【土曜ドラマ】１７才の帝国（３）「夢見る街」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

2022年5月21日

出典：EPGの番組情報

【土曜ドラマ】１７才の帝国（３）「夢見る街」[解][字]

真木（神尾楓珠）は、ＡＩによる職業の合理化を進めるが、住民は反発。支持率は３０％近くまで急落する。そんな中、サチ（山田安奈）と平（星野源）は真木の秘密を知る…。

番組内容
真木（神尾楓珠）の改革で、ＡＩ化による職業の合理化が進む。サチ（山田杏奈）の母で中学教師のタエ（西田尚美）もその対象となる。不要なものは切り捨てる、その政策に、住民の不満が噴出する。真木の支持率は低下し、総理罷免ラインの３０％に近づく。そんな中、母のことで真木への不信感を抱いていたサチは、平（星野源）とともに真木のある秘密を知る。それは、鷲田（柄本明）政権を揺るがしかねない衝撃的な事実であった。
出演者
【出演】神尾楓珠，山田杏奈，河合優実，望月歩，松本まりか，緒方恵美（声），綾田俊樹，加藤憲史郎，池津祥子，岡部たかし，染谷将太，杉本哲太，西田尚美，塚本晋也，岩松了，田中泯，柄本明，星野源ほか
原作・脚本
【脚本】吉田玲子
音楽
【音楽】坂東祐大

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

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キーワード出現数ベスト20

1. ソロン
2. 真木君
3. ウーア
4. ユキ
5. 支持率
6. 総理
7. 削減
8. 保坂
9. 鷲田総理
10. サチ
11. 職員
12. 大丈夫
13. 必要
14. 本当
15. お母さん
16. 世界
17. 総理君
18. 同席
19. 面談
20. 理解

