未来への10カウント #7[字] …のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

未来への10カウント #7[字]

凄腕1年生部員・西条(村上虹郎)による暴行事件発生!?コーチ・桐沢(木村拓哉)は前代未聞の方法で西条や部員たちと向き合うが、その先には“あまりにも残酷な未来”が…!

◇番組内容
ボクシング強豪校・京明高校との練習試合の最中、コーチ・桐沢(木村拓哉)の采配で、出場メンバーに選ばれなかった凄腕の転校生・西条(村上虹郎)が上級生に殴りかかる事件が発生!?連帯責任で期間未定の活動停止を言い渡され、松葉台高校ボクシング部の部員たちは西条への怒りを爆発させる。桐沢は“これまでにない方法”で西条や部員たちと向き合うが…!?完全決裂の危機に陥ったボクシング部…さらに、西条の身体にも異変が!?
◇出演者
桐沢祥吾…木村拓哉
折原葵…満島ひかり
甲斐誠一郎…安田顕
伊庭海斗…髙橋海人(King & Prince)
水野あかり…山田杏奈
西条桃介…村上虹郎
日比野雅也…馬場徹
坂巻勝夫…オラキオ

玉乃井竜也…坂東龍汰
友部陸…佐久本宝
西山愛…吉柳咲良
江戸川蓮…櫻井海音
天津大地…阿久津仁愛
森拓己…大朏岳優
◇出演者2
間地真実…八嶋智人
折原楓…滝沢カレン
折原圭太…川原瑛都
井村和樹…石黒賢
大野倫子…富田靖子
大場麻琴…内田有紀
猫林はじめ…生瀬勝久
◇脚本
福田靖
◇音楽
林ゆうき

【主題歌】
B’z『COMEBACK -愛しき破片-』(VERMILLION RECORDS)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、都築歩(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
◇監督
河合勇人
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/10count/
☆Twitter
 https://twitter.com/miraten_tvasahi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/miraten_tvasahi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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  2. 本当
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  4. シュッ
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  8. 広山
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  10. ボクシング
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  13. 桐沢先生
  14. 自分
  15. 練習
  16. ドア
  17. 小野田
  18. 猫林
  19. 先生
  20. 伊庭

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

じゃあ 始めましょうか。

よろしくお願いします。

(一同)よろしくお願いします。

(小野田浩志)待てよ おい!

ぶつかっといて謝んねえのかよ。

すんません。

(広山智樹)なんだよ その態度!
お前 松高の1年だろ?

先輩に向かって
調子のってんじゃねえぞ おい!

やめましょうよ。
俺は 今 機嫌悪いんや。

はあ?
(広山)なんだ? こいつ。

(部員)第一試合 フライ級

赤コーナー
京明高校 牛山俊平くん。

青コーナー
松葉台高校 天津大地くん。

天津。
(天津)はい。

ビビんないで パンチ打て。

負けてもいいから 手ぇ出せ。
(天津)はい。

(ゴング)

待てや コラ!

天津 手ぇ出せ!

♬~

ストップ! ストップ ストップ!
(ゴング)

♬~

♬~

(ゴング)

♬~

♬~

♬~

ガード上げろ!

ガード下がってるよ!
上げて 上げて!

いけ!

(レフェリー)ストップ ストップ!

(ゴング)

おい…!
(間地真実)おいおい! おい!

何やってんだ!

何… 何やってんだ お前!
動くな! 動くな!

(携帯電話の振動音)

(部員)第四試合 赤コーナー
京明高校 奥村紗耶さん。

(拍手と声援)

(部員)青コーナー
松葉台高校 水野あかりさん。

(玉乃井)いけ 水野!

水野 前の試合 覚えてるか?
ボディーブローでやられました。

警戒しすぎて ガード下げたら
顔に来るからな。

気をつけろ。
はい。

えっ? ちょ…
ちょっと待ってください…。

桐沢さん。 西条くんが…。

西条?

(間地)私が見たのは

西条が 小野田くんを
殴り倒したところでした。

次に広山くんも殴られて…。

(間地)おいおい! おい!
何やってんだ!

いや 待ってくださいよ。
(大場麻琴)西条くんは黙ってて。

何があったの?

小野田くん。

こいつと肩がぶつかって
いきなり殴られたんです。

ちゃうやろ。

(広山)それから 俺も殴られて…。

(西条)いや そっちが先に
突き飛ばしたんやろ!

まだ痛いわ ここ!
(麻琴)そこにいた もう一人って?

