ザ・トラベルナース #3[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ザ・トラベルナース #3[解][字]
<岡田将生×中井貴一>
熱き哲学を持った、さすらいの優秀&変人ナース2人が医療現場を改革!
『ドクターX』の中園ミホが手掛ける、新・痛快医療ドラマ開幕!!◇番組内容
看護師に対しパワハラ&セクハラ三昧のモンスターペイシェント・三雲を、歩(岡田将生)は厳しく注意。すると、クレームが入り大問題になったばかりか、静(中井貴一)からも感情をコントロールできない未熟さをたしなめられてしまう。そんな中、三雲が院内で骨折する事故が発生!さらに、看護師・麻美(恒松祐里)が“絶対にあってはならないミス”を犯してしまい…!!度重なる病院側の失態に、三雲の妻・弓枝は激怒で…!?
◇出演者
岡田将生、中井貴一、菜々緒、安達祐実、恒松祐里、泉澤祐希、宮本茉由、野呂佳代、池谷のぶえ、吉田ウーロン太、前原瑞樹、六角精児、浅田美代子、寺島しのぶ、松平健
◇脚本
中園ミホ
◇演出
片山修(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完【主題歌】DISH//『五明後日』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】峰島あゆみ(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、山田勇人(ザ・ワークス)、多湖亮太(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/the_travelnurse/
☆Twitter
https://twitter.com/the_travelnurse
☆Instagram
https://www.instagram.com/thetravelnurse_ex/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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- 三雲
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(愛川塔子)
夜中に病棟を歩いていると
後ろから
誰かにつけられてる気がして…。
床を見ると その人の影が…。
でも その人の影には
私たちとは
決定的な違いがあったの。
(塔子)意を決して振り返ると…。
(塔子)首がなかったの!
(3人の悲鳴)
(森口福美)ちょっと…。
部長の話が怖すぎて
お腹すいちゃいましたよ。
(弘中スミレ)さっき
食べたばっかじゃないですか。
(土井たま子)ああ~…
いったん落ち着こうね。
お茶 入れ直すわね。
♬~
あっ 駄目! 同時にやっちゃ…。
(福美)えっ?
(ブレーカーが落ちる音)
(一同の悲鳴)
(福美)ごめんなさい。
ブレーカー 直してきます。
(塔子)気をつけてよ。
(福美)こっちだっけ?
(金谷吉子)でも
このままのほうがよくない?
(吉子)次 私の番ね。
あれは 先週の夜勤の時
ちょっと休憩取ろうと思って
仮眠室に入ったの。
そしたら
見ず知らずのおじいさんが
ベッドで寝てたの。
おじいさんは微動だにしない。
ひょっとして… 死んでる?
(窓がきしむ音)
(一同の悲鳴)
(吉子)すると
廊下から足音が聞こえた。
ひた ひた…。
ひた… ひた… ひた… ひた…。
足音が近づいてくる。
その時 ドアが開いて
同時に おじいさんが
むっくりと起き上がった。
その足音の正体は…。
上の階のナースたち。
(福美)なんだ…!
でも 病院って
本当によく出ますよね。
(向坂麻美)ごめんね
こんな時間に電話して…。
また なんか出そうで怖くて…。
(瞬平)
「俺が いつもそばにいんだろ?」
(麻美)うん。
(瞬平)「今から夜勤か。 大変だな」
「頑張れ!」
(麻美)瞬平の声 聞いたら
元気出た。
行ってくんね。
お疲れさまです。
(看護師)お疲れさま。
311号室の坂本さんの容体
どうでした?
大丈夫 安定してる。
ああ よかった!
(那須田 歩)できるだけ早く
いらして頂ければと…。
そうですか…。
はい お待ちしています。
(ため息)
どうしたんですか?
325号室の三橋さんのご家族
遠方に住んでて
すぐ来られないそうです。
三橋さん
そんなに悪いんですか…。
ご家族 間に合うといいですね。
(ナースコール)
(心電図モニターのアラーム)
(九鬼 静)三橋さん…。
お疲れさまでした。
(古谷 亘)おい…
死亡診断書も書けないナースが
なんで合掌なんかしてんだよ!
お待ちください!
心臓マッサージやらないと
家族が駆けつけた時に
なんで最後まで
手を尽くさなかったんだって
言われるだろ!
三橋さんは
自分の死を受け入れて
意識がなくなる前に
私におっしゃったんです。
安らかに逝かせてほしいと。
だから 何?
