未来への10カウント #4[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

未来への10カウント #4[字]

GW拡大スペシャル!リングの上で愛を叫ぶー!?愛の告白と部活引退をかけた、運命のインターハイ予選開幕!!そんな中、コーチ・桐沢(木村拓哉)にも恋の予感…!?

◇番組内容
インターハイ予選を目前に控え、より一層気合いが入る松葉台高校ボクシング部内で、部長・伊庭(髙橋海人)と部員・玉乃井(坂東龍汰)による恋のバトルが勃発!!部員たちの恋のお世話までしなければならず、コーチの桐沢(木村拓哉)は戸惑う。一方で桐沢と顧問・折原(満島ひかり)も、思わぬアクシデントから急接近…!?そんな中、運命のインターハイ予選が開幕!伊庭の愛の告白と部活引退をかけた、最後の試合のゆくえは…?
◇出演者
桐沢祥吾…木村拓哉
折原葵…満島ひかり
甲斐誠一郎…安田顕
伊庭海斗…髙橋海人(King & Prince)
水野あかり…山田杏奈
日比野雅也…馬場徹
坂巻勝夫…オラキオ

玉乃井竜也…坂東龍汰
友部陸…佐久本宝
西山愛…吉柳咲良
江戸川蓮…櫻井海音
天津大地…阿久津仁愛
森拓己…大朏岳優
◇出演者2
間地真実…八嶋智人
矢代智香…山口まゆ
野崎太一…三浦りょう太
折原楓…滝沢カレン
折原圭太…川原瑛都
芦屋珠江…市毛良枝
大野倫子…富田靖子
大場麻琴…内田有紀
猫林はじめ…生瀬勝久
芦屋賢三…柄本明
◇脚本
福田靖
◇音楽
林ゆうき

【主題歌】
B’z『COMEBACK -愛しき破片-』(VERMILLION RECORDS)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、都築歩(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇監督
星野和成
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/10count/
☆Twitter
 https://twitter.com/miraten_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/miraten_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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  1. 伊庭
  2. ワンツー
  3. シュッ
  4. 玉乃井
  5. 桐沢
  6. 試合
  7. 西山
  8. 麻琴
  9. 京明
  10. ダダンッ
  11. ダンッ
  12. 甲斐
  13. 圭太
  14. ボクシング部
  15. 相手
  16. コーチ
  17. 猫林
  18. ストップ
  19. レフェリー
  20. 本当

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(桐沢祥吾)伊庭!
手打ちになってるよ。

(大場麻琴)昨日の東京都大会で
我が校のクイズ研究会が

京明高校のクイズ同好会に
負けました。

(折原 葵)クイズ?
(猫林はじめ)全国大会どころか

関東大会にも進めないというのは
あまりに情けない!

(麻琴)そんな事は どうでもいい。
(猫林)そんな事は どうでもいい!

(麻琴)よりによって
京明に負けるなんて…。

クイズ研究会の田所先生は
顧問を辞めて頂きます。

えっ!? ええーっ?

(伊庭海斗)ああっ…!

玉乃井! 足使え 足!

(友部 陸)すごい…。

2人とも 気合入ってる。
うん。

(玉乃井竜也)うっ…!

(麻琴)私たちの目標は

東大合格者数でも クラブ活動でも
京明に勝つ事です!

ボクシング部は 私に
約束をしてくれました。

今度のインターハイ予選で
必ず 京明に勝つと。

えっ…。
負けたら 桐沢コーチはクビ。

そんな約束してません!

何やってんだよ お前ら。

(玉乃井)うっ…!
(伊庭)クソッ…。

もう やめろ!

西山 鳴らせ。
あっ はい。

(ゴング)

おい!!

ちょっと来い。

(麻琴)そのために わざわざ
桐沢さんを非常勤講師にしてまで

ボクシング部の
コーチにしたんでしょ?

打倒 京明って…。
「打倒 京明」って言ったのは

芦屋監督です。
(麻琴)今さら 何?

京明に負けたら
桐沢さんがコーチ辞めるって…。

(坂巻勝夫)体操部も 京明に
勝たなきゃいけないんですか?

(猫林)当然でしょ。
そんな…!

(日比野雅也)プログラミング部も?
(猫林)当たり前です!

(間地真実)えっ 将棋部…。
(麻琴)勝つんです。

聞いてくださいって!
(大野倫子)負けたら どうなるの?

なんて約束してくれたんですか
折原先生!

だから してませんって!
(麻琴)はい 解散。

(猫林)はい 解散。
ちょっと ちょっと…! いや…。

どうしたんだ? お前ら。
喧嘩でもしてんのか?

(玉乃井)伊庭さんが いきなり
自分に言ってきたんです。

何を?

(玉乃井)お前 西山が好きなんだろ
って…。

はあ? えっ 西山って…。

うちの西山愛です。

(部員たち)ファイト オー!
ファイト オー!

で 自分が「はい」って答えたら…。

「はい」?

お前 告るつもりなのか? って…。

だから 自分 5月10日に告ります
って言ったんです。

5月10日?

自分の誕生日なんで。

(伊庭)なんで
お前の誕生日に告るんだよ?