澤です 1年の。
(猫林)その子は無事だったんだね。

逃げて助かりました。
(西条)いや 「助かった」って…。

(麻琴)小野田くんと広山くんに

大した怪我がなくて
よかったけど…。

(猫林)他の学校の生徒が
殴られていたら

えらい事ですよ。

っていうか あそこに
もし 警察官がいたら

現行犯逮捕ですよ。

まったく ボクシングやってる奴
ってのはな…。

なんで 俺だけが悪いんや!
(間地)ああ?

(ドアの開く音)
西条くん! なんて事…!

ボクシング部員が人殴るなんて!

折原先生。

校長先生 ごめんなさい。

謝らなきゃいけないのは
小野田くんと広山くんにでしょ。

小野田くん ごめんなさい。
広山くんも 本当にごめんなさい。

お前が謝れよ 西条。

(広山)お前 まだ
俺らに謝ってねえだろ。

なんで 俺が…。

お前が この2人 殴ったのは
事実か?

(間地)事実ですよ!
私が この目で見たんです!

西条に聞いてるんですよ。
(間地)ハッ…。

殴ったのか?

なら 謝れ。

これは
何が理由とかいう以前の問題だ。

西条くん!

ああ ああ ああ ああ…!
俺が悪いんや!

けど それは コーチのせいや!

(猫林)コーチ?

コーチが俺を試合から外したから
イラついとったんや!

京明との練習試合に出る奴は…

友部だ。

なんでや!

(間地)
えっ? えっ? えっ? ええっ?

ちょっと どういう事ですか?
桐沢先生。

♬~

お前のせいで
水野の試合は中止だぞ!

ボクシング部の連帯責任になったら
どうしてくれるんだよ!

やってもうた事は
しゃあないでしょ。

ああ?
(西条)もう 俺に構わんといてや。

(玉乃井)おい 待てよ。

玉乃井さんも殴られたいですか?

桃介!

(猫林)西条桃介は
反省指導という事で

3日間の自宅謹慎になりました。

ただ 今回の問題を
引き起こした要因として

西条が 京明高校との練習試合に
出られなかった

メンバーから外されたという
事実があります。

だから そういう話では…。

だって 自分で
そう言ってたじゃないですか。

西条は 担任の私に
ボクシング部の中では

自分が一番強いって
自慢してました。

(日比野雅也)
そうなの? 桐沢先生。

ボクシングテクニックとしては
そうです。

じゃあ どうして
西条くんを外したんですか?

それは 俺の判断で。

今のお前らの全てを
俺にぶつけろ。

それを見て 俺が決める。

コーチの判断ですよ。
どこの部活だって そうでしょう。

だから どうして外したのか
って事を聞いてるんですよ。

校長は 来年のインターハイで
京明高校に勝てと

そのための練習試合だと
おっしゃってましたよね。

それなのに 実力のある選手を
出さないなんて

意味がわからない。

今の西条くんを出すよりも

2年生の友部くんのほうが
代表にふさわしいと

桐沢コーチは判断したんです。

西条は納得してたんですか?
それは…。

(猫林)
誰もが強いと認めているのに

試合に出させてもらえないんじゃ
そりゃ頭にもくるでしょ。

(間地)そもそもが
凶暴な奴なんですけどね。

(日比野)そうなんですか?
そんなわけないじゃないですか!

日比野先生も
あれ見たら 絶対そう思うって。

獣みたいに
飛びかかっていったんだよ。

(坂巻)獣!?
(猫林)桐沢先生。

選手選考の基準っていうのは
なんだったんですか?

基準は特にありません。

えっ…。
ない!?

ないって 何?

強いて言えば…
友部の頑張りを認めたからです。

(猫林)じゃあ 西条くんと友部くん
試合をしたら どっちが勝つと?

だから そういう事では…。
恐らく 西条でしょう。

桐沢先生!
じゃあ 西条くんを

出せばよかった。
だから…。

(猫林)頑張りなんて
あいまいな基準で選ぶから

西条は ふてくされてたんですよ。

そりゃ 誰かを殴りたくなる。

元々 凶暴な奴なんだけどね。
違います!

(猫林)選手の選考方法が
公平ではなかった。

それは確かだ。

要するに
西条が人を殴った原因は

桐沢先生にあると。
ちょっと待ってください!

(倫子)それは
言いすぎじゃないですか?

確かに 部活は
教育の一環ではありますけど…。

教育する側の責任があるでしょう。
(倫子)いや そうですけど…!

桐沢先生。

言いたい事は 何かありますか?

確かに皆さんのおっしゃるとおり
責任は俺にもあります。

桐沢先生!
(麻琴)そうですか。

ボクシング部は
しばらく活動停止。

えっ?

これは 西条くん一人の問題では
ありません。 以上。

おい!

(ドアの開閉音)

活動停止…?

期限は未定。

(森 拓己)えっ なんで 僕らが

責任取らなきゃ
いけないんですか?

