未来への10カウント #6[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

未来への10カウント #6[字]

桐沢(木村拓哉)は、亡くなったはずの妻・史織(波瑠)と同じ顔の女性に遭遇!彼女の正体は一体…!?それを知った葵(満島ひかり)の心も激しく揺れ動き…!

◇番組内容
松葉台高校ボクシング部で一番の実力者・西条(村上虹郎)のパンチが、弱小部員・友部(佐久本宝)の目を直撃!!友部は自分の実力不足に意気消沈する。そんな中、強豪校との練習試合が決定!コーチ・桐沢(木村拓哉)の発案で、とんでもない方法で出場メンバーを決めることに!?一方で、桐沢は亡き妻・史織(波瑠)と同じ顔の女性に遭遇!彼女の正体は一体…!?動揺を隠せずにいる桐沢の姿に、顧問・葵(満島ひかり)の心も激しく揺れ動き…!
◇出演者
桐沢祥吾…木村拓哉
折原葵…満島ひかり
甲斐誠一郎…安田顕
伊庭海斗…髙橋海人(King & Prince)
水野あかり…山田杏奈
西条桃介…村上虹郎
日比野雅也…馬場徹
坂巻勝夫…オラキオ

玉乃井竜也…坂東龍汰
友部陸…佐久本宝
西山愛…吉柳咲良
江戸川蓮…櫻井海音
天津大地…阿久津仁愛
森拓己…大朏岳優
◇出演者2
間地真実…八嶋智人
折原楓…滝沢カレン
折原圭太…川原瑛都
桐沢史織…波瑠
井村和樹…石黒賢
芦屋珠江…市毛良枝
大野倫子…富田靖子
大場麻琴…内田有紀
猫林はじめ…生瀬勝久
芦屋賢三…柄本明
◇脚本
福田靖
◇音楽
林ゆうき

【主題歌】
B’z『COMEBACK -愛しき破片-』(VERMILLION RECORDS)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、都築歩(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇監督
星野和成
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/10count/
☆Twitter
 https://twitter.com/miraten_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/miraten_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. シュッ
  2. 桐沢
  3. 友部
  4. 西条
  5. 玉乃井
  6. 伊庭
  7. 圭太
  8. 史織
  9. コーチ
  10. 京明
  11. 甲斐
  12. 大丈夫
  13. 本当
  14. ボクシング部
  15. 折原先生
  16. スタート
  17. ボクシング
  18. 合図
  19. 試合
  20. 部員

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



(チャイム)

「はーい」
Go to Pizzaです。

「はい」

よし…。

お待たせしました…。

ありがとうございます。
おいくらでしたっけ?

史織…?

えっ?

あっ… いや…。

シーフードスペシャルのMサイズ
1900円です。

じゃあ 2000円で。

はい。

♬~

あっ… すいません。 こちらで…。

ありがとうございました。
どうも。

♬~

♬~

「とにかく基礎」って…。

次の試合は
来年の1月の関東大会か。

それまでに もう一度 徹底的に
基礎練をやって 力をつける。

(葵)急がば回れって言うでしょ。

どんなスポーツだって
基本が一番大事。

「目指せ インターハイ」ぐらいは
残してくださいよ。

「とにかく基礎」って
やる気 出えへんわ。

(友部 陸)
まあ うちの弱小野球部も

「目指せ 甲子園」って
部室に貼ってあったもんな。

みんなで決めた事なんだから
もういいじゃん。

ほら 始めろ!
(部員たち)はい!

(玉乃井)リングステップ いくぞ!
(部員たち)はい!

あららら…? 伊庭くんは見学?
(伊庭海斗)はい。

受験勉強しなくちゃ
いけないんでしょ?

大丈夫です。
僕の事は ご心配なく。

54.9。

(西山 愛)はい。

ありがとうございました。

(愛)西条くん!
(西条)うぇーい。

ったく もう あいつは…。

伊庭くん。
はい。

よく こんなとこで勉強できるね。

図書館より
ここのほうが集中できるんです。

そうなの?
(伊庭)はい。

55.8。
はい。

友部と同じバンタム級か。

(西条)マジっすか?
(友部)えっ…?

友部さん 俺がライバルっすよ。
やばいっすね。 ハハッ…。

(愛)西条くん!
(西条)ん?

コーチにあいさつ。

ありがとうございました。

森!
(森 拓己)はい!