記念日だからに
決まってるじゃないですか!

記念日って
普通 相手の誕生日だろ!

お前 そんなふざけた気持ちで
西山に…。

俺は 西山がいたから
ボクシング部に入ったんです!

そんな不純な動機で
入ったのかよ!?

オラオラ オラオラ…!

やめろ お前。
すいません…。

玉乃井も お前…

インターハイ予選が終わるまで
待てねえのか?

待てません。

告ったって
どうせ フラれるって。

なんで そんな事…。
わかんないじゃないっすか!

でも もし フラれたら…。
(玉乃井)コーチまで!

練習しづらくなるぞ お前。

その時は きっぱり諦めます。

諦める?

だって…
フラれたんだったら…。

西山が ボクシング部
いづらくなるだろ。

今は 予選に向けて
一生懸命 お前らの事

サポートしてくれてんだろ
あいつは…。

だから そういうのはさ
試合終わってからにしろよ。

今は試合に集中しろ 玉乃井。

…わかりました。

じゃあ 戻れ。

はい…。

(ため息)

なんで コーチが
こんな事までしなきゃ…。

はあ… お前も 早く戻れ。

どうした?

僕も 西山が好きなんです。

西山が
ボクシング部に入った時から

ずっと好きでした。
はあ?

芦屋監督が来れなくなって
3年生 みんな やめていったけど

僕は 西山と
離れたくなかったから…。

ちょっ ちょっ… ちょっと待て。

はあ… マジか…。

(伊庭)今度のインターハイは

ずっと補欠だった僕にとっては
最初で最後の試合なんです。

だから 決めてるんです。

最後の試合に勝って
西山に告白するって。

リングの中心で 「西山愛」と叫ぶ!

♬~

リングの中心で「愛」を叫ぶ~!

西山の名前を… です。
あっ 愛と叫ぶ?

ああ… あの真面目な伊庭くんが
そんな事 言ったの?

なんてロマンチック…。

西山さんの事が好きだなんて
全然 気づかなかった。

でも 好きとか告白とか
俺 いつぶりだろう? 聞くの。

でも 誰かを好きっていう気持ちが
モチベーションになって

試合に勝てるなら
それはありなんじゃない?

いや そうかもしれないけど…。

玉乃井くんも
試合に勝ったら告るのかしら?

そんな修羅場になるような事
言わないでください 大野先生!

玉乃井くんは
まだ 1年あるんだから…。

そうよね。 やっぱり
伊庭くんを応援したくなるわよね。

そんなに簡単に
勝てるもんじゃないですからね。

はあ!?

うちは 1年間
休部状態だったんだし

試合経験 誰もないですし…。

ちょっと待ってください
桐沢先生 桐沢コーチ。

勝ってくださいよ。
勝ってもらわなきゃ困るんです。

俺だって 28年間
ボクシングから離れてたんですよ。

何 弱気になってるんですか!
そういうわけじゃないですけど…。

絶対 京明に勝たなきゃ駄目なのよ
桐沢先生!

京明?
校長命令なんです。

命令って… 何? それ。
(戸の開く音)

(坂巻)あっ!
駄目だって 桐沢先生!

(日比野)また
こっちのエリアに入ってる!

今 大事な話 してますから。
(間地)ちょっ… ちょっと

非常勤講師としての
自覚あります? 桐沢先生!

あります!

(倫子)生徒の個人情報とか
桐沢先生は見てません。

(坂巻)本当は こっちの席に
座りたいんでしょ?

坂巻先生!

(日比野)常勤教師の座を
狙ってますよね 桐沢先生。

はあ?
日比野先生!

じゃなきゃ
校長に あんな事 言わない。

間地先生!
(坂巻)京明に必ず勝ちますって

約束しちゃったんでしょ?
してませんよ。

(間地)
すごい迷惑してるんですけど!

はい?
校長先生は そう思ってます。

そうなんですか? 折原先生。
もう 訳わかんな~い!

(日比野)っていうか
どうして 校長は

ボクシング部の事になると
熱くなるんでしょうね?

知らないの? 日比野先生。
(日比野)えっ?

校長が松高生だった頃

ボクシング部の
マネージャーだったんだよね。

はい。
そうなんですか!?

いましたよ その話 した時。

桐沢先生の後輩だったんでしょ?
はい。

嘘~!?
(倫子)知らなかった!

いたでしょ!
(間地)えっ じゃあ 何?

あの校長に
ジュース買ってこいとか言って

パシらせてたわけ?
そんな事…。

してたんですか?
してませんよ。

今じゃ 完全に形勢逆転だね。
(坂巻)完全に逆転ですね。

だから あんな
ボクシング部に当たりが強いんだ。

昔の恨み?

やっと腑に落ちたわ。
だから 違うって。

(間地)
ムキになっちゃってるもんね。

(麻琴)体がだるかったなら
寝てればよかったのに。

熱もなかったし…。

本当に ただの風邪なのね?
先生 そう言ったの?