ふざけんな 桃介…。

途中から入ってきて
クソ生意気な態度で

それだけでも ムカついてたのに!

なんで あいつのせいで
僕らまで…。

練習させてください コーチ!
私 納得できない!

私たちも納得できていません。

でも ボクシング部員が
外で人を殴ったの。

これは 本当に大変な事なの。

(友部)桃介…。

活動停止処分が解けるまで
ここへは来るな。

♬~

(ドアの開く音)

(西山 愛)あかり…。

伊庭くんも帰って大丈夫だよ。

余計な心配しなくていいから。

はい…。
ありがとう。

(ドアの閉まる音)

(ため息)

部員たちが怒るのは
よくわかります。

正直 私も同じ気持ちです。

桐沢さん
どうして そんなに冷静なの?

みんな あんな
ショック受けてるのに。

本当のところは
わからないじゃないですか。

本当のところ?

本当のところって なんですか?
殴った事は事実なんですよ。

わかってますよ。

いや…
西条くんを正当化するのは…。

♬~

あのスパーリング 私 見てたの。

西条くんを外して
友部くんに決めたところ。

えっ…。

(麻琴)
やっと本気出してくれたのね。

高校時代の桐沢さんを
思い出したわ。

あの頃は ボクシング部の
マネージャーだったけど

今の私は ここの校長なの。

懐かしいからって

桐沢さんの味方をする事は
できないのよ。

今の高校生には
ああいうやり方は通じないの。

根性論とか
そういうのじゃなくて なんか…

ちゃんと説明して
納得させてあげないと。

そうでしょう? 折原先生。

…はい。

ここから 部をまとめるのは
大変よ。

本当に あと1年で
誰か一人でも京明に勝てるの?

(舌打ち)
(ため息)

勝つよ。

失礼致します。

なんで 断言できるんですか?

どうして
勝つなんて断言できるの?

わかんない!
もう 本当に わかんない!

まだ言ってるよ…。

普通さ コーチだったら
すっごい怒るでしょ。

でも 西条くんに
なんにも言わないの。

で みんなに責められたら

「はい 自分の責任です」
とか言って。

そのくせさ 校長先生には
「勝つよ」。

「なんで そんな事 言えるの?」
って言っても

なんにも答えてくれない。
ハハッ…。

顧問とコーチが

コミュニケーション
取れてないってわけね。

桐沢さんがおかしいの。

もう本当に 何考えてるのか
全然わかんないの。

そういうところがいいって
言ってなかった?

はあ?
お喋りな男より ずっといいって。

えっ いつ 私が言いました?
いつ? いつ? いつ? いつ?

寝言で言ってたのかもしれない…。
いいかげんな事 言わないでよ!

ちょっと!
もう 酔っ払いすぎ お姉ちゃん!

もういい。 聞きません。
あっ! やだ 楓…!

ちょっと 危ないでしょ!
水飲んでて!

圭太 お風呂入ろう。
(圭太)嫌だ。

ちょっと!
なんで!? お風呂入ろうよ!

お風呂! ちょっと…!
お姉ちゃん!

(広山)28!? 足 でかっ!

(小野田)お前 いくつだよ?
(広山)27.5。

大して変わんねえじゃん。
ハハハハハッ!

澤 お前は?

26です。

26!?
そんな奴いるかあ!

おい 中学生かよ お前!

(広山)小学生か お前は!
歩けや ちゃんと。

悪かった。

西条がお前らに手ぇ出したのも
コーチの俺の責任だから。

本当に申し訳ない。

(広山)いや
だから 先生に謝られても…。

マジでやばいっすよ あいつ。

退部させたほうが
いいんじゃないっすか?

それな。

ただ…
ボクシングやってる人間が

肩ぶつかったぐらいで
人殴ると思えないんだよね。

でも 実際 殴られてるし 俺ら。

だから 他に理由が
あるんじゃねえかなと思って。

理由ってなんですか?

そんなの ありませんよ。

(広山)行こうぜ 澤。

(小野田)
結局 西条 かばってんじゃん。

(広山)謝る気ないなら 来んな。

澤!
(澤)はい。

持てよ。
(広山)いいね それ。 ほい。

♬~

大野先生。

えっ なんですか?
俺 そっちのエリア行けないんで。

何?
いや…。

西条に殴られた2人と一緒にいた
澤くんって

先生のクラスですよね?

ええ そうです。

なんで 彼だけ
殴られなかったのかなと思って。

彼から なんか聞いてません?

逃げたからでしょう。
それは西条くんに聞かなきゃ。

じゃあ あの…。

西条の家の住所って
教えてもらえたり…。

それは駄目です。
桐沢先生は非常勤講師でしょ。

いや でも…
彼 ボクシング部員なんで…。

そうだけど…。

俺の教え子なんですよ。
そうだけど…。

やんちゃな子ほど かわいいって
いうじゃないですか。

そうだけど…。
ほら 部活も教育の一環ですよね?