誠意のない医者に限って
こういう 見せかけのセレモニーを
したがるんです。
何やってるんですか!
(古谷)大体 あんた なんで
いっつも病院にいるんだよ?
夜勤でもないくせに。 帰れ!
あなたみたいな医者がいるから
帰れないんです。
あんたらナースは
おとなしく 医者の言う事
聞いてりゃいいんだよ!
今 なんつった?
ナースのくせに口答えすんな!
そういう言い方ないだろ!
なんなんだよ
どいつもこいつも…。
家族が来る前に死ぬとか
勘弁してくれよ。
患者さんの前です!
口を慎んでください。
ええっ…?
だって 聞こえないよ?
最低だな あんた。
向坂さん。
エンゼルケアの準備を
お願いします。
はい…。
よいしょ…。
ごめんなさい。
えっと… えっと このあとは…。
あっ 左足…。
あっ タオル
替えなきゃいけない…。
えっと…。
(足音)
(足音)
(ドアの開く音)
(麻美)あっ… どうされました?
向坂さんは エンゼルケアに
不慣れとお聞きしたので…。
そんな事はないです…。
(ぶつかる音)
そんな事ないです…。
よいしょ…。
えっと… こっちか。 熱っ!
アチッ…。
やっぱり代わりましょう。
すいません…。
1人でエンゼルケアするのは
さすがに怖いですよね。
怖い?
生きてる患者さんのほうが
よほど怖いです。
中には 暴言を吐かれたり
襲いかかってくる方も
いらっしゃいますから。
亡くなられた患者さんほど
優しい人はいません。
こんなに安らかに
我々に
全てを委ねてくださるんですから。
勉強になります。
勉強してください。
はい。
♬~
三橋さん 手 失礼しますね。
こちら向きます。
ごめんなさいね。
熱すぎないかな? 三橋さん。
気持ちいいですか?
お疲れさまでしたね。
♬~
男前になりますよ より。
失礼しますね 三橋さん。
(着信音)
はい。 …わかりました。
ERから呼び出しです。
急患が搬送されてきます。
行ってください。
〈かのフローレンス・ナイチンゲールは言った〉
〈「天使とは 美しい花を
撒き散らす者ではなく…」〉
肩を動かしますね。
〈「苦悩する者のために
戦う者である」〉
ご家族がいらっしゃるまで
お一人にはしませんからね。
〈これは 全ての患者と
ナースたちに捧げる…〉
放射線科に連絡を。
(麻美)わかりました。
〈愛と戦いの物語である〉
〈世界では 彼らを こう呼ぶ〉
〈ザ・トラベルナース〉
(心電図モニターの音)
礼くん 頑張ろう。
(心電図モニターの音)
(歩の声)三上礼くん。
前にも筋線維芽細胞腫で
入院してたんですね。
…はい。
大変な手術をして
4月に退院したんですけど…。
再発ですか…。
大学で映研に入ってて
短編映画を作って
学園祭で発表するって
言ってました。
就活も頑張るって…。
また戻ってくるなんて…。
(スミレ)礼くん 意識戻ったよ。
向坂さん
またお世話になります。
こちらこそ よろしく。
みんな就活してるのに
こんな時に入院するなんて
タイミング悪かったけど…。
しっかり治療して また頑張ろう。
はい。
(麻美)映画の話とか
また いろいろ聞かせてね。
はい。
礼くん はじめまして。
看護師の那須田歩です。
よろしく。
男性の看護師さん…。
歩さんは ここに来る前は
アメリカの病院で
働いてたんですって。
すっごく優秀なの。
へえ~… かっこいいな。
(三雲大悟)なんで こんな
大部屋しか空いてないんだよ!
三雲さん 大部屋も
話し相手がいて いいもんですよ。
(三雲)
こんな雑魚部屋で寝れるか!
手術の痕が痛いんだよ!
なら 安静になさってください。
(三雲)なんで
ナースが おっさんなんだよ…。
おっさんで申し訳ございません。
はい 足元 失礼します。
しっかり つかまってください。
1 2 3…。
(三雲)い… 痛い 痛い 痛い…!
痛いですね 痛いですね。
(三雲)痛いって言ってんだろ…!
ゆっくりでいいですよ。
(三雲)ちゃんとやれよ!
他の患者さんの迷惑なので
静かにしてください。
なんだ? お前。 また男かよ。
なんで ナースが
みんなズボンなの?
そういう時代ですので。
あーあ… 俺の担当だけ
スカートはいてくんねえかな。
えっ 私にスカートはけと
おっしゃってるんですか?