うーん…
一日二日 寝てれば 治るって。

それならいいけど…。
(珠江)よいしょ…。

(麻琴)本当に お父さんは
なんにもできないのね。

料理も掃除も洗濯も…。

掃除ぐらいできる。

(麻琴)ボクシング部じゃ
威張ってても

夫としては失格じゃない。

お前 帰れ!
飯なんか 作らなくてもいい。

私は お母さんのために
作ってるのよ。

お父さん
食べなくていいから。

桐沢は しっかりやってるか?

インターハイ予選まで
もう1カ月だ。

フッ… 娘よりも
桐沢さんのほうがかわいいのね。

昔と同じ。

俺は ボクシング部を
心配してるんだよ!

はいはい。

まあ 私も そのおかげで
張り合いができたわよ。

張り合い?

うちの生徒が 京明の子を
リングの上でノックアウト!

ああ 想像するだけで
ワクワクしちゃうわよ。

(芦屋)ボクシングは
そんな甘いもんじゃない。

それを京明に教えてやるのよ。

今度の試合で
すぐに勝てるとは…。

打倒 京明! それが
ボクシング部の存在意義だ

って言ったの お父さんじゃない。

俺は あと3年かかるって
言ったんだ!

あんなにお荷物だった
ボクシング部が

私を こんな気持ちに
させてくれるなんてね…。

(麻琴)よし! できた!

(ノック)

はい。

差し入れ。
差し入れ?

校長先生から。
こんな事 初めてですよ 桐沢先生。

おおっ! 気合が入ってる!

あれは 西山さんへのアピール?

絶対そう。
間違いない。

2人とも すごい!
頑張れ 頑張れ!

西山 無邪気すぎる…。

小悪魔になっちゃってるよ 愛。

私も期待してますよ!
打倒 京明!

いや 教頭先生…
よかったら あちらに座って…。

どうぞ 入ってください。 どうぞ。

甲斐!

懐かしいなあ。
桐沢 手伝いに来てやったぞ。

ああ?

あっ 私がお願いしたんです。
ああ…。

折原先生に頼まれちゃな…。

おおっ! あかりちゃん。

(あかり)甲斐さんが
指導してくださるんですか?

プロの技を教えてやるよ。

ハハハハ…!
プロ?

教頭先生! 紹介します。

松高ボクシング部OBで
桐沢さんと同期だった

甲斐誠一郎さんです。
どうも!

甲斐さんは
卒業後 プロに転向されて

フェザー級の
日本チャンピオンにまで

なられたそうです。
(猫林)日本チャンピオン!?

(玉乃井)マジか!
(友部)すごっ!

(3人)やばい やばい やばい…。
今日は 土曜日だから

甲斐さんが
夕方まで付き合ってくれます。

みんな頑張って ついていってね!

(部員たち)はい!

いい返事ですね~。
ああ そうですね!

すいません 勝手な事しちゃって。
いやいや 全然。 助かります。

「予選まで あと28日」…。

よし! 今日は 俺がしっかり
サポートしてやるからな 桐沢。

お願いします。

右フックを決めるための

左フック 左ボディーの
崩しを教える。

崩し?
崩しって 何?

君 ちょっと こっち来て。
(友部)はい…。

はい 構えて。 右ガード。

左フックで
相手の右のガードを上げさせて

さらに 左ボディー。

で 相手が右の防御に集中して
逆のガードが甘くなったところに

右フック。

わかります?
わかります!

…で あの 崩しってなんですか?

だから 左2発で
バランス崩して 右フック。

あっ…。

自分 わかりました!
僕も。

さすが 伊庭先輩!
玉乃井くんも覚えが早い!

それで
それができるようになったら

京明に勝てますか?

相手が油断してるところで
出したら 勝てます。

しゃあっ!
(猫林)おお~!

なあ 甲斐…。
ポイントはな

左フック ボディーと右フックを
続けざまに入れる事。

だから こう
ダン ダン ダン… じゃなくて

ダンッ ダダンッ! わかります?

ダンッ ダダンッ!
そう!

(猫林)ダンッ ダダンッ!
(部員たち)ダンッ ダダンッ!

(一同)ダンッ ダダンッ!
ダンッ ダダンッ!

甲斐さんが来てる…?

あっ そうか。
校長はご存じなんですね。

女の子には だらしなかったけど
練習は真面目にやってて

確か プロになって…。

日本チャンピオン。
ああ… そうだ。

うちのお父さんが自慢してた。

元日本チャンピオンが
教えてるんですから

期待できますよね 校長。
ダンッ ダダンッ!

でも 甲斐さんが来てるなら
桐沢さん いらないじゃない。

今日だけの特別コーチだそうです。
ダンッ ダダンッ!

ダンダダンって 何?

ダンッ ダダンッ!

打ってみろ。
(伊庭)はい!

遅い 遅い!

右フック もっと速く!
(友部)はい!

ダンッ ダダンッ!
右フック もっと速く!

ダンッ ダダンッ!
変。 クネクネしてる。

そもそもな
左フックができてない。

いいか?

テイクバックで肩甲骨 寄せて
打つ時には開き切る。

(友部)け… 肩甲骨?
甲斐。

あとな
パンチがヒットする直前に

逆サイドにブレーキかけて
急停止させるんだよ。

甲斐。
そしたら 拳が

急加速するだろ。
ちょっと待て ちょっと待て…。

みんな ついてきてないって。

頭では理解できてるんですけど…。

コンビネーションは難しいって。
俺たちが現役の頃は

普通にやってただろ。
俺たちはな。

これ 覚えれば
勝てるんですもんね!