私が教えたって
誰にも言わないでくださいね。

ありがとうございます。

♬~

えっ… これ 家?

(菅田)花王が ついに突き止めた…。
(賀来)「菌の隠れ家」

(間宮)除菌洗剤も漂白剤も ダメだった。

(杉野)新「アタックZERO」なら…。

(一同)いざ!
(松坂)バイオクラッシュ洗浄!

<「菌の隠れ家」までゼロへ。 新「アタックZERO」>

(菅田)洗濯槽にも潜んでいた…。
(賀来)ニオイ カビをかくまう 「菌の隠れ家」

(間宮)これじゃ 洗っても洗っても…。
(杉野)臭くなるだけ。

(松坂)そうなる前に 新「アタックZERO」だろ!
(4人)洗濯槽まで!?

<洗濯槽の「菌の隠れ家」まで。 新「アタックZERO」>

すげえな…。

(西条真知子)どうぞ。

ありがとうございます。
(真知子)いえ。

あっ どうぞ。

この度は 息子が
とんでもない事をしてしまって

本当に申し訳ありませんでした。

あちらの親御さんにも
お詫びしなきゃいけませんよね。

でも 今回は 松高の生徒同士の
喧嘩っていう事で

あまり大げさには
ならないみたいなんで。

桃介くんは?
ああ… 部屋に閉じこもってます。

あの…。
あの子は 昔から

しょっちゅう
友達と喧嘩してました。

だったら ボクシングでも
やらせとけって言ったのは

あの子の父親なんです。

私は 野蛮だからって
反対したんですけど…。

あっ ごめんなさい。
野蛮だなんて言っちゃって。

いえ…。

(真知子)それで
少しは おとなしくなって

よかったんですけど。

実は 私 桃介の事が
よくわからないんです。

うち 会話がなかったんで。
はい?

(真知子)あの子の父親は 大阪で
フレンチとかイタリアンとか

いくつも経営してる人
だったんですけど

もう 浮気ばっかり。

やっと離婚できて 私たち2人
横浜に引っ越してきたんです。

私は 元々 こっちの人間だし

大阪は性に合わなかったんで
せいせいしました。

このマンションは慰謝料で買って

生活費は あの人が
送ってくれるから 今は幸せ。

あっ…。

ごめんなさい。
余計な事ばっかり話しちゃって。

桃介 呼んできますね。

(ノック)

桃介!
桐沢先生がいらしてるわよ。

ボクシング部の桐沢先生。

ごめんなさい。

私 友達と約束してて
出かけなきゃいけないんです。

もし 出てこなかったら
勝手に入っちゃって構わないんで。

廊下を出て 一番手前の部屋です。

本当に
きつく言ってやってください。

あの…。

(真知子)あっ お紅茶
冷めないうちにどうぞ。

(ドアの開閉音)

(ため息)

(ドアの開閉音)

(西条)非常識な母親やろ。

そら こういう子供が育つわな。

(西条)今さら なんやねん。
学校で散々説教されたやないか。

あの 澤って奴
なんで殴らなかったんだよ?

澤?
3人のうちの1人。

ああ。 あのチビか。

あいつは逃げ出しよったからな。

わざわざ追いかけてまで
殴る気になれんかったわ。

なんやねん。

何があったんだよ?

はっ?

本当の事 言えよ。

気に入らんな。

自分だけは
お前の事 わかってるいう顔して。

そういう大人が一番嫌いやねん。

うちの母親な

友達に会うとか言うて
出て行ったやろ。

あれ ほんまはな

もう 新しい恋人ができたんや。

俺の周りは
そういう大人ばっかりやねん。

ボクシングは続けないのか?

このままだと

お前の事 部員の奴らは
受け入れてくれないぞ。

今度は脅しですか? コーチ。

西条。

コーチが俺を外したから
ムカついとったんや。

それで あいつらが
ぶつかってきたから殴ったった。

それだけや。

♬~

(西条の声)自分だけは
お前の事 わかってるいう顔して。

そういう大人が一番嫌いやねん。

(携帯電話の振動音)

(井村和樹の声)「井村です」

「この前は
久しぶりに会えて嬉しかった」

「話したいことがあるんだけど
どこかで会えないかな」

(井村)
ボクシング部のコーチは どう?

えっ?
(井村)いや コーチ始めて

いろいろ吹っ切れたって
言ってたから。

ああ…。

別に史織の事を
忘れたわけじゃないんですけど…。

なんていうか…。

心が軽くなった?

