【土曜ドラマ】17才の帝国 [新](1)「帝国誕生」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】17才の帝国 [新](1)「帝国誕生」[解][字]

17才の総理・真木亜蘭(神尾楓珠)が、実験都市「ウーア」で平清志(星野源)らと、AI・ソロン(声・緒方恵美)を駆使し、理想の政治の実現を目指す!脚本は吉田玲子。

番組内容
近未来・202X年。日本経済は没落していた。総理大臣の鷲田(柄本明)は、内閣官房副長官・平(星野源)に命じ、「ウーア」を立ち上げる。AIに選ばれた閣僚は、17才の高校生“総理”・真木亜蘭(神尾楓珠)ほか若者たちばかりだった。3か月後、真木に憧れる茶川サチ(山田杏奈)らも移住し、「ウーア」が始まる。早速真木は議会廃止を提案。支持率30%を切ったら辞任すると宣言する。17才の帝国の幕が開く。#君の声
出演者
【出演】神尾楓珠,山田杏奈,河合優実,望月歩,松本まりか,緒方恵美(声),綾田俊樹,加藤憲史郎,池津祥子,橋本一郎,ノゾエ征爾,染谷将太,杉本哲太,西田尚美,岩松了,田中泯,柄本明,星野源ほか
原作・脚本
【脚本】吉田玲子
音楽
【音楽】坂東祐大

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(荒い息遣い)

♬~

あ 多い 多い。

二礼 二拍手 一礼…。

(サチ)全部 お願いします!

多いでしょ…。

絶対 受かってほしいんです。

私は無理でも 彼には絶対。

お~ ハハハハハ…。

お待たせいたしました。 どうぞ。

彼は 理想の国を
作ることができる人なんです。

♬~

<私は 一つの痛切な願いを持っている。

私が この世に生まれたがゆえに
世の中が 少しだけよくなること。

そう認めてもらえることが
私の生きがいでもある。

リンカーン>

♬~

(モニター)「内閣府は今日 景気の動向を
示す指数を 75.5と発表。

前の月を5ポイント下回り
14か月連続の悪化となりました。

これは 地球温暖化が進む中

去年 全国的に
記録的な豪雨が相次いだことや

先月 首都圏で起きた地震の影響で…」。

(ノック)
(平)はい どうぞ。

平さん そろそろ…。

おい 来たぞ!
(シャッター音)

(シャッター音)

お待たせいたしました。

プロジェクト・ウーア発足記者会見を
始めさせていただきます。

本日 司会進行を務めます 平です。

このプロジェクトを
主幹として推進してまいりました。

(テレビ)「このプロジェクトは 3年前から
未来総合研究所を中心とし

官民一体となって 最先端の政治AIの
開発を行うことから…」。

(正樹)あ~ シソ忘れた。
サチ ごめん。 シソ取って。

今 ちょっと無理。
何 見てんだ?

あ~ 平。 好感度高いよな。

鷲田政権は こいつで もってんだって。
サチも ファンなのか。

もう… お母さんとは違うってば。

これから ウーアの参加メンバーが
発表されるの。

あ お前が落ちたプロジェクトのな?

それでは 鷲田総理より
プロジェクトの趣旨をご説明いたします。

よろしくお願いします。

(鷲田)
皆さんもご存じのように 今の日本は

サンセット・ジャパンと呼ばれております。

人口の40%を 65歳以上の高齢者が占め

半数近くが高齢者という 超高齢社会!

現に 我が内閣も 私をはじめ
ご覧のように高齢者ばかりですな。

(笑い声)

これでは 思い切った改革などできない!

これからの政界には
若い人材が必要なんです!

そういった人材を育てるために 我々は

量子コンピューターを使った政治を行う
実験都市を造り上げました。

それが この
プロジェクト・ウーアであります!