はーい!
はーい!

よし こい!
(友部・伊庭)はい!

遅い!
(友部)はい!

もっと速く!

はい!

今日は ありがとうございました。

(部員たち)
ありがとうございました。

悪かったな。
なんの役にも立たなくて。

謝らなきゃいけないのは
こっちです。

甲斐さんが レベルアップ
させてくれると思った

私が馬鹿でした。
「馬鹿でした」?

甲斐さん呼んでも
なんの意味もなかった。

いや 先生 その言い方は…。
結構 グサグサきますね。

いや でも
おかげで 今日 見えたわ。

見えた?

今まで練習してきた ジャブ
ストレート フック ボディー

それを徹底的に練習するしかない。

それだけで大丈夫なんですか?

まあ 確かに
残された時間を考えると

徹底的に基礎を磨くしか
ないかもしれないな。

みんな いいな。
(部員たち)はい!

でも 伊庭だけは別メニューな。

えっ 別メニュー?

伊庭は ワンツーだけでいい。

…えっ?

ワンツーだけ練習しろ。

それだけ?

わかったな。

…わかりました。

お疲れ!
(部員たち)お疲れさまでした!

ありがとな。
おう。

あっ あいつ…。

来たよ…。

今日は ピザ屋じゃないの?

そっちの仕事は休み。
そっち?

ボクシングは?

今日はサッカーの気分だから。

なんで 友達とやらないの?

みんなは塾。
僕も5時半から塾。

へえ…。

じゃあな。

おじちゃん 相手してよ!

嫌だよ。

暇なんでしょ?
暇?

忙しいの?

お前 下手だな。

子供に そんな事 言っちゃ
いけないんだよ コーチは。

だって 俺
サッカーのコーチじゃねえもん。

お前って言うのも駄目。
パ ワ ハ ラ!

名前 知らねえもん。

圭太。 おじちゃんは?

桐沢。

桐沢なんていうの?

いいだろ そんなの…。
桐沢祥吾だよ。

知らないおじちゃんと
一緒に遊んじゃいけないんだもん。

はあ?

桐沢祥吾ね。
もう 僕に悪い事はできないよ。

なんだ? お前…。

あっ やべえ! でかい。
でかい でかい…。

ごめん ごめん… 気をつけろ!

大丈夫か?

名字はなんていうの?

折原。
オリハラ…。

オリハラって どういう字?

えっと…
骨を折るの「折る」と「原」。

縁起でもない事 言うなよ。

(圭太)ここ!
へえ~。 いいとこ住んでるな。

何階?
3階。

3階… エレベーターある?
うん。 あるよ。

(折原 楓)圭太? どうしたの!?
えっ お母さん?

(圭太)ううん 楓ちゃん。
か… 楓ちゃん?

楓です。
あっ 桐沢です。 あの…

すいません 圭太くんの足
ちょっと あの…。

(圭太)携帯忘れて お母さんの番号
わからなかったんだよ。

お家に電話したんですけど
留守電になっちゃってて。

5時から
歯医者さんだったんです。

ごめんなさい。
いえいえいえ…。

本当に申し訳ありませんでした。
俺がついていながら…。

いいえ! もう 病院にまで
連れていって頂いて…。

ただの捻挫だったし。

この子
しょっちゅう怪我するんです。

もう大丈夫ですから 桐沢さんは
お帰りになってください。

いやいや よくないです。
ちゃんとお母さんに謝らないと…。

ただいま!
(圭太)あっ! 帰ってきた。

お母さん?
(楓)そうです。

あの 本当にすいません…。
ただいま… えっ!?

えっ?
桐沢先生…。

お… 折原先生… えっ?

折原先生の?
えっ なんで?

えっ 桐沢さんって…
桐沢コーチ!?

えっ なんで いるんですか?
ちょっと足を…。

(圭太)捻挫しちゃった。
えっ? 捻挫?

すいません すいません
すいません…。

じゃあ 公園で ボクシング
教えてくれたおじちゃんって

桐沢さんの事…。

おじちゃん
ピザ屋さんじゃないの?

学校の先生もやってんだよ。
ボクシング部のコーチもね。

ふ~ん。
桐沢さん

せっかくだから
晩ご飯 食べていきません?

(圭太)いいじゃん!
えっ!?

圭太くんに怪我させといて
それは ちょっと…。

(楓)むしろ 桐沢さんがいてくれて
よかったんだから。

だよね~!
「だよね」じゃないでしょ。

ああ 痛ーい!

あっ 奥様が もう
晩ご飯 作ってらっしゃる?

いや… 俺 独り身なんで。

(楓)えっ! 独身?
えっ…。

知ってた? お姉ちゃん。
知ってたけど。

じゃあ 食べてってよ!