…はい。

あっ でも
部員が問題起こしたりして

結構 悩ましい事も
あるんですけど。

(井村)そうか…。

話というのはね 祥吾くん。

はい。

実は 駅の向こう側に
僕のお客さんがいてね

その人は いわゆる
土地持ちなんだけど

やきとり大将が大好きで
よく食べに行ってたって言うんだ。

それで 僕が君の話をしたら

もし また 店をやりたければ

自分が持っている物件を
格安で提供するって。

えっ?

(井村)いや まあ
酒の席の上での話だから

ノリで言っただけかも
しれないけど

でも 祥吾くんに
そういう気持ちがあるなら

引き合わせてあげたいと思ってね。

(井村)お節介だったかな…。

いえ。

どうする? 祥吾くん。

少し考えさせてください。

(井村)わかった。

その気になったら
いつでも連絡してくれ。

はい。 ありがとうございます。

(甲斐誠一郎)ジャブ。
ストレート。

よし。 ワンツー!
(西条)シュッ シュッ!

よし いいねえ!
ワンツー アッパーツー!

(西条)シュッ シュッ
シュッ シュッ!

もういっちょ!
シュッ シュッ シュッ シュッ!

よし! いいパンチだ。 よし。
シュッ シュッ シュッ シュッ!

こんにちは。 こんにちは。

(西条)
シュッ シュッ シュッ シュッ!

シュッ シュッ シュッ シュッ!
西条くん!

ここで何してるの!?
折原先生。

甲斐さん どうして

西条くんの相手してるんですか?
えっ?

家おっても
体なまって しゃあないやろ。

しゃあないわじゃない!
帰りなさい!

えっ? えっ? えっ?
あ~あ。

せっかく
ええ気分で練習しとったのに~。

「に~」じゃない。 もう!

なんやねん。

俺だけが悪者なんか…。

えっと… つまり

西条は 上級生を殴って
謹慎中だった。

はい。
何も知らない僕は

あいつが来たから喜んで
練習相手になってやってた。

そうです。
ああ~…。

で 折原先生は

西条がここにいると知ってて
来たわけじゃない。

たまたま来たら あいつがいたんで
びっくりした。

たまたまじゃありませんけどね。
たまたまじゃない?

桐沢さんの事です。
ハハッ… やっぱり?

桐沢さんって 昔から あんな
淡々とした人だったんですか?

淡々?

ボクシング部員が
外で人を殴ったんですよ?

そりゃえらい事ですよ。
なのに いつもどおり。

いや 何か考えてるとは
思うんですよ。

どうですか?
うーん…。

まあ 確かに
あいつは いろいろあったから

なんか 世捨て人みたいに
なっちゃってましたけど。

今はね…。
でも 時々は見せるんですよ。

ドキッとするような顔。
ドキッ?

でも また すぐ 元に戻っちゃう。

えっ 違う! ドキッて
そういう意味じゃないですよ。

ハハハハ… もう もうね…。
本当に。

もう やめましょう この話はね。
いや 本当に 本当に。 本当に。

桐沢の事は
僕には よくわかりませんから。

いや 親友じゃないですか。

もう 出ましょう。
この部屋は臭すぎるから。

甲斐さん!

オーノー…。

いえ… あの…
私は 顧問として 桐沢さんが…。

桐沢に直接聞いてください。

これ以上
僕 困らせないでください。

甲斐さん。
あっ…。

すいません なんか…。

澤くん。

さよなら。

いやいやいや…。

最初に言っとくけど

俺は お前に対して
なんにも怒ってないから。

ただ 本当の事が知りたいだけ。

西条の事は もう…。

広山と小野田と
よく一緒にいるみたいだけど

仲いいの?

どうなの?

…仲いいです。

俺には
そう見えなかったんだけど。

本当は
いじめられてるんじゃないの?

…違います。
本当の事 言ってくれよ。

西条だって そこまで
馬鹿じゃないと思うんだけどさ。

ボクシング部員が人を殴ったら
どうなるかって事ぐらい

わかってると思うし。

なのに
あんな事したっていうのは

なんか
理由があるんじゃないかなって。

その 肩がぶつかったからとか
そういうんじゃなくて。

澤くん。

本当の事 言って。

(せき払い)

お前は なんにも悪くなかった。

だから 西条は
お前の事を殴らなかった。

だから… だからこそ…。

いや 俺は思うんだけど

お前は 本当の事を言う責任が
あるんじゃないかなと思って。

お願い 澤くん。

…そうです。

俺は家来です。

いじめられてます。

あの時…。

やめましょうよ。
俺は 今 機嫌悪いんや。

はあ?
(広山)なんだ? こいつ。

♬~

僕が悪かったです。 ごめんなさい。

わかりゃいいんだよ。

(広山)最初から
そうやって謝るんだよ。

行くぞ 澤。
(澤)痛いです! 痛いです…。

痛くねえよ。

おい!