おっしゃってねえよ!
繰り返します。
他の患者さんの迷惑なので
静かにしてください。
若造が俺に指図すんな!
ちょっと あんた…!
歩くん。 枕を。
皆さん ごめんなさい すいません。
申し訳ありません。
ねえ お姉ちゃん 優しくして。
おい 俺は患者だぞ!
はーい 患者様。
枕を入れましょう。
おっさんは呼んでねえよ!
ベッドで安静に。
それが嫌なら 他の病院へどうぞ。
お前… 嫌い!
大きい声
出さないほうがいいですよ。
響きますよ。
(歩の声)三雲大悟。
胆石 糖尿病 脂肪肝…。
生活習慣病のデパート
みたいな人だな。
原因は… 不摂生。
会社経営してるらしいですよ。
(スミレ)嫌な社長だなあ。
早く退院してほしいわ。
胆石の手術は終わりましたし
あと3日で退院ですね。
3日の辛抱か…。
その患者 そんなにひどいの?
ガチのモンスターペイシェント。
(西 千晶)看護部長… 看護部長!
三雲大悟さんから
すごい勢いで苦情が来てます。
ナースの態度がなってないと。
(塔子)申し訳ございません。
(千晶)ネットで拡散するとか
おっしゃってて…。
もう 院長が学会でお留守の時に
問題が大きくなったら困ります。
本当に申し訳ございません。
皆さんは 感情労働っていう言葉を
知ってますか?
看護の現場で働く者たちは
常に笑顔で 礼儀正しく
患者さんに接する事が
求められます。
それって 感情のコントロールも
給料のうちって事ですか?
(千晶)はあ?
どんな患者の前でも
白衣の天使でいろって事ですよね。
はあ!?
そんなの おかしいですよ!
あとで
言って聞かせますので よく。
本当に…。 お願いしますね。
はい。
皆さんも
よくわかってると思うけど
三雲さんのような
患者さんの対応には
特に気をつけてくださいね。
(千晶)看護部長!
あっ はい!
(千晶)ちょっと…。
(福美)まあ いくら
モンスターが苦情言っても
ナースは
医者みたいに訴えられないし。
(吉子)苦情が増えれば
仕事が増えるだけだし。
うまくやり過ごしていこうよ
歩ちゃん!
「歩ちゃん」は やめてください。
なんなんだ? この病院は…。
なんなんですか? あなたは。
はあ?
自分の感情も
コントロールできないナースは
みんなの邪魔だけは
しないでください。
イッテ…!
邪魔ですよ。 失礼。
(机をたたく音)
♬~
(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>
<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって
つながりながら広がっている>
<日本の伝統的な空間の捉え方だ>
<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>
<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>
<家は 生きる場所へ>
(麻美)ナイチンゲールって
ずっと独身だったそうですね。
へえ~。
看護部長みたい。
クリミア戦争の時
傷ついた兵隊さんたちに
献身的に看病して
ナイチンゲールが通り過ぎると
みんな 彼女の影に
こっそりキスしたって。
(スミレ)影にキスされても
意味なくない?
(麻美)それぐらい 患者さんたちに
慕われてたって事ですよね。
でも 幸せだったのかな?
私 全然無理。
私も…。
この仕事 結婚しても
続けられるのかなって…。
麻美 そういう人いるんだ。
えっ…。
(ため息)
あーあ…
どっかに いい男いないかなあ。
歩さんの事じゃないですからね。
わかってます。
おかえりなさい。
ただいま。
これだから
日本のナースは駄目なんだ。
プロの意識が低すぎる…。
うっざ…。
(麻美)大丈夫だね。 うん。
(三雲)そこのお兄ちゃん。
はい。
無視していいから。
(三雲)君 なんの病気なの?
がんかなんか?
(三雲)いつ退院なの? ねえ。
三雲さん
ゆうべはお休みになれましたか?
ここ来てから
あんまり寝れないんだよね。
ああ そうなんですね…。
添い寝してくれないかな?
えっ? ちょっ…!
(三雲)なんだよ!
ちょっと触っただけだろ?
(郡司真都)三雲さん どうですか?
おお… いい女!
手術の傷口 見ますね。
失礼します。
ひざ 曲げますね。
(真都)
じゃあ ちょっと触りますね。
手術の時は
麻酔でわからなかったけど
こんな美人の先生が
切ってくれてたんですね。
やめてください。
はい… すいません。
(真都)大丈夫ですね。
このあと
抗生剤の点滴 打ちますから。
向坂さん
指示どおり お願いします。
はい…。
(真都)おとなしくしててください。
(真都)お願いします。
女医は気位が高くて困るわ。
女の看護師さんは
やっぱり優しくていいね。
向坂さん 僕が…。
(吉子)
代わりに私でいかがですか?