解析用ソース（見逃した方はネタバレ注意）

(真木)では 議会は廃止｡

明日は 市の職員の削減についても
議論したいと思います｡

(亮子)市の職員の削減って言った？

(すぐり)必要なことだよ｡
ＡＩ化により何割かは削れるはず｡

(照)でも こういうことは もっと
根回ししてから行わないと反発が…｡

(三山)君が創りたいのは
君の理想の帝国なんだろ！

ウーアで暮らす皆さんの言葉は
できるだけ聞きたいと思っています｡

(平)真木君…｡ (保坂)あいつらが

あのソロンとかいう機械に
使われてるんじゃないのか！

いえ 真木君は

ソロンのマスターです｡

(ユキ)私は いつも一緒だよ 真木君｡

ここで 僕の…

僕たちの国づくりが始まるんだ ユキ｡

(テレビ)｢政治特区ウーアの
高校生総理大臣として話題の

真木亜蘭氏｡
議会の廃止など 積極的な改革を進め

支持率は 61％に上っています｣｡

俺より支持率高いじゃないか｡

想像したより頑張ってくれています｡

君 あの17才 好き放題させ過ぎだろ｡

そうかもしれません｡ いい意味で｡

保坂さんから話は聞いた｡

君のマスターは誰だ！

何の後ろ盾もなかった君を
20代で 衆議院議員に当選させ

官房副長官に抜てきしたのは！

総理｡

私が 今 仕えているウーアは

総理がおっしゃっていた
サンセット･ジャパンの 希望の朝日です｡

変化に戸惑う人々もいるでしょうが

もうしばらく
見守っていただけないでしょうか｡

ウーアは必ず成功させます｡

総理のためにも｡

あ～ 佐伯さん！

いや この度は
本当 申し訳ございませんでした！

(佐伯)我々は 裏切られたも同然だよ｡

いやもう 本当にすみません！

いや… 保坂さんも
本当に申し訳ありません！

保坂さんが どれほどウーアの設立に
力をお貸しくださったのかは

うちの祖父からも よく聞いております｡

祖父は 本当に
保坂さんに感謝してるんです｡

今 あの17才の支持率は何％だ？

(照)61％です｡
それが 30％以下になったら…｡

平君は 頼りにならん｡

青波市は 鷲田一族と生きてきた｡

君は あの17才を… 切るんだ｡

ソロン 職員の削減案を｡

(ソロン)トリ ヘキサ ノナ
それぞれの削減案を提示します｡

♬～

♬～

(照)＜私たちは 今までになかったものを

夢見ることができる人々を
必要としている｡

ジョン･Ｆ･ケネディ＞

♬～

切れって言われたって…｡

あ～！

切れんよ…｡

お～ うまそう｡

ワッシーも手伝って｡

(すぐり)あ～ ちょっと手で食べないでよ｡

うん… 君 料理の動画もあげたら？

そっちの方が稼げるんじゃない？
政治の世界に入るより｡

(完)ありがとう｡
人生を楽しめる人が

厚生文化大臣なんて いいと思うけど｡

２人とも気楽でいいな｡

(すぐり)
ワッシーは がんじがらめで大変そう｡

政治家にとって 支援者は不可欠だ｡

そういう支援者って
自分たちの立場を主張してばっかりで

住民は蚊帳の外｡

蚊帳の内側にいる人間が 実は害虫なのに｡

批判だけだったら 誰にだってできんだよ｡

誰にだってできることを
やるつもりはない｡

そういう内輪びいきの政治とやらを
変えるために ウーアに来た｡

(完)ほら２人とも 出来たよ｡
食べよう｡ 食べよう～｡

悪い｡ 今度 何かごちそうする｡

お礼なら これで｡

利用者が まだ少ないみたいだからさ｡

誰が使うの？ そんなの｡

あのとちおとめこそ お気楽じゃん｡

(サチ)え！ お父さん 仕事決まったんだ｡

(タエ)調理器具のメーカーだって｡
へえ～｡

(正樹)そういう道もあるのかって
ハッとしたよ｡

多分ね 隠れた適性を
判断してくれたんじゃないかな｡

ソロン様様だよ｡

ね｡ やっぱ
引っ越してきてよかったでしょ｡

まあ そうだけど…｡

あ そうだ これ見て｡
うん？

あ これ サチが前に言ってた…｡
そう｡

善意を送った方も 送られた方も
ポイントがたまる｡

へえ～ たまったら 何と交換できるんだ？

ソロン 説明して｡

(ソロン)更に 大きな善意と交換できます｡

でも まだ利用者が
20人もいってなくて…｡

だから お父さんもお母さんも
ジャンジャン使って｡

(正樹)お～ ふるさと納税みたいだな｡
(笑い声)