♬~

靴 脱いで。
(森)はい。

(折原 楓の声)4人をいっぺんに!?

(葵の声)バンバンバーンって
あっという間に。

え~っ!? やっぱり
ボクシングやってた人って すごいんだ。

でも ちょっと怖かったよ。
あんなの見たの初めてだったし。

でも 江戸川くんを
助けるためなんだから

仕方ないじゃない。
かっこいいじゃん。

まあ… ね。
ちょっとドキドキした?

そんな…。
あれ?

痛っ…!

はあ… はあ…。
いや 息止めても…。 うん。

すごい…!

(大湊勝彦)しかし
どうして 大場校長が?

お邪魔してます。

見学したいなら
部員の皆さんが来ればいいのに。

とはいえ 松高さんですからねえ。

こんな練習を見たら

自信をなくすだけかも。

お願いがあります 校長先生。

(折原圭太)シュッ シュッ!

(圭太)シュッ シュッ!

シュッ シュッ!

シュッ! シュッ!

(荒い息)

(チャイム)

あっ… 汚いとこで すいません。

いえいえ… 全然きれい。

あっ すいません…。

あっ 圭太! 圭太 ほら 起きて!

ほら 今 寝ると
夜 寝られなくなっちゃう。

おい 圭太!

妹さん 今日 会社で
家にいないっていうし

折原先生 職員会議だったんで

だから 俺が
うちに来いって言ったんです。

すいません。 ちょっと 私も
こんなに遅くなると思わなくて。

ごめんなさい。
いえいえ。

あっ 圭太! 圭太… 圭太!

おい 圭太!

圭太く~ん!

おっと 折原圭太選手 ダウンだ!
立ち上がれるか!?

ワン ツー スリー フォー…。

あっ 立ち上がれない!

(葵・桐沢)ファイブ シックス…。

このまま負けてしまうのか
折原圭太!

起きてるよ もう…。
おお~ 立ち上がったぞ 圭太!

まだ戦えるか?
(圭太)戦えます。

よし ボックス!

シュッ シュッ!
おっ!

おっ… 座らない。 はいはい。
(圭太)シュッ シュッ!

こいこい こいこい!
(圭太)シュッ シュッ!

座らない。 ダウン取られるぞ。

(圭太)シュッ シュッ!
ほい。

こいこい こいこい!

シュッ シュッ!

カウンター! ダウン!
カンカン…!

どうしたの?

…えっ?

いや だって さっきから
ずっと黙ってるからさ。

ん? ん? フフッ…。

ねえ 桐沢さんってさ

圭太といる時
いつも あんななの?

あんなって?

こう… 明るいっていうか

普段 あんな「ワン ツー」なんて
絶対 あんな事しないから。

ふ~ん。 でも 僕と遊ぶ時は
あんな感じだよ。

そうなんだ。
うん。

人にはさ
いろんな顔があるんだよ。

なんだよ わかったような事
言いやがって!

フフフ…。
フフッ…。

ねえ また遊びに行っていい?
桐沢祥吾ん家。

えっ? いや… 駄目よ 駄目駄目。
ええーっ どうして?

だって
ご迷惑になっちゃうじゃない。

(圭太)いいじゃん!
駄目よ!

(圭太)えーっ いいじゃん!

(ため息)

ありがとうございます。
おいくらでしたっけ?

♬~

(舌打ち)

(桐沢史織)すっごくおいしそうな
イチゴがあったの。

ちょっと高かったけど
買ってきちゃった。

あとで食べよう。 食後のデザート。

♬~

パンチ当てるなよ。

近づきすぎないように。

距離感 大事にな。
(部員たち)はい!

いいよ。
いきまーす!

(スタートの合図)

これは なんの練習でしたっけ?
(甲斐誠一郎)マスボクシングです。

あっ パンチを当てない
スパーリング。

パンチのタイミングの取り方も
そうだし

相手との距離感を確認する
練習でもあります。

うん…。 で なんで
甲斐さん ここにいるんですか?

えっ? いや この時間

うちのジムは
練習生 いないんですよ。

要するに お暇だから?

それを言っちゃあ…。
(甲斐・葵)ねえ。

(西条)シュッ!
(友部)ああっ…!

友部くん!?
どうした!?

(西条)ごめん! 当たってもうた。
(玉乃井)なんで 当てんだよ!

マスボクシングでしょ!

友部さんが鈍くさいからや!