おお…!
いい女 多いな この病院。
じゃあ ちょっと
左腕のバーコード 失礼しますね。
はい チクッとしますよ。
イテッ! 乱暴だな…。
あら ごめんなさいね。
先輩 ありがとうございました。
ああ あれ?
勘違いしないで。
あんたを助けたわけじゃない。
私は早く仕事を終わらせて
昼休憩したかっただけ。
ちょっと 金谷さん。
(ため息)
何? 忙しいんだけど。
日本のナースは
それでいいんですか?
いい? 私は
仕事をスムーズにするために
触らせてやってるのよ。
あなたには
プライドはないんですか?
はあ?
そんなんだから 日本のナースは
医者にも患者にも
軽く扱われるんですよ!
命を預かる仕事なんだから
皆さん
もっと誇りを持ってください。
命を預かる仕事なんだから
あんたも
お尻ぐらい触らせなさいよ。
はあ? 何 言ってるんですか?
モンスターにかまけてる暇があったら
さっさと仕事終わらせて
他の患者さんに時間使ったほうが
いいんじゃない?
(スミレ)歩さんって 顔はいいけど…。
ちょっと面倒くさいよね。
(吉子)はっきり言って うざい。
アメリカ帰りが
そんなに偉いわけ?
(麻美)先輩 ごめんなさい。
もういいんです
私が悪いんですから。
すいませんでした。
すいませんでした…。
ほらほらほら 仕事にかかって。
(麻美)部長も すいませんでした。
(塔子)大丈夫だから。
(麻美)ごめんなさい…。
とりあえず
三雲さんの受け持ちは
那須田くんと九鬼さんに
お願いします。
お任せください 部長。
(塔子)くれぐれも
トラブルは避けてくださいね。
モンスターの出方次第かな…。
うわっ 何?
ちょっと… えっ 何…?
心得ております。
うっ…!
言いたい事があるのなら
おっしゃい。
別に…。
かのフローレンス・ナイチンゲールは
こう言っています。
「自分の気に入る仕事を
任された時だけ
看護師になるのではない」
「気に入らない仕事にこそ
志を持て」と。
じゃあ
言わせてもらいます…。
あなたのやっている事は
看護師の振る舞いではありません。
わがままなクソガキの
振る舞いです。
クソガキ…?
行きますよ。
(三雲)なんで こんなおっさんに
血 抜かれなきゃ
なんねえんだよ!
あんまり暴れると
針 折れちゃいますよ~。
男は嫌だ!
ナースは女がいいっつうの!
じゃあ 今度
スカートはいてきますね。
僕のお尻なら触り放題ですよ。
誰が触るか!
はい ここ
ずっと押さえてください。
採血 終わりましたよ~。
はい 血圧も終わりました。
(静・歩)お疲れさまでした。
♬~
(ため息)
(携帯電話の着信音)
瞬平?
(瞬平の声)「頑張れ」
「俺 頑張ってる麻美が好きだ」
礼くん 検査終わったのかな?
はい。
お疲れさま。
九鬼さん よろしくお願いします。
はい。
礼くんは 今
好きな人がいるんですか?
その質問 駄目です。
個人情報ですから。
礼くん 答えなくていいからね。
人を好きになるっていうのは
素晴らしい事です。
生きてるって感じがする。
うん。
ねえ 礼くん。
一つだけ
私のお願いを聞いてくれますか?
えっ?
ちょっと 何 言ってるんですか。
礼くん このおじさん 嘘つきだし
いろいろ問題あるから
口車にのっちゃ駄目だよ。
お願いって?
(ナースコール)
どうされました?
すぐ行きますね。
菅井さん トイレ。
ちょっと行ってくる。
日本の病院って
シフト きつすぎませんか?
こんなに夜勤が多いと
体調管理 厳しいですよね。
私は日本しか知りませんから…。
(タイマーのアラーム)
ラウンド行ってきます。
はい。
(患者たちの寝息)
(倒れる音)
(三雲)ああっ…!
うっ… ああっ…!
大丈夫ですか…。
大丈夫ですか?
どうなさいました?
三雲さん? 三雲さん…。
(三雲)ああ 痛い…。
大丈夫ですか? うわっ くさっ!
