鬼・LLのやり方だった。

LLは なぜ そこまで
拷問にこだわったんだと思う?

おそらく 痛みを感じないからこそ
逆に痛みに執着し

拷問殺人を
繰り返してたんだと思う。

痛みを感じない?

ああ。

例えば…。

こんなふうに。

お前だったんだな
殺人鬼・LLは。

♬~
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お前だったんだな
殺人鬼・LLは。

こういう場合
どう反応したらいいんだ?

エイジ 教えてくれよ。

痛いっていう感覚を。

お前が痛みを感じなくなったのは
今から16年前。

LL事件の1年前ぐらいだよな?

その時期から お前は
よくケガをするようになった。

♬~

痛みの感覚がないと
危険を認知しづらくなるんだ。

《父さん またケガしたの?》
《またやっちゃった》

(珠代)《お父さん 指》
(亀一)《指? ああ 切っちゃった》

《その手…》

(亀一)《ああ
今度はアイロンでやっちまった》

医者も首をかしげてたよ。

脳の機能障害によるものだろうと
言われたが

正確な原因は
分からないそうだ。

だがな エイジ

痛みを感じないから
私がLLだっていうのは

ちょっと話が強引すぎやしないか。

(亀一)15年前 埼玉県の榛野山で

LLに殺された
5人の女性の遺体が見つかった。

被害者の1人 白菱 凜さんは
近くの廃虚で殺害され

死亡推定時刻は
遺体の状態から

15年前の3月29日であると
判明した。

だがな エイジ

私は その日
まったく別の場所にいたんだよ。

3月24日から
31日までの間

家族旅行で北海道にいた。

お前にアリバイがあることぐらい
分かってる。

じゃあ なぜ私を疑うんだ。

最初に気付いたのは俺じゃない。

雪村 京花だ。

その写真をきっかけに

あの女は お前が
LLである可能性に気付いたんだ。

どういうことだ?

《あっ あれって
北海道の小樽ですよね?》

そのとき きっと15年前のことを
思い出したんだろう。

《本当に
どうしようもなくなったらさ

ここに連絡して》

《私も 小樽に引っ越した
知り合いがいるんです》

そう 白菱 凜が
家出をして向かった先も

小樽だったんだよ。

お前のことが気になった
雪村 京花は

当時 白菱 凜が働いていた
スナックのママに会いに行った。

《いらっしゃい》

《オバタ サチさんですか?》

《はい》

《姉のことで お伺いしたいことが
あるんですけど》

そして これを目にしたんだ。

撮影されたのが
15年前の3月27日。

ちょうど お前が家族で
小樽に旅行してたときだよな。

≪《いや! ごめんなさい…
ごめんなさい》

《あああ…》

(殴る音)

つまり お前は
白菱 凜を小樽で拉致監禁し

拷問した上で 3月29日に殺害。

その後 埼玉県にある別の廃虚に

白菱 凜の遺留品と
体の一部を残した。

そうやって お前は

白菱 凜が埼玉で殺されたように
見せかけたんだ。

遺体は どうするんだ。

家族と旅行中なんだよ。

北海道から埼玉まで
どうやって運んだっていうんだ。

母さんに聞いたよ。

お前 北海道から
母さんたちを先に帰して

自分だけレンタカーで
東京に戻ったらしいな。

(亀一)《はいよ》

(珠代)《お父さん
運転 無理しないでね》

(亀一)《うん 取材がてら
のんびり帰るよ》

《残りの荷物 下ろしてくる》
(珠代)《うん》

お前は 白菱 凜の遺体を
トランクに積んだ。

その後 帰宅途中に 埼玉県にある
榛野山に遺体を埋めたんだ。

まあ 確かに 強引にそう考えれば
私に犯行は可能だ。

だが 実際は

私と白菱 凜は たまたま
同じ時期に同じ場所にいた。

たったそれだけの話じゃないか。

「たまたま」?

白菱 凜は お前が北海道に
呼び寄せたんだろ。

いったい どうやって?

私と白菱 凜の間に
どういう関係があるっていうんだ。

刑事の桃井は 死ぬ直前
俺に こう言い残してたんだ。

《私の車の中に
顧客リストがある》

顧客リスト?

ああ。

5年前 桃井が
花坂トオルから奪った

ホワイトラビットの顧客リストだ。

そこに私の名前でも載ってたか?

いいや。

俺は 店で働いていた女性たちに
当時の話を聞いてきた。

15年前 被害者たちは

失踪したその日に
父さんと会っていた。

だから 警察は こう考えていた。

そのときに
父さんが拉致したんだと。

だが 真実は
まったく違ったんだよ。

≪《凜》

《真さん》

《早く向こうの生活に
なじめるといいな》

《はい》

《でも 住む場所も
仕事も用意してもらって》

《真さん ホントに
ありがとうございました》

そう 父さんは被害者たちを

ホワイトラビットから
逃がそうとしていた。

彼女たちを
守ろうとしていたんだよ。

それだけじゃない。

もう一つ分かったことがある。

父さんには協力者がいたんだ。

夜逃げの手配は父さんが。

そして 新しい土地での
生活の手配は…。

父さんが最も信頼していた

保護司の男に頼んでいたらしい。

その保護司とは…。

お前のことだよな?

浦島 亀一。

お前は 彼女たちに
逃げた先で偽名を使わせていた。

《それって
白菱 凜のことですか?》

《そう
偽名を使ってたようね》

だが その本当の目的は
ホワイトラビットから逃がすためじゃない。

警察に彼女たちの足取りを
追わせないためだ。

そうやって お前は
助けるふりをして

彼女たちの命を
次々と奪っていったんだ。

全ての犯行を
父さんのせいにしてな。

ハァ…。

大したもんだ。

それでこそ私の息子だ。

だが その答えでは
満点はやれないな。

《先生 凜に会えましたか?》
(亀一)《ああ》

《元気にしてたよ》

《仕事も始めて こっちの生活が
楽しいって言ってた》

《そうっすか》

《浦島先生
ありがとうございます》

《どうした? 改まって》

《散々 悪さした俺に
少しでも罪滅ぼしになるからって

先生に言われて
始めたことっすけど

こんな俺でも ちょっとは
人の役に立ててると思ったら

何か すげえうれしくて》

(真)《先生には…》

《ホントに感謝しかないっす》

《そうか》

《お前に そう言ってもらえると
私もうれしいよ》

(亀一)お前の父親
八野衣 真はな

何も人のためや罪滅ぼしのために
少女たちを助けたわけではない。

どんなに奇麗事を並べても

女性を食い物に
仕事をしなければならない

惨めな現実から 少しでも
目をそらしたかっただけだ。

大人になっても
子供ができても

結局 チンピラは
チンピラでしかない。

そんな自分を
認めたくなかったんだ。

お前が思うほど

あいつは良い人間でも
良い父親でもなかった。

それが満点の答えだ。

♬~

♬~

♬~
(芦田)パパ、グローブ買ったの~?

(出川)1000円でおトクだったのだ!

1000円でおトクだって
え?

(小池)おトクってのはねぇ…

1000円でお釣りがくるのよ!

(賀来)いよいよ厳しい冬本番。
もう勘弁してくれってなります。

で… 飲みます。