(シャッター音)

こちらの映像をご覧ください。

本プロジェクトは
独立特別行政区に指定されました

青波市で実行されます。

青波市は 鉄鋼業 造船業 漁業を
主な産業として発展を遂げてきましたが

ここに拠点を構えていた
一色重工業が撤退後

人口が減少し続けております。

しかしながら 青波市は
豊かな自然に恵まれ

利便性の高い
コンパクトシティーといわれており…

このプロジェクトを行う実験都市として
選定いたしました。

こちらにご注目ください。

この塔の中に 我が国初の政治AI
ソロンが設置されております。

ソロンは
トリ ヘキサ ノナと名付けられた

3機のスーパーコンピューターで
構成されています。

ソロン おはよう。 自己紹介を。

(ソロン)初めまして ソロンです。

ウーアの政治を効率化し
補助する役割を担います。

膨大なデータを収集し
人々の幸福度をはかりながら

一晩で5, 000回 理想の街を
シミュレーションすることができます。

そのデータをもとに
具体的な政策の提案も可能です。

街づくりはゲームとは違うだろ…。

トリ ヘキサ ノナって 何で3台も…。

AIが政策を決めるってこと?

(ソロン)お答えします。

「街づくりはゲームとは違うだろうな」。

はい これはゲームではありません。

遊んでいるのでもありません。

「何で3台も」。

3台は 性格が異なります。

トリは経済成長を ヘキサは生活文化を

ノナは持続可能性を重視し
異なる提案をします。

「AIが政策を決めるってことですか」。

もちろん 最終的な決定は
ウーアの閣僚によって行われます。

それでは ウーアを統治するメンバーを
発表させていただきます。

プロジェクトの期間は 暫定3年間。

15才から39才までの
10万人を超える応募者の中から

ソロンが選び出した4人です。

(テレビ)
「彼らが未来の閣僚となる期待を込めて

役職名は 内閣に準じるものとしました」。

まず 厚生文化大臣 林 完。

(ざわめく声)

林 完…。

(ソロン)教育 労働 福祉などを担当。

弁理士資格試験に合格後
インハウスローヤーとして勤務。

(テレビ)「財務経済大臣 雑賀すぐり」。

(ソロン)アメリカ アイオワ州グリッツ大にて
経済学を専攻。

同大学在学中 MBAを取得。

環境開発大臣 鷲田 照。

(ソロン)青波市出身。

環境保全 産業開発
ネットワーク構築などを担当。

(シャッター音)

そして 総理大臣。

(テレビ・ソロン)「総理大臣…」。

真木亜蘭。

(テレビ)「真木亜蘭」。

あ~! え! え!

(拍手)

え~! えっ! えっ!

(テレビを消す音)
え… え? ちょっと! 樹介!

(樹介)バトルイベント始まるから。
今!?

協力プレーに参加しないと。
自分の部屋でやってよ。

画面は 大きい方がいい。

(ソロン)総理大臣 真木亜蘭。

墨東高校2年 在学中。

(記者)17才だって…。
おいおい 大丈夫か…。

あ~!

それでは ご質問を受け付けます。

ご質問のある方は
挙手をお願いいたします。

2列目の女性の方。

(山口)報栄新聞デジタル報道部 山口です。

鷲田総理に伺います。

選ばれたメンバーは 全員25才以下。

しかも 総理… に就任する真木君は17才。

経験のない若者が
行政を行うことができるんでしょうか。

(真木)経験は… AIに蓄積されています。

それに… 経験は人を臆病にしたり
人を腐らせることもあります。

新しい都市づくりに必要なのは
変革と創造ではないかと…。

変革と創造の責任を
17才の君が取れるんですか?