(麻美)気をつけてください。
消毒液…。
三雲さん… 立てますか?
失礼します 触りますね。
いっ…! ああ…!
当直の先生 呼んできてください。
はい!
他に打ったところはありますか?
ないですか?
頭 打ってますか?
(三雲)大丈夫…。
息は苦しくないですか?
(真都)ここ 折れてる。
やっぱり…。
どうしよう…。
とりあえず退院は延期。
面倒な事になったわね。
三雲さん なんで
1人で廊下歩いてたんですか?
(三雲弓枝の声)入院中に転んで
骨折させるなんて…。
(弓枝)病院の責任ですよね!?
主人は トイレ付きの個室を
希望していたのに
大部屋なんかに入れるから
こんな事になったんですよ!
三雲様
なんとおわびしていいのか…。
こんな時に
院長も謝りに来ないなんて
どんな病院なの ここは!
申し訳ありません。
学会で留守にしておりまして…。
本当に申し訳ございません。
謝って済む問題じゃ
ありませんから。
法的措置も含めて
もろもろ検討してから
また ご連絡致します!
(千晶)あの… ちょっと…。
奥様! お待ちください 奥様!
(ドアの閉まる音)
どうして
こんな事が起きたんですか?
看護部長 あなたの管理に
問題があるんじゃないですか?
(塔子)申し訳ありません。
深夜は
特にナースが足りなくて…。
すいません 私のせいです。
なんで君が謝るんだよ。
なんでもかんでも
自分のせいだと
思い込まないほうがいいですよ。
(麻美)でも…。
三雲さんには
夜間にトイレに行く時は
必ずナースコールで呼んでくれと
伝えていました。
あの人は それを無視して…。
黙りなさい。
全て言い訳です。
(千晶)あなたたちの処分は
院長と相談します。
私の責任です。
処分は私が受けます。
部長…。
(ため息)
おいおい なんだ? それ。
これからは
お怪我をなさるといけないので
ここで お小水を取って頂きます。
トイレにも
行けなくなっちゃったよ…。
足 失礼しますね。 上げます。
(三雲)この2人 乱暴なんだよ。
痛い 痛い 痛い… 痛いぞ ほら!
(弓枝)あなたたち
ちゃんと やりなさいよ。
失礼します。
もう一回 上げますね。
失礼します。
指 動かします。
イテッ…!
お前 わざとやってんな?
なんなの? その顔。
彼は 生まれつき
こういう顔ですので
どうかご容赦をくださいませ。
そんなに心配なら
奥様がつきっきりで
看病されたらいかがですか?
どうかご容赦を。
さあ 行きますよ。
どうか お大事に。 失礼致します。
♬~
(呼び出し音)
もしもし 瞬平?
私 また失敗しちゃった。
やっぱし
看護師 向いてないみたい。
(瞬平)「麻美…」
「俺も 今
電話しようと思ってたんだ」
「実は 俺 結婚しようと…」
私も 同じ事 考えてた!
「いや… 麻美は仕事頑張れ」
えっ…?
「ごめん…」
「新しい彼女ができて
できちゃった婚すんだ」
えっ… 新しい彼女って
どういう事?
できて… できちゃった…?
「ごめん。 そういう事だから」
「悪い。 もう切るわ」
ちょっと待って…!
(電話が切れる音)
(スミレ)新田先生と
泌尿器科のマリコさん
絶対 付き合ってますって!
(福美)えっ 本当に?
(スミレ)ゆうべ 2人で焼き肉
食べてるところ 見たんです!
(福美)その先生さ
小児科のジュンコさんとも
付き合ってなかった?
えっ 二股!?
(福美)よくやるよね。
ってかさ よく そんな暇あるよね。
たま子さん すいません。
マヨネーズ取ってもらえます?
(塔子)麻美ちゃん?
大丈夫?
えっ…?
具合悪そうだから…。
夜勤 誰かに代わってもらう?
私が代わりましょう。
あなたは駄目。 働きすぎ。
部長 大丈夫です。
私 全然 大丈夫ですから。
たま子さん ごちそうさまでした。
(たま子)もういいの?
いい… そのままでいいから。
(麻美)ああ… すいません。
(麻美)じゃあ いってきます。
(一同)いってらっしゃい。
(ドアの開く音)
(たま子)麻美ちゃん 今
運気だだ下がりなんですけど。
私の占いだと…
どん底です。
男に二股かけられてたみたい。
(一同)えっ!?
今日 電話一本で振られてた。
マジっすか!?