♬～

真木君！

善意ポイント 開始しました｡

もっと広まるといいんだけど｡

あ… 前に
同じようなシステムを考えてた子が…｡

それは…

あ 何でも…｡

どっかで お昼ごはん食べてから行く？

急な変更 大変申し訳ありませんでした｡
失礼します｡

(聡)おっ 総理君！
(ひよ子)よかったら持ってって 総理君｡

あれ 見たわよ｡
｢真木総理と話してみよう｣｡

いろいろ苦労してきたのね 総理君｡

(鈴原)お～ 真木君！
(ひよ子)あ ベルさん｡

(鈴原)本当 ありがとうな｡

うれしかったよ｡
(聡)ここを守ってくれたんだな｡

守ったのは ウーアの皆さんです｡

あ…｡

あ…｡
鷲田さんの息子さんでしょ？

あ…｡

お父さん うちの店… あ うち
この先で バーやってるんだけど

時々来るんだよ｡
あ… それはお世話になって…｡

じゃあ 僕は…｡
ああ…｡

あの よかったら
お昼 一緒に食べませんか？

あ… 鷲田大臣は高校まで こちらに？

ああ｡
お父さん ウーアにいらっしゃるんですね｡

まあ…｡

前は…｡

鷲田総理の第二秘書をされていたと…｡

よく知ってるね｡

今は…｡
君に関係ないだろ｡

いや… おやじは 政界から離れたんだ｡
７年前｡

だから もう…｡

♬～

回想 保坂さんから話は聞いた｡

君 あの17才 好き放題させ過ぎだろ｡

じゃあ 誰が世話するんだ
誰が助けてくれるんだ

そういう思いから 本を読んだり
プログラミングを勉強して

このプロジェクトに応募しました｡

(山口)
どうしてソロンは 彼を選んだのか｡

結局 何が決め手？

♬～

(山口)あの真木君って子
昔の平君に ちょっと似てる｡

大学時代 平君
お母さんの介護してたでしょ｡

司法試験受かったのに
政治の方へ行ったのは

そういう家庭環境もあるんだと思ってた｡

覚えてる？ ７年前のあの事件｡

来ました｡
総理！

牛間建設からの１億円の献金について
お答えください！

その辺りのことは
白井君に任せてあるから｡

全く 寝耳に水だよ｡
ですが 白井さんは

鷲田総理の第一秘書ですよね？ 総理！
総理！

白井さん 献金を報告書に
記載しなかったのはなぜですか？

(白井)思い出せません｡

鷲田総理への迂回献金ではないのですか？

そうした事実はありません｡

牛間建設側から小切手を受け取った責任は
あちらにいらっしゃる

鷲田総理の第二秘書官であり
ご子息でもある

光氏も同席されていたのでは？

記憶にございません｡

(議員たちのやじ)

(山口)秘書の白井さんは
穏やかで優しい人だった｡

♬～

(泣き声)