友部くん?
友部 目ぇ開けてみろ。

(荒い息)

まずいぞ。
もし 網膜剥離だったら…。

おい。
網膜剥離!?

うちのジムのかかりつけ医が
いるから 連れていこう。

謝れ 西条。
さっき 「ごめん」言うたやないか。

先輩に向かって
「ごめん」はないでしょ!

いや… こんな下手な奴相手に
ボクシングしても 意味ないわ!

西条くん!

医者 行くぞ。
立てるか?

なんで ここには まともに
ボクシングできる奴 おらんねん!

(玉乃井)お前な…!
調子のんなよ!

喧嘩しないで!
(西条)玉乃井さん

俺に勝てるんか?
いい加減にしろ!

喧嘩しないでよ。

自主練してて 水野さん。
ほんま…!

ありがとうございました。
(看護師)お会計まで

あちらでお待ちください。
はい。

なんだって?
眼球は なんともなかった。

あっ 目薬 差しとけば
大丈夫みたいです。

よかった…。
よかったね 友部くん。

どうだ? まだ痛いか?

僕…

向いてないですよね ボクシング。

そんな事ないよ。

お前は確実に上達してる。

友部は あれだろ?
中学までは文芸部だったんだろ?

それで あそこまでできりゃ
大したもんだよ。

まあ… だから
今日のはアクシデントだろ。

でも…
桃介と同じ階級ですよ 僕。

もし 大会 出られたとしても

あいつと当たったら
もう… 終わりじゃないですか。

でも 友部くんだって
努力すれば 西条くんよりも…。

ねえ 甲斐さん。
えっ? そう そう そう。

勝てるかもしれない…。
そんなわけない。

友部くん…。

♬~

ボクシング 面白い?

…はい。
ふーん。

だったら
ボクシングを続ける事を勧める。

俺が現役の頃

最初 えれえ弱かった奴が
めちゃめちゃ努力して 力つけて

最後はプロにまでなった奴
いるから。

なんだ それ 俺の事じゃねえか。
あっ ここにいたわ。

甲斐さん!? えっ…。

こいつ 本当に めちゃくちゃ
鈍くさかったんですよ。

ええ~。
そこまで言うかよ お前…。

まあ 確かに
桐沢は天才型だったけど

俺は努力の人だったからな…。

最後は 努力した奴が
結果出すんだよ。

そうだよ 友部くん。

…はい。

友部陸さん。

はい! あっ… 大丈夫 大丈夫。

はーい。

先生から お薬出てます。

目薬タイプなので
1日2回 使用してください。

全部 使い切ってくださいね。

お会計が…。

お会計は 初診料とお薬代含めて
6850円になります。

6800… はい。

♬~

さっきの女の人…。
えっ?

桐沢さんの奥さんに
似ていらっしゃいましたよね

すごく。
知ってるんですか? 桐沢の…。

写真 見たんですよ
桐沢さんのおうちで。

えっ!?
桐沢の家に行ったんですか?

桐沢さん すごく動揺してた…。

折原先生…。

♬~

(友部)ちゃんとやります。
…えっ?

練習 僕…。

ああ… そうか。

(楓)昔の恋人に?
そう。

そっくりな人に会ったら
どう思うか?

嫌いになって
別れたわけじゃないの。

悲しい失恋なの。

何? それ。
どうして そんな事 聞くの?

ネットで調べても わかんないの。
そうじゃなくてさ…。

どう思うと思う?

なんかあった?

いいから。
ええ~?

じゃあさ お姉ちゃんが

別れた旦那にそっくりな男と
ばったり会ったら どうする?

殴りたくなる。

そういう事でしょ。

えっ?
どういう事? どういう事?

だから 昔の気持ちを
今でも引きずってるって意味よ。

ねっ。
えっ…。

(田中雅志)生まれ変わり?
新しく入った事務の子だよ。

史織ちゃんにそっくりなんだよ。
顔も声もそっくり。

史織ちゃんって 桐沢さんの?

桐沢も俺も びっくりして
声 出なかったもん。

いや でも
生まれ変わりって…。

ショックなのは
それだけじゃない。

甲斐さん…
練習生 見てやってくださいよ。

折原先生が…

桐沢が動揺してる事に動揺してた。
(田中)はあ?

あの事務の子が
史織ちゃんに似てる事

それ 知ってるんだよ 折原先生。

桐沢の家で
史織ちゃんの写真 見てんだよ。

要するに 折原先生は…。
桐沢さんに気があるって事…。

おい やめろ! それ 言うなよ。

また フラれたから
抜け殻になってんすか 甲斐さん。

フラれてねえよ!