(福美)振られたてホヤホヤ?
大丈夫かな…?
そういう時は 仕事してたほうが
気が紛れるんじゃない?
(吉子)マヨネーズ取って。
♬~
(麻美)お疲れさまです。
(看護師)お疲れ。
三雲さんの点滴 お願いしていい?
歩くん 今
緊急オペのオペ看やってて
私も 今 バタバタだから…。
(麻美)はい。
♬~
(ため息)
♬~
お疲れさまです。
緊急オペ お疲れさまでした。
三雲さんの点滴
向坂さんにやってもらったから。
ありがとうございます。
向坂さん ありがとうございます。
あっ… はい。
あれ? でも 三雲さんの点滴薬
ここにありますよ。
えっ…?
三雲さんに なんの点滴薬を…?
えっ!? えっ…。
(新垣)高カカオチョコレートにとって
大切なのは
カカオポリフェノールらしいのです。
ん? らしい ではなく
カカオポリフェノールが大切なんです。
大切…
<健康を考える人は 明治「チョコレート効果」>
そして
カカオポリフェノールの量に注目なんです。
つまり カカオポリフェノールたっぷりの
「チョコレート効果」が…
いいね。
<健康を考えるチョコ>
<カカオポリフェノールたっぷり。 明治「チョコレート効果」>
(二階堂)生理だからこそ
できるだけ 気持ちいいものを
身につけたい。 うん。
<コットン 100%>
♬「しあわせ素肌」
<ボタニカルコットン 誕生>
うん。
♬「ロリエ」
♬~
三雲さん。
三雲さん わかりますか?
三雲さん!
(三雲)うっ…。
私 なんて事を…。
(真都の声)
三雲さんに投与したお薬は
礼くんに投与するはずだった
ミダゾラムでした。
体調を悪化させる量ではないので
心配はないと思います。
九鬼さん 三雲さんのご様子は?
いつも眠れないとおっしゃってる
三雲さんが
ぐっすりとお休みになって
いらっしゃいました。
本当に すいませんでした…!
(塔子)向坂さん。
もし 悪影響を及ぼす点滴薬を
三雲さんに間違って投与してたら
どうなってたか わかるわよね?
すいませんでした…!
(福美)大ごとにならなくてね…。
(塔子)あってはならない事です。
命を預かる身として
許される事ではありません。
♬~
(あくび)
ああ… よく寝た。
ご気分 いかがですか?
お目覚め いかがですか?
いいよ。
(真都)失礼します。
(三雲)えっ… 何?
みんな 何 ジロジロ見てんだよ?
バイタル 問題ありません。
三雲さん… 申し訳ございません!
私…。
ゆうべは眠れた?
あんまり…。
ごめん…。
点滴に 睡眠導入剤が
入ってなかったんだ。
なんだ。 そうだったんですか。
本当に すみません。
今日は どうして
向坂さんじゃないんですか?
彼女 君の担当を
外れるかもしれないんだ。
♬~
僕は どんな薬よりも
元気もらってるんです。
えっ?
…向坂麻美さんに。
♬~
(麻美)本当に…
本当に申し訳ございません!
(三雲)患者を
なんだと思ってるんだ!?
(塔子)申し訳ございません!
謝って済む事か!
死にかけたんだぞ!
あんた ナース辞めたほうが
いいんじゃないか?
そんな言い方
ないんじゃないですか?
(三雲)また あんたか!
骨折させられた上に
今度は 薬 間違えられたんだぞ!
よく眠れて それだけ元気なら
よかったじゃないですか!
(三雲)なんだと!?
(弓枝)今の話…。
本当なんですか?
三雲様…!
(三雲)ああ 本当だ。
こんなとこいたら
殺されちまうよ!
このような事が起きた責任は
全て 看護部長の私にあります。
(塔子)本当に
申し訳ございませんでした。
(ため息)
では 私は外来の時間なので…。
(塔子)お忙しい中
ご迷惑をおかけしました。
いえ。
今日中に
インシデントレポートを書いて
提出しなさい。
意外と あっさり
帰っていきましたね。
嫌な予感しかしませんが…。
えっ?
(本多謙一)三雲様から
依頼を受けて 参りました。
弁護士!?
(本多)損害賠償請求の通知書です。
あの… 奥様 一度 話し合って…。
その必要はないわ! 先生。
三雲大悟さんに
骨折を負わせた一件
それから 投薬ミスの一件
こちらに対し
天乃総合メディカルセンターと
看護師 那須田歩に対し
損害賠償を求めます。
(千晶)そんな…!