だから
俺は謝りに来ただけだって…。

それは
全然 気にしなくていいですから。

いや 本当 よくないですって。
いやいや 本当 気にしなくて…。

うまっ。

本当?
本当においしいです。

嬉しい!
フフフフ…。

毎日 楓ちゃんが
ご飯 作ってくれるんだよ。

毎日じゃない。
日曜日も。

ママだって作る事あるでしょ!
やめてよ そういう事 言うの。

前は渋谷のオフィスに
通勤してたんですけど

今は完全リモートだから。

それに先生は忙しいから
お姉ちゃん 時間なくて。

だから家事は 全部 私。

全部じゃない。

ちょっと 全部じゃないでしょ。

にんじんとか ピーマンも
ちゃんと食べろよ。

(圭太)食べてるよ。

食べてないじゃん
残してんじゃん。

(圭太)あとで食べるんだよ。

色の濃い野菜は
栄養いっぱいあるんだよ。

(圭太)僕の嫌いなものばっか。
やっぱ嫌いなんじゃんか。

早く食べなよ。
親子みたい。

大人になんないと ピーマンとか
にんじんのおいしさは

わかりませんけどね。

何 言ってんの?
(圭太)僕 まだ子供だもーん。

便利な言葉だね。 早く食べろよ。

松高 ファイト オー ファイト…。

ワンツー!

(桐沢の声)
伊庭は ワンツーだけでいい。

ワンツーだけ練習しろ。

すいませんでした
なんか こんな時間まで。

あっ いえいえ
圭太も喜んでたので。

じゃあ おやすみなさい。
おやすみなさい。

あっ 桐沢さん。

今日は ごめんなさい。
出しゃばったまねして。

えっ?
甲斐さんの事。

ああ ああ。
全然 気にしないでください。

はい。

じゃあ。
はい。

あっ 桐沢さん!

どうして ワンツーだけなんですか?
伊庭くんは。

いや…。

あいつには ボクシングセンスが
あまりないんで…。

まあ でも あいつは
ひたむきに練習する奴なんで…。

まあ 自分でもわかってると
思うんですけど…。

うん。 まあ しっかり
ワンツーが打てるようになれば

高校ボクシングでも通用するんで。

なるほど。

じゃあ。

でも やっぱり 勝つための作戦が
必要だと思うんですよ。

作戦?
実は 私 調べたんですけど

キンサシャの奇跡って
ご存じですか?

1974年のモハメド・アリと
ジョージ・フォアマンの

世界ヘビー級タイトルマッチ。

場所は ザイールの首都
キンサシャ。

その試合で アリは
フォアマンにめった打ちされるの。

でも それは アリの作戦だったの。

フォアマンが疲れ切ったところで
アリが猛反撃に出て

第8ラウンド
ついに アリの右ストレートが

フォアマンをマットに沈めた。

これって
参考になると思いませんか?

なりません。
なんで?

いや アマチュアボクシング
っていうのは 倒すというより

ポイントを取りにいく
ボクシングなんですよ。

最初にめった打ちにされたら
その時点で負けですし。

負け?
高校ボクシングって

1ラウンドが2分なんですね。

それが3ラウンドで終了なんです。

だから その作戦は
参考になりません。

でも…。
あと 今 言ってた

そのフォアマンとアリの話は

ボクシングファンだったら
大体 知ってます。

あと キンサシャじゃなくて

キンシャサですから。
どこが違うの?

いや だから
キンサシャか キンシャサか。

私は 伊庭くんに勝ってほしいの!

俺だって そうですよ。

大体 ボクシングの事で
先生に口出しされても…。

だって 私は顧問ですよ!
顧問かもしれませんけど…。

(楓)ストップ!

もう… せっかく 楽しく
ご飯食べてたのに

なんで喧嘩するかなあ…。

喧嘩なんか…。
してませんよ。

もう遅いから
お帰りになったほうがいいですよ

桐沢さん。
はい。

ああ… ごちそうさまでした。

また ぜひ
いらっしゃってください。

ねっ お姉ちゃん。

はい。 じゃあ…。

おやすみなさい。

おやすみなさい!

ここで わざわざボクシングの話
する事ないでしょ。

勝たなきゃ…

コーチ辞めさせられちゃうの
桐沢さん。

えっ?
ああ もう…。

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

(ため息)

ん…。

♬~

玉乃井くん 気合入ってる!

おう! シュッ シュッ!

シュッ シュッ シュッ シュッ!
シュッ シュッ シュッ シュッ!

ワンツー。

もっと回せ 肩。
(伊庭)はい。

ワンツー! ワンツー!

一回 リラックス。
ワンツー!

次な。

パンチを打って

そのパンチが当たる瞬間だけ
力を入れる。

肩がリラックスした状態で打てて
スピードも増す。

そう。

ジャブも…。 シュッ!

ストレート。 シュッ!

♬~

玉乃井 ひざ使え。
はい!

(愛)コーチ。

目 閉じるなよ ダッキングの時。

はい!

ガード下げない。

あご引いて。
はい。

ガード下げない! ワンツー!

ワンツー!
うっ…。 ああ…。

♬~

シュッ! シュッ シュッ!

シュッ シュッ! シュッ シュッ!

ガード下げない。

さっきと方向 変えて。

ガード上げる ちゃんと。
(伊庭)はい。

残り1分。

(ホイッスル)

玉乃井くん 頑張って!
(玉乃井)おう!