待てや コラ!

お前ら そいつ いじめてんのか?

しょうもない事 やめえや。

はあ?

そういう奴が 俺 一番腹立つねん。

お前さ 今 謝ったくせによ…。

それと これとは 別やろ!

(ぶつかる音)

あっ… 痛っ…!

ああ…。

やんのか? 1年生。

なんだ コラ!

お前…!

こんな奴らに家来にされて
悔しないんか? お前。

なあ?

おい…!

ごめんなさい…。

ごめんなさい…!

(すすり泣き)

ありがとな 話してくれて。

(すすり泣き)

♬~

<100%モーターで駆動する イースマート>

<それは 小さな電動車のために生まれた>

<爽快電動SUV>

<ロッキー イースマート ダイハツ>

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

(ノック)
(麻琴)どうぞ。

お呼びでしょうか? 校長。

小野田くんと広山くんを
呼んでください。 担任の先生も。

かしこまりました。

(ドアの閉まる音)

西条くんが彼らを殴ったのは
悪い事です。

でも その理由には
配慮すべき点がある。

処分は解除!

ボクシング部は
練習を再開してください。

西条くんは 明日から学校に。

ありがとうございます!

私が間違ってましたね。

なんにも聞かないで
西条くんの事 責めちゃった。

それは仕方ないですよ。

すいません。

西条くんに
なんて言ったらいいんだろ…。

(ため息)

わかってるんですよね。

すぐ 感情があふれちゃって

思った事 口に出しちゃう
自分の性格。

桐沢さんみたいに
冷静になれないの。

だから駄目なんだよって
楓にも いつも言われてるし

圭太にも
我慢もさせてきちゃったし。

圭太?
いや…。

私と元旦那さんが こう…
感情的になって言い合いとかして

それで 別れる事に
なっちゃったんですけど。

桐沢さんみたいな人だったら
よかったのに。

あっ! 違います。

いや 結婚は関係ない。

えっと あの…
ああ… あれです。

桐沢さんがコーチでいてくれて
よかったなって

言いたかっただけです。

いや…。

西条くんの事も
私一人だったら

誤解したままだった
かもしれないし

水野さんの時も
江戸川くんの時も

桐沢さんには
いつも助けられてばかりで。

そんな事ないですよ。

ありがとうございます。

いや 桐沢さんには
ちゃんと お礼が言いたくて。

いや 礼なんて言われる事
してませんよ。

そう言うと思ってましたけど
いいんです。

私は 桐沢さんに感謝しています。

あっ でも 西条くんが復帰できて
よかったです。

今のところ

京明に勝つ可能性のある
一番の選手ですもんね。

いや でも…。

えっ?
どうなんですかね?

いや… 西条の事 決めるの

俺たちじゃ
ないんじゃないですかね。

♬~

(麻琴の声)ここから
部をまとめるのは大変よ。

本当に あと1年で
誰か一人でも京明に勝てるの?

♬~

(桐沢の声)このままだと

お前の事 部員の奴らは
受け入れてくれないぞ。

♬~

お待たせ!
おお お疲れ! どうだった?

(校内放送)「ボクシング部の部員は
練習場に集まってください」

「繰り返します。
ボクシング部の部員は

練習場に集まってください」

じゃあ 西条くんは
澤くんを助けようとして…。

肩がぶつかったってだけで
喧嘩したわけじゃなかったの。

それは 助けようとしたって
本当に本人が言ったんですか?

それは…。

ただ ムカついて殴っただけかも
しれないじゃないですか。

どっちにしても殴ったんじゃん。

(友部)いや でも
もし 先生が言ってる事が

本当だったとしたら…。
(天津)本当だったら

西条は ここに来てますよ。
帰っちゃったのかな? あいつ。

やましい事があるからだろ。
そんな事 言わないで。

澤が言った事は本当だよ。

それでも 西条の事を
許す気にはなれないか?

許せません。

玉乃井くん…。

俺は桃介に
戻ってきてほしくありません。

私もです。

もう一緒にやりたくありません。
(友部)水野…!

(愛)私は
戻ってきてもいいと思うけど。

1年生は?

僕は もう あいつとは…。
やりたくないです。

あっ 僕は…!

…わからないです。

みんな もっと ちゃんと考えて。

西条くん ずっと
ボクシングやってきたんだよ。

ここにいられなくなったら…。

甲斐さんの所で
練習すればいいじゃないですか。

そうだよ。

そんな…。

高校の大会には 松高の代表として
出るしかないんだよ。

甲斐の所で練習している西条を

その時だけ
ここの部員にするのか?