明日 主人を引き取りに来ます。
(千晶)ちょっ… あの… 奥様!
損害賠償!?
ちょっと待ってください。
なんで僕が訴えられるんですか?
三雲さんと奥様の気分を
害したからです。
だから言ったでしょ。
ナースは 感情を
制御しなければならないんです。
ご迷惑をおかけしました。
向坂さん…。
(麻美)歩さん…。
慰謝料は 私が一生懸命 働いて
お返しします。
いやいやいや… あんたの給料じゃ
100年かかっても無理。
(スミレ)吉子さん…!
最悪の結末です。
愚かな人間ですね。
ちょっと…
そういう言い方ないでしょ。
彼女 こんなに思い詰めてるのに。
あなたに言ってるんですよ。
愚か者だと。
はあ?
あなたは
プライドだけが無駄に高く
感情も制御できない馬鹿ナース。
…のみならず
リスクヘッジもできない
クソガキです。
なんだと?
まさに自業自得。
♬~
訴訟を もう一件
増やすおつもりですか?
♬~
ちぇっ… 殴り合いの喧嘩が
見られると思ったのに。
吉子さん ゆがんでますよ!
相部屋という事を忘れてました。
なかなか 気まずいもんですね。
向坂さん
どうなっちゃうんだろう?
人の心配をしてる場合ですか。
僕は どこでもやっていけますよ。
トラベルナースは
すぐにトラブルから逃げられて
いいですね。
そういうあんたも
トラベルナースでしょ。
フフフ…。 まあね。
あっ そうそう アメリカの
ナース・プラクティショナーの
報酬は すごいんでしたっけ?
ならば 損害賠償も払えますね。
でも 向坂さんは…。
あの人 今は未熟だけど…
きっと いいナースだ。
どうして そう思うんです?
礼くんが苦しそうな時
そっと手を握ってた。
♬~
それのどこがいいナースなんだ
って言いたいんでしょ どうせ。
医者は
病気を見つけて 病気を治し
ナースは 人を見て 人を治す。
あなたも ようやく 少~しは
人を見る目が
備わってきたようですね。
おやすみなさい。
♬~
♬~
(礼)歩さん。
あっ 礼くん。 おはよう。
おはようございます。
部屋?
はい。
なんか 訴えられたって聞いたけど
大丈夫ですか?
大丈夫じゃないけど
とにかく謝ってみるよ。
こうなったら
土下座でもなんでもして…。
モンスターに
土下座するんですか?
「気に入らない仕事にこそ
志を持て」…。
ナイチンゲールっておばさんが
そう言ってるんだって。
へえ~。
頑張って。
ありがとう。
じゃあ。
♬~
(息を吐く音)
(ノック)
失礼します。
三雲さん。
♬~
三雲さん…。
どこ連れていくんだよ?
さあ どこでしょう?
うちの主人は!?
(塔子)三雲様…。
(吉子)奥様がいらしたら
お渡しするようにと
ナースの九鬼が。
♬~
たまには 外の空気を吸うのも
いいもんですよ。
なんで おっさんと2人なんだよ。
ハハハハ…
まあ そうおっしゃらずに。
話って なんだよ?
三雲さん
お酒 お好きなんですって?
だから なんだよ。
私も時々 夜勤の時は これを。
おっ いいね。
おっさん 気が利くね。
ハハハ…。
なんだよ 麦茶じゃねえか!
こんなの飲めるかよ!
あなた!
あっ…。
大丈夫?
(三雲)弓枝!
(弓枝)
うちの人に何してるんですか!
こんな所に連れてきて…。
あなたたち 訴えられてるのよ!?
立場を よーく考えて
行動なさったら?
行きましょう。
(三雲の声)「なんで ナースが
みんなズボンなの?」
「あーあ… 俺の担当だけ
スカートはいてくんねえかな」
「今日のホステスは君?」
(スミレの声)「ホステスじゃないんで」
(三雲の声)「今日もかわいいね」
なんだ これは!
大変恐縮ですが
三雲大悟さんが
大部屋にいらした日から
私は あなたを
要注意人物としてマークをし
日夜
音声を録音させて頂きました。
(三雲)あーあ… 俺の担当だけ
スカートはいてくんねえかな。
会社では 偉~い社長さんを
なさってるのかもしれませんが
看護師をホステス代わりに
パワハラ セクハラの嵐。
こんな事が世間に知れれば
奥様も さぞ肩身が狭く
恥ずかしい思いをなさるでしょう。
あなた…!