…フラれる前に終わったんだよ。

クソーッ! 桐沢ーっ!

高校の時もさ 好きだった子
桐沢に持っていかれてよ…。

どこまで欲しがりなんだよ
あいつは。

桐沢さんは
欲しがってないと思いますけど。

史織ちゃんが忘れられねえなら
折原先生 いらねえだろ!?

どうでもいいから 練習生…。
お前が行け!

駄目… フラれたって。

(猫林はじめ)皆さん
校長先生からの差し入れですよ。

(麻琴)はい どうぞ。
私がよく行く

麻布十番の和菓子屋さんの
イチゴ大福なの。

おいしいから
皆さんで食べてください。

(間地真実)ありがとうございます。
(猫林)1人1個ずつですよ。

(大野倫子)
校長先生が差し入れなんて…。

何!?
(坂巻勝夫)なんかいい事

あったんですかね?
(間地)そんな顔してたな。

(日比野雅也)
ちょっと怖いんですけど。

じゃあ 桐沢先生も。
ありがとうございます。

それを食べて頑張って!

ああ?

京明高校のボクシング部と
練習試合をする事になりました。

練習試合?
えっ!?

そう 再来週の土曜日。
場所は京明高校。

男子3試合に女子1試合。

階級はなんでもいいから
各階級1人ずつ こっちで選んで

選手を出してくださいって
向こうは おっしゃってるわ。

待ってください 校長!
どうして 急に そんな…。

私が頼んだの。

校長が?
えーっ…。

京明は
インターハイ出場校ですよね?

実力の差はわかってます。

でも 桐沢先生は

1年後には京明に勝つって
私に約束をしてくれました。

1年なんて あっという間でしょ?

チャンスがあるなら
いつでも戦わなきゃ!

なるほど。
敵を知る事は 大事 大事。

校長は
また 何か たくらんでますよ。

絶対 断ってください。

わかりました。 やります。

やるからには いい試合をね。

イチゴ大福 食べてくださいね!
(一同)いただきます。

どうして!?

今の実力を知る
いいチャンスでしょ。

いやいやいや…
いやいや いやいや…。

(菅田)花王が ついに突き止めた。

(賀来)
諸悪の根源は 「菌の隠れ家」だったんだ。

(間宮)除菌洗剤 漂白剤
天日干し 全部ダメだった。

(研究員)完成しました。
(杉野)でも 人類は諦めなかった。

(松坂)生まれ変わった 「アタックZERO」なら…。
(一同)いざ!

バイオクラッシュ洗浄!

本当に…。
(一同)ニオわな~い!

(一同)ニオわない! ニオわな~い!

<「菌の隠れ家」までゼロへ>

<新「アタックZERO」>

芦屋!
(ため息)

どうしたの?

じゃなくて お… 大場校長。

いい加減 覚えてよ。
だから どうしたんだって。

ボクシング部のために
自分から動くなんて…。

発破かけてやらなかったら
いつまでも強くならないじゃない。

それに 桐沢さん

私がやれって言ったら
やるでしょ?

絶対 断らない。

私たちがいた頃のボクシング部は
強かった。

今は 現役部員も桐沢さんも
全然駄目だと思ってたけど

この間のあれ見たら
びっくりしたわ。

ああ?

今でも あれだけ動けるんだったら
もっと部員を強くできるはずよ。

いい加減 本気出して。

♬~

復活した…。
「打倒 京明」…。

本当に練習試合やるんですか?

校長先生が決めてきちゃったの。

私にもコーチにも相談しないで
勝手に。

僕ら1年生も?

出る事になるかもな。
(森・江戸川)ええっ…!

ビビッてどないすんねん
お前ら。

京明倒さな
インターハイ出られへんのやろ?

俺らにとっては
宿命のライバルやないかい。

(玉乃井)
宿命のライバルじゃねえよ。

私 やりたい。 やりたいです。

(友部)水野…
この間 やられたばっかで…。

だから リベンジしたいの。

やる気があるのは
水野と西条だけか…。

玉乃井。

友部。

♬~

わかった。

西条。
(西条)はい。

リング上がれ。
(葵・西条)えっ?

俺とスパーリングだ。
スパーリング?

(玉乃井)えっ…。
(西条)なんで?