このプロジェクトの責任者は
私でありますので

全ての責任は 私が負います。

皆様には このプロジェクトの推移を

厳しく かつ
温かく見守っていただきたい。

はい はい…。

(拍手)

(ドアの開閉音) (タエ)ただいま。
(正樹)お帰り。 今日 ハンバーグ。

(タエ)お~ やった~!
お帰りなさい。

ただいま。

樹介 これ いつからやってんの。

緊張したか? 照。 何を見てるんだ。

(照)ネットの反応を。

総理の孫だから選ばれた
そう言われてるんじゃないかと…。

そんなことは気にするな。

お前は 高校まで青波市にいた。

不動産 ゼネコン IT。

そういった業界とのパイプが
評価されたんだろう。

それは分かってるんですが おじい様。

平君。
はい。

じゃあ 僕は失礼します。

(ドアの開閉音)

いや~ まさか
17才の高校生が選ばれるとはな。

さすがに あんな若造に任せられんだろう。

君も 現地に行ってくれ。

このプロジェクトは
君が推進してきたんだ。

君の責任だ。

責任取れ。
総理…。

ウーアを成功させたら あれだ。

次は君だ。

(山口)若者とAIが治める10万都市…。

名前どおり ユートピアになるのか
ディストピアになるのか。

必ず成功させる。

このプロジェクトには
立ち上げから関わってきたんだ。

平君は応募しなかったの?

ああ。

真木総理は 高校生が政治を考える

未来創成塾っていう
オンラインサロンに参加してて

プログラミング・コンテストで
賞を取ったこともあるみたいだけど。

それ以外 特に目立った経歴はない。

どうして彼が?

最終選考では
ソロンとの対話が行われたそうだ。

(ソロン)正義とは何ですか?

命より大切なものはありますか?

対話は 「ヘンペルのカラス」や
「テセウスの船」といった

思考実験にも及んだ。

それが3日間 計12時間。

結局 何が決め手?

それは ソロンにしか分からない。

え~ 真木君 おめでとうございます。

これからも応援しています。

(送信する音)
え~ これじゃ ただのファン?

(送信する音)
あっ!

あ 違う 違う… あ~。

え… え!? 真木君!? 本物?

(送信する音)
あっ 違う 違う… あ~。

大丈夫です。

あ…。
こんばんは。

こんばんは。

前に 未来創成塾のオンライン勉強会で
何度か…。

あ はい! 覚えてて…。

今日は… 茶川さんに
お願いしたいことがあって

ご連絡しました。

(正樹)サチは?
(タエ)自分の部屋。

あ 明日 俺 おやじんとこ行ってくる。

あ うん。

一人にしとくのも心配だけど
うちで引き取るってわけにもな。

お父さん お母さん!
ん?

私… 総理の補佐官になる!

今度 政治家になりたいわけ?
ジャーナリストじゃなくて。

(正樹)
将来の夢があるってことは いいことだぞ。

将来じゃなくて 今!

茶川さんに ウーアの閣僚に
入っていただきたいんです。

だから ウーアに行く!

ウーアって 今日 発表してた…。
そう! 見た?

いや だって落ちたって言ってたじゃない。

いや 私 真木君と同じ政治について学ぶ
オンラインサロンに参加してて

善意についてのシステムとか
発表してたから

私の意見とか提案とかを
評価してくれたんだと思う。

だからね 私… ほら 見て。
ねえ ちょっと落ち着いて。

うん そんな急にな…。
一人でも行く!

官舎もあるし お給料も出るって。

希望すれば 家族みんなで移住できるって。

しかも 家賃3年間無料なんだよ。

(タエ)え?
ほら。

(タエ)え ここなら
おじいちゃんも一緒に暮らせるかも。

暮らせる 暮らせる!
落ち着きなさいって。

そんなね 総理の補佐官なんて無理だよ。

大体 高校生がね
17才なのに政治の世界に入るとか…。

高校生が… って。

大人が… 今の大人が
ちゃんとしてくれないからだよ!

お父さんもお母さんも 今の社会について
ちゃんと考えたことある?