弓枝 違うんだ。
これは何かの間違いだ…。
ああ~ そうそう 奥様
こんなものもあるんです。
これは 三雲さんが
骨折をした日の夜の動画です。
ああ ああ… こんなに飲まれて
酔っ払われて…。
ああ… 危ない。
いやいや 転んだ…。
足の骨折は
医者に止められていた酒を飲んで
泥酔していたせいですね?
誰が こんな動画を…。
看護師のお尻を触りまくる動画も
いっぱいあります。
えっ?
ご覧になりますか?
(看護師)「やめてください」
(三雲)「寂しいんだよ~!」
ああっ…!
患者をゆする気か!?
そんなせこい事はしません。
ナースは 人を見て 人を治す。
つまり 私は
あなたの その腐った性根を
直して差し上げたいだけです。
♬~
では 散歩は終わりです。
戻りましょう。
てめえの腐った性根
私がたたき直してやる!
クソッタレ!
奥様!?
(弓枝)地獄に落ちろーっ!!
歩くん 止めて!
(三雲)助けて!
歩くん 止めて!
あんたが仕掛けたんだろ!
落ち着いてください!
駄目 駄目 駄目 駄目…!
歩くん ちゃんと止めて!
止めてますよ!
奥様 落ち着いて!
駄目! 落ち着いてください!
礼くん ありがとう。
君が この病室や廊下で
撮ってくれた動画が
一番効果がありました。
へえ~。
よかった。
うん。
僕も見せてもらったけど
カメラアングルが抜群。
プロの監督になれるよ。
そんな…。
でも 役に立てて嬉しいです。
でもさ 悪い事だから
盗撮は もう しないようにね。
はい。
あんたが やれって
言ったんでしょ?
いや 言ってませんよ。
言ったから やったんでしょ。
礼くん 礼くん
ちょっと言ってやってくださいよ。
はあ?
もう なんなんですか? この人。
こっちのセリフですよ それ。
嫌だねえ 本当。
おかしいでしょ。
おかしいって
何がおかしいんですか?
はあ?
僕は…
いつまで こんなふうに
笑ってられるのかな?
♬~
変な事言って ごめんなさい。
なんか おじさんたちと話してると
生きてるって感じがする。
おじさん? 俺も?
礼くんから見れば
十分 おじさんでしょ。
なんで そんな言い方で
言うんですか。
なんで ちょっと
半笑いなんですか。
言ってやってくださいよ…。
俺 おじさんじゃないでしょ。
あっ 私も これから
おじさんと呼ぼう。
なんでですか?
おかしいでしょうよ!
♬~
(麻美)戻りました。
皆さんに ご報告があります。
三雲さんが請求を取り下げました。
(麻美)えっ!?
どういう理由かは
わからないんだけど…。
よかったね 歩ちゃん!
ねっ。
(塔子)向坂さんは 今回だけは
インシデントレポートだけで
おとがめは なしですね。
向坂さんが辞める必要は
もうない。
そういう事ですね? 部長。
そうですね。
向坂さん。
はい。
あなたを必要としてる患者さんが
いるんですよ。
♬~
さあ お見送りに行きましょう。
皆さん お世話になりました。
胆石も取れたし おかげで
血糖値まで正常に戻りました。
いや 本当に
ありがとうございました。
ご退院おめでとうございます。
(弓枝)お騒がせ致しました。
ゆ… 弓枝! 待ってくれ!
お大事に!
(三雲)弓枝!
♬~
部長…。
もう一度 頑張らせてください。
♬~
でも 不思議よね。
三雲さん あんなに怒ってたのに
どうして 急に
請求 取り下げたのかしら?
患者さんは 皆さん 天使ですから。
そもそも モンスターなんて
存在しません。
クソ嘘つき…。
人は変わるもの 変われるもの。
そこから また 人生は続くんです。
♬~
(着信音)
はい。
わかりました。
306号室の金田さん
急変しました。
戻りましょう。
(麻美)はい!
〈これは 全ての患者と
ナースたちに捧げる
愛と戦いの物語である〉
〈世界では 彼らを こう呼ぶ〉
〈ザ・トラベルナース〉
(四方田和子)私 手術します。
治らなくてもいいからって
言ったじゃない。
(天乃太郎)治る患者を優先しろと。
何も検討しないで
患者を追い出すなんて
おかしいですよ!
(真都)ナースのくせに
外科医に意見しないで!
ただの馬鹿ドクターです。
(真都)腫瘍破裂…。