1ラウンドだけだからな。
最初から飛ばしてこいよ。

(西条)コーチは
ヘッドギア 着けへんのですか?

俺は このままでいい。
どないなっても知りませんよ。

どうなるんだ?
わかんない。

♬~

いきます!
(スタートの合図)

シュッ シュッ シュッ シュッ!

シュッ シュッ シュッ!

シュッ シュッ! シュッ シュッ!

シュッ シュッ!

シュッ…。

逃げてばっかりやんけ!
ハハッ…。

じゃあ 当ててみろよ ほら。

シュッ シュッ シュッ シュッ!

おい…。

シュッ シュッ シュッ!

全然当たんない。
(玉乃井)やばい…!

シュッ…!
すごっ!

♬~

クソッ…!
打ってこい 打ってこい。

西条が遊ばれてる。
やべえ!

ヘイ… ヘイ ヘイ。

ヘイ! ヘイ ヘイ!

ヘイ!
ああっ…!

もう終わりか? ああ?

まだ いけるだろ。

♬~

シュッ シュッ!
うっ…! ああ…。

もういいぞ。
(愛)はい。

残り55秒…。

お前たちは
西条が強いと思ってるから

1年なのに
強く言えないんだろ?

でも こんなもんだ。

西条も お前らと同じ高校生。

練習すれば
西条みたいになれるんだよ。

もちろん 西条だって

もっと練習すれば
もっと強くなる。

誰にも負けてないって
思えるぐらい努力すれば

西条に追いつけるんだよ。

そうすれば
京明なんか怖くなくなるだろ。

最初から諦めてんじゃねえよ。

自分で 勝手に限界作るな!

はあ…!

京明と… 京明とやります!

(あかり)試合させてください!

僕もやります!
やるの?

(天津)僕も!
(森)やります!

本当に!?

友部は?

…やります。

友部くん!

友部さんには無理やて。

バンタム級には
俺がおるんやから。

よく言うわ。
今 負けたばっかりのくせに。

ちょっと油断しただけや。

本気出したら コーチかて…。

自分に何が足りないのか
よーく考えて

練習メニューは自分で決めろ。

試合に誰を出すのかは 3日前に
俺が見て決める。 いいな?

(部員たち)はい!

どうせ 俺や!

西山。
(愛)はい!

悪い 水ちょうだい。
(愛)あっ はい。

ナイスファイト。

私 嬉しいです。
えっ?

いや 校長先生のむちゃぶりには
正直 うんざりだけど

桐沢さんが前向きに捉えてくれて
西条くんの事も。

みんな 目の色が変わってたし
本当 嬉しい。

まあ 一応 コーチですから。

桐沢さん
ちょっと変わりましたねえ。

そうですか?

うん?

♬~

そうでもないか…。

えっ?

なんでもありませ~ん。

「そうでもないか」って…。
えっ?

お疲れさまでした。

ああ!

いやあ… 偶然だなあ。

先日は
どうもありがとうございました。

新しく入った
事務の方ですよね?

甲斐ボクシングジムの甲斐です。

ここの先生が
うちのかかりつけ医で。

ああ…。

この間 友部くんっていう高校生の
付き添いで来ました。

ああ!

僕の他に 先生が2人
付き添いで来てました。

覚えてます。
その後 いかがですか?

友部くんですか?

大丈夫でしょう。
大丈夫だと思います。

えっと… あの…。

(佐久間美鈴)あっ えっ…
佐久間ですけど。

佐久間さんですか。
いい名前だ。

実はですね… あの時 実は
びっくりした事があったんですよ。

一緒にいた
桐沢って奴の奥さんに…

実は 18年前に
亡くなっちゃったんですけど

彼女にそっくりなんですよ
あなたが。

そっくり?

もう うり二つ。

実は あの時
僕たち 絶句してました。

そんな事が… あるんですね。

実は お願いがあるんです。

お願い?

変なふうに思わないでください。

とにかく あなたが 史織ちゃんと
あまりにも似てるもんだから

気になっちゃって
気になっちゃって…。

でも 生まれ変わりなわけはないし
でも そっくりだしっていう

この無限ループから
逃れたいんですよ。

あの… ちょっと 意味が よく…。

「甲斐くん」って
言ってもらえませんか?

僕に「甲斐くん」って。

私 帰らなきゃ…。

気味が悪いのはわかります。
そう思うのは当然です。

でも 本当に ひと言でいいんです。

「甲斐くん」って言ってもらえば
僕 行きます。

本当に それだけ?