♬～

まだ追ってるのか？

結局 何も証拠は出ないまま｡

鷲田総理の息子も
政界を去って 故郷に戻った｡

今 ウーアの大臣をしてる
照君のお父さんね｡

(テレビ･すぐり)｢先進国の半数以上では
役所の窓口は無人です｡

自宅からも 24時間利用でき
住民の満足度も 非常に高いです｣｡

ソロン｡
(ソロン)ウーアの役所を

ＡＩ化した場合のイメージです｡

デバイスを使いこなすのが
難しい方のもとへは 職員を派遣します｡

学校も ＡＩ化を進めた方が
個々の生徒に適した授業が可能になるよ｡

ソロン 以上の意見を踏まえて
職員の削減案を｡

(ソロン)ノナ ヘキサ トリ
それぞれの案を提示します｡

ノナ案です｡ 10％の人員を削減します｡

現状への影響を
最小限に抑えることができ

３年後の住民の幸福度は
3.9ポイント上昇します｡

(ソロン)ヘキサ案です｡ 20％を削減します｡

再雇用先が不足し
新たな業種の開発が必要ですが

３年後の幸福度は
6.1ポイント上昇します｡

(ソロン)トリ案です｡ 50％を削減します｡

失業率の増加により
一時的に 社会不安は増大しますが

３年後の幸福度は 最も高く
11.5ポイント上昇します｡

私はトリ案 50％削減を支持します｡

ソロン 現在のウーアの財政状況の説明を｡

(ソロン)旧青波市は 財政赤字が続き

財政調整基金を取り崩して
補填してきました｡

そのため 基金の残高は

10年前の24億円から
４億円まで減少しています｡

このままでは 近い将来
財政再生団体にもなりかねません｡

僕も トリ案を支持かな｡

人件費を削減した分 必要なところに
必要な支援を届けたいからね｡

では 50％の削減を｡

(照)簡単にそう言いますが 真木総理｡

あなたは 切られる人々の生活のことを
考えてますか？

明日から仕事がなくなる
そのつらさが分かってるんですか？

17才の君に クビを切られる人々の痛みが
理解できるんですか！

あまりに無責任な政策じゃないですか！

攻めてますね｡
フフ…｡

真木君｡

３年間で 段階的に
50％を目標にしてはどうでしょう｡

いきなりでは 現場も混乱しますし
再就職のあっせんも追いつきません｡

分かりました｡

３年で 50％の削減を決定します｡

該当者の方には
連絡がいくと思いますが

再雇用先のあっせんには
全力を尽くしたいと思っています｡

この件に関する皆さんのご意見を
ソロンまでお寄せください｡

♬～

おっ 10％近く下がった｡

下がって喜ぶなんて どうかしてる｡

(照)いや 喜んではないけど…｡

君たち あんな年下の高校生に
振り回されて平気なの？

(完)むしろ 僕はワクワクしてるよ｡

経験を積んだ大人ができないことを
彼は やろうとしてる｡

むしろ ブレるな
妥協しないでくれって思うけど｡

あの～ お茶でもいれましょうか？

大丈夫だよ｡
やることないんなら帰ったら？

真木君｡

ウーアの総理をやると決めた時に思った｡

ウーアの人々のために政治をする｡

だから 妥協したり諦めたりはしない｡

でも 誰かの幸せをとると
誰かが不幸になることも…｡

大丈夫だよ｡

下がっても きっと持ち直す｡

平さんだって いつの間にか

真木君のこと
理解してくれるようになったし

みんな 真木君が
真剣に対応してる姿見れば｡

ごめん こんなこと言って…｡

ううん｡ 私でよければ いつでも｡

私は いつだって真木君の味方だよ｡

ありがとう ユキ｡

ユキって… 誰？

誰なの？

ユキは 子供の頃からの友達で…｡

今 どこにいるの？

遠い所に｡

もしかして…
私 ユキさんに ちょっと似てる？

やっぱり｡
そうなんじゃないかと思ってた｡

私 その人の代わりなんだね｡

違う…｡
違わないよ｡

だって そうじゃない｡

真木君は いつもいつも
私じゃなくて ユキさんを見てる｡

私の中のユキさんと話してる！

待って！ 違う 僕は…｡

だから どこにも… ごめん！

ユ…｡

真木君 私の名前すら覚えてないの!?

♬～

[ 回想 ] 茶川さんに ウーアの閣僚に
入っていただきたいんです｡

本当に来てくれたんですね｡

彼女もいないよ｡

僕は 未来を創りたい｡

ここで生きたいと思える社会を創りたい｡

♬～

茶川さんは？

(ソロン)体調不良で
欠席との連絡がありました｡

そうですか｡

それでは 閣議を始めます｡

(ソロン)旧青波市職員の
第一次退職勧奨者リストが完成しました｡

希望者には
特別給付金の導入も検討しています｡

これから面談が始まりますが
その際には…

僕も全て同席します｡

全て同席？

はい｡

それは…｡

皆さんの声を聞くと約束しました｡

皆さんの痛みを理解して
受け止めたいと思います｡

どうぞ｡
失礼します｡

全ての面接に同席すると

どれくらい時間がかかると
思ってるんですか？

恐らく ひとつき近くは｡

ウーアの総理として
ほかに やるべきことが

いくらでもあるはずです｡

それに 君が同席することにより

自分を切るのはこいつだ こいつのせいだ
というイメージがつきかねません｡

先ほどの閣議のあと ８％下がりました｡

それでも… 目先の支持率より

これからのウーアにとって
いい策を取りたいです｡

へえ～ この塔も
大正時代に建てられたんだ｡

そう｡
この服 かわいい！

デモクラシー女子 かわいい！
お ちゃんと覚えたね｡

うん｡ あ このころ あれでしょ？
ベルサイユのばら してたんでしょ？

それは フランス革命の時代｡
(笑い声)