そんなの あり得ませんよ。

じゃあ 西条が
この部にいられなくなるとしたら

もう 高校の大会に出るチャンスは
なくなるって事だよな。

そうだよ。

プロになればいいじゃないですか。

プロ?
だったら 試合出れますよ。

お前ら それ 本気で言ってんの?

なあ。

♬~

(ため息)

折原先生 行きませんか?
えっ?

俺たち ここにいないほうが
いいと思うんですよ。

納得いくまで話し合って
結論出せ。

ただ 今のお前らは

とんでもない決断を迫られてる
って事だけ忘れんな。

行きましょう。

(ドアの開閉音)

もし みんなが 西条くんを
受け入れてくれなかったら…。

そんな事になったら
どうしよう…。

西条くん。

お前が なんで
あの2人の事を殴ったのか

澤って奴が話してくれたよ。

西条くん 何も聞かないで
本当にごめんなさい。

部員たちも
澤くんから聞いた事は知っていて

今 みんなで
西条くんの事を話し合ってるの。

自分が どう思ってるのか

しっかり伝えてこい。

西条くん…。

行きましょう。

友部は許せるのかよ?

あいつのせいで

京明との練習試合は
途中で止められて。

それまでだって
生意気な事ばっか言って

勝手な事ばっかり
やってたんだぞ あいつは。

私は どんなに強くても

部の和を乱す人とは
一緒に練習したくない。

元々 俺は
桃介の事は好きじゃないんだよ。

好き嫌いで片づけていいのか?

でも 桃介がいると
部の雰囲気が…。

悪くなるよな…。
(江戸川)うん…。

ミルクだけで
よかったんですよね?

はい。 ありがとうございます。

西条くん 行ってくれたかな?

(友部)でも 桃介は

いじめが許せなくて
喧嘩したんだよ。

(友部)僕だったら
見て見ぬふりする 絶対。

そういう
正義感の問題じゃないだろ。

(手をたたく音)

(玉乃井)殴ったんだよ。
ボクシング部員が

外で人を殴っちゃいけない
っていう

当たり前の事が
あいつはわかってないんだよ!

これからだって
絶対 問題起こす。

(あかり)絶対
私たちに迷惑かけると思う。

(伊庭)でも もし
桃介が謝ってきたら?

(玉乃井)謝んないっすよ。
1年生のみんなにも

ごめんって謝ってきたら?

それでも許せないの?

謝ってきたら…。

許すかも…。

♬~

あっ 圭太はどうしてます?
えっ?

ボクシング 練習してます?

ああ…。
楓が相手するの嫌がってます。

桐沢さんに
相手になってもらいたいみたい。

じゃあ 公園でって
言っといてください。

はい。

♬~

桐沢さんって
どんな高校生だったんですか?

ん?
いや どんなだったのかなって。

ずっとボクシングしてました。

いや ここも 今みたいな
進学校じゃなかったんで

部活終わったあとは 甲斐たちと
ずっとつるんでました。

つるんで 何してたんですか?

馬鹿話して笑ってました。

そういう桐沢さん 想像できない。

ただの高校生だったんで。

♬~

今でも 笑う事ってあるんですか?

ありますよ。
どんな時?

えっ だから…

お笑い見たり…。

お笑い見るんだ。
見ますよ。

へえ…。

♬~

圭太が また来てほしいって。

一緒に ご飯食べたいみたい。

ああ…。

楓も この間
楽しかったみたいだし

私も… 嬉しかったし。

♬~

ああ… じゃあ また
お邪魔させてもらいます。

本当に?
はい。

♬~

西条くん 行ってくれたかな…。

どうか みんなが 西条くんを
受け入れてくれますように。

誰にも迷惑かけないで
生きてる人っているのかな?

(伊庭)桃介だけが
特別じゃないと思うんだよね。

それなのに
許さないとか やめろとか…。

それって 逆に
いじめなんじゃないの?

何が いじめなんですか?

西条くんから ボクシングを
取り上げるって言ってんだよ。

(愛)そんな事したら

西条くんが殴った人たちと
同じになっちゃう。

そう思わない? あかり。

人を殴った事は
絶対に間違ってる。

でも 桃介がした事に

僕 ちょっと感動してるんだよね。

(友部)すごい奴なんだなって。

だから…

僕は 桃介を許したい。

いじめなんかじゃねえよ…。

(ドアの開く音)

(伊庭)桃介!
(愛)西条くん。

(西条)なんや
今日は練習せえへんのか。

京明に勝ちたいんやったら
休んでる場合ちゃうやろ。

(玉乃井)待て。
まず 俺らに言う事あるだろ。

そうだよ。 謝って。

桃介。

はい すんまへん。

なんだよ それ。 ちゃんと謝れ!
(西条)謝ったでしょ。

お前のせいで
部活停止になったんだぞ!