相手がガードを固めても
とにかくワンツーだ。

相手がパンチを出そうとしたら
そこ 空くだろ?

それまで打ち続けろ。

はい。
ワンツー。

インターハイ予選で
一番期待している部は?

ボクシング部。

桐沢コーチと元プロのOBの方が
指導に来てるんだから。

新聞の一面に
バーンと書いてちょうだい。

ダンダダンで 打倒 京明!

ダンダダンって なんですか?

必殺パンチよ。

(2人)ダンダダンッ!

(智香)撮って 撮って。
(猫林)昔の演歌歌手じゃないよ。

(伊庭)シュッ! シュッ!

シュッ シュッ!

自分の距離 自分の距離!

シュッ!
(伊庭)シュッ シュッ!

シュッ シュッ シュッ シュッ!

おお 伊庭 オッケー オッケー!
いけ いけ!

おい 玉乃井 足使えよ。

ジャブで もっと牽制しろ!

強くなりましたね 伊庭くん。

昨日は ワンツーだけで
玉乃井くんを圧倒してた。

あいつ
努力する才能があるんですよ。

でも…

伊庭くんが桐沢さんを信じて
ついていったから。

ごめんなさい。

ん?
いや この間は偉そうな事 言って。

ああ~ キンシャサの奇跡。

素人が にわか知識ひけらかして…
お恥ずかしい。

いえいえ。
俺のほうこそ すいませんでした。

先生は顧問なんだし
なんでも言ってください。

えっ いいんですか?

まあ 遠慮せず…。
実は 私 調べたんですけど

アメリカにメイウェザー
っていう選手がいて

こうやって… こうやって
ディフェンスするんですよ。

うまい うまい。 うまい…。
知ってます?

世界一有名な
ボクサーなんじゃないですか?

俺 あんまり
好きじゃないですけど。

でも あれを
高校生がまねしたら駄目です。

ハハ… ごめんなさい。

できないですし。
ごめんなさい。

聞こえません?

ダンッ ダダンッ…。

(サンドバッグを打つ音)

あれ?

伊庭ですね。

何やってんの? 伊庭くん。

(多部・志尊・見上)新!
♬「キュキュット」
(見上)ついでに よろしく!

(多部)
あ~! 先にコップ 次にお皿で フライパン!

(志尊)姉ちゃん! 難しく考えない。

<この泡に 任せちゃえばいいんだよ!
汚れをギュッと包む! キュッと落とす!>

すっご!
キュキュッ!(コップをこする音)
<「キュキュット クリア除菌」>

(多部・志尊・見上)新!
♬「キュキュット」
(多部)《口つけるとこ 洗いづらい~!》

(見上)お姉ちゃん!?
清潔にしときたいのに~!

(志尊)ねぇねぇ そこ 頑張らなくていいよ。
えっ?

「キュキュット」の除菌泡で こすらず洗浄!

ラクすぎる…。
<クリア除菌 「泡スプレー」>

何やってんの? 伊庭くん。

甲斐から教わったパンチ
練習してたのか。

はい。
いつからだ?

甲斐さんに教えてもらってから
ずっとです。

ダンッ ダダンッ!

ダンッ ダダンッ!
ダンッ ダダンッ!

ずっと? だって 桐沢さんは
ワンツーだけでいいって…。

僕は 勝ちたいんです。

どうしても…
絶対に勝ちたいんです。

だったら コーチを信じて…。
折原先生。

(ため息)

よし じゃあ やるか。

うん?

えっ?

相手になってやるよ。

桐沢さん。
リング上がれ。

(伊庭)はい。

桐沢さん
どうして何も言わないんですか?

思いどおりになんて いきませんよ
なんだって。

「こんなはずじゃなかった」には
慣れてますから 俺。

戦うのは伊庭なんです。

伊庭の試合で
伊庭の人生なんです。

決めるのは こいつなんですよ。

はい フック。 ボディー。

フック。 はい。

そのリズムじゃねえだろ。
はい。

緩急つけろ もっと。

落とせ 落とせ。
はい。

はい ワンツー。

ワンツー。

フック。

はい! はい!

はい!

♬~

他の選手の事なんか
気にしなくていいから

しっかり 体 温めとけ!
(部員たち)はい!

便所 行ってくるわ。

音だけ 音だけ。
(部員たち)はい。

1年生
ミット打ちの相手してあげて。

(天津・森・江戸川)はい。

(友部)うわっ…!
(玉乃井)いきなり朋桐の束原だ。

強いの?
去年 インターハイまでいった奴です。

ええ~?
大丈夫。 伊庭さんは勝てる。

はあ… 緊張してきた。
はあ… 緊張してきた。

校長ね 京明と当たるの
まだまだ先ですよ。

えっ?

みんな 1回 2回と
勝ち進んでいかないと。

早く来すぎちゃったわね。

ヘヘッ…
こういう雰囲気がいいんだ。

僕は 昔を思い出して
胃がもう…。 ハハハ…。

おお 芦屋。
お父さん。

監督 お嬢さんが…。

昔と全然変わんねえな。

試合見るのか あいつ。

なんで お父さんがいるのよ。
元監督だからですよ。

そんなの わかってるわよ。
すいません。

間に合った。
間に合った。

♬~

(横川結衣)「まもなく
試合開始の時間です」

「第1試合に出場する選手は
準備してください」

よし いくぞ。

西山さん。
はい。

(あかり)伊庭さん 頑張って!