茶川先生｡
はい｡

(正樹)いや～ しかし
そんな急に言われてもさ…｡

どうかした？

いや 何でもない｡

何かあったんでしょ？
何でもないって｡

あの～ サチが心配するようなことは
何にもないから 心配しなくて大丈夫｡ な｡

ちょ… いずれ分かることだから｡

(正樹)まあ そうだけど…｡

あのね… 実は今日 校長から
辞めてくれないかって言われた｡

(タエ)生徒とも
打ち解けてきたとこだったのにな｡

中学の社会は ＡＩの授業が増えるって｡

でも まさかね…｡

ごめん…｡

私が来たいって言ったから｡

でも 来なきゃよかった｡
そんなことないよ｡

ごめんなさい…｡

いいから 部屋に戻って寝てなさい｡

あ おなかすいてないか？
シチュー残ってるぞ｡

(職員)困ります｡

うちのローンも まだ残ってて

上は大学生 しかも私立の｡

下も来年 受験で…｡

せめて あと５年…
５年働かせてください｡

今から 民間の企業に勤めるのは不安です｡

というか そんなことできません｡

私 そんな能力ないんで｡

ソロンが
今回の対象者を選んだんですよね？

ばかばかしい｡

私は ソロンが
あなたを選んだことにも納得してない！

撤回を要求します！

♬～

全員と面談するなんて
ただの人気取りだろ｡

ワッシーが言ったんじゃん｡

17才の君にクビを切られる人々の気持ちが
理解できるのかって｡

理解しすぎて方針を翻さないといいけど｡

私 どうしたらいいでしょうか｡

なぜ私なんですか？

君みたいな子供に辞めさせられるのか｡

おかげで 人生めちゃくちゃだ！

本日の面談は以上です｡

お疲れさまでした｡

♬～

これが まだまだ続きます｡

はい｡

ありがとうございます｡

平さんにも立ち会っていただけるとは
思ってなかったので｡

少し心強いです｡

こういう場面こそ ソロンに…｡
いえ｡

皆さんの気持ちを じかに
しっかり受け止めます｡

総理君の支持率 一気に下がりましたね｡

60％あったのが 今は40％だ｡

あと一息だな 照君｡

(佐伯)じゃあ 保坂さん｡

え～ 皆さん 我々は 不当にも
議員を辞めさせられました｡

ですが あの総理君が
無事 罷免された暁には

ここにいる元議員の力を合わせて
市議会を復活させましょう｡

(一同)はい！

ここにいる鷲田 照君も
協力してくれるとのことです｡

(拍手と歓声)

(光)照｡

ほら｡

母さん 元気か？

こっちには来ないのか？

うん…｡

ほら｡

時々見てるよ 閣議｡

どう思う？
いや 俺が言うことは何も…｡

いや ここに住んでる人の意見として｡

どうなるのか 期待する気持ちと

どうなるのか 不安な気持ちと両方だな｡

あんなガラス張りで
何の根回しも 忖度もない

真っ正直なやり方で うまくいくのか｡

あの子が夢見るウーアは
多分 まだ誰にも見えない｡

誰も見たことがないような…｡

でも この先
あんなやり方で続けていけるのか｡

お前も 損な役回りになりそうで…｡

いや 大丈夫だな お前なら｡

どうかな｡

お前も実験していいんだ｡

ここは新しい実験都市なんだろ？

うまく立ち回ろうなんて思わなくていい｡

今までのやり方を捨ててもいい｡

そんな簡単に…｡
これは お前にとって いい機会だ｡

父さんから…
鷲田総理から離れた場所で

考えて 悩んで…｡

自分が決めた人生なら
人生に振り回されても耐えられる｡

現在の支持率は41％｡

ギリギリ40％台を保っています｡

(プロジェクター)｢もう もたんかもしれんな｡

このプロジェクト自体 潰れかねん｣｡

それは… ウーアを潰すわけには…｡

ソロンは 有効に機能しています｡

(ソロン)支持率は39％です｡

次の仕事が すぐに決まって
今より やりがいがあって

条件がいいなら考えます｡

(ソロン)支持率は36％です｡

まずいな｡

もっとほかにいるだろ クビにするやつは｡

(ソロン)支持率は35％です｡

嫌です｡ 絶対に嫌です｡

(ソロン)支持率は34％です｡

こんなことが許されるんですか｡

私は 辞めるつもりはありません｡

あなたの顔も 見たくない…｡

(泣き声)