それだけです。

お願いします。

…甲斐くん。

もういいですか?

すいません。
もうひと言 「祥ちゃん」って…。

はい?

あいつ 桐沢祥吾っていうんです。

史織ちゃん
いつも そう呼んでたんです。

…祥ちゃん。

もうちょっと気持ち入れて。

祥ちゃん…。

ありがとうございました。

変なお願いして
すいませんでした。

失礼します。

あの…。

はい。

その… 桐沢さんって方

私 前に会った事あるような気が
するんです。

ワンツー。
(友部)シュッ シュッ!

ジャブ。
シュッ!

ジャブ。
シュッ!

ワンツー フック。

ワンツー フック。
シュッ シュッ シュッ!

はい! 西山!
(愛)はい!

30秒。
はい!

友部 追い込みミットな。
はい!

(愛)30秒 いきます! スタート!

先生!
はい?

タイマー お願いしていいですか?
ああ はいはい。

なんでもするよ もう! はい。

ひざ ひざ ひざ!

もっと もっと もっと もっと!

はい あと15秒。

♬~

西条 休むな!

ラウンド終わるまで 気ぃ抜くな!

(伊庭)オーケー!

天津 もっと踏み込め!
(天津)はい。

♬~

♬~

ほら 打ち終わり。
狙われるぞ!

動き止めるなよ 玉乃井。

アイデア アイデア!

オーケー!

♬~

あと55秒…。

♬~

お会計は 初診料とお薬代含めて
6850円になります。

♬~

(史織の声)ごめんね… 祥ちゃん。

♬~

ありがとうございます。
おいくらでしたっけ?

♬~

また来るね。

♬~
<100%モーターで駆動する イースマート>

<それは 小さな電動車のために生まれた>

<爽快電動SUV>

<ロッキー イースマート ダイハツ>

<RVフェア開催>

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

おっ…。 あっ…。

お久しぶりです お義兄さん。

(井村和樹)祥吾くん。

月命日には
いつも 花があったから…。

ありがとう
史織の事を忘れないでいてくれて。

忘れるわけないじゃないですか。

最近 お店のほうは どう?

ああ…。

実は… なくなっちゃいました。

なくなった…?

半年前に…。
コロナとか いろいろあったんで。

ああ…。

で 今は どうしてるんだ?

バイトしながら

母校のボクシング部の
コーチをやってます。

ボクシング部?
はい。

今までの俺は…

史織が亡くなってから
時間が止まってたっていうか…。

焼き鳥屋 始めても

18年間
毎日 史織の事を思いながら

仕事してました。

でも ボクシング部のコーチを
始めたら なんか…

また 時間が進んだような
気がしてるんです。

そう…。

実は この間
すごいびっくりする事があって。

史織にそっくりな女性に
会ったんですよ。

(井村)えっ?
正直 うろたえちゃって…。

そんなに似てたの?

いや お義兄さんも 会ったら
絶対びっくりしますよ。

でも… その人 見たら…

ああ 史織って
いなくなっちゃったんだなって…。

認めなきゃ駄目だなって
思いました。

そうだよ。

史織の事は 思い出として
大切にしてくれればいい。

祥吾くんは前に進むべきだ。

祥吾くんが またボクシングを…。
見てみたいな。

いや でも 当時みたいには
全然動けませんよ。

(井村)ハハハ…。

疲れ 全然取れないですからね。

玉乃井が
授業中に寝てました。

江戸川もです。

最近 ボクシング部の連中
みんな寝てますよ。

練習
きつすぎるんじゃないですか?

すいません。
(間地)「すいません」って…。

えっ もしかして 今度の練習試合

京明に勝とうとか
考えてるんじゃないですか?

そりゃ
やるからには勝ちたいです。

(坂巻)ちょっと ちょっと…。
(間地)何 言ってんの!

(日比野)うちは進学校ですよ。
京明だって進学校ですよ。

ボクシングで勝って
それが自信になれば

勉強にも
きっと いい影響が出ます。

ないない ないない!
(坂巻)無理無理 無理無理!

実際 寝てんだから!

あいつらが落ち込んだら
桐沢先生… あっ いない…。

はい?
(間地)あなたのせいですからね!

勉強は ちゃんとさせます。
でも 今 部員たちは

目標に向かって
頑張ってるんだから。

それを応援してあげるのが
教師なんじゃないですか?