うちだって社会の一部だよ。

うちにだって
いろんな問題があるじゃない。

おじいちゃんは おばあちゃんを亡くして
一人で暮らしてる。

お父さんは 会社の業績が厳しくて

リストラに遭って
なかなか再就職が決まらない。

樹介は いじめられて学校行かなくなって。

家庭内の問題だけじゃない。

今の世の中には もっともっと

どうにかしなきゃいけない問題が
あるでしょ!

大人は みんな 世の中の問題より
自分たちのことばっか考えてるでしょ!

いろんな問題から目を背けてるでしょ!

政治家の人たちだって そう!

問題 解決するどころか
問題ばっか起こしてるじゃん!

高校生だって… 17才だって不安なんだよ。

今が 未来が。

だから どうにかしたい。

それで 私
今回のプロジェクト・ウーアに…。

サチ姉 うるさい。

あ…。
ウーアが何なの?

いや 私が どうしても行きたいって…。

ウーアって どんなとこ?

海がある。

茶川さんに ウーアの閣僚に
入っていただきたいんです。

補佐官として。

真木君。 こちらへ。

こちら 青波市の前市長で
市議会議員の保坂さん。

そして 同じく議員で
商工会会頭の佐伯さんです。

よろしくお願いします。

ウーアの総理大臣を務めます
真木亜蘭君です。

真木君 真木君は真ん中へ。

ありがとうございます。

(司会者)
皆様 大変お待たせいたしました。

本日から ここより先は
独立特別行政区 ウーアとなります。

皆様 ご準備はよろしいでしょうか。

どうぞ!

(司会者)
テープに はさみが入れられました。

ウーアの幕開けです!
(拍手)

(拍手)

よ~し 上がるよ。

(ソロン)ウーアへ ようこそ。
移住手続きですね。

あ はい。
こちらへどうぞ。

(ソロン)静脈認証が終了しました。
転入手続きが終了しました。

顔認証が終了しました。

お一人ずつ 機械の前にお進みください。
はい。

(案内員)
では カメラの方を向いてください。

回った!
ハハハハ…。

すごい
海外に来たみたい。

(ソロン)顔認証が終了しました。

何だか 個人情報まで

全部
吸い取られちゃうみたいだね。

(ソロン)転入手続きが終了しました。

(案内員)ウーア内で使える
スマートグラスとリングです。

カメラと
網膜投射型のディスプレーを搭載した

拡張現実型ウェアラブル端末です。

リングは 皆さんの健康状態
心理状態を瞬時にチェック。

ヘルスケアも助けます。

このデバイスで いろんな行政サービスが
受けられるんだって。

ウーアの住民の幸福度も
提示されるんだって。

へえ~ 幸福度ね…。

あ これで動くんだ。

へえ~。

何だろう。
(タエ)何かすごい人出てくるんじゃない?

えっ。 あっ!

茶川さんですね。
あ…。

ウーア・プロジェクトマネージャーの
平です。

えっ あの…。
ソロンから 移住手続きが

終わったとの連絡が入ったので
お迎えに参りました。

ご家族の方ですか?
はい!

いろいろと ご心配なことも
おありでしょうが

何かありましたら私までご連絡ください。

直接の連絡先を
デバイスにお送りしておきます。

でっ だっ でっ… デバイス!
はい。

早速ですが 茶川さん
今から官邸へ行くことはできますか?

かんてい?
はい。

は… はい 大丈夫です。

茶川さんは…。
あ はい。

真木君と同じオンラインサロンの
メンバーだそうですね。

はい。 オンラインで行っている
勉強会や討論会で

何度か会ったことがあって…。

選ばれるのは彼しかいないって
信じてました。

そうですか。

あ スマートグラスをつけてみてください。

この街の情報が出てきますよ。
あ…。

うわ~。

(ソロン)ウーア市役所です。

官邸は まだ先です。

「本日から ここより先は
独立特別行政区 ウーアとなります」。

(亮子)今日からウーアですか。

(三山)市長が17才って…。

(亮子)市長じゃなくて 総理だそうですよ。

何か おままごとみたいだな。

あ 商店街。

(ソロン)狸穴商店街です。

いや~ たくさん
人 越してくるんでしょ?