(ソロン)支持率は33％です｡

♬～

大丈夫ですか？

一息つきましょうか｡

どっちがいいですか？

甘い方で｡

じゃあ微糖で｡ どうぞ｡

ありがとうございます｡

あの… 言いだしたからといって
全ての面談に出る必要はありませんよ｡

大丈夫です｡

どうして そうやって意地を張るんですか｡

一人一人 全員の声を聞いていたら
とてもじゃないですけど…｡

昔 誰も聞いてくれなかった僕の声を
聞いてくれた子がいたんです｡

いや やめて…｡
ほら…｡

や… やめてよ…｡
全部 落としちまえ！

ほい～｡

つまんねえの｡
帰ろうぜ｡

一人だった僕に 唯一 優しかった｡

はい｡
ありがとう｡

バイバイ｡
バイバイ｡

僕は その子に救われたから｡

でも その子は 10才で…｡

僕は その子を救えなかった｡

でも誓ったんです｡

真木君！

ん？
これ｡

｢リンカーン｣？

読んでみて｡
ありがとう｡

君のために 世界を変える｡

僕を救ってくれた君が
その優しさや正しさのまま…｡

笑顔で生きられる世界を創る｡

♬～

分かりました｡

♬～

茶川タエさん｡

(タエ)娘がお世話になって…｡

こちらこそ お世話になって｡

あの… ありがとうございます｡

無理を言って
この街に来ていただいたのに…｡

申し訳ありません｡

退職に… 応じます｡

うちには 小学生の息子もいるのですが

ソロンによる授業を見ました｡

家にいても 同級生と一緒に
授業が受けられて

苦手なところはリストにしてくれて

関心の高い項目は
興味の幅を広げてくれる｡

何より 勉強が楽しくなったって
言っておりました｡

息子だけでなく 私たち みんな
ウーアに来てよかったです｡

♬～

第一次退職勧奨者の面談が終わりました｡

ソロン｡

(ソロン)支持率は34％です｡

はあ～｡
なんとか持ちこたえたかな｡

よかった｡

次回は 新しい再開発計画が
議題となります｡

それでは 皆さん
本日もお疲れさまでした｡

(すぐり)お疲れさまでした｡
(完)お疲れさま｡

真木君？

真木君!?

(完)真木君！

(照)解熱剤が届きました｡
ありがとう｡

随分 無理してたんですね 彼｡

平さんは どう思いますか？

真木君の支持率が下がって
ソロンに罷免された方がいいのか

それとも このまま…｡

このまま 真木君が
ウーアの総理を続けたら

きっと新しい街が生まれます｡

父さんと同じようなことを…｡

会われたんですか？

会っちゃいけないんですか｡

あの事件のあと 誰も父さんに…｡

すみません｡

ユキ｡

ユキ｡

ユキ…｡

でも その子は 10才で…｡

♬～

ユキ…｡

(泣き声)

僕は その子を救えなかった｡

ユキ…｡

君のために 世界を変える｡

♬～

(ノック)
≪(タエ)サチ 入っていい？

うん｡

最近 官邸 行ってないみたいだけど
いいの？

お母さん 教師は辞めることにした｡

ちょっと 一度立ち止まって
休むのもいいかなって｡

サチ？
官邸 行ってくる｡ え？

お母さんが学校辞めなくていいように
真木君に頼んでくる｡

いや… サチ お母さん もう決めて…｡
私 総理の補佐官なんだから｡

それくらいしてもらったって いいよね｡

せめて それくらい｡

(ノック)
≪真木君｡

♬～

(山口)鷲田新政権に激震｡

鷲田総理の第一秘書である
白井柊吾氏が乗った乗用車が

東京湾に転落しているのが発見された｡

同氏と妻の葉子さん 長女の雪さんは
病院に運ばれたが 死亡が確認された｡

ユキ…｡

ユキ…｡

♬～

私は スノウ｡

17才のユキ｡

♬～

♬～

でっか！
待って そのまま載せるの？

総理の補佐官を辞めたいんですけど｡

亡くなった人をＡＩでよみがえらせて…｡

とんだ爆弾じゃないかね？
真木です｡

いらないものは切る｡
真木総理 辞めろ～！

彼には 我々がもう失ってしまった…｡
いいかげんにしろ｡

スノウに アクセスしましたか？

もっと ウーアを理想の世界にしよう｡

ソロンは失敗です｡