それだけじゃないよ。
今までの お前の態度とか

全部反省しろよ。
態度?

部活の和を乱すような態度だよ!

(あかり)わかってないの!?
(伊庭)みんな 落ち着けよ。

いきなり喧嘩腰は駄目だって。

西条くんも ふざけないで
ちゃんと謝ったほうがいい。

なんやねん 謝れ 謝れって
どいつもこいつも。

なんもかんも 俺が悪いんか?
(伊庭)そうじゃない。

なんも喋らんと
おとなしくせな

ボクシング部には戻さへん
いうんか?

ああ そういう事だよ。
違うでしょ!

違わないよ。

コーチに突っかかったり
みんなに悪態ついたり

そういうの やめてほしいって事。

無理やな。

(あかり)はあ?
(西条)そんなん 無理やわ。

黙ってボクシングなんか
できるかいな!

ボクシング部
戻りたくないのか? 桃介。

だから 桃介って呼ぶな
言うたやんか。

お前 先輩に向かって…
そういうとこだぞ!

(友部)玉ちゃん!
(西条)もうええわ! 誰が戻るか!

みんなで仲良う ボクシングごっこ
しとってください。

ほな さいなら。

(友部)桃介!
(愛)西条くん…。

桃介!

クソ…!

西条くん。

駄目ですわ。
えっ?

短い間でしたけど
お世話になりました。

♬~

西条くん!
ねえ 本当にそれでいいの?

本当にいいの?
もう無理やて。

どうしようもないわ。

西条くん!

(伊庭)コーチ。

決裂したのか?

あいつが
ちゃんと謝らなかったから…。

そうか。

一言 謝ってくれれば
私たち 別に…。

(ため息)

俺は お前らの事は責めてない。

西条と一緒に
ボクシングはしたくない

っていうんだったら
それでいい。

桃介は どうなるんですか?

それは あいつが決める事だろ。
お前らには関係ない。

(荒い息)

まあ 世の中には
いろんな人間いるからな。

生きるのが下手な奴とか

乱暴な言葉でしか
自分を表現できない奴とか。

そんな奴と付き合うのは
誰だって煩わしいし

自分たちと違う種類の人間を
受け入れたくないって思うのは

当然だ。

でも そういうのって

高校生だけじゃなくて
大人にも よくある事だから。

実際 職員室じゃ
俺が西条みたいな存在だから。

えっ?

はい 練習だ。 着替えろ。

いや ちょっと待ってください。
あの…。

ねえ みんな
本当にそれでいいの?

西条くん
もう 試合に出られなくなるよ。

ボクシング
やめちゃうかもしれないよ。

先生。

こいつらの事 子供扱いしたら
駄目だと思うんですよ。

俺は お前らの出した結論を
尊重する。

♬~

(手をたたく音)

ほら 練習だ。 着替えろ。

♬~

どうした?

西山さん。

水野!

♬~

♬~

なんで俺は… クソ…。

あっ… ああっ…!

(愛)西条くん!?
(友部)桃介!

(あかり)どうしたの? 西条くん!

(西条)ああっ…!
(友部)大丈夫か?

(愛)西条くん!

(友部)コーチ!
(愛)折原先生!

(あかり)コーチ!
(愛)先生!

(あかり)コーチ!

(友部)コーチ 早く!
(あかり)コーチ!

(愛)先生!
(荒い息)

(長谷川一隆)頭痛の原因は

頭を打った事による
外傷性くも膜下出血です。

(長谷川)一晩 入院して
問題がなければ大丈夫でしょう。

しかし それとは別の場所

ここに 小さなこぶがあります。

こぶ?
(長谷川)3ミリ程度の動脈瘤です。

動脈瘤?

先生 これは
治るものなんですよね?

残念ながら
自然に治癒する事はありません。

ない…?

(長谷川)怖いのは これが破裂して
脳出血が起こる事です。

ただ 可能性は
1パーセント程度ですから

今後の経過観察が必要になります。

もし 破裂したら?

(長谷川)その時は
重大な障害が残るか

死に至る可能性も…。
いや… でも その…

破裂しなければ
大丈夫なんですよね?

(長谷川)大丈夫です。
(西条)ボクシングは?

(長谷川)ボクシング?

いや… ボクシングはできますか?

(長谷川)それは…

無理です。

無理?

♬~

もうボクシングはできないって。

人生 生きてれば
こういう事だってあるんだよ。

あいつらに言ったんだよ。
来年のインターハイには

必ず出してやるって。

お前 一人じゃないからな!

圭太のお父さんに
なってもらえませんか?