(玉乃井)勝ってください!
伊庭さん!

(天津)伊庭さーん!
(江戸川)頑張ってください!

(友部)お… お… 落ち着いて。
お… 落ち着いて。 しっかり…。

(結衣)「第1試合 赤コーナー
朋桐学園高校 束原和郎くん」

「青コーナー
松葉台高校 伊庭海斗くん」

(猫林)
引きつってますよ 伊庭くん。

1試合目から緊張して
どうするの。

朋桐の束原か。

いい面構えしてますね。

深呼吸しろ。

もう一回。

マウスピース。
(愛)はい。

よし 行ってこい!

ファイト!

(愛)伊庭さん 絶対勝てます。

バッティング ホールド
ラビット ローブロー

反則行為 ないように。

はい グローブ。

下がって。

(結衣)
「1回目 ファーストラウンド」

(ゴング)

(結衣)「ファーストラウンド」
(ゴング)

(レフェリー)ボックス。

頑張れー!

いいぞ いいぞ!

足使え 足!

(玉乃井)手ぇ出せ…
手ぇ出して 伊庭さん!

打ち返せ!

足使え!

(谷 六郎)攻めてるぞ!

(あかり)手ぇ出して!
手ぇ出して!

落ち着け 落ち着け 落ち着け。
落ち着いて!

あっ 痛い… あっ…!
(麻琴)伊庭くん 反撃 反撃!

オッケー!
(智香)当たってる 当たってる!

(伊庭)《ワンツー!》

(伊庭)《ワンツー! ワンツー!》

それでいいぞ それで。

(伊庭)《ワンツー!》
ワンツー ワンツー!

伊庭は ワンツーだけでいくのか?
はい。

オッケー!
うわあ 入ったー!

よし! よしよし!
前 出ろ 前。

打て 打て 打て! 打て!

(ゴング)
(レフェリー)ストップ! コーナーへ。

椅子ください。
どれですか?

どれでもいいから!

いいよ 伊庭くん!
勝ってる 勝ってる!

相手は ボディーで崩しにきてる。

自分の間合いに入ったら
ワンツー打て。

はい。
動き 止めんなよ。

手 止めんな。
はい!

水。
はい。 絶対勝てます!

相手 ビビってるから!
絶対 ビビってるから!

相手は 1ラウンドで
決めるつもりでしたね。

よく しのいだな。

なんで
ダンダダンを出さないのよ!

忘れてんですかね?
(麻琴)なんで忘れるのー!

(結衣)「セコンド アウト」

よし 行ってこい。
はい。

いけ!

(結衣)「2回目 セカンドラウンド」

(ゴング)
(レフェリー)ボックス!

(玉乃井)よっしゃ いけー!

(伊庭)《ワンツー!》

(玉乃井)ワンツー ワンツー!
(あかり)ワンツー!

(伊庭)《ワンツー!》

ダンダダン!
ダンダダン 出せ!

(レフェリー)ストップ ストップ!
あっ… えっ…!

(レフェリー)スリップ スリップ。

大丈夫か?
はい。

えっ 今のダウンじゃないの?
スリップです。 滑っただけ。

ああ よかった…。

(レフェリー)ボックス!
よし いけ!

いいよ!

ガード! 上げろ!

(麻琴)ダンダダン!

ガード 下げるな!

(ゴング)
ストップ! コーナーへ。

ナイスファイト!

マウスピース 出せ。 洗って。
(愛)はい。

大きく 息吸え。

伊庭さん。

大丈夫 大丈夫!
全然負けてないからね 伊庭くん!

伊庭さん すげえ頑張ってる!
いける いける!

(玉乃井)伊庭さん…!
(野崎)迫力ある!

あ~あ もう限界ですよ 伊庭くん。
こりゃ 絶対勝てない。

(麻琴)勝つの!
(猫林)絶対勝ちます。

ワンツーだけで
最終ラウンドまで持ち込むとはな。

伊庭くんは 相当練習しましたね。
(芦屋)ああ。

次のラウンドでいけ。
はい。

はい! 1回 水入れろ。
はい。

いいか? 伊庭。

試合が始まっても 最初は
ジャブとストレートだけでいい。

ああ こいつ
ワンツーしかねえんだなって

相手が思い込むまで
フックは絶対出すな。

はい。
よし。

(谷)束原
向こうはワンツーだけだ。

ガンガン攻めろ!
(束原和郎)はい。

いつでもいい。
お前の判断でフック打て。

はい。
その時は 絶対に躊躇するな。

はい。
絶対勝てるからね 伊庭くん!

(結衣)「セコンド アウト」

マウスピース。
(愛)はい。

決めてこい。
はい!

(愛)伊庭さん!

(伊庭の声)決めてるんです。

最後の試合に勝って
西山に告白するって。

いけーっ!!