もう 折原先生まで
すっかり やる気になっちゃって。

はい?
ジャブ ジャブ。

(芦屋賢三)京明高校と4試合?

まあ 今回は
1勝できたら褒めてあげようかな。

お前 校長だろう。

どうして そう いちいち
ボクシング部に構うんだ。

どうしてかしらね。
元マネージャーだから?

あの頃だって
思い入れなんか なかったろ。

(麻琴)じゃあ
お父さんへの当てつけじゃない?

(珠江)麻琴…。

あなたが そんな気持ちでいるのは
わかってるわよ。

でも もういいじゃない
子供じゃないんだから。

そんな簡単なもんじゃ
ないんだけどね。

えっ?

ただね 今の私は
本当にそう思ってるのよ。

ボクシング部には
強くなってもらいたいって。

えっ…。

あんな部 どうなったっていいって
思ってたんだけどね

でも 今は違う。

桐沢さんには
がっかりさせられたくないの。

桐沢?
そう。

1年後には京明に勝つって
言ってくれたのよ あの人。

それが本気かどうか

今度の練習試合で
見せてもらいたいのよ。

まあ これで駄目なら
本当の負け犬よ。

私もね
いつまでも負け犬を飼うほど

お人よしじゃないんだから。

京明との練習試合に出す奴を
今日 決める。

(西条)名前を呼ばれたもんが
決まりっすね。

これから
俺と一人ずつ スパーリングする。

それが選抜方法だ。
スパーリング!?

スパーの時間は1分。

でも その間に
俺からパンチをもらったら

その時点で交代。

玉乃井からスタートして

全員終わったら
また 玉乃井に戻る。

えっ
それを ずっと続けるんですか?

そうだ。
桐沢さんが

全員分 相手するんですか?
そうです。

それで どうやって決めるんすか?
基準を教えてください。

基準は… ない。

ない?

今のお前らの全てを
俺にぶつけろ。

それを見て 俺が決める。

(玉乃井)シュッ シュッ!

ふう…。

俺を京明の選手だと思って
打ち込んでこい。

(玉乃井)はい!

いきます!
(スタートの合図)

(玉乃井)お願いします!

♬~

はいはい はいはい!

はいはい! ほら ほら!

♬~

はい。 次 友部!

はい。
(玉乃井)ありがとうございました。

伊庭 ほら 水。
(伊庭)あっ はい!

(愛)いきます!
(スタートの合図)

♬~

シュッ シュッ! シュッ!

どうした?
打ってこい! 打ってこい!

シュッ シュッ シュッ!

打ってこないんだったら
こっちから いくぞ。

♬~

打ってこい!
シュッ!

もっと踏み込んで!
シュッ シュッ!

シュッ シュッ! シュッ!

シュッ! シュッ! シュッ!

シュッ シュッ!

次!

ナイスファイト!
(スタートの合図)

(あかり)お願いします。
はい。

シュッ! シュッ!

俺に勝てなかったら
京明の奥村には勝てねえぞ。

♬~

はい 次!
(江戸川)はい!

何やってんだ? あいつ。

シュッ シュッ!
(伊庭)ガード ガード。

ガード上げて! 打て!

♬~

はい 次!

♬~

ちゃんと対応できてんじゃん。

惜しい!

はい 次!

しっかり狙え
サモ・ハン・キンポー。 ほら。

うう~!! うう…!

ちょっと待って…!

はい 次 西条!
(西条)はい!

よっしゃ…。

(愛)いきます!
(スタートの合図)

イケイケだな。

♬~

おいおいおい…。

♬~

あっ…。

(終了の合図)

クソッ!
玉乃井!

(玉乃井)はい!

水分 取ってね。

(伊庭)いいよ! ステップ!
いけ!

いけ!
(伊庭)ステップ! ステップ!

(伊庭)打ち終わり。

ナイスガード! こい!

(伊庭)ナイス!

ナイスボディー。 こい! ほら。

♬~

次!

♬~

うっ… ううっ…!

♬~

(伊庭)コーチ 水。

(伊庭)汗 大丈夫ですか?
はい 次!

♬~

もう やめましょう!

♬~

コーチ!
(愛)コーチ!

♬~

(終了の合図)

ナイスファイト!
(天津)ありがとうございます。

はい 次!

先生。

次 誰だ!?

もう 無理やて。

もう 終わりか?

僕が… 僕がいきます!