(ひよ子)ね。
(聡)どんな連中が越してくるんだか。

変に気取った人たちじゃなきゃいいけど。

あ 100ね 100。
はいはい。

(ソロン)青波崎漁港です。

(ソロン)茶川サチ家 この先100mです。

茶川家100m… えっ あれかな?

(タエ)あっ あっ 見て! すご~!
すごい すごい!

わっ! 洗濯機もついてる!
お父さんの部屋。

すごい!
ね。 すごいな。

(正樹)何… あっ テレビでかい。
何だ これ。

(タエ)思ったより 中 広いね。

まあ 3年間住むとして
その間に そこそこ貯金もできるかもな。

サチの任期が終わっても

希望すれば そのまま
ここに住むこともできるって。

いや 3年間っていう約束だろ?

タエだって 前の中学校 気に入ってたし
お父さんだって戻りたいよな。

(大樹)俺は どっちだっていい。

なるべく お前たちの迷惑にならん方で。

ここが官邸です。

ここが…。

今から100年前
大正時代に建てられたものです。

この奥が閣議室になります。

執務室は
閣議室の階段を上ったところにあります。

真木君の意向で 元ある建物を
リノベーションしたんです。

あ…。

本当に来てくれたんですね。
はい 来ました!

あ…。

改めまして 真木です。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

閣僚の皆さん 閣議室にお集まりください。

(完)平さん おはよう。 おはよう。
(すぐり)おはようございま~す。

ソロン おはよう。

(ソロン)おはようございます。

それでは これより
閣僚会議を始めますが

真木君の意向により
閣議は オンラインで配信されます。

あの それに加えて

ふだんの各官僚の執務の様子も
毎日 配信したいと思っています。

いきなり
こういうプロジェクトが始まって

知らない人間がやって来て
この街の皆さんも不安だと思うんです。

ですから 僕らが何をやっているのか
見えるように と…。

(ソロン)承認があり次第
直ちにプログラムを追加します。

それは もう少し検討してからでも。

(完)鷲田大臣は反対ということですか?

え… 別に そういうわけでは。

メリットは3つ。 1 ウーアの住民に
政治を身近に感じてもらうことができる。

2 ウーアの住民が
行政を監視することができる。

3 ウーアの住民が
行政に意見を述べることができる。

同意します。
採決して 本日の会議を開始しましょう。

会議が5分遅れると
生産性が8%下がることになります。

真木君 鷲田君の言うとおり

閣僚の業務全てを
監視されるというのは…。

権力は腐敗します。

監視の目がなければ。

僕は ウーアの行政を できうる限りを

皆さんの目に見えるものにしたいと
そう考えています。

分かりました。

各閣僚の執務の様子も配信する
ということは

私は
プロジェクトマネージャーですので

配信からは除外ということで
よろしいですね。

真木総理。

あ… あの!

これ! 母から皆さんへと!

とちおとめクッキーです!

(すぐり)とちおとめ?
(完)いいじゃん。 キームンに合いそう。

(照)何? き… き? え 何?

ソロン。

(ソロン)インドのダージリン
スリランカのウヴァと並ぶ

世界三大銘茶の一つと
いわれております。

紅茶のブルゴーニュ酒と
いわれることもあります。

説明をありがとう ソロン。

それでは 閣僚会議を開始します。

お サチ姉たちの会議 始まるよ。
えっ!