(結衣)「3回目
ファイナルラウンドです」

(ゴング)
(レフェリー)ボックス!

♬~

ガード下げるな ガード下げるな!
(あかり)いけ いけ いけ!

♬~

オッケー!
おお~!

(麻琴)伊庭くん!
(猫林)当たった 当たった!

手ぇ出せ 出せ 出せ!

♬~

いいぞ いいぞ… いいぞ いいぞ。

冷静にな 冷静にな 冷静にな。

今だ!

《ダンッ ダダンッ!》

オッケー!
あっ 当たった! 当たった…。

ダンダダン きた!
(玉乃井)なんだ? 今の!

(あかり)甲斐さんに習ったやつ!
(友部)なんで?

俺 俺 俺 俺ーっ!

いけーっ!

♬~

回れ!

(谷)狙っていけ!

もう対応してんな。

あっ… ちょっと待って…。

(レフェリー)ストップ! ストップ!
ストップ! ストップ!

ボックス!

(ゴング)
(レフェリー)ストップ! ストップ!

(拍手と歓声)

終わった 終わった。
終わったぞ 伊庭。

ナイスファイト!
ナイスファイトだったよ

伊庭くん。
伊庭さん!

コーチ… コーチ…。

よくやったな お前。

いい試合だったな。
いい試合でした。

(野崎)これ どうなるんだ?
判定よ。

これは勝ったんじゃないですか?
勝った!

1回戦目で負けて
どうするの!

お願いします。
(結衣)ありがとうございます。

(レフェリー)選手 中央へ。

行ってこい。
はい…。

(拍手)

採点 出るぞ…。
お願い!

ああ 絶対勝ってる 絶対勝ってる。

(結衣)「ただ今の試合…」

♬~

(結衣)「朋桐学園高校
束原くんのポイント勝ちです」

(拍手と歓声)

嘘…。

負けた~。
クッソー…!

(麻琴)なんでよ!?
パンチ当たってたじゃない。

当たってました。

まあ そうでしょうね。
仕方ない。

どうしてよ!?
こっちが勝ってたじゃないのよ!

向こうのほうが上でしたよ。
えっ…?

ええっ…。

でも 全力 出し切ったろ?

…はい。

告れ。

お前 最高だったんだから

堂々と
リングの中心で告ってこい。

早く行ってこい…。

えっ…?

♬~

何?

まさか…?

伊庭さん…。
なんだろ?

♬~

西山愛!

フフッ…。

す…。

何やってんだ。
リングを降りなさい。

(レフェリー)松葉台高校!
すいません…。

言っちゃえ!
早くしろよ お前。

えっ… 何?

好きだぁーーーーっ!

そこで言う?

はああっ!?

あの…

ずっと…
ずっと前から好きでした。

何ぃーっ!?

ごめんなさい。

えっ?

無理です。

(愛)失礼致しました!

(愛)ありがとうございました!

次 玉乃井くんだよ。

西山! 俺も…。

なんでもありません…。

(愛)準備して。
(玉乃井)はい。

(ゴング)

試合終了です。
はい! すいませんでした…。

終わったな。
はい…。

すいませんでした!

ありがとうございました!

♬~

いろんな意味で お前は
本当 よく頑張ったな。

よかったじゃんか。

(伊庭のすすり泣き)

伊庭くん…。

(すすり泣き)

(すすり泣き)

ああ… 終わった。

えっ?

やっと終わった…。

この気持ち ずっと抑えておくの
本当に つらかったんですよ。

ああ そうか。

長かった…。

やっと終わりました コーチ。

うん そうか。
はい。

これで 心置きなく
受験に専念できます。

僕 絶対 東大 入りますから。

…おう。

やべっ… 次 玉乃井の試合だ。

応援しないと。 コーチも早く!
ああ…。

♬~

これで… よかったんですよね?

そうですか? よくやらせたよ
あんな恥ずかしい事。

一生ネタにされるぞ 伊庭くん。

でも あれは
伊庭くんが望んだ事なんです。

試合で勝って リングの上で
西山さんに愛を叫ぶって。

試合に勝って?
勝てなかったけどな。

でも あれ以上の試合は
なかったと思います。

伊庭くん 僕に感謝してますよ
先生。

左フック 左ボディーからの
右フック教えたの 僕ですから。

ワンツーで
引っ張るだけ引っ張って

最後にパーンッ! っていうのが
伊庭との作戦だったんですけどね。

でも あれは 私が教えた
モハメド・アリの作戦と

基本 同じじゃないですか?
モハメド・アリ?

同じ… ではないですよ。
同じだよ?

最後の逆転 狙ったんだから。
なんの事?

行きましょ。 玉乃井の試合始まる。
同じだよ?

えっ… なんの事だよ?
甲斐さん 黙ってて!

ええ~?
同じだよ?

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(西条桃介)やっと暴れられますわ。
ボクシングやってたんだって?

(西条)この中やったら
俺が一番強いやろな。

どうして もっと早く
転校してこなかったのよ!

(玉乃井)やってらんねえ。
どうしたんだ? お前ら。

(麻琴)江戸川君が
見つからないんです。

(森)やばい系の先輩から
連絡きたって…。