友部くん…。
(伊庭)友部…。

♬~

よし。

いきます。

(スタートの合図)

ファイト!
(伊庭)ファイト!

シュッ! シュッ シュッ!

シュッ! シュッ シュッ!

(玉乃井)頑張れ!

♬~

そんなパンチじゃ倒せねえぞ。

♬~

桐沢さん!
(伊庭)コーチ!

大丈夫ですか!?
(伊庭)西山 水!

大丈夫ですか!?
桐沢さん! 友部くん!

もう やめよう!
ねっ。 やめましょう!

大丈夫ですか!? 桐沢さん。
大丈夫です… 大丈夫です。

ああっ…!

ねっ。 もう やめよう。
やめましょう!

京明との練習試合に出る奴は…。

(荒い息)

玉乃井。

水野。

天津に…。

友部だ。

やった…!

なんでや!

しゃあーっ!

そんなん おかしいやろ! なあ。

友部さんとやらせてくださいよ
コーチ!

絶対 俺が勝つから!

試合に出るのは友部だ。

いや…!

♬~

きっつ…。

友部を選んだんですか? あいつ。

友部くん 頑張りましたよ。
誰よりもスタミナがあったし

疲れてたとはいえ
桐沢さんを倒したんですから。

おお~!

それに 桐沢さんは
何も言わないけど

今の西条くんを出して
もし京明の選手に勝ったとしても

意味はないと思ったんだと
思います。

なるほど。

ボクシングって
一人 対 一人の個人競技だけど

部活になるとチーム戦ですよね?

違いますか?
ああ そうですね。

だから 桐沢さんは…。
正解!

えっ?

折原先生の
おっしゃるとおりだと思います。

なかなか あいつも
コーチらしくなってきたな。

そうですよね。

わざわざ知らせてくれて
ありがとうございます。

いえ。 近く通りかかったんで

甲斐さんに
知らせとかなきゃと思って。

じゃあ また。

折原先生。
はい。

また会っちゃったんですよ
おおした眼科の事務の子と偶然。

でもね やっぱり
史織ちゃんとは違いました。

祥ちゃん…。

もう 全然違う。
桐沢だって わかってるはずです。

あいつは ちょっと
びっくりしただけなんですよ。

それにね あいつ
最近 顔つき変わってきました。

ボクシング部の
コーチになってから。

史織ちゃんの事も

いい思い出になって
いってるんじゃないですかね。

もう 18年経つんだし。

だから 折原先生は
気にする事ありません。

どうして 私に そんな話…。

どうして?

ハハハッ… 本当にねえ。

だから 駄目なんだなあ 俺は。

じゃあ 練習戻ります。

♬~

(チャイム)

(美鈴)「はーい」

Go to Pizzaです。
(美鈴)「はーい」

やっぱり。

会った事があるって思ったのは
本当だった。

えっ?

甲斐さんに聞いたんです。

桐沢さんが ピザの配達も
やってらっしゃるって。

甲斐に会ったんですか?

それから 私が桐沢さんの奥様に
そっくりだって。

そんな偶然ってあるんですね。

でも 妻が亡くなったのは
18年前なので

全然 気にしないでください。

あっ これ

照り焼きチキンとハワイアンの
ハーフアンドハーフ Lサイズ。

3700円です。
3700円…。

(美鈴)ちょうどあります。

すいません。
ありがとうございます。

(美鈴)美希ちゃん ピザ来たよ!
(美希)やったー!

パパ お皿 お願い!
はーい!

(美希)やった やった やった!

ありがとうございました。
また お願いします。

♬~

♬~

(息を吐く音)

♬~

いってくるよ。

あいつらの事 応援してやって。

♬~

西条くん 来ませんね。

今 何時ですか?
8時54分です。

行くぞ。
(部員たち)はい!

♬~

♬~

(小野田浩志)待てよ おい!

ぶつかっといて謝んねえのかよ。

すんません。

(広山智樹)なんだよ その態度!
お前 松高の1年だろ?

先輩に向かって
調子のってんじゃねえぞ おい!

やめましょうよ。
俺は 今 機嫌悪いんや。

はあ?
(広山)なんだ? こいつ。

♬~

勝つよ。
(小野田)いきなり殴られたんです。

(西条)コーチが
俺を試合から外したから

イラついとったんや。
ボクシング部員が人を殴るなんて。

どうして そんなに冷静なの?

負けてもいいから…。
本当の事 言ってくれよ。

ああっ…!
(友部)コーチ!