(ソロン)閣僚会議のライブ配信を開始します。

(ライブ配信が始まる音)

ウーアの住民の皆さん
総理に就任しました 真木です。

(佐伯)実験都市に名乗りを上げれば
多くの予算がおりるし

人も増えるっていうから応募したのに…。

(保坂)まさか鷲田から
こんな仕打ちを受けるとはな。

まあ でも保坂さんには 特例で
市議会に ポストが用意されましたから。

こんな子供みたいな連中
ガツンとやってください。

あのガキどもはな 無駄なものを切り捨て
効率化を進めるためのコマだ。

これより 市議会提出に向けて

来年度の予算案の審議を
行っていただきます。

お願いします。

そもそも 市議会って必要なんですか?

(テレビ)「市議会って必要なんですか?」。

廃止するとどうなる? ソロン。

(ソロン)市議会予算2億7, 000万の削減。

住民の幸福度は 3年後に
1.35ポイント上昇します。

いや その根拠は?

(ソロン)削減された経費を
ほかの分野に回せます。

更に 議員を介さない方が

今 住民が必要としているものを
スピーディーに実現できます。

議員は必要でしょう。

議員は 各所の意見を聞いて
調整するために…。

それも ソロンでできます。

(ソロン)私が直接 住民全員の意見を
集計 分析します。

街全体が議会になるんです。

(テレビ)「ソロン 住民の声を」。

ぼくも 議員のひとりになるんですか。

(テレビ・ソロン)「はい そうです」。

増えた!

(ソロン)現在 配信を視聴している住民は
およそ6万人。

そのうち 78%が
市議会廃止に共感しています。

(完)僕も賛成。
投票率の低い選挙で選ばれた人が

住民の声を代表するより 全然よくない?

(ソロン)過去30年分の
青波市議会議事録を検討しましたが

毎年 不適切な予算案が
議会で可決されています。

私も分析しましたが
利権・癒着によるものか

不必要な歳出が かなりあります。

教育 福祉 医療 文化支援は
全然足りてないんだよね。

それが
住民の幸福度を下げてるんじゃない?

納得していただけたでしょうか。

では 議会は廃止…。
いや~…

一つだけ言わせてください。

市議会には 君たちを監視し
暴走を止める役割があります。

この会議をはじめ
僕たちの議論は 全てガラス張りです。

街全体が議会になるということは

ウーアの住民全員が
僕たちを監視できるんです。

ですが…。
毎週 支持率も集計します。

いや 監視ができたとしても

住民の皆さんには
君たちをクビにする権利がないんです。

(ソロン)それでは 支持率が30%を切ったら

私が総理を罷免できるというプログラムを
追加してはどうでしょう。

僕は構いません。

いいでしょう。

では 議会は廃止。

明日は 市の職員の削減についても
議論したいと思います。

えっ… 市の職員の削減って言った?

明日って言った?

(テレビ)「それでは これで
本日の討議を終了します」。

(ソロン)ライブ配信を終了します。
(ライブ配信が終わる音)

(すぐり)お疲れさまでした。

真木君 ちょっといいですか。

ああいった大きな改革案がある時は
事前に 私に相談してください。

ウーアの行政を滞りなく行うために

実際の政治経験をもとに
助言や指導を行うよう

鷲田総理からも言われております。

分かりました。

ですが
鷲田総理は こうおっしゃっていました。

思い切った改革を と。

改革は もう始まっています。

お言葉ですが 総理

ウーアは このままでは
3か月と もちません。

市議会を廃止するなど
法律上もありえない。

総理からも 是非 ご指導をお願いします。

(モニター・鷲田)「それは 君の役目だろう。

あんな若造一人扱えんようでは
総理にも総裁にもなれんぞ!」。

♬~

(スイッチを押す音)

もらっちゃっていいの?
あ はい どうぞ。

ありがとう。 宿舎で頂くね。
宿舎?

うん。 真木君は官邸に
専用の部屋があるんだけど

僕たちは ちょっと離れた場所に。

雑賀さんも官舎なんですか?

うん。 マゴもね。
マゴ…。

ワッシーね。
あ 鷲田さん…。 うん。

あいつ うざすぎる。
1人暮らしするの初めてらしくて。

洗濯機も使えないし
食器使ったら使いっぱなし。

ゴミも分別しないし。

サッチーは 家族と越してきたの?

サッチー? サッチー…。

あんたのことよ とちおとめ。
ハハ… うん。

ハハハハハハハ…。

いや… 皆さん 年上で
しかも すっごく優秀で…

私なんか閣僚でもないのにって
ちょっと落ち込んでたから

こんなふうにお話しできて
うれしくなっちゃいました。

いや そういうのも うざいから。
え。

なすべきことより 自分の感情や
立ち位置を心配しているところ?

あ お待たせ!

ごめ~ん。 待った?

ううん。
本当? ちょっと寒かったでしょ。

ただいま。 あっ お帰りなさいませ。
お帰りなさいませ。

お帰り。
ただいま。

会議 見たぞ。
何か 大変そうね。

いきなり議会を廃止するなんて
これから どうなるんだ。

(タエ)でも 予算が浮いて
ほかに回せるなら ねえ。

うちで議会するのはやめて~。

サチ姉。
ん?

サチ姉の顔 ネットに上がってるよ。

(タエ)え? 何 何?

あの 真木君…。

真木総理 そろそろ就任演説を…。

潮の満ち引きによって あそこには
いくつもの渦潮が巻くそうだよ。

大きいものだと直径10mを超えるという。

のみ込まれないようにしないと。

黒くて大きな渦に。

♬~

うわっ! でっけえな!

おい 見てみろよ…。
何だ おい…。

♬~

皆さん 初めまして。 真木です。

(テレビ)「恐らく 皆さん

ウーアの首長に まだ17才の僕が
就任したということに

驚かれていると思います。

ですが まだ17才だからこそ
思うことがあります」。

間違っていることを 間違っていると
言わない大人になりたくない。

欲望にまみれた大人になりたくない。

(モニター)「自分と自分の周りしか
守らない大人になりたくない。

そうなってしまう前に…」。

僕は 未来を創りたい。

ここで生きたいと思える社会を創りたい。

僕が ソロンと目指すのは…

癒着やしがらみを排した透明な政治。

人々の声を聞き 受け止める謙虚な政治。

助けを求める人々に
手を差し伸べ 救う政治。

救う政治。
救う政治。

以上です。

わ~ すごい!
(拍手と歓声)

(拍手)

理想に満ちた就任演説
ありがとうございました。

理想を 理想に終わらせないように
したいと思っています。

(ソロン)正義とは何ですか?

誰もが 自らの幸福を
追求できることだと思います。

(ソロン)命より大切なものはありますか?

私は 魂だと思っています。

(ソロン)人生の価値とは何ですか?

(山口)本日
プロジェクト・ウーアの首長に就任した

真木総理の就任演説が行われた。

(山口)
大人を弾劾し 大人になることを

拒むかのようなスピーチを
披露した彼が まずしたことは

市議会の廃止だ。

フフッ…。

(山口)任期半ばの20人の議員を
彼は 検討することもなく切り捨てた。

議会制民主主義の否定は ウーアが
独裁国家となる危険性をはらんでいる。

補佐官の茶川です! 茶川サチです!

(山口)真木総理が
ウーアに創ろうとしているのは

17才の帝国なのだろうか。

(ノック)
真木君… 真木総理。

♬~

≪そうそう 坂道がすごくてさ。

ここは海があって いい所だよ。

一緒に来れたら どんなによかったか…。

(ユキ)私は いつも一緒だよ 真木君。

うん。 ここで 僕の…

僕たちの国づくりが始まるんだ ユキ。

ユキ。

♬~

10年間 再開発に携わってきた人たちは
どうなるんだ!

問題ないでしょ。
あの どうして私を

補佐官に選んでくれたんですか?

失われたものは取り戻せないんだよ。

ソロン 街を作って。